| 【発明の名称】 |
電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】大城 淳 【住所又は居所】東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内
【氏名】松井 基之 【住所又は居所】東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内
【氏名】大高 正稔 【住所又は居所】東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内
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| 【要約】 |
【課題】表示部分における防水性および耐衝撃性を確保すると共に、静電気対策をも図る。
【解決手段】表示パネル17の表示領域を除いて、入力表示部15を上部シールド板21で覆い、この入力表示部15の上面における外周部とこれに対応する上部シールド板21の下面との間に第1クッション材24を配置すると共に、この第1クッション材24に対応する上部シールド板21の上面と本体ケース1の上部ケース2の下面との間に第2クッション材25を配置し、この上部シールド板21を板ばね29で回路基板28のグランドに接続した。従って、外部からの衝撃を第1、第2クッション材24、25で確実に吸収することができると共に、防水性をも確保することができる。また、本体ケース1の上面に静電気が印加されて入力表示部15に流れ込むときに、その静電気を上部シールド板21によってグランドに落すことができるので、静電気対策をも図ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示用の開口部を有する本体ケースと、 この本体ケース内に前記開口部と対応して配置される表示パネルと、 この表示パネルの前記開口部に対応する表示領域を除いて、前記表示パネルを覆い、且つ基準電位に接続される導電性を有するシールド部材と、 前記表示パネルの表面における外周部と前記シールド部材との間、および前記シールド部材と前記本体ケースとの間に配置される防水性を有するクッション部材と を備えたことを特徴とする電子機器。 【請求項2】 前記シールド部材は、前記表示パネルの前記表示領域を除いて、前記表示パネルの表面側を覆う上部シールド板と、前記表示パネルの裏面側を覆う下部シールド板とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 【請求項3】 前記シールド部材は、前記本体ケース内に配置された回路基板のグランド電極に接続部材によって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 【請求項4】 前記接続部材は、前記回路基板の前記グランド電極に固定されて前記上部シールド板に弾接する板ばねと、前記回路基板の前記グランド電極と前記下部シールド板との間に配置されてその両方に弾接するコイルばねとを備えていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。 【請求項5】 前記クッション部材は、前記表示パネルの表面側の外周部とこれに対応する前記シールド部材の裏面との間に配置される第1クッション材と、この第1クッション材に対応する前記シールド部材の表面と前記本体ケースの前記開口部の縁部との間に配置される第2クッション材と、前記表示パネルの裏面側に位置する前記シールド部材の裏面に配置される第3クッション材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 【請求項6】 前記クッション部材は、前記表示パネルを前記本体ケース内に配置して固定した際に、圧縮されて固定されることを特徴とする請求項1または5に記載の電子機器。 【請求項7】 前記表示パネルの表面には、入力機能を有する透明なタッチパネルが配置され、このタッチパネルの表面には、前記表示パネルの前記表示領域に対応する個所を除いて、前記シールド部材が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、携帯情報端末機などの電子機器に関する。 【背景技術】 【0002】 例えば、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの携帯情報端末機においては、本体ケースに表示用開口部を設け、この本体ケース内に表示パネルとタッチパネルとを重ね合わせた入力表示部を表示用開口部に対応させて設けることにより、本体ケースを片手で持ちながら表示用開口部を通して入力表示部を入力操作できるように構成したものがある。この種の携帯情報端末機は、屋内で使用するほかに、屋外でも使用できるので、携帯時における耐衝撃性を考慮する必要があるほか、雨天のときでも使用できるように防水性をも考慮する必要がある。 【0003】 このような要望に応えるため、従来の携帯情報端末機においては、本体ケース内にシャーシを設け、このシャーシ上に表示パネルとタッチパネルとを重ね合わせた入力表示部を固定し、この入力表示部の表面における外周部と本体ケースの表示用開口部の縁部との間に防水と衝撃吸収とを目的とする環状のシール部材を介在させて、その両方にシール部材を接着剤によって接着させることにより疑似一体化した構成のものがある。 【特許文献1】特開2002−229672号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、このような従来の携帯情報端末機では、入力表示部の表面における外周部と本体ケースの表示用開口部の縁部との間に介在されたシール部材のみで、防水性を確保すると共に、外部からの衝撃を吸収しなければならないため、十分に防水性を確保することができないばかりか、衝撃をも十分に吸収することができないという問題がある。 また、この従来の携帯情報端末機では、静電気対策が施されていないため、静電気が本体ケースの表面に印加されると、その静電気が本体ケースの表示用開口部から入力表示部に流れ込み、この流れ込んだ静電気が入力表示部をその厚み方向に通過し、入力表示部の表示パネルにノイズが発生するという問題がある。 【0005】 この発明が解決しようとする課題は、表示部分における防水性および耐衝撃性を確保すると共に、静電気対策をも図ることができる電子機器を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。 なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。 【0007】 請求項1に記載の発明は、図1〜図6に示すように、表示用の開口部(5)を有する本体ケース(1)と、この本体ケース内に前記開口部と対応して配置される表示パネル(17)と、この表示パネルの前記開口部に対応する表示領域を除いて、前記表示パネルを覆い、且つ基準電位に接続される導電性を有するシールド部材(16)と、前記表示パネルの表面における外周部と前記シールド部材との間、および前記シールド部材と前記本体ケースとの間に配置される防水性を有するクッション部材(23)とを備えたことを特徴とする電子機器である。 【0008】 請求項2に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記シールド部材(16)が、前記表示パネル(17)の前記表示領域を除いて、前記表示パネルの表面側を覆う上部シールド板(21)と、前記表示パネルの裏面側を覆う下部シールド板(22)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。 【0009】 請求項3に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記シールド部材(16)が、前記本体ケース(1)内に配置された回路基板(28)のグランド電極(28a)に接続部材(27)によって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器である。 【0010】 請求項4に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記接続部材(27)が、前記回路基板(28)の前記グランド電極(28a)に固定されて前記上部シールド板(21)に弾接する板ばね(29)と、前記回路基板の前記グランド電極と前記下部シールド板(22)との間に配置されてその両方に弾接するコイルばね(30)とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器である。 【0011】 請求項5に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記クッション部材(23)が、前記表示パネル(17)の表面側の外周部とこれに対応する前記シールド部材(16)の裏面との間に配置される第1クッション材(24)と、この第1クッション材に対応する前記シールド部材の表面と前記本体ケース(1)の前記開口部(5)の縁部との間に配置される第2クッション材(25)と、前記表示パネルの裏面側に位置する前記シールド部材の裏面に配置される第3クッション材(26)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。 【0012】 請求項6に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記表示パネル(17)を前記本体ケース(1)内に配置して固定した際に、前記クッション部材(23)が圧縮されて固定されることを特徴とする請求項1または5に記載の電子機器である。 【0013】 請求項7に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記表示パネル(17)の表面に、入力機能を有する透明なタッチパネル(18)が配置され、このタッチパネルの表面に、前記表示パネルの前記表示領域に対応する個所を除いて、前記シールド部材(16)が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器である。 【発明の効果】 【0014】 請求項1に記載の発明によれば、本体ケース内に表示パネルを表示用の開口部に対応させて配置し、この表示パネルの表示領域を除いて、表示パネルをシールド部材で覆い、この表示パネルの表面における外周部とこれに対応するシールド部材との間、およびシールド部材と本体ケースとの間にそれぞれ防水性を有するクッション部材を配置したので、外部からの衝撃をシールド部材と本体ケースとの間のクッション部材で吸収すると共に、このクッション部材で吸収しきれない衝撃をシールド部材と表示パネルとの間のクッション部材で更に吸収することができ、これにより衝撃を確実に吸収することができるので、耐衝撃性を確保することができる。 【0015】 この場合、特にクッション部材が防水性を有しているので、表示パネルとシールド部材との間、およびシールド部材と本体ケースとの間の防水性をも確保することができる。また、表示パネルを覆うシールド部材は、導電性を有し、且つ基準電位に接続されることにより、静電気が本体ケースの表面に印加されて本体ケースの開口部から表示パネルに流れ込むときに、その静電気をシールド部材に流して基準電位に落すことができるので、静電気が表示パネルをその厚み方向に通過するのを防ぐことができ、これにより表示パネルにおける静電気によるノイズの発生を防ぐことができるので、表示パネルに対する静電気対策をも図ることができる。 【0016】 請求項2に記載の発明によれば、シールド部材が、表示パネルの表示領域を除いて、表示パネルの表面側を覆う上部シールド板と、表示パネルの裏面側を覆う下部シールド板とを備えていることにより、本体ケースの表面に印加された静電気が表示用の開口部から表示パネルの表面側に流れ込むときに、その静電気を上部シールド板でシールドすることができ、また本体ケース内で発生した静電気が表示パネルの裏面側に流れ込むときに、その静電気を下部シールド板でシールドすることができ、これにより確実に表示パネルの静電気対策を図ることができる。 【0017】 請求項3に記載の発明によれば、シールド部材が本体ケース内に配置された回路基板のグランド電極に接続部材によって電気的に接続されていることにより、表示パネルの表裏面に流れ込む静電気をシールド部材でシールドすると共に、その静電気を接続部材によって回路基板のグランドに落すことができ、これにより静電気が表示パネルをその厚み方向に通過するのを確実に防ぐことができ、このため、より一層、確実に表示パネルに対する静電気対策を図ることができる。 【0018】 請求項4に記載の発明によれば、接続部材が、回路基板のグランド電極に固定されて上部シールド板に弾接する板ばねと、回路基板のグランド電極と下部シールド板との間に配置されてその両方に弾接するコイルばねとを備えていることにより、シールド部材が上部シールド板と下部シールド板とに分割されていても、接続配線を引き回す必要がなく、上部シールド板と下部シールド板とを回路基板のグランド電極に簡単に且つ確実に接続することができ、これにより組み立て作業性の向上をも図ることができる。 【0019】 請求項5に記載の発明によれば、クッション部材が、表示パネルの表面側の外周部とこれに対応するシールド部材の裏面との間に配置される第1クッション材と、この第1クッション材に対応するシールド部材の表面と本体ケースの開口部の縁部との間に配置される第2クッション材と、表示パネルの裏面側に位置するシールド部材の裏面に配置される第3クッション材とを備えていることにより、請求項1に記載の発明と同様、第1、第2クッション材によって外部からの衝撃に対して表示パネルを保護することができるほか、特に第1、第2クッション材によって吸収しきれない衝撃を第3クッション材によって吸収することができるので、より一層、耐衝撃性を高めることができる。 【0020】 請求項6に記載の発明によれば、表示パネルを本体ケース内に配置して固定した際に、クッション部材が圧縮されて固定されていることにより、シールド部材と表示パネルの外周部との間、およびシールド部材と本体ケースとの間に配置されたクッション部材を接着剤で接着した場合、経年変化で接着剤が劣化しても、クッション部材が圧縮されて固定されているため、防水性が低下することがなく、長期間にわたって防水性を確保することができる。 【0021】 請求項7に記載の発明によれば、表示パネルの表面に入力機能を有する透明なタッチパネルが配置されていることにより、表示機能と入力機能とを重ね合わせることができ、これにより機器全体をコンパクトに構成することができると共に、タッチパネルには、表示パネルの表示領域に対応する個所を除いて、シールド部材が配置されていることにより、請求項1に記載の発明と同様、表示パネルの表面にタッチパネルが配置されていても、タッチパネルおよび表示パネルに対する防水性および耐衝撃性を確保することができると共に、静電気対策をも確保することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 以下、図1〜図6を参照して、この発明を携帯情報端末機に適用した一実施形態について説明する。 図1はこの発明の携帯情報端末機の外観斜視図、図2は図1のA−A矢視における拡大断面図、図3は図2の内部構造を示した斜視図、図4は図3の要部を分解した斜視図である。 この携帯情報端末機は、図1に示すように、本体ケース1を備えている。この本体ケース1は、片手で持てる程度の大きさで、左右両側の中間部分がくびれた形状に形成されている。また、この本体ケース1は、図2に示すように、上部ケース2と下部ケース3とを上下に重ね合わせて取り付けた構成になっており、この本体ケース1の上端部には、図1に示すように、ロール紙などの記録紙を収納する用紙ホルダ4が取り付けられている。 【0023】 この場合、本体ケース1の上面、つまり上部ケース2の上面における中央部には、図1に示すように、表示用の開口部5が設けられており、この上部ケース2の上面における下部側には、文字キーや数字キーなどの各種のキーが配列されたキー入力部6が設けられている。また、この上部ケース2の上部側には、スピーカ部7、押釦スイッチ8、および表示ランプ9が設けられているほか、プリンタ部10も設けられている。このプリンタ部10は、印字ヘッド(図示せず)を備え、この印字ヘッドで用紙ホルダ4内に収納されたロール紙などの記録紙4aに順次情報を印字するように構成されている。なお、このプリンタ部10は、用紙ホルダ4に回動可能に取り付けられた防滴カバー4aによって開閉可能に覆われている。 【0024】 また、本体ケース1の側面、つまり下部ケース3の側面には、図1に示すように、外部接続用の複数のコネクタ部11および各押釦スイッチ12が設けられている。一方、本体ケース1の内部には、図2に示すように、中ケース13が配置されている。この中ケース13は、その中央部にパネル収納部14が上部ケース2の開口部5に対応して設けられ、上部ケース2の内面にビス(図示せず)によって取り付けられている。このパネル収納部14内には、図2〜図4に示すように、入力表示部15がシールド部材16で覆われた状態で配置されている。入力表示部15は、図4に示すように、表示パネル17上に透明なタッチパネル18を重ね合わせてなり、表示パネル17に表示された情報がタッチパネル18を通してその上方から見えるように構成されている。 【0025】 すなわち、表示パネル17は、液晶表示素子などの平面型の表示素子からなり、予め記憶された情報、およびタッチパネル18、キー入力部6で入力された情報を電気光学的に表示するように構成されている。この表示パネル17は、その下面に配置されたEL発光パネル(エレクトロルミネッセンス発光パネル)19によって下面側から照明されると共に、保持部材20によってEL発光パネル19とユニット化されている。また、透明なタッチパネル18は、図2〜図4に示すように、表示パネル17の表示領域内に入力領域が位置した状態で表示パネル17上に配置され、表示パネル17に表示された情報を見ながら、上面に入力ペンなどを押し付けて移動させることにより、そのペン操作に応じて情報が入力されるように構成されている。 【0026】 シールド部材16は、図2〜図4に示すように、表示パネル17の表示領域に対応する個所、つまり上部ケース2の表示用の開口部5に対応する個所を除いて、入力表示部15の上面側およびその外周部側を覆う上部シールド板21と、入力表示部15の下面全体を覆う下部シールド板22とからなっている。上部シールド板21は、ステンレスなどの導電性を有する薄い金属板からなり、図4に示すように、表示パネル17の表示領域に対応する個所に開口部21aが設けられ、入力表示部15の上面、つまりタッチパネル18の上面における外周部と、入力表示部15の側面に対応する中ケース13の外側面とを覆うほぼ枠状に形成されている。 【0027】 すなわち、上部シールド板21は、図3および図4に示すように、その側面に設けられた係止孔21bが中ケース13の外側面に設けられた係止突起(図示せず)に係脱可能に係合することにより、タッチパネル18の上面における外周部に配置された状態で、中ケース13に取り付けられるように構成されている。また、下部シールド板22は、上部シールド板21と同様、ステンレスなどの導電性を有する薄い金属板からなり、入力表示部15の下面全体を覆うほぼ平板状に形成されている。 【0028】 また、シールド部材16には、図2および図3に示すように、防水性を有するクッション部材23が設けられている。このクッション部材23は、上部シールド板21の下面に設けられた枠状の第1クッション材24と、この第1クッション材24に対応する上部シールド板21の上面に設けられた枠状の第2クッション材25と、下部シールド板22の下面から側面に亘って設けられたほぼトレイ形状の第3クッション材26とからなっている。これら第1〜第3クッション材24〜26は、それぞれ防水性および弾性を有するゴムなどの合成樹脂からなっている。 【0029】 この場合、第1クッション材24は、両面接着テープなどの接着剤によって上部シールド板21の下面に接着され、この状態で図4および図5に示すように入力表示部15の上面、つまりタッチパネル18の上面における外周部に配置されるように構成されている。また、第2クッション材25は両面接着テープなどの接着剤によって上部シールド板21の上面に接着され、この状態で図4および図5に示すように本体ケース1の内面、つまり上部ケース2の開口部5の縁部における下面に配置されるように構成されている。第3クッション材26は、図4に示すように、下部シールド板22に下側から嵌着され、中ケース13のパネル収納部14内に密着して配置されるように構成されている。 【0030】 そして、第1〜第3クッション材24〜26は、シールド部材16で覆われた入力表示部15を中ケース13のパネル収納部14内に配置して、中ケース13が上部ケース2にビス(図示せず)によって締め付けられて取り付けられたときに、第2クッション材25が上部ケース2の開口部5の縁部における下面と上部シールド板21の上面との間で圧縮され、第1クッション材24が上部シールド板21の下面と入力表示部15のタッチパネル18の上面との間で圧縮され、第3クッション材26が入力表示部15の表示パネル17の下面側、つまり表示パネル17の下面に配置されたEL発光パネル19の下面と中ケース13のパネル収納部14の底部との間で圧縮され、この状態で固定されるように構成されている。 【0031】 また、シールド部材16は、中ケース13の下面にビス31によって取り付けられた回路基板28のグランド電極28aに接続部材27によって電気的に接続されている。すなわち、この接続部材27は、回路基板28のグランド電極28aに固定される板ばね29と、回路基板28のグランド電極28aと下部シールド板22の下面とに弾接するコイルばね30とからなっている。この場合、板ばね29は、図2および図6に示すように、回路基板28のグランド電極28aにビス31によって起立した状態で固定され、その先端部29aが中ケース13の外側面に係止された上部シールド板21の外側面に弾接し、これにより上部シールド板21と回路基板28のグランド電極28aとを電気的に接続するように構成されている。 【0032】 また、コイルばね30は、図2および図4に示すように、中ケース13と第3クッション材26とにそれぞれ対応して設けられた開口部32を通して、下部シールド板22と回路基板28との間に配置され、その上端部が下部シールド板22の下面に弾接すると共に、下端部が回路基板28のグランド電極28aに弾接することにより、下部シールド板22と回路基板28のグランド電極28aとを電気的に接続するように構成されている。 【0033】 次に、このような携帯情報端末機を組み立てる場合について説明する。 まず、表示パネル17の下面にEL発光パネル19を配置して保持部材20でユニット化し、このユニット化された表示パネル17の上面にタッチパネル18を重ね合わせて入力表示部15を構成する。そして、この入力表示部15の下面側、つまり表示パネル17の下面側にシールド部材16の下部シールド板22を装着すると共に、この下部シールド板22の下面側にクッション部材16の第3クッション材26を嵌合させる。この状態で、入力表示部15、下部シールド板22、および第3クッション材26を中ケース13のパネル収納部14内に配置する。 【0034】 そして、シールド部材16の上部シールド板21の上下面に、第1、第2クッション材24、25を両面接着テープなどで接着し、この上部シールド板21を入力表示部15の上面側、つまりタッチパネル18の上面側から中ケース13の外側面に亘って配置して、中ケース13の外側面に設けられた係止突起に上部シールド板21の側面に設けられた係止孔21bを係合させる。これにより、上部シールド板21が、タッチパネル18の上面における外周部に配置された状態で、中ケース13に取り付けられる。 【0035】 この後、中ケース13の下面に回路基板28をビス31によって取り付ける。このときには、回路基板28の各グランド電極28aに接続部材27の板ばね29とコイルばね30とを配置し、この状態で回路基板28を中ケース13にビス31で取り付ける。これにより、板ばね29は、ビス31によって回路基板28のグランド電極28aに起立して固定され、この固定された板ばね29の先端部29aがシールド部材16の上部シールド板21の外側面に弾接して、回路基板28のグランド電極28aと上部シールド板21とを電気的に接続する。これと同時に、コイルばね30は、中ケース13と第3クッション材26とにそれぞれ対応して設けられた開口部32を通して下部シールド板22と回路基板28との間に配置され、これにより回路基板28のグランド電極28aと下部シールド板22とを電気的に接続する。 【0036】 この状態で、中ケース13を本体ケース1の上部ケース2内に取り付ける。このときには、中ケース13のパネル収納部14内に収納された入力表示部15を上部ケース2の開口部5に対応させて配置し、この状態で中ケース13を上部ケース2にビス止めする。すると、ビス(図示せず)の締め付けによって第2クッション材25が上部ケース2の開口部5の縁部における下面と上部シールド板21の上面との間で圧縮され、第1クッション材24が上部シールド板21の下面と入力表示部15のタッチパネル18の上面との間で圧縮され、第3クッション材26が入力表示部15の表示パネル17の下面つまりEL発光パネル19の下面と中ケース13のパネル収納部14の底面との間で圧縮され、これにより第1〜第3クッション材24〜26が固定される。なお、この後は、上部ケース2の下側に下部ケース3を重ね合わせて取り付ければ良い。 【0037】 このように、この携帯情報端末機によれば、表示パネル17の表示領域に対応する個所を除いて、入力表示部15を上部シールド板21で覆い、この入力表示部15の上面における外周部とこれに対応する上部シールド板21の下面との間に第1クッション材24を配置すると共に、上部シールド板21の上面と本体ケース1の上部ケース2の下面との間に第2クッション材25を配置したので、外部からの衝撃を上部シールド板21の上面と上部ケース2の下面との間の第2クッション材25で吸収することができると共に、この第2クッション材25で吸収しきれない衝撃を上部シールド板21の下面と入力表示部15の上面つまりタッチパネル18の上面との間の第1クッション材24で更に吸収することができ、これにより衝撃を確実に吸収することができる。 【0038】 特に、入力表示部15の下面側を覆う下部シールド板22の下面全体に亘って第3クッション材26が設けられていることにより、第1、第2クッション材24、25によって吸収しきれない衝撃を第3クッション材26によっても吸収することができるので、より一層、衝撃を確実に吸収することができ、耐衝撃性の高いものを得ることができる。この場合、第1〜第3クッション材24〜26は、防水性を有しているので、入力表示部15と上部シールド板21との間、および上部シールド板21と上部ケース2との間の防水性をも確保することができるほか、中ケース13を上部ケース2にビス(図示せず)によって締め付けて取り付けることにより、第1〜第3クッション材24〜26が圧縮されて固定されているので、経年変化によって両面接着テープなどの接着剤が劣化しても、防水性の低下を防ぐことができ、これにより極めて防水性の高いものを得ることができる。 【0039】 また、この携帯情報端末機では、入力表示部15を覆うシールド部材16が、表示パネルの表示領域に対応する個所を除いて、入力表示部15の上面側を覆う上部シールド板21と、入力表示15の下面側を覆う下部シールド板22とを備えているので、本体ケース1の外部から上部ケース2の上面に静電気が印加されて上部ケース2の開口部5から入力表示部15の上面つまりタッチパネル18の上面に流れ込むときに、その静電気を上部シールド板21でシールドすることができると共に、本体ケース1内で発生した静電気が入力表示部15の下面つまり表示パネル17の下面に流れ込むときに、その静電気を下部シールド板22でシールドすることができる。 【0040】 この場合には、特に上部シールド板21が接続部材27の板ばね29によって回路基板28のグランド電極28aに電気的に接続され、下部シールド板22が接続部材27のコイルばね30によって回路基板28のグランド電極28aに電気的に接続されているので、入力表示部15の上下面側に静電気が流れ込むときに、その静電気を上部シールド板21および下部シールド板22から接続部材27の板ばね29およびコイルばね30によって回路基板28のグランドに落すことができる。このため、静電気が入力表示部15をその厚み方向に通過するのを防ぐことができるので、表示パネル17における静電気によるノイズの発生を防ぐことができ、これにより入力表示部15に対する静電気対策を確実に図ることができる。 【0041】 また、接続部材27の板ばね29は、回路基板28のグランド電極28aに固定されて上部シールド板21の外側面に弾接し、コイルばね30は、回路基板28のグランド電極28aと下部シールド板22との間に配置されてその両方に弾接する構造であるから、シールド部材16が上部シールド板21と下部シールド板22とに分割されていても、接続配線を引き回す必要がなく、板ばね29とコイルばね30とによって上部シールド板21と下部シールド板22とを回路基板28のグランド電極28aに簡単に且つ確実に接続することができ、これにより組み立て作業性の向上をも図ることができる。 【0042】 さらに、この携帯情報端末機では、表示パネル17の上面に入力機能を有する透明なタッチパネル18が配置されていることにより、表示機能と入力機能とを重ね合わせることができ、これにより本体ケース1をコンパクトに構成することができると共に、タッチパネル18が、表示パネル17の表示領域に対応する個所を除いて、シールド部材16で表示パネル17と共に覆われているので、表示パネル17の上面にタッチパネル18が配置されていても、タッチパネル18および表示パネル17に対する防水性および耐衝撃性を確保することができると共に、静電気対策をも確保することができる。 【0043】 なお、上記実施形態では、電子機器として、携帯情報端末機に適用した場合について述べたが、これに限らず、携帯電話機、電子辞書、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの各種の電子機器に広く適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0044】 【図1】この発明を適用した携帯情報端末機の外観斜視図である。 【図2】図1のA−A矢視における拡大断面図である。 【図3】図2の内部構造を示した斜視図である。 【図4】図3の要部を分解した斜視図である。 【図5】図2における入力表示部と上部ケースとの間の構造を示した要部の拡大断面図である。 【図6】図2における上部シールド板と回路基板とを接続する板ばねの取付状態を示した要部の拡大断面図である。 【符号の説明】 【0045】 1 本体ケース 2 上部ケース 3 下部ケース 5 表示用の開口部 13 中ケース 14 パネル収納部 15 入力表示部 16 シールド部材 17 表示パネル 18 タッチパネル 21 上部シールド板 22 下部シールド板 23 クッション部材 24〜26 第1〜第3クッション材 27 接続部材 28 回路基板 28a グランド電極 29 板ばね 30 コイルばね
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区本町1丁目6番2号
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| 【出願日】 |
平成16年1月22日(2004.1.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073221 【弁理士】 【氏名又は名称】花輪 義男
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| 【公開番号】 |
特開2005−209868(P2005−209868A) |
| 【公開日】 |
平成17年8月4日(2005.8.4) |
| 【出願番号】 |
特願2004−14503(P2004−14503) |
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