| 【発明の名称】 |
基板露光装置における基板材保持枠 |
| 【発明者】 |
【氏名】猿渡 義徳
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、基板材保持枠への熱の蓄積を妨げて、プリント基板材やマスクフィルムの熱変形を防止できる基板露光装置における基板材保持枠を提供するものである。
【解決手段】露光完了からプリント基板材Wと露光前プリント基板材Wとを交換するまでの間に、基板材保持枠6内部の真空吸引空間69を真空吸引孔70〜72から開閉弁79を連通位置として真空吸引源44に接続する。また、真空吸引空間69を真空吸引孔73〜76から開閉弁80を外気導入位置として外気に接続する。これにより、真空吸引源69による真空吸引によって外気が真空吸引空間69を流れ、基板材保持枠6が冷却される。その結果、プリント基板材WやマスクフィルムMの熱変形が防止される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板材保持枠の基板保持面に多数のバキューム孔若しくは溝が形成され、そのバキューム孔または溝と基板材保持枠内部の真空吸引空間とを連通し、該真空吸引空間を真空吸引源に連通して、プリント基板材を前記基板材保持枠に真空吸着し、そのプリント基板材にマスクフィルムを対向させてマスクフィルム側から露光してマスクフィルムのパターンを前記プリント基板材に露光するようにしてある基板露光装置において、基板材保持枠には、前記真空吸引空間を外気と連通する開閉弁を備えていることを特徴とする基板露光装置における基板材保持枠。 【請求項2】 真空吸引空間と真空吸引源とを連通する吸引連通部分と、開閉弁で開閉される外気導入部分とは、真空吸引空間の広がりにおいて、可及的に離れた位置に設けてあることを特徴とする請求項1記載の基板露光装置における基板材保持枠。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、真空吸着によって保持したプリント基板材にマスクフィルムのパターンを露光したときの熱の蓄積を防止できる基板露光装置における基板材保持枠に関する。 【背景技術】 【0002】 露光装置においては、基板材保持枠の基板保持面に形成されたバキューム孔若しくは溝を真空吸引源に連通して、基板材保持枠にプリント基板材を真空吸着し、そのプリント基板材にマスクフィルムを対向させて密着し、マスクフィルムのパターンを露光してプリント基板材に焼き付けている(特許文献1)。この露光の際に光源による熱がマスクフィルム、プリント基板材を昇温し、マスクフィルムやプリント基板材を熱変形する原因となっており、この熱変形を防止するため冷却による温度調節が行われている。特許文献2では、ウエハを真空吸着する本体の内部に基板の吸着構造とは別に設けた温調用の内部配管内に恒温水等の温調流体を温調流体供給源から供給し、温調流体によって冷却された本体を介してウエハを冷却しており、更に、本体の空所内のガスの圧力を変化(低下)させることによる温度低下(断熱膨張)により冷却して熱変形を防止している。また、特許文献3では、原板(レチクル、フォトマスク)と原板を保持する部材の周囲に気体を送風する送風手段を設け、気体を送風して原板と原板を保持する部材の周囲を冷却し、かつ原板の周りの雰囲気を拡散させるようにしたり、原板を保持する部材あるいは原板の周囲に配管を設置し流体を送流して冷却したりして、原板の熱変形を防止している。 【0003】 特許文献2では、基板材保持枠の内部に温調用の配管を設けているので配管構造が煩わしく、基板材保持枠を大きくしてしまう問題があった。また、冷却のために温調流体として水等の液体を使用する場合、配管が大きくなり液漏れを防止するため供給源からの配管の取り回しも大変であった。特許文献3でも、原板を保持する部材及びその周辺に配管を設けるので配管構造や配管の取り回しに問題があった。また、特許文献3のように原板を保持する部材の周囲に気体を送風する場合では、基板材保持枠の基板材とマスク保持枠の露光マスクとを密着させて露光する露光装置では送風がマスク保持枠側から当たる場合、送風がマスク保持枠に遮られ基板材保持枠が冷却され難い。 【特許文献1】特開平10−333337号公報 【特許文献2】特開平10−209036号公報 【特許文献3】特開2000−243684号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この発明は、プリント基板材に露光マスクを通してマスクパターンを露光するときの、光源からの熱が基板材保持枠に蓄積し、露光マスクやプリント基板材が熱変形することを簡易な構成で防止できる基板露光装置における基板材保持枠を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本願発明は、基板材保持枠の基板保持面に多数のバキューム孔若しくは溝が形成され、そのバキューム孔または溝と基板材保持枠内部の真空吸引空間とを連通し、該真空吸引空間を真空吸引源に連通して、プリント基板材を前記基板材保持枠に真空吸着し、そのプリント基板材にマスクフィルムを対向させてマスクフィルム側から露光してマスクフィルムのパターンを前記プリント基板材に露光するようにしてある基板露光装置において、基板材保持枠には、前記真空吸引空間を外気と連通する開閉弁を備えている。 【0006】 前記真空吸引空間と真空吸引源とを連通する吸引連通部分と、開閉弁で開閉される外気導入部分とは、真空吸引空間の広がりにおいて、可及的に離れた位置に設けてある。 【発明の効果】 【0007】 本願発明では、基板材保持枠内部の真空吸引空間を外気と連通する開閉弁を備えているので、開閉弁により真空吸引空間を外気に連通した状態で真空吸引源により真空吸引空間を吸引すると外気が真空吸引空間内に導入され、その空気流により基板材保持枠が冷却される。これにより露光時の熱が基板材保持枠に蓄積されることが防止され、露光マスクとプリント基板材の熱変形を抑えられる。そして、真空吸引空間と外気を連通する開閉弁を設けてプリント基板材を吸着するための真空吸引源で吸引するので構成が簡易となる。また、真空吸引空間と真空吸引源とを連通する吸引連通部分と、開閉弁で開閉される外気導入部分とは、真空吸引空間の広がりにおいて、可及的に離れた位置に設けてあるので、空気流が真空吸引空間の広範囲を流れることとなり広範囲を冷却でき冷却効果が大きくなる。 【実施例】 【0008】 本願発明の実施例について図1〜図10に基づいて説明する。図1は半自動の基板露光装置1の概要を示す説明図である。この半自動基板露光装置1は、光源2からの投光でプリント基板材WにマスクフィルムMの回路パターンを露光して焼き付ける露光ステージS1と、作業者がプリント基板材Wを基板材保持装置3の保持枠本体4に着脱し、保持枠本体4に取付けられたプリント基板材WとマスクフィルムMとをアライメント装置5によりアライメントする基板着脱ステージS2とを備えている。基板材保持装置3は上下に2組の同一構成の保持枠本体4と基板材保持枠6とマスク保持枠7(以下保持枠本体等とも言う)を備えており、一方の保持枠本体等が露光ステージS1に位置するとき、他方の保持枠本体等が基板着脱ステージS2に位置するようになっている。 【0009】 アライメント装置5は、基板着脱ステージS2に備えられており、基板材保持装置3の下方で昇降可能となっている。アライメント装置5の移動ベース8の基端部8aには、移動ベース昇降手段9の送りナット10が取付けられており(図2)、送りナット10は機枠1aに設けられた昇降モータ11により回転する送りネジ12に螺合されている(図3)。また、基端部8aは、機枠1aに垂直に固着した左右一対の案内レール13,13に案内されるスライダ14,14が設けられている。従って、移動ベース8は、送りネジ12の回転によって上下に(プリント基板材Wに対して近接離反する方向に)昇降移動する。その移動ベース8の上面には図3に示すようにアライメントテーブル15が、テーブル支持手段16により移動ベース8と平行に配置されている。 【0010】 テーブル支持手段16は、移動ベース8の4隅部分に夫々設けてある。各テーブル支持手段16において、移動ベース8に固定されたガイドブッシュ17には、図5に示すように、押圧部材18がその軸線方向に進退自在、かつ、軸部19の直径方向に多少の隙間を介して遊嵌されている。押圧部材18の先端にはボールキャスタ20が一体に備えられており、ボールキャスタ20はガイドブッシュ17との間に介在された圧縮バネ21により常時、アライメントテーブル15方向に付勢されている。ボールキャスタ20は、球体20aをその一部が前方に露出した状態で回動自在に保持しており、その球体20aをアライメントテーブル15の背面に固着した当接ブロック22に転動可能に弾接している。押圧部材18は、後端に設けた鍔により抜け止めされている。 【0011】 また、テーブル支持手段16は一対の転がり係合部材23と係合ブロック24とを含む。転がり係合部材23は、アライメントテーブル15の背面に固着され、取り付け部分25に前記と同じ構造のボールキャスタ27をアライメントテーブル15に向けて取り付けてある。また、係合ブロック24は、移動ベース8の上面に固着され、平板部分24aが転がり係合部材23に向けて突出している。この平板部分24aに対して前記ボールキャスタ27の球体27aが移動ベース8側に位置し、移動ベース8の移動方向において対向している。係合ブロック26には前記押圧部材18による付勢力により転がり係合部材23のボールキャスタ27の球体27aが、対向する平板部分24aに夫々当接し、アライメントテーブル15が移動ベース8に対して所定の離反距離を保っている。 【0012】 従って、アライメントテーブル15は、これらのボールキャスタ20、27の球体20a、27aにより、水平面内においてどの方向にも自由に移動可能となっていると共に、アライメントテーブル15に対して相対的に移動ベース8側に向けての所定の大きさの外力が作用すると、圧縮ばね21のばね力に抗して押圧手段18を移動ベース8に対して相対的に後退させ、係合ブロック26の平板部分26aがボールキャスタ27の球体27aとの係合を解除され、アライメントテーブル15が移動ベース8側に相対的に移動できるようになっている。 【0013】 次に、テーブル移動手段28について説明する。テーブル移動手段28は、移動ベース8の上面の左右部分(図2において左、右側)と前部分(基板着脱ステージ側であり、図2において下側)の3個所に夫々設けてある。左右の移動手段28はアライメントテーブル15の前後方向のアライメントを行うものであり、前部の移動手段28はアライメントテーブル15の左右方向のアライメントを行うものであるが、取り付け方向が異なるのみで構成は同じである。移動ベース8にはガイドレール29が取り付けてあり、ガイドレール29にはスライドテーブル30がガイドレール29の案内方向に沿って移動可能に案内されている。スライドテーブル30からは、アライメントテーブル15方向に垂直壁31が突設してある。この垂直壁31に一体に設けた送りナット32に、移動ベース8に固着した駆動モータ33により回転する送りネジ軸34が螺合されている。従って、駆動モータ33で送りネジ軸34を回転すると、スライドテーブル30が送りネジ軸34の軸線方向に往復移動する。垂直壁31の側方には、前記同様のボールキャスタ35が一体固着されている。 【0014】 アライメントテーブル15の背面には、各テーブル移動手段28におけるボールキャスタ35の球体35aに対して、送りネジ軸34の軸線前方となる位置に、球体35aと接触する押圧ブロック36が固着されている。各テーブル移動手段28において、この押圧ブロック36と対応するボールキャスタ35の球体35aとを弾接させるための引っ張りバネ37が設けてあり、引っ張りバネ37の一端は、図5に示すように、移動ベース8に植設したピン部材38に係止され、他端は、アライメントテーブル15背面に植設したピン部材39に係止されている。この引っ張りバネ37のばね力により、左右のテーブル移動手段28では、アライメントテーブル15が前方に引っ張られて押圧ブロック36が対応するボールキャスタ35の球体35aに常時圧接し、前側のテーブル移動手段28では、図2においてアライメントテーブル15が右方に引っ張られて押圧ブロック36が対応するボールキャスタ35の球体35aに常時圧接する。こうして、アライメントテーブル15は、水平面内における位置が保持されている。 【0015】 アライメントテーブル15の上面の周縁部分には、図3〜図5に示すように、密着手段40が立設されている。密着手段40の上面にはパッキン41が設けられている。密着手段40の上面中心には吸引孔42が開口しており、吸引孔42は配管43を介して図10の真空吸引源44に適当に接続されており、密着手段40がパッキン41を介して基板保持枠6の下面に当接した時に、気密手段40上面とパッキン41と基板保持枠6とで気密空間45が形成され、その気密空間45を真空吸引することで密着手段40と基板保持枠6とが密着する。尚、46は、移動ベース8を支持するバランスシリンダである。 【0016】 次に、基板材保持装置3について説明する。基板材保持装置3は、保持枠本体4と、保持枠本体4にX,Y,θ方向に移動可能に支持される基板材保持枠6と、保持枠本体4にヒンジ47により揺動可能に支持されるマスク保持枠7とを上下に2組備えている。保持枠本体4は、中央にアライメントテーブル15形状と相似の一回り大きなアライメントテーブル通過孔48が形成された枠状に形成されている(図4)。保持枠本体4の左右枠下面には、図4、図6、図7に示す、機枠1aに固着されたレール49,50に夫々案内されるガイド51,52が設けられており、図4、図7において右枠上面には図示しない搬送装置としての搬送シリンダのロッドエンド53が連結され、搬送シリンダのロッドエンド53の進退によって前記露光ステージS1と基板着脱ステージS2との間で搬送される。 【0017】 保持枠本体4の後枠の左右にはヒンジ47が設けられており、ヒンジ47にはマスク保持枠7の基部7aが連結されている。また、保持枠本体4とマスク保持枠7とは左右の開閉シリンダ54により連結されており(図7)、開閉シリンダ54のチューブ後端が揺動可能に保持枠本体4に連結され、開閉シリンダ54のロッド先端が揺動可能にマスク保持枠7の側面の略中央に連結されている。55は、マスク保持枠7側のヒンジ47と保持枠本体4とに連結され開閉シリンダ54を補助する開放補助バネである。保持枠本体4の前枠の左右端上面には、マスク保持枠7が閉じた際にマスク保持枠7を受け止めるダンパ56が立設してある(図6)。また、保持枠本体4の上面には、基板材保持枠6をマスク保持枠7に向けて押し付け可能に支持する支持シリンダ57が四隅に設けられ、左右中央には一対のセンタリング用シリンダ58が対向して設けられている。左右のセンタリング用シリンダ58のピストンロッド先端にはV字溝を備えたセンタリング部材59が設けられ、センタリング部材59は保持枠本体4の中心に向けて進退可能となっている。更に、保持枠本体4の左右枠の前側寄り上面には、基板材保持枠6とマスク保持枠7とを一体に保持する保持シリンダ60のチューブ後端が揺動可能に設けられている(図4)。 【0018】 マスク保持枠7は、図6〜図8に示しように、中央に透光孔61が形成されて下面に透明なアクリル板(またはガラス板)62aが取付けられて透光窓62が構成されている。アクリル板62aには下方の基板材保持枠6に向けてマスク吸引溝63が外周に沿って形成されており、真空吸引源44に接続されている。マスク吸引溝63は、マスク保持枠7にマスクフィルムMを保持する。マスク保持枠7の側面には前記保持シリンダ60のロッド先端の保持部材64と係合する保持ローラ65が設けられており(図8)、後述のようにプリント基板材WとマスクフィルムMとのアライメント後に保持ローラ65と保持部材64とが係合して基板材保持枠6とマスク保持枠7とを一体に保持する。 【0019】 基板材保持枠6は、図6〜図9に示すように、その上面に外周に沿ってパッキン66が設けられている。また、上面には、パッキン66より内側に外周に沿ってプリント基板材WとマスクフィルムM間を真空吸引して互いに密着する密着溝67が設けられている。基板材保持枠6の密着溝67より内側上面はプリント基板材Wを吸着する基板保持面68となっており、基板保持面68には複数のバキューム孔68aが穿設されている。バキューム孔68aは、基板材保持枠6内部に形成された真空吸引空間69に連通している。その真空吸引空間69は、図10に示すように、真空吸引孔70〜76により配管77,78を介して真空吸引源44に連通されている。 【0020】 真空吸引孔70〜72は、図8、図9のように、基板保持面68の中心から後側の間に位置しており、真空吸引孔73〜76は基板保持面68の前側に位置している。真空吸引孔70〜72と真空吸引源44とを連通する配管77と真空吸引孔73〜76と真空吸引源44とを連通する配管78の途中には夫々開閉弁79,80が介在しており、図10に示すように開閉弁79,80は配管77,78を真空吸引源44に連通する吸引路79a,80a側に切り換わる連通位置と、配管77,78と真空吸引源44とを遮断する遮断位置とに切り換わるようになっており、更に開閉弁80は配管78を外気に連通する外気導入路80b側に切り換わる外気導入位置とに切り換わるようになっている。真空吸引孔70〜72は開閉弁79が連通位置に切換えられたときに真空吸引源44と連通される吸引連通部分であり、真空吸引孔73〜76は切換弁80を外気導入位置に切換えたときに外気に連通される外気導入部分となる。前記のように真空吸引孔70〜72は中心と後側の間に位置していることと真空吸引孔73〜76は前側に位置していることによって、真空吸引孔70〜72(吸引連通部分)と真空吸引孔73〜76(外気導入部分)とは可及的に離れた位置となっている。基板材保持枠6の下面の左右中心には前記センタリング用シリンダ58のセンタリング部材59と係合して基板材保持枠6を保持枠本体4の中央に位置するセンタリングピン81が垂設されている。 【0021】 次に半自動露光装置1の動作について説明する。露光ステージS1において一方の保持枠本体等のプリント基板材Wの露光が終了し、露光ステージS1から基板着脱ステージS2に保持枠本体等が搬送され、マスク保持枠7が開き、基板着脱ステージS2で、基板材保持枠6がセンタリング用シリンダ58とセンタリングピン81とによって保持枠本体4の中央に位置決め(センタリング)されており、他方の保持枠本体等が露光ステージS1に搬送された状態とする。 【0022】 先ず、基板着脱ステージS2で、作業者によって、基板材保持枠6から露光後のプリント基板材Wが搬出された後、その基板材保持枠6の基板保持面68に露光前のプリント基板材Wが載置される。プリント基板材Wが作業者によって載置されると、露光装置1において以下の動作が自動で行われる。開閉弁79は連通位置となっており、開閉弁80は外気導入位置から連通位置に切換えられ、配管77,78が吸引路79a,80aにより連通状態になり(図10の状態)、バキューム孔68aから真空吸引されて基板保持面68にプリント基板材Wが吸着される。 【0023】 次にアライメント装置5が上昇し、基板材保持枠6の下面に密着手段40が密着し、アライメントテーブル15と基板材保持枠6とが一体に係合される。次にマスク保持枠7が閉じられ、マスクフィルムMとプリント基板材Wとがその間に僅かな隙間をもって平行に対向される。すると、基板着脱ステージS2の基板材保持装置3上方において機枠1aに設けられたCCDカメラ82によって、周知のようにマスクフィルムMの縁部の図示しないマスクマークとプリント基板材Wの図示しないワークマークとの一致が検出されるまで、アライメントテーブル15がX,Y,θ方向に移動し、プリント基板材WとマスクフィルムMとをアライメントする。 【0024】 アライメントが終わると、支持シリンダ57により支持された基板材保持枠6が上昇してプリント基板材WとマスクフィルムMとが当接し、密着溝67によりプリント基板材WとマスクフィルムM間が真空吸引されてプリント基板材WとマスクフィルムMとが密着し、保持シリンダ60により基板材保持枠6とマスク保持枠7とが保持される。その後、アライメントテーブル15と基板材保持枠6との係合が解除されてアライメント装置5が下降する。そして、保持枠本体4が露光ステージS1に搬送され、マスクフィルムMの回路パターンが露光によりプリント基板材Wに焼き付けられる。 【0025】 また、他方の保持枠本体等は、露光ステージS1での露光完了時点で、開閉弁79が左の連通位置とされ、開閉弁80は右の外気導入位置に切換えられた状態とされる。真空吸引孔70〜72は真空吸引源44に連通された吸引連通部分となり、真空吸引孔73〜76は外気と連通する外気導入部分となり、真空吸引孔70〜72により真空吸引空間69が真空吸引されることで外気が真空吸引孔73〜76から真空吸引孔70〜72に向けて真空吸引空間69内全体に亘って流れる。従って、露光完了時点からプリント基板材Wが交換されるまでの露光精度に関係しない長い時間を冷却時間とでき、この空気流により基板材保持枠6が冷却されることになり、基板材保持枠6に光源2からの熱が蓄積されることが防止され、マスクフィルムM、プリント基板材Wの熱変形を抑えることができる。この外気が真空吸引空間69に流入している状態で、他方の保持枠本体等は、露光ステージS1から基板着脱ステージS2に搬送される。基板着脱ステージS2では、マスク保持枠7が開かれてマスクフィルムMとプリント基板材Wが分離され、基板材保持枠6がセンタリングされる。この状態で、作業者は露光後のプリント基板材Wを露光装置1から搬出する。そして、以下上記動作が繰り返される。このように真空吸引空間69内に外気を流入する簡単な構成で基板材保持枠6を冷却することができるが、開閉弁80を外気導入位置とした際に真空吸引孔73〜76を冷気供給源と連通するようにして冷却気体を供給するようにしても良い。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】半自動露光装置の概要を示す説明図である。 【図2】アライメント装置の平面図である。 【図3】アライメント装置の一部を断面とした側面図である。 【図4】アライメントテーブルと保持枠本体の平面図である。 【図5】基板材保持枠とアライメントテーブルの吸着を示す説明図である。 【図6】保持枠本体等を正面から見た左側の断面図である。 【図7】保持枠本体等を正面から見た右側の断面図である。 【図8】マスク保持枠の平面図である。 【図9】基板材保持枠の平面図である。 【図10】本発明の空気回路の概要を示す説明図である。 【符号の説明】 【0027】 1 基板露光装置 6 基板材保持枠 44 真空吸引源 68 基板保持面 69 真空吸引空間 70〜72 吸引連通部分(真空吸引孔) 73〜76 外気導入部分(真空吸引孔) 80 開閉弁 M マスクフィルム W プリント基板材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241588 【氏名又は名称】豊和工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−135955(P2005−135955A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−367107(P2003−367107) |
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