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【発明の名称】 アルバム用クリッカブルマップ編集システム
【発明者】 【氏名】澤田 真吾

【要約】 【課題】コンピュータによるアルバム編集システムに新しい機能を付加し、かつ編集作業を簡略化し、低価格化を実現する。

【解決手段】コンピュータによるアルバム編集ソフトに、クリッカブルマップを付加する。主として観光旅行の想い出アルバム作成に用途を限定するならば、クリッカブルマップの下絵を地図にすることによって、旅行先の地理と関連づけた印象深い、効果的なアルバム作成が可能となる。また、本発明による商品には、すでに観光地の絵はがき的な写真があらかじめ入力されており、観光地の写真集としての価値を併せ持つ。従って観光地ごとの商品の品揃えが必要、或いは可能となり、商品の販売見込み数は従来の汎用アルバム編集システムに比して桁違いのものと予想され、低価格化が可能となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによるアルバム編集システムであって、
(ア)静止画、動画、文字、音声等の情報を記憶している記憶部と、
(イ)クリッカブルマップシステムと、
前記記憶部との間で情報を入出力するデータ管理部と、
情報を必要に応じて表示情報に変換する表示制御部とから
構成される制御部と、
(ウ)前記表示情報を表示する表示部と、
(エ)クリッカブルマップに関連する操作を行う入力部と、
を備え、
制御部は、
記憶部から取り入れた情報をサムネイル化し、そのサムネイルとクリッカブルマップの下絵とを、表示部の表示画面上に並列表示し、
サムネイルのうち少なくても一つのサムネイルと、前記下絵上の対応する地点とを、入力部の操作によってそれぞれ選択することによって、選択されたサムネイルに対応する情報を前記下絵上の選択された地点にリンクし、
リンクされた地点すなわちリンクポイントを、入力部の操作によって選択することによって、そのリンクポイントにリンクされた前記サムネイルに対応する静止画、動画、文字、音声等の情報を充分な大きさを持つ画面として表示する、
ことを特徴としたアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項2】
制御部は、
入力部の操作で、前記下絵上のリンクポイントを選択することによって、そのリンクポイントの近傍に、そのリンクポイントにリンクされている全ての静止画、動画、文字、音声等の情報のサムネイルを表示し、
次に、そのサムネイルの一つを入力部の操作によって選択することによって、そのサムネイルに対応する静止画、動画、文字、音声等の情報を充分な大きさを持つ画面として表示する、
ことを特徴とする、請求項1のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項3】
制御部は、
静止画、動画、文字、音声等の情報がリンクされている下絵上のリンクポイントにラベルを設定し、そのラベルを一覧表示する手段を有し、
入力部の操作によって、一覧表示の中から任意のラベルを選択することによって、選択されたラベルに対応する情報がリンクされているリンクポイントを、他のリンクポイントと視覚的に差別化して表示する、
ことを特徴とする、請求項1〜2のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項4】
制御部は、
前記下絵上のリンクポイントを、入力部の操作により順次選択することにより、リンクポイントの順位付けを選択順に行い、
その順位に従って、それらのリンクポイントにリンクされている情報を順次スライドショー表示する、
ことを特徴とする請求項1〜3のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項5】
制御部は、
記録媒体に焼き込むための焼き込みモジュールを持つ、
ことを特徴とする請求項1〜4のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項6】
制御部は、
編集後の全ての情報を焼き込む記録媒体の最大記憶量と、すでに使用済みの制御部及び記憶部の合計記憶量との差を残存記憶量として表示する、
ことを特徴とする請求項1〜5のアルバム用クリッカブルマップ編集システ厶。
【請求項7】
請求項1〜6の制御部のプログラムを記憶した記録媒体。
【請求項8】
コンピュータによるアルバム編集システムであって、
(ア)変更不能に保護された静止画、動画、文字、音声等の情報を記憶している第1記憶部と、
(イ)静止画、動画、文字、音声等の情報を記憶している第2記憶部と、
(ウ)クリッカブルマップシステムと、
第1及び第2記憶部との間で情報を入出力するデータ管理部と、
情報を必要に応じて表示情報に変換する表示制御部とから
構成される制御部と、
(エ)前記表示情報を表示する表示部と、
(オ)クリッカブルマップに関連する操作を行う入力部と、
を備え、
制御部は、
第1記憶部の情報を、クリッカブルマップの下絵上の対応する地点すなわちリンクポイントにあらかじめ変更不能にリンクしており、そのリンクポイントを入力部の操作によって選択することによって、そのリンクポイントにリンクされている静止画、動画、文字、音声等の情報を充分な大きさを持つ画面として表示し、
第2記憶部から取り入れた情報をサムネイル化し、そのサムネイルと前記下絵とを表示部の表示画面上に並列表示し、サムネイルのうち少なくても一つのサムネイルと、前記下絵上の対応する地点すなわちリンクポイントとを、入力部の操作によってそれぞれ選択することによって、選択されたサムネイルに対応する情報を選択されたリンクポイントにリンクし、そのリンクポイントを、入力部の操作によって選択することによって、そのリンクポイントにリンクされたサムネイルに対応する静止画、動画、文字、音声等の情報を充分な大きさを持つ画面として表示する、
ことを特徴としたアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項9】
制御部は、
第1記憶部の情報をサ厶ネイル化し、そのサムネイルに対応する情報をクリッカブルマップの下絵上の対応する地点すなわちリンクポイントに変更不能にリンクし、
次に、入力部の操作で、リンクポイントを選択することによって、そのリンクポイントにリンクされている第1記憶部及び第2記憶部の情報に対応するサムネイルの全てをリンクポイントの近傍に表示し、
次に、表示されているサムネイルのうちの一つを入力部の操作によって選択することによって、そのサムネイルに対応する静止画、動画、文字、音声等の情報を充分な大きさを持つ画面として表示部に表示する、
ことを特徴とする、請求項8のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項10】
制御部は、
情報がリンクされている下絵上のリンクポイントにラベルを設定し、そのラベルを一覧表示する手段を有し、
入力部の操作によって、一覧表示の中から任意のラベルを選択することによって、選択されたラベルに対応する情報がリンクされているリンクポイントを、他のリンクポイントと視覚的に差別化して表示する、
ことを特徴とする、請求項8〜9のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項11】
制御部は、
前記下絵上のリンクポイントを、入力部の操作により順次選択することにより、リンクポイントの順位付けを選択順に行い、
その順位に従って、それらのリンクポイントにリンクされている情報を順次スライドショー表示する、
ことを特徴とする請求項8〜10のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項12】
記録媒体に焼き込むための焼き込みモジュールを持つ、
ことを特徴とする請求項8〜11のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項13】
制御部は、
編集後の全ての情報を焼き込む記録媒体の最大記憶量と、すでに使用済みの制御部、第1記憶部及び第2記憶部の合計記憶量との差を残存記憶量として表示する、
ことを特徴とする請求項8〜12のアルバム用クリッカブルマップ編集システム。
【請求項14】
請求項8〜13の第1記憶部の情報と、制御部のプログラムを記憶した記録媒体。
【請求項15】
記録媒体を追記型記録媒体に限定し、
制御部は認証システムを持ち、焼き込む記録媒体が自らであるか、或いは別の新たな記録媒体であるかを判定し、それに合わせて焼き込む情報を変化させる手段を持つこと、
を特徴とする請求項7及び14の記録媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、「フォトアルバム」といわれるコンピュータによるバーチャルアルバム編集システムの一つである。
【背景技術】
【0002】
静止画(いわゆる写真)、動画、文字、音声等のデータをデジタルカメラやパソコン上のファイルから取り込み、それらをトリミング、色調整、レイアウト、さらには説明の文字入力等の機能によって「音の出る、そして動く」バーチャルアルバムに編集するシステム(ソフト)が、いわゆるフォトアルバムシステム(ソフト)である。編集されたアルバムはディスク上から起動することが出来るし、それを焼き込んだCDを介して他のコンピュータで見ることもできる。
【0003】
フォトアルバムシステムを利用することによって、静止画(写真)等を時系列で並べたり、被写物ごとにまとめたり、結婚式や旅行等の行事ごとにまとめたり等の工夫を行い、アルバム風に編集することが出来る。各写真等の編集、すなわちトリミングやレイアウト等が自由かつ簡単に出来ることがフォトアルバムシステムの魅力である。さらに動画や音声も表現出来ることが、フォトアルバムの「普通のアルバム」に比較した場合の決定的な優位性である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
観光旅行、新婚旅行、修学旅行等の旅行や、ディズニーランド等のテーマパークへ行った時の「思い出アルバム」をフォトアルバムとして作成する時、地理情報と関連づけて写真、動画を編集することが出来るならば、大変分かりやすく効果的なアルバムを作成することが出来る。しかし、現状では、地理情報に関連づけて簡単にアルバムを作成することの出来る一般ユーザー向けのツールは存在しない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのために、本発明が採用したのがクリッカブルマップである。例えば、アルバムの最初のページに地図を下地としたクリッカブルマップをおくことにより、地理情報と写真等のデータの関連づけを行うことが可能となる。地図上の任意の地点に、そこで撮った写真等のデータをリンクさせておくことによって、旅行で撮った写真やビデオのアルバムを分かりやすく編集することが出来るのである。
【0006】
従来クリッカブルマップは、WWWページ上の画像にリンクを持たせるために多く使用されている。それに対して、本発明においては、システム内に取り込まれた写真等のデータとマップ上の任意の地点をリンクし、それらの画像等を呼び出す目的に使用される。
【0007】
本発明によるシステムの主な構成要素は、クリッカブルマップシステムと、取り込んだ写真等のデータを、クリッカブルシステムに関連づける編集手段である。しかし、クリッカブルマップもアルバム編集手段もそれ自体は新しいものではない。前述のように、ホームページにはクリッカブルマップは多用されている。また、アルバム編集システムは、数多く市販されている。
【0008】
しかし、アルバム編集システムにクリッカブルマップを採用したのは、本発明が初めてである。そして、その結果、新しいタイプのアルバム編集ソフト商品が誕生し、低価格化が実現され、アルバム編集ソフトの飛躍的な普及のための条件を作ることが出来ると考えている。また、編集操作にドラッグ&ドロップ等の簡単な手法を採用することにより編集作業をごく簡単な作業にしたことも、本発明の優れた点である。
【発明の効果】
【0009】
本発明はクリッカブルマップを写真編集の要として活用したことにより、観光旅行(新婚旅行、修学旅行を含む)の想い出アルバムを効果的に作成することが出来る。同時に、本発明は地図情報に関連づけられた写真、動画等のいわゆる写真集でもあり、複合的な役割、価値を持つ商品を提供することが出来る。また、クリッカブルマップの下絵を地図ではなく、集合写真にすることも出来る。例えば学校の卒業アルバムを本技術でCDアルバムとして作成する場合、集合写真の中の一人の学生の写真をクリックすれば、その学生に関連する写真等が次々と表示することが出来る。また、学生自身が自分なりの写真を追加編集することができ、より思い出深いアルバムを作ることも出来るのである。
【0010】
本発明の最大の効果は、用途を例えば旅行アルバムというように限定することによってアルバム編集ソフトの大幅な低価格化を実現できることにある。本発明の前提となる技術を、汎用アルバム編集ソフトとして発売した場合は、販売数が限定され開発コストを考慮すれば、少なくても数千円或いはそれ以上の価格を設定しなければならない。しかし、例えば旅行者用の「絵はがき兼アルバム」に用途を限定することによって、その性格上多くの観光地に対応した多くの種類の商品が必要となる。なぜならば、その地域独自の地理情報や画像データが不可欠であるからである。その結果、大量の販売が見込める。また、編集機能も汎用「アルバム編集ソフト」比較してごく単純なものにすることができる。その結果、数百円程度の低価格化が可能となるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、請求項1の実施の形態を示すブロック構成図である。本システムは、記憶部と、制御部と、表示部と、入力部とから構成されている。
【0012】
記憶部は、入力された静止画、動画、文字、音声等の情報を記憶している。記憶部への入力は、パソコンの一般的な方法を採用する。
【0013】
制御部は、記憶部から情報を取り入れ、その情報をサムネイル化し、そのサムネイルとクリッカブルマップの下絵(例えば地図)とを表示画面上に並列表示する。図2はその画面の一例である。
【0014】
次に、入力部の操作により、一つのサムネイルとそれが対応する下絵上の地点をそれぞれ選択すると、制御部の働きによってそれらが自動的にリンクされる。
【0015】
具体的な操作の一例として説明するならば、サムネイルにカーソルをあてれば、まずサムネイルが選択される。次に、サムネイルをドラッグ&ドロップ操作で下絵上の任意の地点までもってくれば、その地点にサムネイルがリンクされる。そして、そのリンクポイントには、リンクポイントであることを示すマークが発生する。そして、そのマークをクリックすれば、リンクされたサムネイルに対応する静止画、動画、文字、音声等の情報が充分な大きさを持つ画面として表示される。それを図示したのが図3である。ここで、操作の仕方としてドラッグ&ドロップ操作としたが、まず単にカーソルでサムネイルを選択し、次に同じくリンクポイントを選択するだけで自動的にリンクする方法も可能である。
【0016】
また次のような方法も考えられる。画面上に設定された「マーク選択ボタン」をクリックし、次に下絵上の任意の地点をクリックすればその地点に、まず、マークがリンクされる。次に、サムネイルを選択し、ドラッグ&ドロップ操作でマーク地点までもってくれば、そのサムネイルがマーク地点にリンクされる、という方法である。マークの方がサムネイルよりずっと小さい画像で表現できるので、下絵上の正確な地点を選択したい場合など、この方法の方が便利である。
【0017】
リンク後にリンクポイントのマークをクリックすれば、そのマークにリンクされた静止画等の情報が画面いっぱいに再現される。一つのマークに複数の情報がリンクされている場合は、クリックを繰り返すことによって(或いは自動的に)、次々と情報が再現される。しかし、マークを選択、クリックすると、まずリンクされている情報のサムネイルが全てマークの近傍に一覧表示されるようにし、その中から見たい情報を選択し(すなわち見たい情報のサムネイルを選択し)、クリックすることによって、対応する画像を画面いっぱいに表示することの方が実際的で便利である。それが請求項2の発明であり、図4はそれを説明したものである。
【0018】
請求項3の発明について説明する。ラベルの内容は、例えば地名である。写真が、それが撮影された場所に対応する下絵上の地点にリンクされている場合、マークを選択する代わりにラベル(地名)を指定すれば画像等の情報が特定される。そこで、地名の一覧表を画面上に表示し、一覧表の中の任意の地名を入力部の手動操作によって選択すれば、下絵上の複数のリンクポイントに対応する複数のマークのうち、選択された地名に対応するマークが他のマークと差別化されて表示されるようにする。図5はそれを説明したものである。地名は判っているが、地図上の位置がわからない場合に便利である。
【0019】
表示の差別化の仕方は、マークの形、色の変化、大きさの変化、マークの点滅等の方法が考えられる。
【0020】
リンクポイントを選択してそれに関連した写真等の情報を次々と見る、というだけでなく、下絵には関係なく写真等の情報を次々と見たいということもある。そのために、スライドショー表示機能が必要となる。スライドショー表示をする場合、下絵上にリンクされている全ての情報を、制御部に対してその順番を指定する必要がある。その順番の指定の方法として、入力部の手動操作によってリンクポイント(マーク)を選択し、その選択順をスライドショー表示の(リンクポイント単位の)順番にする、というのが請求項4の発明の趣旨である。
【0021】
その場合、一つのリンクポイントに複数の情報がリンクされている場合、一リンクポイント内の情報の順位の決め方は、指定しないでアットランダムにするか、例えばマークの近傍に表示されたサムネイルを前項のような方法で順位付けをする、とかの方法で一つ一つの情報をさらに順位付けを行うことも出来る。
【0022】
リンクポイントの順位付けの方法として、入力部の操作により、下絵上に一筆書き風に線を描くことによって、線が描かれていく順に、線の近傍のリンクポイントの順位付けを行う方法も考えられる。一つ一つのリンクポイントを順番に選択し順位付けを行う場合は、うっかり選択漏れを起こすこともあるが、この方法は線を描きさえすれば、全てのリンクポイントは線のどこかの部分の近傍に必ずあるので選択漏れはあり得ない。この方法の優れた点である。
【0023】
図6は、請求項5について説明したものである。編集されたデータを記録媒体、例えばCD−Rで保存する場合、ライティングソフトを使用してCD−Rに焼き込む。この作業は、使用しているライティングソフトの手順に従って行うが、通常数工程の作業となる。そこで、本システムの制御部に独自のライティングソフトすなわち焼き込みモジュールを持つことによって、画面上の対応するボタンをクリックするだけで焼き込み作業が完結するのである。
【0024】
本発明の大きな特徴は、ユーザーが自分が撮った画像等の情報をクリッカブルマップの下絵上にリンクすることによって、フォトアルバムを簡単に編集することが出来ることにある。そして通常は、編集後に必要な全ての情報をCD−R等の追記型記録媒体に記録して保存する。その場合、記憶媒体の記憶量には限界がある。すなわちユーザーが編集する画像等の情報の量、数が限定される。後どれくらいの情報量を、或いは何枚の写真を入力出来るかということを知ることは、編集作業の上で大事なことである。その情報量(残存記憶量)を表示する、というのが請求項6の趣旨である。
【0025】
その場合の表示は、画面上にクリッカブルマップの下絵と常時並列表示する、或いは「表示ボタン」をクリックした場合のみ並列表示するでもよい。また、表示デザインは、棒グラフ、円グラフ風等いろいろのものが考えられる。
【0026】
請求項7は、以上請求項1〜6の制御部を記憶した記憶媒体のことである。ユーザーはこのCDをコンピュータにセットすれば、それぞれのアルバム用クリッカブルマップ編集システムを使用してアルバムを編集することが出来る。
【0027】
編集結果は、パソコンで見ることが出来る。また、CD−R等の記憶媒体にコピーすることによって、他のパソコンや、DVDプレイヤーで見ることも可能である。また、各画像は、静止画としてプリントアウトをすることも出来る。このように、表示手段はいろいろな方法を選択可能である。
【0028】
図7は、請求項8の発明を説明したものである。請求項1との相違点は、二つの記憶部を持つことである。請求項1における記憶部は、ユーザーが編集しようとしている静止画、動画、文字、音声等の情報を収容する記憶部である。それに対応するのが、請求項8における第2記憶部である。
【0029】
請求項8のシステムにおいて、新たに第1記憶部が設けられている。第1記憶部にも静止画、動画、文字、音声等の情報が記憶されているが、それらは制御部によってあらかじめ変更不能に保護されているので、ユーザーは、第1記億部内の情報を変更することが出来ない。
【0030】
例えば、観光地でCDとして本発明による商品を販売することを想定する。観光地における写真や動画等の情報のうち、写真集や絵はがきに掲載されるような一般的な情報(写真、ビデオ、説明文等)は、商品の製作者があらかじめCDに変更不能に焼き込んでおく。それを購入したユーザーは、例えば観光前の準備のために、それらの写真を見ることが出来る。そして、旅行後に自分が撮った写真やビデオを第2記憶部の情報として編集作業を行いアルバムとして完成させることが出来る。編集作業の時に、誤って消去することのないように、第1記憶部の情報は変更不能に設定しておく。
【0031】
リンクポイントに関して、あらかじめ設定されている第1記憶部の情報のリンクポイントが、第2記憶部の情報のリンクポイントになる場合もあるし、当然、第2記憶部の情報のうち一部の情報は新たなリンクポイントにリンクすることもある。
【0032】
リンクポイントを選択すると、まずリンクポイントにリンクされている全ての情報のサムネイルが、リンクポイントの近傍に一覧的に表示され、そのサムネイルの一つを選択することによってそれに対応する情報が充分大きな画面として表示される、という方式の方が使いやすく、実際的である。それが請求項9の発明の目的である。
【0033】
そのためには、まず第1記憶部の情報をサムネイル化すると共に、その情報を対応するリンクポイントにリンクしておく必要がある。第2記憶部の情報は、サムネイル化されリンクポイントにリンクされる仕組みに元々なっている。次に、任意のリンクポイントが入力部の操作により選択されると、リンクされている第1及び第2記憶部の全情報に対応する全サ厶ネイルが、リンクポイントの近傍に一覧表示され、次に、入力部の操作によりその中から選択されたサムネイルに対応する情報が充分大きな画面として表示される。ここで、編集後の情報の選択、表示等の処理に関して、第1記憶部の情報と第2記憶部の情報は平等に取り扱われる。
【0034】
請求項10〜13の発明は、請求項3〜6の発明と内容は基本的に同じである。請求項10〜13の発明においては、二つの記憶部があることが請求項3〜6の発明との相違点である。しかし、編集後の情報の選択や表示に関して、二つの記憶部の情報は取扱において平等である。
【0035】
請求項14は、以上請求項8〜13の第1記憶部の情報と、制御部を記憶した記憶媒体のことである。ユーザーはこのCDをコンピュータにセットすれば、それぞれのアルバム用クリッカブルマップ編集システムを使用してアルバムを編集することが出来る。
【0036】
請求項15の発明を説明したフローチャートが図8である。この発明の目的は、本発明の商品を追記型記録媒体例えばCD−Rにすることによって、編集後の情報を自らに焼き込むことが出来るようにすることにある。別のCD−Rに焼き込むより合理的、経済的であり、操作もごく簡単なものになる。
【0037】
焼き込む対象が自らである場合、焼き込む情報量は編集作業で追加された情報分だけでよい。認証システムを持つことによって自らであるということを認識した場合、焼き込む情報量を追加されたものに限定する。そのことによって、第1記憶部の情報や制御部を2重に記憶させることもなく、限度ある記録媒体の容量を浪費することなく有効に活用することができる。焼き込む対象が他のCD−Rである場合は、当然、第1記憶部、制御部そして追加した情報の全てを焼き込む必要がある。
【0038】
認証システムにおける認証する対象は、「本システムを記録した追記型記録媒体」に関連するハード、ソフトのどの部分であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上、本発明によるアルバム編集システムによって、ユーザーはいわゆる「写真集」を手に入れるだけでなく、自分の撮った写真等をその絵はがきに追加することによって、旅行アルバムとして完成させることが出来るとも言える。市販されている写真の編集ソフトを利用してアルバムを編集することは、編集操作が簡単であっても結構煩わしいものである。それに対して、特定地域への旅行等の目的に限定し、地図によるクリッカブルマップを利用し、プロの撮った写真等を取り入れ、アルバムを簡単かつ効果的に作成できるところに本発明の優位性がある。本発明の適した分野として、旅行のほかに、テーマパーク、動物園等の「思い出アルバム」が考えられる
【0040】
本発明による商品は、当面パッケージされたCDという形で、観光地の駅やいろいろの売店において販売することになるであろう。また、旅行社から買うことも出来るであろうし、テーマパークや、動物園の売店でも販売されるであろう。ユーザーは本システムを記録した記録媒体(CDやCD−R等)を自宅のパソコンで再生し、自分が旅行先等で撮影した写真情報等を、クリッカブルマップに追加する。追加する情報はデジカメ等で撮影した写真、動画、音声、文字情報以外にも、アナログ写真をスキャナで取り込んだ情報でもよい。情報の追加が終れば、ワンタッチで記録媒体に焼き込む。以上の作業により、ユーザーは思い出アルバムを作成することができるのである。
【0041】
また、記録媒体にインターネット接続の機能を持たせることによって、クリッカブルマップ上にお店や、そこで取り扱っている商品や産物のデータをリンクさせ、商品や産物の宣伝や販売をネット上で行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】請求項1の発明の実施の形態を示すブロック図
【図2】請求項1の発明の表示画面
【図3】請求項1の発明の表示画面
【図4】請求項2の発明の表示画面
【図5】請求項3の発明の表示画面
【図6】請求項5の発明の実施の形態を示すブロック図
【図7】請求項8の発明の実施の形態を示すブロック図
【図8】請求項15の発明に関するフローチャート
【出願人】 【識別番号】502170119
【氏名又は名称】エレメント株式会社
【出願日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−85250(P2005−85250A)
【公開日】 平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願番号】 特願2003−355654(P2003−355654)