| 【発明の名称】 |
電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂本 敏朗 【住所又は居所】東京都港区海岸三丁目22番23号 株式会社日立エルジーデータストレージ内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 導電材で形成した筐体内に電子部品が収納される電子機器であって、 上記筐体内で、高周波ノイズを発生する電子部品と該筐体の開口部側に配するフロントベゼルとの間に、該高周波ノイズを反射する反射手段を備えた構成を特徴とする電子機器。 【請求項2】 導電材で形成した筐体内に電子部品が収納される電子機器であって、 上記筐体内で、高周波ノイズを発生する電子部品と該筐体の開口部側に配するフロントベゼルとの間に、該高周波ノイズの波長の1/2以上の長さの導体をその両端を電気的に開放した状態で設け、該高周波ノイズが該フロントベゼル側から機器外へ放射されるのを抑圧する構成としたことを特徴とする電子機器。 【請求項3】 導電材で形成した筐体内に電子部品が収納される電子機器であって、 上記筐体内で、高周波ノイズを発生する電子部品と該筐体の開口部側に配するフロントベゼルとの間に、該高周波ノイズの波長の1/4以上の長さの導体を、一端側を該筐体に直接的または間接的に電気接続し他端側を開放した状態で設け、該高周波ノイズが該フロントベゼル側から機器外へ放射されるのを抑圧する構成としたことを特徴とする電子機器。 【請求項4】 上記電子機器は、電子部品としてレーザダイオードを筐体内に有する光ディスク装置である請求項1、2または3に記載の電子機器。 【請求項5】 上記導体は、棒状の導体である請求項2または請求項3に記載の電子機器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電子機器内で発生する高周波ノイズを機器筐体内で遮蔽する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 本発明に関連した従来技術としては、例えば、特開2002−329343号公報(特許文献1)、特開平8−316679号公報(特許文献2)及び特開2000−59063号公報(特許文献3)に記載されたものがある。特開2002−329343号公報には、光ディスク装置の光ピックアップとして、レーザダイオードの高周波重畳回路からの不要輻射を防止するために、貫通コンデンサに替え、シールドケースのホルダーケースに直接半田付けしたチップコンデンサを用いる技術が記載され、特開平8−316679号公報には、電子機器の導電性筐体に設けた穴等の開口部から電磁波が、放射、漏洩または侵入しないように、該開口部の縁を取り囲むようにかつ該導電性筐体に電気的に接触させて、帯状の導電性構造物を設ける構成が記載され、また、特開2000−59063号公報には、放熱とともに、放射妨害波の漏れを低減するために、シールドケースに開口を設け、かつ該開口よりも大きな導体をシールドケースの内側または外側に配し、シールドケースと導通する構成が記載されている。 【0003】 【特許文献1】特開2002−329343号公報 【0004】 【特許文献2】特開平8−316679号公報 【特許文献3】特開2000−59063号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記従来技術のうち、特開2002−329343号公報記載の技術は、光ピックアップ内において、レーザダイオードの高周波重畳回路からの不要輻射を防止するための技術であって、電子機器内で発生する高周波ノイズがフロントベゼル側から機器外に放射されるのを抑えるための技術ではない。特開平8−316679号公報記載の技術は、電子機器の導電性筐体の開口部の縁を取り囲むように帯状の導電性構造物を設けるもので、フロントベゼル側におけるように開口部面積が大きい場合には電磁波の十分な遮蔽効果が得られないおそれがある。また、特開2000−59063号公報記載の技術は、シールドケース寸法に対して開口寸法が小さい場合に適用可能な技術と考えられ、電子機器のフロントベゼル側の筐体開口のような大きい開口寸法には適さないと考えられる。 本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、電子機器内で発生する高周波ノイズがフロントベゼル側から機器外に放射されるのを、機器筐体内で簡易な構成により抑圧できるようにすることである。 本発明の目的は、かかる課題点を解決し、ノイズ放射量の少ない電子機器を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題点を解決するために、本発明では、電子機器において、導電材で形成した筐体内で、高周波ノイズを発生する電子部品と該筐体の開口部側に配されるフロントベゼルとの間に、該高周波ノイズを反射する反射手段を備えた構成とする。該反射手段としては、例えば、該高周波ノイズの波長の1/2以上の長さを有しかつその両端が電気的に開放された構成の導体や、該高周波ノイズの波長の1/4以上の長さを有しかつその一端側が該筐体に電気接続され、他端側が開放された構成の導体とする。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、筐体外への高周波ノイズの放射量を抑えた電子機器を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を用いて説明する。 図1〜図2は、本発明の実施形態の説明図である。図1は本発明の第1の実施形態としての電子機器の構成例図、図2は本発明の第2の実施形態としての電子機器の構成例図である。 図1の第1の実施形態は、電子器機器内から放射される高周波ノイズのうち垂直偏波成分(xz平面内の偏波成分)を、機器内において遮蔽する場合の構成例である。 【0009】 図1において、1は本発明の第1の実施形態としての電子機器、2は、導電性板材(導電材)で形成した電子機器1の筐体、3は回路基板、4は、回路基板3上で高周波ノイズ(電磁波)を発生する高周波ノイズ源、5aは、高周波ノイズ源4から放射される高周波ノイズを反射するノイズ反射手段としての棒状の導体、6は電子機器1の前面側に設けられるフロントベゼル、7は、フロントベゼル6側に設けられた筐体2の開口である。上記導体5aは、高周波ノイズの波長の1/2以上の長さ寸法を有しその両端を電気的に開放された状態、または、高周波ノイズの波長の1/4以上の長さ寸法を有し、一端側を筐体2に直接的または間接的に電気的に接続され他端側を電気的に開放された状態で、該筐体2内において高周波ノイズ源4とフロントベゼル6との間の適切な位置に設けられる。該導体5aの数は1個でも複数でもよい。該導体5aの長さ寸法は、例えば、高周波ノイズの周波数が2×109Hzの場合、該導体5aの両端を電気的に開放し該長さ寸法を該高周波ノイズの波長の1/2以上とする場合は約7.5×10−2m以上にし、また、該導体5aの一端側を筐体2に直接的または間接的に電気的に接続し該長さ寸法を高周波ノイズの波長の1/4以上とする場合は約3.75×10−2m以上にする。フロントベゼル6は、電子機器1を操作するための操作ボタン(図示なし)等を備え、開口7を塞ぐようにして設けられる。例えば、電子機器1が光ディスク装置の場合には、光ピックアップ内でレーザ駆動電源に高周波を重畳する高周波重畳回路や、記録信号を伝送するための配線などが高周波ノイズ源4に該当する。 【0010】 上記構成において、電子機器1の作動時に、回路基板3上の高周波ノイズ源4から放射される高周波ノイズとしての電磁波のうち、フロントベゼル6側に放射された垂直偏波成分の一部または全部は、導体5aにおいて反射される。これは、多エレメントアンテナにおける反射器と同様、該導体5aの長さ寸法が、該高周波ノイズの波長の1/4以上または1/2以上とされているためである。導体5aにおいて反射された高周波ノイズとしての電磁波は、フロントベゼル6側には進まずに筐体2内で他の方向に進む。このため、少なくともフロントベゼル6側から電子機器1の外部に放射される高周波ノイズが抑えられる。 【0011】 上記のように、第1の実施形態によれば、高周波ノイズ源4から放射される高周波ノイズの一部または全部は、筐体2内において、導体5aでの反射により遮蔽されるため、フロントベゼル6側から電子機器1の外部に放射される高周波ノイズ量を低く抑えられる。このため、該電子機器1に近接して配置される機器等与える影響も大幅に軽減することが可能となる。 【0012】 図2は、本発明の第2の実施形態としての電子機器の構成例を示し、電子器機器内から放射される高周波ノイズのうち水平偏波成分(xy平面内の偏波成分)を、機器内において遮蔽する場合の構成例である。 図2において、1'は本発明の第2の実施形態としての電子機器、5bは、ノイズ反射手段としての棒状の導体である。他の部分は、上記図1の第1の実施形態の場合と同様であり、図1の場合と同じ符号を付す。導体5bは、高周波ノイズの波長の1/2以上の長さ寸法を有しその両端を電気的に開放された状態、または、高周波ノイズの波長の1/4以上の長さ寸法を有し、一端側を筐体2に直接的または間接的に電気的に接続され他端側を電気的に開放された状態で、該筐体2内において高周波ノイズ源4とフロントベゼル6との間の適切な位置に設けられる。該導体5bの数は1個でも複数でもよい。該導体5bの長さ寸法は、上記第1の実施形態における導体5aと同様、例えば、高周波ノイズの周波数が2×109Hzの場合、該導体5bの両端を電気的に開放し該長さ寸法を該高周波ノイズの波長の1/2以上とする場合は約7.5×10−2m以上にし、また、該導体5bの一端側を筐体2に直接的または間接的に電気的に接続し該長さ寸法を高周波ノイズの波長の1/4以上とする場合は約3.75×10−2m以上にする。 【0013】 上記構成において、電子機器1'の作動時に、高周波ノイズ源4から放射される高周波ノイズとしての電磁波のうち、フロントベゼル6側に放射された水平偏波成分の一部または全部は、導体5bにおいて反射される。これも、上記第1の実施形態における導体5aと同様、多エレメントアンテナにおける反射器と同様の原理に基づき該導体5bの長さ寸法が、該高周波ノイズの波長の1/4以上または1/2以上とされているためである。導体5bにおいて反射された高周波ノイズとしての電磁波は、フロントベゼル6側には進まず、他の方向に進む。このため、少なくともフロントベゼル6側から電子機器1'の外部に放射される高周波ノイズが抑えられる。本第2の実施形態も、上記第1の実施形態と同様、例えば光ディスク装置に適用可能である。 【0014】 上記第2の実施形態によれば、高周波ノイズ源4から放射される高周波ノイズの一部または全部は、筐体2内において、導体5bでの反射により遮蔽されるため、少なくともフロントベゼル6側から電子機器1'の外部に放射される高周波ノイズ量を低く抑えられる。このため、本第2の実施形態の場合も、該電子機器1'に近接して配置される機器等に与える影響を大幅に軽減することが可能となる。 【0015】 上記第1の実施形態(図1)では、高周波ノイズの垂直偏波成分の反射を目的に、ノイズ反射手段としては導体5aのみを設ける構成とし、また、上記第2の実施形態(図2)では、高周波ノイズの水平偏波成分の反射を目的に、ノイズ反射手段としては導体5bのみを設ける構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ノイズ反射手段として導体5a、5bの双方を設ける構成としてもよい。また、導体5aは、電子機器1の筐体2内で垂直姿勢でなく、斜めに傾いた姿勢で設けられてもよい。同様に、導体5bは、電子機器1'の筐体2内で水平姿勢でなく、斜めに傾いた姿勢で設けられてもよい。さらに、導体5a、5bはそれぞれ、棒状以外の構造、例えば板状や線状などの構造であってもよいし、また、複数の導体で構成されたものであってもよい。また、上記各実施形態では、ノイズ反射手段としての導体5a、5bを、高周波ノイズを発生する電子部品とフロントベゼルとの間の位置に設けるとしたが、該位置以外の位置に設けるようにしてもよい。その場合には、それに対応した方向の高周波ノイズを抑えられる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の第1の実施形態を示す図である。 【図2】本発明の第2の実施形態を示す図である。 【符号の説明】 【0017】 1、1'…電子機器、 2…筐体、 3…回路基板、 4…高周波ノイズ源、 5a、5b…導体、 6…フロントベゼル 7…開口。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501009849 【氏名又は名称】株式会社日立エルジーデータストレージ 【住所又は居所】東京都港区海岸三丁目22番23号
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| 【出願日】 |
平成15年10月30日(2003.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068504 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 勝男
【識別番号】100086656 【弁理士】 【氏名又は名称】田中 恭助
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| 【公開番号】 |
特開2005−136188(P2005−136188A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−370666(P2003−370666) |
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