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【発明の名称】 モジュールの製造方法とこれに用いるモジュール製造装置
【発明者】 【氏名】三木 利信
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【氏名】中野 亨
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【氏名】西野 修務
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【氏名】津山 和彦
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子部品株式会社内

【要約】 【課題】分割工程で発生する不具合を検出できない。

【解決手段】カバー装着工程95の後で粘着性を有したシート121上へ前記カバー55の上面側55aを貼り付けるシート貼り付け工程98と、このシート貼り付け工程98の後で親基板81を、互いに電気的に分離されるとともに、前記シート121によって機械的に連結された子基板52へと分割する分割工程99と、この分割工程99の後で前記子基板52の検査を行う検査工程100とを有している。従って、分割工程99が原因となって発生する不具合を検査工程100で検出できるので、高品質なモジュールを実現することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着工程と、この部品装着工程の後で前記部品装着を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着工程と、このカバー装着工程の後で粘着性を有したシートに前記カバーの上面側を貼り付けてシート部品とするシート貼り付け工程と、このシート貼り付け工程の後で前記プリント基板を、互いに電気的に分離されるとともに、前記シートによって機械的に連結された子基板へと分割する分割工程と、この分割工程の後で前記子基板の検査を行う検査工程と、この検査工程の後で前記子基板を前記シートから剥離する剥離工程とを有したモジュールの製造方法。
【請求項2】
分割工程は、プリント基板の他方の面側より切断する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
【請求項3】
分割工程では、プリント基板の他方の面を下側にして分割する請求項2に記載のモジュールの製造方法。
【請求項4】
シートは外枠と、この外枠内に貼設された粘着性シートとから成る請求項1に記載のモジュールの製造方法。
【請求項5】
外枠には、記憶媒体が付設された請求項4に記載のモジュールの製造方法。
【請求項6】
記憶媒体には外枠の識別番号が記憶された請求項5に記載のモジュールの製造方法。
【請求項7】
剥離工程では、検査工程の検査を合格した子基板のみを剥離する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
【請求項8】
剥離工程の後に、カバー上面に識別マークを付加するマーキング工程を有した請求項7に記載のモジュールの製造方法。
【請求項9】
マーキング工程でマーキングされたモジュールのみを包装する包装工程を有した請求項8に記載のモジュールの製造方法。
【請求項10】
剥離工程は、シート部品を剥離ブロック上に載置する第1の工程と、この第1の工程の後に、ノズルを部品に当接させて前記部品を吸引する第2の工程と、この第2の工程の後に、前記剥離ブロックに設けられた凹部内の空気を抜く第3の工程と、この第3の工程の後に、前記ノズルで前記部品を持ち上げる第4の工程とを有する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
【請求項11】
剥離工程は、シート部品を剥離ブロック上に載置する第1の工程と、この第1の工程の後に、ノズルを部品に当接させて前記部品を吸引する第2の工程と、この第2の工程の後に、前記剥離ブロックに設けられた凹部内の空気を抜く第3の工程と、この第3の工程の後に、前記ノズルで前記部品を持ち上げる第4の工程と、この第4の工程の後に、前記凹部内の空気圧を外圧と略同じにする第5の工程とを有する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
【請求項12】
剥離工程の後でシート上に残った子基板を検査する第2の検査工程と、この第2の検査工程の後で前記第2の検査工程の検査を合格した子基板のみを剥離する第2の剥離工程を有した請求項7に記載のモジュールの製造方法。
【請求項13】
複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着手段と、この部品装着手段の下流に設けられるとともに、前記部品装着手段で装着された前記部品を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着手段と、このカバー装着手段の下流に設けられた分割手段と、この分割手段の下流に設けられた検査手段とを備えたモジュール製造装置において、前記モジュール製造装置は、前記カバー装着手段と前記分割手段との間に、粘着性を有したシート上へ前記カバーの上面側を貼り付けるシート貼り付け手段を挿入するとともに、前記検査手段の下流に前記子基板を前記シートより剥離する剥離手段とを有し、前記分割手段では、前記夫々の子基板を、前記シートによって機械的に連結されるとともに、互いに電気的に分離するモジュール製造装置。
【請求項14】
カバー装着手段は部品載置部を含み、前記部品載置部は、板体に形成された凹部と、この凹部に印籠嵌入される印籠嵌合部を有する部品載置カセットとを備え、前記板体には流体の供給孔が設けられるとともに、前記部品載置カセットの底面には前記供給孔と対向する位置であって上方に向かって狭まったテーパを有する穴を設け、前記供給孔から流出する前記流体で前記部品載置カセットを均等に押し上げる請求項13に記載のモジュール製造装置。
【請求項15】
穴が複数個設けられた請求項14に記載のモジュール製造装置。
【請求項16】
印籠嵌入される印籠嵌合部は上方に向かって広がったテーパを有する請求項14に記載のモジュール製造装置。
【請求項17】
印籠嵌合部の底面に流体の排出孔が設けられた請求項14に記載のモジュール製造装置。
【請求項18】
流体の供給孔には配管の一方が連結されるとともに、この配管の他方には流体の排出孔とポンプに繋がったバルブが連結された請求項14に記載のモジュール製造装置。
【請求項19】
請求項14に記載の板体の端に凸部を設けて皿を形成するとともに、この皿の略中央を支点として回動するモジュール製造装置。
【請求項20】
カバー装着手段には、カバーをプリント基板へ装着するための部品挿入機を含み、前記部品挿入機は、水平部材に一方側が固定されるとともに他方側は上下方向に滑動制御されるスライド部と、このスライド部の他方側に固定された複数個のノズルブロック部と、このノズルブロック部内を弾性に抗して上下方向に滑動可能に取り付けられたノズル本体部とを備え、前記ノズル本体部の滑動を夫々独立に選択できる選択手段を設けた請求項13に記載のモジュール製造装置。
【請求項21】
選択手段は、ノズル本体部に固定された選択棒と、この選択棒が選択的に嵌合する孔とで形成された請求項20に記載のモジュール製造装置。
【請求項22】
孔は、回転可能な筒に設けられるとともに、この筒を回転制御する請求項21に記載のモジュール製造装置。
【請求項23】
筒の端には、前記筒の回転角を検知する検知手段が設けられた請求項22に記載のモジュール製造装置。
【請求項24】
筒は、交換可能とした請求項22に記載のモジュール製造装置。
【請求項25】
ノズルブロック部の下降時において、ノズル本体部に最初に作用する第1の弾性体と、この第1の弾性体の作用に続いて作用する第2の弾性体とが設けられた請求項20に記載のモジュール製造装置。
【請求項26】
水平部材を横方向に滑動制御させる請求項20に記載のモジュール製造装置。
【請求項27】
ノズル本体部の下方には、縦方向に制御可能なテーブルが設けられた請求項26に記載のモジュール製造装置。
【請求項28】
カバー装着手段はプリント基板へカバーを装着する部品挿入機を含み、この部品挿入機は水平部材に一方側が固定されるとともに他方側は上下方向に滑動制御されるスライド部と、このスライド部の他方側に半固定される複数個のノズルブロック部と、このノズルブロック部内を弾性に抗して上下方向に滑動可能に取り付けられたノズル本体部とを備え、前記ノズルブロック部を前記スライド部の他方側で滑動させ、夫々の前記ノズルブロック部を任意の位置で前記スライド部に固定する請求項13に記載のモジュール製造装置。
【請求項29】
剥離手段は、部品が粘着されたシートが載置される剥離ブロックと、この剥離ブロックに設けられるとともに前記部品に対応した位置に設けられた凹部と、この凹部に植設されるとともに前記部品の略中央部に前記シートを介して当接するピンと、前記凹部に設けられた空気抜き孔と、この空気抜き孔に連結して設けられた真空ポンプと、前記部品の上方に当接するように設けられたノズルとを有した請求項13に記載のモジュール製造装置。
【請求項30】
ピンのシートとの当接面は、半球状とした請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項31】
ピンの先端は、剥離ブロックの天面より若干低くした請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項32】
ノズルには部品を一定の力で押圧する弾性体が設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項33】
シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の一列に対応した凹部が設けられるとともに、前記一列の部品の夫々に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項34】
シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の複数列に対応した凹部が設けられるとともに、前記複数列の部品の夫々に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項35】
シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の一個に対応した凹部が設けられるとともに、前記一個の部品に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項36】
シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品に対応した凹部の寸法は、ピンに隣接する部品に対しては、その寸法の2分の1から3分の1迄侵入する請求項29に記載のモジュール製造装置。
【請求項37】
ピンに隣接する部品の上方には、前記部品に添着するガイドが設けられた請求項36に記載のモジュール製造装置。
【請求項38】
剥離ブロックの天面には、シートを吸引する吸引孔が設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、一枚のプリント基板を分割することによって複数のモジュールを得るモジュールの製造方法とこれに用いるモジュール製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
まず、以下に本発明におけるモジュールについて説明する。図32は本発明におけるモジュールの透視図である。図32において1は、子基板である。この子基板1は、厚さが0.5mmの4層基板であり、幅が約7mmで、長さが約6mmの四角形をしている。
【0003】
2は、子基板1上へ装着される電子部品であり、この電子部品2を覆うように金属製のカバー3が装着される。そしてこのカバー3は、子基板1の側面に形成された銅スルーホール1aへはんだ4で接続され、モジュール5が形成される。
【0004】
次に、このような構成のモジュール5に対する従来のモジュールの製造方法について図面を用いて説明する。図33は従来のモジュールにおける子基板1が複数個連結された状態のプリント基板6の上面図であり、図34は従来のモジュールの製造方法の製造フローチャートである。図35は従来のモジュールにおける検査工程でのモジュール5の要部断面図であり、図36は、従来のモジュール5におけるプリント基板6における子基板1同士の連結部の拡大図である。
【0005】
まず図33において、6は子基板1が連結部7によって複数個連結されたプリント基板であり、この連結部7にはスルーホール8が複数個一列に並んでいる。なお、このプリント基板6の幅、長さ共に約90mmである。
【0006】
次に図34において、21は、プリント基板6上へはんだを印刷するクリームはんだ印刷工程21であり、このクリームはんだ印刷工程21の下流に設けられた部品装着工程22によってプリント基板6上へ電子部品2を装着する。そして部品装着工程22で装着された電子部品2は、リフロー工程23によってリフローはんだ付けされる。
【0007】
次に24は、電子部品2がはんだ付けされたプリント基板6に設けられたカバー装着スルーホール孔9(図35)へクリームはんだを塗布するクリームはんだ塗布工程である。25は、このクリームはんだ塗布工程24の後でカバー3を装着するカバー装着工程である。26は、カバーリフロー工程であり、カバー3が装着された状態で加熱され、カバー3がカバー装着スルーホール9にはんだ付けされる。
【0008】
27は、カバーリフロー工程26の下流に設けられた検査工程であり、この検査工程27では図35に示すように、モジュール5が連結部7によって連結された状態のままで、各子基板1上に形成された電気回路の電気特性の検査を行う。そして28は検査工程の下流に設けられた分割工程であり、この分割工程28では検査工程27で検査された子基板1の連結部7をダイシングによって切断しモジュールが完成する。
【0009】
なお、このような従来の連結部7は、図36に示すように、予め分割工程28で分割されるカバー装着スルーホール孔9の箇所31は銅箔不形成部32としておくことで、検査工程で連接したモジュールと電気的に不導通として検査をしていた。
【0010】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2002−94204号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながらこのような従来のモジュールの製造方法では、検査工程27の後に分割工程28で分割するので、検査工程27では分割工程28による分割時のストレスなどで発生する電子部品2の破壊や、はんだクラック、あるいはカバー3の傷などは、検査することができないと言う問題があった。
【0012】
そこで本発明は、この問題を解決したもので、分割工程が原因となって発生する不具合を検査工程で検出し、高品質なモジュールを実現することのできるモジュールの製造方法を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目的を達成するために本発明のモジュールの製造方法は、複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着工程と、この部品装着工程の後で前記部品装着を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着工程と、このカバー装着工程の後で粘着性を有したシートに前記カバーの上面側を貼り付けシート部品とするシート貼り付け工程と、このシート貼り付け工程の後で前記プリント基板を、互いに電気的に分離されるとともに、前記シートによって機械的に連結された子基板へと分割する分割工程と、この分割工程の後で前記子基板の検査を行う検査工程と、この検査工程の後で前記子基板を前記シートから剥離する剥離工程とを有したものである。これにより、高品質なモジュールを提供することができるモジュールの製造方法を実現することができる。
【0014】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着工程と、この部品装着工程の後で前記部品装着を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着工程と、このカバー装着工程の後で粘着性を有したシートに前記カバーの上面側を貼り付けシート部品とするシート貼り付け工程と、このシート貼り付け工程の後で前記プリント基板を、互いに電気的に分離されるとともに、前記シートによって機械的に連結された子基板へと分割する分割工程と、この分割工程の後で前記子基板の検査を行う検査工程と、この検査工程の後で前記子基板を前記シートから剥離する剥離工程とを有したものであり、これにより検査工程の前に分割工程が挿入されているので、分割工程が原因となって発生する不具合を検査工程で検査することができ、高品質なモジュールを実現することができる。
【0015】
そしてさらに、検査工程の前に分割工程を設け、この分割工程の前にシート貼り付け工程を設けているので、検査工程では各子基板はシートへ貼り付けられることで連結された状態となるとともに、隣り合う子基板同士は電気的に不導通となる。従って、検査工程においてプリント基板の単位で一括して検査することができ、生産性が良いモジュールの製造方法を実現することができる。
【0016】
さらにまた、分割後の各子基板はシートに貼り付けられることによって、分割前の位置精度のままで整列した状態とできるので、検査工程における検査ピンをモジュールの電極へ当接し易くなり、検査工程での検査ピンの接触不良などによる誤判定などは生じにくくなる。
【0017】
請求項2に記載の発明における分割工程は、プリント基板の他方面側より切断する請求項1に記載のモジュールの製造方法であり、これにより分割工程でシートが切断されることなく、モジュールはシートで連結された状態のままで検査することができる。従って、生産性が良好である。
【0018】
請求項3に記載の発明における分割工程では、プリント基板の他方の面を下側にして分割する請求項2に記載のモジュールの製造方法であり、これにより分割工程での分割による屑等がシート面に付着し難くなる。また、シートを再利用することも可能となる。
【0019】
請求項4に記載の発明におけるシートは、外枠と、この外枠内に貼設された粘着性シートとから成る請求項1に記載のモジュールの製造方法であり、シートは枠に貼られているので、この枠によって位置決めしてやれば、容易にプリント基板の位置決めをすることができる。従って、分割工程において分割する位置精度を高くでき、所定の連結部で確実に切断することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明における外枠には、記憶媒体が付設された請求項4に記載のモジュールの製造方法であり、これにより検査工程における不合格品のモジュールの場所の情報などをこの記憶媒体に記憶させておくことができる。従って、剥離工程でこの記憶媒体に記憶された情報に基づいて合格品のみを選択的に剥離することができる。
【0021】
なお、これによって合格品のみがシートから剥離され、不合格品はシート上に留まったままとすることができるので、不合格品と合格品とが生産の途中で混入してしまうようなことも発生し難くなる。
【0022】
また、この記憶媒体内の不合格品の情報に基づいて、不合格品のみを修正することもできる。さらに、そのようにして修正したモジュールを再度検査する場合においても、各不合格品の位置関係はそのまま維持されることとなるので、再検査も容易になる。
【0023】
請求項6に記載の発明における記憶媒体には、外枠の識別番号が記憶された請求項5に記載のモジュールの製造方法であり、この枠の識別番号と各工程における不合格あるいは合格情報とを関連付けて保存しておくことが可能である。従って、この記憶媒体に記憶された情報に基づいて不合格品の修正や、原因解析などがし易くなる。
【0024】
請求項7に記載の発明における剥離工程では、検査工程の検査を合格した子基板のみを剥離する請求項1に記載のモジュールの製造方法であり、これにより合格品のみがシートより剥離され、不合格品はシート上に留まったままとすることができる。従って、不合格品と合格品とが生産の途中で混入してしまうことは発生し難くなる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、剥離工程の後に、カバー上面に識別マークを付加するマーキング工程を有した請求項7に記載のモジュールの製造方法であり、これによりマーキング工程では検査工程における合格品に対しマーキングが施されることとなるので、検査工程における合格品に不合格品が混入したり、あるいは非検査品が混入したりすることは少なくなる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、マーキング工程でマーキングされたモジュールのみを包装する包装工程を有した請求項8に記載のモジュールの製造方法であり、これにより検査工程における不合格品や未検査品が誤って包装されてしまうことは少なくなる。
【0027】
請求項10に記載の剥離工程は、シート部品を剥離ブロック上に載置する第1の工程と、この第1の工程の後に、ノズルを部品に当接させて前記部品を吸引する第2の工程と、この第2の工程の後に、前記剥離ブロックに設けられた凹部内の空気を抜く第3の工程と、この第3の工程の後に、前記ノズルで前記部品を持ち上げる第4の工程とを有する請求項1に記載のモジュールの製造方法であり、凹部内の空気を抜くことにより、シートを下方に吸引し、シートをたわませて剥離することができる。従って、部品には負荷がほとんどかからないことになる。即ち、部品を無負荷でシートから剥離させることができるので、部品に負荷がかからず、傷を付けることもない。
【0028】
請求項11に記載の発明における剥離工程は、シート部品を剥離ブロック上に載置する第1の工程と、この第1の工程の後に、ノズルを部品に当接させて前記部品を吸引する第2の工程と、この第2の工程の後に、前記剥離ブロックに設けられた凹部内の空気を抜く第3の工程と、この第3の工程の後に、前記ノズルで前記部品を持ち上げる第4の工程と、この第4の工程の後に、前記凹部内の空気圧を外圧と略同じにする第5の工程とを有する請求項1に記載のモジュールの製造方法であり、凹部内の空気を抜くことにより、シートを下方に吸引し、シートをたわませて剥離する。従って、部品には負荷がほとんどかからないことになる。即ち、部品を無負荷でシートから剥離させることができるので、部品に負荷がかからず、傷を付けることもない。
【0029】
また、凹部内の空気を抜いて部品をシートから剥離した後、凹部内を外圧と略同じにする工程を有しているので、例えば、不良の部品等を再び元の位置に粘着させることができる。
【0030】
請求項12に記載の発明における剥離工程の後でシート上に残った子基板を検査する第2の検査工程と、この第2の検査工程の後で前記第2の検査工程の検査を合格した子基板のみを剥離する前記第2の剥離工程を有した請求項7に記載のモジュールの製造方法であり、不合格品を再度検査して合格品と不合格品に分類することができる。
【0031】
請求項13に記載の発明における複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着手段と、この部品装着手段の下流に設けられるとともに、前記部品装着手段で装着された前記部品を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着手段と、このカバー装着手段の下流に設けられた分割手段と、この分割手段の下流に設けられた検査手段とを備えたモジュール製造装置において、前記モジュール製造装置は、前記カバー装着手段と前記分割手段との間に、粘着性を有したシート上へ前記カバーの上面側を貼り付けるシート貼り付け手段を挿入するとともに、前記検査手段の下流に前記子基板を前記シートより剥離する剥離手段とを有し、前記分割手段では、前記夫々の子基板を、前記シートによって機械的に連結されるとともに、互いに電気的に分離するモジュール製造装置であり、検査手段の前に分割手段が挿入されているので、分割手段が原因となって発生する不具合を検査手段で検査することができ、高品質なモジュールを実現することができる。
【0032】
そしてさらに、検査手段の前に分割手段を設け、この分割手段の前にシート貼り付け手段を設けているので、検査手段では各子基板はシートへ貼り付けられることで連結された状態となるとともに、隣り合う子基板同士は電気的に不導通となる。従って、検査手段においてプリント基板の単位で一括して検査することができ、生産性が良いモジュールの製造装置を実現することができる。
【0033】
請求項14に記載の発明は、カバー装着手段は部品載置部を含み、前記部品載置部は、板体に形成された凹部と、この凹部に印籠嵌入される印籠嵌合部を有する部品載置カセットとを備え、前記板体には流体の供給孔が設けられるとともに、前記部品載置カセットの底面には前記供給孔と対向する位置であって上方に向かって狭まったテーパを有する穴を設け、前記供給孔から流出する前記流体で前記部品載置カセットを均等に押し上げる請求項13に記載のモジュール製造装置であり、これにより流体の供給孔から流出する流体で部品載置カセットを均等に押し上げるので、容易に載置カセットを板体から取り外すことができる。
【0034】
請求項15に記載の発明は、穴が複数個設けられた請求項14に記載のモジュール製造装置であり、穴が複数個設けられているので、バランスよく載置カセットを持ち上げることができる。
【0035】
請求項16に記載の発明は、印籠嵌入される印籠嵌合部は上方に向かって広がったテーパを有する請求項14に記載のモジュール製造装置であり、上方に向かって広がったテーパを有しているので、取り外しが更に容易になる。
【0036】
請求項17に記載の発明は、印籠嵌合部の底面に流体の排出孔が設けられた請求項14に記載のモジュール製造装置であり、流体排出のための特別な制御を必要とせず、簡単な構成で流体を排出させることができる。
【0037】
請求項18に記載の発明は、流体の供給孔には配管の一方が連結されるとともに、この配管の他方には流体の排出孔とポンプに繋がったバルブが連結された請求項14に記載のモジュール製造装置であり、板体に排出孔を設けなくとも供給孔から流体の供給と排出を行うことができる。
【0038】
請求項19に記載の発明は、請求項14に記載の板体の端に凸部を設けて皿を形成するとともに、この皿の略中央を支点として回動するモジュール製造装置であり、支点を中心に回動するので、皿に入れた部品を容易に整列させることができる。また、部品載置カセットは板体と印籠嵌合されているので、微細な構成を有する部品であっても部品載置カセットと板体の間に詰まることはない。
【0039】
本発明の請求項20に記載の発明は、カバー装着手段には、カバーをプリント基板へ装着するための部品挿入機を含み、前記部品挿入機は、水平部材に一方側が固定されるとともに他方側は上下方向に滑動制御されるスライド部と、このスライド部の他方側に固定された複数個のノズルブロック部と、このノズルブロック部内を弾性に抗して上下方向に滑動可能に取り付けられたノズル本体部とを備え、前記ノズル本体部の滑動を夫々独立に選択できる選択手段を設けた請求項13に記載のモジュール製造装置であり、ノズル本体部の滑動を独立に選択できる選択手段を有しているので、たとえ、部品の不挿入部があったとしてもノズルの取り替え無しに作業することができる。
【0040】
請求項21に記載の選択手段は、ノズル本体部に固定された選択棒と、この選択棒が選択的に嵌合する孔とで形成された請求項20に記載のモジュール製造装置であり、選択棒が選択的に嵌合する孔を設けておくことにより、この孔を設けるのみで簡単にノズル本体部の下降上昇動作を選択することができる。
【0041】
請求項22に記載の発明の孔は、回転可能な筒に設けられるとともに、この筒を回転制御する請求項21に記載のモジュール製造装置であり、この筒を回転させることにより、選択棒が嵌合する孔を簡単に選択することができる。
【0042】
請求項23に記載の発明は、筒の端には、前記筒の回転角を検知する検知手段が設けられた請求項22に記載のモジュール製造装置であり、回転角を検知する検知手段が設けられているので、正確に孔位置を検出することができる。また、部品挿入の自動化も可能となる。
【0043】
請求項24に記載の筒は、交換可能とした請求項22に記載のモジュール製造装置であり、筒を交換することにより、種々の部品挿入パターンを有するプリント基板にも対応することができる。
【0044】
請求項25に記載の発明は、ノズルブロック部の下降時において、ノズル本体部に最初に作用する第1の弾性体と、この第1の弾性体の作用に続いて作用する第2の弾性体とが設けられた請求項20に記載のモジュール製造装置であり、先ず第1の弾性体の弾性力により、ノズル本体部で吸引した部品を予め定められた位置に移送して載置することができる。次に、第2の弾性体と第1の弾性体が共に作用することにより、より強い挿入力が得られることにより部品をプリント基板等に挿入することができる。
【0045】
請求項26に記載の発明は、水平部材を横方向に滑動制御させる請求項20に記載のモジュール製造装置であり、水平部材を横方向に滑動制御させることにより、横方向のピッチが異なっていたとしても挿入することができる。
【0046】
請求項27に記載の発明は、ノズル本体部の下方には、縦方向に制御可能なテーブルが設けられた請求項26に記載のモジュール製造装置であり、ノズル本体部を縦方向と横方向自由に制御できるので、部品をどの位置にでも挿入することができる。
【0047】
請求項28に記載の発明は、カバー装着手段はプリント基板へカバーを装着する部品挿入機を含み、この部品挿入機は水平部材に一方側が固定されるとともに他方側は上下方向に滑動制御されるスライド部と、このスライド部の他方側に半固定される複数個のノズルブロック部と、このノズルブロック部内を弾性に抗して上下方向に滑動可能に取り付けられたノズル本体部とを備え、前記ノズルブロック部を前記スライド部の他方側で滑動させ、夫々の前記ノズルブロック部を任意の位置で前記スライド部に固定する請求項13に記載のモジュール製造装置であり、例えば、ノズルブロック部を任意の位置で固定することができるので、たとえ、部品の挿入ピッチが異なるものであっても一列まとめて挿入することができる。
【0048】
本発明の請求項29に記載の発明は、剥離手段は、部品が粘着されたシートが載置される剥離ブロックと、この剥離ブロックに設けられるとともに前記部品に対応した位置に設けられた凹部と、この凹部に植設されるとともに前記部品の略中央部に前記シートを介して当接するピンと、前記凹部に設けられた空気抜き孔と、この空気抜き孔に連結して設けられた真空ポンプと、前記部品の上方に当接するように設けられたノズルとを有した請求項13に記載のモジュール製造装置であり、ピンとノズルで部品を挟んで半固定した後、シートを下方に吸引し、シートをたわませて剥離するので、部品には負荷がほとんどかからないことになる。即ち、部品を無負荷でシートから剥離させるので、部品に負荷をかけず、傷を付けることもない。
【0049】
請求項30に記載の発明は、ピンのシートとの当接面は、半球状とした請求項29に記載のモジュール製造装置であり、ピンの先端を半球状にしているので、シートが湾曲し易くなるとともに、一点にストレスがかかることは無く、このピンで部品を傷付けることは少ない。
【0050】
また、粘着力が小さくなるので、剥離に要する力を少なくすることができる。
【0051】
請求項31に記載の発明は、ピンの先端は、剥離ブロックの天面より若干低くした請求項29に記載のモジュール製造装置であり、部品にストレスをかけることは無く、ピンで部品を傷付けることはない。
【0052】
請求項32に記載の発明は、ノズルには部品を一定の力で押圧する弾性体が設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置であり、部品を一定の力で押圧するので、部品の姿勢を正常に保つことができ、部品にかかる負荷を少なくすることができる。
【0053】
請求項33に記載の発明は、シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の一列に対応した凹部が設けられるとともに、前記一列の部品の夫々に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置であり、一列に粘着された部品をまとめて剥離することができるので、能率良く部品を剥離することができる。
【0054】
請求項34に記載の発明は、シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の複数列に対応した凹部が設けられるとともに、前記複数列の部品の夫々に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置であり、複数列に粘着された部品をまとめて剥離することができるので、能率良く部品を剥離することができる。
【0055】
請求項35に記載の発明は、シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品の一個に対応した凹部が設けられるとともに、前記一個の部品に対応したピンとノズルとが設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置であり、部品を一個ずつ独立に剥離することができるので、例えば、良品と不良品とを区別しながら剥離することができる。
【0056】
請求項36に記載の発明は、シートに部品が碁盤目状に載置されたシート部品に対応した凹部の寸法は、ピンに隣接する部品に対しては、その寸法の2分の1から3分の1迄侵入する請求項29に記載のモジュール製造装置であり、たとえ、部品同士の間隔を小さくしても、吸引時におけるシートのたわみ量を大きくすることができ、剥離量が大きくなるので、部品にかかるストレスが少なくなる。
【0057】
請求項37に記載の発明は、ピンに隣接する部品の上方には、前記部品に添着するガイドが設けられた請求項36に記載のモジュール製造装置であり、部品の姿勢を保つとともに、シートが確実に剥離ブロックに固定されるので、シートの剥離を確実に行うことができる。
【0058】
請求項38に記載の発明は、剥離ブロックの天面には、シートを吸引する吸引孔が設けられた請求項29に記載のモジュール製造装置であり、シートが確実に剥離ブロックに固定されるので、シートの剥離を確実に行うことができる。
【0059】
また、剥離のための真空ポンプと共用することができるので、別に、シート吸引用の真空ポンプを用いる必要はない。更に、剥離する部品に隣接する部品にシートを固定するためのストレスをかけることはない。
【発明の効果】
【0060】
以上のように本発明によれば、複数の子基板が連結されて構成されたプリント基板の一方の面に部品を装着する部品装着工程と、この部品装着工程の後で前記部品装着を覆うように前記夫々の子基板にカバーを装着するカバー装着工程と、このカバー装着工程の後で粘着性を有したシートに前記カバーの上面側を貼り付けシート部品とするシート貼り付け工程と、このシート貼り付け工程の後で前記プリント基板を、互いに電気的に分離されるとともに、前記シートによって機械的に連結された子基板へと分割する分割工程と、この分割工程の後で前記子基板の検査を行う検査工程と、この検査工程の後で前記子基板を前記シートから剥離する剥離工程とを有したものである。
【0061】
これにより検査工程の前に分割工程が挿入されているので、分割工程が原因となって発生する不具合を検査工程で検査することができ、高品質なモジュールを実現することができる。
【0062】
そしてさらに、検査工程の前に分割工程を設け、この分割工程の前にシート貼り付け工程を設けているので、検査工程では各子基板はシートへ貼り付けられることで連結された状態となるとともに、隣り合う子基板同士は電気的に不導通となる。従って、検査工程においてプリント基板の単位で一括して検査することができ、生産性が良いモジュールの製造方法を実現することができる。
【0063】
さらにまた、分割後の各子基板はシートに貼り付けられることによって、分割前の位置精度のままで整列した状態とできるので、検査工程における検査ピンをモジュールの電極へ当接し易くなり、検査工程での検査ピンの接触不良などによる誤判定などを生じにくくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0064】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について図面を用いて説明する。まずは本実施の形態1におけるモジュールの構造について図6を用いて説明する。図6(a)は本実施の形態1におけるVCOの上面より見た断面図であり、図6(b)は同、側面の断面図である。
【0065】
図6(a)、図6(b)において、51は電圧制御発振器(以降VCOと言う。なお、これはモジュールの一例として用いた)である。52は、子基板であり、この子基板52上にVCO51を形成する高周波回路が構成されている。なお、この子基板は、厚みが0.5mmの4層基板を用いている。
【0066】
53は、子基板52の一方の面52a上に装着された電子部品(部品の一例として用いた)である。そしてこの電子部品53は、はんだ54によって子基板52へ電気的・機械的に接続される。55は、箱曲げされた金属製のカバーであり、このカバー55の側面55aに設けられた脚56が、子基板52の半円形状のスルーホール57へ挿入され、はんだ58で電気的・機械的に接続される。なお、このカバー55には厚みが0.15mmの洋白を用いている。
【0067】
図7は、本実施の形態1におけるVCO51の回路図である。図7において、61は共振回路であり、この共振回路61は、ひとつのパターンインダクタ62と、2組のキャパシタ63,64ならびに可変容量ダイオード65によって形成されている。
【0068】
66は可変容量ダイオード65へ電圧を供給する電源端子であり、この電源端子66へ供給する電圧を変化させることによって共振回路61の共振周波数を変化させて、発振器の発振周波数を変化させるようになっている。
【0069】
67は発振用トランジスタであり、共振回路61の出力がこの発振用トランジスタ67の入力67aに接続されるとともに、その出力67bから発振信号が出力されることとなる。そして、このトランジスタ67の出力67bは、キャパシタ68を介してバッファアンプ69の入力69aに入力され、このバッファアンプ69で増幅された信号が出力69bから出力される。そして、この出力69bに接続された出力端子70より3.8GHzの信号が出力されることとなる。
【0070】
ここで、このVCOのトランジスタへの電源供給は、電源供給端子71に電源が供給されると、インダクタ72を介してバッファアンプ69の出力であるコレクタ端子69bに供給されることによって行われている。そして発振用トランジスタ67のコレクタ端子67cがバッファアンプ69のエミッタ端子69aと接続されることによって、発振用トランジスタ67への電圧が供給される。
【0071】
なお、本実施の形態1においてパターンインダクタ62は、子基板52の一方の面52aと、子基板52の3層目とに分けて設けられ、それらの間はスルーホールによって接続されている。またキャパシタ63,64,68などはチップコンデンサであり、はんだによって子基板52へ接続されている。
【0072】
次に本実施の形態1におけるVCO51の製造方法について以下図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態1における製造方法のフローチャートであり、図2は本実施の形態1における親基板の正面図である。図1、図2において、81は、子基板52が複数の連結部82で連結された親基板であり、この親基板81は、91mm×94mmの外形寸法を有し、その中には、6.5mm×5.3mmの子基板52が168個連結して形成されている。なお、この子基板52はすべて同一のパターン配線で形成されている。
【0073】
86は、この親基板81上へクリームはんだ87を印刷する印刷工程である。この印刷工程86では親基板81上に70μmの厚みのステンレス製のスクリーンを載せて、スキージによってクリームはんだ87を親基板81上へ印刷している。なお、本実施の形態において、クリームはんだ87は、錫・銀・銅系の鉛フリーはんだを用いている。
【0074】
88は、印刷工程86の下流に設けられ、電子部品89を親基板81上へ装着する部品装着工程である。この部品装着工程88で各子基板52へキャパシタ63,64,68、ならびに可変容量ダイオード65、発振用トランジスタ67やバッファアンプ69(図7)等が汎用の部品装着機によって装着される。
【0075】
90は、電子部品装着工程88の下流に設けられたリフロー工程であり、このリフロー工程90で親基板81は、約230℃まで加熱され、電子部品89がクリームはんだ87によって親基板81に接着される。
【0076】
91は、リフロー工程90の下流に設けられたスリット加工工程であり、図3(a)はこのスリット加工工程91における親基板81の正面図であり、図3(b)は同要部拡大図である。図3(a)、(b)に示されるように、このスリット加工工程91では、子基板52の一方の側82aには、ダイシングによってスリット111が形成される。これによって図3(b)に示されるように、隣接する電極信号端子112と113及び信号端子114と115とが電気的にも機械的にも分離される。
【0077】
このように子基板52は親基板81に連結部82bで連結された状態で、子基板52同士が電気的に分離されるので、信号端子112,113,114,115の各々に独立した信号を供給することができる。従って、それぞれの子基板52上に形成されるVCO51を夫々単独に動作させることができる。
【0078】
なお、本実施の形態1におけるVCO51においては、後述するレーザトリミングによる周波数調整が必要であるので、その調整工程で夫々のVCO51を独立して動作可能なように、スリット加工工程91を設けている。しかし、このような調整工程(レーザトリミングなど)の必要がないモジュールである場合には、このスリット加工工程91は設けなくても良い。なお、このスリット加工工程91でスリット111加工時には清水を掛けながら加工が行われる。そしてスリット加工工程91でスリット111が加工された親基板81は、水切り工程92によって、水が除去される。
【0079】
93は、水切り工程92の下流に設けられたレーザトリミング工程であり、各子基板52上のパターンインダクタ62にレーザを照射し、トリミングを行う工程である。なお、このレーザトリミング工程93では、予めスリット加工工程91で夫々の子基板52を電気的に分離させているので、各々のVCO51は独立して動作させることができる。そこで、この子基板52に電源を供給し、VCO51を動作させ、このVCO51からの出力信号の周波数を検出しながらパターンインダクタ62をトリミングし、そのインダクタンスの値を調整している。これによって共振回路61の周波数が変化し、VCO51の出力周波数を所望の周波数へ調整することができる。次に、94は、レーザトリミング工程93の下流に設けられた洗浄工程であり、この洗浄工程94によってレーザトリミング加工で発生する加工屑や、リフロー工程90で発生するはんだボールや、フラックス残渣などを除去することができる。
【0080】
95は、洗浄工程94の下流に設けられたカバー装着工程である。このカバー装着工程95においては、子基板52のスルーホール孔57へカバー55の脚56が挿入される。
【0081】
96は、カバー装着工程95の下流に設けられたはんだ塗布工程である。このはんだ塗布工程96では、親基板81はカバー55側が下となるように設置され、スクリーンによって錫・銀・銅系の鉛フリーのクリームはんだ87が供給される。なお、このはんだ塗布工程96では、カバー55が下側となるように置かれる。従って、カバー55の対向面に設けられた脚56同士間の寸法を子基板52の寸法より0.1mm程度小さくし、カバー55の脚56を子基板52に圧入することによって、カバー55の落下を防止している。
【0082】
97は、はんだ塗布工程96の下流に設けられたリフロー工程であり、はんだ塗布工程96で塗布されたはんだを溶かし、カバー55を子基板52へはんだ付けするものである。このようにしてカバー55の脚56と子基板52の側面とははんだ58で接着される。
【0083】
98は、リフロー工程97の下流に設けられたシート貼り付け工程である。ここで図4は、本実施の形態1において親基板81をシートへ貼り付けた状態を示す図面であり、図5は、VCO51の側面方向からの要部拡大断面図である。図4、図5において、シート121はポリイミドフィルムの片面側に粘着剤が塗布されたものである。そして、予め金属製の外枠122にシート121を貼り付けたパレット123の所定の位置へカバー55の上面55aを貼り付ける。
【0084】
ここで、このパレット123にはメモリ124(記憶媒体の一例として用いた)と、このメモリ124に接続された接続端子125とが設けられている。本実施の形態1においては、接続端子125は、プリント基板126上に形成された銅箔であり、このプリント基板126上にメモリ124が装着されている。そして、このメモリ124が搭載されたプリント基板126を外枠122へ取り付けている。
【0085】
これによって、この接続端子125からメモリ124へ各種データを書き込み、そのパレット上に貼り付けられたVCO51に関する種々の情報を記憶させておくことができる。例えばその情報を用いて、VCO51の発振周波数の度数分布(発振周波数の傾向)などを容易に管理することも可能となる。
【0086】
なお、本実施の形態1においては、接続端子を介してメモリ124にデータを記憶させたり、情報を取り出したりしているが、これはICカードなどに用いられる電磁誘導を用いても良い。この場合、メモリへの書き込みやデータの読み取りは、非接触となるので、接触不良などによるデータの書き込み、読み込みミスなどが発生しない。
【0087】
次に99はシート貼り付け工程98の下流に設けられた分割工程である。この分割工程99では、子基板52が親基板81へ連結されている残りの連結部(一方の側82aと直角方向)82bが切断される。これによって夫々のVCO51全てが、親基板81から完全に分断される。ただし、この分割工程99における分割では、シート121は切断しないように、連結部82bのみを切断することが重要である。
【0088】
これによって各VCO51は、親基板81に連結されていた位置のまま留まることとなるので、各VCO51間の位置精度は良い。これによって後述する検査工程100においてVCO51を動作させるための電源供給ピン(図示せず)や出力信号が入力される検査ピン(図示せず)などを確実に端子112,113,114,115[図3(b)]などへ当接させることができる。従って、これら電源供給ピンや検査ピンが端子112,113,114,115に当接しないことによって発生する検査ミスの発生を少なくすることができる。
【0089】
これは、本実施の形態1に示したVCO51のように携帯電話などの移動体に用いられる部品において小型化は重要な点である。そして、VCO51のさらなる小型化に伴い、後述する検査工程100におけるピンの当接ミスによる検査ミスを防ぐ為には、夫々の子基板52同士が精度良く整列していることが非常に重要になる。そこで、本実施の形態1においては、検査工程100における子基板52間の寸法精度は、分割工程99で分割される前と略同じまま維持されるので、検査工程100での検査ミスが発生し難くなる。
【0090】
次に100は分割工程99の下流に設けられた検査工程である。この検査工程100では、VCO51の特性を検査する。なおここで、レーザトリミング工程93で一旦VCO51の発振周波数を測定している。しかしながら、一般にVCO51は、カバー55の装着によって、発振周波数は変化する。従って、この検査工程100においても再度発振周波数の検査を行っている。そして、この検査工程100における各VCO51の検査結果もメモリ124へ記憶させる。
【0091】
なお、本実施の形態1におけるパレット123にはメモリ124を有しており、そのメモリ124へ各工程における各種データを書き込んでおけば、これらのデータを検査工程100で使用すれば、生産性を向上させることも可能である。例えば、前述したレーザトリミング工程93における各VCO51の発振周波数の値を記憶させておけば、この検査工程100でそのデータによって発振周波数調整不良品については、検査を除外することも可能である。つまり、検査工程100よりも前工程のどこかで不合格となった情報を記憶させておけば、その不合格のVCO51については再度検査を行わなくても良いので、検査時間の短縮が可能になる。
【0092】
101は、検査工程100の下流に設けられたマーキング工程である。このマーキング工程101では、カバー55の天面に品番や生産ロット番号などがレーザマーキングによって印字される。なお、メモリ124には各VCO51の合格あるいは不合格の情報が格納されているので、その情報を読み取り、合格品のVCO51にのみ印字を行う。これにより、合格品にのみ印字されるので、VCO51の合格・不合格を目視で容易に判定することができる。
【0093】
102は、マーキング工程101の下流に設けられた剥離工程であり、各VCO51がパレット123より取り外される工程である。そしてVCO51の取り外しは、子基板52の裏面52b面をノズル等で吸引し、粘着性のシート121からVCO51を取り外すものである。ただし、このときメモリ124に格納された検査工程100の検査結果のデータを読み取ることによって、容易に合格品のみをシート121から外すことができる。
【0094】
また、パレット123に搭載されたメモリ124内に記憶された各VCO51の特性データ(例えば周波数など)を読み取り、この特性データに応じて検査工程100での合格品のVCO51をいくつかのくくりに区分することができる。
【0095】
なお、人が手などでVCO51をシート121から取り外す場合には、マーキング工程101での印字によって、合格品を判別することができるので、誤って不合格品を取り外すことを少なくでき、確実に合格品のみを取り外すことができる。
【0096】
次に、103は、剥離工程102の下流に設けられた包装工程であり、剥離工程102でパレット123から取り外された完成品のVCO51をテーピングなどへ包装する。
【0097】
このとき、たとえ不合格品が混入していたとしても、それらにはマーキングが無いので、検査工程100などでの不合格品を誤って包装するようなことは生じ難くなる。
【0098】
ここで、104は剥離工程102でパレット123に残留した不合格品の修理工程である。この修理工程104では、カバー55のみをパレット123に残した状態で子基板52を取り外し、子基板52上の電子部品53の交換などを行う。そして、この状態で発振周波数などを確認した後に、パレット123に残留しているカバー55へ再度装着し、はんだ付けを行い、再度検査工程100へ投入する。この場合、メモリ124には不合格品の情報が記憶された状態であるので、この情報を読み取れば修理項目の検査を容易に行うことができる。
【0099】
なお、剥離工程102でパレットに残留した検査工程100での不合格品を再度検査工程100で検査することもできる。この場合に、検査工程100の検査規格を変更すれば、パレット123にメモリ124を搭載しなくても、容易に特性に応じて選別することも可能である。例えば、VCO51においてはその発振周波数が近いものを容易に区分することができる。
【0100】
以上のような製造方法とすることによって、シート貼り付け工程98と検査工程100との間に分割工程99が挿入されることとなるので、検査工程100において各VCO51は、パレット123上に整列した状態となっている。つまり隣り合うVCO51同士は、電気的には独立であるが、機械的にはシート121によって連結された状態となる。従って検査工程100において分割工程99が原因で発生する不具合の検査を行うことができるので、高品質なVCO51を実現することができる。
【0101】
さらに、検査工程100において、VCO51はパレット123へ貼り付けられた状態のままで検査されるので、それらのVCO51同士間の位置精度は良い。従って、検査工程100において検査し易く、生産性が良いモジュールの製造方法を実現することができる。
【0102】
また、検査工程100の前に親基板81は電気的・機械的に完全に分割された状態となるので、親基板81の製造過程において、銅箔不形成部を形成させる必要はない。従って、親基板81の製造工程において銅箔不形成部を形成するための工程などが不要となるので、親基板81を低価格化でき、低価格なVCO51を実現することができる。
【0103】
(実施の形態2)
以下本実施の形態2について図面を用いて説明する。図8は、本実施の形態2におけるモジュールの製造方法のフローチャートである。図8において、図1と同じものには同じ番号を付しその説明を簡略化している。
【0104】
本実施の形態2におけるVCO51は、パターンインダクタ62(図7)が子基板52の裏面側52bに形成されたものである。これにより、このパターンインダクタ62のインダクタンスの値の調整は裏面側52b面から行えることとなる。
【0105】
そこで本実施の形態2では、図8に示されるように、印刷工程86でクリームはんだ87が印刷された親基板81は、部品装着工程88で電子部品89が装着され、リフロー工程90によってはんだ付けされる。
【0106】
次にこのリフロー工程90の下流に、カバー装着工程95が設けられ、カバー55が夫々の子基板52へ装着される。そして、クリームはんだ塗布工程96でカバー55の脚56へクリームはんだ87が塗布され、リフロー工程97ではんだ付けされる。このことによりカバー55の脚56と子基板52の側面とははんだ58で接着される。そしてリフロー工程97の下流に設けられたシート貼り付け工程98によってVCO51は、パレット123へ貼り付けられる。
【0107】
105は、シート貼り付け工程98の下流に設けられた分割工程である。この分割工程105では、親基板81がパレット123上のシート121に貼り付けられた状態で、分割されることとなる。ただし、この分割工程105では、連結部82aと82bの双方が分割される。この分割によって、隣接するVCO51同士は、パレット123上に整列した状態のままで、電気的に分離した状態となる。
【0108】
そこで、分割工程105によって各VCO51が電気的に分離されるので、この分割工程105の下流のレーザトリミング工程93によってVCO51の発振周波数の調整を行う。本実施の形態2においては、パターンインダクタ62は裏面52b上に設けてあるので、子基板52の裏面52bが上面を向く方向に載置されてトリミングされる。
【0109】
なお、本実施の形態2において、パターンインダクタ62は、裏面52b上に形成したが、これは子基板52の内層に形成しても良い。ただしこの場合、パターンインダクタ62のトリミング部に対向するように開口部を設け、トリミング部が露出した状態とすれば良い。
【0110】
このように本実施の形態2においては、レーザトリミングを裏面52b側から行うことができるので、レーザトリミング工程93はカバー55の装着前に行う必要はない。従って、実施の形態1に示したスリット加工工程91や、水切り工程92などの工程は不要となるので、生産性が良いVCOを実現することができる。
【0111】
また、VCO51のレーザトリミング工程93はカバー55の装着状態で行われる。ここで実施の形態1におけるレーザトリミング工程93においては、カバー55の有無によりVCO51の発振周波数が変化するので、カバー55の装着による周波数のズレを見込んで、見込み調整を行っていた。従って、カバー55の装着後の周波数は、必ずしも希望の周波数となるとは限らなかった。しかし、本実施の形態2においてはカバー55の装着後にVCOの発振周波数を調整するので、VCO51の発振周波数を希望の周波数へ精度良く合わせることができる。
【0112】
そしてこのレーザトリミング工程93の下流に洗浄工程94が設けられ、この洗浄工程94でリフロー工程90,97で発生したはんだボールや、レーザトリミング工程93で発生するトリミング屑などを除去することができる。なお、本実施の形態2においては、リフロー工程97の後に洗浄されるので、カバー55をはんだ付けするときに生じるはんだボールも同時に除去することができる。
【0113】
さらに、分割工程105における基板の分割屑などの不要な屑も除去することができるので、安定した発振周波数を有するVCOを実現することができる。また、本実施の形態2におけるVCO51は、分割屑などが除去されているので、接点などを有するような機器へ用いても接点の接触に支障は生じ難くなる。
【0114】
100は洗浄工程94の下流に設けられた検査工程であり、VCO51の特性を検査し、その検査結果をメモリ124へ格納する。そして本実施の形態2では、検査工程100の下流に剥離工程102が設けられ、メモリ124の格納された検査結果のデータを読み取り、合格品のみをパレット123より取り外す。そして、この剥離工程102の下流にマーキング工程101が設けられ、剥離工程102によってパレット123から外されたVCOのみにマーキングが行われる。これにより、剥離工程102で剥離された合格品のみにマーキングが施されるので、合格品と不合格品とが混ざるようなことは発生し難くなる。
【0115】
次に103は、マーキング工程101の下流に設けられた包装工程であり、このようにして製造されたVCO51が包装される。本実施の形態2においても合格品にのみマーキングが施されることとなるので、この包装工程103において不合格品が包装されるようなことは生じ難くなる。
【0116】
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3における部品載置カセットの取り外し部の断面図である。図9において、211は板体であり、この板体211には部品載置カセット212が挿入される凹部213が形成されている。この凹部213の側面は部品載置カセット212と非常に微細な隙間で嵌合する印籠嵌合部214が形成されている。この印籠嵌合部214は上方に向かって広がったテーパを有している。従って、上方からの部品載置カセット212の挿入・取り外しが容易となる。
【0117】
部品載置カセット212の上面には部品209を整列させるための凹部215が形成されている。また、部品載置カセット212の底面には上方に向かって狭まったテーパを有する穴(凹部の一例として用いた)216が設けられている。
【0118】
板体211の凹部213の底から下方に向かって板体211を貫通する空気(流体の一例として用いた)210の供給孔217が設けられている。この供給孔217は穴216に対向して設けられており、供給孔217から流出する空気210が穴216に向かって噴出し、部品載置カセット212を上方へ押し上げるものである。このように、部品載置カセット212は、印籠嵌合していても空気210で上方に押し上げられるので、この部品載置カセット212を容易に手で掴んで板体211から取り外すことができる。
【0119】
218は、供給孔217に連結された配管であり、バルブ219を介して圧縮ポンプ220に繋がっている。221はバルブ219に繋がった排出口である。従って、バルブ219を制御することにより、ポンプ220から圧縮された空気210を部品載置カセット212の穴216に噴出させて、部品載置カセット212を上方に押し上げることができる。また、穴216内の空気210を排出口221を介して外部に放出することもできる。
【0120】
また、板体211の凹部213の底面から外部に向かって貫通した排出孔222を設けておけば、部品載置カセット212の凹部213への挿入時にバルブ219を制御することなく、凹部213と部品載置カセット212との間に閉じ込められた空気を外部に放出することができる。従って、部品載置カセット212を凹部213に容易に挿入することができる。
【0121】
図10は、部品載置カセット212を底面から見た平面図である。216は、底面に設けられた円錐形の穴であり、方形をした部品載置カセット212の4隅に夫々設けている。この穴216を均一な力で押し上げたときに部品載置カセット212が水平状態を保ちながら上昇するようバランス良く設けておくことが重要である。
【0122】
図11は、穴216とその近傍の拡大断面図である。部品載置カセット212の底面に形成された穴216は以下のような形状をしている。即ち、その底面での直径216aは15mmとしている。また、上方に向かって狭まったテーパ面216bを有し、その頂点216cから見た開角216dは90°としている。頂点216cは穴216の中心であり、微小の曲面で形成されている。
【0123】
217は、板体211に設けられた圧縮された空気210の供給孔であり、穴216に対向して設けられている。この供給孔217から穴216に向かって流出する空気210はテーパ面216bに当たり、その押圧力は垂直方向の力216eと水平方向の力216fになる。垂直方向の力216eで部品載置カセット212を上方に押し上げるものである。
【0124】
図12は、部品載置カセット212を上面から見た平面図である。図12において、部品載置カセット212に整列すべき部品209が嵌入される凹部215が碁盤目状に36個設けられている。この部品載置カセット212上を部品が往復滑動することにより、部品209がこの凹部215内に嵌入されて整列する。
【0125】
図13は、部品載置カセット212の要部断面図である。図13において、部品載置カセット212の凹部215には、金属で形成された断面「コ」の字状の部品209が整列のために挿入されるものである。凹部215の深さは、部品209の開口端209aは、部品載置カセット212の天面212aよりも若干212b(0.1mm)深くしている。また、凹部215の側面は、部品209の高さの略半分212cまでは垂直とし、残りの半分212dには上方に向かって広がったテーパ212eを設けている。これは、部品209がこの部品載置カセット212上を往復滑動したとき、凹部215に入り易いようにするための配慮である。
【0126】
(実施の形態4)
図14は、実施の形態4における部品載置カセットの取り外し部を用いた部品整列装置の側面図である。図14において、板体211の端に凸部231を設けて皿232を形成している。この皿232内に整列すべき部品209が入れられる。233は板体211の略中央下方に設けられた支軸である。234は支軸233に連結して設けられたプーリである。このプーリ234はベルト235を介してもう一つのプーリ236に連結している。このプーリ236は回転運動を往復運動に変換する動力変換部237を介してモータ238に接続されている。そして、このモータ238は基台239に載置されている。また、240は基台239に設けられた支持部であり、皿232の支軸233を支持するものである。
【0127】
以上のように構成された部品整列装置において、モータ238を回転させることにより、この回転が動力変換部237で回転運動から往復運動に変換される。この往復運動に変換された動力はベルト235を介してプーリ234を回動させる。そうすると、このプーリ234に連動して皿232が支軸233を中心にシーソーのように、その端が交互に上下動する。
【0128】
従って、この皿232の中に部品209を入れておくと、この部品209は皿232内を往復滑動することになる。このとき、皿232の底を形成する板体211の中央に印籠嵌合された部品載置カセット212の端も上下動する。そうすると、部品209は部品載置カセット212上を往復滑動し、この部品載置カセット212に設けられた凹部215に嵌入して整列する。
【0129】
(実施の形態5)
図15は、本発明の実施の形態5における部品挿入機の要部断面図である。図15において321は水平部材であり、この水平部材321はタイミングベルト322で水平方向に滑動できるようになっている。323はスライド部であり、このスライド部323の一方側323aは水平部材321に固定材324で固定されている。また、スライド部323の他方側323bもノズルブロック部325に固定材326で固定されている。このスライド部323は、一方側323aを固定して他方側323bを上下方向に滑動制御することができるものである。
【0130】
327はノズル本体部であり、ノズルブロック部325内を上下方向に滑動することができる。328は、バネ(弾性体の一例として用いた)であり、ノズル本体部327をノズルブロック部325に対して下方側に付勢している。また、329もバネ(弾性体の一例として用いた)であり押圧部330を下方側に押圧している。なお、このバネ328,329はゴム等の弾性体で形成しても良い。
【0131】
331は、ノズル本体部327の上位に水平方向に設けられた腕であり、この先端には選択棒332が下方に向かって取り付けられている。また、この選択棒332の下方には筒333が設けられている。この筒333は芯棒333aを中心にして微少回転が制御される。334は筒333の表面333bに設けられた穴であり、選択棒332が挿入されるようになっている。以上のようにノズルブロック部325とノズル本体部327とで構成された複数個(本実施の形態では5個)スライド部323の他方側323bに装着されている。ここで307は、ノズル本体部327の下方に載置されるプリント基板であり、302はこのプリント基板307に挿入されたケース(部品の一例として用いた)である。
【0132】
以上のように構成された部品挿入機について、以下にその動作を説明する。先ず、スライド部323の他方側323bが降下してくると、この他方側323bに連結されたノズルブロック部325も降下する。このとき、選択棒332の下方に穴334があればノズル本体部327も降下する。なお、このときノズル本体部327の下方先端327bにはケース302が真空吸着されている。この状態でノズル本体部327が下降すると、ケース302はプリント基板307に当接する。そして、更にノズルブロック部325が降下すると今度はバネ328の弾性力でプリント基板307に押圧される。
【0133】
更にノズルブロック部325が降下すると、今度は押圧部330がノズル本体部327の上端327aに当接してバネ329の弾性力も加わってケース302をプリント基板307に押圧挿入する。この一連の動作において、選択棒332は穴334に遊動挿入されるので、これらの動作は何の抵抗もなく実施される。
【0134】
次に、筒333が回転して、選択棒332の下方に穴334が存在しない場合について説明する。選択棒332の下方に穴334が無いとノズルブロック部325が下降したとき、選択棒332の先端は筒333の表面333bに当接する。したがって、これ以上のノズル本体部327の下降が禁止される。すなわち、ノズルブロック部325が下降してもケース302はプリント基板307に挿入されないことになる。
【0135】
このように、選択棒332の下方に選択棒332が挿入される穴334が在るか無いかによって、ケース302がプリント基板307に挿入されるか否かが選択されるわけである。この選択棒332と筒333を合わせて選択手段を形成している。なお、この筒333は交換可能となっている。
【0136】
図16は、筒333の斜視図である。この例では筒333は円筒形をしているが、これは円筒形に限ることは無く、例えば4角柱等の多角柱であっても良い。333aは筒333の中心に設けられた芯棒であり、この芯棒333aを回転させることにより筒333が回転する。したがって、筒333の表面333bに穴334を設けておくことにより、この穴334のあるノズル本体部327のみ部品を挿入することができる。
【0137】
335は、筒333の端であって、芯棒333aに固着された検知手段であり円形の検知板である。この検知板335の同心円上には孔336が等間隔で設けられている。この孔336をフォトセンサで検出することにより、筒333の回転角を制御している。また、337は初期位置を決定するための検知板であり、この検知板337に設けられた孔338で筒333の回転の初期位置を認識している。この検知板337は筒333の端にあって、芯棒333aに固着された円板である。これらの検知板335,337を有しているので、この検知出力によって筒333を回転制御させることができ、自動化が実現できる。
【0138】
図17は、筒333の展開図である。図17において、例えば1列目340は全ての行に孔334が設けられている。したがって、この位置を選べば全てのノズル本体部327が降下して、ケース302を挿入することができる。これに対して、列341では全ての行に孔334が設けられていない。したがって、この位置を選べば全てのノズル本体部327が降下することができず、ケース302を挿入することができない。
【0139】
また、列342から346までの何れかを選べば、その対応するノズル本体部327のみ下降してケース302を挿入することができる。また、このとき、ノズル本体部327は1つのみ選択されているので、タイミングベルト322で水平部材321を制御すればケース302の挿入ピッチを自由に変えることができる。
【0140】
列347は、図22に示すプリント基板307の列310にケース302を挿入させる例であり、孔308に対応する位置へのケース302の挿入を禁止するものである。このように筒333に設ける孔334の位置をプログラムすることにより、任意の位置のノズル本体部327を動作させて、ケース302を挿入することができる。また、この筒333を交換することができるので、他の仕様であっても満足させることができる。
【0141】
図18は、水平部材321の水平方向制御を説明するための上面図である。図18において、350はモータであり351はプーリである。322はタイミングベルトであり、モータ350とプーリ351に架けられている。このタイミングベルト322と水平部材321とは装着部353で固定されている。したがって、モータ350を制御することにより、水平部材321が水平方向に移動し、ノズルブロック部325とノズル本体部327とで構成されるノズルを水平方向に移動させることができる。すなわち、横方向に自由に制御できる訳である。
【0142】
図19は、関連部品を含む部品挿入機の平面図である。図19において、321は部品挿入機の水平部材であり、横方向355に移動制御される。356はケース302の供給部であり、357はケース位置合わせ部、307はプリント基板であり、縦方向358に移動制御可能なテーブル359上に載置されている。
【0143】
先ず、水平部材321に取り付けられたノズル本体部327でケース302を吸着し、次にケース位置合わせ部357で、ケース302のノズル本体部327上での吸着位置を正確に合わせる。これは、ケース302をプリント基板307の正確な位置に挿入するためである。そして、この状態において、ノズルをプリント基板307上に移動させ、プリント基板307にケース302を挿入する。なお、ノズルを移動させるには水平部材321による横方向355の制御とテーブル359による縦方向358の移動で実現している。
【0144】
(実施の形態6)
図20は、実施の形態6における部品挿入機の断面図である。図20において、実施の形態1と同じものについては同一番号を付して説明を簡略化する。
【0145】
水平部材421には、スライド部460の一方側460aが固定材462で固定されている。また、スライド部460の他方側460bはノズルブロック部463に滑動自在に連結されている。すなわち、他方側460bに形成された凹部460cとノズルブロック部463に形成された凸部463aとが滑動自在に嵌合している。また、464はねじであり、他方側460bとノズルブロック部463との位置を固定するものである。
【0146】
すなわち、この構造により、ノズルブロック部463をスライド部460の他方側460bの任意の位置に移動させた後、固定させることができる。このようにして、プリント基板470上での任意のピッチにケース402を挿入することができる。しかも、一列、同時に挿入することができる。
【0147】
図21は、実施の形態6における部品挿入機の上面図である。スライド部460の他方側460bに滑動自在に設けられたノズルブロック部463は、ねじ464で他方側460bに固定される。したがって、ノズルブロック部463同士のピッチ465,466,467,468を任意に設定することができる。
【0148】
(実施の形態7)
以下実施の形態7について図面を用いて説明する。図23は、本実施の形態7における分割工程における分割装置の断面図である。なお、図23において図1から図7と同じものは同じ番号を付し、その説明は簡略化する。
【0149】
図23において、511は金属製の箱である。この箱511の天面511aには、孔512が設けられ、この孔512を塞ぐ蓋513が天面511aと蝶番514にて開閉自在に接続されている。
【0150】
ここで、孔512はパレット123よりも大きく、蓋513を開けて箱511の内部へ親基板81が下となるように収納される。このとき、箱511には基準ピン515が2箇所設けられ、この基準ピン515が、図4に示されるパレット123の外枠122の一方側123aに設けられた基準孔127と基準の長孔128に係合され位置決めされる。なお、516は保持部であり、パレット123の他方側123bを受けることによって、パレットを水平に保っている。
【0151】
517は、押え部であり、蓋513にバネ固定してある。そしてこの押え部517は、蓋513を閉めた状態でパレット123の上面を押圧する。これによって分割時にパレット123が確りと位置決め保持されるので、分割精度が良くなる。
【0152】
次に518はダイシングカッターであり、厚みが0.3mmである。なお、このダイシングカッター518の上端518aとシート121との間には隙間519を設けるようにしてある。そして、このダイシングカッター518を回転させながらB方向(図23)へ移動させ、位置520まで移動することによって一列の切断が完了する。
【0153】
なお、本実施の形態におけるダイシングカッター518の回転方向は、切断屑を下へ落とすようにA方向に回転させている。これによって切断屑が箱511の下面511bに落ちることとなる。そこで、本実施の形態においては、箱の後方511cにダクト521を接続し、このダクト521より強制吸引している。そして、さらにこの吸引による空気の流れが箱511の前方511d方向から後方511cへと流れるために、箱511の前方511dに孔522を設けている。さらに、ダイシングカッター518の移動のために必要となる孔523からの空気の抜けや、流入などを抑制するために、孔523を覆うようにゴム525を設けている。
【0154】
以上の構成によって、親基板81は、シート121で連結されたままで切断される訳である。
【0155】
なお、本実施の形態において、ダイシングカッター518の回転方向は、A方向としたが、これは逆としても良い。その場合は親基板81の分割によるバリが上方向となるので、VCO51がマザー基板などへ実装される場合に浮きなどを発生せず、VCO51の電極とマザー基板とがはんだ付けされないような不具合は発生し難くなる。
【0156】
(実施の形態8)
図25は、シート状部品611の平面図である。このシート状部品611は、プリント基板612上に部品604が碁盤目状に配置されている。本シート状部品611では、横に8列、縦に8行、合計64個の部品604が装着されている。このシート状部品611は、シート状態で夫々電子部品が装着される。そしてその後、金属製のシールドケースが被せられて製造される。そして、このシールドケース面にシート603が貼り付けられる訳である。このシート603が貼り付けられた状態で、夫々が切断され検査されてシート状部品611として完成されるものである。本実施の形態8において部品604には、電圧制御発振器を例として用いている。
【0157】
図24は、このシート状部品611からシート603に粘着された部品604を剥離するシート剥離装置の断面図である。図24において、615はアルミニウムで形成された剥離ブロックである。616は、この剥離ブロック615の天面615aから下方に向かって形成された凹部である。そして、この凹部616の略中央にはピン617が植設されている。また、この凹部616の底面には空気抜き孔618が設けられている。この空気抜き孔618は真空ポンプに連結している。619は、凹部616に隣接して設けられた吸引孔であり、剥離ブロック615の天面615aから下面に連通している。また、この吸引孔619も真空ポンプに連結している。空気抜き孔618と吸引孔619とは共に空気を抜くものであり、真空ポンプは一つで共用することができる。
【0158】
そして、この剥離ブロック615の天面615aにはシート状部品611がシート603の面を下にして載置される。このとき、剥離しようとする部品604aの略中央にピン617が当接するように載置される。612は部品604が装着されたプリント基板であり、この状態ではプリント基板612は部品604毎に切断部620で切断されている。
【0159】
621は、上下動可能に設けられたノズルであり部品604を真空吸着するものである。このノズル621の先端にはゴムで形成された吸着パッド622が付着されており、この吸着パッド622が部品604のプリント基板612側に当接する。この吸着パッド622は部品604を水平姿勢に保つとともに部品604aを均等に押圧する働きを有している。623はバネ(弾性体の一例として用いたスプリングバネ)であり、ノズル621を部品604の方向に一定の力で押圧し、部品604aに過剰の負荷をかけないようにするものである。
【0160】
624はピン617に当接する部品604aに隣接する部品604の上方に設けられたガイドであり、このガイド624は部品604の傾きの防止のためのものであり、部品604に添着するように設けられている。そして、若干のクリアランスを有している。
【0161】
以上のように構成されたシート剥離装置において、以下にその動作を説明する。剥離ブロック615の天面615aにシート状部品611のシート603側を下にして載置する。このとき、ピン617が剥離しようとする部品604aの略中央になるように載置する。そして、ガイド624を部品604に添着するように降下させて、部品604の姿勢を水平方向に安定化させる。このとき、吸引孔619でシート603を吸引して、シート603の移動を禁止する。なお、部品604が小さいときにはこの吸引孔619は無くとも良い。
【0162】
ここで、ノズル621を下降させて、吸着パッド622とピン617とで部品604aを挟む。そして、空気抜き孔618から空気を真空ポンプで抜く。すると凹部616内が真空となり、シート603がこの真空力でたわんで湾曲603aとなる。このようにして、部品604aはシート603から剥離し、部品604aとシート603とはピン617上の一点603bでのみ接することになる。このように一点603bでのみ接するので、粘着力は小さくなり、ノズル621による小さな吸引力で部品604aをシート603から剥離することができる。従って、部品604aにかかるストレスは小さくなり、部品604aを傷付けることはない。
【0163】
以上のようにすることにより、部品604aの面積が13平方ミリのもので、吸引力130グラム必要であったものが、一点603bのみで粘着させることにより、略その6分の1の20グラムで剥離することができた。
【0164】
図26は、シート剥離装置の要部断面図である。図26において、凹部616が大きい程、シート603の湾曲603aは大きくなり、剥離が容易となる。本実施の形態においては、壁616aが部品604aに隣接する部品604方向に以下の寸法だけ侵入させている。即ち、部品604の寸法604bの2分の1から3分の1の距離626侵入させている。このことにより、部品604と部品604a間の距離を小さくして、部品604の基板612への装着密度を大きくするとともに、部品604の姿勢を水平に保ちつつ、十分なたわみである湾曲603aを得ることができる。なお、本実施の形態では、部品604,604aの一辺の長さは3.4mm、部品604と部品604aとの距離は0.5mm、ピン617と凹部616の壁616aとの距離625は3.9mmとしている。
【0165】
また、ピン617の先端617aは剥離ブロック615の天面615aより若干低い方が良い。これは部品604aにかけるストレスを少なくするために必要なことである。
【0166】
図27は、ピン617の断面図である。このピン617の先端部617aは半球状にしている。この半球の直径617cは0.6mmから1.2mmの範囲が望ましい。この寸法内にすることにより、シート603を破ることも無く、かつ十分なたわみ量の湾曲603aを得ることができる。ピン617の根元の寸法617bは1.5mmとしている。
【0167】
また、先端部617aは、半円球状になっているので、シート603はこの半円球に沿って湾曲し易くなる。
【0168】
図28は、本発明のシート剥離装置を用いたシートの剥離方法である。図28(a)は、第1の状態であり、剥離ブロック615の天面615aにシート状部品611を載置する工程である。この工程において、シート状部品611のシート603を下側にして、剥離しようとする部品604aの中央がピン617の先端617aに位置するように載置する。
【0169】
次に、図28(b)に示すように、吸引孔619でシート603を吸引して剥離ブロック615に固定する。そして、ガイド624を降下させて部品604の姿勢を水平に保つ。次に、ノズル621を降下させて、このノズル621の先端に装着されている吸着パッド622とピン617とで部品604aを挟む。このようにして部品604aの姿勢を安定化させる。
【0170】
次に、図28(c)に示すように、空気抜き孔618で凹部616内の空気を抜く。そうすると、シート603は吸引されてたわみ湾曲603aを形成する。即ち、この状態においては、一点603bでシート603と部品604aとが粘着していることになる。従って、この状態でノズル621を上方に上昇させることにより、負荷なく部品604aをシート603から剥離することができる。
【0171】
なお、ここで、図28(d)に示すように、この状態で空気抜き孔618から空気を入れて、凹部616内の圧力を外部の圧力と略等しくすると、再びシート603は元の状態に戻り、部品604aも元のシート状態に戻すことができる。これは、例えば部品604aが不良品であった場合等に有効であって、再度、シート状部品611として、修理・検査等が可能となる。
【0172】
(実施の形態9)
図29は、実施の形態9におけるシート剥離装置の剥離ブロック630の斜視図である。この剥離ブロック630においては、凹部631は1個のみであり、部品1個を独立して剥離することができる。632は凹部631の略中央に設けられたピンである。なお、本実施の形態9で説明をしていないところは、実施の形態8と同様である。
【0173】
(実施の形態10)
図30は、実施の形態10におけるシート剥離装置の剥離ブロック640の平面図である。この剥離ブロック640は、シート状部品611の一列の部品604をまとめて剥離するものであり、本実施の形態では8個の部品604を同時に剥離できるものである。641は凹部であり、この凹部641には夫々の部品604の略中央に位置するようにピン642が植設されている。また、643は空気抜き孔である。
【0174】
本実施の形態においては、一列に粘着された部品604をまとめて剥離することができるので、作業効率が向上する。なお、本実施の形態10で説明をしていないところは、実施の形態8と同様である。
【0175】
(実施の形態11)
図31は、実施の形態11におけるシート剥離装置の剥離ブロック650の平面図である。この剥離ブロック650は、シート状部品611の一列の部品604を4行まとめて剥離するものである。本実施の形態11では一列8個で、かつ4行同時に剥離することができるので、合計32個の部品604を同時に剥離することができるものである。651は凹部であり、この凹部651には夫々の部品604の略中央に位置するようにピン652が植設されている。また、653は空気抜き孔である。
【0176】
本実施の形態においては、一列に粘着された部品604をまとめて剥離することができるので、作業効率が更に向上する。なお、本実施の形態11で説明をしていないところは、実施の形態8と同様である。
【0177】
また、個片単体でモジュールが取り扱われないので、各モジュール間の位置精度は、分割前の位置精度が保たれる。
【産業上の利用可能性】
【0178】
本発明にかかるモジュールの製造方法は、分割工程が原因となって発生する不具合を検査工程で検出し、高品質なモジュールを実現することができるという効果を有し、プリント基板へ装着するモジュールなどの製造に対し有用である。
【図面の簡単な説明】
【0179】
【図1】本発明の実施の形態1におけるモジュールの製造フローチャート
【図2】同、親基板の上面図
【図3】(a)同、スリット加工工程における親基板の上面図、(b)同、スリット加工工程における親基板の要部拡大図
【図4】同、シート貼り付け工程におけるプリント基板の上面図
【図5】同、シート貼り付け工程におけるプリント基板の要部断面図
【図6】(a)同、VCOの上から見た断面図、(b)同、VCOの横から見た断面図
【図7】同、回路図
【図8】本発明の実施の形態2におけるモジュールの製造フローチャート
【図9】本発明の実施の形態3における部品載置カセットの取り外し部の断面図
【図10】同、部品載置カセットを底面から見た平面図
【図11】同、部品載置カセットの要部拡大断面図
【図12】同、部品載置カセットを上面から見た平面図
【図13】同、部品載置カセットの要部断面図
【図14】本発明の実施の形態4における、部品載置カセットの取り外し部を用いた部品整列装置の側面図
【図15】本発明の実施の形態5における部品挿入機の要部断面図
【図16】同、部品挿入機を構成する筒の斜視図
【図17】同、展開図
【図18】同、部品挿入機の要部上面図
【図19】同、関連部品を含む部品挿入機の上面図
【図20】本発明の実施の形態6における部品挿入機の要部断面図
【図21】同、部品挿入機の要部上面図
【図22】同、プリント基板の平面図
【図23】本発明の実施の形態7における分割装置の断面図
【図24】本発明の実施の形態8におけるシート剥離装置の断面図
【図25】同、シート状部品の平面図
【図26】同、シート剥離装置を形成する剥離ブロックとその近傍の断面図
【図27】同、ピンの断面図
【図28】(a)は同、シート剥離装置を用いたシート剥離方法の第1の状態図、(b)は同、シート剥離装置を用いたシート剥離方法の第2の状態図、(c)は同、シート剥離装置を用いたシート剥離方法の第3の状態図、(d)は同、シート剥離装置を用いたシート剥離方法の第4の状態図
【図29】同、実施の形態9におけるシート剥離装置の剥離ブロックの斜視図
【図30】同、実施の形態10におけるシート剥離装置の剥離ブロックの平面図
【図31】同、実施の形態11におけるシート剥離装置の剥離ブロックの平面図
【図32】従来のVCOの透視図
【図33】同、プリント基板の上面図
【図34】従来のVCOにおける製造方法のフローチャート
【図35】従来の検査工程におけるVCOの要部断面図
【図36】同、連結部の要部拡大図
【符号の説明】
【0180】
88 部品装着工程
95 カバー装着工程
98 シート貼り付け工程
99 分割工程
100 検査工程
102 剥離工程
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成15年11月12日(2003.11.12)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100103355
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 智康

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【公開番号】 特開2005−150196(P2005−150196A)
【公開日】 平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願番号】 特願2003−382171(P2003−382171)