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【発明の名称】 ラック用フレームおよびこれを用いたラック
【発明者】 【氏名】長谷川 一寿
【住所又は居所】東京都品川区東五反田1丁目11番15号電波ビルディング デンセイ・ラムダ株式会社内

【氏名】松本 健一
【住所又は居所】東京都品川区東五反田1丁目11番15号電波ビルディング デンセイ・ラムダ株式会社内

【要約】 【課題】収納電子機器の増設が容易に行うことができ、また、高さ方向に自在な組み合わせが可能なラック用フレームおよびこれを用いたラックを提供すること。

【解決手段】収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部5と、上段に位置するラック用フレームの底面部5と接する上面部6と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部7と、ステーまたは背面パネルと接する背面部8と、前記底面部5、前記上面部6、前記前面部7および前記背面部8と一体を成す側面部9とからなるラック用フレーム1を、必要な収納機器数に応じて積み重ねてラックを構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納機器の側面に位置して積み重ね可能なラック用フレームであって、
収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部と、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する上面部と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部と、ステーまたは背面パネルと接する背面部と、前記底面部、前記上面部、前記前面部および前記背面部と一体を成す側面部とから構成されていることを特徴とするラック用フレーム。
【請求項2】
前記底面部の収納機器の底面と接する領域以外に切り込みを設けたことを特徴とする請求項1に記載のラック用フレーム。
【請求項3】
前記底面部および前記上面部に固定用ねじ穴を有し、前記上面部に他のラック用フレームの前記底面部を接するように積み重ねて、前記底面部および前記上面部の固定用ねじ穴に固定用金具を挿入して、上段または下段に位置するラック用フレームを固定支持するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラック用フレーム。
【請求項4】
前記上面部はL字型形状を成し、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する以外の面を前記側面部と平行となるように形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載のラック用フレーム。
【請求項5】
前記底面部から前記上面部までの高さ寸法が、所定の単位高さの整数倍となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1に記載のラック用フレーム。
【請求項6】
収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部と、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する上面部と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部と、ステーまたは背面パネルと接する背面部と、前記底面部、前記上面部、前記前面部および前記背面部と一体を成す側面部とからなるラック用フレームラックを積み重ねた構造からなることを特徴とするラック。
【請求項7】
前記ラック用フレームの前記底面部の収納機器の底面と接する領域以外に切り込みを設けて、背面に収納機器の幅の長さを有するケーブルの収納用空間および冷却用空間を設けたことを特徴とする請求項6記載のラック。
【請求項8】
前記ラック用フレームの前記上面部はL字型形状を成し、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する以外の面を前記側面部と平行となるように形成して、収納時の電子機器をガイドするようにしたことを特徴とする請求項6記載のラック。
【請求項9】
前記ラック用フレームの前記底面部から前記上面部までの高さ寸法が、所定の単位高さの整数倍となる前記ラック用フレームで構成したことを特徴とする請求項6記載のラック。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、無停電電源装置等の電子機器を収納するためのラック用フレームおよびこれを用いたラックに関する。特に、高さ方向に自在な組み合わせが可能なラック用フレームおよびこれを用いたラックに関する。
【背景技術】
【0002】
サーバを基幹とするコンピュータネットワークシステム、複数の機器から構成される計測システム等では、無停電電源装置(UPS)が使用されている。複数の無停電電源装置をラックに組み込んでサーバ、ストレージ装置、コンピュータ、測定機器等に電源を供給するようにしている。収納電子機器(以下、無停電電源装置を含めてラックに収納する電子機器を収納電子機器という)は、ラックマウント用レールを使用して、キャビネットタイプ等のラックに組み込むようにしている。
【0003】
図7は、従来のラックの概略の構成を示す斜視図である。図7に示すように、従来のラック30は、4本の支柱31を上部フレーム32および下部フレーム33のコーナで連結固定した構造となっている。各支柱31には図8に示すラックマウント用レール35を取り付けるための、位置決め用のステー31aが取り付けられている。
【0004】
図8は、ラックマウント用レールの構成を示す斜視図である。図8に示すように、ラックマウント用レール35は、背面に位置するスライド部35aが矢印で示すように左右にスライドして、ラックマウント用レール35の長さを調節できるようになっている。
【0005】
収納電子機器のラック30への組み込みは、最初に、ラック30の奥行きに合わせてラックマウント用レール35の長さを調節して、ラックマウント用レール35をラック30の支柱31の位置決め用のステー31aに取り付けて、収納電子機器をラック30の前面よりラックマウント用レール35に沿って差し込み、収納電子機器の前面に設けられているラック固定用金具22(図6(b)参照)でラック30に固定するようにする。また、必要により収納電子機器の背面を金具を用いてラックマウント用レール35に固定する(例えば、非特許文献1参照。)。
【0006】
なお、従来のラック30に側面パネル、背面パネル、上面パネル、底面パネルを取り付たキャビネットラックも使用される(例えば、非特許文献2参照)。
【0007】
【非特許文献1】摂津金属工業株式 会社製品カタログ 「キャビネット」152頁〔online〕〔平成16年5月31日〕インターネット〈URL:http://www.settsu.co.jp/jp/products/rack/rkc2/rkc2.pdf
【非特許文献2】摂津金属工業株式 会社製品カタログ 「キャビネット」155頁〔online〕〔平成16年5月31日〕インターネット〈URLhttp://www.settsu.co.jp/jp/products/rack/rkc2/rkc2_acce.pdf
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
電子機器をラックに組み込む際には、別途ラックマウント用レールを準備して、ラックマウント用レールをラックに取り付ける必要がある。また、電子機器を増設する際に、ラックに収納電子機器の規定の数量を既に取り付けてある場合には、ラックを他のものに交換する必要がある。このため、容易に収納電子機器の増設を行うことができなかった。また、前もって収納電子機器の収納数が大きいラックを準備して増設に対応することも可能であるが、ラックのサイズが大きくなり、これにより設置のスペースが増大し、ラックのコストも高くなってしまう。
【0009】
また、ラックはコーナーに配した支柱にラックマウント用レールを取り付けるため、収納電子機器の底面積と比較してラックの設置面積が大きくなってしまう。
【0010】
このため、収納電子機器の増設が容易に行うことができ、高さ方向に自在な組み合わせ可能であり、また、ラックマウント用レールを必要としない、低コスト化が可能なラックが望まれている。
【0011】
そこで本発明は、収納電子機器の増設が容易に行うことができ、また、高さ方向に自在な組み合わせが可能なラック用フレームおよびこれを用いたラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によるラック用フレームは、収納機器の側面に位置して積み重ね可能なラック用フレームであって、収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部と、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する上面部と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部と、ステーまたは背面パネルと接する背面部と、前記底面部、前記上面部、前記前面部および前記背面部と一体を成す側面部とから構成したものである。
【0013】
また、本発明によるラック用フレームは、前記底面部の収納機器の底面と接する領域以外に切り込みを設けたものである。
【0014】
また、本発明によるラック用フレームは、前記底面部および前記上面部に固定用ねじ穴を有し、前記上面部に他のラック用フレームの前記底面部を接するように積み重ねて、前記底面部および前記上面部の固定用ねじ穴に固定用金具を挿入して、上段または下段に位置するラック用フレームを固定支持するようにしたものである。
【0015】
また、本発明によるラック用フレームは、前記上面部はL字型形状を成し、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する以外の面を前記側面部と平行となるように形成したものである。
【0016】
また、本発明によるラック用フレームは、 前記底面部から前記上面部までの高さ寸法が、所定の単位高さの整数倍となるようにしたものである。
また、本発明によるラックは、収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部と、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する上面部と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部と、ステーまたは背面パネルと接する背面部と、前記底面部、前記上面部、前記前面部および前記背面部と一体を成す側面部とからなるラック用フレームラックを積み重ねた構造からなるものである。
【0017】
また、本発明によるラックは、前記ラック用フレームの前記底面部の収納機器の底面と接する領域以外に切り込みを設けて、背面に収納機器の幅の長さを有するケーブルの収納用空間および冷却用空間を設けたものである。
【0018】
また、本発明によるラックは、前記ラック用フレームの前記上面部はL字型形状を成し、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する以外の面を前記側面部と平行となるように形成して、収納時の電子機器をガイドするようにしたものである。
【0019】
また、本発明によるラックは、前記ラック用フレームの前記底面部から前記上面部までの高さ寸法が、所定の単位高さの整数倍となる前記ラック用フレームで構成したものである。
【発明の効果】
【0020】
本発明によるラック用フレームは、高さ方向に自在な組み合わせが可能であり、ラック用フレームを用いたラックは、収納電子機器の増設を容易に行うことができる。
【0021】
また、電子機器の高さに合わせたラック用フレームを製作することができるため、ラックは、高さの異なる電子機器を収納することができる。
【0022】
また、本発明によるラック用フレームを用いることにより、短時間でラックを完成することができ、また、ラックマウント用レールを必要としないため、組立の作業時間が短縮される。
【0023】
また、本発明によるラック用フレームを用いることにより、従来のラックの支柱、側面パネルがラック用フレームに置き換えられて、使用する部品数が減るためラックを安価に製作することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下図面を参照して、本発明によるラック用フレームおよびこれを用いたラックの実施の形態について説明する。
【0025】
なお、本発明によるラック用フレームおよびこれを用いたラックは、収納機器の底面と接して収納機器を保持する底面部と、上段に位置するラック用フレームの底面部と接する上面部と、収納機器のラック取付用フランジと接する前面部と、ステーまたは背面パネルと接する背面部と側面部とから構成したラック用フレームを、上面部に他のラック用フレームの前記底面部を接するように積み重ねて、ラックにユニット単位で積み重ね可能なラック用フレームを用いることにより、高さ方向に自在な組み合わせが可能となり、電子機器の組込および増設を容易に行うことができるようにしたものである。
【0026】
最初に、ラックに用いるラック用フレームの構造、機能について説明する。図1は、本発明による右側壁のラック用フレームを示す斜視図、図2は本発明による左側壁のラック用フレームを示す斜視図、図3は、右側壁のラック用フレームを積み重ねて固定した状態を示す斜視図である。
【0027】
ラック用フレームは、図1に示す収納機器の右側面に位置する右側壁のラック用フレームと、図2に示す収納機器の左側面に位置する左側壁のラック用フレームとで構成される。なお、右側壁のラック用フレームと左側壁のラック用フレームとは、左右対称を成しているため、同じ符号を付して説明する。
【0028】
図1および図2に示すように、右側壁のラック用フレーム1と左側壁のラック用フレーム2は箱形の形状を成し、収納電子機器20の底面と接して収納電子機器20を支持する底面部5と、上段に位置するラック用フレーム1,2の底面部5と接触する上面部6と、収納電子機器20のラック取付用フランジ22(図6に示す)と接する前面部7と、ラック10の背面パネル(図示せず・必要に応じて付加)等と接する背面部8と、底面部5、上面部6、上面部6および背面部8と一体を成す側面部9とから構成されている。
【0029】
図1および図2に示すラック用フレーム1,2の底面部5は、側面部9の底辺から垂直に折れ曲がった面からなる。底面部5は、収納電子機器20の底面と接して収納電子機器20を支持するための支持部5aと、背面側に接続ケーブルを通すための切り欠き部5bとが設けられている。なお、底面部5の支持部5aの背面方向の長さは、収納電子機器20の奥行き寸法とほぼ同じとなっている。また、切り欠き部5bの背面部8までの長さは、ケーブルの収能に必要な空間および収納機器の冷却に必要な空間から決定するようにしている。。
【0030】
また、底面部5には、下段に位置する他のラック用フレーム1,2の上面部6と結合固定するためのねじ穴5cが2個所設けられている。なお、図1および図2に示す斜線部分は、支持部5aが収納電子機器20の底面と接する領域を示す。
【0031】
図1および図2に示す上面部6は、ラック用フレーム1,2を積み重ねるためのものであり、側面部9の上辺からL字型の形状を成している。上面部6は、上段に位置する他のラック用フレーム1,2の底面部5と接する接触部6aと、側面部9と平行に形成したガイド部6bから構成されている。
【0032】
上面部6の接触部6aには、上段に位置する他のラック用フレーム1,2の低面部5と結合固定するためのねじ穴6cが2個所に設けられている。上面部6のガイド部6bは、ラック10(図4に示す)に機器を収納する際のガイドを成し、更に、収納電子機器20が左右にスライドを起きないように防止するためのものである。また、ラック用フレームの前面部7側に位置するガイド部6bの先端部6b1は、電子機器を収納する際に容易に行えるように、側面部9側に折り曲げてある。また、ガイド部6bの背面側には、ケーブルの固定用ねじ穴6dが設けられており、束ねたケーブルを金具等で固定するためのものである。なお、上面部6は、側面部9と一体に形成されており、L字型の形状にすることにより、ラック用フレームの補強も兼ねている。
【0033】
図1および図2に示す前面部7は、側面部9と一体で形成されており、収納電子機器20に取り付けられているラック取付用フランジ22(図6の(b)に示す)を固定するためのものである。前面部7にはねじ穴7aが設けられており、前面部7とラック取付用フランジ22とをねじ等で固定するようになっている。
【0034】
図1および図2に示す背面部8はラック用フレーム1,2の背面に位置しており、背面カバーまたはステー等を取り付けるねじ穴8aが設けられており、背面カバーまたはステー等をラック10の背面に取り付けられるようになっている。背面部8は、側面部9と一体で形成されており、前面部7と平行を成すように構成されている。
【0035】
また、ラック用フレームの高さ(底面部5から上面部6までの長さ)は、収納する電子機器20の高さによって決定するようにする。本発明によるラック用フレームは、高さを自在に規定して製作することができるため、高さの異なる電子機器20に対しても使用することができる。なお、ラック内に収納する電子機器の高さには規格があり、一般に基準寸法(44.45mm、50mm等)の倍数の寸法で設計されている。例えば、EIA(Electronic Industries Association・電子工業会)規格では基準寸法が44.45mmとなっており、高さ44.45mmを1U、88.90mm(44.45mm×2)を2Uと称している。本発明によるラック用フレームは、各規格の基準寸法の整数倍の高さに対応させて製作することができるため、各ユニットを組み合わせて使用することができる。
【0036】
以上述べたラック用フレームは、鋼材(例えばSECC)を使用して製作される。ラック用フレームは、鋼材を板金加工によって製作され、他の部品の組み込み等が必要ないため、安価に製造することができる。
【0037】
次に、ラック10を組み立てる際のラック用フレーム1,2の積み重ね方法について述べる。図3は、右側壁のラック用フレーム1を積み重ねて固定した状態を示す斜視図である。図3に示すように、ラック用フレームは、下段に位置するラック用フレーム1の上面部6の接触部6aと、上段に位置するラック用フレーム1の底面部5とを重ね合わせて、下段に位置するラック用フレーム1の上面部6のねじ穴6cと、上段に位置するラック用フレーム1の低面部5に設けたねじ穴5cとに、固定用金具であるねじ15やナットで固定するようにする。ねじ穴は、ラック用フレームの上面部6の接触面6aおよび低面部5に2個所設けられており、それぞれをねじ15で固定するようにする。なお、電子機器20をラック10に収納する際には、ラック用フレームの上面部6のガイド部6bに沿って電子機器が移動するため、電子機器が固定用にねじに干渉しないようになっている。
【0038】
このように、ラック用フレームの上面部6の接触部6aに他のラック用フレームの底面部5を重ねて固定することにより、ラック用フレーム1,2を高さ方向に自在に延ばすことができる。また、ラック用フレーム1,2の積み重ねは、ラック用フレームの高さが異なるものに対しても行うことが可能となっている。
【0039】
次に、左側壁のラック用フレーム2に関しても、右側壁のラック用フレーム1と同様に積み重ねて固定するようにする。なお、右側壁と右側壁のラック用フレームは、ペアを成し、積み重ねの際には、同一高さのラック用フレームを使用するようにする。
【0040】
以上述べた右側壁のラック用フレーム1および左側壁のラック用フレーム2を積み重ねて固定することにより、ラック10に使用する右側壁および左側壁が完成する。
【0041】
次に、前述したラック用フレームを用いたラック10について説明する。図4は、本発明によるラック用フレームを用いたラック10の構造(組み立て状態)を示す斜視図である。
【0042】
図4に示すように、ラック10は、複数の右側壁のラック用フレーム1を積み重ねた右側壁と、複数の左側壁のラック用フレーム2を積み重ねた左側壁と、底板12と、上面パネル11からなる。ラック用フレーム1,2は、右側壁および左側壁の最下段に位置するラック用フレーム1,2の底面部5のねじ穴5cにより底板12とねじにより固定されている。また、右側壁および左側壁の最上段に位置するラック用フレーム1,2の上面部6のねじ穴6cにより上面パネル11とねじにより固定されている。
【0043】
図4に示すラック10は、10個の右側壁のラック用フレーム1および左側壁のラック用フレーム2を積み重ねたものであり、最大10式の機器を収納することが可能となっている。
【0044】
図5は、上面パネル11をはずした状態のラック10の平面図である。図5に示すように、収納する電子機器20(点線で示す)はラック用フレームの底面部5の支持部5a(図1,図2参照)で保持されている。電子機器20の背面では、底面部5の切り欠き部5bによって、電子機器20の幅寸法とほぼ同じ幅のケーブルの収納空間13を有している。これにより、電子機器20の背面に位置するコネクタが、電子機器20の側面近くの下部にあっても、接続ケーブルのコネクタおよびケーブルがラック用フレームの底面部5に接触することなく接続できるため接続不良を防ぐことができる。また、ラック用フレームの底面部5の切り欠き部によって、電子機器20の冷却に必要な空間が確保されるため、電子機器20の発熱を押さえることができる。
【0045】
また、ラック10に使用しているラック用フレーム1,2は、収納機器の幅の寸法に影響されないため、収納機器の幅寸法に合わせた底板12と、上面パネル11とを準備することにより、各種の幅の電子機器に対応することができる。
【0046】
以下に、図4に示すラック10に電子機器20を収納した一例を示す。図6(a)は、ラック10に電子機器20を収納した状態を示す図である。図6(b)は、図6(a)に波線の丸印で示すラック固定用金具を拡大した図である。図6(a)、(b)に示すように、電子機器20は、ラック10の前面よりラック用フレームに載せて、電子機器20の前面に位置する取っ手23を使用してラック10の背面に押し込むようにしてラック用フレーム1,2に収納する。その後、電子機器20の前方側面に取り付けられているラック固定用金具22のラック固定用ねじ穴とラック用フレーム1,2のねじ穴7aにねじを挿入して、電子機器20をラック用フレーム1,2の前面部7に固定するようにする。図6(a)に示すラック10は、10式の機器を収納した状態を示している。
【0047】
以上述べたように、本発明によるラック10を構成する部品は右側壁のラック用フレーム1、左側壁のラック用フレーム2、低板および上面パネル11のみであるため、従来のラックと比較して、部品点数が少ないため安価に製作することができる。また、従来のラックのように支柱にガイドレールを取り付ける必要がないため、短時間でラックの組み立てが行え、組み立て後、ラックの調整なしで機器の収納を行うことができる。また、ラック10の設置面積は、従来のラックより小さいため、スペースを有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による右側壁のラック用フレームを示す斜視図である。
【図2】本発明による左側壁のラック用フレームを示す斜視図である。
【図3】右側壁のラック用フレームを積み重ねて固定した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明によるラック用フレームを用いたラックの構造(組み立て状態)を示す斜視図である。
【図5】上面パネルをはずした状態のラックの平面図である。
【図6】(a)は、ラックに機器を収納した状態を示す図、(b)は、(a)に波線の丸印で示すラック固定用金具を拡大した図である。
【図7】従来のラックの概略の構成を示す斜視図である。
【図8】ラックマウント用レールの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0049】
1 右側壁のラック用フレーム
2 左側壁のラック用フレーム
5 底面部
5a 支持部
5b 切り欠き部
5c ねじ穴
6 上面部
6a 接触部
6b ガイド部
6c ねじ穴
6d ケーブル固定用ねじ穴
7 前面部
7a ねじ穴
8 背面部
8a ねじ穴
9 側面部
10 ラック
11 上面パネル
12 底板
13 ケーブル収納空間
15 ねじ
20 電子機器
22 ラック固定用金具
23 取っ手
30 従来のラック
31 支柱
31a 位置決め用のステー
32 上部フレーム
33 下部フレーム
35 ラックマウント用レール
35a スライド部
【出願人】 【識別番号】390013723
【氏名又は名称】デンセイ・ラムダ株式会社
【住所又は居所】東京都品川区東五反田一丁目11番15号 電波ビルディング
【出願日】 平成16年6月11日(2004.6.11)
【代理人】 【識別番号】100081318
【弁理士】
【氏名又は名称】羽切 正治

【識別番号】100007983
【弁理士】
【氏名又は名称】笹川 拓

【識別番号】100122541
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 友彰

【公開番号】 特開2005−353916(P2005−353916A)
【公開日】 平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願番号】 特願2004−174668(P2004−174668)