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【発明の名称】 電子回路ボックス
【発明者】 【氏名】鈴木 勝也
【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎部品株式会社内

【氏名】田代 貴人
【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎部品株式会社内

【氏名】金澤 昭義
【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内

【要約】 【課題】カバーと放熱フィンを同じ面に配置するものにあって、効率的な放熱を行うことができる電子回路ボックスを提供する。

【解決手段】ボックス本体2上にカバー3を設けると共に、ボックス本体2上で、且つ、カバー3の配置されていない領域に複数の放熱フィン4を設け、隣接する放熱フィン4間にフィン空気通路5が形成された電子回路ボックス1Aであって、フィン空気通路5のカバー3側には、空気流通スペース6Aが形成されている。この空気流通スペース6Aは、カバー3の放熱フィン4側の側面3aを、側端では放熱フィン4より離間し、中心に向かうに従って徐々に放熱フィン4に近接するテーパ状に形成することによって形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボックス本体上にカバーを設けると共に、該ボックス本体上で、且つ、前記カバーの配置されていない領域に複数の放熱フィンを設け、この隣接する放熱フィン間にフィン空気通路が形成された電子回路ボックスにおいて、
前記フィン空気通路の前記カバー側に、空気流通スペースが形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項2】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、側端では前記放熱フィンより離間し、中心に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項3】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記カバーの上面で、且つ、前記フィン空気通路の延長上に位置する箇所を低く形成することによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項4】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、上端では前記放熱フィンより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項5】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、側端では前記放熱フィンより離間し、中心に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状と、上端では前記放熱フィンより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状とを組み合わせたテーパ状にすることによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項6】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記各放熱フィンの前記カバー側の端面を、上端では前記カバーより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記カバーに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【請求項7】
請求項1記載の電子回路ボックスであって、
前記空気流通スペースは、前記複数の放熱フィンの前記カバー側の端面を、側端の前記放熱フィンでは前記カバーより離間した位置でテーパ状に形成し、中心に近づくに従って前記放熱フィンのテーパ状を徐々に前記カバーに近接する位置に形成することによって形成されたことを特徴とする電子回路ボックス。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に収容した電子部品等の熱を放熱フィンによって外部に放熱する電子回路ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
放熱フィンを有する従来の電子回路ボックスとして、特許文献1や特許文献2に開示されたものがあり、これら電子回路ボックスは、ボックス本体の一方の面をカバーで覆い、他方の面に複数の放熱フィンが配置されている。つまり、カバーとは別の面に放熱フィンを配置している。しかし、電子回路ボックスの内部構造や車両搭載状況等によりボックス本体を覆うカバーと放熱フィンを同一面に配置する構造を採らざるを得ない場合がある。このような構成の従来例として図7に示すものがある。
【0003】
この電子回路ボックス100は、図7に示すように、内部に電子部品(ヒューズ、リレー等)を搭載するボックス本体101を有し、このボックス本体101上にはコネクタやハーネスを覆うカバー102が設けられている。また、ボックス本体101上で、且つ、カバー102で覆わない位置には複数の放熱フィン103が設けられている。隣接する放熱フィン103の間はフィン空気通路104とされ、このフィン空気通路104を通過する空気と放熱フィン103間で熱交換を行うことによって電子回路ボックス100内の熱を放熱する。
【特許文献1】特開2001−168560号公報
【特許文献2】特開2001−308566号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の電子回路ボックス100では、放熱フィン103の設置面積が大きければ大きくほど一般に放熱効果が大きくため、各放熱フィン103はカバー102の側面にほぼ密着するよう配置されている。従って、カバー102の上面102aや側面102bに沿って流れて来た空気流は、放熱フィン103のフィン空気通路104内、特に底面側にスムーズに進入し難く、放熱フィン103が効率的な放熱を行うことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、カバーと放熱フィンを同じ面に配置するものにあって、効率的な放熱を行うことができる電子回路ボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、ボックス本体上にカバーを設けると共に、該ボックス本体上で、且つ、前記カバーの配置されていない領域に複数の放熱フィンを設け、この隣接する放熱フィン間にフィン空気通路が形成された電子回路ボックスにおいて、前記フィン空気通路の前記カバー側に、空気流通スペースが形成されたことを特徴とする。
【0007】
この電子回路ボックスでは、カバーの上面や側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、側端では前記放熱フィンより離間し、中心に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする。
【0009】
この電子回路ボックスでは、カバーの側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記カバーの上面で、且つ、前記フィン空気通路の延長上に位置する箇所を低く形成することによって形成されたことを特徴とする。
【0011】
この電子回路ボックスでは、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、上端では前記放熱フィンより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする。
【0013】
この電子回路ボックスでは、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記カバーの前記放熱フィン側の側面を、側端では前記放熱フィンより離間し、中心に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状と、上端では前記放熱フィンより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記放熱フィンに近接するテーパ状とを組み合わせたテーパ状にすることによって形成されたことを特徴とする。
【0015】
この電子回路ボックスでは、カバーの上面及び側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記各放熱フィンの前記カバー側の端面を、上端では前記カバーより離間し、下端に向かうに従って徐々に前記カバーに近接するテーパ状に形成することによって形成されたことを特徴とする。
【0017】
この電子回路ボックスでは、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【0018】
請求項7の発明は、請求項1記載の電子回路ボックスであって、前記空気流通スペースは、前記複数の放熱フィンの前記カバー側の端面を、側端の前記放熱フィンでは前記カバーより離間した位置でテーパ状に形成し、中心に近づくに従って前記放熱フィンのテーパ状を徐々に前記カバーに近接する位置に形成することによって形成されたことを特徴とする。
【0019】
この電子回路ボックスでは、カバーの側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、カバーの上面や側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。
【0021】
請求項2の発明によれば、カバーの側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの放熱フィン側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0022】
請求項3の発明によれば、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの上面高さを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0023】
請求項4の発明によれば、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの放熱フィン側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0024】
請求項5の発明によれば、カバーの上面及び側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの放熱フィン側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0025】
請求項6の発明によれば、カバーの上面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの大きさを小さくする余裕が全くない場合において、極力効率的な放熱を実現できる。
【0026】
請求項7の発明によれば、カバーの側面に沿って流れて来た空気流は、空気流通スペースを介して放熱フィンのフィン空気通路内にスムーズに進入することができるため、効率的な放熱を行うことができる。特に、内部構造や車両搭載状況等により、カバーの大きさを小さくする余裕が全くない場合において、極力効率的な放熱を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は本発明の第1実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0029】
図1に示すように、電子回路ボックス1Aは、内部にヒューズ、リレー等の電子部品(図示せず)が搭載されたボックス本体2と、このボックス本体2の上面側で、且つ、コネクタ(図示せず)やハーネス(図示せず)を覆うべく配置されたカバー3と、ボックス本体2の上面側で、且つ、カバー3が配置されていない2つの領域に配置された複数の放熱フィン4とを備えている。カバー3は、上方から見てT字状を有し、内部のコネクタやハーネスが被水等しないように保護している。各領域に配置された放熱フィン4は、熱伝導率の高いアルミニウム材等より形成されている。隣接する放熱フィン4,4間は、一定の間隔を置いて平行に配置され、双方の間にフィン空気通路5が形成されている。そして、このフィン空気通路5のカバー3側には、空気流通スペース6Aが形成されている。
【0030】
空気流通スペース6Aは、カバー3の放熱フィン4側の側面3aを、側端では放熱フィン4より離間し、中心に向かうに従って徐々に放熱フィン4に近接するテーパ状に形成することによって形成されている。
【0031】
上記構成において、図1にて矢印で示すように、カバー3の側面3bに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Aを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。また、カバー3の上面3cに沿って流れてきた空気流も空気流通スペース6Aを介してフィン空気通路5内に進入できる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0032】
一方、フィン空気通路5内への空気流の流入方向がカバー3とは逆方向である場合にあっては、フィン空気通路5内を流れた空気流が空気流通スペース6Aよりスムーズに外側に抜けることができるため、フィン空気通路5内のスムーズな空気流が確保され、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。尚、後述する第2〜第6実施形態においても同様である。
【0033】
この第1実施形態の電子回路ボックス1Aは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の放熱フィン4側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0034】
図2は本発明の第2実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0035】
図2において、この第2実施形態の電子回路ボックス1Bと前記第1実施形態のものとを比較するに、空気流通スペース6Bの構成のみが相違する。つまり、空気流通スペース6Bは、カバー3の上面3cで、且つ、フィン空気通路5の延長上に位置する箇所を低く形成することによって形成されている。他の構成は同一であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0036】
上記構成において、図2にて矢印で示すように、カバー3の上面3cに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Bを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。また、カバー3の側面3bに沿って流れてきた空気流も空気流通スペース6Bを介してフィン空気通路5内に進入できる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0037】
この第2実施形態の電子回路ボックス1Bは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の上面高さを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0038】
図3は本発明の第3実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0039】
図3において、この第3実施形態の電子回路ボックス1Cと前記第1実施形態のものとを比較するに、空気流通スペース6Cの構成のみが相違する。つまり、空気流通スペース6Cは、カバー3の放熱フィン4側の側面3aを、上端では放熱フィン4より離間し、下端に向かうに従って徐々に放熱フィン4に近接するテーパ状に形成することによって形成されている。他の構成は同一であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0040】
上記構成において、図3にて矢印で示すように、カバー3の上面3cに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Cを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。また、カバー3の側面3bに沿って流れてきた空気流も空気流通スペース6Cを介してフィン空気通路5内に進入できる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0041】
この第3実施形態の電子回路ボックス1Cは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の放熱フィン4側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0042】
図4は本発明の第4実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0043】
図4において、この第4実施形態の電子回路ボックス1Dと前記第1実施形態のものとを比較するに、空気流通スペース6Dの構成のみが相違する。つまり、空気流通スペース6Dは、カバー3の放熱フィン4側の側面3aを、側端では放熱フィン4より離間し、中心に向かうに従って徐々に放熱フィン4に近接するテーパ状と、上端では放熱フィン4より離間し、下端に向かうに従って徐々に放熱フィン4に近接するテーパ状とを組み合わせたテーパ状にすることによって形成されている。他の構成は同一であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0044】
上記構成において、図4にて矢印で示すように、カバー3の上面3c及び側面3bに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Dを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0045】
この第4実施形態の電子回路ボックス1Dは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の放熱フィン4側の大きさを若干小さくする余裕がある場合において、効率的な放熱を実現できる。
【0046】
図5は本発明の第5実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0047】
図5において、この第5実施形態の電子回路ボックス1Eと前記第1実施形態のものとを比較するに、空気流通スペース6Eの構成のみが相違する。つまり、空気流通スペース6Eは、各放熱フィン4のカバー3側の端面4aを、上端ではカバー3より離間し、下端に向かうに従って徐々にカバー3に近接するテーパ状に形成することによって形成されている。他の構成は同一であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0048】
上記構成において、カバー3の上面3cに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Eを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。また、カバー3の側面3bに沿って流れてきた空気流も空気流通スペース6Eを介してフィン空気通路5内に進入できる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0049】
この第5実施形態の電子回路ボックス1Eは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の大きさを小さくする余裕が全くない場合において、極力効率的な放熱を実現できる。
【0050】
図6は本発明の第6実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【0051】
図6において、この第6実施形態の電子回路ボックス1Fと前記第1実施形態のものとを比較するに、空気流通スペース6Fの構成のみが相違する。つまり、空気流通スペース6Fは、複数の放熱フィン4のカバー3側の端面4aを、側端の放熱フィン4ではカバー3より離間した位置でテーパ状に形成し、中心に近づくに従って放熱フィン4のテーパ状を徐々にカバー3に近接する位置に形成することによって形成されている。他の構成は同一であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0052】
上記構成において、カバー3の側面3bに沿って流れて来た空気流は、空気流通スペース6Fを介して放熱フィン4のフィン空気通路5内にスムーズに進入することができる。また、カバー3の上面3cに沿って流れてきた空気流も空気流通スペース6Fを介してフィン空気通路5内に進入できる。従って、放熱フィン4が効率的な放熱を行うことができる。
【0053】
この第6実施形態の電子回路ボックス1Fは、内部構造や車両搭載状況等により、カバー3の大きさを小さくする余裕が全くない場合において、極力効率的な放熱を実現できる。
【0054】
尚、前記第1〜第6実施形態によれば、カバー3と放熱フィン4のいずれか一方を形状変更することによって空気流通スペース6A〜6Fを形成したが、カバー3と放熱フィン4の双方を形状変更することによって空気流通スペースを形成しても良い。また、ボックス本体2の一方の面(上面)にカバー3と放熱フィン4を配置する場合について説明したが、ボックス本体2の双方の面にカバー3と放熱フィン4を共に配置せざるを得ない場合にも本発明を同様に適用可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図5】本発明の第5実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図6】本発明の第6実施形態を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【図7】従来例を示し、電子回路ボックスの斜視図である。
【符号の説明】
【0056】
1A〜1F 電子回路ボックス
2 ボックス本体
3 カバー
3a カバーの放熱フィン側の側面
3b カバーの側面
3a カバーの上面
4 放熱フィン
4a 放熱フィンのカバー側の端面
5 フィン空気通路
6A〜6F 空気流通スペース
【出願人】 【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
【住所又は居所】東京都港区三田1丁目4番28号
【出願日】 平成16年3月8日(2004.3.8)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和

【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦

【識別番号】100087365
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 彰

【識別番号】100100929
【弁理士】
【氏名又は名称】川又 澄雄

【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和

【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一

【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄

【公開番号】 特開2005−252174(P2005−252174A)
【公開日】 平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願番号】 特願2004−64146(P2004−64146)