| 【発明の名称】 |
通風孔を備えた基板 |
| 【発明者】 |
【氏名】道場 清高 【住所又は居所】福井県武生市家久町41号1番地 オリオン電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】熱容量の大きな大型電子部品等の、リフロー時のはんだ不良を防止することができると共に、当該電子部品本体には過剰な熱が加わることなく、さらに、基板の導電パターンの配置に対する制約も少なくした、通風孔を備えた基板の提供。
【解決手段】熱容量が大きい面実装部品(スイッチングトランス20)の隣接するリード20aの間に通風孔23を形成することにより、リフロー時のリード20aの温度上昇を助長させながら、スイッチングトランス20本体に過剰な熱が加わることを抑制する。また、各リード20aの延長線上には通風孔23が形成されないようにすることにより、導電パターン12の取り回しも容易とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 絶縁板上に導電パターンが形成され、当該導電パターンのランド部に、面実装部品のリードがリフローはんだ付けされることにより、面実装部品が実装される基板であって、前記面実装部品は複数のリードを備えており、前記面実装部品が当該基板に実装された状態で、前記複数のリードの隣接するリードの間に通風孔が穿設されたことを特徴とする通風孔を備えた基板。 【請求項2】 前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、当該リードを前記導電パターンのランド部にはんだ付けするために塗布されるはんだペーストの塗布範囲の前記リードと並行する方向の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする請求項1記載の通風孔を備えた基板。 【請求項3】 前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して略並行に設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、前記リードの突出部分の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする請求項1記載の通風孔を備えた基板。 【請求項4】 前記リードが熱容量の大きな部材に熱伝導率の高い部材で接続されて、前記面実装部品が構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板。 【請求項5】 前記面実装部品が大型の電解コンデンサであること、又は、前記熱容量の大きな部材がインダクタであることを特徴とする請求項4記載の通風孔を備えた基板。 【請求項6】 前記導電パターンのランド部と、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間が、1.0mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板。 【請求項7】 前記導電パターンと、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間に、0.5mm以上の距離を設けたことを特徴とする請求項6記載の通風孔を備えた基板。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、面実装部品がリフローはんだ付けされることにより実装される基板に関するものであり、特に、リフロー時のはんだ不良を防止することができる基板に関する。 【背景技術】 【0002】 プリント基板は、絶縁板に銅箔による導電パターンが形成され、当該導電パターンに種々の電気・電子部品などが電気的に接続されることによって構成される。この導電パターンと電気・電子部品との電気的な接続は、はんだ付けによって行われるのが一般的であり、当該はんだ付けの手法の1つにリフロー方式がある。これは近年の電気・電子部品のリード間のピッチの狭小化や部品のチップ化などの小型化に伴い、導電パターン面側に部品を配置することができるようにしたものであり、基板の導体パターン面上にはんだペーストを塗布し、ここに電気・電子部品のリードを載置し、加熱用の炉の中ではんだが溶融された後に冷却されることにより、電気・電子部品が基板に実装されるものである。 【0003】 上記したような導電パターン面側に配置される部品(以下、面実装部品)には、多数の種類があり、それぞれの熱容量にも大きな隔たりがある。従って、熱容量の小さな部品のリード(すなわちはんだペースト部分)は、加熱雰囲気内に送られることにより短時間で、雰囲気と同程度の温度となるが、熱容量の大きな部品のリードは、当該部品の熱容量が大きいために熱を吸収され、リードが所定の温度となるまでには、熱容量に応じた時間を要することとなる。このような熱容量の異なる部品が同一基板上に配置されている場合に、全ての部品のはんだ付けが確実に行われるようにするためには、最も熱容量の大きな部品のリード(すなわちはんだペースト部分)が所定の温度となるまでの間、加熱雰囲気内で当該基板を加熱する必要がある。 【0004】 一方で、基板上に実装される電気・電子部品の中には、熱に対して弱いものも多数あり、加熱雰囲気内での加熱時間は可能な限り短いほうが好ましく、当該部品の損傷を防止するために、加熱温度及び時間の制限が設けられている。従って、このような耐熱性が低い部品の安全性を基準に加熱温度及び時間を定めると、前記した熱容量の大きな部品のリード(すなわちはんだペースト部分)の温度が十分に上昇せず、はんだ不良が生ずるという問題があった。 【0005】 このような問題に対する従来技術が特許文献1及び特許文献2などによって開示されている。 【0006】 【特許文献1】特開平5−110242号公報 【特許文献2】特開2002−232130号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 特許文献1によって開示される従来技術は、図8に示されるように、基板90に実装される電子部品91の近傍に貫通孔92を開口することにより、基板90の熱容量を均一化することではんだの溶融むらをなくそうとするものである。 【0008】 また、特許文献2によって開示される従来技術は、図7に示されるように、基板80の電子部品81が実装された領域に、通気部83を貫通して形成することにより、電子部品81本体が当該通気部83を通じて加熱雰囲気によって加熱され、もって当該電子部品81の端子部81aの加熱を助長し、リフロー時のはんだ不良を防止しようとするものである。 【0009】 特許文献2によって開示される従来技術では、電子部品本体の直下に通気孔が形成され、電子部品本体を加熱するものであるが、本来電子部品自体は、耐熱性の優劣に関らず、加熱されることは好ましいものではない。また、特許文献1によって開示される従来技術では、貫通孔が、電子部品に備えられるリードの延長線上であって且つ全てのリードの延長線を横断するように設けられているため、リードと電気的に接続される導電パターンの引き回しが困難となり、基板の設計の自由度が失われるという問題があった。 【0010】 本発明は、上記した問題に鑑み、熱容量の大きな大型電子部品等の、リフロー時のはんだ不良を防止することができると共に、当該電子部品本体には過剰な熱が加わることなく、さらに、基板の導電パターンの配置に対する制約も少なくした、通風孔を備えた基板を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 請求項1の通風孔を備えた基板は、絶縁板上に導電パターンが形成され、当該導電パターンのランド部に、面実装部品のリードがリフローはんだ付けされることにより、面実装部品が実装される基板であって、前記面実装部品は複数のリードを備えており、前記面実装部品が当該基板に実装された状態で、前記複数のリードの隣接するリードの間に通風孔が穿設されたことを特徴とする。 【0012】 上記構成によれば、面実装部品の複数のリードの隣接するリードの間に通風孔が穿設されるため、基板を含むリード近傍部分において、雰囲気と接する表面積が大きくなると共に、通風孔を通じて加熱雰囲気が循環する。 【0013】 請求項2の通風孔を備えた基板は、請求項1記載の通風孔を備えた基板であって、前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、当該リードを前記導電パターンのランド部にはんだ付けするために塗布されるはんだペーストの塗布範囲の前記リードと並行する方向の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする。 【0014】 上記構成によれば、面実装部品を基板にはんだ付けするためのはんだペーストが塗布される範囲の近傍にのみ通風孔が形成され、且つ、各リードの延長線上には通風孔が形成されない。 【0015】 請求項3の通風孔を備えた基板は、請求項1記載の通風孔を備えた基板であって、前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して略並行に設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、前記リードの突出部分の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする。 【0016】 上記構成によれば、面実装部品に備えられるリードの突出した部分の近傍にのみ通風孔が形成され、且つ、各リードの延長線上には通風孔が形成されない。 【0017】 請求項4の通風孔を備えた基板は、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板であって、前記リードが熱容量の大きな部材に熱伝導率の高い部材で接続されて、前記面実装部品が構成されていることを特徴とする。 【0018】 上記構成によれば、リードに加えられた熱が、熱伝導率の高い部材を伝い熱容量の大きな部材に奪われてしまいリード部分の温度が上昇しにくいような面実装部品のリードの間にそれぞれ通風孔が穿設される。 【0019】 請求項5の通風孔を備えた基板は、請求項4記載の通風孔を備えた基板であって、前記面実装部品が大型の電解コンデンサであること、又は、前記熱容量の大きな部材がインダクタであることを特徴とする。 【0020】 請求項6の通風孔を備えた基板は、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板であって、前記導電パターンのランド部と、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間が、1.0mm以下であることを特徴とする。 【0021】 上記構成によれば、導電パターンのランド部と通風孔との間が1.0mm以下であり、導電パターンのランド部分近傍における雰囲気と接する表面積が大きくなると共に、通風孔を通じた加熱雰囲気の循環もランド部の近傍となる。 【0022】 請求項7の通風孔を備えた基板は、請求項6記載の通風孔を備えた基板であって、前記導電パターンと、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間に、0.5mm以上の距離を設けたことを特徴とする。 【0023】 上記構成によれば、基板に形成された導電パターンと、基板に穿設された通風孔との間に0.5mm以上の距離が形成され、導電パターンが、通風孔の内側面において露出することがない。 【発明の効果】 【0024】 本発明の請求項1の、絶縁板上に導電パターンが形成され、当該導電パターンのランド部に、面実装部品のリードがリフローはんだ付けされることにより、面実装部品が実装される基板であって、前記面実装部品は複数のリードを備えており、前記面実装部品が当該基板に実装された状態で、前記複数のリードの隣接するリードの間に通風孔が穿設されたことを特徴とする通風孔を備えた基板によれば、面実装部品のリード部分の近傍において、基板の雰囲気と接する表面積が大きくなると共に、通風孔を通じて加熱雰囲気が循環し、常に略一定の温度の雰囲気がリード部分を加熱するため、リード部分(すなわちはんだペーストが塗布されている部分)の温度上昇が有効に助長され、はんだの溶融不足によるはんだ不良を防止することができる。また、隣接するリードの間に通風孔が形成されるため、はんだ不良によるリード間のショートを防止することができる。 【0025】 本発明の請求項2の、前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、当該リードを前記導電パターンのランド部にはんだ付けするために塗布されるはんだペーストの塗布範囲の前記リードと並行する方向の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする請求項1記載の通風孔を備えた基板によれば、面実装部品を基板にはんだ付けするためのはんだペーストが塗布される範囲の近傍にのみ通風孔が形成されるため、はんだペーストが塗布されている部分のみを局部的に加熱することができ、面実装部品の本体自体に過剰な熱が加わることを可及的に抑制しつつ、はんだの溶融不足によるはんだ不良を防止することができる。従って面実装部品の熱による損傷を防止することができる。また、各リードの延長線上には通風孔が形成されないため、当該リードと電気的に接続される導電パターンの引き回しも容易であり、基板の設計の自由度も確保される。さらに、はんだを固化させるための冷却時にも、はんだ部分の冷却を助長させることができる。 【0026】 本発明の請求項3の、前記面実装部品のリードが当該面実装部品の側面から突出して略並行に設けられており、前記通風孔の、前記リードと並行する方向の長さが、前記リードの突出部分の長さと略同一であり、且つ、当該通風孔が前記各リードの延長線上には形成されないことを特徴とする請求項1記載の通風孔を備えた基板によれば、面実装部品に備えられるリードの突出した部分の近傍にのみ通風孔が形成されるため、リード部分を局部的に加熱することができ、面実装部品の本体自体に過剰な熱が加わることを可及的に抑制しつつ、はんだの溶融不足によるはんだ不良を防止することができ、当該面実装部品の熱による損傷を防止することができる。 【0027】 本発明の請求項4の、前記リードが熱容量の大きな部材に熱伝導率の高い部材で接続されて、前記面実装部品が構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板によれば、リードに加えられた熱が、熱伝導率の高い部材を伝い熱容量の大きな部材に奪われてしまいリード部分の温度が上昇しにくいような面実装部品(すなわち、はんだペーストが塗布されている部分の温度上昇が鈍く、はんだ不良を生じやすい部品)の、リードの間に通風孔が穿設されるため、当該面実装部品のはんだ不良を防止できる。 【0028】 本発明の請求項5の、前記面実装部品が大型の電解コンデンサであること、又は、前記熱容量の大きな部材がインダクタであることを特徴とする請求項4記載の通風孔を備えた基板によれば、熱容量の大きな大型の電解コンデンサや、内部にインダクタを備える熱容量の大きなトランス等の、リフロー時のはんだ不良を防止することができる。 【0029】 本発明の請求項6の、前記導電パターンのランド部と、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間が、1.0mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の通風孔を備えた基板によれば、リードと通風孔との間が1.0mm以下であるため、通風孔を通過する加熱雰囲気の熱が有効にはんだペースト部分に伝わり、はんだ不良を防止することができる。 【0030】 本発明の請求項7の、前記導電パターンと、前記面実装部品に備えられるリードの間に配置されるように穿設された通風孔との間に、0.5mm以上の距離を設けたことを特徴とする請求項6記載の通風孔を備えた基板によれば、導電パターンが通風孔の内側面において露出することがないため、はんだが通風孔に流れ落ちることによって、意図されない導体間の短絡が生ずるなどの不具合を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0031】 以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。 【実施例1】 【0032】 図1は本実施例の通風孔を備えた基板の概略を示す斜視図であり、図2は同上面図、図3は面実装部品であるスイッチングトランスが実装される部分の拡大図である。図4は図3のスイッチングトランスのリード部分をさらに拡大した図であり、図5は図4のA−A線に沿った断面図である。 【0033】 図1〜図5に示されるように、本実施例の通風孔を備えた基板10(以下、単に基板10)は、絶縁板11に銅箔の導電パターン12が形成され、その上にソルダレジスト15が塗布される。当該ソルダレジスト15は、図4及び図5に示されるように、面実装部品(スイッチングトランス20等)のリード(図5ではリード20a)がはんだ付けされるランド部12aを除いて塗布される。このソルダレジスト15が塗布されていない導電パターン12のランド部12aにはんだペースト25が塗布され、この上に面実装部品が載置された上でリフロー装置の加熱雰囲気内に送られることではんだペースト25が溶融し、その後冷却されることによりはんだペースト25が固化することで、基板10に面実装部品が実装される。基板10には、コイル13、コンデンサ14・19、半導体16、チップ部品17、コネクタ18等の、耐熱性及び熱容量が異なる種々の電気・電子部品が実装される。なお、スイッチングトランス20は、内部に熱容量の大きなインダクタを備えており、当該インダクタはリード20aに熱伝導率の高い部材である銅線で接続されている。 【0034】 基板10には、図3及び図4に示されるように、スイッチングトランス20の側面から突出している各リード20aの間にそれぞれ通風孔23が設けられる。通風孔23の、リード20aと並行する方向の長さは、はんだペースト25の塗布範囲であるランド部12aの長さと略同一であり、且つ、通風孔23は各リード20aの延長線上には形成されない。又、通風孔23は、通風孔23とランド部12aとの間隔xが1mm以下となるように、且つ、導電パターン12と通風孔23との間隔yが0.5mm以上となるように形成される。なお、ランド部12aは導電パターン12の一部であるので、yはxを含む概念である。 【0035】 本実施例の基板10によれば、通風孔23が設けられることにより、はんだペースト25の塗布範囲であるランド部12aの近傍部分において、雰囲気と接する表面積が大きくなると共に、通風孔23を通じて加熱雰囲気が循環することにより常に略一定の温度の雰囲気が、リード20a及びはんだペースト25を加熱するため、リフロー時のはんだペースト25の溶融不足によるはんだ不良を防止することができる。また、はんだペースト25が塗布される範囲の近傍にのみ通風孔23が形成され、はんだペースト25が塗布されている部分のみを局部的に加熱することができ、スイッチングトランス20本体自体の加熱を可及的に抑制することができる。さらに、図3及び図4に示されるように、各リード20aの延長線上には通風孔23が形成されないため、当該リード20aと電気的に接続される導電パターン12の引き回しも容易であり、基板の設計の自由度も確保される。 【0036】 また、熱容量の大きなスイッチングトランス20の近傍部分においては、過熱時及び冷却時において、温度変化が鈍く、他の部分との温度差が生じやすい状態となる。このような熱分布の不均一によって基板20或いは実装部品(チップ部品17等)に応力が発生し、最悪の場合、実装部品が破損してしまうことも生じ得るが、本実施例の基板10によれば、通風孔23が設けられることにより、スイッチングトランス20の近傍部分における熱分布の不均一化も緩和され、チップ部品17などの損傷も防止することができる。 【0037】 なお、本実施例においては、面実装部品(スイッチングトランス20)の隣接する各リード(リード20a)間にそれぞれ通風孔(通風孔23)が形成されるものとしたが、本発明をこれに限るものではなく、例えば、リード2本おきに通風孔を設けるようにしてもよく、面実装部品の熱容量などに応じて、適宜変更して適用することができる。 【実施例2】 【0038】 図6は、本実施例の通風孔を備えた基板に備えられるスイッチングトランスのリード部分を拡大した図である。なお、本実施例の通風孔を備えた基板の基本的な構成は実施例1と同様であるためここでの説明を省略し、実施例1と同様の構成要素については実施例1と同一の符号を使用する。 【0039】 本実施例の通風孔を備えた基板70(以下、単に基板70)には、図6に示されるように、スイッチングトランス20の側面から突出している各リード20aの間にそれぞれ通風孔73が設けられる。通風孔73の、リード20aと並行する方向の長さは、リード20aの突出部分の長さと略同一であり、且つ、通風孔73は各リード20aの延長線上には形成されない。通風孔73とランド部12aとの間隔が1mm以下であり、且つ、導電パターン60・12と通風孔73との間隔が0.5mm以上となるように形成されるのは、実施例1と同様である。 【0040】 本実施例の基板70によれば、通風孔73が設けられることにより、リード20aの近傍部分において、雰囲気と接する表面積が大きくなると共に、通風孔73を通じて加熱雰囲気が循環することにより常に略一定の温度の雰囲気が、リード20aの近傍部分を加熱するため、スイッチングトランス20のごとき、リード20aに加えられた熱が、熱伝導率の高い部材(銅線)を伝い熱容量の大きな部材(インダクタ)に奪われてしまいリード20aの温度が上昇しにくいような面実装部品においても、リード20aの温度を十分に上昇させ、リフロー時のはんだペースト25の溶融不足によるはんだ不良を防止することができる。また、図6に示されるように、リード20aと電気的に接続される導電パターン60の引き回しがさらに容易となり、導電パターン12の配置の自由度も高いものとなる。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】実施例1の通風孔を備えた基板の概略を示す斜視図 【図2】実施例1の通風孔を備えた基板の概略を示す上面図 【図3】実施例1の通風孔を備えた基板のスイッチングトランスが実装される部分の拡大図 【図4】実施例1の通風孔を備えた基板のスイッチングトランスのリード部分の拡大図 【図5】図4のA−A線に沿った断面図 【図6】実施例2の通風孔を備えた基板に備えられるスイッチングトランスのリード部分の拡大図 【図7】従来例の説明図 【図8】別の従来例の説明図 【符号の説明】 【0042】 10 通風孔を備えた基板 11 絶縁板 12・60 導電パターン 12a ランド部 15 ソルダレジスト 20 スイッチングトランス(面実装部品) 20a リード 23・73 通風孔 25 はんだペースト
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| 【出願人】 |
【識別番号】390001959 【氏名又は名称】オリオン電機株式会社 【住所又は居所】福井県武生市家久町41号1番地
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| 【出願日】 |
平成16年3月8日(2004.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091694 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 守
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| 【公開番号】 |
特開2005−252124(P2005−252124A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月15日(2005.9.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−63452(P2004−63452) |
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