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【発明の名称】 ディスク装置の光スポットの移動方法及び光ディスク装置
【発明者】 【氏名】森下 隆史
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パナソニックコミュニケーションズ株式会社内

【氏名】小泉 裕久
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パナソニックコミュニケーションズ株式会社内

【要約】 【課題】従来のディスク装置の光スポットの移動方法及び光ディスク装置では、キャリッジの位置によってフィードモータに掛かる負荷が変動することがあり、これによりトラバースシークを行うと目標位置を通過してしまうことがあった。

【解決手段】光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる際に、前記目標位置までの前記光スポットの移動量が所定量以上の場合に、粗シークによって、前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動した後、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むこととした。これによりトラバースシーク時に目標位置を通過してしまうことが回避され、光スポットの移動時の信頼性が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる際に、前記目標位置までの前記光スポットの移動量が所定量以上の場合に、粗シークによって、前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動した後、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むことを特徴とするディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項2】
光スポットの移動によって前記光スポットがディスクのデータ領域を外れた場合、データ領域まで所定量後戻りした後再び目標位置まで移動する際に、粗シークによって前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動し、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むことを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項3】
光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる場合の最初の粗シークを行う際に、前記粗シークによって前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動し、微調整シークで前記目標位置に到達することを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項4】
粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、所定位置から目標位置までの移動量に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項5】
粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、メモリに格納されたテーブルによって、所定位置から目標位置までの移動量から得られることを特徴とする請求項4記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項6】
粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、ディスクのトラック本数にて設定されることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項7】
粗シーク開始から終了までの移動速度の変化は加速区間と減速区間を有し、前記粗シーク開始位置から前記加速区間終了位置までの移動量または前記減速区間の開始位置から前記粗シーク終了位置までの移動量の少なくとも一方は、前記粗シーク開始位置から前記粗シーク終了位置までの移動量に対応して設定されることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項8】
粗シーク開始から終了までの移動速度の変化は、加速区間と減速区間を有し、前記加速区間と前記減速区間の少なくとも一方において、所定の加速度変更速度よりも移動速度が遅い場合と移動速度が速い場合で移動速度の加速度を変化させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法。
【請求項9】
光ディスクを回転させる回転駆動部と光ディスクにレーザ光を照射することによってデータの記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと前記光ピックアップを構成するキャリッジと前記キャリッジを光ディスクの半径方向に駆動するフィード部と各駆動部の制御手段とデータの信号処理手段を含んで構成される光ディスク装置において、前記フィード部で行われる粗シークにおいて請求項1から請求項8記載のディスク装置の光スポットの移動方法を行うことを特徴とする光ディスク装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は光ピックアップにより光ディスクの情報を記録再生するディスク装置の光スポットの移動方法及び光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光ディスク装置は、オーディオ用CDをはじめとして、CD−ROM、CD−R/RW、DVDなどがすでに実用化されており、各方面への応用と高性能化への開発が活発に行われている。特に最近では、パーソナルコンピュータの急速な市場拡大に伴い光ディスク装置のパーソナルコンピュータへの内蔵普及率も高くなっている。
【0003】
ここで、光ディスク装置の構成を図10を用いて説明する。
【0004】
図10は従来の光ディスク装置のピックアップ制御部のブロック図である。図10において、20は光ディスク、22はピックアップモジュール、23はスピンドルモータ、24は光ピックアップ、25はキャリッジ、26はフィード部、27はフィードモータ、28はアナログ信号処理部、29はサーボ処理部、30はモータ駆動部、31はディジタル信号処理部、32はレーザ駆動部、33はコントローラである。
【0005】
以上のように構成された従来の技術におけるピックアップ制御部の動作について説明する。図10において、ピックアップモジュール22は、光ディスク20を回転させるスピンドルモータ23と、光ディスク20の情報信号を読み取るための光ピックアップ24と、光ピックアップ24が搭載されたキャリッジ25を光ディスク20の半径方向に移動させるためのフィード部26とによって構成されたものである。アナログ信号処理部28はピックアップモジュール22の内部に設けられたキャリッジ25中の光ピックアップ24内部の光センサ(図示せず)からの信号出力を基に、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ処理部29に出力する。
【0006】
フォーカスエラー信号とは、光ピックアップ24に備えられた対物レンズ24aより出射される光ビームスポットと光ディスク20の記録面との焦点方向のずれを示す。トラッキングエラー信号とは、前記光スポットと光ディスク20の情報トラックの光ディスク半径方向のずれを示す。また、アナログ信号処理部28はトラッキングエラー信号の低域成分を取り出す事により、対物レンズ24aとキャリッジ25との相対的な位置関係を示すレンズ位置信号を生成し、サーボ処理部29に出力する。
【0007】
サーボ処理部29はON/OFF回路、演算回路、フィルタ回路、増幅回路等によって構成され、光ビームスポットが光ディスク20の情報トラックに追従するように対物レンズ24aをフォーカス/トラッキング制御し、さらにトラッキングエラー信号の低域成分を用いて対物レンズが概略中立位置を保持するようにフィード制御を行う。対物レンズ24aのフォーカス/トラッキング制御は、サーボ処理部29の指示により、アクチュエータ駆動部34によりアクチュエータを駆動し、対物レンズ24aをフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動制御することによっておこなわれる。フィード部26はフィードモータ27、ギヤ(図示せず)、スクリューシャフト(図示せず)等から構成され、フィードモータ27を回転させることによってキャリッジ25が光ディスク半径方向に移動し、その際フィードモータ27よりフィードモータパルスが周期的に出力されるようになっている。光ディスク20を回転させるスピンドルモータ23及びフィードモータ27は、サーボ処理部29の指示によりモータ駆動部30によって駆動制御される。コントローラ33はこのように構成されたサーボ部の全体のコントロールを行うものである。
【0008】
次にアクセス制御について説明する。光ディスク装置は、データの読み取りを正確に行う為にシーク動作を行う。これは、ホストなどの外部からの命令等によってディスク20の任意の位置に光ピックアップ24を移動させる際に、現在の読み取り位置から目的の位置までのトラック本数を計算によって求め、求めた本数分光ピックアップ24や対物レンズ24aを移動して読み取り位置を調整する動作である。数100本以上のトラックを横切って移動する場合は、フィードモータ27を回転させてキャリッジ25を移動させるトラバースシークが行われる。
【0009】
先行例としては、(特許文献1)(特許文献2)等がある。
【特許文献1】特開2001−273646号公報
【特許文献2】特開平08−293176号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
トラバースシーク等によってフィードモータ27を回転させてキャリッジ25を移動させる際、フィードモータ27に掛かる負荷はキャリッジ25の位置にかかわらず一定であることが望ましいが、実際にはギヤやスクリューシャフトの形状や組み立て時のばらつき等により、キャリッジ25の位置によってフィードモータ27に掛かる負荷が変動することがある。これによって目標位置付近の負荷が軽くなっている場合、トラバースシークを行うと目標位置を通過してしまうことがある。この場合、通過したトラック本数は測定される為、後戻りして最終目標位置に到達するが、シーク時間が長くなる問題が生じる。さらに、目標位置がデータ領域の外周端付近にあり、同様の理由でトラバースシークで目標位置を通過するとデータ領域を越えてしまう場合がある。この場合、フォーカス外れを起こし、フォーカスサーボ外れによるエラーリカバリ動作に入り、シーク動作をやり直す為、結果的にシーク動作を何度も繰り返してしまうことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる際に、前記目標位置までの前記光スポットの移動量が所定量以上の場合に、粗シークによって、前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動した後、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むこととした。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、キャリッジの位置によってフィードモータに掛かる負荷が変動すること等により、トラバースシーク時に目標位置を通過してしまうことが回避される。目標位置を通過すると後戻りして最終目標位置に到達するが、これによってシーク時間が長くなってしまうことを回避することができる。また、光スポットがディスクのデータ領域を外れることによりフォーカス外れを起こし、フォーカスサーボ外れによるエラーリカバリ動作に入り、シーク動作をやり直す為、結果的にシーク動作を何度も繰り返してしまうことを回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の請求項1記載の発明は、光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる際に、前記目標位置までの前記光スポットの移動量が所定量以上の場合に、粗シークによって、前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動した後、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むことを特徴とするディスク装置の光スポットの移動方法によって、キャリッジの位置によってフィードモータに掛かる負荷が変動すること等により、トラバースシーク時に目標位置
を通過してしまうことが回避される。目標位置の通過すると後戻りして最終目標位置に到達するが、これによってシーク時間が長くなってしまうことを回避することができる。
【0014】
本発明の請求項2記載の発明は、光スポットの移動によって前記光スポットがディスクのデータ領域を外れた場合、データ領域まで所定量後戻りした後再び目標位置まで移動する際に、粗シークによって前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動し、微調整シークで前記目標位置に到達する移動方法を含むことを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、光スポットがディスクのデータ領域を外れることによりフォーカス外れを起こし、フォーカスサーボ外れによるエラーリカバリ動作に入り、シーク動作をやり直す為、結果的にシーク動作を何度も繰り返してしまうことを回避することができる。
【0015】
本発明の請求項3記載の発明は、光スポットの照射位置をディスクの半径方向に所定位置から目標位置まで移動させる場合の最初の粗シークを行う際に、前記粗シークによって前記目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動し、微調整シークで前記目標位置に到達することを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法であって、光スポットがディスクのデータ領域を外れることによりフォーカス外れを起こし、フォーカスサーボ外れによるエラーリカバリ動作に入り、シーク動作をやり直す為、シーク時間が長くなってしまうことを回避することができる。
【0016】
本発明の請求項4記載の発明は、粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、所定位置から目標位置までの移動量に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、所定位置から目標位置までの移動量に応じて適正な粗シークによる移動量を設定することができる為、シーク時間を短縮することができる。
【0017】
本発明の請求項5記載の発明は、粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、メモリに格納されたテーブルによって、所定位置から目標位置までの移動量から得られることを特徴とする請求項4記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、所定位置から目標位置までの移動量に応じて適正な粗シークによる移動量を設定することができる為、シーク時間を短縮することができる。
【0018】
本発明の請求項6記載の発明は、粗シークによって目標位置に対して所定量手前の位置である粗シーク目標位置まで移動する際の前記所定量は、ディスクのトラック本数にて設定されることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、粗シーク目標位置までの移動量を適正に設定することができる。
【0019】
本発明の請求項7記載の発明は、粗シーク開始から終了までの移動速度の変化は加速区間と減速区間を有し、前記粗シーク開始位置から前記加速区間終了位置までの移動量または前記減速区間の開始位置から前記粗シーク終了位置までの移動量の少なくとも一方は、前記粗シーク開始位置から前記粗シーク終了位置までの移動量に対応して設定されることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、スピンドルモータや制御回路に負荷をかけることなく、粗シークの時間を短縮することができる。
【0020】
本発明の請求項8記載の発明は、粗シーク開始から終了までの移動速度の変化は、加速区間と減速区間を有し、前記加速区間と前記減速区間の少なくとも一方において、所定の加速度変更速度よりも移動速度が遅い場合と移動速度が速い場合で移動速度の加速度を変化させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置の光スポットの移動方法によって、スピンドルモータや制御回路に負荷をかけることなく、粗シークの時間を短縮すること
ができる。
【0021】
本発明の請求項9記載の発明は、光ディスクを回転させる回転駆動部と光ディスクにレーザ光を照射することによってデータの記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと前記光ピックアップを構成するキャリッジと前記キャリッジを光ディスクの半径方向に駆動するフィード部と各駆動部の制御手段とデータの信号処理手段を含んで構成される光ディスク装置において、前記フィード部で行われる粗シークにおいて請求項1から請求項8記載のディスク装置の光スポットの移動方法を行うことを特徴とする光ディスク装置によって、キャリッジの位置によってフィードモータに掛かる負荷が変動すること等により、トラバースシーク時に目標位置を通過してしまうことが回避される。目標位置の通過すると後戻りして最終目標位置に到達するが、これによってシーク時間が長くなってしまうことを回避することができ、動作の安定した光ディスク装置を提供することができる。
【0022】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の外観図、図2は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の光ピックアップモジュールを裏面から見た外観図、図3は本発明の実施の形態1における光ディスク装置のピックアップ制御部のブロック図、図4は本発明の実施の形態1における光ディスク装置のアクセス制御の流れを示すフローチャート、図5は本発明の実施の形態1における光ディスク装置のトラバースシークの流れを示すフローチャート、図6はトラバースシーク時の移動トラック数と移動速度の関係を示す図、図7は移動トラック数と減速区間のトラック本数の関係を示す図、図8はブレーキ本数のテーブルを示す図である。
【0024】
光ディスク装置1には筐体2及びトレイ3があり、図1は筐体2からトレイ3を引き出した状態を示している。筐体2は天部2aと底部2bから構成されている。トレイ3には光ピックアップモジュール4が設けられている。光ピックアップモジュール4には光学系を構成した光ピックアップ8とディスクを回転させるスピンドルモータ4b及び制御回路を構成する回路基板(図示せず)が構成されている。スピンドルモータ4bにはディスク装着部4cがあり、ディスクを装着し回転駆動させる。トレイ3の両側部にはレール部5があり、両側部共にレール6とディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合している。また、レール6は筐体2両側部内面に設けられたレールガイド7ともディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合しており、トレイ3は筐体2からディスクが着脱できるよう引き出すことが出来る。トレイ3の引き出し量は、筐体2から最大限引き出した状態では装着された光ディスクの全体が筐体2から引き出され露出するよう設定されている。
【0025】
図2において、4dは各部を保持するフレームであり、スピンドルモータ4bは底板4eを介してネジなどでフレーム4dに取付けられている。スピンドルモータ4bのディスク装着部4cはカバー4fの貫通孔4gからトレイ3の表面側に突出している。
【0026】
キャリッジ4hはフレーム4dに固定された略平行な2本のシャフト4i,4jに移動自在に保持されている。
【0027】
フィードモータ4kはフレーム4dに固定されており、ギヤ群4mを介してフレーム4dに回転自在に取付けられた回転シャフト4nを回転させる。回転シャフト4nはシャフト4iの近傍に設けられており、シャフト4iに略平行に取付けられている。しかも回転シャフト4nはシャフト4iに対してシャフト4jと反対側に設けられている。回転シャフト4nにはスパイラル状の溝が設けられており、キャリッジ8aに設けられたガイド4
pと嵌合している。フィードモータ4kが回転すると、ギヤ群4mを介して回転シャフト4nが回転する。回転シャフト4nの回転により、ガイド4p及びキャリッジ4hはシャフト4i,4jに沿って光ディスクの半径方向を双方向(図2に示す矢印A)に移動する。以上のようにキャリッジ8aを移動させる手段としてのフィードモータ4k,回転シャフト4n,ギヤ群4mはシャフト4iに対してシャフト4jと反対側にまとめて収納されフィード部を構成している。
【0028】
光ピックアップ8は、キャリッジ4aに波長が677nm以下のレーザ光を発するDVD用半導体レーザ8b、波長が765nmから795nmのレーザ光を発するCD用半導体レーザ8c、プリズム8d等の光学素子、センサ8e、対物レンズ8fや対物レンズ8fを微少量移動させるアクチュエータ8g等が設けられて構成されている。DVD用半導体レーザ8bやCD用半導体レーザ8cから発したレーザ光はプリズム8d等の光学素子を通って対物レンズ8fより、光ディスクのデータ面に照射する。その反射光は対物レンズ8fからプリズム8d等の光学素子を経由して、センサ8eに入り電気信号に変換される。
【0029】
次に、本発明の実施の形態1における光ディスク装置のピックアップ制御部の構成について、図3を用いて詳細に説明する。
【0030】
図3において、10は光ディスク、11はアナログ信号処理部、12はサーボ処理部、13はモータ駆動部、14はディジタル信号処理部、15はレーザ駆動部、16はコントローラ、17はアクチュエータ駆動部である。
【0031】
以上のように構成された本発明の実施の形態1における光ディスク装置のピックアップ制御部の動作について説明する。図3において、アナログ信号処理部11はピックアップモジュール4の内部に設けられたキャリッジ8a中のセンサ8eからの信号出力を基に、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ処理部12に出力する。
【0032】
フォーカスエラー信号とは、光ピックアップ4に備えられた対物レンズ8fより出射される光ビームスポットと光ディスク10の記録面との焦点方向のずれを示す。トラッキングエラー信号とは、前記光スポットと光ディスク10の情報トラックの光ディスク半径方向のずれを示す。また、アナログ信号処理部11はトラッキングエラー信号の低域成分を取り出す事により、対物レンズ8fとキャリッジ8aとの相対的な位置関係を示すレンズ位置信号を生成し、サーボ処理部12に出力する。
【0033】
サーボ処理部12はON/OFF回路、演算回路、フィルタ回路、増幅回路等によって構成され、光ビームスポットが光ディスク10の情報トラックに追従するように対物レンズ8fをフォーカス/トラッキング制御し、さらにトラッキングエラー信号の低域成分を用いて対物レンズが概略中立位置を保持するようにフィード制御を行う。対物レンズ4aのフォーカス/トラッキング制御は、サーボ処理部12の指示により、アクチュエータ駆動部17によりアクチュエータ8gを駆動し、対物レンズ8fをフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動制御することによっておこなわれる。キャリッジ8aは、フィードモータ4kを回転させることによって光ディスク半径方向に移動するが、その際フィードモータ4kに設けられたエンコーダ4qによりエンコーダパルスが出力され、サーボ処理部12に送られる。エンコーダパルスは、光ビームスポットが当たっている光ディスク10の半径方向の位置を認識するのに利用される。スピンドルモータ4b及びフィードモータ4kは、サーボ処理部9の指示によりモータ駆動部10によって駆動制御される。コントローラ16はこのように構成されたサーボ部の全体のコントロールを行うものである。
【0034】
次にアクセス制御について説明する。アクセス制御によって行われるシーク動作には、粗シークであるトラバースシークと、微調整シークである1トラックジャンプおよびマルチジャンプがある。ここでは図4を用いて、アクセス制御の流れを含めて説明する。
【0035】
光ディスクのデータ領域の別の位置に光ピックアップ4を移動するよう、ホストコンピュータより移動するトラックの本数の指示を受けると、アクセス制御を開始する(S1)。トラックの移動本数によってシーク動作が異なるため、コントローラ16にて移動本数を予め設定した第1の閾値N1と比較する(S2)。閾値N1はコントローラ16内のメモリに格納されている。N1は1以上10以下であることが望ましく、4以上6以上であることがさらに望ましい。このようにトラックの移動本数が少ない場合は、コントローラ16はサーボ処理部12を経由してアクチュエータ駆動部17に指示し、アクチュエータ8gによって対物レンズ8fを略径方向に移動させることによってトラックの移動を行う(S3)。このような移動方法は、1トラックジャンプまたはインターバルジャンプと呼ばれ、正確なトラックの移動が可能である。なお、ここで移動本数は、トラックを移動する動作を行う以上1以上の数であることはいうまでもない。
【0036】
トラックの移動本数が第1の閾値N1よりも大きい場合、次に第2の閾値N2と比較する(S4)。閾値N2はコントローラ13内のメモリに格納されている。N2は50以上300以下であることが望ましく、80以上120以上であることがさらに望ましい。このような移動本数の場合、コントローラ16はサーボ処理部12を経由してアクチュエータ駆動部17に指示し、アクチュエータ8gによる対物レンズ8fの移動可能範囲内で、アクチュエータ8gによって対物レンズ8fを略径方向に大きく動かす。さらにコントローラ16は、この対物レンズ8fの光ディスク10に対する位置を維持しつつ、アクチュエータ8gによる対物レンズ移動量を緩和するように、サーボ処理部12を経由してモータ駆動部13に指示し、フィードモータ4kを回転させてキャリッジ8aを移動させる(S5)。このような移動方法はマルチジャンプと呼ばれる。マルチジャンプも正確にトラックの移動が可能である。
【0037】
トラックの移動本数が第2の閾値N2よりも大きい場合は、トラバースシークを行う(S6)。トラバースシークは、コントローラ16がサーボ処理部12を経由してモータ駆動部13に指示し、フィードモータ4kを回転させてキャリッジ8aを移動させ、目的位置に移動するものである。この間アクチュエータ8gによる対物レンズ8fの移動は行わないことが望ましい。トラバースシークでは大きな移動が可能であるが、移動位置到達の精度は劣る為、これを補う制御を行う。このトラバースシーク時の制御の流れについては後述する。これによって目標位置に到達したか確認し(S7)、目標位置に到達した場合は、アクセス制御を終了する(S8)。
【0038】
次に、トラバースシーク時の制御の流れについて、図5を用いて詳細に説明する。
【0039】
図4のS6でトラバースシークを開始することになると(S11)、トラバースシーク中はトラッキングサーボが働かないようにする為、トラッキングサーボを停止する(S12)。次に、コントローラ16がサーボ処理部12を経由してモータ駆動部13に指示し、フィードモータ4kを駆動させて(S13)キャリッジ8aを移動させる。ホストコンピュータより指示されたトラックの移動本数で停止する為に減速し(S14)、フィードモータ4kを停止させる(S15)。このS13からS15にかけてのシーク動作については、後で詳細に説明する。前述のように、停止位置が目標位置を通過している場合がある為、次にコントローラ16は、フォーカスサーボ外れを起こしたかどうかを判定する(S16)。フォーカスサーボ外れは前述したようにトラバースシークで目標位置を通過してしまい、データ領域を越えてしまうこと等により発生することがある。フォーカスサーボ外れが生じたら、フォーカスリカバリ動作を開始する(S17)。すなわち、所定量移
動量を後戻りし(S18)、フォーカスをONさせ(S19)、トラッキングをONさせる(S20)。この後戻りする移動量は、フォーカスサーボ外れを起こした位置からの後戻り量で設定するものであっても良いし、フォーカスサーボがONする所定の位置を予め設定し、そこまで後戻りするものであっても良い。このまま、再びトラバースシークを行うと前述のようにフォーカスサーボ外れを繰り返すことがある為、移動目標位置がS14で設定した移動目標位置よりも手前になるようにトラックの移動本数を変更して、トラバースシークを再び実施し(S21)、S12にもどる。ここで、トラックの移動本数の変更はコントローラ16にて行い、トラックの移動本数の変更量はコントローラ16内のメモリに格納されている。この変更量は、再びトラバースシークを行った時に少なくとも再びデータ領域を越えてしまい、フォーカスサーボ外れを起こさない値に設定されるが、再び目標位置を通過しないような値に設定することが望ましい。しかし、この変更量を大きく設定すると、トラバースシーク後目標位置に達するまでに行う、マルチジャンプや1トラックジャンプの回数が増し、目標位置に達するまでの時間が長くなる。具体的には、50本〜300本であることが望ましい。これによってマルチジャンプへの移行がスムーズになる。また、トラバースシークでの移動量が大きいほど目標位置を通過する通過量が増すこともある為、トラバースシークでの移動量とその移動量での望ましい変更量の関係をテーブルや関数にしてコントローラ16内のメモリに格納しておき、これを参照してトラバースシークでの移動量に対して、最適の変更量を設定するものであっても良い。
【0040】
フォーカスサーボ外れが発生しなかった場合は、トラッキングサーボをONし(S22)、トラッキングサーボを起動する。ここで、トラッキングサーボ外れが発生しないか判定し(S23)、トラッキングサーボ外れが発生した場合は、所定のトラッキングリカバリ動作を行う(S24)。トラッキングサーボ外れが発生しなかった場合は、トラバースシークを終了する(S25)。
【0041】
次に、S13からS15にかけてのシーク動作について図6から図8を用いて詳細に説明する。
【0042】
シーク動作では、フィードモータ4kによってキャリッジ4aを光ディスク10の半径方向に動かし、光ディスク10のデータを読み取ったり、光ディスク10にデータを記録する光スポットを光ディスク10の半径方向の目標とする位置に移動させる。このとき、光スポットが光ディスク10の半径方向に移動するトラック数と光スポットの移動速度の関係は図6に示すようなカーブを成している。すなわち光ディスク10の半径方向の所定の点であるB点にある状態で、半径方向D点に移動するようトラックの移動本数がホストコンピュータから指示されると、トラバースシークを開始する。加速区間において加速し、最高速度に達するとほぼ一定速度で移動する(定常速区間)。D点で停止するようにその手前のC点にて減速を始める(減速区間)。トラックの移動本数が多いと、減速区間を長く取る必要がある。
【0043】
本実施の形態では、この減速区間を設定する方法としてテーブルを使用している。図7はこのトラックの移動本数と最適な減速区間の長さの関係を示しており、減速区間はトラックの移動本数(ブレーキ本数)で表している。実験的に得た最適な移動トラック数とブレーキ本数の関係のカーブFを、複数の移動トラック数の範囲に分けてそれぞれの範囲で一次式等の近似式で近似する。これらの近似式と各近似式に対応した移動トラック数の範囲を図8に示すようなテーブルにしてコントローラ16内のメモリに格納している。図5のS14での減速の開始時期は、コントローラ16がトラックの移動本数からこのテーブルを用いてブレーキ本数を得ることで設定される。
【0044】
なお、本実施の形態では複数の移動トラック数の範囲に分けてそれぞれの範囲で一次式等の近似式で近似したが、近似の方法はこれに限らず、1つの関数で近似するものであっ
ても良く、この場合この関数がコントローラ16内のメモリに格納され、参照されることが望ましい。また、移動トラック数に対してブレーキ本数をさせることが可能な、近似式を使用しないテーブルであっても良い。
【0045】
また、トラバースシーク開始時の加速時においても、トラックの移動本数に対して加速区間が終わるE点までのトラック本数を同様にテーブルにし、コントローラ16内のメモリに格納することにより、トラックの移動本数に対して最適な加速区間を得るものであっても良い。
【0046】
減速区間における減速加速度は一定であっても良いが、本実施の形態では、図6に示すように加速度変更速度G点を設定し、この速度以上では減速の加速度を大きくし、この速度以下では減速の加速度を小さくしている。これによって、減速加速度一定の場合に比べて、減速区間を短くすることができ、スピンドルモータや制御回路に負荷をかけることなく、素早いトラバースシークが可能になる。本実施の形態では加速度変更速度は1点設定しているが、複数点設定しそれに対応した減速加速度を設定するものであっても良い。いずれにおいても、各加速度変更速度とそれぞれに対応する減速加速度をテーブルにしてコントローラ16内のメモリに格納している。減速時にコントローラ16がこのテーブルを用いて減速加速度を設定することによって、望ましい減速カーブで減速することができる。トラバースシーク開始時の加速時においても、同様に加速度変更速度を設定し、この加速度変更速度以上と未満で加速度を変更するものであっても良い。例えば、所定の加速度変更速度以下では加速度を大きくし、この加速度変更速度を越えると加速度を小さくすることにより、定常速区間へのスムーズな移行を可能にしつつ加速区間を短くすることが可能となる。
【0047】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について、図9を用いて説明する。本実施の形態2においても、光ディスク装置の機構的な構成や、制御系の構成、及びアクセス制御の流れを示すフローチャートは実施の形態1と同様である。
【0048】
図9は本発明の実施の形態2における光ディスク装置のトラバースシークの流れを示すフローチャートである。目標位置までのトラックの移動本数はホストコンピュータによって指示されているが、目標位置を通過してしまうことがある課題に対して、本実施の形態では予めトラックの移動本数を減らして設定することによって対応している。
【0049】
図4のS6でトラバースシークを開始することになると(S31)、トラバースシーク中はトラッキングサーボが働かないようにする為、トラッキングサーボを停止する(S32)。
【0050】
次に、ホストコンピュータによって指示された目標位置までのトラックの移動本数に対して、フィードモータ7に掛かる負荷が目標位置付近で軽くなっていても目標位置を通過しないような目標位置よりも手前の位置をトラバースシークの目標位置に設定する(S33)。このときの目標位置からの前倒し量は、後で詳細に説明する。次にコントローラ16がサーボ処理部12を経由してモータ駆動部13に指示し、フィードモータ4kを駆動させて(S34)キャリッジ8aを移動させる。S33で設定したトラックの移動本数で停止する為に減速し(S35)、フィードモータ4kを停止させる(S36)。このS34からS36にかけてのシーク動作については、実施の形態1におけるS13からS15にかけてのシーク動作と同様である。
【0051】
次に、コントローラ16は、フォーカスサーボ外れを起こしたかどうかを判定する(S37)。フォーカスサーボ外れは前述したようにトラバースシークで目標位置を通過して
しまい、データ領域を越えてしまうこと等により発生することがある。フォーカスサーボ外れが生じたら、フォーカスリカバリ動作を開始する(S38)。すなわち、所定量移動量を後戻りし(S39)、フォーカスをONさせ(S40)、トラッキングをONさせて(S41)位置情報を入手し、S32にもどる。
【0052】
S39の後戻りする移動量は、フォーカスサーボ外れを起こした位置からの後戻り量で設定するものであっても良いし、フォーカスサーボがONする所定の位置を予め設定し、そこまで後戻りするものであっても良い。後戻りする移動量は、コントローラ16内のメモリに格納されており、コントローラ16の指示により、後戻りが行われる。後戻り後はS33に戻り、シーク動作が再び行われる。
【0053】
フォーカスサーボ外れが発生しなかった場合は、トラッキングサーボをONし(S42)、トラッキングサーボを起動する。ここで、トラッキングサーボ外れが発生しないか判定し(S43)、トラッキングサーボ外れが発生した場合は、所定のトラッキングリカバリ動作を行う(S44)。トラッキングサーボ外れが発生しなかった場合は、トラバースシークを終了する(S45)。
【0054】
S33の前倒し量については、フィードモータ4kに掛かる負荷が製品によって異なる為多い方が望ましいが、多くするとトラバースシーク後目標位置に達するまでに行う、マルチジャンプや1トラックジャンプの回数が増し、目標位置に達するまでの時間が長くなる。したがって、実際に起こりうるフィードモータ4kに掛かる負荷の変動から、実際に起こりうるトラバースシークでの目標位置からの通過量の変動を考慮して、これを包含するように設定することが望ましい。一例として、トラック移動本数50本〜300本に設定するとよい。これによってマルチジャンプへの移行がスムーズになる。
【0055】
また、トラバースシークでの移動量が大きいほど目標位置を通過する通過量が増すこともある為、トラバースシークでの移動量とその移動量での望ましい変更量の関係をテーブルや関数にしてコントローラ16内のメモリに格納しておき、これを参照してトラバースシークでの移動量に対して、最適の変更量を設定するものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は光ピックアップにより光ディスクの情報を記録再生する光ディスク装置として利用することができ、アクセス制御におけるトラバースシークの信頼性を高めた光ディスク装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置の外観図
【図2】本発明の実施の形態1における光ディスク装置の光ピックアップモジュールを裏面から見た外観図
【図3】本発明の実施の形態1における光ディスク装置のピックアップ制御部のブロック図
【図4】本発明の実施の形態1における光ディスク装置のアクセス制御の流れを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1における光ディスク装置のトラバースシークの流れを示すフローチャート
【図6】トラバースシーク時の移動トラック数と移動速度の関係を示す図
【図7】移動トラック数と減速区間のトラック本数の関係を示す図
【図8】ブレーキ本数のテーブルを示す図
【図9】本発明の実施の形態2における光ディスク装置のトラバースシークの流れを示すフローチャート
【図10】従来の光ディスク装置のピックアップ制御部のブロック図
【符号の説明】
【0058】
1 光ディスク装置
2 筐体
2a 天部
2b 底部
3 トレイ
4 光ピックアップモジュール
4a キャリッジ
4b スピンドルモータ
4c ディスク装着部
4d フレーム
4e 底板
4f カバー
4g 貫通孔
4h キャリッジ
4i,4j シャフト
4k フィードモータ
4m ギヤ群
4n 回転シャフト
4p ガイド
5 レール部
6 レール
7 レールガイド
8 光ピックアップ
8b DVD用半導体レーザ
8c CD用半導体レーザ
8d プリズム
8e センサ
8f 対物レンズ
8g アクチュエータ
10 光ディスク
11 アナログ信号処理部
12 サーボ処理部
13 モータ駆動部
14 ディジタル信号処理部
15 レーザ駆動部
16 コントローラ
17 アクチュエータ駆動部
20 光ディスク
22 ピックアップモジュール
23 スピンドルモータ
24 光ピックアップ
24a 対物レンズ
25 キャリッジ
26 フィード部
27 フィードモータ
28 アナログ信号処理部
29 サーボ処理部
30 モータ駆動部
31 ディジタル信号処理部
32 レーザ駆動部
33 コントローラ
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成15年12月25日(2003.12.25)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100103355
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 智康

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【公開番号】 特開2005−190541(P2005−190541A)
【公開日】 平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願番号】 特願2003−429468(P2003−429468)