| 【発明の名称】 |
フローはんだ付け装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】萩尾 浩一 【住所又は居所】大阪市淀川区三津屋中3−8−10 株式会社ニホンゲンマ内
【氏名】盛林 俊之 【住所又は居所】大阪市淀川区三津屋中3−8−10 株式会社ニホンゲンマ内
【氏名】前中 真也 【住所又は居所】大阪市淀川区三津屋中3−8−10 株式会社ニホンゲンマ内
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| 【要約】 |
【課題】酸化物の発生を効果的に低減し得るフローはんだ付け装置を提供する。
【解決手段】はんだ槽40内の溶融はんだ液面Mよりも上方位置に開口して基板50の下面に溶融はんだ41を付着させるための噴出口部3を備えたフローはんだ付け装置に於て、噴出口部3の基板搬送方向上流側の第1張出部6及び基板搬送方向下流側の第2張出部7を備え、さらに、第1・第2張出部6, 7は、夫々、溶融はんだ液面M下方へ延びる第1整流板部8を有し、噴出口部3を基準として第1整流板部8, 8よりも外側に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9を、第1整流板部8, 8の夫々に対面状に配設して、第1整流板部8と第2整流板部9との間に、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路10を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 はんだ槽(40)内の溶融はんだ液面(M)よりも上方位置に開口して基板(50)の下面に溶融はんだ(41)を付着させるための噴出口部(3)を備えたフローはんだ付け装置に於て、 上記噴出口部(3)の基板搬送方向上流側の第1張出部(6)及び基板搬送方向下流側の第2張出部(7)を備え、さらに、該第1・第2張出部(6)(7)は、夫々、上記溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第1整流板部(8)を有し、 上記噴出口部(3)を基準として該第1整流板部(8)(8)よりも外側に配設されると共に上記溶融はんだ液面(M)上方から該溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第2整流板部(9)を、上記第1整流板部(8)(8)の夫々に対面状に配設して、該第1整流板部(8)と上記第2整流板部(9)との間に、上記噴出口部(3)から噴出した上記溶融はんだ(41)内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路(10)を形成したことを特徴とするフローはんだ付け装置。 【請求項2】 はんだ槽(40)内の溶融はんだ液面(M)よりも上方位置に開口して基板(50)の下面に溶融はんだ(41)を付着させるための噴出口部(3)を備えたフローはんだ付け装置に於て、 上記噴出口部(3)の基板搬送方向上流側の第1張出部(6)及び基板搬送方向下流側の第2張出部(7)を備え、さらに、該第1・第2張出部(6)(7)は、夫々、上記溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第1整流板部(8)を有し、 該第1整流板部(8)(8)のうちいずれか一方と所定の間隔を隔てて対面状に配設されると共に上記溶融はんだ液面(M)上方から該溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第2整流板部(9)を設けて、上記噴出口部(3)から噴出した上記溶融はんだ(41)内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路(10)を形成したことを特徴とするフローはんだ付け装置。 【請求項3】 はんだ槽(40)内の溶融はんだ液面(M)よりも上方位置に開口して基板(50)の下面に溶融はんだ(41)を付着させるための噴出口部(3)を備えた上流側はんだ付けユニット(1a)と下流側はんだ付けユニット(1b)とを、上記はんだ槽(40)内に列設し、 上記上流側・下流側はんだ付けユニット(1a)(1b)の各々は、上記噴出口部(3)の基板搬送方向上流側の第1張出部(6)及び基板搬送方向下流側の第2張出部(7)を備え、さらに、該第1・第2張出部(6)(7)は、夫々、上記溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第1整流板部(8)を有し、 上記上流側はんだ付けユニット(1a)の上流側の第1整流板部(8)及び上記下流側はんだ付けユニット(1b)の下流側の第1整流板部(8)と所定の間隔を隔てて対面状に配設されると共に上記溶融はんだ液面(M)上方から該溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第2整流板部(9)を設けて、上記噴出口部(3)から噴出した上記溶融はんだ(41)内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路(10)を形成し、 上記上流側・下流側はんだ付けユニット(1a)(1b)の対向する第1整流板部(8)(8)のうちいずれか一方に、上記溶融はんだ液面(M)よりも下方に位置すると共に中央部から基板搬送方向左右両側の端部へ下方傾斜状の左右逃がし部(11)を形成したことを特徴とするフローはんだ付け装置。 【請求項4】 はんだ槽(40)内の溶融はんだ液面(M)よりも上方位置に開口して基板(50)の下面に溶融はんだ(41)を付着させるための噴出口部(3)を備えた上流側はんだ付けユニット(1a)と下流側はんだ付けユニット(1b)とを、上記はんだ槽(40)内に列設し、 上記上流側・下流側はんだ付けユニット(1a)(1b)の各々は、上記噴出口部(3)の基板搬送方向上流側の第1張出部(6)及び基板搬送方向下流側の第2張出部(7)を備え、さらに、該第1・第2張出部(6)(7)は、夫々、上記溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第1整流板部(8)を有し、上記噴出口部(3)を基準として該第1整流板部(8)(8)よりも外側に配設されると共に上記溶融はんだ液面(M)上方から該溶融はんだ液面(M)下方へ延びる第2整流板部(9)を、上記第1整流板部(8)(8)の夫々に対面状に配設して、該第1整流板部(8)と上記第2整流板部(9)との間に、上記噴出口部(3)から噴出した上記溶融はんだ(41)内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路(10)を形成したことを特徴とするフローはんだ付け装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、フローはんだ付け装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、搬送される基板の下面にノズルの噴出口から噴出する溶融はんだを付着させることによってはんだ付けを行う、フローはんだ付け装置が知られている。 従来のフローはんだ付け装置は、ノズルの噴出口から噴出した溶融はんだを、基板の下面へ一部付着させた後、残った溶融はんだをはんだ槽の溶融はんだ液面に落下させる構造となっている。従来では、はんだ槽の溶融はんだ液面にノズルの噴出口から噴出した溶融はんだが勢いよく落下することによって溶融はんだ液面付近の空気が巻き込きこまれ、その結果、溶融はんだが空気と接触することによる酸化が促進されるという現象が生じていた。これにより、溶融はんだの酸化物がはんだ槽内に多く発生するという問題点があった。 そこで、従来、はんだ槽内に発生した酸化物を取り除く機構を備えた種々のフローはんだ付け装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平8−309520号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記特許文献1に開示されたフローはんだ付け装置では、酸化物を取り除く機構を備えてはいるが、根本的に酸化物を発生させない又は減少させるようにするための機構が備わっていない。 図7、図8及び図9は、従来の別のフローはんだ付け装置を示した図である。このうち、図7に示したフローはんだ付け装置は、矢印A方向に搬送される基板50の下面に溶融はんだ41を付着させる噴出口部23を一つ備えたものである。また、図8及び図9に示したフローはんだ付け装置は、噴出口部23を備えた2つのはんだ付けユニット21をはんだ槽40内に列設したものである。図7、図8及び図9に示した従来のフローはんだ付け装置は、噴出口部23の基板搬送方向上流側に傾斜状の第1張出部26を有すると共に、噴出口部23の基板搬送方向下流側に傾斜状の第2張出部27を有している。 【0004】 図7、図8及び図9に示した従来のフローはんだ付け装置では、第1張出部26及び第2張出部27により、噴出口部23から噴出して落下する溶融はんだ41を受けて緩やかに液面近傍へ流下させることができる。これによれば、噴出口部23から噴出した溶融はんだ41を直接的にはんだ槽40の溶融はんだ液面Mに落下させる場合と比較して、溶融はんだ液面Mに落下する溶融はんだ41の勢いを低減させることができる。その結果、噴出口部23から噴出した溶融はんだ41を直接的にはんだ槽40の溶融はんだ液面Mに落下させる場合と比較して、溶融はんだ液面M付近の溶融はんだ41内への空気の巻き込みを抑制し、溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。 【0005】 しかしながら、図7、図8及び図9に開示された従来のフローはんだ付け装置では、噴出口部23から噴出した溶融はんだ41は、最終的に、第1張出部26及び第2張出部27の先端部分から溶融はんだ液面Mに落下する構造となっている。これにより、噴出口部23から噴出した溶融はんだ41が溶融はんだ液面Mへ落下する際の溶融はんだ41内への空気の巻き込みを十分に抑制することができないという問題点があった。これにより、図7、図8及び図9に開示された従来のフローはんだ付け装置では、第1張出部26及び第2張出部27を有さない場合と同様に、溶融はんだ41の酸化物45がはんだ槽40内に多く発生していた。 【0006】 そこで、本発明に係るフローはんだ付け装置は、酸化物の発生を効果的に低減し得るフローはんだ付け装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記の目的を達成するために、本発明に係るフローはんだ付け装置は、はんだ槽内の溶融はんだ液面よりも上方位置に開口して基板の下面に溶融はんだを付着させるための噴出口部を備えたフローはんだ付け装置に於て、上記噴出口部の基板搬送方向上流側の第1張出部及び基板搬送方向下流側の第2張出部を備え、さらに、該第1・第2張出部は、夫々、上記溶融はんだ液面下方へ延びる第1整流板部を有し、上記噴出口部を基準として該第1整流板部よりも外側に配設されると共に上記溶融はんだ液面上方から該溶融はんだ液面下方へ延びる第2整流板部を、上記第1整流板部の夫々に対面状に配設して、該第1整流板部と上記第2整流板部との間に、上記噴出口部から噴出した上記溶融はんだ内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路を形成したものである。 【0008】 また、はんだ槽内の溶融はんだ液面よりも上方位置に開口して基板の下面に溶融はんだを付着させるための噴出口部を備えたフローはんだ付け装置に於て、上記噴出口部の基板搬送方向上流側の第1張出部及び基板搬送方向下流側の第2張出部を備え、さらに、該第1・第2張出部は、夫々、上記溶融はんだ液面下方へ延びる第1整流板部を有し、該第1整流板部のうちいずれか一方と所定の間隔を隔てて対面状に配設されると共に上記溶融はんだ液面上方から該溶融はんだ液面下方へ延びる第2整流板部を設けて、上記噴出口部から噴出した上記溶融はんだ内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路を形成したものである。 【0009】 また、はんだ槽内の溶融はんだ液面よりも上方位置に開口して基板の下面に溶融はんだを付着させるための噴出口部を備えた上流側はんだ付けユニットと下流側はんだ付けユニットとを、上記はんだ槽内に列設し、上記上流側・下流側はんだ付けユニットの各々は、上記噴出口部の基板搬送方向上流側の第1張出部及び基板搬送方向下流側の第2張出部を備え、さらに、該第1・第2張出部は、夫々、上記溶融はんだ液面下方へ延びる第1整流板部を有し、上記上流側はんだ付けユニットの上流側の第1整流板部及び上記下流側はんだ付けユニットの下流側の第1整流板部と所定の間隔を隔てて対面状に配設されると共に上記溶融はんだ液面上方から該溶融はんだ液面下方へ延びる第2整流板部を設けて、上記噴出口部から噴出した上記溶融はんだ内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路を形成し、上記上流側・下流側はんだ付けユニットの対向する第1整流板部のうちいずれか一方に、上記溶融はんだ液面よりも下方に位置すると共に中央部から基板搬送方向左右両側の端部へ下方傾斜状の左右逃がし部を形成したものである。 【0010】 また、はんだ槽内の溶融はんだ液面よりも上方位置に開口して基板の下面に溶融はんだを付着させるための噴出口部を備えた上流側はんだ付けユニットと下流側はんだ付けユニットとを、上記はんだ槽内に列設し、上記上流側・下流側はんだ付けユニットの各々は、上記噴出口部の基板搬送方向上流側の第1張出部及び基板搬送方向下流側の第2張出部を備え、さらに、該第1・第2張出部は、夫々、上記溶融はんだ液面下方へ延びる第1整流板部を有し、上記噴出口部を基準として該第1整流板部よりも外側に配設されると共に上記溶融はんだ液面上方から該溶融はんだ液面下方へ延びる第2整流板部を、上記第1整流板部の夫々に対面状に配設して、該第1整流板部と上記第2整流板部との間に、上記噴出口部から噴出した上記溶融はんだ内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路を形成したものである。 【発明の効果】 【0011】 本発明に係るフローはんだ付け装置によれば、はんだ槽の溶融はんだ内への空気の巻き込みを抑制することができるので、溶融はんだの酸化物の発生を効果的に低減させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。 図1は、本発明の第一の実施の形態に係るフローはんだ付け装置を説明するための図である。本発明の第一実施形態に係るフローはんだ付け装置は、はんだ槽40内に、噴出口部3を備えたはんだ付けユニット1を設けたものである。この噴出口部3は、矢印A方向に搬送される基板50の下面に溶融はんだ41を付着させるためのものである。噴出口部3は、はんだ槽40内の溶融はんだ液面Mよりも上方位置に開口し、平面視矩形筒状のノズル2の上端部に取着された蓋部4に多数形成された円形孔5…により成っている。なお、図1に示す溶融はんだ液面Mは、フローはんだ付け装置の通常作動時の液面の位置を示している。 噴出口部3の基板搬送方向上流側には、蓋部4から上流側へ下方傾斜状の第1張出部6が形成されている。また、噴出口部3の基板搬送方向下流側には、蓋部4から下流側へ下方傾斜状の第2張出部7が形成されている。 【0013】 ここで、第1張出部6及び第2張出部7は、夫々、溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる傾斜状の第1整流板部8を有している。具体的には、第1整流板部8は、基端が第1張出部6(第2張出部7)に取着されると共に、先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板8aにて形成される。なお、この第1整流板8aは、第1張出部6(第2張出部7)と一体的に形成されて第1整流板部8を構成するも好ましい。 また、噴出口部3を基準として第1整流板部8, 8よりも外側の位置には、第1整流板部8, 8の夫々に対面状に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9が配設されている。 【0014】 そして、第1整流板部8と第2整流板部9との間には、エアー巻き込み防止用流路10が形成されている。このエアー巻き込み防止用流路10は、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41内へのエアー巻き込みを減少させるために設けられている。 なお、第1整流板部8及び第2整流板部9の形状は、種々の形状に形成することが可能であり、それに伴って、エアー巻き込み防止用流路10も種々の形状に形成される。例えば、エアー巻き込み防止用流路10が上方拡大状となるように、第1整流板部8の上端部を湾曲形成してもよい。このように形成すれば、噴出口部3から噴出して周囲に飛散する溶融はんだ41をより容易にエアー巻き込み防止用流路10内に取り込んで、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41をはんだ槽40内の溶融はんだ液面Mへ導くことができる。 【0015】 上記構成によるフローはんだ付け装置では、噴出口部3から基板搬送方向上流側及び基板搬送方向下流側に噴出した溶融はんだ41は、傾斜状の第1張出部6及び傾斜状の第2張出部7を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。 【0016】 図2は、本発明に係るフローはんだ付け装置の第二の実施の形態を説明するための図である。本発明の第二実施形態に係るフローはんだ付け装置は、第一実施形態と比較して第2整流板部9が異なる場合を例示している。即ち、第一実施形態では、噴出口部3の基板搬送方向上流側及び基板搬送方向下流側に第2整流板部9を設けることにより、基板搬送方向上流側及び基板搬送方向下流側にエアー巻き込み防止用流路10を形成したが、第二実施形態では、噴出口部3の基板搬送方向上流側のみに第2整流板部9を設けることによって、噴出口部3の基板搬送方向上流側のみにエアー巻き込み防止用流路10を形成したものである。 【0017】 上記構成によるフローはんだ付け装置では、噴出口部3から噴出して上流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第1張出部6を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。また、噴出口部3から噴出して下流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第2張出部7と先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板部8とを伝って、穏やかに溶融はんだ液面Mに導かれる。 【0018】 図3、図4及び図5は、本発明に係るフローはんだ付け装置の第三の実施の形態を説明するための図である。本発明の第三実施形態に係るフローはんだ付け装置は、噴出口部3を備えた上流側はんだ付けユニット1a及び下流側はんだ付けユニット1bを、はんだ槽40内に列設したものである。また、第三実施形態に係るフローはんだ付け装置では、設置スペースに余裕がなく、列設された上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとの間隔が小さい場合を例示している。なお、図3に示す溶融はんだ液面Mは、フローはんだ付け装置の通常作動時の液面の位置を示している。 【0019】 上流側はんだ付けユニット1a及び下流側はんだ付けユニット1bの夫々の噴出口部3は、矢印A方向に搬送される基板50の下面に溶融はんだ41を付着させるためのものである。各噴出口部3は、はんだ槽40内の溶融はんだ液面Mよりも上方位置に開口している。 また、上流側はんだ付けユニット1aの噴出口部3は、平面視矩形状のノズル2の上端部に取着された蓋部4に多数形成された円形孔5…により成っている。 【0020】 また、下流側はんだ付けユニット1bの噴出口部3は、上流側はんだ付けユニット1aのような蓋部4がなく、平面視矩形状のノズル2の上端部がそのまま開口することにより形成されている。上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとで噴出口部3の形状が異なるのは、次の理由による。即ち、上流側はんだ付けユニット1aの噴出口部3は、基板50の下面に勢いよく溶融はんだ41を当てることにより、基板50の下面に溜まったガスを抜きつつ溶融はんだ41を付着させるための形状であり、下流側はんだ付けユニット1bの噴出口部3は、より確実に溶融はんだ41を付着させるための形状であるからである。 【0021】 上流側はんだ付けユニット1aは、噴出口部3の基板搬送方向上流側に、蓋部4から上流側へ下方傾斜状の第1張出部6を有している。また、上流側はんだ付けユニット1aは、噴出口部3の基板搬送方向下流側に、蓋部4から下流側へ下方傾斜状の第2張出部7を有している。 上流側はんだ付けユニット1aの第1・第2張出部6, 7は、夫々、溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第1整流板部8を有している。 具体的には、第1整流板部8は、基端が第1張出部6(第2張出部7)に取着されると共に、先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板8aにて形成される。 【0022】 また、上流側はんだ付けユニット1aの上流側の第1整流板部8と所定の間隔を隔てた位置には、第1整流板部8と対面状に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9が設けられている。これにより、上流側はんだ付けユニット1aの上流側には、第1整流板部8と第2整流板部9との間に、エアー巻き込み防止用流路10が形成されている。 【0023】 下流側はんだ付けユニット1bは、噴出口部3の基板搬送方向上流側に、ノズル2の上端部から上流側へ下方傾斜状の第1張出部6を有している。また、下流側はんだ付けユニット1bは、噴出口部3の基板搬送方向下流側に、ノズル2の上端部から下流側へ延びる第2張出部7を有している。この下流側はんだ付けユニット1bの第2張出部7は、第1張出部6よりも大きく形成されると共に緩やかに傾斜しており、この部分にて溶融はんだ41をより確実に基板50の下面に付着させることができる。また、下流側はんだ付けユニット1bの第2張出部7は、Oを中心として、傾斜角度を調整可能とすることもできる。 【0024】 また、下流側はんだ付けユニット1bの第1・第2張出部6, 7は、夫々、溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第1整流板部8を有している。 具体的には、第1整流板部8は、基端が第1張出部6(第2張出部7)に取着されると共に、先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板8aにて形成される。 また、下流側はんだ付けユニット1bの下流側の第1整流板部8と所定の間隔を隔てた位置には、第1整流板部8と対面状に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9が設けられている。これにより、下流側はんだ付けユニット1bの下流側には、第1整流板部8と第2整流板部9との間に、エアー巻き込み防止用流路10が形成されている。 【0025】 第三実施形態に係るフローはんだ付け装置では、列設された上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとの間隔は小さくなっている。そのため、上流側はんだ付けユニット1aの下流側及び下流側はんだ付けユニット1bの上流側に、エアー巻き込み防止用流路10を形成するための設置スペースを得ることができない。そこで、第三実施形態では、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの対向する第1整流板部8, 8のうち上流側の第1整流板部8(第1整流板8a)に、エアー巻き込み防止用流路10に代えて、溶融はんだ液面Mよりも下方に位置すると共に中央部から基板搬送方向左右両側の端部へ下方傾斜状の左右逃がし部11(図5参照)が形成されている。 なお、左右逃がし部11は、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの対向する第1整流板部8, 8(第1整流板8a, 8a)のうち下流側の第1整流板部8(第1整流板8a)に形成するも好ましい。 【0026】 上記構成によるフローはんだ付け装置では、上流側はんだ付けユニット1aの噴出口部3から噴出して上流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第1張出部6を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。また、上流側はんだ付けユニット1aの噴出口部3から噴出して下流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第2張出部7と先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板部8とを伝って、穏やかに溶融はんだ液面Mに導かれる。さらに、溶融はんだ液面Mに導かれた溶融はんだ41は、その場に留まることなく、左右逃がし部11により基板搬送方向左右両側に逃がされる。そのために、ユニット1a,1b間に酸化物の堆積によるプリント基板50への(酸化物の)付着や、はんだ流れの乱れを抑制できる。 【0027】 また、下流側はんだ付けユニット1bの噴出口部3から噴出して下流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第2張出部7を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。また、下流側はんだ付けユニット1bの噴出口部3から噴出して上流側に流下する溶融はんだ41は、傾斜状の第2張出部7と先端が溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びる第1整流板部8とを伝って、穏やかに溶融はんだ液面Mに導かれる。さらに、溶融はんだ液面Mに導かれた溶融はんだ41は、その場に留まることなく、隣接する上流側はんだ付けユニット1aの第1整流板部8(第1整流板8a)に設けられた左右逃がし部11により基板搬送方向左右両側に逃がされる。そのために、ユニット1a,1b間に酸化物の堆積によるプリント基板50への(酸化物の)付着や、はんだ流れの乱れを抑制できる。 【0028】 図6は、本発明に係るフローはんだ付け装置の第四の実施の形態を説明するための図である。本発明の第四実施形態に係るフローはんだ付け装置は、図3、図4及び図5に示した第三実施形態と同様に、噴出口部3を備えた上流側はんだ付けユニット1a及び下流側はんだ付けユニット1bを、はんだ槽40内に列設したものである。第四実施形態では、第三実施形態と異なり、設置スペースに余裕があって、上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとの間隔が広い場合を例示している。即ち、第四実施形態では、上流側はんだ付けユニット1aの下流側及び下流側はんだ付けユニット1bの上流側にエアー巻き込み防止用流路10を形成するための設置スペースを得ることができる。これにより、第四実施形態では、上流側はんだ付けユニット1aの下流側及び下流側はんだ付けユニット1bの上流側にもエアー巻き込み防止用流路10を形成した構成となっている。なお、図6に示す溶融はんだ液面Mは、フローはんだ付け装置の通常作動時の液面の位置を示している。 【0029】 上記構成によるフローはんだ付け装置では、上流側はんだ付けユニット1aの噴出口部3から噴出した溶融はんだ41は、傾斜状の第1張出部6及び傾斜状の第2張出部7を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。 また、下流側はんだ付けユニット1bの噴出口部3から噴出した溶融はんだ41は、傾斜状の第1張出部6及び傾斜状の第2張出部7を伝って、第1整流板部8と第2整流板部9との間に形成されたエアー巻き込み防止用流路10内を通り、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12からはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流する。 【0030】 以上のように、本発明に係るフローはんだ付け装置は、はんだ槽40内の溶融はんだ液面Mよりも上方位置に開口して基板50の下面に溶融はんだ41を付着させるための噴出口部3を備えたフローはんだ付け装置に於て、噴出口部3の基板搬送方向上流側の第1張出部6及び基板搬送方向下流側の第2張出部7を備え、さらに、第1・第2張出部6, 7は、夫々、溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第1整流板部8を有し、噴出口部3を基準として第1整流板部8, 8よりも外側に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9を、第1整流板部8, 8の夫々に対面状に配設して、第1整流板部8と第2整流板部9との間に、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路10を形成するので、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41がはんだ槽40の溶融はんだ液面Mに直接落下するのを防ぐことができる。これにより、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41が勢いよくはんだ槽40の溶融はんだ液面Mに落下することによって溶融はんだ液面M付近の溶融はんだ41内に空気が巻き込きこまれるのを抑制することができる。その結果、溶融はんだ41の酸化の促進を抑制することができるので、はんだ槽40内の溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。 【0031】 また、第1整流板部8と第2整流板部9との間にエアー巻き込み防止用流路10を形成することによって、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41を受けるだけでなく、噴出口部3から噴出して周囲に飛散する溶融はんだ41をエアー巻き込み防止用流路10内に容易に取り込んで、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41をはんだ槽40の溶融はんだ液面Mへ導くことができる。また、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41をエアー巻き込み防止用流路10内に通すことによって、流下する溶融はんだ41の波打ちを抑制して、エアー巻き込み防止用流路10内に、安定した溶融はんだ41の流れを形成することができる。これにより、溶融はんだ41の酸化の促進を抑制することができるので、はんだ槽40内の溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。 【0032】 また、第1整流板部8及び第2整流板部9を溶融はんだ液面Mよりも下方へ延びるようにしてエアー巻き込み防止用流路10を形成することによって、溶融はんだ液面Mよりも下方に開口する開口部12から、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41がはんだ槽40内の溶融はんだ41に合流するように構成することができる。これにより、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41を、空気と触れやすい溶融はんだ液面M付近を避けて、はんだ槽40内の溶融はんだ41と合流させることができる。これにより、溶融はんだ41内への空気の巻き込みを防いで溶融はんだ41の酸化の促進を抑制することができるので、はんだ槽40内の溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。 【0033】 また、上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとを、はんだ槽40内に列設し、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの各々に、溶融はんだ液面Mより下方へ延びる第1整流板部8, 8と、第1整流板部8, 8の夫々に対面状に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9とを設け、第1整流板部8と第2整流板部9との間に、エアー巻き込み防止用流路10を形成することによって、はんだ槽40内にはんだ付けユニットを列設した場合にも、溶融はんだ41の酸化の促進を抑制することができ、はんだ槽40内の溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。 【0034】 また、上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとを、はんだ槽40内に列設し、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの各々に、溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第1整流板部8と、上流側はんだ付けユニット1aの上流側の第1整流板部8及び上記下流側はんだ付けユニット1bの下流側の第1整流板部8と所定の間隔を隔てて対面状に配設されると共に溶融はんだ液面Mの上方から溶融はんだ液面Mの下方へ延びる第2整流板部9を設けて、噴出口部3から噴出した溶融はんだ41内へのエアー巻き込みを減少させるためのエアー巻き込み防止用流路10を形成し、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの対向する第1整流板部8, 8のうちいずれか一方に、溶融はんだ液面Mよりも下方に位置すると共に中央部から基板搬送方向左右両側の端部へ下方傾斜状の左右逃がし部11を形成することによって、溶融はんだ液面Mに導かれた溶融はんだ41をその場に留めることなく、左右逃がし部11により基板搬送方向左右両側に逃がすことができる。これにより、列設された上流側はんだ付けユニット1aと下流側はんだ付けユニット1bとの間隔が小さい場合に、上流側・下流側はんだ付けユニット1a, 1bの対向する第1整流板部8, 8によって夫々溶融はんだ液面Mに導かれた溶融はんだ41が衝突することに起因して、溶融はんだ41内への空気の巻き込みが発生するのを抑制することができる。これにより、溶融はんだ41の酸化の促進を抑制することができるので、はんだ槽40内の溶融はんだ41の酸化物45の発生量を低減させることができる。そのために、ユニット1a,1b間に酸化物の堆積によるプリント基板50への(酸化物の)付着や、はんだ流れの乱れを抑制できる。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明の第一の実施の形態を示すフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図2】本発明の第二の実施の形態を示すフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図3】本発明の第三の実施の形態を示すフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図4】平面図である。 【図5】左右逃がし部を示す要部拡大図である。 【図6】本発明の第四の実施の形態を示すフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図7】従来のフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図8】フローはんだ付けユニットを列設した従来のフローはんだ付け装置の断面側面図である。 【図9】平面図である。 【符号の説明】 【0036】 1a 第1ユニット 1b 第2ユニット 3 噴出口部 6 第1張出部 7 第2張出部 8 第1整流板部 9 第2整流板部 10 エアー巻き込み防止用流路 11 左右逃がし部 40 はんだ槽 41 溶融はんだ 50 基板 M 溶融はんだ液面
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| 【出願人】 |
【識別番号】391002443 【氏名又は名称】株式会社ニホンゲンマ 【住所又は居所】大阪府大阪市淀川区三津屋中3丁目8番10号
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080746 【弁理士】 【氏名又は名称】中谷 武嗣
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| 【公開番号】 |
特開2005−286265(P2005−286265A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−101975(P2004−101975) |
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