| 【発明の名称】 |
入退室管理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】臼井 俊之 【住所又は居所】神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目6番8号 株式会社アルファ内
【氏名】柳田 博之 【住所又は居所】神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目6番8号 株式会社アルファ内
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| 【要約】 |
【課題】安価で、かつ、安全性の高い入退室管理装置の提供を目的とする。
【解決手段】初期状態で自動施錠された閉扉姿勢をとるドア1により閉塞された室内への入退室を管理する入退室管理装置であって、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 初期状態で自動施錠された閉扉姿勢をとるドアにより閉塞された室内への入退室を管理する入退室管理装置であって、 室内側、あるいは室外側のいずれか一方に配置され、バイオメトリクス認証手段からの認証確認通知により解錠信号を生成するバイオメトリクス解錠操作手段と、 他方に配置され、前記バイオメトリクス認証手段への登録者毎に与えられる解錠コードの合致を解錠信号生成の条件とする非バイオメトリクス解錠操作手段とを有する入退室管理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術】 本発明は、入退室管理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 重要エリアへの入退室者を管理する装置としては、従来、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、重要エリアへの出入り口双方には、カードリーダ、あるいは指紋認証手段等の認証手段が配置され、入退室時にこれら認証手段を通過させることにより、重要エリアへの出入り履歴が管理される。 【0003】 【特許文献1】 特許第2556914号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、上述した従来例において、カードリーダ等を認証手段として利用した入退室管理装置にあっては、カードの不正利用等によるなりすまし等を完全に防止することができず、セキュリティ性が低いという欠点を有する。 【0005】 一方、認証手段に指紋認識装置等のバイオメトリクス認証装置を使用すると、セキュリティが格段に向上することは知られているが、バイオメトリクス認証装置は一般に高価であり、入退室双方の認証に使用すると、装置が極めて高価になってしまうという欠点を有する。 【0006】 本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、安価で、かつ、安全性の高い入退室管理装置の提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】 重要エリアへの入退室を管理するに際しては、入退出履歴に残らない状態での入退室を制限する必要があり、室内外双方に認証手段による認証確認を施錠装置の解錠の条件とする解錠操作部材を配置する必要がある。 【0008】 一方、重要エリアの入退室管理を考える場合、施錠装置は、入退出履歴への記録の確実性を高める目的と、重要エリアへの不正侵入、あるいは退室を効果的に防止する防犯上の目的を併せ持っており、これらの目的の違いを室内外に配置する解錠操作部材の違いとして切り分けることにより、全体のコスト低減を図ることが可能になる。 【0009】 すなわち、履歴記録を妨害する必要のない正規の利用者に対しては、過誤による入退室を防止することが可能であれば足り、不正侵入者に対しては、入退室いずれかで確実に侵入を防止すれば足りると考えられる。 【0010】 本発明は、以上の認識の下、入退室における解錠操作部材を非対称とし、そのいずれか一方にのみ防犯性能の高いバイオメトリクス認証手段2を利用することにより、コスト低減を図りながら、入退室管理の精度を高めるものであり、 初期状態で自動施錠された閉扉姿勢をとるドア1により閉塞された室内への入退室を管理する入退室管理装置であって、 室内側、あるいは室外側のいずれか一方に配置され、バイオメトリクス認証手段2からの認証確認通知により解錠信号を生成するバイオメトリクス解錠操作手段3と、 他方に配置され、前記バイオメトリクス認証手段2への登録者毎に与えられる解錠コードの合致を解錠信号生成の条件とする非バイオメトリクス解錠操作手段4とを有して構成される。 【0011】 本発明において、バイオメトリクス認証手段2とは、指紋、網膜等、生物的な特徴量を予め登録しておいた特徴量と比較することにより本人確認を行う認証手段の全てを含み、非バイオメトリクス解錠操作手段4に使用する認証手段(非バイオメトリクス認証手段5)は、例えば、暗証番号を担持したカード、暗証番号等のように、上記バイオメトリクス的手段によらない認証手段で、かつ、認証申請者との関連付けが可能な認証手段の全てを含む。 【0012】 また、バイオメトリクス解錠操作手段3は、バイオメトリクス認証手段2を含めば足り、非バイオメトリクス認証手段5との併用も可能であり、この場合、非バイオメトリクス解錠操作手段4は、バイオメトリクス認証手段2に併用された非バイオメトリクス認証手段5と同種であっても、異種であってもよい。 【0013】 したがって本発明において、高価なバイオメトリクス認証手段2を入退室側のいずれか一方にのみ使用することにより、全体のコストを低減させることが可能になる。 【0014】 【発明の実施の形態】 図1、2にドア1に直接固定して使用するように構成された入退室管理装置の実施の形態を示す。まず、ドア1には、ドア枠側のストライクに進退してドア1を施解錠するデッドボルト6aを備えた箱錠6が固定される。また、箱錠6には、ドア1の両面に配置されるハンドル7への操作によりドア枠側に進退し、ドア1の閉扉状態を維持するためのラッチボルト6bが収容される。 【0015】 上記箱錠6は適宜のアクチュエータを使用した電動駆動機構8により駆動され、さらに、非常時における施解錠を可能にするために、室内側には、サムターン9が、室外側にはシリンダ錠10が固定される。この実施の形態において、サムターン9内には、上記電動駆動機構8のアクチュエータであるモータが収容される。 【0016】 また、ドア1には、ドア1の開閉を検出するドアセンサ11が配置されるとともに、サムターン9内には、操作摘み9aの回転位置により箱錠6の施解錠状態を検出するためのロックセンサ12が配置される。 【0017】 入退室管理装置は、上記電動駆動機構8への制御装置として構成され、ドア1の室外側壁面に固定されるバイオメトリクス解錠操作手段3と、ドア1の室内側壁面に固定される非バイオメトリクス解錠操作手段4とを有する。 【0018】 図2、3に示すように、バイオメトリクス解錠操作手段3は、指紋認証装置(バイオメトリクス認証手段2)と、暗証番号認証手段(非バイオメトリクス認証手段5)とを同一ケース内に配置して形成される。これに対し、非バイオメトリクス解錠操作手段4は、上記バイオメトリクス解錠操作手段3からバイオメトリクス認証手段2を取り去って暗証番号認証手段5のみで構成される。 【0019】 これらバイオメトリクス解錠操作手段3と非バイオメトリクス解錠操作手段4の動作は、図1、3に示すように、ケース内に収容される制御部13により制御され、制御部13同士は図外のケーブルによって接続される。 【0020】 なお、図3においては、バイオメトリクス解錠操作手段3の機能ブロック図を完結した状態で示すが、非バイオメトリクス解錠操作手段4側の制御部13と同一の機能を有する手段は、いずれか一方の制御部13のみに設けたり、あるいはいずれか一方に全ての機能を集中させることも可能である。 【0021】 また、制御部13は、例えば実装基板上に電子部品を実装して構成することも可能であるが、図外のROM内に格納されたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータのメモリ空間上に必要に応じて作出して実現することもできる。 【0022】 以下、図3に示す機能ブロック図と図4に示すフローチャートに基づいてバイオメトリクス解錠操作手段3の動作、すなわち、入室手順を説明する。 【0023】 バイオメトリクス解錠操作手段3は、暗証番号入力部5aと暗証番号判定手段5bとからなる暗証番号認証手段(非バイオメトリクス認証手段5)と、ロックセンサ12に接続されるキー施解錠検出手段14とを有し、暗証番号判定手段5bとキー施解錠検出手段14とは、バスライン15を介して制御信号生成手段16に接続される。制御信号生成手段16における暗証番号判定手段5bとキー施解錠検出手段14とからの出力監視がバイオメトリクス解錠操作手段3の待ち受け状態(ステップS101)に対応する。 【0024】 待ち受け状態において、暗証番号判定手段5bは、暗証番号入力部5aへの暗証番号の入力を検出すると、入力された暗証番号が登録済みのものであるかを判定し(ステップS102)、制御信号生成手段16に運用開始信号を通知する。運用開始信号を受領した制御信号生成手段16は、指紋認証装置(バイオメトリクス認証手段2)を構成するバイオ判定手段2aに対して入力された暗証番号に対応する認証画像の呼び出しを指令し、バイオ判定手段2aは、バイオ認証入力部2bへの指紋入力を待ち受ける(ステップS103)。 【0025】 この状態から、指紋が入力されると、バイオ判定手段2aは登録画像と入力画像との比較を行い(ステップS104)、両者が一致した場合には、照合確認信号を制御信号生成手段16に出力し、制御信号生成手段16は、施解錠信号生成手段17に解錠信号の生成を通知する。解錠信号生成命令を受領した施解錠信号生成手段17は、解錠信号を電動駆動機構8に出力し、該電動駆動機構8により箱錠6を解錠状態に移行させる(ステップS105)。この後、制御信号生成手段16は、キー施解錠検出手段14が解錠状態を検知していることを確認した後、解錠操作が指紋認証を経由したものである旨を入退室モード格納手段18に格納する(ステップS106)。 【0026】 一方、暗証番号入力部5aに暗証番号が入力されたものの、登録された暗証番号と異なる場合、または、暗証番号判定手段5bにおいて運用開始信号が出力された後、指紋入力がされなかったり、あるいは入力された指紋の照合結果が不良の場合には、待ち受け状態と同様に、制御信号生成手段16は、キー施解錠検出手段14の出力を監視し(ステップS202)、これら待ち受け状態、あるいは準待ち受け状態でキー施解錠検出手段14がロックセンサ12の解錠状態への移行を検知すると、制御信号生成手段16は、解錠操作がシリンダ錠10を直接操作して行われたものである旨を入退室モード格納手段18に格納する(ステップS202)。 【0027】 以上のようにして解錠操作がなされた後、制御信号生成手段16は、計時開始指令を生成してタイマ手段19に出力し、タイマ手段19による計時動作を開始させ(ステップS107)、次いで、ドアセンサ11に接続されたドア監視手段20の出力変化を監視する(ステップS108)。タイマ手段19による計時時間は、解錠状態にあるドア1を開放して室内に入るために要する時間、例えば、15秒程度に設定される。 【0028】 タイマ手段19による計時タイムアップ(ステップS110)前にドア監視手段20がドア1の開放を検出せず、かつ、キー施解錠検出手段14が施錠状態を検出しなかった場合(ステップS109)には、制御信号生成手段16は、施解錠信号生成手段17に施錠信号の生成を通知し、強制施錠する(ステップS111)。 【0029】 この状態と、タイムアップ前にドア開放操作が行われず、かつ、キー施解錠検出手段14が施錠状態への移行を検知した場合は、入室されないで施錠状態に移行した場合に対応するために、制御信号生成手段16は、入退室モード格納手段18に解錠操作は行われたが、入室されなかった旨の情報を格納する(ステップS112)。 【0030】 これに対し、タイマ手段19のタイムアップ前にドア監視手段20がドア開放を検知すると、入退室モード格納手段18に入室した旨の情報が格納され(ステップS301)、さらに、ドア監視手段20の出力によりドア1が閉じたか否かが検出される(ステップS302)。この状態から、ドア閉扉が確認されると、施解錠信号生成手段17は施錠信号を生成して箱錠6を施錠状態とする(ステップS303)。このとき、同時にサムターン9の操作摘み9aもロックし、室内からのサムターン9の直接操作による解錠状態への移行を禁止する。 【0031】 このサムターン9に対するロックは、緊急時における解錠、退室を確保するために、所定値以上のトルクを負荷した際には、回転操作可能な程度の強度で行われる。 【0032】 以上のようにしてステップS112、あるいはステップS303が終了すると、制御信号生成手段16は、入退室モード格納手段18に入室モードを問い合わせ、その結果に基づいて入退室記録手段21に入室記録を格納する(ステップS304)。 【0033】 入退室記録手段21における記憶情報は、ステップS201において解錠操作が行われることなく、処理が終了した場合を除くバイオメトリクス解錠操作手段3へのアクセス履歴の全てを含み、入退室モード格納手段18が解錠操作が指紋認証を経由したものである旨、すなわち、ステップS106を経由し、かつ、入室した旨の情報を保持している場合には、指紋登録時に登録された退室用暗証番号を同時に記憶し、入室者の特定と、退室処理に備える。 【0034】 次に、非バイオメトリクス解錠操作手段4の動作、すなわち、退室手順を図5に基づいて説明する。非バイオメトリクス解錠操作手段4は、図3に示すバイオメトリクス解錠操作手段3からバイオメトリクス認証手段2を取り除いただけの構成であるために、機能ブロック図の図示は省略する。 【0035】 まず、非バイオメトリクス解錠操作手段4は暗証番号入力部5aへの暗証番号の入力検出状態が待ち受け状態(ステップS401)であり、暗証番号入力部5aに退出用暗証番号が入力されると、暗証番号判定手段5bは、制御信号生成手段16を経由して上述した入退室記録手段21から退室用暗証番号を取得し、入力値と比較する(ステップS402)。 【0036】 この後、暗証番号判定手段5bにより認証された場合には、施解錠信号生成手段17は解錠信号を生成し、電動駆動機構8を解錠方向に駆動して箱錠6を解錠状態に移行させ(ステップS403)、次いで、入退室モード格納手段18に暗証番号で解錠操作が行われた旨の書込が行われる(ステップS404)。 【0037】 また、制御信号生成手段16は、待ち受け状態においてキー施解錠検出手段14の状態を監視しており(ステップS501)、キー施解錠検出手段14が解錠状態を検知すると、異常解錠がなされた旨を入退室モード格納手段18に書き込む(ステップS502)。 【0038】 以上のようにして、ステップS404、あるいはS502が終了すると、タイマ手段19が起動され(ステップS405)、次いで、ドア監視手段20の出力が監視される(ステップS406)。 【0039】 この状態でタイマ手段19のタイムアップ(ステップS408)前にドア1の開放操作が行われず、かつ、ステップS407において、キー施解錠検出手段14による施錠操作が検出され、あるいはタイマ手段19がタイムアップした場合には、入退室モード格納手段18に退室しなかった旨の書き込みが行われる(ステップS409)。 【0040】 一方、タイムアップ前にステップS406においてドア1の開放操作が検出された場合には、入退室モード格納手段18に退室した旨が書き込まれ(ステップS601)、次いで、ステップS602において、入退室記録手段21中の退室者が使用した退室用暗証番号に使用不能フラグを立てて、ステップS402における問い合わせに対する応答を不能にし、退室用暗証番号の重複使用を防止する。 【0041】 この後、制御信号生成手段16はドア1閉塞動作を監視し(ステップS603)、ドア監視手段20がドア1閉扉を検出すると、施解錠信号生成手段17が施錠信号を生成して箱錠6を施錠状態に移行させる(ステップS604)。 【0042】 上記ステップS409、またはS604が終了すると、入退室記録手段21には、退室履歴が退出者の使用した退室用暗証番号とともに格納される(ステップS605)。 【0043】 なお、バイオメトリクス解錠操作手段3と非バイオメトリクス解錠操作手段4のいずれかに対する操作が開始されると、制御信号生成手段16は、反対方の操作禁止信号を出力し、操作の重複を防止する。 【0044】 以上のように、この実施の形態において、入退室の履歴は順次入退室記録手段21に蓄積される。この記録は、例えば、適宜の印字手段、あるいはディスプレイ装置に表示することができる。 【0045】 なお、以上においては、室外側にバイオメトリクス解錠操作手段3を配置し、室内側に非バイオメトリクス解錠操作手段4を配置する場合を示したが、これらの位置関係を反転することも可能である。また、バイオメトリクス解錠操作手段3と非バイオメトリクス解錠操作手段4とをドア1の表裏面に直接固定する場合を示したが、壁面等に埋め込むことも可能である。 【0046】 【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、全体のコストを低減することができる上に、動作信頼性も向上させることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を示す図で、(a)はドアの回転側端面を示す図、(b)はドアの室内側壁面を示す図、(c)はドアの室外側壁面を示す図である。 【図2】解錠操作手段を示す図で、(a)はバイオメトリクス解錠操作手段、(b)は非バイオメトリクス解錠操作手段を示す外観斜視図である。 【図3】バイオメトリクス解錠操作手段の機能ブロック図である。 【図4】バイオメトリクス解錠操作手段の動作を示すフローチャートである。 【図5】非バイオメトリクス解錠操作手段の動作を示すフローチャートである。 【符号の説明】 1 ドア 2 バイオメトリクス認証手段 3 バイオメトリクス解錠操作手段 4 非バイオメトリクス解錠操作手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000170598 【氏名又は名称】株式会社アルファ 【住所又は居所】神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目6番8号
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| 【出願日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093986 【弁理士】 【氏名又は名称】山川 雅男
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| 【公開番号】 |
特開2005−2603(P2005−2603A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月6日(2005.1.6) |
| 【出願番号】 |
特願2003−165055(P2003−165055) |
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