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【発明の名称】 電子機器
【発明者】 【氏名】福山 昭生
【住所又は居所】神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロックス株式会社内

【要約】 【課題】簡易な構成によって回路基板の基準電位線を筐体と電気的に接続し得る電子機器を提供する。

【解決手段】筐体11に挿入される回路基板21は導電性の保護シート23によって覆われている。この保護シート23は、回路基板21との固定位置近傍に凸部27を有している。一方、筐体11には、回路基板21の挿入時に当該回路基板を案内する導電性のガイドレール50が設けられており、そのレールを構成する下部ガイド53の一部は、上下方向に弾性変形可能な弾性変形部53cが一体に形成されている。筐体11内へ回路基板21が収容された状態において、この弾性変形部は保護シート23の凸部27に強く押し込まれ接触する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、該回路基板に電気的に接続された第1のコネクタと、該回路基板上の基準電位線に電気的に接続された導電性の接地用接触部とを有するアセンブリと、
前記第1のコネクタと接続される第2のコネクタを有し、前記アセンブリを収容する筐体と、
前記筐体に電気的に接続され、該筐体内において前記回路基板を案内する導電性のガイドレールであり、前記第1のコネクタが前記第2のコネクタと接続されている状態において、弾性変形しつつ前記接地用接触部と当接する導電性の弾性変形部が一体形成されてなるガイドレールと、
を具備することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記接地用接触部は凸部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記接地用接触部は、前記回路基板が前記ガイドレールに案内されて移動するのに伴って移動するときの移動経路上において前記弾性変形部と当接する凸部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
前記回路基板の回路実装面を電気的又は物理的に保護する導電性のシートを有し、該シート上に前記接地用接触部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至3記載の電子機器。
【請求項5】
前記接地用接触部は、前記第1のコネクタと第2のコネクタの接続が開始される位置まで前記回路基板が前記ガイドレールに沿って挿入されたときに前記弾性変形部との当接を開始することを特徴とする請求項1乃至4記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内に、主に回路基板からなるアセンブリを収容してなる電子機器において、回路基板の基準電位線を筐体と電気的に接続する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置内に収容される画像処理ユニットや、パーソナルコンピュータ等の電子機器の筐体内には、装置の動作を制御するための回路が実装された回路基板が収容されている。そして、筐体は大抵の場合、機器からのノイズの放射を防止する等の目的のため接地される。
【0003】
一方、外来のノイズに起因した回路の誤動作を防止するため、この種の電子機器における回路基板の基準電位線は、通常、筐体に電気的に接続され、筐体とともに接地される。このような回路基板の基準電位線を筐体に電気的に接続するための技術は、例えば、特許文献1乃至特許文献2に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−264973号公報
【特許文献2】
特開2001−148585号公報
【0005】
特許文献1に記載の技術(第1の従来技術)では、接地された筐体のベース部材に、回路基板を案内するガイド部材が設けられており、このガイド部材に弾性片を有する複数のアース板が取り付けられている。回路基板を筐体内に挿入する際には、この回路基板の側端部分をこの弾性片と接触させることによって、回路基板上の基準電位線が筐体に電気的に接続され、この筐体を介して接地される。また、特許文献2に記載の技術(第2の従来技術)では、回路基板に予め設けられた基準電位線パターンが、回路基板の挿入方向端部位置で筐体に固定された導電性の板バネと接触することによって接地される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像形成装置等の大型の装置は、装置内に複数の電子回路ユニット又は複数の回路基板を有している。そして、これら複数の電子回路ユニット又は回路基板の全てにおいて、回路基板の基準電位線と筐体とが電気的に接地されている。このような場合、第1の従来技術は、回路基板を接地させるための複数のアース板が必要となり、装置規模の上昇と共にコストが増加する問題があった。また、第2の従来技術も、板バネが必要となる為同様にコストの増加は避けられなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成によって回路基板の基準電位線を筐体と電気的に接続し得る電子機器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にかかる電子機器は、回路基板と、該回路基板に電気的に接続された第1のコネクタと、該回路基板上の基準電位線に電気的に接続された導電性の接地用接触部とを有するアセンブリと、前記第1のコネクタと接続される第2のコネクタを有し、前記アセンブリを収容する筐体と、前記筐体に電気的に接続され、該筐体内において前記回路基板を案内する導電性のガイドレールであり、前記第1のコネクタが前記第2のコネクタと接続されている状態において、弾性変形しつつ前記接地用接触部と当接する導電性の弾性変形部が一体形成されてなるガイドレールとを具備することを特徴としている。
【0008】
かかる電子機器において、アセンブリを構成する回路基板は、当該回路基板の基準電位線と電気的に接続された接地用接触部を有している。また、筐体内にこの回路基板を案内する導電性のガイドレールには、この接地用接触部と当接して弾性変形する弾性変形部が一体形成されている。従って、本発明にかかる電子機器は、回路基板の基準電位線を筐体と電気的に接続するに際し、新規の部材を必要とせず、コストの増加を招かない。また、この弾性変形部は、回路基板の接地用接触部と弾性力によって強く押圧されているから、回路基板の基準電位線が筐体と確実に接続され、安定した電位状態が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態:画像情報入力処理ユニット>
<A:ユニットの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像情報入力処理ユニット10の構成を示す断面図である。この画像情報入力処理ユニット10は、電子写真複写機やプリンタなどの画像形成装置内に使用される電子回路ユニットである。尚、説明を簡便にするため、図1は要部構成のみが示されている。
【0010】
画像情報入力処理ユニット10の筐体11は、前面部11aと、背面部11bと、左側面部11cと、図示しない右側面部と、上面部11dと、下面部11eとからなり、これらは導電性を有するメッキ鋼板によって各々構成されている。図1に示すように、背面部11bは、中央部が大きく開口している。尚、図1は、右側面側から見た画像情報入力処理ユニット10の断面図となっている。
【0011】
アセンブリ体20は、主に回路基板21、内部コネクタ22、保護シート23、外部IFコネクタ24、及びパネル25が一体化されたものである。このアセンブリ体20は、背面部11bに設けられた開口から前面部11a側に向けて筐体11内に挿入される(矢印A方向)。
【0012】
回路基板21は、この画像情報入力処理ユニット10を動作させるための回路が実装されたPCB基板(Print Circuit Board:プリント配線基板)である。この回路基板21において、背面部11b側の端部には、回路基板21上の回路と他の機器と電気的な接続を行うための外部IFコネクタ24が設けられている。この外部IFコネクタ24は、例えば、USBコネクタやSCSIコネクタやイーサネットコネクタ(イーサネットは登録商標)やパラレルコネクタ等であり、パネル25を貫通した状態でパネル25に固定されている。パネル25は、アセンブリ体20が筐体11内に収容された時に、背面部11bの開口を塞ぐ。また、回路基板21において、前面部11a側の端部には、回路基板21上の回路と画像情報入力処理ユニット10内の他の回路基板との電気的な接続を行うための内部コネクタ22が配設されている。
【0013】
保護シート23は、導電性を有する薄いメッキ鋼板で構成されている。この保護シート23は、回路基板21と一定の間隙を隔て、回路基板21の下面である回路実装面を覆っており、一端はパネル25の下端に固定され、他端は、回路基板21にネジ26によって固定されている。この固定箇所において、保護シート23は回路基板21上のグランドパターン(基準電位線)に電気的に接続されている。
【0014】
図2は、この固定箇所近傍を、前面部11a側から見た(矢線B方向から見た)断面図である。図示の様に、保護シート23は、溶接される等して当該シートと一体化されたクランク状の取り付け部23aを介して回路基板21の下面に取り付けられている。また、保護シート23は、取り付け部23aとの接合部よりも更に外側に伸延した伸延部23bを有しており、この伸延部23bの下面には、下方に突出した半球状の凸部27が形成されている。この凸部27は、例えば保護シート23の表面に球状の硬い型抜き部材を押し当てる、といった方法により形成されたものである。
【0015】
図1において、第1中継基板30は、筐体11の前面部11aの内側面と対向して配設された基板である。この基板は、上部がネジ31によって前面部11aに図2に示す23aと同様の形状の部材を介し固定されている。第1中継基板30の、背面部11b側を向いた面の中央付近には、内部コネクタ32が実装されている。この内部コネクタ32は、回路基板21が筐体11内に収容された時に、回路基板21に設けられた内部コネクタ22と嵌合する。この内部コネクタ32は、信号ケーブル33を介して第2中継基板40の表面に接続されている。第2中継基板40は、筐体11の下面部11eに図2に示す23aと同様の形状の部材を介しネジ41によって固定されており、その裏面には、信号ケーブル33によって伝達された電気信号を、外部の機器への指示として出力する出力コネクタ42が実装されている。出力コネクタ42は、筐体11の下面部11eを貫通し、他のコネクタとの接続のための接続部を筐体11外部に露出させている。以上のような構成において、回路基板21に実装された回路は、外部IFコネクタ24から受け取った画像情報に基づいて制御情報を発生し、この制御情報を内部コネクタ22、内部コネクタ32、信号ケーブル33および出力コネクタ42を介して外部へと出力する。
【0016】
筐体11の下面部11eの左側面部11c近傍および図示しない右側面部近傍には、回路基板21を案内する2本の平行なガイドレール50が溶接される等して設置されている。このガイドレール50について、図3を使用して説明する。
【0017】
図3は、これら2本のガイドレール50の内、一方の斜視図である。ガイドレール50は、導電性を有するメッキ鋼板で2部品にて形成されており、筐体11の下面部11eに固定される固定面51aと、この固定面51aと垂直に起立した起立面51bからなるL字型の基台51を有する。基台51の起立面51bには、固定面51aと同一の方向に突き出した上部ガイド52と下部ガイド53が設けられている。2本のガイドレール50は、各々の上部ガイド52と下部ガイド53との間隙に、前述の保護シート23の、幅方向両側の伸延部23bを各々収容し、回路基板21を筐体11内の前面部11a側へと案内する。
【0018】
上部ガイド52は平板状の部材であり、回路基板21の挿入方向の長さは、基台51の固定面51aよりも若干短くなっている。下部ガイド53は、上部ガイド52と平行に延在するガイド部53a、ガイド部53aの端部から斜め上方に向かって緩やかに延びる連結部53b、及び連結部53bを介してガイド部53aと連結される弾性変形部53cからなり、全体として緩やかなクランク形状をなす。そして、ガイド部53aの、回路基板21の挿入方向の長さは、基台51の固定面51aと等しく、弾性変形部の垂直位置は、上部ガイド52とガイド部53aとの概ね中間位置となっている。以上が本実施形態に係る画像情報入力処理ユニット10の構成の詳細である。
【0019】
本実施形態において、アセンブリ体20は、回路基板21を覆った保護シート23の伸延部23bを、ガイドレール50の上部ガイド52、及び下部ガイド53のガイド部53aとの間に形成される間隙に挟むようにして、筐体11内に挿入される。挿入が進むと、回路基板21上に設けられた内部コネクタ22が、第1中継基板30の内部コネクタ32と嵌合し始める。このコネクタ同士の嵌合が開始されると、保護シート23に形成された凸部27が、ガイドレール50の下部ガイド53に設けられた弾性変形部53cと接触し始める。
【0020】
ここで、下部ガイド53について見ると、ガイド部53aは、そのほぼ全体が基台51の起立面51bに固定されているため、弾性変形することなく、水平な状態のまま保護シート23の伸延部23bを案内する。これに対し、連結部53b及び弾性変形部53cは、起立面51bに直接固定されておらず、ガイド部53aから回路基板の挿入方向に突き出している。従って、弾性変形部53cは、連結部53bとガイド部53aとの接合部近傍を支点として、図1に示すC方向へ比較的自由に回動することができる。
【0021】
さて、保護シート23に形成された凸部27と接触を始めた弾性変形部53cは、凸部27によって徐々にC方向へ押し下げられる。本実施形態において、この凸部27は半球形状を有するため、コネクタの嵌合が進むに連れて弾性変形部53cは更に下方へ押し込まれる。そして、内部コネクタ22と内部コネクタ32とが完全に嵌合すると、弾性変形部53cは、凸部27によって十分に押し込まれ、この弾性変形部53cを元の形状に戻そうとする弾性力によって、凸部27と強く接触する。かかる状態において、回路基板21の基準電位線は筐体11と電気的に接続される。このように、本実施形態に係る画像情報入力処理ユニット10は、第1及び第2の従来技術と異なり、弾性変形部を一体形成してなる導電性のガイドレールによって、新規部品を使用することなく、回路基板の基準電位線を筐体と電気的に接続させることができるのである。
【0022】
本実施形態においては、凸部27が十分に弾性変形部53cを押し下げられるように、凸部27の形状、大きさ、及び弾性変形部53cの非接触状態における垂直位置が決定されている。また、弾性変形部53cが凸部27に過度に押し下げられて塑性変形を起こさぬように、予め弾性変形部53c及びガイドレール50の形状、設置位置、材質などが決定されている。
【0023】
本実施形態において、ガイドレール50の下部ガイド53に一体形成された弾性変形部53cは、内部コネクタ22と内部コネクタ32との嵌合開始後に、保護シート23に形成された凸部27と接触し弾性変形するように、その設置位置が決められている。弾性変形部53cに対して、第1中継基板30及びアセンブリ体20は剛体とみなせるから、これら剛体上に設置されたコネクタ同士の嵌合が開始されてから当該接触が始まることによって、弾性変形部53cに過度な負荷がかかることが防止される。従って、弾性変形部53cは、凸部27と安定した接触状態を保つことができる。しかしながら、弾性変形部53cと凸部27とが接触を開始するアセンブリ体20の位置はこれに限定されない。コネクタ22および32が嵌合する位置までアセンブリ体20が挿入される前に、凸部27が弾性変形部53cと接触するように構成しても良い。
【0024】
また、本実施形態では、凸部27が半球状をなしており、コネクタ同士の嵌合が進むに連れ徐々に弾性変形部53cが押し下げられるようにした。こうすることによって、凸部27は、挿入方向に進みつつ弾性変形部53cを押し下げることになり、安定した接触状態が得られる。しかし、この凸部の形状は、半球状に限定される訳ではない。弾性変形部と良好な接触状態を保持できる形状であれば良い。また、この凸部は、設けられていなくとも良い。例えば、凸部ではなく、ブラスト処理されたような摩擦性の高い表面を接地用接触部に有していても良い。
【0025】
本実施形態において、凸部27は保護シート23に一体に形成されている。しかしながら、この凸部は、回路基板の基準電位線と電気的に接続可能であれば弾性変形部53cに設けられていても構わない。この場合にも、凸部は半球形状に限らず様々な形態を有することができる。
【0026】
また、本実施形態においては、保護シート23が回路基板21の実装面を覆っており、接地用接触部を有するとともに、例えば、アセンブリ体20を頻繁に抜き差しするような場合に、回路基板21の実装面が電気的及び物理的接触から保護されるので好適である。しかしながら、この保護シート23が無くても、接地用接触部が回路基板21の基準電位線と電気的に接続されていれば本発明に係る効果を得ることができる。
【0027】
また、本実施形態において、筐体11を直接接地するか、または、例えば筐体11を収容する他の装置の、接地された筐体に接続するなどして間接的に接地すれば、極めて簡便に回路基板の基準電位をアース接地することが可能である。
【0028】
尚、弾性変形部材の変形の態様は、本実施の態様に限定されない。例えば、本実施形態のように弾性変形部が鉛直方向に弾性変形するのではなく、筐体の両側面側に変形しても良い。その場合にも、弾性変形部と接触する接地用接触部の形成位置と形状を適宜変更するだけで、本発明の効果は担保される。
【0029】
<第2実施形態:画像形成装置>
上述したような電子回路ユニットは、大型の装置内では複数使用されることが多い。ここでは、本発明の第2実施形態として、画像情報入力処理ユニット10が画像形成装置内に使用されている場合の構成について述べる。尚、第1実施形態と重複する部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0030】
図4は、画像形成装置内における、画像情報入力処理ユニット10周辺の分解斜視図である。同図には、金属製の筐体110、電源部120及び画像情報入力処理ユニット10が示されている。また、図4は、画像形成装置の背面側から見た図となっている。
【0031】
筐体110には、画像形成装置の画像形成ユニット(図示略)に回転駆動力を伝達するためのメイン駆動ユニット111、及び主として感光体ドラム(図示略)を回転駆動するためのドラム駆動ユニット112が設けられている。これら駆動ユニットは、ユニットを構成するフレームに電動モータ及び回転伝達機構(いずれも図示略)などを搭載したものである。中継接続ユニット113は、画像形成装置内の各機器からの信号ケーブルを中継するものであり、特にコネクタ113aは、画像情報入力処理ユニット10との電気的な接続に使用される。
【0032】
電源部120は、装置外のAC電源コンセントと電源コードを介して接続されるAC電源ユニット121、帯電装置(図示略)等に高電圧を供給するための高圧電源回路122及び123、並びに前述のメイン駆動ユニット111やドラム駆動ユニット112に対して24V程度の低電圧を供給するための低圧電源回路124及び125によって大略構成されている。
【0033】
画像情報入力処理ユニット10は、図4において背面部11bを背面側に向けた状態で筐体110の所定箇所にネジ留めされる。その際、出力コネクタ42は、画像情報入力処理ユニット10の下面部11eの外側に第2中継基板と平行して設けられた図示しない画像形成ユニットコントロール基板と接続され、該基板とコネクタ113aとが接続されることによって、画像情報入力処理ユニット10と、筐体110に接続されるその他の機器との電気的接続がなされる。また、画像情報入力処理ユニット10内には、背面部11bと前面部11aとを橋渡すように2本のタイバー(図示略)が設けられ、筐体110とネジ留めされることによって、筐体110と筐体11とは電気的に接続されている。
【0034】
本実施形態に係る画像形成装置はこのように構成されている。この画像形成装置は、安定した基準電位を有する画像情報入力処理ユニット10によって、ノイズ等による誤動作が減少し、高い信頼性を有している。また、この画像形成装置内には、大小複数の電子回路ユニットが収容されているが、それらユニットの多くに、本発明に係る電子機器を使用することができる。従って、全体的に見て、回路基板の基準電位線と筐体との電気的接続にかかるコストが大幅に低減されている。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子機器は、筐体内に回路基板を案内する導電性のガイドレールに、回路基板の基準電位線と接続された接地用接触部と当接するための弾性変形部を一体に形成している。従って、新規の部品を追加することなくこの基準電位線と筐体とを電気的に接続することができ、コストの増加を抑制することができる。また、この弾性変形部と接地用接触部とは、弾性力によって強く接触しており、安定した接続状態が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像情報入力処理ユニット10の断面図。
【図2】同実施形態において、回路基板21と保護シート23との固定箇所近傍を、前面部11a側から見た断面図。
【図3】同実施形態に係るガイドレール50の斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置内における、画像情報入力処理ユニット10周辺の分解斜視図。
【符号の説明】
10・・・画像情報入力処理ユニット、11・・・筐体、11a・・・前面部、11b・・・背面部、11c・・・左側面部、11d・・・上面部、11e・・・下面部、20・・・アセンブリ体、21・・・回路基板、22・・・内部コネクタ、23・・・保護シート、23a・・・取り付け部、23b・・・伸延部、24・・・外部IFコネクタ、25・・・パネル、26・・・ネジ、27・・・凸部、30・・・第1中継基板、31・・・ネジ、32・・・内部コネクタ、33・・・信号ケーブル、40・・・第2中継基板、41・・・ネジ、42・・・出力コネクタ、50・・・ガイドレール、51・・・基台、51a・・・固定面、51b・・・起立面、52・・・上部ガイド、53・・・下部ガイド、53a・・・ガイド部、53b・・・連結部、53c・・弾性変形部、110・・・筐体、111・・・メイン駆動ユニット、112・・・ドラム駆動ユニット、113・・・中継接続ユニット、113a・・・コネクタ、120・・・電源部、121・・・AC電源ユニット、122、123・・・高圧電源回路、124、125・・・低圧電源回路。
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【住所又は居所】東京都港区赤坂二丁目17番22号
【出願日】 平成15年6月27日(2003.6.27)
【代理人】 【識別番号】100098084
【弁理士】
【氏名又は名称】川▲崎▼ 研二

【公開番号】 特開2005−19854(P2005−19854A)
【公開日】 平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願番号】 特願2003−185231(P2003−185231)