| 【発明の名称】 |
デジタル調節計の取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】本間 靖司 【住所又は居所】秋田県大曲市通町8―50 公設ビル 株式会社シマックス内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、シンプルな構造で、誰でも簡単にパネルに取り付け又は取り外しができるデジタル調節計の取付装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のデジタル調節計の取付装置は、プラスチック製の角筒形をなしており、幅広の上面部及び下面部と、幅狭の左側面部及び右側面部を有し、前面には長方形の保持枠7が一体に形成されている機器本体3において、機器本体3の上面部には前記保持枠7からパネル1厚み分離れた位置に、パネル1側が自由端となって上方に突出する弾性止片を前記機器本体3と一体に設け、前記機器本体3の下面部には上面部と同様に前記保持枠7からパネル1厚み分離れた位置に、パネル1側が自由端となって下方に突出する弾性止片を前記機器本体3と一体に設け、前記弾性止片によって機器本体3をパネル1に密着支持させたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラスチック製の角筒形をなしており、幅広の上面部及び下面部と、幅狭の左側面部及び右側面部を有し、前面には長方形の保持枠が一体に形成されている機器本体において、機器本体の上面部には前記保持枠からパネル厚み分離れた位置に、パネル側が自由端となって上方に突出する弾性止片を前記機器本体と一体に設け、前記機器本体の下面部には上面部と同様に前記保持枠からパネル厚み分離れた位置に、パネル側が自由端となって下方に突出する弾性止片を前記機器本体と一体に設け、前記弾性止片によって機器本体をパネルに密着支持させたことを特徴とするデジタル調節計の取付装置。 【請求項2】 前記弾性止片は、機器本体の上面部に形成された逆コの字状の貫通状溝部に囲まれ、パネル側が自由端となって反対側が機器本体と一体になっており、弾性止片のパネル側にはパネルに向き合う係合段部を備えた突部が形成され、該突部に続く逆コの字状の内側には凹状円弧面を備える湾曲部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のデジタル調節計の取付装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、産業機械(半導体製造装置等)、炉(電気炉、焼却炉等)、食品機械(パン焼機、冷蔵庫等)等の温度管理に使用するデジタル調節計の取付装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、制御機器のパネル取付構造として、別部材の取付部材を備えるものと、制御機器のケース自体にフィクスチャー(固定機構)が組み込まれたケース一体構造のものとがある。 前者は、パネルに形成された取付孔部に機器本体を挿入した状態で、フィクスチャーの溝嵌合片部を嵌合用溝部に嵌合挿入して、このフィクスチャーを機器本体に取り付け、パネル押さえ手段でパネルに押し付けてパネル受け部にパネルを押し付け、機器本体をパネルに対して取り付ける制御機器のパネル取付構造が公知(特許文献1参照)となっている。 後者は、制御盤等を構成する操作パネルの取付窓部内に端末機器の本体部分を装着すると共に上記端末機器の前面パネルを上記取付窓部の外方に露出して取り付ける取付構造において、上記本体部分を構成するハウジングの外周の一部に固着されると共に上記前面パネル側を自由端とする山形状の板ばねと、上記板ばねの自由端と上記前面パネルとの間に介在される弾性部材と、を具備する端末機器の取付装置が公知(特許文献2参照)となっている。 しかし、前者の場合は、別体となっているフィクスチャー(固定機構)を機器本体に取り付けなければならないため、部品点数が増すと共に取り付けが面倒であった。 また、後者の場合は、端末機器の本体部分に板ばねが一体に取り付けられているが、端末機器の本体部分を取付窓部から取り外すことを考慮した構造となっていなかった。 【特許文献1】特開2000−174446号公報 【特許文献2】特開平5−302610号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 そこで、本発明は、シンプルな構造で、誰でも簡単にパネルに取り付け又は取り外しができるデジタル調節計の取付装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 そのために、本発明のデジタル調節計の取付装置は、プラスチック製の角筒形をなしており、幅広の上面部及び下面部と、幅狭の左側面部及び右側面部を有し、前面には長方形の保持枠が一体に形成されている機器本体において、機器本体の上面部には前記保持枠からパネル厚み分離れた位置に、パネル側が自由端となって上方に突出する弾性止片を前記機器本体と一体に設け、前記機器本体の下面部には上面部と同様に前記保持枠からパネル厚み分離れた位置に、パネル側が自由端となって下方に突出する弾性止片を前記機器本体と一体に設け、前記弾性止片によって機器本体をパネルに密着支持させたものである。 また、前記弾性止片は、機器本体の上面部に形成された逆コの字状の貫通状溝部に囲まれ、パネル側が自由端となって反対側が機器本体と一体になっており、弾性止片のパネル側にはパネルに向き合う係合段部を備えた突部が形成され、該突部に続く逆コの字状の内側には凹状円弧面を備える湾曲部が形成されたものである。 【発明の効果】 【0005】 本発明のデジタル調節計の取付装置は、機器本体をパネルの取付孔部に填め込むだけで簡単に取り付けることができ、単装横並び、単装縦並び、単装縦横並び等であってもパネルに密着計装することができる。 また、機器本体を取り外す際には、機器本体に取外し治具を外嵌挿入することにより簡単に機器本体をパネルの取付孔部から抜き出すことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1のデジタル調節計をパネルに取り付けた状態の斜視図に示すように、制御機器パネル1の取付孔部(図示せず)に嵌合されたデジタル調節計2の機器本体3内部には、電子部品を実装したプリント基板等が収納されている。 前記機器本体3は、プラスチック製の角筒形をなしており、幅広の上面部4及び下面部5と、幅狭の左側面部6及び右側面部6を有している。 また、前記機器本体3の前面には、機器本体3より一回り大きいデジタル調節計2が嵌合される長方形の保持枠7が機器本体3と一体に形成される。 【0007】 図2の平面図に示すように、機器本体3の上面部4には前記保持枠7からパネル厚み分離れた位置で手前と奥の離れた2個所に、パネル側(図面上左側)が自由端となって上方に突出する弾性止片8を前記機器本体3と一体に設け、上面部4残部には空気流通用の抜き穴9を多数個形成する。 また、図3の底面図に示すように、前記上面部4と同様に、機器本体3の下面部5には前記保持枠7からパネル厚み分離れた位置で手前と奥の離れた2個所に、パネル側が自由端となって下方に突出する弾性止片8を前記機器本体3と一体に設け、下面部5残部には空気流通用の抜き穴9を多数個形成する。 【0008】 図4の正面図に示すように、機器本体3の右側面部6には、前記弾性止片8とほぼ同位置に、機器本体3を連装する際に使用する取付部材を嵌合する取付穴10を形成し、右側面部6残部には空気流通用の抜き穴9を多数個形成する。 また、背面図の左側面部6は図示していないが、機器本体3の左側面部6も右側面部6と同様な同位置に取付穴10及び抜き穴9がそれぞれ形成されてる。 図4に示す上面部4及び下面部5に設けられた弾性止片8は、前記保持枠7からパネル厚み分離れた位置で、パネル側が自由端となって上方又は下方に突出するように形成されている。 図5の左側面図に示すように、前記保持枠7の上方及び下方に突出する弾性止片8がそれぞれ2個設けられており、下方の弾性止片8が周辺縁寄りに離れて形成されて上方の弾性止片8と下方の弾性止片8とが同一延長線上に重ならないように形成されている。 【0009】 以下に、詳細に弾性止片8を図面に基づいて説明する。 図2の平面図に示すように、弾性止片8は機器本体3の上面部4に形成された逆コの字状の貫通状溝部11に囲まれ、パネル側(図面上左側)が自由端となって反対側が機器本体3と一体になっている。 なお、弾性止片8のパネル側(図面上左側)にはパネル1に向き合う係合段部12を備えた突部13が形成され、該突部13に続く逆コの字状の内側には凹状円弧面14を備える湾曲部15が2個並列に形成される。 すなわち、図6のA-A矢視拡大断面図に示すように、弾性止片8はパネル側(図面上左側)にパネル1と押圧係合する階段状の係合段部12を備えた突部13と、該突部13の先端から機器本体3へ凹状円弧面14を一体形成した2個並列の湾曲部15とからなる。 なお、前記湾曲部15間の中央部は上面部4と同一の平坦面16で湾曲部15から分離された構造となっている。 【0010】 次に、前記弾性止片8を備えた機器本体3を制御機器パネル1の取付孔部に取り付ける場合について説明する。 図7(a)に示すように、制御機器パネル1の前面側(図面上左側)から機器本体3をパネル1の取付孔部(図示されているパネル1の下端が取付孔部の上部となる)に挿入する。 なお、制御機器パネル1の取付孔部は1つに限らず、単装横並び、単装縦並び、単装縦横並び等の多数個の取付孔部を形成することができる。 徐々に機器本体3を挿入すると、パネル1の取付孔部縁が弾性止片8の凹状円弧面14に接触し、さらに円弧面14を下方に押し込みながら挿入して行くと、湾曲部15は機器本体3に一体に形成されている部分を支点にして下方に円弧を描きながら撓む。 【0011】 そして、図7(b)に示すように、円弧面14の頂点である突部13を下方に押し込みながら、機器本体3がパネル1の取付孔部を通過する。 この時、前記湾曲部15は下方に最大に撓む。 なお、図面では1つだけ例示しているが、上面部4及び下面部5の2つの弾性止片8は同様な動作が同時に行われる。 【0012】 さらに機器本体3を押し込むとパネル1の取付孔部が湾曲部15を乗り越え、突部13の頂部を外れた時点で係合段部12に係合し、段々に係合段部12に係合しながら突部13が上方に復帰し、弾性止片8が弾性力により戻ろうとする。 この時、図7(c)に示すように、弾性止片8の弾性力により保持枠7をパネル1に押し付け、すなわち保持枠7と弾性止片8とによりパネル1を弾圧挟持する状態になり、機器本体3を確実に取付孔部に密着支持させることができる。 したがって、単装横並び、単装縦並び、単装縦横並び等であってもパネルに密着計装することができる。 【0013】 次に、弾性止片8を備えた機器本体3を制御機器パネル1の取付孔部から取り外す場合について説明する。 図1に示すように、制御機器パネル1の内側から機器本体3に外嵌する取外し治具17を挿入し、矢印で示すようにパネル側(図面上左側)に滑動させる。 なお、前記取外し治具17は、機器本体3に外嵌する角筒状をなし、下面中央を開放させた剛性材料からなる。 取外し治具17を滑動させると、取外し治具17は弾性止片8の凹状円弧面14に接触し、パネル1に機器本体3を押し込んだ時と同様に弾性止片8が下方に円弧状に撓み、さらに押し込んでパネル1に取外し治具17の先端を接触させた状態では図7(b)で示す状態まで弾性止片8が撓む。 したがって、この状態で、制御機器パネル1の外側から保持枠7を掴みながら機器本体3を引き抜くと、取外し治具17に案内されながら機器本体3が簡単に取り外される。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】本発明のデジタル調節計をパネルに取り付けた状態の斜視図である。 【図2】本発明の取付装置の平面図である。 【図3】本発明の取付装置の底面図である。 【図4】本発明の取付装置の正面図である。 【図5】本発明の取付装置の側面部図である。 【図6】図2のA-A矢視拡大断面図である。 【図7】本発明の取付方法を示す断面図である。 【符号の説明】 【0015】 1 パネル 2 デジタル調節計 3 機器本体 4 上面部 5 下面部 6 側面部 7 保持枠 8 弾性止片 9 抜き穴 10 取付穴 11 溝部 12 係合段部 13 突部 14 円弧面 15 湾曲部 16 平坦面 17 取付け治具
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| 【出願人】 |
【識別番号】503396826 【氏名又は名称】株式会社 シマックス 【住所又は居所】秋田県大曲市通町8―50 公設ビル
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| 【出願日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100110537 【弁理士】 【氏名又は名称】熊谷 繁
【識別番号】100060427 【弁理士】 【氏名又は名称】藤盛 道夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−135963(P2005−135963A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−367219(P2003−367219) |
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