| 【発明の名称】 |
小型移動農機の尾輪体装着装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鎌田 直樹 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
【氏名】長谷川 満 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 後部にロータリ装置(4)を備えた小型移動農機において、移動用尾輪体(22)をロータリ装置(4)に設けた耕深調整ステー(16)下部又は、抵抗棒(14)下部に装着可能としたことを特徴とする小型移動農機の尾輪体装着装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は小型移動農機の移動用尾輪体の装着装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、機体の後部にロータリ装置を備えたこの種の小型の移動農機では、移動用の尾輪体を使用したい時には、耕深調整ステーの装着装置を外して全体を引き抜いてから、尾輪体用のステー毎入れ換えて再び固定する必要がある等の操作を繰り返し行っていた。(例えば、特許文献1参照) 【特許文献1】特開平8−317703号公報(第2,3頁、図2,8) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従って、上記従来技術の構造のものでは、機体の移動とロータリ作業とを繰り返す度毎に、これらの尾輪装置全体と耕深調整ステーとを取り換える等の作業は複雑で面倒であり、作業上効率が悪く不便であった。 本発明の目的は、上記従来の不具合を改善する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記目的を達成するため、本発明においては、後部にロータリ装置を備えた小型移動農機において、移動用尾輪体をロータリ装置に設けた耕深調整ステー下部又は、抵抗棒下部に装着可能としたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 本発明は、前記の如く、後部にロータリ装置4を備えた小型移動農機において、移動用尾輪体22をロータリ装置4に設けた耕深調整ステー16下部又は、抵抗棒14下部に装着可能としたので、路上走行を行う際に何ら支障を来すようなことはない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 本発明の実施の形態の一例を以下の図面に基づいて説明する。 図1は本願発明装置を備えた移動農機の作業状態での全体概略側面図であり、1は小型移動農機である歩行型の管理機の機体であって、通常の管理機同様に前方のエンジン2の動力で走行車輪3を駆動すると共に、後方にセットした作業機であるロータリ装置4に動力を伝達して農作業等を行うように構成されている。 ここで、5は変速操作レバー,6は運転用のハンドルであって、該ハンドル6には主クラッチレバー7,エンジンコントロールレバー8,作業時の直進性を維持するためのデフロックレバー9等の各種の運転操作装置が備えられている。 【0007】 また、上記ロータリ装置4には、中心部にある耕耘軸11の回転により周囲に複数個装着された耕耘爪12・・・が回転して耕耘作業等を行うように構成されている。 そして、14は耕耘反力防止用にその先端に抵抗板13を取付けた抵抗棒であり、16はその直後にあって、耕深を安定させるためにその先端に橇状の安定板15を装着した耕深調整ステーであって、後述するように上下の位置に調節固定可能となっている。 【0008】 更に、これらの周囲は外部に泥土等を飛散させないように、円弧状のロータリカバー17が前面を含む上面及び両側面を覆っていると共に、後面にもリヤカバー18がその基端(後述符号45)を中心に上下回動自在に装着されている。 更にまた、19は上記耕深調整ステー16固定用ブラケットであり、20はその上部で後方上方に向けて溶着した尾輪体装着用のステー、22は移動用の尾輪体である。 そして、上記ステー20の厚さは上記安定板15の厚さと略同一となっており、また、上記尾輪体22の脱着等については後述する。 【0009】 次に、図2,3は尾輪装着部分の要部を示し、図2(a)は側面図、(b)はワンタッチレバー装置部分の作用説明図、図3は要部の平面図である。 即ち、上記尾輪体装着用ステー20には、その平面部分に上記尾輪体22装着用の孔21が穿設されている。 一方、上記尾輪体22には、上部側の短い逆U字型プレート24が、下部側の長い逆U字型プレート25の上部に溶着されていて、両逆U字型プレート24,25の間には、上記ステー20の先端側が挿入出来る程度の空間部26が設けられている。 そして、下部側の長い逆U字型プレート25の頂部一側には、上記安定板15に尾輪体22を装着した時、上記リヤカバー18の干渉防止用ストッパ25aが一体状に溶着されており、該ストッパ25aの先端側は下方側に若干折曲されている。 【0010】 更に、長い逆U字型プレート25の先端側には、支軸27があって、該支軸27にて尾輪28を支持している。 従って、これらの構成により、上記耕深調整ステー16を上下の位置に調節移動させた場合でも、リヤカバー18はストッパ25aの先端側に当接する丈で、リヤカバー18が回転する尾輪28に直接干渉したり、リヤカバー18が尾輪28に巻き込まれて破損するようなことが防止される。 なお、符号29は上記支軸27の端部に尾輪28抜け止め用に挿入したピンである。 【0011】 また、上記上部側の短い逆U字型プレート24は、上面側に上記尾輪体22着脱用のワンタッチレバー装置Mを備えていて、尾輪体22が作業者の片手のみで簡単に着脱出来るようになっている。 即ち、ワンタッチレバー装置Mの構成は、図2(a)(b)に記載の通り、短い逆U字型プレート24の上部に逆U字型のプレート31を溶着し、該プレート31の上部中央にピン32が貫通する孔33を設けている。 そして、ピン32の上方にはくびれ部34を介して係止部35が設けられる一方、ピン32の下方側には、ピン32を短い逆U字型プレート24の孔23及び上記ステーの孔21に挿通した時に下限ストッパーとなる位置にEリング36が設けられており、ピン32の周囲には下端のワッシャ37を介して、上記プレート31の孔33の周囲との間に圧縮スプリング38が介在されている。 【0012】 更に、上記プレート31の側面上部一側には、クレビスピン39が固着されており、ピン32のくびれ部34に先端側を両側より挿通したL字状のレバー40が該クレビスピン39との間にはめ込まれている。 従って、尾輪体22を外す際には、上記ストッパ25aに下側より親指以外の4本の指を添えてその度毎にレバー40の上部内側を親指で押さえて握ることにより、レバー40が梃子の原理により、圧縮スプリング38を更に圧縮させて、図2(b)の如くピン32を上昇させるので、ピン32の先端側がステーの孔21との係合を解いて、ステー20から外すことが可能となるものである。 【0013】 次に、図4は、上記耕深調整ステー部の拡大図であって、(a)は側面図、(b)は底面図である。 即ち、該耕深調整ステー16の下部にある安定板15の平板部分の中央には、上記ステー20の孔21や短い逆U字型プレート24の孔23と同程度の大きさの孔42が穿設〔図4R>4(b)参照〕してあり、移動農機の機体1を路上移送するような際には、尾輪体22部分のみを上記ロータリ装置4の上方のステー20より片手丈でワンタッチで取り外して、この部分に再びワンタッチで取付けて、図5の装着状態とすることが出来るものである。 なお、図4の符号43・・・は、耕深を調節する際に位置を設定するための係止部である。 【0014】 また、上記実施例では、機体1を移動させる時に耕深調整ステー16の下部に、移動用の尾輪体22を装着する例を示したが、作業の内容や土質等により、耕深調整ステー16を外して作業を行うような場合には、抵抗棒14下部の抵抗板13に取付け用のピン32の孔を穿設して、この部分に取付けるようにしても良い。但し、この場合の抵抗板13の厚さは、上記ステー20及び安定板15の厚さと略同一であって、ピン32の嵌入する孔も他の孔と略同一である事が必要とされる。 従って、この場合でも、路上走行を行う際に支障を来すようなことはない。 【0015】 更に、上記尾輪体22は小型で簡単に着脱可能となるので、これを使用しない圃場の作業時に上記ロータリ装置4のブラケット19に設けたステー20以外の部分に取付け用のステーを設けて、装着することも可能となる。 即ち、図6に示すようにロータリカバー17の側面視略頂部で、耕耘軸11上に上記尾輪体22取付用のステー20aを溶着してこの部分に取外した尾輪体22を装着した場合に、ロータリカバー17を最前方へ移動してリヤカバー18を回動支点45を支点として上方に回動して後方側を開け、ロータリ装置4の耕耘爪12・・・を交換したり、作業後の洗車を行ったり、その他のメンテナンス等を行う際に、リヤカバー18が上記回動支点45を通る垂直線D−Dよりも前方側となるので、開放状態を維持することとなり、これらの作業がやり易く、便利となるものである。 【0016】 本発明の小型移動農機の尾輪体装着装置は、以上のような構成よりなっており、これらの作用について以下説明する。 先ず、作業者は図5の状態で、エンジン2を駆動して変速レバー5やエンジンコントロールレバー8等を操作して、作業圃場迄移動する。 そして、ロータリ装置4を駆動して耕耘作業等をする場合には、尾輪体22を安定板15より外す必要があるが、この時には、走行車輪3及びロータリ装置4の駆動を停止し(エンジン2を停止させた方が安全)、リヤカバー18を回動支点45を中心に回動させて上方に上げ、後方よりロータリ装置4内に片手を入れて、上記ワンタッチレバー装置Mを操作するために、4本の指を尾輪体22のストッパ25aに添えると共に、親指をレバー40に架けて強く握る〔図2(b)参照〕と、ピン32が上昇して安定板15の孔42から外れる。 【0017】 次いで、外した尾輪体22をその上方にあるステー20に装着する。 即ち、空間部26にステー20の先端側を差し込んで、ステー20の孔21の上方にピン32が位置した時に親指をレバー40から離せば、ピン32が圧縮スプリング38のバネ圧で下方に下がり、ピン32の先端側がステー20の孔21に入り、尾輪体22は装着される。 そして、このままの状態で変速レバー5を操作して、機体1を前進させると共に、耕耘軸11を回転させて耕耘作業等を行う。 このようにして作業を行い、作業を終えて路上走行する場合には、再び、尾輪体22に先程同様に片手を架けて、ステー20との係止を外して、元の安定板15又は抵抗板13にこれを装着して、路上走行すれば良い。 【0018】 即ち、本発明においては、従来のように長い支持軸の無い小型の移動用尾輪体22部分のみを作業者が片手を架けて、ワンタッチで簡単に取外し、ロータリ装置4の耕深調整ステー16や抵抗棒14の下部にワンタッチで装着する丈の簡単な操作で済み、しかも、小型ながら圧縮スプリング38の付勢力により確り取付けられるので、機体1の振動等で簡単に脱落するようなこともない。 また、その交換に当たっては、路上走行時に尾輪体22を装着しているこれらの耕深調整ステー16や抵抗棒14全体を交換する必要は一切無くなるので、着脱操作の取扱いが簡便となり、移動用の尾輪体22を不使用時にも、小型の移動用尾輪体22部分丈が機体1の上部側に装着されることとなり、小型の管理機であり乍ら、コンパクトに装着されることによって、作業者の運転の際の支障になったり、機体1の重心を損ねるようなことはない。 【0019】 更に、上記尾輪体22の着脱に当たっては、ワンタッチレバー装置Mによるので、作業者が片手のワンタッチ操作のみで迅速・容易に出来、レバー40の梃子の原理により、操作荷重も軽くなるものである。 更にまた、尾輪体22のストッパ25aの存在により、リヤカバー18を上下に移動調節しても、これが回転する尾輪28に接触したり、これを巻き込んで破損させるようなこともなくなるばかりか、上記ストッパ25aはワンタッチレバー装置Mの手架けとしても利用されるものである。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】移動農機の作業状態での全体概略側面図である。 【図2】尾輪装着部分の要部を示し、(a)は側面図、(b)はワンタッチレバー装置部分の作用説明図である。 【図3】同上要部の平面図である。 【図4】耕深調整ステー部の拡大図であり、(a)は側面図、(b)は底面図である。 【図5】移動農機の走行状態での全体概略側面図である。 【図6】外した尾輪体をロータリ装置の上方に装着した第2実施例の側面図である。 【符号の説明】 【0021】 1機体 4ロータリ装置 13抵抗板 14抵抗棒 15安定板 16耕深調整ステー 18リヤカバー 19固定用ブラケット 20,20aステー 21,23,33,42孔 22尾輪体 25aストッパ 26空間部 28尾輪 31プレート 32ピン 38圧縮スプリング 40レバー Mワンタッチレバー装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成17年9月20日(2005.9.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−6343(P2006−6343A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月12日(2006.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願2005−272252(P2005−272252) |
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