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【発明の名称】 電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置
【発明者】 【氏名】小倉 豊
【住所又は居所】東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジューキ株式会社内

【氏名】大橋 隆弘
【住所又は居所】東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジューキ株式会社内

【要約】 【課題】テープフィーダ等により順次送り出される電子部品を適正位置で吸着するための電子部品実装機における電子部品吸着補正装置を提供する。

【解決手段】テープの部品収納穴に収納された電子部品をピッチ送りするテープフィーダ10と、搭載ヘッド6に設けられ、前記テープの部品収納穴を認識するカメラ8と、予め記憶されたテープの部品収納穴の中心基準位置と前記カメラ8による検出画像から求めた部品収納穴の中心位置との位置ずれを算出するCPUと、部品収納穴の中心基準位置と部品収納穴の撮像画像を表示する表示装置12とからなり,表示装置12における中心基準位置と部品収納穴の中心位置の表示結果に基づいて、電子部品の吸着位置の補正を可能にした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープの部品収納穴に収納された電子部品をピッチ送りするテープフィーダと、
前記電子部品を吸着し、基板上へ搭載する複数の吸着ノズルを備えた吸着ヘッドと、
吸着ヘッドに設けられ、前記テープの部品収納穴を認識するカメラと、
予め記憶されたテープの部品収納穴の中心基準位置と前記カメラによる部品収納穴の検出画像とを表示する表示装置と
前記カメラによる部品収納穴の検出画像から部品収納穴の中心位置を求めると共に前記部品収納穴の中心基準位置と部品収納穴の中心位置との位置ズレを算出しこの位置ズレの算出結果に基づいて吸着ノズルの吸着位置座標を変更するCPUと、
位置ズレ量を記憶するメモリを備えたことを特徴とする電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置。
【請求項2】
前期CPUによる吸着ノズルの吸着位置座標を変更する指令を入力するスイッチ手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置
【請求項3】
部品収納穴の中心位置を部品収納穴のエッジから検出することを特徴と
する請求項1、2に記載の電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置。
【請求項4】
部品収納穴の中心位置を予め撮像しておいた画像データからパターンマッチングにより中心位置を検出することを特徴とする請求項1、2に記載の電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置。
【請求項5】
テープの部品収納穴に収納された電子部品をテープ送り方向にピッチ送りするテープ送りモータ部品吸着位置近傍のテープをテープ送り方向と直交する方向に移動するテープガイドを備えたテープフィーダと、
前記電子部品を吸着し、基板上へ搭載する複数の吸着ノズルを備えた吸着ヘッドと、
吸着ヘッドに設けられ、前記テープの部品収納穴を認識するカメラと、
予め記憶されたテープの部品収納穴の中心基準位置と前記カメラによる部品収納穴の検出画像から部品収納穴の中心位置を求めると共に、前記部品収納穴の中心基準位置と部品収納穴の中心位置との位置ズレを算出し、この位置ズレの算出結果に基づいてテープフィーダのピッチ送りモータ及びテープガイドを駆動するテープ送り直交モータの少なくとも一つを制御する制御部と、
位置ズレ量を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする電子部品実装機における電子部品の吸着位置補正装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、テープフィーダ等により順次送り出される電子部品を適正位置で吸着する
ための電子部品実装機における電子部品吸着補正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子部品を基板に実装する装置として、部品供給部としてのテープフィーダ
により供給される電子部品を、搭載ヘッドに備えられた吸着ノズルにより吸着して、基板
に移送し、搭載する電子部品実装機において、テープフィーダにおけるテープ収納穴内の
電子部品を認識し、電子部品の重心位置で吸着する電子部品実装機が知られている。
【特許文献1】特開平1−155698号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1の場合、電子部品の中心位置を認識し、吸着位置を補正
しているため、電子部品全てを撮像し補正しなければならず、搭載に時間がかかり、生産
量の低下につながるという問題があった。
【0004】
この発明の課題は、テープフィーダに取り付けるテープに設けられた送り穴間のピッチのバラツキ、送り穴と部品収納穴との間の距離のバラツキ等により生じる電子部品の吸着位置のずれがあっても、部品収納穴の中心で電子部品を安定して吸着できる電子部品の吸着位置補正装置を提供することにある。
この発明の更なる課題は、上記した従来のものに比してすべての電子部品の撮像補正を不要として、短時間に効率的に電子部品の吸着位置を正確にできる電子部品の吸着位置補正装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、テープの部品収納穴に収納された
電子部品をピッチ送りするテープフィーダと、
前記電子部品を吸着し、基板上へ搭載する複数の吸着ノズルを備えた吸着ヘッドと、
吸着ヘッドに設けられ、前記テープの部品収納穴を認識する認識カメラと、
前記カメラによる部品収納穴の検出画像から部品収納穴の中心位置を求めるとともに,
前記部品収納穴の中心基準位置と部品収納穴の中心位置との位置ズレを算出し,この位置
ズレの算出結果に基づいて吸着ノズルの吸着位置座標を変更する制御部と、
位置ズレ量を記憶する記憶装置を備えている。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、予め記憶されたテープの部品収納穴の中心基準位置と前記カメラによる部品収納穴の検出画像とを表示する表示装置と、制御部による吸着ノズルの吸着位置座標を変更する指令を入力するスイッチ手段を備えている。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、部品収納穴の中心位置を
エッジから検出するものである。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、部品収納穴の中心位置を
予め撮像しておいて画像データからパターンマッチングにより中心位置を検出するもので
ある。
請求項5記載の発明によれば、吸着ノズルによる吸着位置の補正に代えて、テープフィーダ
のテープを移動補正することにより、吸着位置の補正を行わずに部品を正確に吸着することができるものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1から請求項5記載の発明によれば、テープ部品の架け替えの際に、電子部品の
実装機においてテープの部品収納穴の中心位置をカメラにより認識しテープの中心基準位
置とのズレを算出し補正することにより、テープ毎の停止位置にバラツキがあっても短時間に且つ効率的に電子部品をテープの部品収納穴の中心で保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、この発明の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。
図1は、この発明の吸着位置補正装置を備えた電子部品実装機の概略図であり、電子部
品実装機1は、中央部に左右方向に伸びる基板搬送路3と、電子部品実装機1の前部に配
置した部品供給部2と、電子部品実装機1に基板搬送路3を跨いで配置したXY移送部5
を備えている。
【0008】
このXY移送部5には、電子部品Cを吸着及び基板Pに搭載するための吸着ヘッド6が
搭載され、吸着ヘッド6には、上下方向に移動可能で、軸方向に回転可能な複数の吸着ノ
ズル7が設けられている。
さらに、この吸着ヘッド6には、基板搬送路3上を移動する基板Pに設けた基板マーク
(不図示)を上方から認識する認識カメラ8が搭載されている。
また、部品供給部2の脇部の位置には電子部品Cを下方から認識する部品認識カメラ9
が配置されている。そして、電子部品実装機1の下方周辺部に制御部19が配置されている。
【0009】
この電子部品実装機1では、XY移送部5により、吸着ヘッド6がX−Y方向に移動し、
吸着ヘッド6を部品供給部2に装着した複数のテープフィーダ10のテープ10A(図
2参照)の電子部品収納穴11から所望の電子部品11Cを吸着する。
次にこの電子部品11Cを部品認識カメラ9の位置まで移送して位置認識し、更に吸着ヘッド6を基板Pの所定位置まで移送し、認識カメラ8で基板Pに設けた基板マーク(不図示
)を認識し基板位置を求めた後電子部品を基板Pに装着するものである。
【0010】
次に、この発明の電子部品の吸着位置補正装置について説明する。
この発明の電子部品の吸着位置補正装置は、前記テープ10Aの部品収納穴11に収納
された電子部品11Cをピッチ送りする前記テープフィーダ10と、電子部品11Cを吸着し、基板P上へ搭載する複数の吸着ノズル7を備えた吸着ヘッド6と、吸着ヘッド6に設けられ前記テープ10Aの部品収納穴11を認識する認識カメラ8と、CRT等の表示装置12に予め記憶されたテープ10Aの電子部品収納穴11の中心基準位置11Aの位置をマーク表示すると共に,認識カメラ8による電子部品収納穴11の撮像画像を表示する。そして、予め記憶されたテープ10Aの電子部品収納穴11の中心基準位置11A(図4参照)と前記認識カメラ8による検出画像から求めた電子部品収納穴11の中心位置11Bとの位置ずれを算出する。続いて、前記電子部品収納穴11の中心基準位置11Aの座標を変更補正する指令を出力する制御部19(図5参照)と、この位置ずれ量を記憶する記憶装置29(図5参照)と、前記制御部19による吸着ノズルの吸着位置座標を変更する指令を入力するスイッチ手段13とから構成される。
【0011】
尚,認識カメラ8は基板認識用のカメラを用いたが,部品収納穴専用に撮像する認識カメ
ラを吸着ヘッド6に設けてもよい。
又、スイッチ手段13としては、専用の釦スイッチに代えて、キーボード20で併用してもよい。
又、スイッチ手段13による吸着位置座標の変更指令に代えて、制御部19からのプログラムにより位置ズレがある場合に自動的に変更指令を出力し、自動更新するようにしてもよ
い。
【0012】
次に作用を図3のフローチャートで説明する。
テープ部品の架け替えのために部品供給部2にテープフィーダ10を取り付ける(ステップ1)。テープ10Aを取り替えると図4示すようなテープフィーダ10では、予め記憶されたテープ10Aの部品収納穴11の中心基準位置11Aと実際の部品収納穴11の中心位置11Bとの間で,位置ズレが生じている場合がある。
【0013】
このため、まず、吸着ヘッド6に設けた認識カメラ8がテープ10Aの予め記憶された部品収納穴11の中心基準位置に移動する(ステップ2)。次に認識カメラ8に設けた照明装置が点灯(ステップ3)、部品収納穴11を撮像する(ステップ4)。このときの照明は、予め設定された最適な照明(不図示)により、部品収納穴11のエッジ部が最も強調される照明パターンで照明される。次に部品収納穴11が認識カメラ8により撮像され、この撮像画面がCRT画面に表示されると共に予め記憶されている部品収納穴11の中心基準位置11Aが表示される(ステップ5)。
【0014】
ここで、作業者が目視により部品収納穴11の中心基準位置11Aを示すマークが部品収納穴11の撮像画面における部品収納穴11の中心位置11Bと一致しているかどうかを判断する。一致していれば,予め記憶された中心基準位置11Aが吸着位置11Bとみなされ通常の吸着動作手順に移行する(ステップ6にてNO)。
一致していなければ、作業者は,スイッチ手段13を押す(ステップ6にてYES)。
CPUは、この部品収納穴11の検出画像から、部品収納穴11の中心位置11Bを算出し、その中心位置をCRTに追加表示する(ステップ7)。
【0015】
この部品収納穴11の中心位置11Bの検出は、部品収納穴11の各辺の濃淡からエッジを検出し、各辺のエッジ位置から各辺の最小二乗法による直線を求め4交点を算出し、4点
の平均から部品収納穴11の中心位置11Bを求める検出方法により行う。また、この検出方法に代えて、エッジデータから部品収納穴11の面積に基づく重心演算により部品収納穴
11の中心を求める検出方法。或いは部品収納穴11のサイズが予め既知である場合には、部品収納穴11のパターンデータを登録し、パターンマッチングにより部品収納穴11の中心位置11Bを求める検出方法。を採用してもよい。
【0016】
次に、制御部19は、前記予め記憶された部品収納穴11の基準中心位置11Aと認識カメラ8により撮像された部品収納穴11の検出画像から検出した部品収納穴11の中心位置11Bとの位置ズレを算出する。
制御部19は、吸着位置座標としての基準中心位置11Aの座標の変更を行う(ステップ8)。制御部19は認識カメラ8を部品収納穴11の上方から退避させた後、吸着ヘッド6を移動し吸着ノズルを電子部品の上方に移動する。
その後、実装機の動作指令を行えば,制御部19から吸着ヘッド6に対して、先に算出した位置ズレ量に基づく吸着位置補正座標としての基準中心位置11Aの座標に基づいて吸着ノズル7は、テープの部品収納穴11の基準中心位置11A上方に配置され、その後吸着ノズル7がZ軸モータ21により下降し、部品Cを吸着した後、上昇して電子部品を部品収納穴11から取り出す。
この状態で、認識カメラ9にて部品Cの位置認識をし(既知の方法にて実施)、実装する基板上まで移送し、電子部品の装着動作を行う。
【0017】
(実施形態2)
次に請求項5に記載の発明の実施の形態について説明する。
この請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4に記載の発明が、制御部により算出さ
れた前記予め記憶された部品収納穴の基準中心位置と認識カメラ8により撮像された部品収納
穴の検出画像から検出した部品収納穴の中心位置との位置ズレ量を吸着ノズルの移動補正に用
いるのに代えて、この位置ズレ量をテープフィーダにおける吸着部近傍のテープの移動補正に
用いる発明である。
このため、請求項5に記載の発明の構成は、請求項1から4記載の発明の構成に比べてに
テープフィーダ及び前記位置ずれ量に応じて吸着ノズルを制御する部分の構成が異なり、その
他の構成は同じなのでその詳細な説明は省略する。
【0018】
図6は、この発明の実施の形態のテープフィーダ46の先端部分を示す要部斜視図である。
(このフィーダは制御信号用端子45側を図1の電子部品実装機1の基板搬送路3側に配置する)
図6において、34はテープフィーダの先端部分の基台、35は基台34上に設けたテー
プガイドで、基台34上にテープの送り方向に直交する方向に移動可能に支持されている。
この基台34上にはテープ送り直交モータ36が設置され、このテープ送り直交モータ36
にはボールネジ37が設けられている。
このボールネジ37にボールネジナット38が嵌合されており、ボールネジナット38は
前記テープガイド35の下面に固定されている。
39はテープピッチ送りモータで、テープガイド35の下面に設けらている。このテープ
ピッチ送りモータ39にはスプロケット40が設けてあり、一部がテープガイド35のガイ
ド面に表出するように構成されている。
41は電子部品の収納する部品収納穴42を形成した電子部品テープで、側方にはスプロ
ケット40の送りピン43と噛み合う孔44が形成されている。
45は装着装置側の制御部からの制御信号を受信する制御信号用端子である。
図8は図5「この発明の実施形態の制御ブロック図」にテープ送り直交モータ36とテープピッチ
送りモータ39と制御信号用端子45が付加された制御ブロック図である。
【0019】
次に請求項5記載の発明の実施の形態の作用を説明する。
作用の説明は図7「この発明の他の実施形態に係る吸着位置補正のフローチャート」により行う。
テープ部品の架け替えのために部品供給部にテープフィーダを取り付ける(ステップ11)。
テープフィーダには,予め記憶されたテープの部品収納穴42の中心基準位置と実際の部品収納穴
42の中心位置との間で,位置ズレが生じている場合がある。
【0020】
このため、まず、吸着ヘッド6に設けた認識カメラ8がテープ41の予め記憶された部品収
納穴42の中心基準位置に移動する(ステップ12)。次に認識カメラ8に設けた照明装置が点灯
(ステップ13)し、部品収納穴42を照射する。このときの照明は、予め設定された照明の組合
せにより、部品収納42のエッジ部が最も強調される照明パターンで照明される。次に部品収納穴42
が認識カメラ8により撮像され(ステップ14)、この撮像画面がCRT画面に表示されると共に予め記憶されている部品収納穴42の中心基準位置42C(図4の11A位置に相当)が合成され表示される。
【0021】
制御部は、この部品収納穴42の検出画像から、部品収納穴42の中心位置42D(図4の11B位置に相当)を算出し、その中心位置をCRT12に表示する。(ステップ15)
ここで、中心基準位置42Cと中心位置42Dとが一致しているかどうか判断する(ステップ
16)。一致していれば(ステップ16のNo)、吸着位置の補正はないとして終了する。
一致していなければ、吸着位置の補正ありとされ(ステップ16のYes)、中心基準位置Dの座標が計算され、記憶装置29に格納され、そしてCRT12に表示される(ステップ17)。
この部品収納穴42の中心位置42Dの検出は、部品収納穴42の各辺の濃淡からエッジを検出し、
各辺のエッジ位置から各辺の最小二乗法による直線を求め4交点を算出し、4点の平均から部
品収納穴22の中心位置を求める検出方法により行う。また、この検出方法に代えて、エッジデ
ータから部品収納穴42の面積に基づく重心演算により部品収納穴42の中心を求める検出方
法。或いは部品収納穴42のサイズが予め既知である場合には、部品収納穴42のパターンデ
ータを登録し、パターンマッチングにより部品収納穴42の中心を求める検出方法を採用して
もよい。
【0022】
ついで、テープフィーダ側の補正を行うか或いは吸着ヘッドの補正を行うかが判断される(ス
テップ18)。吸着ヘッドの補正を行う場合(No)には、終了となり吸着ヘッドによる補正のルー
チンへ移行する。 そして、テープフィーダ側による補正が行われる場合に、制御部19は、前記予め記憶部29に記憶された部品収納穴42の基準中心位置42Cと認識カメラ8により撮像された部品収納穴42の検出画像から検出した部品収納穴42の中心位置42Dとの位置ズレ量を算出し記憶装置29へ格納する。
そして、制御部19は、吸着位置座標としての基準中心位置の座標の変更を行う(ステップ19)。
つまり、中心位置42Dの座標を基準中心位置42Cの座標に入れ替える。
【0023】
その後、制御部19からテープフィーダの制御信号用端子45に対して、先に算出した位置ズレ量に基づく吸着位置座標としての基準中心位置の座標変更補正に基づいた補正信号が入力され、補正信号に基いて、テープ送り直交モーター36及びテープピッチ送りモータ39が駆動する。テープ送り直交モータの駆動によりボールネジ37が回転しボールネジナット38が位置ズレ量分テープ送り方向と直交する方向に補正送りされ、これによりテープガイド35、テープ41も位置ズレ量分テープ送り方向と直交する方向に補正送りされる。また、テープピッチ送りモータ39の駆動により、スプロケット40が回転しスプロケット40を介してテープ41が位置ズレ量分テープガイド35上を補正ピッチ送りされる。
この実施の形態によれば、テープの部品収納穴422の中心で電子部品を吸着できるので、常に安定した位置で電子部品を吸着できる。
また、この補正は、テープフィーダの架け替え時に複数個のテープの部品収納穴422に関して行えばよいので、毎回電子部品の重心位置を認識し、補正する装置に比べて、電子部品
搭載時間の短縮が図れ、生産効率が向上する。
【0024】
以上説明したように、請求項1から請求項4記載の発明によれば、テープ部品の架け替けかえの際に、テープ毎の位置決め誤差や、テープの送り穴の誤差によるテープの電子部品収納穴の
ズレがあっても、電子部品収納穴のズレを検出し、吸着ノズルが電子部品収納穴の中心位置
を確実に捉えることができるので、電子部品を安定して保持できるという効果がある。また、
請求項5記載の発明によれば電子部品収納穴位置を修正するため同時吸着が崩れないので吸着
効率を悪化させないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明の実施形態に係る電子部品吸着位置補正装置を備えた電子部品実装機の概略斜視図
【図2】電子部品のテープへの収納状態を示す斜視図
【図3】この発明の実施形態に係る吸着位置補正方法のフローチャート
【図4】電子部品のテープへの収納状態を示す平面図
【図5】この発明の実施形態の制御ブロック図
【図6】この発明の他の実施形態に係るテープフィーダの要部斜視図
【図7】この発明の他の実施形態に係る吸着位置補正のフローチャート
【図8】この発明の他の実施形態の制御ブロック図
【符号の説明】
【0026】
10 テープフィーダ
10A テープ
11 部品収納穴
11C 電子部品
11A(42C) 部品収納穴の中心基準位置
11B(42D) 部品収納穴の中心位置
6 吸着ヘッド
8 認識カメラ
12 表示装置
13 スイッチ手段
19 制御部
29 記憶装置
36 テープ送り直交モータ
39 テープピッチ送りモータ
45 制御信号用端子
46 他の実施形態のテープフィーダ


【出願人】 【識別番号】000003399
【氏名又は名称】ジューキ株式会社
【住所又は居所】東京都調布市国領町8丁目2番地の1
【出願日】 平成16年8月30日(2004.8.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−101586(P2005−101586A)
【公開日】 平成17年4月14日(2005.4.14)
【出願番号】 特願2004−249932(P2004−249932)