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【発明の名称】 シールドケース及びそれを用いた高周波モジュール
【発明者】 【氏名】新谷 淳
【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内

【要約】 【課題】半田付けによるシールドケースの浮きを防止する。

【解決手段】半田付けに際しては、脚部14の孔14aが余分な半田の逃げ場となるので、脚部14と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田ボールが発生せず、シールドケース11の浮きも発生せず、実装基板上でのシールドケース11の高さが適宜に保たれ、シールドケース11に収容される小型高周波モジュールの高さも制限以下に保たれる。また、また、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部14の位置自由度を抑えて、シールドケース11が斜めに捻られて固定されることを防止することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部を有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの孔を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項2】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板に対して線接触する辺とを有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの孔を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項3】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板の孔に差し込まれる突起部とを有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの孔を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項4】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部を有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項5】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板に対して線接触する辺とを有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項6】
実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板の孔に差し込まれる突起部とを有するシールドケースにおいて、
脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成したことを特徴とするシールドケース。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載のシールドケースを用いた高周波モジュール。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波を遮断するためのシールドケース及びそれを用いた高周波モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機に代表される通信端末機器等の小型化に伴い、機器に搭載される高周波モジュールの小型化が一段と進んで来ている。
【0003】
この種の小型高周波モジュールの多くは、外部からの電磁波ノイズ等の影響を低減するために金属製のシールドケースに覆われている。また、小型高周波モジュールの更なる小型化を進めて行くにあたり、より高密度な実装技術が要求されて来ている。
【0004】
図7は、小型高周波モジュールに使用されている従来のシールドケースの一例を示す斜視図である。このシールドケース101では、4つの側板下部を外側に折り曲げることにより実装基板102に対して面接触する4つの脚部103を形成しており、実装基板102のランドに半田を塗布してから、各脚部103を実装基板102のランドに載せ、半田リフローを施して、各脚部103をランドに半田付けしている。
【0005】
図8は、従来のシールドケースの他の例を示す斜視図である。このシールドケース111では、2つの側板下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部112を形成し、また他の2つの側板下部を内側に折り込むことにより実装基板に対して線接触する2つの辺113を形成しており、やはり実装基板のランドに半田を塗布してから、各脚部112を実装基板のランドに載せ、半田リフローを施して、各脚部112だけをランドに半田付けしている。ここでは、2つの側板のみに各脚部112が設けられているので、シールドケース111の占有スペースが小さくなる。ただし、半田付けの面積が小さくなることから、シールドケース111を強固に固定することができない。
【0006】
図9は、従来のシールドケースの別の例を示す斜視図である。このシールドケース121では、2つの側板下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部122を形成し、また他の2つの側板から下方に突出するそれぞれの突起部123を設けており、実装基板のランドに半田を塗布してから、各脚部122を実装基板のランドに載せるとともに、各突起部123を実装基板の孔(ホールもしくはスルーホール)に挿入して、各突起部123を実装基板の裏側で折り曲げてから、半田リフローを施して、各脚部122だけをランドに半田付けしている。この場合は、シールドケース121の占有スペースが小さくなるだけではなく、各突起部123によりシールドケース121を強固に固定することができる。
【0007】
一方、特許文献1には、シールドケースを実装基板上の回路に被せて、シールドケース内側に実装基板を支持し、シールドケースにより回路をシールドするという技術が開示されている。
【特許文献1】特許第3221130号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、図7乃至図9のシールドケースのいずれにおいても、実装基板のランドが広すぎると、シールドケースの脚部の位置自由度が高くなりすぎ、半田リフローに際しては、シールドケースが斜めに捻られて固定されることがある。また、シールドケースの占有面積を小さくするという観点からも、実装基板のランドが広くなることは好ましくない。
このため、実装基板のランドの面積をシールドケースの脚部の接触面積と同一にして必用最小限に抑えている。
【0009】
しかしながら、実装基板のランドの面積に余裕がないと、半田が十分に広がらず、半田が厚くなって、半田ボールが発生し易くなり、シールドケースの浮きが発生した。このシールドケースの浮きが発生すると、実装基板上でシールドケースが高くなり、シールドケースに収容される小型高周波モジュールも高くなる。そして、小型高周波モジュールが小型で薄い製品に組み付けられるため、小型高周波モジュールが高くなると、小型高周波モジュールが高さ制限を越えてしまうことになる。
【0010】
また、特許文献1の技術では、実装基板に対するシールドケースの位置決めを良好に行なうことができ、半田付けによるシールドケースの浮きが発生しないという利点があるものの、シールドケース内側に実装基板を支持することから、実装基板の形状及び大きさが極めて限られてしまう。
【0011】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、如何なる実装基板にも搭載することができ、実装基板上でのシールドケースの占有スペースを抑えつつ、半田付けによるシールドケースの浮きを防止することができるシールドケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部を有するシールドケースにおいて、 脚部に少なくとも1つの孔を形成している。
また、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板に対して線接触する辺とを有するシールドケースにおいて、脚部に少なくとも1つの孔を形成している。
【0013】
更に、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板の孔に差し込まれる突起部とを有するシールドケースにおいて、脚部に少なくとも1つの孔を形成している。
【0014】
また、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部を有するシールドケースにおいて、脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成している。
【0015】
更に、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板に対して線接触する辺とを有するシールドケースにおいて、脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成している。
【0016】
また、本発明は、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部と、実装基板の孔に差し込まれる突起部とを有するシールドケースにおいて、脚部に少なくとも1つの切り欠き部を形成している。
【0017】
一方、本発明の高周波モジュールは、上記本発明のシールドケースを用いている。
【発明の効果】
【0018】
本発明のシールドケースでは、実装基板に対して面接触して半田付けされる脚部に、少なくとも1つの孔もしくは切り欠き部を形成している。シールドケースの脚部を実装基板のランドに半田付けするに際し、脚部の孔もしくは切り欠き部が余分な半田の逃げ場となるので、脚部と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田ボールが発生せず、シールドケースの浮きも発生せず、実装基板上でのシールドケースの高さが適宜に保たれ、シールドケースに収容される小型高周波モジュールの高さも制限以下に保たれる。
【0019】
また、実装基板のランドを広くしなくても、余分な半田が脚部の孔もしくは切り欠き部から逃げて、半田の厚みが適宜に調節されることから、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、シールドケースの脚部の位置自由度を抑えて、シールドケースが斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケースの占有面積が小さくなり、小型高周波モジュールの占有面積も小さくなる。
【0020】
脚部だけではなく、実装基板に対して線接触する辺、もしくは実装基板の孔に差し込まれる突起部を有するシールドケースについても、脚部に少なくとも1つの孔もしくは切り欠き部を形成することにより、同様の作用及び効果を達成することができる。
【0021】
一方、本発明の高周波モジュールは、上記本発明のシールドケースを用いているので、このシールドケースと同様の作用並びに効果を達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は、本発明のシールドケースの実施例1を示す斜視図である。本実施例のシールドケース11は、天板12及び4つの側板13を有しており、各側板13の下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する4つの脚部14を形成している。各脚部14には、孔14aをそれぞれ設けている。孔14aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな孔を分散配置しても構わない。また、各脚部14別に、孔14aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、全ての側板13に脚部14を設けず、1乃至3の側板13に脚部14を設けても良い。
【0024】
さて、この様なシールドケース11を実装基板に搭載するには、まず実装基板のランドに半田を塗布し、シールドケース11の各脚部14を実装基板のランドに載せる。そして、半田リフローを施して、各脚部14をランドに半田付けする。
この半田付けに際しては、脚部14の孔14aが余分な半田の逃げ場となるので、脚部14と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田ボールが発生せず、シールドケース11の浮きも発生せず、実装基板上でのシールドケース11の高さが適宜に保たれ、シールドケース11に収容される小型高周波モジュールの高さも制限以下に保たれる。
【0025】
また、実装基板のランドを広くしなくても、余分な半田が脚部14の孔14aから逃げて、半田の厚みが適宜に調節されることから、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部14の位置自由度を抑えて、シールドケース11が斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース11の占有面積が小さくなり、小型高周波モジュールの占有面積も小さくなる。
【0026】
更に、実装基板の形状や大きさに制限がなく、如何なる実装基板にも、シールドケース11を搭載することができる。
【0027】
図2は、図1のシールドケースの変形例を示す斜視図である。このシールドケース11Aでは、2つの側板13aの下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部14を形成し、また他の2つの側板13b下部を内側に折り込むことにより実装基板に対して線接触する2つの辺15を形成している。各脚部14には、孔14aをそれぞれ設けている。孔14aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな孔を分散配置しても構わない。また、各脚部14別に、孔14aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、各脚部14及び各辺15の個数を増減させても良い。
【0028】
ここでも、実装基板のランドに半田を塗布し、シールドケース11Aの各脚部14を実装基板のランドに載せてから、半田リフローを施して、各脚部14をランドに半田付けする。このとき、余分な半田が脚部14の孔14aから逃げ、脚部14と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田ボールが発生せず、シールドケース11Aの浮きも発生しない。また、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部14の位置自由度を抑えて、シールドケース11Aが斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース11Aの占有面積が小さくなる。
【0029】
更に、2つの側板13aにのみに各脚部14を設けているので、シールドケース11Aの占有スペースが小さくなり、小型高周波モジュールの占有面積も小さくなる。
【0030】
尚、シールドケース11Aの各脚部14だけではなく、各辺15も実装基板のランドに半田付けしても良い。各辺15が実装基板のランドに線接触するので、半田が各辺15の両側に逃げてしまい、ここで半田ボールやシールドケース11Aの浮きが発生することはない。
【0031】
図3は、図1のシールドケースの他の変形例を示す斜視図である。このシールドケース11Bでは、2つの側板13aの下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部14を形成し、また他の2つの側板13bから下方に突出するそれぞれの突起部16を設けている。各脚部14には、孔14aをそれぞれ設けている。孔14aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな孔を分散配置しても構わない。また、各脚部14別に、孔14aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、各脚部14及び各突起部16の個数を増減させても良い。
【0032】
ここでは、シールドケース11Bの各脚部14を実装基板のランドに載せるとともに、各突起部16を実装基板の孔(ホールもしくはスルーホール)に挿入して、各突起部16を実装基板の裏側で折り曲げてから、半田リフローを施して、各脚部14をランドに半田付けする。このとき、余分な半田が脚部14の孔14aから逃げ、脚部14と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部14の位置自由度を抑えて、シールドケース11Bが斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース11Bの占有面積が小さくなる。
【0033】
更に、2つの側板13aにのみに各脚部14を設けているので、シールドケース11Bの占有スペースが小さくなり、小型高周波モジュールの占有面積も小さくなる。
【0034】
また、各突起部16によりシールドケース11Bを強固に固定することができる。
【実施例2】
【0035】
図4は、本発明のシールドケースの実施例2を示す斜視図である。本実施例のシールドケース21は、天板22及び4つの側板23を有しており、各側板23の下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する4つの脚部24を形成している。各脚部24には、切り欠き部24aをそれぞれ設けている。切り欠き部24aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな切り欠き部を分散配置しても構わない。また、各脚部24別に、切り欠き部24aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、全ての側板23に脚部24を設けず、1乃至3の側板23に脚部24を設けても良い。
この様なシールドケース21を実装基板に搭載するには、実装基板のランドに半田を塗布し、シールドケース21の各脚部24を実装基板のランドに載せてから、半田リフローを施して、各脚部24をランドに半田付けする。
【0036】
この半田付けに際しては、脚部24の切り欠き部24aが余分な半田の逃げ場となるので、脚部24と実装基板のランド間で半田が広がりつつ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田ボールが発生せず、シールドケース21の浮きも発生しない。また、実装基板のランドを広くしなくても、余分な半田が脚部24の切り欠き部24aから逃げて、半田の厚みが適宜に調節されることから、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部24の位置自由度を抑えて、シールドケース21が斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース21の占有面積が小さくなる。
更に、実装基板の形状や大きさに制限がなく、如何なる実装基板にも、シールドケース21を搭載することができる。
【0037】
図5は、図4のシールドケースの変形例を示す斜視図である。このシールドケース21Aでは、2つの側板23aの下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部24を形成し、また他の2つの側板23b下部を内側に折り込むことにより実装基板に対して線接触する2つの辺25を形成している。各脚部24には、切り欠き部24aをそれぞれ設けている。切り欠き部24aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな切り欠き部を分散配置しても構わない。また、各脚部24別に、切り欠き部24aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、各脚部24及び各辺25の個数を増減させても良い。
【0038】
ここでも、シールドケース21Aの各脚部24を実装基板のランドに載せてから、半田リフローを施して、各脚部24をランドに半田付けする。このとき、余分な半田が脚部24の切り欠き部24aから逃げるため、半田ボールが発生せず、シールドケース21Aの浮きも発生しない。このため、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部24の位置自由度を抑えて、シールドケース21Aが斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース21Aの占有面積が小さくなる。
【0039】
更に、2つの側板23aにのみに各脚部24を設けているので、シールドケース21Aの占有スペースが小さくなり、小型高周波モジュールの占有面積も小さくなる。
【0040】
尚、シールドケース21Aの各脚部24だけではなく、各辺25も実装基板のランドに半田付けしても良い。
【0041】
図6は、図4のシールドケースの他の変形例を示す斜視図である。このシールドケース21Bでは、2つの側板23aの下部を外側に折り曲げることにより実装基板(図示せず)に対して面接触する2つの脚部24を形成し、また他の2つの側板23bから下方に突出するそれぞれの突起部26を設けている。各脚部24には、切り欠き部24aをそれぞれ設けている。切り欠き部24aの個数、位置、及び大きさ等は、適宜に変更することが可能であり、複数の小さな切り欠き部を分散配置しても構わない。また、各脚部24別に、切り欠き部24aの有無、個数、位置、及び大きさ等を変更しても良い。更に、各脚部24及び各突起部26の個数を増減させても良い。
【0042】
ここでは、シールドケース21Bの各脚部24を実装基板のランドに載せるとともに、各突起部26を実装基板の孔に挿入して、各突起部26を実装基板の裏側で折り曲げてから、半田リフローを施して、各脚部24をランドに半田付けする。このとき、余分な半田が脚部24の切り欠き部24aから逃げ、半田の厚みが適宜に調節される。このため、半田の広がりを良好にするために実装基板のランドを広くする必要がなく、実装基板のランドの面積を最小限に抑えることが可能となり、脚部24の位置自由度を抑えて、シールドケース21Bが斜めに捻られて固定されることを防止することができる。また、シールドケース21Bの占有面積が小さくなる。
【0043】
更に、2つの側板23aにのみに各脚部24を設けているので、シールドケース21Bの占有スペースが小さくなる。また、各突起部26によりシールドケース21Bを強固に固定することができる。
【0044】
尚、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、各実施例を適宜に組み合わせても良い。また、シールドケースの形状を多様に変更することができる。
【0045】
また、本発明は、シールドケースだけではなく、シールドケースを用いた高周波モジュールをも包含する。高周波モジュールとしては、携帯電話機に代表される通信端末機器等がある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明のシールドケースの実施例1を示す斜視図である。
【図2】図1のシールドケースの変形例を示す斜視図である。
【図3】図1のシールドケースの他の変形例を示す斜視図である。
【図4】本発明のシールドケースの実施例2を示す斜視図である。
【図5】図4のシールドケースの変形例を示す斜視図である。
【図6】図4のシールドケースの他の変形例を示す斜視図である。
【図7】従来のシールドケースの一例を示す斜視図である。
【図8】従来のシールドケースの他の例を示す斜視図である。
【図9】従来のシールドケースの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
11、11A、11B、21、21A、21B シールドケース
12、22 天板
13、23 側板
14、24 脚部
15、25 辺
16、26 突起部
14a 孔
24a 切り欠き部
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号
【出願日】 平成15年9月2日(2003.9.2)
【代理人】 【識別番号】100075502
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 義朗

【公開番号】 特開2005−79458(P2005−79458A)
【公開日】 平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願番号】 特願2003−310337(P2003−310337)