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【発明の名称】 配線基板及びこれを用いた入力装置とその製造方法
【発明者】 【氏名】田邉 功二
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【氏名】藤井 彰二
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【氏名】近久 陽介
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【要約】 【課題】各種電子機器に用いられる配線基板及びこれを用いた光透過性タッチパネル等の入力装置とその製造方法に関し、安価なものを提供することを目的とするものである。

【解決手段】複数の配線パターン22〜25及び接続部22A〜25Aが上面のみに形成されると共に可撓性を有する折曲部P−Pを有し、この折曲部P−Pで折曲げると、折曲げられる側の接続部24A、25Aが下面に配置されるようにして配線基板20を構成するものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の配線パターン及び接続部が上面のみに形成されると共に可撓性を有する折曲部を有し、この折曲部で折曲げると、一部の接続部が下面に配置される配線基板。
【請求項2】
折曲後の接続部の位置を決める複数の穴を設けた請求項1記載の配線基板。
【請求項3】
折曲げられず上面側に配置される接続部と、折曲げられ下面側に配置される接続部の各接続部を含む配線基板部を同等の厚さとした請求項1記載の配線基板。
【請求項4】
複数の接続部の間に切込み部を設けた請求項1記載の配線基板。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板と、下面の全面又は所定の箇所に上導電層及びこの上導電層に接続された上電極が形成された上基板と、上面の全面又は所定の箇所に上記上導電層と所定の間隙を空けて対向する下導電層及びこの下導電層に接続された下電極が形成された下基板からなり、上記配線基板の複数の接続部が上記上電極及び下電極の所定の箇所に接続された入力装置。
【請求項6】
配線基板を折曲部で折曲げた後、この配線基板の複数の接続部を対向配置した上下基板の上電極及び下電極の、所定の箇所に接続する請求項3記載の入力装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、各種電子機器に用いられる配線基板及びこれを用いた光透過性タッチパネル等の入力装置とその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の高機能化や多様化が進むに伴い、LCD等の表示素子の前面に光透過性タッチパネル等の入力装置を装着し、これを通して表示素子に表示された文字や記号、絵柄等の視認、選択を行い、この操作によって電子機器の各機能の切換えを行うものが増えている。
【0003】
このような従来の入力装置について、光透過性タッチパネル(以後、タッチパネルと記載する)を例として、図7〜図9を用いて説明する。
【0004】
図7は従来のタッチパネルの分解斜視図、図8は同配線基板の要部斜視図であり、同図において、1はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートフィルム等の光透過性の上基板で、この下面全面には、酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性の上導電層2が真空スパッタ等によって形成されている。
【0005】
そして、3及び4は銀やカーボン等のペーストによって印刷形成された一対の上電極で、上導電層2の両端から、エッチングやレーザカッティングにより部分的に上導電層2が除去され素地を露出させた上基板1上を延出し、端部には一対の上導出部3Aと4Aが設けられている。
【0006】
また、5はガラスまたはアクリルやポリカーボネート樹脂等の下基板で、この上面全面には、上導電層2と同様にして光透過性の下導電層6が形成されると共に、上導電層2とは直交方向の両端から一対の下電極7及び8が下導電層6が除去された下基板5上を延出している。
【0007】
そして、この下電極7及び8の端部には一対の下導出部7Aと8Aが設けられると共に、下導電層6上面には、上導電層2と所定の間隙を保つための複数のドットスペーサ(図示せず)が、エポキシやシリコン等の絶縁樹脂によって所定の間隔で形成されている。
【0008】
また、これら上基板1と下基板5は、上下面に粘着剤が塗布された額縁状のスペーサ9によって、上導電層2と下導電層6が所定の間隙を空けて対向するように外周が貼り合わされると共に、上基板1と下基板5の導出部の間には、複数の配線パターン及び接続部が両面に形成されると共に可撓性を有する配線基板10が挿入され、挟持されている。
【0009】
具体的には、この配線基板10には、図8に示すように、上面に複数の配線パターン12〜15が形成されると共に、右側の配線パターン12と13の端部に右側の接続部12Aと13Aが形成されている。
【0010】
また、左側の配線パターン14と15は貫通孔内に導電剤が充填されたスルホール14Aと15Aを介して下面の配線パターンに接続され、この下面の端部には左側の接続部14Bと15Bが形成されている。
【0011】
そして、図9の断面図に示すように、上下基板1、5の各導出部と配線基板10の各接続部間には異方導電接着剤11が塗布され、上基板1の上導出部3Aと4Aは配線基板10上面の右側の接続部12Aと13Aに、また、下基板5の下導出部7Aと8Aは配線基板10下面の左側の接続部14Bと15Bに接着接続されて、タッチパネルが構成されている。
【0012】
以上の構成において、このタッチパネルがLCD等の表示素子の前面に装着されると共に、配線基板10の各配線パターンが接続用コネクタ等によって電子機器の検出回路に接続され、上基板1の上面が指或いはペン等で押圧操作されると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層2が下導電層6に接触し、検出回路が上電極3、4間及び下電極7、8間に電圧を印加してこれらの電極間の抵抗比を検出し、この押圧された位置を検出して電子機器の各機能の切換えを行うように構成されているものであった。
【0013】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2003−108302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、上記従来の配線基板及びこれを用いた入力装置においては、配線基板10に両面の配線パターンやスルホールの形成が必要なため、入力装置が高価なものになるという課題があった。
【0015】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、安価な配線基板及びこれを用いた入力装置とその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0017】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の配線パターン及び接続部を上面のみに形成すると共に、可撓性を有する折曲部で折曲げると、一部の接続部が下面に配置されるようにして配線基板を構成したものであり、両面の配線パターンやスルホールの形成が不要なため、安価な配線基板を得ることができるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、折曲後の接続部の位置を決める複数の穴を設けたものであり、例えば、位置決めピンを形成した曲げ治具等を使用して、折曲後にこの位置決めピンに複数の穴を入れるだけで接続部を、背景技術の項で説明したタッチパネルの上電極及び下電極の所定の箇所に対向するようにできるため、これらの穴がないものに比べて入力装置の製造を容易に行うことができるという作用を有する。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、折曲げられない接続部と、折曲部で折曲げられる接続部の各接続部を含む配線基板部を同等の厚さとしたものであり、各接続部を背景技術の項で説明したタッチパネルの上導出部及び下導出部に加熱圧などにより接続する作業の際、均等に加熱圧できるため、安定した接続の信頼性の高い入力装置を得ることができるという作用を有する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、配線基板は複数の接続部の間に切込み部を設けたものであり、この切込み部で配線基板に加わる応力を吸収し、かつ接続部の折曲げを容易に行うことができるという作用を有する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の配線基板と、下面の全面又は所定の箇所に上導電層及びこの上導電層に接続された上電極が形成された上基板と、上面の全面又は所定の箇所に上導電層と所定の間隙を空けて対向する下導電層及びこの下導電層に接続された下電極が形成された下基板からなり、配線基板の複数の接続部が上電極及び下電極の所定の箇所に接続されるようにして入力装置を構成したものであり、配線基板に両面の配線パターンやスルホールの形成が不要なため、安価な入力装置を得ることができるという作用を有する。
【0022】
請求項6に記載の発明は、配線基板を折曲部で折曲げた後、この配線基板の複数の接続部を上電極及び下電極の所定の箇所に接続するようにして請求項7記載の入力装置の製作を行うものであり、安価な入力装置を実現することができるという作用を有する。
【発明の効果】
【0023】
以上のように本発明によれば、安価な配線基板及びこれを用いた入力装置とその製造方法を提供することができるという有利な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態について、主にタッチパネルを例として、図1〜図6を用いて説明する。
【0025】
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0026】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるタッチパネルの分解斜視図、図2は同上下基板の平面図、図3は同配線基板の平面図であり、同図において、1はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートフィルム等の光透過性の上基板で、この下面全面には、酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性の上導電層2が真空スパッタ等によって形成されている。
【0027】
そして、3及び4は銀やカーボン等のペーストによって印刷形成された一対の上電極で、図2(a)に示すように、上導電層2の両端から、エッチングやレーザカッティングにより部分的に上導電層2が除去され素地を露出させた上基板1上を延出し、端部には一対の上導出部3Aと4Aが設けられている。
【0028】
また、5はガラスまたはアクリルやポリカーボネート樹脂等の下基板で、この上面全面には、上導電層2と同様にして光透過性の下導電層6が形成されると共に、図2(b)に示すように、上導電層2とは直交方向の両端から一対の下電極7及び8が下導電層6が除去された下基板5上を延出している。
【0029】
そして、この下電極7及び8の端部には一対の下導出部7Aと8Aが設けられると共に、下導電層6上面には、上導電層2と所定の間隙を保つための複数のドットスペーサ(図示せず)が、エポキシやシリコン等の絶縁樹脂によって所定の間隔で形成されている。
【0030】
また、これら上基板1と下基板5は、図1に示すように、上下面に粘着剤が塗布された額縁状のスペーサ9によって、上導電層2と下導電層6が所定の間隙を空けて対向するように外周が貼り合わされると共に、上基板1と下基板5の導出部の間には、複数の配線パターン及び接続部が上面のみに形成されると共に可撓性を有する折曲部を有し、この折曲部で折曲げると、一部の接続部が下面に配置される配線基板20が挿入され、挟持されている。
【0031】
具体的には、この配線基板20には、図3(a)に示すように、上面の上側の配線パターン22と23の端部に接続部22Aと23Aが、上面の下側の配線パターン24と25の端部に接続部24Aと25Aが形成されると共に、複数の穴16A、穴16B、穴17A、穴17Bが形成されている。
【0032】
上記穴16A、穴16B、穴17A及び穴17Bは配線基板20に各種処理を施すときや次工程に移動させるとき、或いは位置合わせ等に用いることができる。
【0033】
そして、折曲げは、配線基板20の各穴に対応する3箇所に位置決めピンを形成した曲げ治具(図示せず)等を使用して、図3(b)に示すように、穴17Aと穴17Bがこの治具の同一の位置決めピンに入るようにする。
【0034】
つまり、配線基板20の配線パターン25と接続部25Aの間に設けられ穴状の切り欠き18Aまで延伸する切込み部26を利用して、穴状の切り欠き18Aと18Bの中心を結ぶ線で形成される折曲部P−Pで穴17Aと穴17Bが重なるように折曲げることによって、上面に形成された上側の接続部22Aと23Aの下側の下面に接続部24Aと25Aが配置される。
【0035】
ここで、折曲げた状態で重なる必要な箇所同士を固着するために線分27A及び線分27Bで囲まれた領域を接着部28とし、この領域に接着剤もしくは接着テープを貼る。
【0036】
つまり、穴状の切り欠き18Aと18Bの中心を結ぶ線で形成される折曲部P−Pで折曲げることによって、接続部24Aと25Aが配された配線基板部が反転し、接続部22Aと23Aに隣合うように配置される。
【0037】
このことは言い方を変えると、接続部22A、23Aは配線基板20の上面に置かれたままで、折曲げられた後の接続部24A、25Aは上面とは反対側、すなわち、下面側に置かれる。
【0038】
この結果、これら各接続部22A、23A、24A、25Aは全領域が1重の状態で同じ厚みにできる。
【0039】
このことは、図4に示す、図3(b)の配線基板20をタッチパネルに組込む際に、配線基板20が上基板1と下基板5の間に重ねられて、折曲げられない接続部22A、23Aと、折曲げられる接続部24A、25Aの各接続部が同じ厚さにできて、対向する上導出部3A、4A及び下導出部7A、8Aに加熱圧などにより接続する場合、均等に加熱圧できる。
【0040】
つまり、上基板1の上導出部3Aと4Aは配線基板20の接続部22Aと23Aに、また、下基板5の下導出部7Aと8Aは接続部24Aと25Aに異方導電接着剤11を介して接着接続されてタッチパネルが構成されている。
【0041】
以上の構成において、このタッチパネルがLCD等の表示素子の前面に装着されると共に、配線基板20の各配線パターンが接続用コネクタ等によって電子機器の検出回路に接続され、上基板1の上面が指或いはペン等で押圧操作されると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層2が下導電層6に接触し、検出回路が上電極3、4間及び下電極7、8間に電圧を印加してこれらの電極間の抵抗比を検出し、この押圧された位置を検出して電子機器の各機能の切換えを行うように構成されている。
【0042】
このように本実施の形態によれば、複数の配線パターン22〜25及び接続部22A〜25Aを上面のみに形成すると共に、可撓性を有する折曲部で折曲げると、一部の接続部としての接続部24A、25Aが下面に配置されるようにして配線基板20を構成することによって、両面の配線パターンやスルホールの形成が不要なため、安価な配線基板20を得ることができるものである。
【0043】
また、折曲後の接続部22A〜25Aの位置を決める複数の穴16A、穴16B、穴17A及び穴17Bを設けることによって、例えば、位置決めピンを形成した曲げ治具等を使用して、折曲後にこの位置決めピンに複数の穴16A、穴16B、穴17A及び穴17Bを入れるだけで接続部22A〜25Aを、上電極3、4及び下電極7、8の所定の箇所としての上導出部3Aと4A及び下導出部7Aと8Aに対向するようにできるため、これらの穴がないものに比べて入力装置の製造を容易に行うことができる。
【0044】
そして、配線基板20の複数の接続部22A〜25Aが上電極3、4及び下電極7、8の所定の箇所としての上導出部3Aと4A及び下導出部7Aと8Aに接続されるようにして入力装置を構成することによって、両面の配線パターンやスルホールの形成が不要なため、安価な入力装置及びその製造方法を得ることができる。
【0045】
なお、以上の説明では、上基板1及び下基板5の表面全面に、上導電層2及び下導電層6が酸化インジウム錫や酸化錫等で形成された光透過性のタッチパネルとして説明したが、これに代えて、上導電層2及び下導電層6が上電極3、4や下電極7、8と同様の不透光性の銀やカーボン等のペーストによって印刷形成されたものとしても、本発明の実施は可能である。
【0046】
また、上基板1下面の所定の箇所に上導電層が形成されると共に、下基板5上面の所定の箇所に上記上導電層と所定の間隙を空けて対向する下導電層が形成され、上基板1上面の押圧操作によって所定の箇所の上導電層と下導電層のみの電気的接離が行われる、所謂、メンブレンスイッチ等の入力装置としても良い。
【0047】
そして、以上の説明では、折曲後の接続部の位置を決める複数の穴を設けた例として図3(a)に示す配線基板を用いたが、図5(a)に示す配線基板を用いて、図5(b)に示すように、穴57Aと穴57Bが入れ替わるように穴状の切り欠き58Aと58Bの中心を結ぶ線P−Pで形成される折曲部で折曲げ、上面に形成された上側の接続部52Aと53Aの下側の下面に接続部54Aと55Aが配置されるようにしても良い。
【0048】
詳しくは、接続部52Aと接続部55Aの間に切込み部59Aを設け、この切込み部59Aは幅広部のほぼ中央部に設けると共に、切込み部59Aに連接して、くり抜き部59Bを設けている。
【0049】
ここで、このくり抜き部59Bを設ける本来の目的は折曲げ箇所と位置を画定するためであるが、配線基板50の加熱圧や折曲げ時に発生する応力を緩和するという副次的な作用効果も有する。
【0050】
なお、上記実施の形態で述べた図3(a)では、折曲部P−Pは配線基板20の幅狭部の延伸方向に対して直交するように配置したが、本実施の形態では幅狭部の延伸方向に対してほぼ平行に配置させている。
【0051】
また、図5(a)の折曲部P−Pをほぼ中心として接着部51を設け、この接着部51には折曲部P−Pで折曲げたときに、配線基板50の重なり領域を固着するために接着剤や接着テープが取り付けられる。
【0052】
ここで、折曲げは切込み部59Aと対辺する幅広部の一辺との位置関係が反転されるように行い、これによって、切込み部59Aとくり抜き部59Bとで形成される突起部(59A)が幅広部の外側に現れる。
【0053】
また、折曲げられた配線基板50の接続部52A、53A、54A及び55Aは同一線上に配置されるとともに、各接続部には重なった領域が存在しないいわゆる、1重構造の配線基板50を得ることができる。
【0054】
この結果、これら各接続部52A、53A、54A及び55Aは全領域が1重の状態で同じ厚みにでき、これら接続部と他の接続手段との電気的接続および機械的結合の信頼性を高めることができる。
【0055】
また、図6(a)に示す配線基板60を用いて、図6(b)に示すように、穴67Aと穴67Bが重なるように上側の接続部62Aと63Aの左端と下側の接続部64Aと65Aの右端を結ぶ線で形成される折曲部E−Fで折曲げる。
【0056】
この結果、上面に形成された接続部62Aと63Aの下方の下面に接続部64Aと65Aが配置されるようにしても良い。
【0057】
なお、図5(a)の折曲げ前は上側の接続部52Aと下側の接続部55Aが隣合っているため、この時に、上側の接続部52Aと53A及び下側の接続部54Aと55Aの上面に異方導電接着剤11を続けて塗布するようにできるため、左側と右側に接続部が離れている図3(a)の例のような場合、それぞれの各上面に異方導電接着剤11を別々に塗布する必要がなく、作業の簡略化ができる。
【0058】
また、上下基板1、5の各導出部と配線基板の各接続部間には異方導電接着剤11を塗布するものとしたが、これに代えて、異方導電接着剤11が塗布されたソニーケミカル製のCP7131等の異方導電テープを貼り付けるものとしても良い。
【0059】
なお以上の説明において、説明の便宜上、「上面」、「下面」、「右側」及び「左側」などのいわゆる相対的な位置関係を表す語句を用いたが、これらは各部材、各部位が置かれた相対的な所在を表すものであり、絶対的な位置関係を表すものではない。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明による配線基板及びこれを用いた入力装置とその製造方法は、配線基板構造の簡便化を図り製造の工程数を減らすとともに、配線基板の全ての接続部を同じ厚さ構造にでき、上基板側と下基板側との接続部の配線基板は上基板と下基板の熱膨張や吸湿膨張の差による相対位置変動に対しても柔軟に対応できるので、これら接続部と他の接続手段との電気的接続および機械的結合の信頼性を高める、安価な配線基板及びこれを用いた入力装置とその製造方法を提供することができるという有利な効果を有し、各種電子機器の操作に用いられるタッチパネル等の入力装置とその製造方法等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施の形態による光透過性タッチパネルの分解斜視図
【図2】同上下基板の平面図
【図3】同配線基板の平面図
【図4】同断面図
【図5】本発明の他の実施の形態による配線基板の平面図
【図6】同配線基板の平面図
【図7】従来の光透過性タッチパネルの分解斜視図
【図8】同配線基板の要部斜視図
【図9】同断面図
【符号の説明】
【0062】
17A、17B 穴
18A、18B 切り欠き
20 配線基板
22、23、24、25 配線パターン
22A、23A、24A、25A 接続部
26 切込み部
28 粘着部
P−P 折曲部
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成16年12月27日(2004.12.27)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100103355
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 智康

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【公開番号】 特開2005−317912(P2005−317912A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2004−376047(P2004−376047)