| 【発明の名称】 |
基板支持構造と、基板支持構造を有するカードスロットホルダーおよび薄型装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥野 寛 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】基板保持部に対して基板を垂直に取り付ける場合に、上方からの着脱作業を可能にするとともに、部品の実装面積を損なうことなく、しかもガタが発生しない基板支持構造を提供する。
【解決手段】メイン基板の面上または上方にメイン基板と平行に配設されたフレーム1に対してサブ基板2の左右端部を保持しながら垂直にサブ基板2を取り付けるプリント基板支持構造において、サブ基板2の一方の面の下端近くに係合穴2aを形成するとともに、該係合穴2aの前方に前後動可能なカンチレバー5を突設し、カンチレバー5の先端に係合穴2aと係合可能な爪6を前後動自在に支持しておき、前記爪6の背面下方の位置のフレーム1にビス8を螺着して、該ビス8の頭部を前記爪6の背面の傾斜面7に当接して爪6を前進させて前記係合穴2aに係合させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 樹脂成形されたフレーム上に垂直に保持した基板の下端近傍に、フレームと一体構造のカンチレバーを基板と平行に配設し、該カンチレバーの先端近傍にビスを当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に係合または押圧して、基板をフレームに固定することを特徴とする基板支持構造。 【請求項2】 樹脂一体成形のフレーム上に基板の端部を抱持し、基板の下端近くに基板およびフレームと平行にフレームと一体構造のカンチレバーを配設し、該カンチレバーの先端近傍の外側のフレームにビスを螺合し、該ビスの頭部をカンチレバーの先端近傍に当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に押圧、または基板形成されている係合部に係合させて、基板をフレームに固定することを特徴とする基板支持構造。 【請求項3】 樹脂一体成形のフレーム上に基板を垂直方向に固定する基板支持構造であって、 フレーム上に形成されて基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、 基板の下端近くに基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、 該カンチレバーの先端近傍の基板に対して背面側に形成されて上端表面が基板に近づき下端表面が基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、 前記カンチレバーの先端側の基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、 基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、 前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、 該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接して基板側へ押圧するビスと、 を備え、基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧し基板側へ前進させて前記爪が基板の係合穴に係合して基板をフレームに固定することを特徴とする基板支持構造。 【請求項4】 メイン基板の面上または上方にメイン基板と平行に配設されたフレームに対してサブ基板の下部左右端部を保持しながら垂直にサブ基板を取り付ける基板支持構造において、 フレーム上に形成されてサブ基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、 サブ基板の下端近くにサブ基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、 該カンチレバーの先端のサブ基板に対して背面側に形成されて上端表面がサブ基板に近づき下端表面がサブ基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、 前記カンチレバーの先端側のサブ基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、 サブ基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、 前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、 該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接してサブ基板側へ押圧するビスと、 を備え、サブ基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧しサブ基板側へ前進させて前記爪がサブ基板の係合穴に係合してサブ基板をフレームに固定することを特徴とする基板支持構造。 【請求項5】 請求項3または4に記載の基板支持構造において、 前記係合穴を非貫通の穴または溝としたことを特徴とする基板支持構造。 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の基板支持構造において、 前記ビスとして、頭部側面が前記傾斜面の傾斜角度と等しい形状をしたサラビスを用いたことを特徴とする基板支持構造。 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の基板支持構造において、 前記カンチレバーの断面形状を縦長形状としたことを特徴とする基板支持構造。 【請求項8】 基板保持部と、基板を係合、または押圧するカンチレバーと、カンチレバーを押圧するビスを止めるビス孔と、カードスロット保持部とを有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項9】 基板保持部と、基板を係合、または押圧するために基板と平行に配設されたカンチレバーと、カンチレバーの先端近傍に当接して押圧するためのビスを止めるビス孔と、カードスロット保持部とを有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項10】 樹脂一体成形のフレーム上に基板の端部を抱持し、基板の下端近傍に基板およびフレームと平行にフレームと一体構造のカンチレバーを配設し、該カンチレバーの先端近傍の外側のフレームにビスを螺合し、該ビスの頭部をカンチレバーの先端近傍に当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に押圧、または基板に形成されている係合部に係合させて、基板をフレームに固定するとともに、フレーム上にカードスロット保持部を有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項11】 樹脂一体成形のフレーム上に形成されて基板の端部を抱持する枠部と、 基板の下端近くに基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、 該カンチレバーの先端近傍の基板に対して背面側に形成されて上端表面が基板に近づき下端表面が基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、 前記カンチレバーの先端側の基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、 基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、 前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、 該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接して基板側へ押圧するビスと、 フレーム上にフレームと平行に一体成形されたカードスロット保持部を有するホルダーと、 を備え、基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧し基板側へ前進させて前記爪が基板の係合穴に係合して基板をフレームに固定することを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項12】 メイン基板の面上または上方にメイン基板と平行に配設されたフレーム上に形成されてサブ基板の端部を抱持する枠部と、 サブ基板の下端近くにサブ基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、 該カンチレバーの先端のサブ基板に対して背面側に形成されて上端表面がサブ基板に近づき下端表面がサブ基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、 前記カンチレバーの先端側のサブ基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、 サブ基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、 前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、 該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接してサブ基板側へ押圧するビスと、 フレーム上にフレームと平行に一体成形されたカードスロット保持部を有するホルダーと、 を備え、サブ基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧しサブ基板側へ前進させて前記爪がサブ基板の係合穴に係合してサブ基板をフレームに固定することを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項13】 請求項11または12に記載のカードスロットホルダーにおいて、 前記係合穴を非貫通の穴、または溝としたことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項14】 請求項11乃至13のいずれかに記載のカードスロットホルダーにおいて、 前記ビスとして、頭部側面が前記傾斜面の傾斜角度と等しい形状をしたサラビスを用いたことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項15】 請求項8乃至14のいずれかに記載のカードスロットホルダーにおいて、 前記カンチレバーの断面形状を縦長形状としたことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項16】 請求項8乃至15のいずれかに記載のカードスロットホルダーにおいて、 前記カードスロット保持部に保持されるカードスロットのカード挿抜方向をフレームと平行にしたことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項17】 請求項16に記載のカードスロットホルダーにおいて、 前記カードスロットに近接する基板上にカードの挿抜を検出するスイッチを配設したことを特徴とするカードスロットホルダー。 【請求項18】 請求項8乃至17のいずれかに記載のカードスロットホルダーを、薄型装置本体薄手方向とカードスロットの薄手方向とを合わせるように収納するとともに、カード挿入口を本体端面に開口させたことを特徴とする薄型装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、プリント基板(以下、基板と言う)をフレームに対して垂直方向に支持する支持構造、およびそのフレームにカードスロットを搭載したカードスロットホルダー、およびそのカードスロットホルダーを収納する薄型装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、電子回路を有する電子機器は、通常、電子部品を基板に実装して電子回路が構成されている。基板が収納されるスペースは、電子機器に対して小型化、省スペースの要求があるため、限られている。そのため、基板に実装される電子部品についても、可能な限り、稠密に配置されている。その結果、特定の電子部品については、その電子部品の取り付け方向の制約から、フレームに対して基板を垂直に取り付けて、その基板上に電子部品を実装する場合があった。フレーム上のメイン基板に対するサブ基板の取り付け方としては、従来、図9〜図12のようになされていた。 【0003】 図9は、サブ基板21の左右両側を断面コ字型のガイド22,23により支持するとともに、サブ基板21の直近にボス24を立設し、そのボス24にワッシャ25を挿通してビス26をねじ込み、そのワッシャ25により、サブ基板21の上端を押圧するようにしている。図10は、図9のボス24の代わりに、爪26を立設して、サブ基板21の上端に爪26を係合するようしている。図11は、図10の爪26よりも短い爪27を立設するとともに、サブ基板21の下部に孔28を開けておき、その孔28に爪27を係合するようしている。 【0004】 図12は、一方のガイド29の片面側をサブ基板21の中央寄りに延長するとともに、その位置に対応するサブ基板21にも孔を形成しておき、その孔の他面側からビス30を挿入して、延長部分にねじ込むことでサブ基板21を固定している。また、カードスロットなどのメカの可動部分の移動やカード自体の移動を検出する検出部をサブ基板に搭載して構成する場合もあり、その場合にはメカの可動部分やカードの移動経路とサブ基板上の検出部との位置合わせが重要となり、メカとサブ基板相互間の精度の高い取付け作業が必要となる。また、メカとサブ基板相互間の位置がズレたり、サブ基板上の検出部に異常が生じた場合などにはサブ基板の取付け位置の再調整や、サブ基板上の検出部材の交換などが必要となり、その時の作業性は容易なことに越したことは無い。なお、サブ基板をメイン基板に対して垂直に取り付ける従来技術として、上記以外に、特許文献1に記載の「電子機器」と、特許文献2に記載の「電子機器の絶縁ファイバー固定構造」と、特許文献3に記載の「直列ユニット」と、特許文献4に記載の「プリント基板支持構造」がある。 【特許文献1】特開平06−169185号公報 【特許文献2】特開平06−164166号公報 【特許文献3】特開平05−175671号公報 【特許文献4】特開平08−088483号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、図9に記載の方法の場合は、サブ基板が確実に保持されるものの、サブ基板に無理な力が加わるとともに、部品の実装面積が狭くなるという欠点があった。図10に記載の方法の場合は、爪の高さが高いため爪の成形加工がしにくいとともに、爪の係合位置までの高さに対して基板の寸法がマイナスしているとガタが発生しやすく、さらには、部品の実装面積が狭くなるという欠点があった。図11に記載の方法の場合は、図10の場合に比べて部品の実装面積が広くなるものの、ガタがより大きくなるとともに、爪が短い分、爪先端の可動範囲が小さくなり係合部の寸法が小さくなる欠点があった。 【0006】 図12に記載の方法の場合は、サブ基板が確実に保持されるとともに実装面積が広くなるものの、サブ基板をいったん取り付けた後、外す必要が生じた場合にビスを緩めるドライバーの方向が横方向となり、作業が不可能の場合があるという欠点があった。また、カードスロットなどのメカの可動部分の移動やカード自体の移動を検出する検出部をサブ基板に搭載して構成する場合もあり、その場合にはメカの可動部分やカードの移動経路とサブ基板上の検出部との位置合わせが重要となり、メカとサブ基板相互間の精度の高い取付け作業が必要となる。また、メカとサブ基板相互間の位置がズレたり、サブ基板上の検出部に異常が生じた場合などにはサブ基板の取付け位置の再調整や、サブ基板上の検出部材の交換などが必要となり、その時の作業性は容易なことに越したことは無い。 そこで、本発明は、メイン基板に対してサブ基板を垂直に取り付ける場合に、上方からの着脱作業が可能であって、部品の実装面積もさほど損なわれず、ガタが発生しないプリント基板の支持構造を提案するとともに、カードスロットなどのメカの可動部分の移動やカード自体の移動を検出する検出部をサブ基板に搭載して構成する場合に、検出部と被検出部相互間の位置精度を容易に保つ構造の提案することを目的とした発明である。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するために、本発明に係る基板支持構造は、樹脂成形されたフレーム上に垂直に保持した基板の下端近傍に、フレームと一体構造のカンチレバーを基板と平行に配設し、該カンチレバーの先端近傍にビスを当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に係合または押圧して、基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0008】 また、本発明に係る基板支持構造は、樹脂一体成形のフレーム上に基板の端部を抱持し、基板の下端近くに基板およびフレームと平行にフレームと一体構造のカンチレバーを配設し、該カンチレバーの先端近傍の外側のフレームにビスを螺合し、該ビスの頭部をカンチレバーの先端近傍に当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に押圧、または基板に形成されている係合部に係合させて、基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0009】 また、本発明に係る基板支持構造は、樹脂一体成形のフレーム上に基板を垂直方向に固定する基板支持構造であって、フレーム上に形成されて基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、基板の下端近くに基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、該カンチレバーの先端近傍の基板に対して背面側に形成されて上端表面が基板に近づき下端表面が基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、前記カンチレバーの先端側の基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接して基板側へ押圧するビスと、を備え、基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧し基板側へ前進させて前記爪が基板の係合穴に係合して基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0010】 また、本発明に係る基板支持構造は、メイン基板の面上または上方にメイン基板と平行に配設されたフレームに対してサブ基板の下部左右端部を保持しながら垂直にサブ基板を取り付ける基板支持構造において、フレーム上に形成されてサブ基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、サブ基板の下端近くにサブ基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、該カンチレバーの先端のサブ基板に対して背面側に形成されて上端表面がサブ基板に近づき下端表面がサブ基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、前記カンチレバーの先端側のサブ基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、サブ基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接してサブ基板側へ押圧するビスと、を備え、サブ基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧しサブ基板側へ前進させて前記爪がサブ基板の係合穴に係合してサブ基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0011】 ここで、前記係合穴は非貫通の穴、または溝とすることも可能である。また、前記ビスとして、頭部側面が前記傾斜面の傾斜角度と等しい形状をしたサラビスを用いることも可能である。さらには、前記カンチレバーの断面形状は縦長形状とすることが好ましい。 【0012】 本発明に係るカードスロットホルダーは、基板保持部と、基板を係合、または押圧するカンチレバーと、カンチレバーを押圧するビスを止めるビス孔と、カードスロット保持部とを有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とする。 【0013】 また、本発明に係るカードスロットホルダーは、基板保持部と、基板を係合、または押圧するために基板と平行に配設されたカンチレバーと、カンチレバーの先端近傍に当接して押圧するためのビスを止めるビス孔と、カードスロット保持部とを有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とする。 【0014】 また、本発明に係るカードスロットホルダーは、樹脂一体成形のフレーム上に基板の下端側の左右端部を抱持し、基板の下端近くに基板およびフレームと平行にフレームと一体構造のカンチレバーを配設し、該カンチレバーの先端近傍の外側のフレームにビスを螺合し、該ビスの頭部をカンチレバーの先端近傍に当接して押圧することにより、カンチレバーの先端を基板に押圧、または基板に形成されている係合部に係合させて、基板をフレームに固定するとともに、フレーム上にカードスロット保持部を有するホルダーを樹脂一体成形したことを特徴とする。 【0015】 また、本発明に係るカードスロットホルダーは、樹脂一体成形のフレーム上に形成されて基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、 基板の下端近くに基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、該カンチレバーの先端近傍の基板に対して背面側に形成されて上端表面が基板に近づき下端表面が基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、前記カンチレバーの先端側の基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接して基板側へ押圧するビスと、フレーム上にフレームと平行に一体成形されたカードスロット保持部を有するホルダーと、を備え、基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧し基板側へ前進させて前記爪が基板の係合穴に係合して基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0016】 また、本発明に係るカードスロットホルダーは、メイン基板の面上または上方にメイン基板と平行に配設されたフレーム上に形成されてサブ基板の下端側の左右端部を抱持する枠部と、サブ基板の下端近くにサブ基板およびフレームと平行に配設されるとともに基端部がフレームに一体支持されたカンチレバーと、該カンチレバーの先端のサブ基板に対して背面側に形成されて上端表面がサブ基板に近づき下端表面がサブ基板から離れる方向に傾斜した傾斜面と、前記カンチレバーの先端側のサブ基板に対向する位置に形成されて係合方向を下方にした爪と、サブ基板の前記爪に対応する位置に形成された係合穴と、前記傾斜面の前下方のフレームに垂直方向に形成された雌ねじ穴と、該雌ねじ穴に螺合されて頭部側面が前記傾斜面に当接してサブ基板側へ押圧するビスと、フレーム上にフレームと平行に一体成形されたカードスロット保持部を有するホルダーと、を備え、サブ基板の下端側の左右端部を枠部により抱持した状態で前記雌ねじ穴に前記ビスを螺合することにより、ビス頭部が前記傾斜面を押圧しサブ基板側へ前進させて前記爪がサブ基板の係合穴に係合してサブ基板をフレームに固定することを特徴とする。 【0017】 ここで、前記係合穴は非貫通の穴、または溝とすることも可能である。また、前記ビスとして、頭部側面が前記傾斜面の傾斜角度と等しい形状をしたサラビスを用いることも可能である。さらには、前記カンチレバーの断面形状は縦長形状とすることが好ましい。また、前記カードスロット保持部に保持されるカードスロットのカード挿抜方向はフレームと平行にすることが好ましい。さらに、前記カードスロットに近接する基板上にカードの挿抜を検出するスイッチを配設することも可能である。 【0018】 また、本発明に係る薄型装置は、上述したカードスロットホルダーを、薄型装置本体薄手方向とカードスロットの薄手方向とを合わせるように収納するとともに、カード挿入口を本体端面に開口させたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0019】 以上述べたように本発明によれば、基板の一方の面の下端近くに係合穴を形成するとともに、該係合穴の前方に係合穴と係合可能な爪を前後動自在に支持しておき、前記爪の背面位置のフレームにビスを螺着して、該ビスの頭部を前記爪の背面に当接して爪を係合穴に係合させたことで、基板の着脱作業が簡単になるとともに、係合穴を片側のみに形成すると部品の実装面積の損なわれる分が少なくなる。また、爪が充分に前進して係合するため係合が確実となりガタが発生しなくなる。また、前記フレームにカードスロット保持部を形成してカードスロットを搭載したカードスロットホルダーでは、カードスロットに対する基板の位置が高精度に保持されて、基板上にカードの挿抜を検知するスイッチを配設した場合はスイッチの動作が確実になる。また、このカードスロットホルダーを組み込んだ薄型装置では、スイッチを搭載した基板がフレームの長手方向に垂直になり、例えば薄型装置の後キャビネットを明けた状態でビスの天面が見える状態となり、工具を挿入しての基板位置再調整や基板上のスイッチの交換作業などが容易となり、作業性が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。 図1〜図4は、PCカードスロットを備えた液晶テレビにおいて、メイン基板の上方に設置されるPCカードスロット用フレーム(以下フレーム)を示す斜視図である。図1および図2はサブ基板を装着しない状態を示し、図3および図4はサブ基板を装着した状態を示している。図5はサブ基板が装着されるフレームの部分の平面図であり、図6は図5のA−A線断面図である。これらの図において、1は樹脂成形品からなるフレームであり、図示しないメイン基板の上方にメイン基板と平行に配設される。 【0021】 サブ基板2が装着されるフレーム1の端部には、サブ基板2の左右端部を支持する枠3,4が立設されている。断面L字形に形成された右側の枠3の端部には、断面縦長形状のカンチレバー5が、フレーム1および装着されるサブ基板2と平行に、サブ基板2の横方向中央部まで突設されている。カンチレバー5の先端裏面(サブ基板2側の面)には、サブ基板2の係合穴2aと係合するための爪6が突設されている。爪6よりも、カンチレバー5の基端寄りの位置の表面側には、上端がサブ基板2側に近づき下端がサブ基板2から離れる方向に傾斜した傾斜面7が形成されている。 【0022】 傾斜面7の前下方のフレーム1には、ビス8を螺着するためのビス穴9が垂直方向に形成されている。このように構成されたフレーム1にサブ基板2を装着する場合は、サブ基板2の係合穴2aを先端側の表面にして、枠3,4に挿入する。ここで、係合穴2aが、爪6の前方に位置していることを確認して、ビス穴9にビス8を螺挿する。ビス8をねじ込むに従い、ビス8の頭部側面が下降して、傾斜面7に当接する。さらに、ビス8をねじ込むと、傾斜面7が押圧されて、サブ基板2側へ移動して、爪6が係合穴2aの内部に進入して係合される。次いで、爪6が形成されているカンチレバー5の先端裏面が、サブ基板2の表面に当接したところで、ビス8のねじ込みを終了する。 【0023】 このようにして、本発明では、サブ基板2が、カンチレバー5の先端の爪6に係合されてフレーム1から抜けなくなるとともに、カンチレバー5の先端裏面がサブ基板2の表面を押圧することで、サブ基板2はさらに強固にフレーム1に固定される。なお、図6では、サブ基板2に形成された係合穴2aが貫通しているが、貫通させないで、片面だけに溝を形成しておけば、裏面の部品実装面積が損なわれることがない。また、カンチレバー5の断面形状を縦長にして、水平方向の断面係数を垂直方向の断面係数よりも小さくしていることで、傾斜面7がビス8に押圧されたとき、カンチレバー5が水平方向に撓みやすくしている。また、図示例では、ビス8としてなべビスを使用しているが、これを皿ビスにして、皿ビスの頭部側面の傾斜角度と傾斜面7の傾斜角度を同じにして、傾斜面7に加わる荷重を分散させることも可能である。 【0024】 なお、上述したフレーム1は、液晶テレビにおいて、PCカードスロットが実装されるメイン基板の上面に配置されるものであり、図7および図8が、メイン基板上にフレーム1を配置し、その上にPCカードスロットを2段に実装した状態を示す斜視図である。図において、11はメイン基板であり、その表面にフレーム1が装着されている。フレーム1の上面には、PCカードスロット12,13が2段に重ねて装着されている。PCカードスロット12,13の側面にはボタン16,17の押し込むことでPCカードスロット12,13の側面に沿って移動する移動バー18,19が設けられており、移動バー18,19はPCカードスロット12,13との間隔が違う段差部分を有している。サブ基板2の移動バー18,19に対向する位置の手前側側面には、上下2段にマイクロスイッチ14,15が取り付けられており、移動バー18,19の段差部分を境にPCカードスロット12,13内にPCカードが装填されたことを検出する。 【0025】 図7はPCカード取り出しボタン16,17が押し込まれていることを検知している状態であり、図8はPCカード取り出しボタン16,17が突出していることを検知している状態である。これらマイクロスイッチ14,15が取り付けられているサブ基板2は、上述されているように、カンチレバー5とビス8によりフレーム1に固定されている。このサブ基板2のフレーム1への着脱は、ビス8がフレーム1に対して垂直に螺着されているため、フレーム1の上方からのドライバーによる作業で可能である。すなわち、フレーム1にPCカードスロット12,13が装着された以後であっても、サブ基板2を取り外して、マイクロスイッチ14,15を交換することが可能となる。このように、移動バー18,19の移動をサブ基板2上のマイクロスイッチ14,15で検出する場合は、移動バー18,19とサブ基板2上のマイクロスイッチ14,15の相互間の位置関係は重要であり、相互間の位置関係にズレが生じると移動バー18,19の移動が検出されなかったり、誤検出の原因になる。このように、フレーム1にPCカードスロットの実装部とマイクロスイッチ14,15を搭載するサブ基板2を一体に構成することで、それぞれの相互位置関係を精度よくたもつことができることになる。 【0026】 図13は上述したPCカードスロットを搭載したフレーム1を、薄型装置であるところの液晶テレビに組み込んだ実施形態を示す斜視図であり、図14は図13の右端を上から見た上面図である。スタンド21に支持された液晶テレビ本体22の左右にはスピーカーボックス23,24が配置されている。スピーカーボックス24の右端の背面の後退した側面の裏キャビネット25の内部には、PCカードスロット(図示せず)が組み込まれており、そのスロット口26からPCカード27がユーザーにより抜き差しされる。スロット口26の下端に突設されているのは、PCカード27を取り出すためのボタン28である。 【0027】 液晶テレビ本体22内に組み込まれたPCカードスロットは、液晶テレビ本体22が薄型形状であるため、画面と平行に液晶テレビ本体22とPCカードスロットの厚み方向を同じにして組み込みがなされ、液晶テレビの薄型化を図っている。このとき、図7および図8におけるビス8の取り付け方向は、液晶テレビ本体22の厚さ方向の後方からとなり、サブ基板2の着脱が可能かつ容易である。すなわち、PCカードスロットを搭載したフレーム1が液晶テレビ本体22に組み込まれ後でも、裏キャビネット25を外せば、ビス8の着脱およびサブ基板2の着脱が可能となり、組立はもちろんその後のサービスの際の作業性が向上する。 【産業上の利用可能性】 【0028】 本発明は、PCカードスロットなどのメカの可動部分の移動や収容されるメディア自体の移動を検出する検出部をサブ基板に搭載して構成する電子機器以外にも、単純にメイン基板上にサブ基板を垂直に装着する電子回路部を備えたAV機器、その他の電子機器、特に薄型の電子機器への利用が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】フレームのサブ基板を装着しない状態を示す斜視図である。 【図2】フレームのサブ基板を装着しない状態を示す斜視図である。 【図3】フレームのサブ基板を装着した状態を示す斜視図である。 【図4】フレームのサブ基板を装着した状態を示す斜視図である。 【図5】サブ基板が装着されるフレームの部分の平面図である。 【図6】図5のA−A線断面図である。 【図7】フレームにPCカードスロットを実装した状態を示す斜視図である。 【図8】フレームにPCカードスロットを実装した状態を示す斜視図である。 【図9】従来例を示す斜視図である。 【図10】従来例を示す斜視図である。 【図11】従来例を示す斜視図である。 【図12】従来例を示す斜視図である。 【図13】PCカードスロットを搭載したフレームを液晶テレビに組み込んだ実施形態を示す斜視図である。 【図14】図13の右端を上から見た上面図である。 【符号の説明】 【0030】 1 フレーム 2 サブ基板 2a 係合穴 3 枠 4 枠 5 カンチレバー 6 爪 7 傾斜面 8 ビス 9 ビス穴 11 メイン基板 12 PCカードスロット 13 PCカードスロット 14 マイクロスイッチ 15 マイクロスイッチ 16 ボタン 17 ボタン 18 移動バー 19 移動バー 21 スタンド 22 液晶テレビ本体 23,24 スピーカーボックス 25 裏キャビネット 26 スロット口 27 PCカード 28 ボタン
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号
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| 【出願日】 |
平成16年6月14日(2004.6.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095739 【弁理士】 【氏名又は名称】平山 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−353941(P2005−353941A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月22日(2005.12.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−175030(P2004−175030) |
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