| 【発明の名称】 |
携帯機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 和寛 【住所又は居所】神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1番地 株式会社ブリヂストン横浜工場内
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| 【要約】 |
【課題】電磁波シールド特性に優れた携帯機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機20の筐体21の内面に電磁波シールド層22が設けられている。この筐体21に設けられた窓開口23に沿って表示装置24が設けられている。この表示装置24の前面に防眩及び電磁波シールド用の前面部材30が設けられている。この前面部材30は、ガラス板31と、このガラス板31の前面に形成された電磁波シールド層32と、この電磁波シールド層32を覆う防眩フィルム33とを有する。表示装置24とこれを覆う前面部材30とは、筐体21の窓開口23の裏側縁部に重なっている。電極34を介して電磁波シールド層22,32が導通している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筐体の窓開口に表示装置が設けられた携帯機器であって、 該筐体の内面に電磁波シールド層が設けられている携帯機器において、 該表示装置の前面に表示装置用電磁波シールド層が設けられ、 該筐体の電磁波シールド層と該表示装置用電磁波シールド層とが導通していることを特徴とする携帯機器。 【請求項2】 請求項1において、該表示装置用電磁波シールド層は透明基板上に形成されており、該透明基板は前記窓開口よりも大きく、該透明基板の周縁部が該窓開口の裏側の縁部に重なるようになっており、 該筐体の電磁波シールド層と表示装置用電磁波シールド層とは、該窓開口の裏側縁部において導通していることを特徴とする携帯機器。 【請求項3】 請求項2において、該筐体の電磁波シールド層と表示装置用電磁波シールド層とは、該窓開口の裏側縁部において少なくとも一方に設けられた電極を介して導通していることを特徴とする携帯機器。 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項において、該表示装置用電磁波シールド層の前面が保護フィルムで覆われていることを特徴とする携帯機器。 【請求項5】 請求項4において、該保護フィルムは防眩フィルムであることを特徴とする携帯機器。 【請求項6】 請求項5において、該防眩フィルムは、偏光フィルムと、該偏光フィルムの表面に形成されたハードコート層とを備え、該ハードコート層の表面に光散乱用の微細凹凸が形成されたものであることを特徴とする携帯機器。 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項において、該電磁波シールド層はパターンエッチングされた金属膜よりなる導電性メッシュを有することを特徴とする携帯機器。 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1項において、該電磁波シールド層は格子状の繊維に金属を被覆してなる導電性メッシュを有することを特徴とする携帯機器。 【請求項9】 請求項1ないし6のいずれか1項において、該電磁波シールド層は導電性インクのパターン印刷よりなる導電性メッシュを有することを特徴とする携帯機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は携帯機器に係り、特に電磁波シールド特性に優れた携帯機器に関する。 【0002】 【従来の技術】 携帯電話機やモバイルコンピュータ、電子手帳などの携帯機器から発生する電磁波をシールドするために、携帯機器の筐体の内面に電磁波シールドを設けることは下記文献等の通り周知である。 【0003】 【特許文献1】 特開2002−246785号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 携帯機器の筐体には、表示装置を設置するための窓開口が設けられており、この窓開口から電磁波が筐体外部に漏出する。 【0005】 本発明は、この窓開口からの電磁波の漏出を十分に抑制することができる携帯機器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明の携帯機器は、筐体の窓開口に表示装置が設けられた携帯機器であって、該筐体の内面に電磁波シールド層が設けられている携帯機器において、該表示装置の前面に表示装置用電磁波シールド層が設けられ、該筐体の電磁波シールド層と該表示装置用電磁波シールド層とが導通していることを特徴とするものである。 【0007】 かかる本発明の携帯機器にあっては、筐体内面だけでなく表示装置の前面にも電磁波シールド層が設けられているので、窓開口からの電磁波漏出が抑制される。特に、この筐体内面の電磁波シールド層と窓開口の電磁波シールド層とが導通しているので、電磁波シールド特性がきわめて良好なものとなる。 【0008】 筐体及び窓開口の電磁波シールド層同士を導通させるために、表示装置用電磁波シールド層は透明基板上に形成されており、該透明基板は前記窓開口よりも大きく、該透明基板の周縁部が該窓開口の裏側の縁部に重なるようになっており、該筐体の電磁波シールド層と表示装置用電磁波シールド層とは、該窓開口の裏側縁部において導通している構成とすることが好ましい。この場合、筐体の電磁波シールド層と表示装置用電磁波シールド層とは、該窓開口の裏側縁部において少なくとも一方に設けられた電極を介して導通していることが好ましい。 【0009】 本発明では、表示層用電磁波シールド層の前面が防眩フィルム等の保護フィルムで覆われていることが好ましい。この防眩フィルムとしては、偏光フィルムと、該偏光フィルムの表面に形成されたハードコート層とを備え、該ハードコート層の表面に光散乱用の微細凹凸が形成されたものが好ましい。 【0010】 電磁波シールド層としては、導電性メッシュが好適であり、特に導電性メッシュとしては、パターンエッチングされた金属膜よりなる導電性メッシュ、格子状の繊維に金属を被覆してなる導電性メッシュ又は導電性インクのパターン印刷よりなる導電性メッシュが好適である。 【0011】 【発明の実施の形態】 以下、図面を参照して実施の形態について説明する。 【0012】 図1は実施の形態に係る携帯機器としての携帯電話機20の断面図、図2は図1のII部分の拡大図である。 【0013】 携帯電話機20の筐体21の内面に電磁波シールド層22が設けられている。この筐体21に設けられた窓開口23に沿って表示装置24が設けられている。この表示装置24の前面に防眩及び電磁波シールド用の前面部材30が設けられている。この前面部材30は、ガラス板31と、このガラス板31の前面に形成された電磁波シールド層32と、この電磁波シールド層32を覆う防眩フィルム33とを有する。 【0014】 表示装置24としては液晶表示装置等が好適であるが、これに限定されない。この表示装置24とこれを覆う前面部材30とは、窓開口24よりも若干寸法が大きいものであり、それらの縁部は筐体21の窓開口23の裏側縁部に重なるようになっている。該窓開口23の縁部においては、電磁波シールド層22と、前面部材30の電磁波シールド32の縁部との少なくとも一方に電極34が設けられており、この電極34を介して電磁波シールド層22,32が導通している。電極34を形成するには、導電性の塗料を塗布したり、あるいは金属箔を導電性接着剤で貼り付けるなどの手段を採用することができる。また、電磁波シールド層32をパターンエッチングにて形成する場合には、窓開口23の裏側に接する部分の周囲を残しエッチングを行うことで電極としたり、導電性インクのパターン印刷にて形成する場合には、窓開口23の裏側に接する部分の周囲をベタ塗りにして電極とすることができる。更に、導電性メッシュを使う時などは、上記周囲に銅製等金属から成るテープを貼合して電極を形成することができる。 【0015】 防眩フィルム33は電極34よりも中央側に配置されている。この防眩フィルム33としてはアンチグレア偏光フィルムが好適であるが、AR(アンチリフレクション)フィルムを使用することができ、具体的には、偏光フィルム表面にハードコート散乱層(アンチグレア層)をコーティングしたものが挙げられる。このハードコート散乱層は、表面に微細な凹凸を形成し、外光を多方向に散乱させて防眩作用を奏する。 【0016】 このように構成された携帯機器にあっては、筐体21の内面に電磁波シールド層22が設けられると共に、窓開口23にも電磁波シールド層32が設けられているので、電磁波シールド特性に優れる。特に、この電磁波シールド層22,23同士が電極34を介して導通しているので、電磁波シールド特性が著しく良好である。 【0017】 上記電磁波シールド層22,32としては、格子状の繊維に金属を被覆してなる導電性メッシュ、パターンエッチングされた金属膜よりなる導電性メッシュ、又は導電性インクのパターン印刷よりなる導電性メッシュが好適である。 【0018】 この格子状の繊維に金属を被覆してなる導電性メッシュとしては、ポリエステル繊維に銅めっきを施したものが好適である。 【0019】 パターンエッチングされた金属膜よりなる導電性メッシュとしては、銅箔などの金属箔を透明接着剤によってPETフィルム等の透明基材フィルムに貼り、パターンエッチングしたものが好適であり、特に、このパターンエッチング後に次亜塩素酸による酸化処理等により黒化処理して光の反射を防止するようにしたものが好適である。この場合、透明基材フィルムとパターンエッチングされた金属箔とによって導電性メッシュが構成される。 【0020】 導電性インクのパターン印刷による導電性メッシュとしては、PET等の透明基材フィルムの上に導電性インクをパターン印刷したものが好適である。また、ガラス板31の上に導電性インクをパターン印刷したものであってもよく、この場合、パターン印刷後に200℃以上例えば200〜350℃程度でインキを焼き付けたものであってもよい。ガラス板への導電性インクの印刷に先立って黒色インクをパターン印刷し、この黒色インクのパターン上に導電性インクをパターン印刷してもよい。 【0021】 【発明の効果】 以上の通り、本発明によると電磁波シールド特性に優れた携帯機器が提供される。 【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態に係る携帯機器としての携帯電話機の断面図である。 【図2】図1のII部分の拡大図である。 【符号の説明】 20 携帯電話機 21 筐体 22,32 電磁波シールド層 24 表示装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005278 【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン 【住所又は居所】東京都中央区京橋1丁目10番1号
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| 【出願日】 |
平成15年6月27日(2003.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086911 【弁理士】 【氏名又は名称】重野 剛
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| 【公開番号】 |
特開2005−19850(P2005−19850A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月20日(2005.1.20) |
| 【出願番号】 |
特願2003−185153(P2003−185153) |
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