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【発明の名称】 ムービングフォトアルバム
【発明者】 【氏名】樫木 泰夫

【要約】 【課題】スチル写真や静止画等の一瞬のチャンスを捉えた、静止映像を基にして、ズームやパーン等の映像効果を与え動画を作成する。そしてこの瞬間的なイメージ動画を基に、俯瞰的な映像(動画も可)も織り交ぜながら一本の作品に仕上げる。そして、その作風を「ムービングフォトアルバム」と位置づけるものである。

【解決手段】パーソナルコンピューターと映像編集ソフト及び映像加工ソフト、音声・音楽のミキシングソフト等を一連の編集作業で取り扱い、ナレーションやスーパー処理、音響効果等を加える事により、一つの作品として完成させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スチル写真や静止画像等、既に被写体が固定されて記録されている素材に対し、コンピューターと編集ソフトを用いて、あたかも止まった時間が動き出すような効果を与え、他に俯瞰の映像素材等(動画も可)を加えて編集を行う。
この編集の中で、ナレーションやスーパー文字、音響効果等を施し、一本の作品に仕上げる。ここで制作された作品の形式を「ムービングフォトアルバム」として定義し、特許として出願するものである。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、多様化してきている動画映像表現の一つのカテゴリー(ジャンル)を定義づけるものである。
【背景技術】
【0002】
動画映像の歴史は、映画が発明されてから数えても110年程のものであり、テレビジョンの歴史はせいぜいその半分にも満たない。
【0003】
映画の歴史から遡ること約70年前に銀板写真が発明され、その頃の写真はセピア色に姿を変え、歴史の重みを現代に伝えている。
【0004】
コンピューターが今のように、高性能で低価格化するまでは、スチル写真や静止画等はビデオカメラ等を使用して再撮影し、動画として映像加工が行われてきた。
【0005】
様々な映像作品が生まれている中で、スチル写真(静止画)自体を動かし、動画を組み合わせて、一つの作品として成立させようとするカテゴリー(ジャンル)が現在のところ存在していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、パソコン購入時にバンドルされている「スライドショウ」のように、無作為且つ無機質に、次から次へと写真を表示しても、作品性には乏しい。
【0007】
テレビジョン番組の制作のように、きちんとした制作目的と構成を背景に、スチル写真(静止画)等を基にして、編集された作品を「ムービングフォトアルバム」と名付け、映像表現の一つの形として定義付けを行いたい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
まず制作しようとする作品の構成を立て、使用する写真(静止画)などをスキャニングしてデジタルデータ化する。(デジタルカメラデータの場合は必要なし)
【0009】
これをコンピューターの映像編集ソフトウェアー上でズームやパーン等の加工処理を施し動画化(ムービーに)する。
【0010】
そして、俯瞰映像や音楽、効果音やナレーション、スーパー文字等を加えて主張性のある一本の作品に仕上げる。
【0011】
あくまでも、写真(静止画)がメインであって、表現技法の一つとして各種効果、及び動画を付加するものとする。
【発明の効果】
【0012】
この「ムービングフォトアルバム」という、ジャンルが定義される事により、商業的なニーズやマーケットが誕生する。
【0013】
現在では、パソコン本体の高性能化と低価格化により、多くの人の手にパソコンが行き渡るようになった。
【0014】
そのパソコンに、はじめからバンドルされているソフト等で、ほとんどの制作行程が一台のパソコン上で可能である為、特別な人だけの映像制作に留まらず、広く一般個人の楽しみとして制作するチャンスを与え、高度なセンスで作品を作る事が出来るようになれば、収入にもつながり、同時に文化的意味合いを持った、質の高い作品作りにも繋がる。
【発明の実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
【0016】
図1においては、本特許の基本的な構成図である。
【0017】
4は、編集ソフト等がプリインストールされているパソコンである。
【0018】
このパソコンに、1のスキャナーを用いて、写真等をデジタルデータ化して、4に取り込む。
【0019】
2は、デジタルカメラで、直接4に接続して取り込める。
【0020】
3は、アナログビデオやDVビデオ等である。
【0021】
これらは、キャプチャーという方法を使って、4に取り込む。
【0022】
そして、取り込まれた素材は、編集ソフトによって、図2のようなキューシートに基づいて、作品化され5などのDVDビデオとなって完結する。
【0023】
図2は、キューシートと呼ばれ、番組制作の設計図のようなものである。
【0024】
6をショータイムと呼び、ここから作品が始まり、7の時間軸にそって映像作品が進行してゆく。
【0025】
8と9は、映像トラックでいろいろな効果をかける上で、通常2トラック以上使用し、8から9へ、9から8へと言うような使い方をする。
【0026】
10は、通常はBGMと呼ばれるもので、映像にあった音楽が選曲され、背景音楽として、作品に色を添える。
【0027】
11も音声トラックだが、SE(効果音)等を足す場合に使用する。
【0028】
12番は、スーパートラックで、あらかじめ作成しておいた文字をスーパーインポーズする為のトラックである。
【0029】
これらのトラックには、13〜17までのように、素材が貼付けられ、最終的にすべてのバランスを取り直して、作品が完成する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】 システム構成図
【図2】 作品構成キューシート
【符号の説明】
【0031】
1 スキャナー
2 デジタルカメラ
3 DVやVHS等のテープ磁性体機器
4 パソコン(編集ソフトを内蔵したもの)
5 DVDやCD−Rなどの記録メディア
6 ショウタイム(作品のスタートライン)
7 時間軸(右方向へ)
8 ビデオトラック−1
9 ビデオとラック−2
10 音声トラック−1
11 音声トラック−2
12 スーパートラック
13a スチル写真(静止両)から制作したムービー
13b スチル写真(静止画)から制作したムービー
13c スチル写真(静止画)から制作したムービー
14a タイトルバック用静止画素材
14b ブリッジ(場面転換)用、フィラー(俯瞰)動画
14c ブリッジ(場面転換)用、フィラー(俯瞰)動画
14d エンディング用、フィラー(俯瞰)動画
15a 第一シークエンス用、BGM(背景音楽)
15b 第二シークエンス用、BGM(背景音楽)
15c 第三シークエンス用、BGM(背景音楽)
15d 第四シークエンス用、BGM(背景音楽)
16a 効果音やナレーション等の音響効果
16b 効果音やナレーション等の音響効果
16c 効果音やナレーション等の音響効果
16d 効果音やナレーション等の音響効果
17a オープニングスーパー
17b シークエンス用スーパー
17c シークエンス用スーパー
17d エンディング用スーパー
【出願人】 【識別番号】397074389
【氏名又は名称】セントラルオフィス株式会社
【出願日】 平成16年5月10日(2004.5.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−322192(P2005−322192A)
【公開日】 平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願番号】 特願2004−169254(P2004−169254)