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【発明の名称】 放熱装置
【発明者】 【氏名】古賀 愼弥
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パナソニックコミュニケーションズ株式会社内

【氏名】酒井 敏輔
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パナソニックコミュニケーションズ株式会社内

【要約】 【課題】本発明は、コンパクトで放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる放熱装置と、それを搭載した電子機器を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明の放熱装置は、内部に冷媒を流す流路が形成された環状放熱器21と、環状放熱器21の外表面に突設された複数の放熱突起22と、羽根車26の回転に環状放熱器21の周りに空気を流すファン6とを備え、羽根車26には環状放熱器21の傍を回転する羽根25が設けられ、この羽根25には放熱突起22を非接触で通過させるための切り欠き27が設けられたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に冷媒を流す流路が形成された放熱器と、前記放熱器の外表面に突設された複数の放熱突起と、羽根車の回転により前記放熱器の周りに空気を流すファンとを備え、前記羽根車には前記放熱器の傍を回転する羽根が設けられ、該羽根には前記放熱突起を非接触で通過させるための切り欠きが設けられたことを特徴とする放熱装置。
【請求項2】
前記放熱器が環状放熱器であることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
【請求項3】
前記放熱突起が前記環状放熱器と同心円上に配列されたことを特徴とする請求項2記載の放熱装置。
【請求項4】
前記放熱器の流路内に複数の流路突起が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放熱装置。
【請求項5】
前記環状放熱器が2つ割のケーシングから構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の放熱装置。
【請求項6】
前記羽根車が回転軸方向に2つ割の構造を有し、前記環状放熱器を挟んで一体にすることを特徴とする請求5記載の放熱装置。
【請求項7】
前記羽根車の羽根の外径が前記環状放熱器の流路の内径よりも大きいことを特徴とする請求5記載の放熱装置。
【請求項8】
前記羽根が前記環状放熱器の両側面を挟み、前記流路突起を通過させる切り欠きが形成されていることを特徴とする請求7記載の放熱装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体集積回路で構成された中央演算処理装置(以下、CPU)等の発熱部品を、冷媒を循環させて冷却する冷却装置の放熱装置、及びそれを搭載した電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近のコンピュータにおける高速化の動きはきわめて急速である。このため、CPUの発熱量が増し、従来のようにヒートシンクで空冷するだけでは能力不足で、高効率で高出力の冷却装置が不可欠になっている。そこでこのような冷却装置として、発熱部品を搭載した基板を、冷媒を循環させて冷却する冷却装置が提案された(特許文献1参照)。
【0003】
以下、このような冷媒を循環させて冷却する従来の電子機器の冷却装置とその放熱装置について説明する。なお、本明細書において電子機器というのは、CPU等にプログラムをロードして処理を行う装置、中でもデスクトップ型やノート型パソコンのようなコンピュータ装置を中核とするが、ほかにも通電により発熱する発熱部品を搭載した電子部品で構成された装置を含むものである。この従来の冷却装置は、例えば図7に示すようなものが知られている。図7は従来の電子機器の冷却装置の構成図である。
【0004】
図7において、100は筐体であり、101は発熱部品、102は発熱部品101を実装した基板、103は発熱部品101と冷媒との間で熱交換を行ない、発熱部品101を冷却する受熱部、104は冷媒から熱を取り除く放熱装置、105は冷媒を循環させるポンプ、106はこれらを接続する配管、107は放熱装置104を空冷するファンである。
【0005】
この従来の冷却装置の動作を説明すると、ポンプ105から吐出された冷媒は、配管106を通って受熱部103に送られる。ここで発熱部品101の熱を奪うことでその温度が上昇し、放熱装置104に送られる。この放熱装置104でファン107によって強制空冷されてその温度が降下し、再びポンプ105へ戻ってこれを繰り返す。このように、冷媒を循環させて発熱部品101から熱を奪って冷却するものであった。
【0006】
そしてこの従来の放熱装置104の構成は、冷媒液の流路を伝熱性の高い金属管等によって形成し、この金属管等の表面積を増大させるように、フィンを設けている。このため、金属管を加熱された冷媒液が通過すると金属管内表面から外表面に伝播し、外表面からフィンに熱が伝わる。このフィンにファンによって空気を当てることによって、大気中に放熱するように構成されている。
【特許文献1】特開平7−142886号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、板状のフィンに対して送風するとフィンの表面において気流は層流となり、効率的に放熱することができなかった。すなわち、フィンの表面の熱はフィン表面を流れる層流の薄い境界層部分の空気にのみ伝達され、フィン表面から離れた主流の流れは単に通過するだけで熱を受け取らず、放熱に寄与していなかった。従って、フィン表面の薄い空気の層での熱交換が限度となって放熱効率の更なる向上は望めなかった。
【0008】
そこで、本発明は、コンパクトで放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる放熱装置と、それを搭載した電子機器を提供することを目的とする

【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の放熱装置は、内部に冷媒を流す流路が形成された放熱器と、放熱器の外表面に突設された複数の放熱突起と、羽根車の回転により放熱器の周りに空気を流すファンとを備え、羽根車には放熱器の傍を回転する羽根が設けられ、該羽根には放熱突起を非接触で通過させるための切り欠きが設けられたことを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コンパクトで放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として冷却効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、内部に冷媒を流す流路が形成された放熱器と、放熱器の外表面に突設された複数の放熱突起と、羽根車の回転により放熱器の周りに空気を流すファンとを備え、羽根車には放熱器の傍を回転する羽根が設けられ、該羽根には放熱突起を非接触で通過させるための切り欠きが設けられた放熱装置であり、放熱突起で伝熱面積を増加させ、羽根を放熱突起と非接触で放熱器外表面に形成される層流の薄い空気の層を除くため、放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として冷却効率を向上させることができる。
【0012】
本発明の第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、放熱器が環状放熱器である放熱装置であり、環状であるためコンパクトである。
【0013】
本発明の第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、放熱突起が環状放熱器と同心円上に配列された放熱装置であり、切り欠きの数を減らすことができる。
【0014】
本発明の第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に従属する発明であって、放熱器の流路内に複数の流路突起が設けられた放熱装置であり、冷媒と放熱器のケーシングとの間の熱交換量を上げ、コンパクトで放熱能力が高く、冷却効率を向上させることができる。
【0015】
本発明の第5の発明は、第2〜4のいずれかの発明に従属する発明であって、環状放熱器が2つ割のケーシングから構成されている放熱装置であり、組み立てが容易である。
【0016】
本発明の第6の発明は、第5の発明に従属する発明であって、羽根車が回転軸方向に2つ割の構造を有し、環状放熱器を挟んで一体にする放熱装置であり、羽根を放熱突起と接触させることなく組み立てることができ、放熱器の周囲の空気の層流境界層を除くことができる。
【0017】
本発明の第7の発明は、第5の発明に従属する発明であって、羽根車の羽根の外径が環状放熱器の流路の内径よりも大きい放熱装置であり、内部の冷媒を全面的に冷却できる。
【0018】
本発明の第8の発明は、第7の発明に従属する発明であって、羽根が環状放熱器の両側面を挟み、流路突起を通過させる切り欠きが形成されている放熱装置であり、羽根の組み立てが容易である。
【0019】
(実施例1)
本発明の実施例1は、電子機器としてコンピュータ装置に関するものであり、このコンピュータ装置に搭載する冷却装置の放熱装置に関するものである。図1は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した折り畳み式コンピュータ装置の一部破砕斜視図、図2は本
発明の実施例1における放熱装置の斜視図、図3は本発明の実施例1における放熱装置の断面図、図4は図3の放熱装置の軸に直交する断面図、図5は図2の放熱装置の平面図である。
【0020】
図1において、1は折り畳み可能なノート型のコンピュータ装置の筐体であり、1aは液晶ディスプレイ、1bは液晶ディスプレイ1aが設けられたカバー、1cは本体に設けたキーボードを覆う本体、2はこのコンピュータ装置の発熱部品であるCPU、3はCPU2を実装した基板である。このコンピュータ装置に搭載されたCPU2は、動作のためのクロック周波数に比例して発熱する。最近では1GHz〜3GHzクラスの高い周波数で動作するコンピュータ装置が出現し、発熱量はきわめて大きく、筐体1はコンパクトで熱がこもり易い構造となっている。
【0021】
4は受熱部が側面に設けられてCPU2から熱を吸収し冷媒との間で熱交換して冷媒を循環させ、ポンプを駆動するモータが内蔵されている受熱部一体型ポンプである。この受熱部一体型ポンプ4は、図示はしないが遠心型ポンプや渦流ポンプ等のターボ型ポンプであり、CPU2に載るように、ポンプの諸元は、厚さ3mm〜20mm、半径方向代表寸法10mm〜70mm、回転数は600rpm〜4000rpm、流量が0.01L/分〜1.5L/分、ヘッド0.1m〜2m、比速度でいうと、12〜200(単位:m、m3/分、rpm)程度のきわめて小型のものである。また、高効率の伝熱が可能な受熱部を形成するため、受熱部一体型ポンプ4のモータとは反対側の側面が発熱部品と相補形状に形成されている。
【0022】
5はアルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良好な金属で形成された冷媒から熱を取り除く放熱装置、6は放熱装置5に設けられて熱を強制冷却する遠心型のファンである。放熱装置5には後述するように多数の放熱突起22が設けられており、ファン6を駆動することによって空気を放熱装置5の周りに流動させ、この外表面から熱を大気中に放出させる。7は冷媒液の減少時に冷媒液を補充するためにこれを保持しておくリザーブタンク、8はこれらを接続し循環路を形成するフレキシブルな配管である。実施例1の受熱部一体型ポンプ4は、600rpm〜4000rpmの間で設定された所定の設定回転数で駆動され、CPU2に接触させた受熱部を介して熱を奪い、所定の流量の冷媒を循環させる。高温の冷媒は配管8を通って放熱装置5に送られる。この放熱装置5ではファン6によって放熱され、コンピュータ装置のカバー1bの外面へ伝熱されてその温度が降下し、再びポンプ6へ戻って循環を繰り返すものである。
【0023】
続いて、本発明の実施例1の放熱装置とファンについて図2〜図6に基づいて説明する。図2において、6は強制冷却用のファン、21は配管8に接続され冷却装置の循環流路の一部を構成する高熱伝導率の環状放熱器、22は環状放熱器21の外表面から突出された多数の放熱突起である。放熱突起22は同心円上に位置し、例えば図2においては3つの同心円上に配列されている。環状放熱器21はリング状で、内部には冷媒の流路となる内部空間が形成されている。23は環状放熱器21の内部空間と連通して配管8から冷媒を流入させる流入管、24は環状放熱器21の内部空間から冷媒を吐出させるための流出管である。環状放熱器21に流入した高温の冷媒は、環状放熱器21を概ね一周しながらそのケーシングに保有している熱を渡し、この熱は多数の放熱突起22が形成されて大きな放熱面積をもつケーシング外表面から大気中に放散される。このときファン6が駆動され、表面に空気の流れを形成して強制的に熱を奪い取る。
【0024】
25はファン6の羽根、26は羽根25が取り付けられる羽根車、27は羽根25に形成された切り欠きである。この強制冷却用のファン6はいわば両吸い込みの遠心型のファンであり、環状放熱器21の中心に羽根車26のボス部分が配置され、羽根25で環状放熱器21の周りを包み込むようにして回転される。このため羽根25の形状は、環状放熱
器21周りを非接触で回転できるようにその断面形状に沿って切り欠かれ、放熱突起22が形成された同心円上の位置ではこれと非接触で通過できるように切り欠き27が設けられる。これにより、放熱突起22が林立した複雑な外面形状をもつ環状放熱器21であるが、羽根25が環状放熱器21と干渉しないで回転でき、羽根車26の両側から吸い込んだ空気を半径方向に吐出すことができる。この空気流が環状放熱器21の表面から強制的に熱を奪い取る。
【0025】
28は環状放熱器21の側部に設けられたモータ取付け用の固定部、29は後述するモータ6aに設けられたモータフランジ、30はモータフランジ29の側部に設けられ固定部28にビス等で締結されるモータ取付け用の固定部である。固定部28と固定部30を固定することにより、モータ6aが環状放熱器21の中央の所定位置に配設され、羽根25が環状放熱器21に接触することなく、回転できるようになる。図5は環状放熱器21の正面形状を示しており、放熱突起22は同心円状に多数形成されている。
【0026】
次に、図3、図4において、6aはファン6の駆動部であるモータ、21aは環状放熱器21の2つ割の第1ケーシング、21bは環状放熱器21の2つ割の第2ケーシング、26aは羽根車26の回転軸方向に2つ割の第1羽根車、26bは羽根車26の回転軸方向に2つ割の第2羽根車、32はモータ6aの回転軸、33aは第1ケーシング21aの内部空間に突設された流路内突起、33bは第2ケーシング21bの内部空間に突設された流路内突起である。なお、既に説明したように、21は環状放熱器、22は放熱突起、23は流入管、24は流出管、27は切り欠き、29はモータフランジである。また、Aは環状放熱器21の流路となる内部空間である。
【0027】
環状放熱器21の2つ割の第1ケーシング21aと第2ケーシング21bは内部空間Aを形成するように突き合わされて溶接等で接合される。同様に、第1羽根車26aと第2羽根車26bはこのようにして形成された環状放熱器21を上下両側面から挟み込んで組み立てる必要があり、2つ割の構成となっている。なお、羽根車を2つ割とせずに第1羽根車26aもしくは第2羽根車26bの片側だけで構成することもできる。この場合、組み立てが容易になる。
【0028】
流路内突起33a,33bも対向位置で突き合せられるため、環状放熱器21を接合するとき1本の柱を形成する。しかし、流路内突起33a,33bの場合は必ずしも上下端面が接合される必要はなく、隙間があってもよい。このように流路内突起33a,33bが流路中に多数設けられているため、冷媒流れを乱し、液との伝熱面積を増やすことができるため、熱を効率的に環状放熱器21に伝達することができる。なお、流入管23と流出管24は、第1ケーシング21a、第2ケーシング21bを接合後にそれぞれ別体の2本の短管を所定の流入口、流出口に挿入して構成するのが望ましい。
【0029】
第1ケーシング21a(第2ケーシング21bも同様)の内表面に設けられた流路内突起33aの軸心の位置と、第1ケーシング21a(第2ケーシング21bも同様)の外表面に設けられた放熱突起22の軸心の位置を一致させるのが伝熱上好適である。これに対し、第1ケーシング21a(第2ケーシング21bも同様)の内表面に設けられた流路内突起33aの軸心の位置と、第1ケーシング21a(第2ケーシング21bも同様)の外表面に設けられた放熱突起22の軸心の位置をずらし、互い違いとするのも強度上好適である。
【0030】
モータ6aの回転軸32に羽根車26(第1羽根車26aと第2羽根車26b)が装着され、モータ6aの駆動により回転される。モータフランジ29の中央にモータ6aが配置されており、回転軸32は環状放熱器21の中心、すなわち放熱突起22が並ぶ同心円の中心に設けられている。モータフランジ29の固定部30と、環状放熱器21に設けら
れた固定部28をビス留めすることによって、環状放熱器21はモータフランジ29に支持される。この構成によって、環状放熱器21と羽根25との物理的距離を正確に縮めることができ、環状放熱器21外表面近傍の空気の層をファン6の羽根25によって取り除くので、放熱効果の向上が図れる。
【0031】
以上説明した実施例1の放熱装置5の放熱作用について説明すると、熱伝達の第1段階として、受熱部一体型ポンプ4で温度上昇した冷媒は図3に示す流入管23から流入して内部空間A内を進み、ほぼ半周回って図3の右半面の内部空間Aに至り、さらにそのままほぼ半周回って図示しない流出管24から排出される。この流動の間に、冷媒は図4の内部空間Aの流路内突起33a,33bの間を矢印で示すように不規則に流れる。この不規則な流れのために熱伝達の妨げとなる層流流れが乱流化し、冷媒の熱を効率よく環状放熱器21のケーシングに伝達することができる。
【0032】
次に、熱伝達の第2段階として、この環状放熱器21に伝達した熱は外表面からファン6の作用で強制的に冷却される。そして、この羽根25が環状放熱器21の周りをコ字状に囲むような形状に形成され、環状放熱器21の断面形状に沿って切り欠かれ、同時に、放熱突起22が通過できるように切り欠き27を形成されるから、羽根25が環状放熱器21と干渉しないでごく近傍を回転し、環状放熱器21外表面に形成される層流の薄い空気の層を取り除きながら流動させるため、放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として冷却効率を向上させることができるものである。
【0033】
続いて、実施例1の放熱装置とファンの組み立てについて図6に基づいて説明する。図6は本発明の実施例1における放熱装置とファンの組み立て図である。図6に示すように、環状放熱器21の2つ割の第1ケーシング21aと第2ケーシング21bは内部空間Aを形成するように接合する(第1工程)。次に、モータ6aの回転軸32に上下で2分割した第2羽根車26bを取り付ける(第2工程)。そして、モータフランジ29に設けられた固定部30に、環状放熱器21に設けられた固定部28を載せてビスで両者を締結する(第3工程)。次いで、ファン6の上部分の第1羽根車26aをモータ6aの回転軸32に挿入し、第2羽根車26bに固定する(第4工程)。
【0034】
このように実施例1の放熱装置は、第1ケーシング21aと第2ケーシング21bを2つ割にすることで組み立てが容易になる。また、第1羽根車26aと第2羽根車26bを2つ割にすることで、放熱突起22が形成されたコンパクトで複雑な形状の環状放熱器21であっても、羽根25が環状放熱器21と干渉しないでごく近傍を回転し、環状放熱器21外表面に形成される層流の薄い空気の層を取り除き、冷却効率を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、コンパクトで放熱能力が高く、冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる放熱装置とそれを搭載した電子機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例1における放熱装置を搭載した折り畳み式コンピュータ装置の一部破砕斜視図
【図2】本発明の実施例1における放熱装置の斜視図
【図3】本発明の実施例1における放熱装置の断面図
【図4】図3の放熱装置の軸に直交する断面図
【図5】図2の放熱装置の平面図
【図6】本発明の実施例1における放熱装置とファンの組み立て図
【図7】従来の電子機器の冷却装置の構成図
【符号の説明】
【0037】
1 筐体
1a 液晶ディスプレイ
1b カバー
1c 本体
2 CPU
3 基板
4 受熱部一体型ポンプ
5 放熱装置
6 ファン
6a モータ
7 リザーブタンク
8 配管
21 環状放熱器
21a 第1ケーシング
21b 第2ケーシング
22 放熱突起
23 流入管
24 流出管
25 羽根
25a 第1羽根
25b 第2羽根
26 羽根車
27 切り欠き
28,30 固定部
29 モータフランジ
32 回転軸
33a,33b 流路内突起
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成16年1月19日(2004.1.19)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100103355
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 智康

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【公開番号】 特開2005−203660(P2005−203660A)
【公開日】 平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願番号】 特願2004−10109(P2004−10109)