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【発明の名称】 プリント配線基板用プリプレグとこれを用いたプリント配線基板とその製造方法及び多層プリント配線基板とその製造方法
【発明者】 【氏名】中桐 康司
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】増田 忍
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】越智 正三
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】留河 悟
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】低いインタースティシャルビアホール接続抵抗と接続安定性を実現できるプリント配線基板用プリプレグと配線基板及びその製造方法を提供する。

【解決手段】フッ素繊維を補強材とし、これに樹脂を含浸したプリント配線基板用プリプレグであって、前記フッ素繊維は、分枝構造を有する短繊維を含み、前記補強材は、前記フッ素繊維が厚さ方向に交絡された不織布で形成され、前記不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下であり、残余の繊維がある場合は合成繊維又は無機繊維であり、前記不織布は330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理され、200℃以上270℃以下の温度範囲でアニール処理されており、前記不織布に樹脂が含浸されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フッ素繊維を補強材として含み、前記補強材に樹脂を含浸したプリント配線基板用プリプレグであって、
前記フッ素繊維は、分枝構造を有する短繊維を含み、
前記補強材は、前記フッ素繊維が厚さ方向に交絡された不織布で形成され、
前記不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下であり、
前記不織布は330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理され、200℃以上270℃以下の温度範囲でアニール処理されており、
前記不織布に樹脂が含浸されていることを特徴とするプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項2】
前記プリプレグは、フッ素繊維が40重量%以上60重量%以下の範囲であり、含浸樹脂が40重量%以上60重量%以下の範囲である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項3】
前記含浸樹脂量のばらつきは、任意に選択した部分の300μm角のエリアにおいて±5重量%以内に保たれている請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項4】
前記フッ素繊維の平均繊維長が1〜50mmの範囲である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項5】
前記フッ素繊維の平均繊度が1dtex以上下10dtex以下の範囲である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項6】
前記厚さ方向に交絡された不織布は、加圧水流により構成繊維が交絡され、かつ加圧水流による孔を有する請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項7】
前記不織布に含浸した樹脂が、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項8】
前記不織布に含浸した樹脂が、エポキシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル及びシアネートエステル樹脂から選ばれる少なくとも一つの樹脂である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項9】
前記フッ素繊維は扁平状である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項10】
前記フッ素繊維は、フィルムを長さ方向にスリットしたスリット繊維である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項11】
前記不織布を構成する繊維に残余の繊維がある場合は合成繊維又は無機繊維である請求項1に記載のプリント配線基板用プリプレグ。
【請求項12】
フッ素繊維を補強材として含み、前記補強材に樹脂を含浸したプリント配線基板用プリプレグを用いたプリント配線基板であって、
前記フッ素繊維は、分枝構造を有する短繊維を含み、
前記補強材は、前記フッ素繊維が厚さ方向に交絡された不織布で形成され、
前記不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下であり、
前記不織布は330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理され、200℃以上270℃以下の温度範囲でアニール処理されており、
前記不織布に樹脂が含浸されてプリプレグに形成され、前記プリプレグが圧縮され、基板とされ
前記プリプレグ又は前記基板の両主面にパターニングされた配線が形成され、
両配線間は前記基板の厚さ方向に接続する導電体によって電気的に接続されていることを特徴とするプリント配線基板。
【請求項13】
前記圧縮されたプリント配線基板用プリプレグが、任意の300μm角のエリアで含浸樹脂量のばらつきが±5%以内に保たれている請求項12に記載のプリント配線基板。
【請求項14】
前記配線基板が2枚以上積層され、多層基板を形成している請求項12に記載のプリント配線基板。
【請求項15】
フッ素繊維を補強材として含み、前記補強材に樹脂を含浸したプリプレグを用いてプリント配線基板を製造する方法であって、
前記フッ素繊維は、分枝構造を有する短繊維を含み、前記補強材は、前記フッ素繊維が厚さ方向に交絡された不織布で形成され、前記不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下であり、
前記不織布を330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理し、200℃以上で270℃以下の温度範囲でアニール処理し、
樹脂を含浸してプリント配線基板用プリプレグを形成し、
前記プリプレグの厚さ方向に貫通孔を設け、
前記貫通孔に導電性体を充填し、
その後、前記プリプレグを加圧加熱して基板とする工程と、
前記プリプレグ又は前記基板の両主面にパターニングされた配線を形成する工程を含むプリント配線基板の製造方法。
【請求項16】
前記プリプレグの両側に金属箔を重ね、前記金属箔を重ねた前記プリプレグを加熱加圧した後、前記金属箔を所定のパターニングされた配線に形成する請求項15に記載のプリント配線基板の製造方法。
【請求項17】
前記プリプレグを加圧加熱する際に、前記プリプレグの少なくとも片面に凸型の配線パターンを形成した支持基材を重ねる請求項15に記載のプリント配線基板の製造方法。
【請求項18】
請求項15に記載の製造方法によって形成された両面プリント配線基板の両側に、さらに、プリプレグの貫通孔に導電体が充填された少なくとも2枚以上の請求項15に記載のプリプレグと金属箔を貼り付け、加熱加圧し、
前記金属箔を所定のパターンに形成して多層プリント配線基板とする多層プリント配線基板の製造方法。
【請求項19】
前記配線パターンを形成する際、
前記プリプレグ層の少なくとも片面に凸型の配線パターンを形成した支持基材を重ね、
前記支持基材を重ねた前記プリプレグを加熱加圧し、
前記プリプレグに前記凸型配線パターンを埋設し、
前記配線パターンを残して、支持基材を取り除く工程を含む多層プリント配線基板とする請求項15に記載の多層プリント配線基板の製造方法。
【請求項20】
請求項15に記載の製造方法によって形成された複数枚の両面プリント配線基板の間に、
さらに、貫通孔に導電体が充填された少なくとも2枚以上の請求項15に記載のプリプレグを貼り付けて加熱加圧することにより、前記プリプレグの表面に存在する樹脂層に前記両面プリント配線基板の配線層を埋設させて多層プリント配線基板とする多層プリント配線基板の製造方法。
【請求項21】
前記配線パターンを形成する際、
前記プリプレグ層の少なくとも片面に凸型の配線パターンを形成した支持基材を重ね、
前記支持基材を重ねた前記プリプレグを加熱加圧し、
前記プリプレグに前記凸型配線パターンを埋設し、
前記配線パターンを残して、支持基材を取り除く工程を含む多層プリント配線基板とする請求項20に記載の多層プリント配線基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、各種電子機器に用いられるプリント配線基板用プリプレグとこれを用いたプリント配線基板とその製造方法及び多層プリント配線基板とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年電子機器の小型、軽量化および高機能化に伴い、プリント配線基板には、小型、軽量化および高密度実装化、さらには高速信号処理化が要求されている。このような要求に応えるプリント配線基板には、多層化、ビアホールの小径化および回路のファイン化技術等が必要であり、従来のスルーホール構造によって層間の電気接続がなされる多層基板ではもはやこれらの要求を満足させることは極めて困難であった。そのために新しい構造を備えたプリント配線基板が開発され、材料面でも、従来のガラス基材だけではなく、有機繊維からなる基材やフィルムを使用したプリント配線基板も開発されている。
【0003】
その代表例の一つとして、従来のプリント配線基板の層間接続の主流となっていたスルーホール構造に変わって、導電性ペーストにより層間接続を確保した全層インナービアホール(IVH)構造を有するプリント配線基板が提案されている(下記特許文献1)。このプリント配線基板は、プリプレグ層にアラミド−エポキシ樹脂等のコンポジット材料が使用されており、低熱膨張、低誘電率、軽量であるという長所を生かして、小型、軽量化を必要とする多くの電子機器に利用されている。
【特許文献1】特許第2601128号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、パターンの微細化及びビアホールの小径化により、従来の構造では、初期接続抵抗値の上昇やバラツキが大きくなる。情報機器の使用環境の高周波化に伴い、高い信頼性、特に吸湿特性、高周波特性に優れたプリント配線基板が要求される。高周波特性の一つとしてプリント配線基板の伝送損失がある。その伝送損失とはプリプレグ層での誘電体損失と導体層の銅箔などでの損失があり、一般に誘電体による損失が大きいと言われている。そこで補強材に用いる材料として比誘電率と誘電正接の値が低いもの、特に誘電正接の低いものが信号の伝送損失を抑えることに適している。この特性を具備した基材として、フッ素樹脂が挙げられるが、成形温度が高温であり、加工性もあまりよくないことから、簡易に扱えないという問題があった。また、化学的に安定であるが故に接着性が悪く、多層基板材料としては不向きであった。
【0005】
一方、フッ素樹脂だけで基板にするのではなく、ガラス繊維芯材にフッ素樹脂を含有させた基板も市販されている。しかし、この場合は、上記の課題に加え、含浸するためにガラス繊維への表面処理を施したり、基板として成型するときの熱処理温度が高かったり、スルーホールめっきを行うために、含浸フッ素樹脂に特殊な表面処理を施したりするといった課題が存在していた。さらに、ガラス繊維へのフッ素樹脂含浸の不均一性や、ガラス繊維の高誘電特性とフッ素樹脂の低誘電特性の不均一性などが、プリント配線基板の配線パターンをファインパターンとしたとき高周波特性に影響を与える可能性もあった。
【0006】
本発明は、前記従来の問題を解決するため、低いインタースティシャルビアホール接続抵抗と接続安定性を実現できるプリント配線基板用プリプレグと配線基板及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプリント配線基板用プリプレグは、フッ素繊維を補強材として含み、前記補強材に樹脂を含浸したプリント配線基板用プリプレグであって、
前記フッ素繊維は、分枝構造を有する短繊維を含み、
前記補強材は、前記フッ素繊維が厚さ方向に交絡された不織布で形成され、
前記不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下であり、
前記不織布は330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理され、200℃以上270℃以下の温度範囲でアニール処理されており、
前記不織布に樹脂が含浸されていることを特徴とする。
【0008】
次に本発明のプリント配線基板は、前記のプリント配線基板用プリプレグが圧縮され、両主面にパターニングされた配線が形成され、両配線間は基板の厚さ方向に接続する導電体によって電気的に接続されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の別のプリント配線基板は、2層以上の配線層と前記配線層を電気的に絶縁するためのプリプレグ層とを有するプリント多層配線基板であって、プリプレグ層に前記のプリント配線基板用プリプレグを用いたことを特徴とする。
【0010】
次に本発明の製造方法は、前記のプリント配線基板用プリプレグからなるプリプレグ層に貫通孔を設け、前記貫通孔に導電体を充填し、前記プリプレグを加圧加熱する工程と、表面にパターニングされた配線を形成する工程を含む。
【0011】
次に本発明の多層基板の製造方法は、前記の製造方法によって形成された両面プリント配線基板の両側に、さらに、貫通孔に導電体が充填された少なくとも2枚以上の前記プリプレグと金属箔を貼り付け、加熱加圧し、前記金属箔を所定のパターンに形成して多層プリント配線基板とすることを特徴とする。
【0012】
本発明の別の多層基板の製造方法は、前記の製造方法によって形成された複数枚の両面プリント配線基板の間に、さらに、貫通孔に導電体が充填された少なくとも2枚以上の前記プリプレグを貼り付けて加熱加圧することにより、前記プリプレグの表面に存在する樹脂層に前記両面プリント配線基板の配線層を埋設させて多層プリント配線基板とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、低いインタースティシャルビアホール接続抵抗と接続安定性を実現できるプリント配線基板用プリプレグと配線基板及びその製造方法を提供できる。
【0014】
また本発明は、補強材にフッ素樹脂からなるフッ素繊維を用い、前記フッ素繊維は分枝構造を有する短繊維を含み、前記補強材は、厚さ方向に交絡された不織布で形成されている。そのため、ガラス繊維への含浸や従来のフッ素繊維への含浸に比べて、より均一に樹脂を含浸させることが出来る。また、前記フッ素繊維は分枝構造を持つ短繊維を含んでいるおかげで、単なるフッ素繊維の交絡による不織布ではフッ素の表面特性により樹脂がはじかれてしまうようなことがなく、繊維の奥深くまで樹脂が入り込んで微小な領域まで均一な樹脂含有状態を確保することが出来る。
【0015】
また、本発明による製造方法は、これに樹脂を含浸したプリプレグを絶縁材に用いて、フッ素樹脂それ自体の欠点である接着性低下を改善し、接着性を向上させ、かつ多層化が可能となり、湿度環境下での信頼性の向上及び優れた高周波特性を具備した多層基板及びその製造方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明のプリント配線基板用基材は、分枝構造を有するフッ素繊維を330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理し、その後200℃以上で270℃以下の温度範囲でアニール処理を行った後に補強材として使用して、有機樹脂を含浸することを特徴としている。
【0017】
この補強材の不織布を構成する繊維中のフッ素繊維の割合が50重量%以上100重量%以下で残余の繊維がある場合は合成繊維又は無機繊維であり、含浸樹脂量のばらつきは、任意に選択した部分の300μm角のエリアにおいて±5重量%以内に保たれているのが好ましい。
【0018】
さらに好ましくは、任意に選択した部分の300μm角のエリアで厚み100μmの容積においても前記規定の含浸樹脂量のばらつきが±5%以内に保つ。
【0019】
このようなフッ素繊維、含浸樹脂が均一に保たれている状態ならば、例えば、線幅100μm、線間距離100μmで例えばアンテナから接地までの距離が100μmの配線パターンで、数GHzから数10GHzの高周波の信号を伝えるときに、良好な信号伝送特性を得ることが出来る。
【0020】
また、本発明のプリント配線基板およびその製造方法は、上記プリント配線基板用基材を加工し、導電体を内部に充填することにより全層IVH構造を確保したことを特徴としている。
【0021】
本発明において、フッ素繊維はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリ弗化ビニリデン(PVDF)、ポリ弗化ビニル(PVF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(PETFE)等である。これらは混合して用いても良い。フッ素繊維の中では、耐熱性及び高周波特性からPTFEが最も好ましい。また、化学的に変性させた重合体、すなわち、重合体の側鎖のみを化学反応により変化させたものを用いても構わない。
【0022】
前記フッ素短繊維の平均繊維長は1〜50mmの範囲が好ましい。不織布の形成にとって都合よいからである。平均繊維長が1mm未満では、繊維間の交絡性が低下し、強度の高い不織布が得られない傾向となる。又50mmを超えると、毛羽が多くなり、厚みが不均一になる傾向となる。前記フッ素繊維の平均繊度は1dtex以上下10dtex以下の範囲が好ましい。1dtex未満の繊維は製造するのが困難であり、10dtexを超えると厚みが不均一になる傾向となる。繊維の形状は扁平が好ましい。本発明のフッ素短繊維はメインとなる繊維があり、これに枝毛の繊維が付いている。枝毛繊維はメイン繊維よりも細く短い。このようなフッ素繊維は、フィルムを長さ方向にスリットしてスリット繊維とし、その後所定の長さにカットすることにより得られる。このような繊維の製造自体は、例えば米国特許第2,772,444号明細書、米国特許第3,953,566号明細書、米国特許第4,187,390号明細書、日本特許第3079571号公報、WO96−00807号公報によって知られている。
【0023】
本発明で使用するPTFE繊維は、とくに2軸延伸フィルムをスリットし、カットした繊維が好ましい。耐熱性が高いからである。
【0024】
不織布に含浸させる樹脂は、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であっても良い。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、ポリフェニレンエーテル、シアネートエステル、ポリウレタン樹脂等の公知の樹脂が挙げられるがこれに限定されるものではなく、これらを適宜組み合わせることができる。また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、ナフタレン系樹脂、ユリア樹脂、アミノ樹脂、アルキッド樹脂、ケイ素樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の公知の樹脂が挙げられるがこれに限定されるものではなく、これらを適宜組み合わせることができる。とくにエポキシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル及びシアネートエステル樹脂から選ばれる少なくとも一つの樹脂であれば、フッ素樹脂繊維との一体化に好適で、かつ高周波特性が高い。また、溶融粘度を調整したり、耐熱性を挙げる為等に水酸化アルミニウムやシリカなどのフィラーなどを添加したり、含浸性をよくするために添加剤や溶剤を加えることができる。
【0025】
フッ素繊維を主成分とする不織布からなる補強材と含浸樹脂の合計を100重量%としたとき、樹脂は、40〜60重量%の範囲含浸させるのが好ましく、より好ましくは45〜55重量%含浸させる。樹脂量が少ないと基板と配線との接着性が低下し、剥離し易い傾向となる。樹脂量が多いと、加圧加熱時に樹脂が流れ出し、接続不良になる傾向となる。
【0026】
フッ素繊維に他の繊維、例えば合成繊維又は無機繊維を加える場合は、50重量%未満とする。他の繊維を多く加えると高周波特性が低下する傾向となる。前記合成繊維としては、アラミド繊維(芳香族系ポリアミド繊維)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)繊維、ポリフェニレンオキサイド繊維(PPO)、ポリイミド(PI)繊維がある。また前記無機繊維としては、ガラス繊維、シリカ繊維等がある。この中では高周波特性からPEEK繊維がとくに好ましい。
【0027】
本発明のプリント配線基板は、分枝構造を有する短繊維を含んだフッ素繊維を補強材の主成分とし、前記補強材は、厚さ方向に交絡された不織布で形成され、前記不織布を330℃以上で390℃以下の温度範囲で熱処理する工程と、200℃以上で270℃以下の温度範囲でアニール処理を行う工程と、樹脂を含浸する工程により製造されるプリント配線基板用プリプレグを絶縁材にすれば、フッ素樹脂の問題であった接着性低下や多層化の困難性が解消され、湿度環境下での信頼性の向上及び優れた高周波特性を具備した多層基板及びその製造方法を提供することができる。
【0028】
以下、本発明の実施の形態により詳細に説明する。
【0029】
以下の実施の形態で使用するダイキン社製商品名“ポリフロンウェブB”は、分枝構造を持つフッ素繊維からなる短繊維不織布シートである。その繊維は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のフィルムを針付き回転ロールに供給して長さ方向にスプリットし、これを所定長さにカットしたもので、平均繊度5dtex、平均繊維長15〜20mm、枝毛の長さは数μm、断面不定形である。フィルムスプリット繊維をカットすると、分枝構造を持つフッ素繊維が得られる。不織布は、水流(ウォータージェット)交絡させたスパンレース不織布であり、水流交絡による細孔が観察され、通気性があり、空隙率は75%以下、見掛け比重は0.5〜0.6、強度7N/cm2以上、単位面積あたりの重量は100〜120g/m2である。
【0030】
(実施の形態1)
本実施の形態1においては、まず、前記“ポリフロンウェブB”を300℃から400℃の温度範囲で10℃きざみの温度で熱処理を行った。350℃で熱処理を行った試料のSEM写真を図1に示す。図1A〜C共に同一の試料であり、それぞれ50倍、150倍、500倍の写真を示している。図1Cからもわかるように、数10μmの距離まで、短繊維が交絡されており、さらに表面の凹凸が激しく、均一な表面が連続的に樹脂に接するということがない。そのため、樹脂をはじくことも無く、樹脂を奥深くまで浸透させることが出来る。
【0031】
一方、分枝構造を有する短繊維を含まず、単一でストレート状のフッ素繊維による不織布の例を図2に示す。図2の場合は、本発明のフッ素繊維よりも均一な繊維が交絡されているが、繊維表面の凹凸が少なく樹脂をはじいてしまい、奥深くまで樹脂含浸することができない。図2の左下の焦点が合っていない部分は不織布基材の表面である。
【0032】
次に、ガラス繊維織布の表面写真を図3に示す。ガラス繊維織布に樹脂含浸を行った回路基板用プリプレグは、現在一番多く使用されている。一般的な低周波数での回路基板としても使用ならば問題は起こらないが、ファインピッチ、高周波の場合には、ガラス繊維織布が本来持っている特性の不均一性がより明確となってくる。すなわち、図3を見るとわかるように、縦糸、横糸の交差部においてどうしても隙間や繊維密度の異なる部分が出来て、局所的に見た場合、樹脂含有密度の異なる部分が発生してしまう。このような状態は、数MHzから数10MHzの周波数の信号を扱う場合には、なんら問題を生じない。しかし、数mmの短波長の信号と、数GHzから数10GHzの高周波の信号を伝えるときには、縦糸、横糸の交差部の隙間や繊維密度の異なる部分といった微小領域での不均一性がインピーダンスの不整合とノイズとなり、特性低下やばらつきを引き起こしてしまう。
【0033】
本発明の分枝構造を有する短繊維を含むフッ素繊維の不織布では、上記のような問題は起こらず、局所領域まで均一で信号通過特性の良い回路基板を得ることが出来る。
【0034】
そこで、上記した300℃から400℃の温度範囲で10℃きざみの温度で熱処理を行った“ポリフロンウェブB”の基材強度と基材伸びを測定した。図4に熱処理温度に対する基材強度の関係、図5に熱処理温度に対する基材伸びの関係を示す。その結果、330〜390℃において、強度は2〜10N/cmの範囲、伸びはMD方向(機械引っ張り方向)で15〜40%、TD(MDに垂直方向)で50〜90%の伸びであり、その温度範囲を超えると特性が大きく変わることがわかった。すなわち、熱処理方法を工夫すれば330〜390℃の熱処理温度範囲で、この材料が使用可能であることがわかった。
【0035】
次に、これらの熱処理不織布に、エポキシ樹脂を含浸した。エポキシ樹脂の存在率は乾燥後で52重量%であった。その結果、330℃未満ではエポキシ樹脂は含浸するが、シートの強度に問題があり、その後の乾燥により、樹脂が半硬化状態(Bステージ)のプリプレグシートを形成することが出来なかった。また、390℃を超える温度では、シートの強度には問題は無かったが、樹脂をはじいてしまい、含浸することが出来なかった。もともと、PTFEは、他の樹脂との濡れ性が悪い。しかし、前記“ポリフロンウェブB”のような繊維シートに、適正な熱処理を施すことにより、分枝状構造を持つ繊維間の空隙に樹脂がうまく含浸された状態を保つことが出来たものと思われる。この330℃から390℃の熱処理温度範囲は、基材強度が高くなると同時に、基材伸度が低くなるという特性変化が起こる温度範囲と一致していた。
【0036】
そこで、365℃熱処理のプリプレグを用いて、回路基板を作製した。
【0037】
図6及び8は、本発明の実施の形態のプリント配線基板の構造を示す断面図である。図6、7において、1は絶縁層、2は配線層、3はスルーホール導体、4は孔内に充填したビアホール導体である。図6,7に示すプリント配線基板は、絶縁層1と配線層2を交互に積層し、層間を図6ではスルーホール導体3(メッキ又は導電性樹脂)により、図7ではビアホール導体4(導電性樹脂)により電気的に接続している。
【0038】
図8A−Fは本発明の接続中間体及びプリント配線基板の製造方法の一例を示す。図8A−Fにおいて、101は絶縁層、102は貫通孔、103は導電体、104は金属箔、105は配線パターン、106は接続中間体、107は両面基板、108は4層基板である。
【0039】
まず、365℃で熱処理行ったポリフロンウェブを補強材として、熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ101の所定の位置にレーザー加工法を利用して貫通孔102を形成し(図8A)、この貫通孔102に銅粉とエポキシ樹脂からなる導電性ペースト103を充填し、接続中間体106を作成した(図8B)。次に、接続中間体106の両面の表面を銅箔104で挟み、200℃、4.9MPaで1時間の条件で加熱加圧を行い、両面銅箔の熱硬化樹脂体を成形した(図8C)。続いて、内層配線パターン105をエッチングにより形成し、両面基板107を作成した(図8D)。さらに、予め作成しておいた接続中間体106で、前記両面基板107の両面を挟み、さらにその両面に銅箔104を積層し(図8E)、前記条件で加熱加圧成形した後、外層用回路パターンをエッチングによって形成して、4層構造のプリント配線基板108を得た(図8F)。
【0040】
その時の初期抵抗値を測定したところ、抵抗値のばらつきが大きいことがわかった。これは、当初の熱処理により樹脂含浸に適するようにしたが、高温処理のために局所部分での膨張度合いに差が発生して熱ひずみがおこり、基板作製時に加熱加圧成型に入っているので、前期ひずみは緩和されなかったためと考えた。そこで、熱処理後で樹脂含浸をする前に、熱ひずみを解消するために、熱処理温度よりも低温でアニールを行った。アニール温度は180℃から290℃まで10℃刻みで振った試料に対して樹脂含浸を行い、電気抵抗値のばらつきを観察した。その結果を図10に示す。
【0041】
図10で示している抵抗値は、上記の方法で作製した4層構造回路基板の表裏をつなぐ直列ビアを300チェーンつながっている場合の配線抵抗も含めたトータル抵抗値の値である。365℃で熱処理した試料を用い、各アニール温度で3試料づつ準備して抵抗値のばらつき度合いを観察した。図からわかるように180℃、190℃、280℃、290℃のアニール温度では、ばらつきの低減は見られずアニールの効果が現れていないが、200℃から270℃の温度範囲では、非常にばらつきが低減されアニール温度が高温になるにつれて徐々に抵抗値が増加しているものの、ほぼ一定の値をとっていることがわかる。
【0042】
これらより、実施の形態1としては、365℃熱処理、250℃アニールを行った試料を準備した。
【0043】
(実施の形態2)
フッ素繊維からなる不織布(“ポリフロンウェブB”)に365℃熱処理、250℃アニールを行った後に、ポリフェニレンオキサイドを含浸させたプリプレグ(ポリフェニレンオキサイドの存在率は乾燥後で52重量%)を用いた以外は実施の形態1と同様の方法で4層構造のプリント配線基板を得た。
【0044】
(実施の形態3)
フッ素繊維とガラス繊維を混合して形成した不織布(フッ素繊維85重量%とガラス繊維15重量%)に365℃熱処理、250℃アニールを行った後に、熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ(熱硬化性エポキシ樹脂の存在率は乾燥後で52重量%)を用いた以外は実施の形態1と同様の方法で4層構造のプリント配線基板を得た。
【0045】
(実施の形態4)
本実施の形態4においては、図9A−Lに示す工程で作成した。図9A−Lは本発明の接続中間体及びプリント配線基板の製造方法の一例を示し、201は金属箔、202は支持基材、203は配線パターン、204は絶縁層、205は貫通孔、206は導電体、207は接続中間体、208は金属箔、209は配線パターン、210は両面基板、211は3層基板である。
【0046】
まず、支持基材202の上に銅箔201を形成したものをエッチングにより所定の位置に凸型の配線パターン203を作成した(図9A−B)。次にフッ素繊維からなる不織布(“ポリフロンウェブB”)に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ204(熱硬化性エポキシ樹脂の存在率は乾燥後で52重量%)の所定の位置にレーザー加工法などを利用してブラインドビア加工により貫通孔205を形成した(図9C−D)。次に銅粉とエポキシ樹脂からなる導電性ペースト206を充填し、接続中間体207を作成した(図9E)。次に、接続中間体207の表面に、銅箔208を積層し、200℃、4.9MPaで2時間の条件で加熱加圧成形後、凸型の配線パターン209をエッチングにより形成し、両面基板210を作成した(図9F−G)。さらに、フッ素繊維からなる不織布(“ポリフロンウェブB”)に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ204の所定の位置にレーザー加工法などを利用してブラインドビア加工により貫通孔205を形成した(図9H−I)。次に銅粉とエポキシ樹脂からなる導電性ペースト206を充填し、接続中間体207’を作成した(図9J)。次に、接続中間体207’の表面に、銅箔208を積層し、前記条件で加熱加圧成形後、外層の配線パターン209をエッチングにより形成し、支持基材202を除去し、3層構造のプリント配線基板211を得た(図9K−L)。
【0047】
(実施の形態5)
“ポリフロンウェブB”に使用しているフッ素繊維90重量%とPEEK短繊維(直径約8μm、長さ約20mm)10重量%とを混合して繊維シートとし、この繊維シートに対して水流ノズルから、水圧5Mpaの高圧水をスプレーすることにより、前記繊維シートの構成繊維を交絡して不織布とし、365℃熱処理、250℃アニールを行った後に、熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ(熱硬化性エポキシ樹脂の存在率は乾燥後で52重量%)を用いた以外は実施の形態1と同様の方法でプリント配線基板を得た。
【0048】
上記、実施の形態1〜5により得られたプリント配線基板の評価結果を表1〜2に示す。
【0049】
(比較例1)
ガラス繊維からなる補強材に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグを用いた以外は実施の形態1と同様の方法で4層構造のプリント配線基板を得た。
【0050】
この結果は後にまとめて表1に示す。
【0051】
(比較例2)
補強材に従来のフッ素繊維(図2で示したもの)を用いて、熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグを作製しようとしたが、実施の形態1と同様の温熱処理を行ってもうまく樹脂含浸することが出来ず、プリント配線基板は得られなかった。
【0052】
実施形態1〜5、および比較例1で得たプリント配線基板の接続信頼性評価(PCT試験、高温高湿環境試験、ポップコーン試験)を行った結果を表1に示す。
【0053】
【表1】


【0054】
備考 *接続抵抗値の変化率が3%未満をA、3%以上〜5%未満をB、5%以上〜10%未満をCとした。
【0055】
表1中、PCT試験は121℃/0.2MPaという条件の環境下で300h投入後の接続抵抗の測定である。ポップコーン試験は温度:85℃、相対湿度:85%RHという環境下で168h投入後260/30秒のリフローに投入し、接続抵抗の測定である。高温高湿環境試験は85℃/85%RHという環境下で168h投入後の接続抵抗値の測定を実施し、投入前後の抵抗値変化率の測定である。接続抵抗値の測定は3456A(ヒュレットパッカード社製)を用い、4端子法で測定した。
【0056】
表1から明らかなように、フッ素繊維からなる不織布を補強材に用いたプリプレグを絶縁層に用いることで、吸湿特性に優れたプリント配線基板を得ることができた。また、不織布を用いることにより、より接続信頼性が向上することもわかった。
【0057】
それぞれの実施例および比較例において使用したプリプレグと完成後の回路基板について配線部およびビアが存在していない箇所を任意に複数箇所から切り出し、それぞれをほぼ100μmとなるように厚みを調整し、その厚みを測定した。次に、そのサンプルをダイサーの上に設置してピッチが300μmとなるように装置をセットして、300μm角の個片をそれぞれの試料につき各150個づつ準備した。そして、各個片の重量を測定した後に樹脂成分を有機溶剤で溶解した。樹脂成分を除去した後に、再び各個片の重量を測定した。その結果、実施例1から5においては、プリプレグおよび樹脂硬化後の回路基板において含浸樹脂量のばらつきが±5%以内であることがわかった。一方、比較例のガラス繊維からなる補強材に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた場合には、含浸樹脂量のばらつきが±5%以内には収まらなかった。この結果から、本発明によるプリプレグおよび回路基板が微小領域においても、均一であることがわかった。
【0058】
また、高周波特性評価として、誘電率及び誘電損失を分子配向計により測定した。その結果を表2に示す。
【0059】
【表2】


【0060】
表2から明らかなように、フッ素繊維からなる不織布を補強材に用いた基材を絶縁層に用いることで、誘電率及び誘電損失が小さくなっていることが確認できた。
【0061】
以上本発明の実施の形態において、金属箔回路パターンには、銅箔を用いたが銅箔に限定されるものではなく、ステンレス箔、アルミニウム箔、ニッケル箔等の公知の金属箔も挙げられる。
【0062】
また、絶縁層に熱硬化性エポキシ樹脂およびポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO)を含浸したプリプレグを使用したが、本発明はこれに限るものでなく、フェノール樹脂、ナフタレン系樹脂、ユリア樹脂、アミノ樹脂、アルキッド樹脂、ケイ素樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の公知の熱硬化性樹脂が挙げられる。絶縁層1を構成するプリプレグはこれらの熱硬化性樹脂の組み合わせで用いることができ、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0063】
また、導電体に銅粉とエポキシ樹脂からなる導電性ペーストを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、メッキや金属バンプ、また、金属や高分子化合物またこれらを組み合わせた導電性接着剤など公知の導電体が挙げられる。特に導電性接着剤は、導電粉とバインダー樹脂から構成される。前記導電粉には銅、銀、ニッケル、アルミニウム等の金属粉、および上記金属の被覆層を有する粉体が挙げられるが、その形態は粉末状、樹脂状、フレーク状、球状、不定形のいずれの形態であっても良い。また前記バインダー樹脂には、フェノール系樹脂、ナフタレン系樹脂、ユリア樹脂、アミノ樹脂、アルキッド樹脂、ケイ素樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の公知の高分子化合物が挙げられ、これらを適宜組み合わせることができる。また導電体の酸化安定性や粘度調整のために添加剤や溶剤を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】A−Cは本発明の一実施例によるフッ素繊維による補強材のSEM表面写真である。
【図2】比較例のフッ素繊維による補強材のSEM表面写真である。
【図3】従来のガラス繊維織物(クロス)による補強材の表面写真である。
【図4】本発明の一実施例によるフッ素繊維を補強材としたプリント配線基板の熱処理温度に対する基材強度の関係を示すグラフである。
【図5】同、熱処理温度に対する基材伸びの関係を示すグラフである。
【図6】スルーホール構造を持つプリント配線基板の断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態における全層IVH構造を持つプリント配線基板の断面図である。
【図8】A−Fは本発明の実施の形態1における全層IVH構造を持つプリント配線基板を製造する工程を示す断面図である。
【図9】A−Lは本発明の実施の形態4における全層IVH構造を持つプリント配線基板を製造する工程を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1におけるアニール温度と電気抵抗値との関係を示すグラスである。
【符号の説明】
【0065】
1,101,204 絶縁層
2 配線層
3 スルーホール導体
4 孔内に充填したビアホール導体
102,205 貫通孔
103,206 導電体
104,201,208 金属箔
105,203,209 配線パターン
106,207 接続中間体
107,210 両面基板
108 4層基板
202 支持基材
211 3層基板

【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成16年7月5日(2004.7.5)
【代理人】 【識別番号】110000040
【氏名又は名称】特許業務法人池内・佐藤アンドパートナーズ

【公開番号】 特開2005−51219(P2005−51219A)
【公開日】 平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願番号】 特願2004−198454(P2004−198454)