| 【発明の名称】 |
FPCの取付け構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】櫻庭 雄逸 【住所又は居所】千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジクラ佐倉事業所内
【氏名】布施 和彦 【住所又は居所】千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジクラ佐倉事業所内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、FPCを電子機器用筐体などの被取付け対象に着脱可能に取り付ける取付け構造を提供するものである。
【解決手段】かゝる本発明は、FPC10を電子機器用筐体などの被取付け対象20に着脱可能に取り付ける取付け構造であって、被取付け対象20側に硬質部材からなる柱状の突起30を立設させ、この突起30に、FPC10に穿たれ、かつ突起30の外周に隙間ができる大きさの取付け穴11を嵌め込み、突起30の露出部分に、弾性ストッパ片40の貫通穴からなり、かつ突起30の外径により小径の圧入穴41を圧入させて、FPC10を被取付け対象20に取り付けるFPCの取付け構造にあり、これによって、FPC10の着脱が簡単かつ迅速にできる一方、FPC10側の損傷を最小限に抑えることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 FPCを電子機器用筐体などの被取付け対象に着脱可能に取り付ける取付け構造であって、被取付け対象側に硬質部材からなる柱状の突起を立設させ、当該突起に、前記FPCに穿たれ、かつ前記突起の外周に隙間ができる大きさの取付け穴を嵌め込み、前記突起の露出部分に、弾性ストッパ片の少なくともその底面側に穿った盲穴又は貫通穴からなり、かつ前記突起の外径により小径の圧入穴を圧入させて、前記FPCを前記被取付け対象に取り付けることを特徴とするFPCの取付け構造。 【請求項2】 前記突起の先端縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1記載のFPCの取付け構造。 【請求項3】 前記圧入穴の外側縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1又は2記載のFPCの取付け構造。 【請求項4】 前記弾性ストッパ片の圧入穴が貫通穴で、当該圧入穴の両外側縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1又は2記載のFPCの取付け構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、FPCを電子機器用筐体などの被取付け対象に着脱可能に取り付ける取付け構造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、FPC(フレキシブルプリント配線基板)を電子機器用筐体などの被取付け対象にに取り付ける場合、FPCを粘着テープ(例えば両面粘着テープ)で貼り付けたり(特許文献1)、或いは、ネジと樹脂製のワッシャを用いて固定したりする方法が取られている。 【特許文献1】特開平06−291477号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、粘着テープによる固定では、FPCの交換やメンテナンスの面で、取り扱い性が悪いという問題があった。一方、ネジによる固定では、FPCに外力(基板面と平行な横方向の力や振動など)が加わった場合、FPC側のネジ穴部分やワッシャの周囲において、ストレスが集中するため、FPCの損傷に至るという問題があった。さらに、作業面でも、工具が必要で、迅速な着脱ができず、作業性が悪いという問題もあった。 【0004】 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、基本的には、電子機器用筐体などの被取付け対象側に柱状の突起を設ける一方、FPC側には、突起に対して大きめの取付け穴を設けると共に、突起の露出部分に圧入される圧入穴を有する弾性ストッパ片を用意して、この弾性ストッパ片の着脱可能な圧入によって、FPCの着脱が簡単かつ迅速にでき、また、FPC側の損傷を最小限に抑えることができる、優れたFPCの取付け構造を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1記載の本発明は、FPCを電子機器用筐体などの被取付け対象に着脱可能に取り付ける取付け構造であって、被取付け対象側に硬質部材からなる柱状の突起を立設させ、当該突起に、前記FPCに穿たれ、かつ前記突起の外周に隙間ができる大きさの取付け穴を嵌め込み、前記突起の露出部分に、弾性ストッパ片の少なくともその底面側に穿った盲穴又は貫通穴からなり、かつ前記突起の外径により小径の圧入穴を圧入させて、前記FPCを前記被取付け対象に取り付けることを特徴とするFPCの取付け構造にある。 【0006】 請求項2記載の本発明は、前記突起の先端縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1記載のFPCの取付け構造にある。 【0007】 請求項3記載の本発明は、前記圧入穴の外側縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1又は2記載のFPCの取付け構造にある。 【0008】 請求項4記載の本発明は、前記弾性ストッパ片の圧入穴が貫通穴で、当該圧入穴の両外側縁部に面取りを施したことを特徴とする請求項1又は2記載のFPCの取付け構造にある。 【発明の効果】 【0009】 本発明のFPCの取付け構造によると、弾性ストッパ片の突起に対する圧入の着脱により、簡単かつ迅速なFPCの着脱が可能となる。 つまり、特別な工具なども必要とせず、作業者は、弾性ストッパ片を手にもって、突起に対して着脱させるのみでよく、極めて良好な作業性が得られる。勿論、工場内の生産ラインなどにあっては、作業用ロボットを使用して、弾性ストッパ片を着脱させることも可能である。 【0010】 また、本発明のFPCの取付け構造では、柱状の突起に対して、FPCの取付け穴を大きめに穿って、突起の外周に隙間ができる形にしてあるため、弾性ストッパ片により固定されたとき、FPCの取付け穴の周囲が突起の外周に接することがなく、弾性ストッパ片の下面側で、面的に押さえられることになる。 従って、仮に、FPC側に外力(基板面と平行な横方向の力や振動など)が作用しても、そのストレスが取付け穴の縁部に集中することなく、弾性ストッパ片の下面側となる広範囲に分散されるため、FPC側の損傷を最小限に抑えることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1は、本発明に係るFPCの取付け構造の最良の形態の一例を示したものである。 図中、10はFPC、20は電子機器用筐体、硬質基板などの被取付け対象、30は円柱などの柱状の突起、40は円盤状の弾性ストッパ片である。 【0012】 柱状の突起30は、樹脂ロッドや金属ピンなどの硬質部材からなり、被取付け対象20側に立設させてある。好ましくは、その先端縁部には、面取りしたテーパー部31を施しておくとよい。この突起30の外径D1は、FPC10の取り付け部分側に穿った取り付け穴11が嵌め込まれたとき、その外周に適度の隙間ができる大きさとしてある。即ち、取り付け穴11の外径D2により、小さめにしてある。 【0013】 弾性ストッパ片40は、適度の弾性を有する樹脂成形品からなり、その上下方向には、貫通穴からなる圧入穴41が設けてある。この圧入穴41には、上記突起30が圧入されるため、その内径D3は突起30の外径D1より少々小さめにしてある。この圧入穴41にあっても、その両外側縁部には、上記した突起30の先端縁部に対応させて、好ましくは、面取りしたテーパー部42、42を施しておくとよい。また、弾性ストッパ片40の外周縁の上下部分の一部には、取り外し時のフック部となる延設片43、43を設けておくとよい。 【0014】 このような構成からなる、本発明に係るFPCの取付け構造では、先ず、取り付けようとするFPC10の取り付け穴11を、電子機器用筐体などの被取付け対象20の突起30にセンター合わせして嵌め込む。なお、このセンター合わせは、目視でも可能であるが、よりスムーズにかつ的確に行うためには、次のようなセンター合わせ手段を講ずるとよい。例えば図2に示すように、被取付け対象20側の位置決め部(例えば位置決めラインや位置決め枠など)21を設けて、これにFPC10のコーナー部12を合わせるようにすればよい。又は、図1に示すように、例えば被取付け対象20側とFPC10側にそれぞれ嵌合される位置決め用の小突起32と小孔13を、少なくとも1個ずつ、好ましくは左右や上下をなす2個ずつ設け、これらを嵌合させればよい。これにより、簡単かつ確実にセンター合わせを行うことができる。 【0015】 この後、FPC10の付け穴11から突出した突起30の露出部分に、弾性ストッパ片40の圧入穴41を位置決めし、押し込めばよい。これにより、FPC10は、簡単かつ迅速に電子機器用筐体などの被取付け対象20に取り付けられる。 【0016】 この取り付け状態では、FPC10の取付け穴11の周囲が突起30の外周に接することがなく、弾性ストッパ片40の下面側で、面的に押さえられる。従って、仮に、FPC10側に外力(基板面と平行な横方向の力や振動など)が作用しても、そのストレスが取付け穴11の縁部に集中することなく、弾性ストッパ片40の下面側となる広範囲に分散されるため、FPC10側の損傷を最小限に抑えることができる。 【0017】 この取り付け時、突起30の先端縁部や弾性ストッパ片40の両外側縁部に、上記したようにテーパー部31やテーパー部42、42を施しておけば、そのガイド機能によりスムーズな取り付けが可能となる。なお、弾性ストッパ片40側の両外側縁部にテーパー部42、42を施しておけば、弾性ストッパ片40の裏表に関係なく、いずもの側からも突起30に圧入することができる利点が得られる。 【0018】 本発明によるFPCの取付け構造の場合、弾性ストッパ片40と突起30との圧入関係によるものであるため、弾性ストッパ片40の圧入解除で、簡単かつ迅速にFPC10を取り外すことができる。このとき、上記したように、弾性ストッパ片40の外周縁の一部には、フック部となる延設片43、43を設けておけば、FPC10側から離間した(浮いた)方の延設片43を手掛かりとして、簡単に取り外すことができる。これは、圧入力が大きいときに、特に有効である。また、この延設片43にドライバーなどの簡単な工具の先端を引っ掛けて、取り外すこともできる。 【0019】 なお、上記本発明の形態では、弾性ストッパ片40の圧入穴41は、貫通穴の場合であったが、本発明は、これに限定されず、底面側に穿った盲穴でもよい。この場合も、外側縁部にテーパー部42を設けるものとする。また、突起30の外形、FPC10の取付け穴11、弾性ストッパ片40の圧入穴41は、通常円形のものが好ましいが、本発明は、これに限定されず、角形のものであってもよく、その作用、効果は同様に得られる。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明に係るFPCの取付け構造の概略を示した説明図である。 【図2】本発明に係るFPCの取付け構造におけるFPCの位置決めを示した概略説明図である。 【符号の説明】 【0021】 10・・・FPC、11・・・取り付け穴、12・・・FPCのコーナー部、13・・・位置決め用の小孔、20・・・電子機器用筐体などの被取付け対象、21・・・位置決め部、30・・・柱状の突起、31・・・テーパー部、32・・・位置決め用の小突起、40・・・弾性ストッパ片、41・・・圧入穴、42・・・テーパー部、43・・・延設片
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005186 【氏名又は名称】株式会社フジクラ 【住所又は居所】東京都江東区木場1丁目5番1号
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| 【出願日】 |
平成16年2月27日(2004.2.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080366 【弁理士】 【氏名又は名称】石戸谷 重徳
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| 【公開番号】 |
特開2005−244081(P2005−244081A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月8日(2005.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−54529(P2004−54529) |
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