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【発明の名称】 回路形成基板の製造方法
【発明者】 【氏名】西井 利浩
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】山根 茂
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】中村 眞治
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】林 秀典
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】藤本 徹
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】岡田 俊治
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】中井 出
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】本発明は、導電ペーストなどの拡散を防止し高密度で信頼性の高い回路形成基板の製造方法を提供することを目的とするものである。

【解決手段】回路形成基板の製造において、両面あるいは多層に形成された回路間を相互に接続するための貫通穴15あるいは非貫通穴26を形成する際に穴内壁に変質層16と硬化層33を形成する。この拡散防止手段の作用により導電ペーストが穴周辺に拡散することを防止でき、エネルギービーム加工の高速性、経済性を失うことなく高品質の穴加工を実現し、高密度で信頼性の高い回路形成基板を提供できるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱硬化性樹脂を含むBステージ状態の基板材料にエネルギービームを照射して貫通あるいは非貫通の穴を形成するとともに前記穴の内壁に拡散防止手段としての変質層を形成する工程と、
前記穴内に導電粒子を含む導電ペーストを充填する工程と、
導電粒子を含むペーストを充填した基板材料の片面あるいは両面に金属箔を配置し、片面あるいは両面に金属箔を配置した基板材料を加熱加圧して圧縮して接続手段を形成する工程とを備え、
前記導電ペースト中には前記基板材料の熱硬化性樹脂と反応する材料が加えられており、
導電ペーストを充填する工程は前記導電ペーストと前記基板材料の熱硬化性樹脂との接触面で拡散防止手段としての硬化層を形成する工程を含むことを特徴とする回路形成基板の製造方法。
【請求項2】
充填に用いるペーストは、加熱加圧して圧縮する際に、導電粒子以外の成分が導電粒子よりも拡散防止手段の外部に排出される量が多くなる特徴を有するペーストである請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項3】
基板材料の少なくとも穴形成を行う部分が未硬化分を含む樹脂フィルムである請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項4】
基板材料が織布あるいは不織布と樹脂の複合材料である請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項5】
織布あるいは不織布に有機繊維材料を用いた請求項4に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項6】
有機繊維材料として芳香族ポリアミド繊維を主体として用いた請求項5に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項7】
有機繊維材料の熱収縮開始温度が150度以上300度未満である請求項5に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項8】
穴内壁に形成される拡散防止手段、あるいはその一部分は、織布あるいは不織布が溶融等が変質した成分を主体とした変質層である請求項4に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項9】
穴内壁に形成される拡散防止手段、あるいはその一部分は、織布あるいは不織布が溶融等が変質した成分と樹脂が変質した部分が一体化してなる請求項4に記載の回路形成基板の製造方法。
【請求項10】
基板材料が多孔質である請求項1に記載の回路形成基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は各種電子機器に利用される回路形成基板の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の電子機器の小型化・高密度化に伴って、電子部品を搭載する回路形成基板も従来の片面基板から両面、多層基板の採用が進み、より多くの回路を基板上に集積可能な高密度の回路形成基板の開発が行われている。
【0003】
高密度の回路形成基板においては、従来広く用いられてきたドリル加工による基板への穴(スルーホール)加工に代わって、より高速で微細な加工が可能なレーザー等のエネルギービームを用いた加工法の採用が検討されている(日刊工業新聞社発行「表面実装技術」1997年1月号、高木清著;“目覚ましいビルドアップ多層PWBの開発動向”参照)。
【0004】
一般にレーザーによる穴加工ではレーザーにより加工対象を局所的に加熱し昇華させて穴を形成するため穴内壁が凹凸の激しい粗雑な面となりやすい。また、加工対象物質の炭化物が穴内に残留した場合、穴内にめっき等の接続手段を形成する場合の妨げとなる。このような問題に対して、加工対象に照射するエネルギービームのピークエネルギー値を大きく照射時間を極力短くして、加工対象を瞬時に蒸発昇華させ加工部周辺に熱影響の及ばない加工法が採用されている。
【0005】
以上に述べたような加工法を実施した場合の加工部断面を図15に示す。図15(a)は未硬化分を含むBステージ状態の熱硬化性樹脂フィルムへの加工例、図15(b)は芳香族ポリアミド(以下アラミドと記載)繊維3の不織布と熱硬化性樹脂2の複合材料における加工例である。図15(a)において加工後の貫通穴4の内壁は熱影響をほとんど受けていない熱硬化性樹脂フィルムからなっており、図15(b)においてもアラミド繊維3の切断面がそのまま貫通穴4の内壁に現れるような性状を示す。基板材料1が空孔部1aを持つ多孔質材料であった場合には貫通穴4の内壁に空孔部1aが現れてしまう場合がある。
【非特許文献1】高木清、“目覚ましいビルドアップ多層PWBの開発動向”、「表面実装技術」、日刊工業新聞社、1997年1月号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら基板材料に穴加工を行う目的は前述したように、基板の表裏あるいは内層に形成された回路を相互に接続するためであり、穴加工を行った後にめっき、導電ペーストの充填などの接続手段の形成が行われる。
【0007】
前述のBステージ樹脂フィルムに形成した貫通穴4に導電性粒子5を含む導電ペースト6を印刷法などを用いて充填し、フィルムの表裏に銅箔7を配置して加熱加圧することによりBステージ樹脂を成形硬化させた後に、銅箔7をパターンニングして回路を形成した両面回路形成基板を図16(a)に示す。図中にあるように導電ペースト6中の導電性粒子5が成形硬化時の樹脂の流れによって貫通穴4の付近に拡散している。
【0008】
図15(b)に示した空孔部1aを持つ基板材料1に対して同様の工程を実施した場合には図16(b)に示すように貫通穴4の周辺に導電性粒子5が拡散するとともに穴内壁に現れた空孔部1aにも導電性粒子5が流入拡散する。加熱加圧時に厚み方向に基板材料1を圧縮する必要がある場合にこのような空孔部1aを持ついわゆる多孔質基板材料がしばしば用いられるが、一般に空孔部1aの形成は制御しづらいものであり、図16(b)に示したような形状に必ずしも安定せず、そのサイズはかなりのばらつきを実際には示す。その際、大きい空孔部1aが貫通穴4の付近に存在した場合には、導電性粒子5の流入、拡散はかなり広い範囲におよぶものとなる。
【0009】
また、前述のアラミド繊維3の不織布と熱硬化性樹脂2の複合材料に対して穴加工を行った後にめっき8を施した場合において、アラミド繊維3と熱硬化性樹脂2の界面に密着不十分な箇所が有った場合に穴内壁から界面にめっき液のしみこみ9が発生した例を図17に示す。
【0010】
高密度の回路形成基板では貫通穴および接続手段のサイズは非常に微小なものであるため、接続手段が貫通穴周辺に拡散してしまうことは隣接する接続手段間あるいは回路間の絶縁抵抗を確保する上で重大な問題である。
【0011】
また、加熱加圧時に導電ペースト6を基板材料1の厚み方向に圧縮することにより導電性粒子5間の接触を密にして低抵抗の接続手段を得ようとする場合に、前述したような導電性粒子5の拡散が発生した際には導電ペースト6の圧縮が十分に行われず、接続の信頼性に問題が発生する可能性がある。
【0012】
本発明は高品質の穴加工をエネルギービーム加工の高速性を失うことなく実現し、高密度で信頼性の高い回路形成基板の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために本発明は、熱硬化性樹脂を含むBステージ状態の基板材料にエネルギービームを照射して貫通あるいは非貫通の穴を形成するとともに前記穴の内壁に拡散防止手段としての変質層を形成する工程と、前記穴内に導電粒子を含む導電ペーストを充填する工程と、導電粒子を含むペーストを充填した基板材料の片面あるいは両面に金属箔を配置し、片面あるいは両面に金属箔を配置した基板材料を加熱加圧して圧縮して接続手段を形成する工程とを備え、前記導電ペースト中には前記基板材料の熱硬化性樹脂と反応する材料が加えられており、導電ペーストを充填する工程は前記導電ペーストと前記基板材料の熱硬化性樹脂との接触面で拡散防止手段としての硬化層を形成する工程を含むことを特徴とする回路形成基板の製造方法である。
【0014】
この本発明によれば、拡散防止手段の作用により接続手段が穴周辺に拡散することを防止でき、エネルギービーム加工の高速性、経済性等を失うことなく高品質の穴加工を実現し、高密度で信頼性の高い回路形成基板を提供できるものである。
【発明の効果】
【0015】
以上のように本発明の回路形成基板の製造方法によれば、貫通あるいは非貫通の穴内壁に変質層あるいは樹脂層などの拡散防止手段を形成する構成により、その拡散防止手段の外部に接続手段が拡散せず、特に高密度な回路形成基板において信頼性が向上する等の作用を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
請求項1に記載の発明は、熱硬化性樹脂を含むBステージ状態の基板材料にエネルギービームを照射して貫通あるいは非貫通の穴を形成するとともに前記穴の内壁に拡散防止手段としての変質層を形成する工程と、前記穴内に導電粒子を含む導電ペーストを充填する工程と、導電粒子を含むペーストを充填した基板材料の片面あるいは両面に金属箔を配置し、片面あるいは両面に金属箔を配置した基板材料を加熱加圧して圧縮して接続手段を形成する工程とを備え、前記導電ペースト中には前記基板材料の熱硬化性樹脂と反応する材料が加えられており、導電ペーストを充填する工程は前記導電ペーストと前記基板材料の熱硬化性樹脂との接触面で拡散防止手段としての硬化層を形成する工程を含むことを特徴とする回路形成基板の製造方法としたものであり、エネルギービーム加工の高速性、経済性等を失うことなく拡散防止手段としての変質層を容易に形成することができ、さらに、基板材料中の熱硬化性樹脂と、導電ペーストに含有された熱硬化性樹脂と反応する材料とで拡散防止手段としての硬化層を導電ペーストを充填すると同時に効率的に形成することができる。
【0017】
また、基板材料が熱硬化性樹脂を含むため、エネルギービーム照射による拡散防止手段の形成が容易で、樹脂の耐湿性などの信頼性が向上するという作用を有する。
【0018】
また、基板材料が熱硬化性樹脂を含むBステージ状態であるため、加熱加圧により基板材料を圧縮する手順を接続手段形成工程に用いることができ、その際にも接続手段の穴周辺への拡散が防止できる効果を有する。
【0019】
この製造方法により形成した拡散防止手段の存在により、その後工程、例えばBステージ樹脂フィルムの表裏に銅箔を配置し加熱加圧する際においても、貫通穴に充填されたペースト中の導電粒子が前記穴付近に拡散することを防止することができ、信頼性の高い回路形成基板を製造し提供することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、充填に用いるペーストは、加熱加圧して圧縮する際に、導電粒子以外の成分が導電粒子よりも拡散防止手段の外部に排出される量が多くなる特徴を有するペーストである請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、導電粒子が穴内で相互に接触する確率を高め、基板材料表裏および内層間の電気的接続を高信頼なものとし、さらに充填前のペースト中の導電粒子の含有率の自由度が拡大するため、微細な穴内への充填性に優れたペースト組成を採用できる作用を有する。
【0021】
請求項3に記載の発明は、基板材料の少なくとも穴形成を行う部分が未硬化分を含む樹脂フィルムである請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、導電ペースト等で接続手段を形成する際に接続手段が穴周囲に拡散することを防止できる作用を有する。
【0022】
請求項4に記載の発明は、基板材料が織布あるいは不織布と樹脂の複合材料である請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、複合材料の特性を利用しながら、拡散防止手段の外部に接続手段が拡散しないという作用を有する。
【0023】
請求項5に記載の発明は、織布あるいは不織布に有機繊維材料を用いた請求項4に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、樹脂と比較的物性の近い有機繊維を用いることにより変質層の形成が容易になるという作用を有する。
【0024】
請求項6に記載の発明は、有機繊維材料として芳香族ポリアミド繊維を主体として用いた請求項5に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、エネルギービームによる変質層の形成が容易で、回路形成基板の軽量化、高信頼性化等の作用を有する。
【0025】
請求項7に記載の発明は、有機繊維材料の熱収縮開始温度が150度以上300度未満である請求項5に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、レーザービーム等の照射による熱加工時の温度上昇で有機繊維材料を熱収縮および溶融させ緻密な変質層を形成できる作用を有する。
【0026】
請求項8に記載の発明は、穴内壁に形成される拡散防止手段、あるいはその一部分は、織布あるいは不織布が溶融等が変質した成分を主体とした変質層である請求項4に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、溶融時に織布あるいは不織布の一部あるいは大部分が一体化し緻密な変質層を形成することができる作用を有する。
【0027】
請求項9に記載の発明は、穴内壁に形成される拡散防止手段、あるいはその一部分は、織布あるいは不織布が溶融等が変質した成分と樹脂が変質した部分が一体化してなる請求項4に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、より緻密な変質層が形成できる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、基板材料が多孔質である請求項1に記載の回路形成基板の製造方法としたものであり、加熱加圧により圧縮が容易であるが接続手段の拡散が発生しやすい多孔質の基板材料においても、変質層の形成により拡散を防止できる効果を有する。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図14を用いて説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1(a)〜(f)は本発明の第1の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。基板材料11は図1(a)に示すように熱硬化性樹脂12と織布または不織布の有機繊維材料からなるアラミド繊維13の複合材料となっている。熱硬化性樹脂12は完全に硬化したものではなく、未硬化分を含むいわゆるBステージ状態であり、基板材料11は通常プリプレグと呼ばれるものである。
【0031】
次に図1(b)に示すように、レーザービーム14を基板材料11上に照射して貫通穴15を形成する。その際に基板材料11中の熱硬化性樹脂12およびアラミド繊維13は熱により昇華して周囲に拡散する。そして、後述するように加工条件を適正なものとした場合にはアラミド繊維13は穴内壁付近で溶融等の変質を起こして一体化し拡散防止手段としての変質層16を形成する。変質層16はアラミド繊維13を主体とするが熱硬化性樹脂12が軟化した部分が一部混入することも差し支えない。
【0032】
次に図1(c)に示すように導電粒子とエポキシ系樹脂を主体とする接続手段としての導電ペースト17を印刷法等を用いて貫通穴15に充填する。次に図1(d)に示すように金属箔18を基板材料11の両面に重ね合わせ加熱加圧することにより、図1(e)に示すように基板材料11は厚み方向に圧縮成形され、導電ペースト17によって基板材料11の両面に重ね合わせた金属箔18は電気的に接合される。その後、図1(f)に示すように基板材料11に両面の金属箔18は通常のエッチング工法によりエッチングされて回路19を形成して回路形成基板となる。
【0033】
変質層16は比較的緻密な膜状となって貫通穴15の内壁に形成されているが、導電ペースト17中の樹脂成分などを前記加圧加熱時に貫通穴15の外部に排出する程度の空隙は有している。しかし、1〜5μm程度の粒径の球形導電粒子を用いた実験では変質層16の外部に導電粒子の流れ出しはほとんど確認されなかった。貫通穴15のサイズが微細化した場合には、導電ペースト17の充填性を高めるために粘度の低い導電ペースト17を使う必要がある。そのため、導電ペースト17中の導電粒子比率を下げて樹脂成分などを増加させることにより粘度調整を行うが、導電粒子の比率を下げたことにより基板材料11の両面の金属箔18の電気的な接合の信頼性が低下する可能性がある。
【0034】
しかし、本実施の形態に述べたような導電ペースト17中の導電粒子のみを選択的に貫通穴15の内部に残しながら加熱加圧による圧縮を行うことによって、圧縮後の貫通穴15内での導電粒子の密度を十分高いものとして接合の信頼性を高めることができる。本実施の形態で説明している内容からもわかるように、変質層16という表現を便宜的に本発明の中で使用しているが、完全な膜状に層を形成して穴内壁に変質層16が形成されている必要は必ずしも無く、穴内壁付近に接続手段の拡散を防止する性質を持つ部分が存在することが条件として満たされておれば良いものであって、その部分のことを本発明では変質層16とするものである。
【0035】
本実施の形態の作用は基板材料11がプリプレグの状態で空孔の多い多孔質であった場合においても有効なものであり、圧縮成形が容易な多孔質材料についても本発明は有効である。
【0036】
(実施の形態2)
図2から図4は本発明の第2の実施の形態における基板材料11への穴加工を示すパルス波形概略図と加工部断面図である。
【0037】
基板材料11にはアラミド繊維の不織布に熱硬化性樹脂を含浸し、加熱によりBステージ化したプリプレグを用い、エネルギービームとして炭酸ガスレーザーを用いて穴加工を行った。図2(a)に示すような立ち上がりおよび立ち下がりが急峻で比較的ピークエネルギーの高いレーザーパルスを基板材料11に照射した場合には熱硬化性樹脂12およびアラミド繊維13は瞬時に蒸発昇華して除去加工され、図2(b)に示すように穴内壁にはアラミド繊維13の切断面が加工前の性状で現れ、熱硬化性樹脂12の硬化も穴周囲に進展しない。本発明者の実験によれば、約200μmの厚みのプリプレグに対してレーザーパルスの立ち上がりおよび立ち下がり時間が20μs以下でピークエネルギーが1000W以上の場合にこのような加工となった。さらに、150μm程度の穴径を得るのに必要なパルス幅は半値幅にして約50μs未満であった。
【0038】
次に図3(a)に示すような比較的ピークエネルギーが低く立ち下がり時間の長いレーザーパルスを基板材料11に照射した場合には、図3(b)に示すような加工部断面となった。ピークパワーが低いために所望の穴加工を行うために必然的にパルス幅は長くなり、立ち下がり時間も長いために加工部付近に蓄熱現象が起こり、熱硬化性樹脂12およびアラミド繊維13は穴内壁付近で炭化し炭化層29が形成され、かつ両者の融点および加工レートの差によって穴内壁の形状は凹凸の激しいものとなる。本発明者の実験によれば、レーザーパルスのピークパワーが100W以下あるいはパルスの半値幅が1ms以上あるいは立ち下がり時間が1ms以上の場合にこのような現象が観察された。
【0039】
次に図4(a)に示すように、図2(a)と図3(a)の中間に相当するようなパルス波形を用いた場合には、図4(b)に示すようにアラミド繊維13が溶融した成分により膜状の変質層16として穴内壁が覆われる加工部断面形状が得られた。空孔部11aが穴内壁に存在した場合にも変質層16により穴内壁に空孔部11aが現れることはない。特に熱収縮開始温度が150℃以上300℃未満のアラミド繊維13を用いた場合に、熱による繊維の縮退が効果的に起こり膜状の変質層16が効率的に形成された。当然のことながら熱硬化性樹脂12の成分も変質層16に混入するが、変質層16の効果に対しては影響するものではなく、熱硬化性樹脂12の物性によってはアラミド繊維13によって形成された変質層16の空隙を補完するような作用が得られる場合もある。
【0040】
本発明者の実験によれば、レーザーパルスのピークパワーが100Wから1000W程度の範囲、パルスの半値幅が50μsから1ms程度の範囲、立ち下がり時間が20μsから1ms程度の範囲の条件が全てあるいは一部満たされた場合にこのような加工が実現された。具体的には、厚み200μmのプリプレグに直径150μmの穴加工を行う際に、パルスのピークパワーが500W、パルスの半値幅が250μs、立ち下がり時間が50μsというレーザービームを1パルス照射した際に、良好な変質層16の形成が確認された。別の実験ではパルスのピークパワーを400W、半値幅を500μs、立ち下がり時間を300μsとした場合においても良好な変質層16が得られた。
【0041】
基板材料11の材質、厚み等によって最適な加工条件は様々に変化するが、所望の穴径を得るためにパルスのピークパワーおよび半値幅(パルス幅)を変化させて穴内壁に炭化層の形成が起こることなく所望穴径が得られる最適値、すなわち穴加工に必要な最小エネルギーを見いだし、変質層16の形成が不十分な場合には立ち下がり時間を半値幅の約50から200%の範囲で変化させて変質層16の形成に必要な加工エネルギーを与えることにより好ましい変質層16を持つ所望穴径の加工ができる場合が多い。ただし、ピークパワーおよび半値幅についてはエネルギービームの発生源の構造などにより調整範囲が限られる場合も多いので、後述するようにマスクなどを用いてエネルギー量の調整を行う場合もある。
【0042】
(実施の形態3)
図5(a)〜(f)は本発明の第3の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。本発明の第1の実施の形態と異なるのは基板材料が熱硬化性樹脂12のみから構成されている点である。回路形成基板の要求される性能によってはこのような構成を採用することも可能である。本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に変質層16の形成により導電ペースト17の拡散が防止される。なお、第1および第3の実施の形態についてはいずれも両面回路形成基板について記載したが、工程を繰り返すことにより多層回路形成基板が得られることは言うまでもない。また、不織布の代わりに織布を使用することおよび織布あるいは不織布を構成する繊維としてアラミド以外の有機繊維材料あるいはガラスなどの無機繊維材料を使用すること、熱硬化性樹脂12に代えて熱可塑性樹脂を用いることも可能である。
【0043】
(実施の形態4)
図6は本発明の第4の実施の形態における回路形成基板の製造装置を示す概略構成図である。レーザービーム発振器20より導出されたレーザービーム14は全反射ミラー22等を経由してマスク21に入射し所望のビーム径にマスクされ走査手段23を経由して集光レンズ24によって基板材料11上に照射される。基板材料11上の所望位置に照射するために走査手段23には高速で動作するガルバノミラー等が用いられ、基板材料11はXYステージ(図示せず)等に固定される、等の方法が用いられる。
【0044】
次に、図7から図9までを用いてその動作を説明する。図7(a)のようにレーザービームの面内のエネルギー分布は中央部を頂点とするなだらかな分布を示す。本実施の形態ではシングルモードと呼ばれる単純な形状を示したが、数個のピークを中心から外周方向に持つマルチモードと呼ばれるモードを持つレーザービーム発振器を用いることも可能である。このようなレーザービームを基板材料11に照射した場合には、図7(b)に示すように基板材料11に穴加工が行われるとともに穴周辺への熱影響によって変質層16が形成される。レーザービーム周辺のエネルギー密度の小さい部分では基板材料11の除去に必要なエネルギー量に達しないために変質層16の形成は基板材料11の表面部のみに起こり、図示するように変質層16は基板表面に向かって広がるように形成される。
【0045】
このような基板材料11を前述した第3の実施の形態のような用途に用いた場合には、変質層16が接続手段の拡散防止に必要な部分以外にも形成されていることから加熱加圧して基板材料11を圧縮成形する場合の妨げとなり、接続手段の信頼性は低いものとなってしまう。そのため、レーザービーム周辺のエネルギー分布の小さい部分が基板材料11に到達しないように図6中に示したようなマスク21が用いられる。
【0046】
図8にマスク21を用いた場合の加工の状態を示す。図8(a)に示すようにレーザービームの点線で示す部分、すなわちエネルギー密度の小さい周辺部はマスク21にてカットされている。そのため、図8(b)に示すように変質層16が必要以上に穴周辺に形成されることはなく穴内壁付近にのみ形成される。
【0047】
さらにマスク21によるレーザービームの選択幅を狭くした場合の加工状態を図9に示す。図9(a)に示すようにレーザービームの中心付近のエネルギー密度が高い部分のみが選択されて基板材料11に照射される。この場合の加工断面は図9(b)に示すように変質層16のないものとなる。このような加工の場合においては、得られる穴径はレーザービームが基板材料11に照射されたときのスポット径にほぼ等しいものとなる。このような基板材料11を実施の形態3に示したような用途に用いた場合には圧縮成形時に導電ペーストの穴周辺への拡散が発生してしまう。
【0048】
本発明者の実験によるとマスク21により選択される光束すなわち加工に作用する光束がマスク21に到達したレーザービーム14の光束のうち2%以下の場合には図9に示すような現象が起こりやすい。すなわち、マスク21に入射する光束つまりビーム直径が10mmであった場合に、マスク21に形成されているビーム通過のための穴径が1mmであった場合には、面積比にして1%の光束しか基板材料11に到達できず、図9に示されるように変質層16の無いまたは非常に少ない穴形成となってしまう。
【0049】
また、レーザービーム発振器20から導出されるレーザービーム14の品質が非常に良好な場合にはマスク21は必要ない場合もある。この場合にはレーザービーム周辺のエネルギー分布の小さい部分が照射された基板材料11は変質層16が形成されやすい加工条件となり、結果として穴内壁に好ましい変質層16が得られる。
【0050】
さらに、図9に示すような穴加工においても、レーザービーム14の照射時間を穴形成に最小限必要な時間から延長していった場合には、レーザービーム14の照射による熱影響が順次加工部付近に伝搬し穴径は照射時間とともに増大する。この場合には、穴内壁付近は基板材料11が蒸発昇華する温度条件に達せずに変質層16が形成される場合もある。ただし、照射時間をさらに延長した場合には炭化物が穴内に生成されてしまう。好ましい変質層16の生成は基板材料11上でのレーザービームスポット径の110から300%程度に穴径を増大させた場合に見られるものでそれ以上に穴径を増大させた場合には炭化物の生成および穴内壁の凹凸が著しくなる等の問題が発生する。言い換えれば所望穴径の30から90%程度のレーザービーム径を用いれば良いこととなる。
【0051】
好ましい変質層16が得られる加工条件の一つの定義を以下に述べる。基板材料11に貫通あるいは非貫通の穴を形成するに必要な最低限のエネルギー量を用い、かつ照射するレーザービームのパルス幅および立ち下がり時間が十分に短く、穴周囲に熱影響を及ぼさない場合の加工では、穴形成時の加工部の面内温度分布は穴加工部のみが除去加工に必要なしきい値以上になる急峻な分布であり、穴の体積分の基板材料11が除去加工されるのみで穴内壁への変質層16の生成は無い。
【0052】
そして、好ましい変質層16を得るためには穴加工部は除去加工に必要なしきい値以上とし、その周囲が変質層16を形成するに好適な温度条件となるような比較的緩やかな温度分布とし、かつ必要以上に熱影響が基板材料11上に広がることの無いようにしなければならず、そのためには前述した貫通あるいは非貫通の穴を形成するに必要な最低限のエネルギー量に変質層16を形成するに必要なエネルギー量を加えたレーザーパルスを基板材料11に照射することが必要である。その方法としてはパルス幅、立ち下がり時間を延長するか、レーザービームの中心から周辺部に向かってのエネルギー密度分布を利用することが前述の実施の形態に示したように有効である。
【0053】
(実施の形態5)
図10は本発明の第5の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。基板材料11として図10(a)に示すような内層回路が形成された多層回路形成基板用材料を用いる。内層回路25は金属箔およびめっき層により形成されており、絶縁層にはアラミド繊維13と熱硬化性樹脂12の複合材料が用いられている。次に図10(b)に示すように非貫通穴26をレーザービーム(図示せず)の照射により基板材料11の表面に形成する。その際に加工条件の最適化により非貫通穴26の内壁に変質層16を同時に形成する。炭酸ガスレーザを用いた場合には、金属箔への加工性が悪いことを利用して図中に示すように非貫通形状の加工が容易である。
【0054】
次に図10(c)に示すように基板材料11の表面にめっき層27を形成する。めっき層27は非貫通穴26内で内層回路25と接続される。めっき層27の形成時に変質層16の作用によりめっき液の基板材料11内部へのしみ込みは防止される。最後に、めっき層27をパターンニングすることにより表面に回路28を有する図10(d)に示すような多層基板を得る。
【0055】
なお、以上の本実施の形態ではエネルギービームとして炭酸ガスレーザーを用いて説明したが、その他の気体レーザーおよびYAGレーザー等の固体レーザー、エキシマレーザーあるいはレーザー以外のエネルギービームの使用も可能である。
【0056】
(実施の形態6)
図11は本発明の第6の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。図11(a)に示す基板材料11は熱硬化性樹脂12からなる板状の材料であり、両面にフィルム31がラミネート等の工法により接着されている。フィルム31はポリエチレンテレフタレート等の有機材料あるいは金属箔を用いることができる。次に図11(b)に示すようにレーザービーム14を用いて貫通穴15を形成する。次に図11(c)に示すように基板材料11にディッピングあるいはスプレー法などを用いて樹脂層32を形成する。樹脂層32の材料は溶剤で希釈した熱硬化性樹脂等が好適であり、塗布後に乾燥炉等で溶剤を除去し樹脂層32の硬度を増しておくことが望ましい。
【0057】
次に図11(d)に示すようにフィルム31を剥離することによって貫通穴15の内壁部のみに樹脂層32が形成された基板材料11を得る。このように形成した樹脂層32は本発明の第3の実施の形態で説明した変質層16と同様な効果を持ち、その後の工程で接続手段が貫通穴15の周辺に拡散することを防止できるものである。以上の実施の形態では拡散防止手段として樹脂を用いたが、スパッタリングなどの手段で薄膜を基板材料11に形成して同様の効果を得ることもできる。
【0058】
(実施の形態7)
図12は本発明の第7の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。図12(a)に示す基板材料11は熱硬化性樹脂12からなる板状の材料であり前述の実施の形態の説明と同様にBステージ化されている。次に図12(b)に示すようにレーザービーム14を用いて貫通穴15を形成する。次に図12(c)に示すように導電ペースト17を貫通穴15に充填する。導電ペースト17に熱硬化性樹脂12と反応する材料を加えておくことで貫通穴15の壁面付近に硬化層33が形成される。熱硬化性樹脂12は後の工程でBステージから完全硬化させるためこの段階では硬化剤は潜在的なものとなっている。そこで、活性の高い硬化剤を導電ペースト17に加えておくことで図12(c)の段階で導電ペースト17と熱硬化性樹脂12の接触面で硬化層33を形成することができる。この後は、前述の本発明の第3の実施の形態に説明したような工程を実施することで回路形成基板を製造することができ、硬化層33は拡散防止手段としての効果を発揮するものである。
【0059】
(実施の形態8)
図13は本発明の第8の実施の形態における回路形成基板の製造装置を示す概略構成図である。レーザービーム発振器20より導出されたレーザービーム14は全反射ミラー22等を経由してシャッタ34に入射し走査手段23を経由して集光レンズ24によって基板材料11上に照射される。基板材料11上の所望位置に照射するために走査手段23には高速で動作するガルバノミラー等が用いられ、基板材料11はXYステージ(図示せず)等に固定される等の方法が用いられる。
【0060】
シャッタ34を開閉することで、基板材料11に照射されるレーザービーム14のパルス幅を所望の値に設定することができる。レーザービーム発振器20に与える発振指令信号のパルス幅を変化させてレーザービーム14のパルス幅を調整することも可能であるが、シャッタ34を用いた場合の方が得られるパルス幅の自由度は高い。発振指令信号のパルス幅とシャッタ34の開閉時間の2条件の操作でレーザービーム14を制御することがより好ましい。
【0061】
このように構成されたレーザー加工装置を用いて、基板材料11上に照射されるレーザービーム14のパルス幅を、レーザービーム14が照射された部分の基板材料11が除去加工されるに必要な時間に、その除去加工された基板材料11の周辺に順次熱影響がおよんで穴径が拡大し基板材料11上でのエネルギービーム径の110〜300%の穴径が得られるに必要な時間を加えたものとする、あるいは基板材料11上に照射されるレーザービーム14のパルス幅を、半値幅で50μsから1msの範囲内とするという前述の加工条件を設定したところ好ましい穴加工が実現できた。
【0062】
(実施の形態9)
図14は本発明の第9の実施の形態における回路形成基板の製造装置のレーザー発振部を示す斜視図である。上下の放電電極35の間に放電電圧(図示せず)が印加され、ガス流方向38で図示した方向にレーザー媒質気体が一定の流速で通過している。励起粒子36はレーザー媒質気体の分子であり放電電極35の間に発生する放電現象によって励起され、励起した状態から通常状態に励起粒子36が戻る際にレーザービームが発生し、発生したレーザービームは発振部内で増幅されアパーチャ39からレーザー導出方向37に向かって外部に取り出される。
【0063】
このような構成から理解できるように、図14の点線部分で示したアパーチャ39の投影部分にて発生したレーザービームのみが外部に取り出される。放電電圧の印加を停止してから導出されるレーザービーム強度が立ち下がるまでの時間は、放電電圧の印加を停止した時点で上下の放電電極35に挟まれている励起粒子36が図中点線で示したアパーチャ39の投影部分を全て通過するまでの時間で決定される。すなわち、この立ち下がり時間はガス流の速度と放電電極35の幅とアパーチャ39の位置によって所望の値に設定することが可能である。たとえば放電電極35の幅を50mmとしてその中央付近にアパーチャ39を設け、ガス流速度を80m毎秒にした場合に約300μsの立ち下がり時間が得られ、好ましい変質層16の形成が確認できた。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】(a)〜(f)本発明の第1の実施の形態の回路形成基板の製造方法の工程断面図
【図2】(a)本発明の第2の実施の形態の回路形成基板の製造方法のパルス波形概略図、(b)同加工部断面図
【図3】(a)本発明の第2の実施の形態の回路形成基板の製造方法のパルス波形概略図、(b)同加工部断面図
【図4】(a)本発明の第2の実施の形態の回路形成基板の製造方法のパルス波形概略図、(b)同加工部断面図
【図5】(a)〜(f)本発明の第3の実施の形態の回路形成基板の製造方法の工程断面図
【図6】本発明の第4の実施の形態の回路形成基板の製造装置の概略構成図
【図7】(a)本発明の第4の実施の形態の回路形成基板の製造装置のレーザービームエネルギー分布図、(b)同加工部断面図
【図8】(a)本発明の第4の実施の形態の回路形成基板の製造装置のレーザービームエネルギー分布図、(b)同加工部断面図
【図9】(a)本発明の第4の実施の形態の回路形成基板の製造装置のレーザービームエネルギー分布図、(b)同加工部断面図
【図10】(a)〜(d)本発明の第5の実施の形態の回路形成基板の製造方法の工程断面図
【図11】(a)〜(d)本発明の第6の実施の形態の回路形成基板の製造方法の工程断面図
【図12】(a)〜(c)本発明の第7の実施の形態の回路形成基板の製造方法の工程断面図
【図13】本発明の第8の実施の形態の回路形成基板の製造装置の概略構成図
【図14】本発明の第9の実施の形態の回路形成基板の製造装置の概略構成図
【図15】(a),(b)従来の回路形成基板の製造方法の断面図
【図16】(a),(b)従来の両面回路形成基板の断面図
【図17】従来の回路形成基板の断面図
【符号の説明】
【0065】
11 基板材料
12 熱硬化性樹脂
13 アラミド繊維
14 レーザービーム
15 貫通穴
16 変質層
17 導電ペースト
18 金属箔
19 回路
20 レーザービーム発振器
21 マスク
22 全反射ミラー
23 走査手段
24 集光レンズ
25 回路
26 非貫通穴
27 めっき層
29 炭化層
32 樹脂層
33 硬化層
34 シャッタ
35 放電電極
36 励起粒子
37 レーザー導出方向
38 ガス流方向
39 アパーチャ
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成17年6月23日(2005.6.23)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【識別番号】100109151
【弁理士】
【氏名又は名称】永野 大介

【公開番号】 特開2005−286356(P2005−286356A)
【公開日】 平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願番号】 特願2005−183159(P2005−183159)