| 【発明の名称】 |
電子機器筐体、筐体組み立て方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】星野 勉 【住所又は居所】東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内
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| 【要約】 |
【課題】重量のある片持ち状態でラックの支柱にネジ止めして取り付ける筐体であっても安全で取り付けが容易な電子機器筐体を実現する。
【解決手段】一体成形された底板53と側面板221,222の程度で構成される軽量の下側筐体21をラック支柱111,112に取り付けた状態で、前面側から機能部品を収納した上側筐体19を、下側筐体21上を所定の位置までスライドさせる作業により取り付けを行う。これにより上側筐体19が重量のあるものであっても、ラック支柱111,112へ簡単な構成で安全な取り付け作業を実現することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底板および側面板で構成される下側筐体と、 上面板および側面板で構成される上側筐体と、 前記下側筐体の側面板の上端縁に係合する上側筐体の側面板に形成した段部と、 前記段部と下側筐体が係合された状態で前記上側および下側筐体に取り付けこれらの背面を覆う背面坂と、 前記上側および下側筐体に取り付け前面を覆う前面板とを具備したことを特徴とする電子機器筐体。 【請求項2】 前記下側筐体と前記上側筐体の前面板、背面板の少なくとも一方は、兼用したものであることを特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。 【請求項3】 前記下側筐体および上側筐体の側面板にそれぞれフランジの一方を取り付け、該フランジの他方をラック支柱に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。 【請求項4】 前記上側筐体は、前記下側筐体に係合させた状態で所定位置までスライド可能としたことを特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。 【請求項5】 前記段部を下側筐体の側面板に形成し、前記上側筐体の側面部と係合するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。 【請求項6】 前記段部に係合させる側面板の係合部分は折り曲げられていることを特徴とする請求項1または5記載の電子機器筐体。 【請求項7】 先ず底板および側面板で構成される下側筐体を、所定間隔に配置されたラック支柱に取り付け、 上面板および側面板で構成される上側筐体の側面板の上端縁に係合する上側筐体の側面板に形成した段部を前記下側筐体の側面板に係合させ、 前記上側および下側筐体の背面を覆う背面坂を取り付け、 前記上側および下側筐体の前面を覆う前面板を取り付けることを特徴とする筐体組み立て方法。 【請求項8】 前面板を取り付けてから背面坂を取り付けることを特徴とする請求項6記載の筐体組み立て方法。 【請求項9】 前記上側筐体を前記下側筐体に上前面側からスライドさせて所定位置に取り付けたことを特徴とする請求項5記載の筐体組み立て方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、床に設置するいわゆるラック設置型の電子機器筐体および筐体組み立て方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来ラック設置型の筐体は、前面側に位置する筐体を構成する左右の側面板の前縁に形成した耳をラックの支柱に取り付けていた。(例えば、特許文献1) 【特許文献1】特開平5−107416号公報(第3頁、図2、3) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記した特許文献1の技術は、筐体の側面板の前面側に一体的に形成された耳を支柱にネジ止めし片持ち状態で支持するものであるが、電子機器全体の重量が重い場合は取り付けが容易でないばかりか安全性上も不安定であった。 【0004】 この発明の目的は、重量のある片持ち状態でラックの支柱にネジ止で取り付ける筐体であっても安全で取り付けが容易な電子機器筐体および筐体組み立て方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記した課題を解決するために、この発明の電子機器筐体は、底板および側面板で構成される下側筐体と、上面板および側面板で構成される上側筐体と、前記下側筐体の側面板の上端縁に係合する上側筐体の側面板に形成した段部と、前記段部と下側筐体が係合された状態で前記上側および下側筐体に取り付けこれらの背面を覆う背面坂と、前記上側および下側筐体に取り付け前面を覆う前面板とを具備したことを特徴とする。 【0006】 また、この発明の筐体組み立て方法は、先ず底板および側面板で構成される下側筐体を、所定間隔に配置されたラック支柱に取り付け、上面板および側面板で構成される上側筐体の側面板の上端縁に係合する上側筐体の側面板に形成した段部を前記下側筐体の側面板に係合させ、前記上側および下側筐体の背面を覆う背面坂を取り付け、前記上側および下側筐体の前面を覆う前面板を取り付けることを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 この発明の電子機器筐体によれば、筐体を上下に分け下側の筐体をラック支柱に取り付けた状態で上側の筐体を支柱に取り付けるようにしたことにより、取り付けを容易とするとともに安全性の向上にも寄与することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 【0009】 図1〜図5は、この発明の一実施例について説明するための、図1はラック支柱に取り付けた状態の斜視図、図2は図1本体部の正面図、図3は図1の側面図、図4は図1の分解斜視図、図5は図4の要部の拡大斜視図である。 【0010】 先ず、図1〜図3において、111,112は床から所定の間隔を置いて垂直に配置されるラック支柱である。12は機器筐体であり、この機器筐体12はL字状のフランジ131,132と141,142の一面にそれぞれ形成された取付孔15,16を介してラック支柱111,112にネジ17,18を用いて取り付けることで支持する。フランジ131,132の他面は、上下に分離された上側筐体19の側面板201,202に複数のネジ21を用いてそれぞれネジ止めする。フランジ141,142は、上下に分離された下側筐体21の側面板221,222にそれぞれネジ23を用いて取り付ける。 【0011】 24は上面板、25は前面板、26背面板である。上面板24はネジを用いてネジ止めし、背面板26は上側および下側筐体19,21兼用であり、ネジを用いてネジ止めする。上側および下側筐体19,21兼用の前面板25は、上面板24の前面側は折り曲げられ、その折り曲げ部分に形成されたスリット271,172に上端面に形成され略直角に折り曲げられた突起281,182を挿入する。スリット271,272は突起181,182の幅より長い形状となっており、突起281,282をスリット271,272に挿入した状態で前面板25が図中矢印方向に移動可能である。移動後の突起271,272は幅の広くなったスリット271,272の係合部に係合する。前面板25の下方には連結した径大と径小の取付孔29を形成する。取付孔29の径大部分は、下側筐体21に予め仮止めされたネジ30の頭部より大とし、取付孔29の径小部分は、ネジ30の頭部より小とする。取付孔29の径大部分をネジ30の頭部から挿入し、その後ネジ30が径小部分に位置するように前面板25を移動させ、移動させた状態でネジ30をネジ止めし、前面板25を上側および下側筐体19,21に取り付ける。前面板25の移動は、突起281,282の矢印方向移動と同時に行う。 【0012】 次に、図4、図5を参照し、上側および下側筐体19,21の接合部分について説明する。なお、図1〜図3と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。 【0013】 図4において、41は上側筐体19内に収容されたシャーシであり、このシャーシ41にはコネクタユニット42、ユニット基板43などの機能部品が搭載される。シャーシ41は側面板201,202とをネジを用いて取り付ける。 【0014】 上側筐体19と下側筐体21が合体する部分は、図5にも示されるように構成する。図5では上側筐体19の側面板201側と下側筐体21の合体部分を拡大して示す。なお、側面板202側と下側筐体21の合体部分についても左右の違い程度の差しかない。 【0015】 すなわち、対向配置される側面板201,202の下端縁51から所定位置に段部52を形成する。この段部52は下側筐体21の底板53に対向する一辺が垂直に立ち上げ、その開放端を折り曲げた受け部54が一体的に形成された側面板221の受け部54より若干幅のあるものとする。受け部54は上側筐体19をスライドさせる場合に移動をスムースにすることができる。 【0016】 このように、底板と側面板程度で構成される軽量の下側筐体21をラック支柱111,112に取り付けた状態で、前面側から機能部品を収納した上側筐体19を、下側筐体21上を所定の位置までスライドさせる作業により取り付け可能となる。このため上側筐体が重量のあるものであってもラック支柱へ安全な取り付け作業が可能となる。 【0017】 また、前面板25と背面坂26は、上側および下側筐体19,21と兼用になっていることから、機器筐体12全体が堅牢な構造となる。 【0018】 次に、図1に示すラック支柱111,112に機器筐体12を取り付ける方法について説明する。 【0019】 先ず、予めフランジ141,142が取り付けられた下側筐体21のフランジ141,142をラック支柱111,112にネジ18により取り付ける。次に、上面板24、側面板201,202が予め取り付けられた上側筐体19の段部52を下側筐体21の側面板221,222の上端縁に前方側から係合させた状態で上側筐体19をスライドさせる。上側筐体19のフランジ131,132がラック支柱111,112に当接した状態をネジ17で取り付ける。 【0020】 次に、前面板25上端の突起281,282をスリット271,272に挿入するとともに下端の取付孔29の径大部分に仮止め状態のネジ30を挿入する。この状態で前面板25を図1の矢印方向に移動させる。移動後にネジ30を締め付けて取り付ける。その後、背面坂26を上側および下側筐体19,21に取り付け、機器筐体12をラック支柱111,112に取り付ける。 【0021】 上記した方法によれば、取り付けが容易な下側筐体21を取り付けた状態で、これを支えにして上側筐体19を取り付けるようにしたことにより取付作業が容易となるばかりか安全性の面でも向上に寄与することが可能となる。 【0022】 この発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、例えば上側筐体側に形成された段部は下側筐体に形成し、この段部で上側筐体の側面板を受けるようにしても同様の効果を奏する。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】この発明の一実施例について説明するための斜視図。 【図2】図1の機器筐体の正面図。 【図3】図1の機器筐体の側面図。 【図4】図1の分解斜視図。 【図5】図2の要部の拡大斜視図。 【符号の説明】 【0024】 111,112…ラック支柱 12…機器筐体 131,132…フランジ 19…上側筐体 201,202,221,222…側面板 21…下側筐体 24…上面板 25…前面板 26…背面板 52…段部 53…底板
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成15年9月25日(2003.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077849 【弁理士】 【氏名又は名称】須山 佐一
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| 【公開番号】 |
特開2005−101360(P2005−101360A) |
| 【公開日】 |
平成17年4月14日(2005.4.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−334212(P2003−334212) |
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