| 【発明の名称】 |
キャビネットの樹脂カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 浩一 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】キャビネットに嵌着されたカバーが緩んで脱落しないようにする。
【解決手段】長手方向または短手方向の一端をキャビネット2に形成された凹部5の縁に仮係合してから他端を前記凹部側に倒して他端を前記凹部の縁に係合して嵌合されるキャビネット2のカバー3において、前記カバー3の下面と前記キャビネット2の凹部5の縁部分に、カバー3が嵌着された状態で互いに当接してカバー3の長手方向または短手方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設ける。ここで、前記当接する部材は、カバー3に突設されたリブ状の突起16,17と、キャビネット2の凹部5の縁部分に形成された突起収納部8,9とであることが好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キャビネットに形成された凹部に対して着脱自在に嵌着して覆うキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーの内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接して前記カバーの前後左右方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項2】 キャビネットに形成された凹部に対して着脱自在に嵌着して覆うキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーの内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接して前記カバーの開閉方向と開閉方向に直交する方向との移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項3】 カバーの一端に突設された爪をキャビネットの係合孔に係合してキャビネットの凹部に対して開閉操作にて嵌着される着脱自在のキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーの他端の内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接してカバーの開閉方向に直交する方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項4】 長手方向または短手方向の一端をキャビネットに形成された凹部の縁に仮係合してから他端を前記凹部に倒して他端を前記凹部の他の縁に係止して嵌合されるキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーの他端の内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接してカバーの長手方向または短手方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のキャビネットのカバーにおいて、 前記当接する部材は、カバーに突設されたリブ状の突起と、キャビネットの凹部の縁部分に形成されたリブ収納部とであることを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかに記載のキャビネットのカバーにおいて、 前記当接する部材は、カバーに突設されたリブ状の突起と、カバーと一体に形成されてカバー内側に屈曲された断面V字形で外側に楔形の爪を設けた係合片と、キャビネットの凹部の縁部分に形成されたリブ収納部とであることを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載のキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーの下端部に係止部を有し、前記カバーの上端部に当接する部材を有してキャビネットの背面に設けられた凹部を覆うことを特徴とするキャビネットのカバー。 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のキャビネットのカバーにおいて、 前記カバーは薄型表示装置の背面の端子台を覆うカバーであることを特徴とするキャビネットのカバー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、液晶テレビ等のキャビネットを有する機器のキャビネットに着脱自在に嵌着されるカバーに関し、キャビネットへの装着を確実にして脱落を防止したカバーに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、液晶テレビの背面のキャビネットには、アンテナケーブル等を接続する端子台が配設され、その端子にケーブルが接続された後、異物の侵入や埃の堆積を避けるため、端子台の上方に端子カバー等と称する樹脂製のカバーを着脱自在に嵌着していた。なお、接続端子をカバーで覆う従来技術としては、特許文献1に記載の「電子機器の外部接続端子カバー構造」がある。これらのカバーの嵌合構造は、嵌合する相手となるキャビネットの凹部の縁部分にカバーの一端を仮係合し、その係合部分を支点とし、カバーの他端をキャビネット側に倒して、カバーの他端に設けられている爪をキャビネットの凹部の縁部分に係合させることで、カバーをキャビネットに装着していた。 【特許文献1】特開昭2003−272753号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述したように、キャビネットに形成されている凹部部分に嵌着されるカバーは、一端から他端までの取付方向の全長を、カバーが大き過ぎて凹部部分に入らないことを避けるために、凹部の取付方向の全長よりも短くなるようにマイナス公差により作成されている。また、カバーは、通常、樹脂を用いた成形品であるため、比較的弾性が大きくて撓みやすい。そのため、キャビネットの凹部にカバーを嵌着させた状態で、梱包して輸送した場合に、輸送途中の振動等でカバーが一端側に移動して係合が外れて凹部から脱落することがあった。そこで、本発明は、カバーを装着した後の輸送中に、カバーが取付方向に移動することを阻止して脱落することのないキャビネットのカバーを提案することを目的とした。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記課題を解決するために、本発明は、キャビネットに形成された凹部に対して着脱自在に嵌着して覆うキャビネットのカバーにおいて、前記カバーの内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接してカバーの前後左右方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とする。 また、本発明は、キャビネットに形成された凹部に対して着脱自在に嵌着して覆うキャビネットのカバーにおいて、前記カバーの内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接して前記カバーの開閉方向と開閉方向に直交する方向との移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とする。 また、本発明は、カバーの一端に突設された爪を、キャビネットの係合孔に係合してキャビネットの凹部に対して開閉操作にてに嵌着される着脱自在のキャビネットのカバーにおいて、前記カバーの他端の内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接してカバーの開閉方向に直交する方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とする。 さらに、本発明は、長手方向または短手方向の一端をキャビネットに形成された凹部の縁に仮係合してから他端を前記凹部側に倒して他端を前記凹部の縁に係止して嵌合されるキャビネットのカバーにおいて、前記カバーの他端の内面と前記キャビネットの凹部の縁部分に、カバーが嵌着された状態で互いに当接してカバーの長手方向または短手方向の移動を阻止する部材をそれぞれ設けたことを特徴とする。 ここで、前記当接する部材は、カバーに突設されたリブ状の突起と、キャビネットの凹部の縁部分に形成された凹部とであることが好ましい。 さらに、前記当接する部材は、カバーに突設されたリブ状の突起と、カバーと一体に形成されてカバー内側に屈曲された断面V字形で外側に楔形の爪を設けた係合片と、キャビネットの凹部の縁部分に形成されたリブ収納部とであることが好ましい。 また、前記カバーの下端部に係止部を有し、前記カバーの上端部に当接する部材を有してキャビネットの背面に設けられた凹部を覆うことデ、カバーの自重が集中する方向にたいして効果的に脱落を防止することが可能である。 なお、前記カバーは薄型表示装置の背面の端子台を覆うカバーとすることも可能である。 【発明の効果】 【0005】 以上述べたように本発明によれば、キャビネットの凹部にカバーを嵌着した際に、カバーとキャビネットとの間に、互いにカバーの面方向に当接する部材を設けておき、カバーが面方向に移動できないようにしたことで、カバーが緩んでキャビネットから脱落することが解消される。また、薄型表示装置は設置場所に囚われずにどこでも設置可能(場合によっては持ち運びも可能)であり、装置背面のケーブル類の処理は美観を損ねかねなく、ケーブル類のカバーは一般的に用いられるが、薄型表示装置のサイズの大型化によりカバーも大型化し撓みが大きくなり、更にカバー脱落が問題となる。本発明は構造も簡単なことから、大型薄型表示装置に於いて特に効果的である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。 図1は本発明を液晶テレビの背面のキャビネットに嵌着されるカバーに適用した場合の液晶テレビの背面側の斜視図であり、図2は図1からカバーを外した状態を示す斜視図であり、図3は外されたカバーおよびその端部を拡大した斜視図であり、図4は図1のカバーの開閉途中の状態を示す斜視図であり、図5は図4の要部を拡大した斜視図である。 【0007】 図1に示されるように、液晶テレビ1の背面は、樹脂製のキャビネット2により覆われている。キャビネット2の左右両側には、ケーブル類や付属品などを収納するための空間(凹部)5,6が設けられ、凹部5,6を覆うためにそれぞれL字形をした樹脂製のカバー3,4が着脱自在に凹部5,6入り口周辺に嵌着されており、そのカバー3,4の内側下方にはオーディオ端子、図示しないカバー4の内側側方にはアンテナケーブル等が接続される端子台が配設されている。カバー3,4を受けるキャビネット2の凹部5,6入り口周辺部はカバー3,4のくり抜き部を除き、カバー3,4の略厚み分の段差が形成されており、キャビネット2とカバー3,4の段差を吸収する構造となっている。 【0008】 図2は、キャビネット2からカバー3,4を外した状態を表し、カバー3,4に覆われる凹部5,6が形成されている。なお、凹部5,6の下端には、詳細には図示されていないが、カバー3,4を嵌着するとき、カバー3,4の下端の爪11〜13等を先に仮係合させる係合孔がそれぞれ形成されている。ここで、カバー3,4の基本構造と凹部5,6に対する着脱方法は基本的に同じであるため、構造と着脱方法に関しては、カバー3と凹部5の関係で説明する。凹部5の内側上方の略中央部には、拡大して示されるように、後述するカバー3の上端の爪14が係合される爪受け部7が形成され、その左右両側には、断面横長の袋状の突起収納部8,9が形成されている。 【0009】 カバー3の下面には、図3に示されるように、幅の広い下端に、キャビネット2の凹部5に係合されるための爪11〜13が突設され、幅の狭い上端の中央に、凹部5の爪受け部7に係合されるための爪14が突設されている。爪14は、カバー3の上端を下面側にV字形に突設した弾性部15の外側の面に楔形状に形成されている。この弾性部15の先端は、カバー3の上面と同一のレベルに保持されているため、カバー3が嵌着された状態で、弾性部15の上端を指先でカバー3側に押圧すると、弾性部15が圧縮されて後退し、爪14が爪受け部7から離脱して、カバー3の取り外しが可能となる。 【0010】 弾性部15の左右外側には、凹部5の突起収納部8,9に挿入されるためのリブ状の突起16,17が突設されている。これら突起収納部8,9と突起16,17は、嵌合された状態でカバー3が主として上下方向に移動できないように当接されている。すなわち、カバー3が凹部5に嵌合された状態で、突起収納部8,9に突起16,17が嵌合されることで、液晶テレビ1の輸送中にカバー3に振動が加えられても、カバー3が上下方向に移動できないため、爪14が爪受け部7から外れたり、爪11〜13の係合が外れたりしなくなり、カバー3が輸送中にキャビネット2から脱落するといった事態が解消される。 【0011】 なお、カバー3を凹部5に嵌着する際は、図4および図5に示されるように、カバー3の下端に突設されている爪11〜13を、凹部5の縁の内側に仮係合して、カバー3を上方へ倒し、カバー3の上端の弾性部15を凹部5の縁の内側に進入させて、爪14を爪受け部7に係合させる。このとき、同時に、弾性部15の外側の突起16,17も突起収納部8,9に嵌挿される。なお、図示例では、突起収納部8,9と突起16,17を、弾性部15の両外側に設けたが、カバー3の外周部であれば、他の任意の位置に設けることが可能である。また、本実施形態においては、突起収納部8,9を凹部5内側に僅かに突出させて形成しているが、凹部5,6入り口周辺部の段差部に形成することで、凹部5,6内面に突出部を設けずに少しでも広い空間を確保することが可能になる。 【産業上の利用可能性】 【0012】 本発明は、液晶テレビ以外には、樹脂製のカバーであって比較的大きくて緩みやすいカバーを備えた他のAV機器にも利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】本発明を液晶テレビの背面のキャビネットに嵌着されるカバーに適用した場合の液晶テレビの背面側の斜視図である。 【図2】図1からカバーを外した状態を示す斜視図である。 【図3】外されたカバーおよびその端部を拡大した斜視図である。 【図4】図1のカバーの開閉途中の状態を示す斜視図である。 【図5】図4の要部を拡大した斜視図である。 【符号の説明】 【0014】 1 液晶テレビ 2 キャビネット 3,4 カバー 5,6 凹部 7 爪受け部 8,9 突起収納部 11〜14 爪 15 弾性部 16,17 突起
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号
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| 【出願日】 |
平成16年6月14日(2004.6.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095739 【弁理士】 【氏名又は名称】平山 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−354010(P2005−354010A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月22日(2005.12.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−176074(P2004−176074) |
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