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【発明の名称】 荷物データの処理方法、配送業務システム及びコンピュータプログラム
【発明者】 【氏名】中村 真一
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株式会社内

【要約】 【課題】顧客側の指定変更に確実に対応することができる宅配業務システムを提供する。

【解決手段】宅配業務システム1は、配送日時、配送場所のデータベース206、荷物情報を登録する荷物情報登録処理部201、荷物情報を検索する荷物情報検索処理部202、荷物情報を変更する荷物情報変更処理部204、荷物情報に基づいて画面情報を生成する画面情報生成処理部205を備える。画面情報生成処理部205は、顧客端末3によって荷物情報である配送日時、配送場所が変更された場合には、変更後の配送日時、配送場所を表示する画面情報を生成し、当該宅配業者が変更後の配送日時、配送場所に従って配送できない場合には、変更後の配送日時、配送場所に従って配送可能な宅配業者を指定するための画面情報を生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客に配送する荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理するための荷物データの処理方法であって、
荷物データを登録するステップと、
顧客コンピュータからの要求に応答して、前記登録されている複数の荷物データから荷物データを選択し、前記選択された荷物データを前記顧客コンピュータに送信するステップと、
前記送信された荷物データに対応する登録された荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップと、
を有する、荷物データの処理方法。
【請求項2】
前記顧客コンピュータからの配送業者変更の要求に応答して、配送業者変更が可能である場合、変更確認を前記顧客コンピュータに返信するステップをさらに備える、請求項1に記載の荷物データの処理方法。
【請求項3】
登録されている荷物データの配送時間を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップをさらに備える、請求項1に記載の荷物データの処理方法。
【請求項4】
登録されている荷物データの配送場所を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップをさらに備える、請求項1又は3に記載の荷物データの処理方法。
【請求項5】
前記顧客コンピュータからの配送条件変更の要求を満たすことができない場合、前記登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更する、請求項1、2、3又は4に記載の荷物データの処理方法。
【請求項6】
前記複数の荷物データは、複数の異なる配送業者に属するに荷物データを含む、請求項1に記載の荷物データの処理方法。
【請求項7】
登録している荷物データを、配送業者コンピュータからの要求に応答して、前記配送業者コンピュータに送信するステップをさらに備える、請求項1、2、3、4、5又は6に記載の荷物データの処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理するための荷物データの処理を実行させるコンピュータプログラムであって、前記荷物データの処理は、
荷物データを登録するステップと、
前記登録している荷物データを、顧客コンピュータからの要求に応答して、前記顧客コンピュータに送信するステップと、
前記登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップと、
を有する、コンピュータプログラム。
【請求項9】
荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理する配送業務システムであって
複数の宅配業者に属する荷物データを登録する手段と、
前記登録している複数の荷物データから選択された荷物データを、顧客コンピュータからの要求に応答して、前記顧客コンピュータに送信する手段と、
前記送信された荷物データに対応する登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更する手段と、
を有する、配送業務システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客に配送すべき荷物の配送条件を含む荷物データの処理方法、配送業務システム及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、宅配業務サービスにおいては、荷物の発送時点で発送者(顧客)から配達希望日時を受け付け、宅配業者は指定された配達日時に従って荷受先に荷物を配達している。発送者から荷物を依頼された宅配業者は、依頼伝票を元に発送元最寄りの端末から荷物の配達希望日時等の情報を入力する。入力された荷物の情報は、ネットワークを介して、発送元最寄りの端末から宅配業者サーバに送られて管理される。配達先の宅配業者は、届いた荷物に添付された伝票の配達希望日時を元にして、配達予定を立てて配達作業を行い、配達を完了した宅配業者は、荷受先最寄りの端末から宅配業者サーバに配達完了を登録する。
【0003】
このように、サーバに荷物情報が登録されることを利用して、例えば顧客が商品の配送の進捗状況を確認するシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。あるいは、荷受先がユーザ端末からインターネットを介して希望配達日時を登録するようにするとともに、一度登録した後も荷受先の都合により何度でも希望配達日時を変更できるシステムが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。荷受先にとっては、自分の都合の変化に合わせて配達日が指定でき、また宅配業者にとっても荷受先の在宅率の大幅アップにより配達効率をアップすることが出来る。しかし、従来の宅配業務システムを利用することによって、配送日時/配送時間の指定変更はある程度可能であるが、配達業者が対応できる範囲は限られており、例えば、配送日時/配送時間を指定変更しようとしても、変更後の条件での配達が不可能である場合がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−330354号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−318976号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の宅配業務システムでは、顧客の指定時間や指定場所に対して確実に対応することができないという問題点があった。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、顧客側の指定変更により確実に対応することができる配送業務システム、荷物データの処理方法及びコンピュータプログラムを提供することを一つの目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、顧客に配送する荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理するための荷物データの処理方法であって、荷物データを登録するステップと、顧客コンピュータからの要求に応答して、前記登録されている複数の荷物データから荷物データを選択し、前記選択された荷物データを前記顧客コンピュータに送信するステップと、前記送信された荷物データに対応する登録された荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップとを有する。この構成を有することによって、顧客の指定する配送条件の変更に対応した配送を効率的に行うことができる。
【0008】
上記第1の態様において、前記顧客コンピュータからの配送業者変更の要求に応答して、配送業者変更が可能である場合、変更確認を前記顧客コンピュータに返信するステップをさらに備えることが好ましい。これによって、配送業者の変更がなされたことを確認することができる。
【0009】
前記登録されている荷物データの配送時間を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップをさらに備えることが好ましい。あるいは、前記登録されている荷物データの配送場所を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップをさらに備えることが好ましい。これによって、顧客の配送条件に関する要求を、効率的に満たすことができる。
【0010】
前記顧客コンピュータからの配送条件変更の要求を満たすことができない場合、前記登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更することができる。これによって、特定の配送業者が配達不可能である場合であっても、他の配送業者によって効率的に顧客に荷物を配送することが可能となる。
【0011】
前記複数の荷物データは、複数の異なる配送業者に属するに荷物データを含む。これによって、複数業者の荷物データを効率的に参照することができる。あるいは、前記登録している荷物データを、配送業者コンピュータからの要求に応答して、前記配送業者コンピュータに送信するステップをさらに備えることが好ましい。これによって、配送業者は配送条件の変更を効率的に知ることができる。
【0012】
本発明の第2の態様は、コンピュータに、荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理するための荷物データの処理を実行させるコンピュータプログラムであって、前記荷物データの処理は、荷物データを登録するステップと、前記登録している荷物データを、顧客コンピュータからの要求に応答して、前記顧客コンピュータに送信するステップと、前記登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更するステップとを有する。この構成を有することによって、顧客の指定する配送条件の変更に対応した配送を効率的に行うことができる。
【0013】
本発明の第3の態様は、荷物の配送条件を含む複数の荷物データを管理するための荷物データの処理システムであって複数の宅配業者に属する荷物データを登録する手段と、前記登録している複数の荷物データから選択された荷物データを、顧客コンピュータからの要求に応答して、前記顧客コンピュータに送信する手段と、前記送信された荷物データに対応する登録されている荷物データの配送業者を、前記顧客コンピュータからの要求に応答して変更する手段とを有する。この構成を有することによって、顧客の指定する配送条件の変更に対応した配送を効率的に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能であろう。
【0015】
図1を用いて、本発明にかかる宅配業務システムの全体構成について説明する。図1は、本発明にかかる宅配業務システムを示す概略図である。図1に示すように、本発明にかかる宅配業務システム1は、複数の異なる宅配業者に属する宅配業者側のサーバ装置20、21、22(以下、これを業者システム20、21、22と略す)、顧客側の端末3(以下、これを顧客端末3と略す)を備えている。これらの業者システム20、21、22、顧客端末3は、インターネット等の通信網4を介して接続されている。顧客端末3は、複数の異なる宅配業者のシステムにアクセス可能であり、各業者の宅配に関する情報を取得し、又、各システムに対してデータを送信することができる。このような宅配業務システム1では、通信網4を利用して、現在の宅配業務を効率的かつ顧客へのサービス向上を提供することが可能となる。尚、本例においては、3つの業者システムが例示されているが、2もしくは、3より多い業者システムと顧客端末3が接続される態様が可能である。尚、典型的には、業者システム20、21、22には、荷物に関する情報である荷物情報を入力するための端末が通信網4を介して接続されているが、省略している。
【0016】
図1に示す宅配業務システム1では、通信網4を中心にして、顧客の顧客端末3から、各宅配業者の業者システム20、21、22において現在の配送状況を随時参照できるようになっている。この配送状況が参照できる範囲は、各宅配業者が設定しているエリア毎になっている。顧客端末3から業者システム20、21、22へのアクセスを可能にするため、顧客側には、予め宅配業者より指定されたパスワード等の情報が与えられている。顧客端末3から業者システム20、21、22のそれぞれにアクセスすることにより、顧客は、業者システム20、21、22が有する荷物情報を全て参照することができる。このように、顧客は複数の宅配業者の属す情報を参照することができる。顧客には、荷物を識別するための荷物識別情報、依頼した宅配業者が提供する荷物情報のアクセスポイントが事前に電話やメール等で知らされている。アクセスポイントは、業者システム20、21、22が提供するホームページのURLのみであり、その他へのアクセスはセキュリテイにて保護し、不特定多数のアクセスは拒否する。宅配業務システム1において、宅配業者同士は提携している。この場合、配送状況を提供する業者システム20、21、22は、全ての提携している宅配業者のシステムから参照可能となる。各業者は、各業者が使用するPC端末(不図示)あるいはネットワークへのアクセスが可能な携帯端末などから、業者システムにアクセスし、データ参照あるいはデータ変更を行うことができる。
【0017】
続いて、業者システム20、21、22、顧客端末3の構成について説明する。業者システム20、21、22、は、ウェブサーバ、メールサーバ、データベース(DB)サーバとして機能する。業者システム20、21、22の具体的な構成については、後に詳述するが、いわゆるコンピュータにより構成され、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等のハードウェア構成を有するとともに、OS(Operation System)プログラム及びアプリケーションプログラムをハードディスク上に格納している。そして、適宜、これらのプログラムをRAM上に展開した上で、CPUにより所定の処理を実行する。
【0018】
業者システム20、21、22はウェブエンジンを備え、アプリケーションプログラムからの要求に基づき、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language)形式のウェブデータを生成し、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により通信網4を介して顧客端末3に対して送信する機能を有する。また、業者システム20、21、22は、顧客端末3より送信された情報をアプリケーション上で閲覧可能とし、あるいは、データベースに格納する機能も有する。
【0019】
業者システム20、21、22は、所定の情報を電子メールにより通信網4及びプロバイダのメールサーバ等を介して顧客端末3に対して送信する機能、顧客端末3より電子メールにより所定の情報を通信網5及びプロバイダのメールサーバ等を介して受信する機能を有する。
【0020】
業者システム20、21、22は、この宅配業務システム1における一連の処理を主体的に実行する機能を有する。図2に、この業者システム20、21、22の機能ブロック図を示す。業者システム20、21、22、の各装置は、荷物情報登録処理部201、顧客認証処理部202、荷物情報検索処理部203、荷物情報変更処理部204、画面情報生成処理部205、データベース206等を備えている。
【0021】
荷物情報登録処理部201は、顧客の荷物を識別するための荷物情報を荷物毎にデータベース206に登録する処理を実行する。認証処理部202は、顧客に付与されるユーザID及びパスワードを用いて顧客が業者システム20、21、22にログインしようとした場合に、顧客が登録された正当な荷受人であるかどうかを判定する処理を実行する。荷物情報検索処理部203は、顧客端末3から問い合わせされた伝票番号を元に、顧客端末3に荷物情報を送信する処理等を実行する。荷物情報変更処理部204は、顧客端末3から受信した荷物情報によりデータベース206に格納された荷物情報を変更する処理を実行する。画面情報生成処理部205は、顧客端末3上で表示される画面情報を生成する処理を実行する。データベース206には、顧客の荷物を識別する荷物識別情報に基づいて荷物情報が格納される。データベース206において格納される情報の一例を図3に示す。荷物情報として、例えば、伝票番号等の荷物識別情報、発送元や荷受先の住所、氏名、電話番号、配達希望日時、実際に配送して荷物を渡す配達希望場所等の情報が含まれる。
【0022】
顧客端末3は、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、いわゆるインターネット接続機能付き携帯電話等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、ディスプレイ等の入出力手段を備えている。顧客端末3は、ブラウザプログラムやメールプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されている。顧客端末3は、業者システム20、21、22にアクセスするための処理を行うアクセス処理部31、データをディスプレイに表示するための表示処理部32を備える。顧客端末3は、アクセス処理部31により通信網4を介して業者システム20、21、22からデータを受信する。表示処理部32は、受信したウェブデータをアプリケーション上で表示し、あるいは業者システム20、21、22のデータベース206のデータを表示する。
【0023】
次に、上記のように構成された宅配業務システム1の全体処理について説明する。図4は、宅配業務システム1の基本的な配送時間の変更処理を示す模式図である。複数の各宅配業者は、業者システム20、21、22を用いて、通信網4を介して配送状況の情報を提供する(S1001)。顧客は、顧客端末3を用いて、通信網4を介して、この配送状況の情報を逐次参照することが可能となっている。顧客は、予め宅配業者から指定されたパスワード等の情報を用いて、顧客端末3から業者システム20、21、22のいずれかへアクセスする。例えば、顧客端末3は、業者システム20にアクセスしたものとして説明する。顧客は、顧客端末3が業者システム20に通信網4を介して通信可能に接続された状態で、現在の配送状況を参照する(S1002)。各業者システムは連携して機能している。顧客端末3は、いずれか一つの業者システムに正当にアクセスした後、他のシステムへは、認証処理を行うことなくアクセスすることができる。各業者システムは、各データベースに荷物情報を共有すること、あるいは、各業者システムは、他の業者システムから荷物情報を取得する構成とすることができる。アクセスを受けた業者システムが、要求されたデータを有してない場合、他の業者システムに要求を転送し、転送された業者システムが要求された荷物情報を顧客端末3に送信する構成とすることも可能である。これによって、顧客端末3は、各業者システムの荷物情報を参照することができる。
【0024】
顧客は、宅配業者からの配送時間を確認し、受け取り時間に問題がなければ(S1003)、指定時間通りの配送に問題がない旨のコメントを業者システム20へ返信する(S1004)。宅配業者は、顧客側からの返信を確認し、指定時間に合わせて配送する(S1005)。顧客が現在の配送状況を参照して予想配送時間帯に不都合が発生した場合は(S1003)、顧客の顧客端末3から宅配業者の業者システム20へ、配送時間変更の実施依頼が行われる(S1006)。宅配業者は、顧客側からの変更時間を確認して問題がなければ、顧客側へ、変更された配送時間を返信する(S1007)。顧客側は、この宅配業者から返信を確認する。このように、顧客は、配送状況に応じて、宅配業者より、指定された荷物の受け取りが可能になり、宅配業者の配送状況によって、荷物の受け取り、待ち時間を解消することが可能になる。
【0025】
顧客側がS1006で配送時間変更を依頼した後、S1007において、顧客側に再度、不都合が発生したとする。この一例として、顧客が、変更された配送時間に荷物を受ける指定場所にいない場合等がある。図5に、この顧客側に再度不都合が生じた場合の宅配業務システム1の全体処理が示されている。図5に示すように、顧客は、変更後の予定配送時間を確認し、変更後の予定配送時間に問題がなければ(S1011)、配送時間変更後の指定場所、つまり配送時間を変更する前の予め指定された受け取り場所で荷物を受け取る(S1012)。顧客側に再度、不都合が発生した場合(S1011)、変更後の配送時間に予め指定された受け取り場所にいないので、配送荷物の受け取り場所の変更を依頼する(S1013)。顧客は、受け取り場所の変更として、自宅付近のコンビニまたは、駅のキオスク等の、顧客の通勤/通学経路上の場所を指定することができる。
【0026】
宅配業者は、顧客から再度指定された受け取り場所を確認し、問題が無ければ、顧客へ、変更された受け取り場所を返信し、顧客は、この宅配業者から返信を確認する(S1014)。宅配業者は、顧客が指定した指定場所へ配送荷物を届け、顧客側は、この変更された受け取り場所で荷物を受け取る(S1012)。例えば、受け取り場所がコンビニであれば、24時間荷物の受け渡しが可能になり、宅配業者/顧客の時間的ロスが発生しない。
【0027】
図6は、顧客と宅配業者との指定条件が一致しない場合の宅配業務システム1の全体処理を示している。顧客の指定変更した配達時間/配達場所に、特定の宅配業者が配達できない場合が存在する。システム上において、宅配業者を変更することによって、顧客の指定変更の要求に対応する。
【0028】
顧客がS1006において配送時間変更を依頼した後、顧客及び宅配業者は、各端末を介して、変更後の予定配送時間を確認し、変更後の時間、場所の確認する(S1021)。宅配業者が提供可能な配達条件と顧客が要求する配達条件が一致しない場合、(S1021)、顧客は、宅配業者の変更を依頼することができる(S1022)。宅配業者の変更は、提携している業者同士であれば、顧客の指定で変更可能である。顧客の指定する時間、場所に荷物を配送することができる宅配業者の業者システムは、顧客端末3へ、配送時間変更した内容を返信する(S1023)。顧客は、この宅配業者から返信を確認し(S1024)、この宅配業者から、顧客が指定した時間、場所で荷物を受け取る(S1025)。宅配業者の変更先は、顧客端末3からの具体的指示により、あるいは、顧客端末3からの変更要求に応答して業者システムが変更先候補を顧客端末3に送信することができる。
【0029】
次に、図7乃至図13を用いて、宅配業務システム1の処理について詳細に説明する。図7は、宅配業務システム1の処理フローを示すフローチャートである。図7に示すように、顧客から荷物を受け取ると、業者システム20は、荷物情報登録処理部201により、その荷物の荷物識別情報に基づいて各種荷物情報をデータベース206に登録して格納する(S1101)。
【0030】
顧客は、顧客端末3から、アクセス処理部31により宅配業者から予め知らされたホームページにアクセスする(S1102)。業者システム20は、アクセスした顧客端末3に対して、顧客が有するID、パスワード等の顧客認証情報の入力要求を送信する。顧客は、ID、パスワード等の顧客認証情報を顧客端末3に入力して顧客端末3から送信する。業者システム20は、顧客認証処理部202により、顧客端末3から受信した顧客認証情報に基づいて、その顧客が登録された正当な荷受人であるかどうかを判定する。業者システム20は、その顧客が正当な荷受人であると判定した場合、画面情報生成処理部205により荷物情報の検索画面情報を顧客端末3に送信する(S1103)。
【0031】
顧客端末3は、アクセス処理部31によって業者システム20から検索画面情報を受信し(S1104)、表示処理部32によって受信した検索画面情報から荷物情報の検索画面を表示する(S1105)。この荷物情報の検索画面の一例が、図8(a)に示されている。顧客は、例えば、表示された荷物情報の検索画面から荷物識別情報として伝票番号を入力し、図8(a)の「検索」ボタンをマウスでクリックする。これにより、顧客端末3から業者システム20に通信網4を介して、顧客が検索しようとするに伝票番号が送信される(S1106)。業者システム20は、伝票番号を受信すると(S1107)、荷物情報検索処理部203によってデータベース206に蓄積している荷物情報の中から該当する荷物情報を検索する(S1108)。業者システム20は、画面情報生成処理部205によって荷物情報から変更画面情報を生成し、この変更画面情報を荷物情報として顧客端末3に通信網4を介して送信する(S1109)。
【0032】
顧客端末3は、アクセス処理部31によって変更画面情報を受信し(S1110)、表示処理部32によって受信した変更画面情報から荷物情報の変更画面を表示する(S1111)。この荷物情報の変更画面の一例が、図8(b)に示されている。顧客は、顧客端末3に表示された荷物情報の変更画面で荷物情報を確認する。このとき表示される内容は、図8(b)に示すように、配達日時、配達場所等の顧客が指定した内容が含まれる。顧客は、表示された配達日時、配達場所のままでよければ、そのまま図10の「キャンセル」ボタンをマウスでクリックして操作を終了する(S1112)。表示された配達条件をさらに変更する場合、「登録」ボタンがクリックされ、変更画面が顧客端末3に表示される。
【0033】
顧客は、表示された配達日、配達時間を変更する場合は、希望する配達日、配達時間を変更画面から入力する(S1112)。図8(b)の変更画面において、例えば、「配達希望日」と「配達希望時間」の欄をクリックすると、図9(a)に示すように、配達日時が入力可能となる。例えば、「配達希望時間」の入力欄に「18:00」を変更入力することで、新たに変更された荷物情報が一時的に顧客端末3に蓄えられる。
【0034】
顧客端末3に蓄えられた新たな変更後の荷物情報は、顧客が図9(a)の変更画面において「登録」ボタンをマウスでクリックすることによって、顧客端末3から業者システム20に通信網4を介して送信される(S1113)。業者システム20は、新たな変更後の荷物情報を受信すると(S1114)、荷物情報変更処理部204により、データベース206で該当する荷物情報の内容を更新する(S1115)。業者システム20は、宅配業者がこの荷物情報に従って顧客に対して配達可能なとき(S1116)、画面情報生成処理部205によって変更後の荷物情報から確認画面情報を生成し、その確認のために、この確認画面情報を荷物情報として顧客端末3に通信網4を介して送信する(S1117)。
【0035】
顧客端末3は、アクセス処理部31によって確認画面情報を受信し(S1118)、表示処理部32によって受信した確認画面情報から荷物情報の確認画面を表示する(S1119)。顧客は、顧客端末3に表示された荷物情報の確認画面で変更後の荷物情報を確認し、自分の入力した内容に合致する場合には、図9(b)の「キャンセル」ボタンをマウスでクリックして操作を終了する。
【0036】
なお、S1116において宅配業者が顧客端末3から指定された配達時間に、既に指定されている配達場所に配達することができない場合、業者システム20から顧客端末3に、例えば配達不可能であるとのコメントと共に、変更画面が返信される。この場合、次の図10のS1137から配達場所を指定する処理に続く。尚、図7においてS1109に続けてさらに配達時間を指定する処理を実行してもよい。
【0037】
例えば、顧客が配達時間を変更した後その変更後の配達時間に配達場所で荷物を受け取ることができない場合、顧客は、上記と同様にして配達時間だけでなく配達場所も変更することができる。図10に、この処理フローが示されている。図10において、処理S1132〜S1141は、図7のS1102〜S1111に示す処理と同様に行われるので、その説明を省略する。顧客は、表示された配達場所を変更する場合は、希望する配達場所を変更画面から入力する(S1132)。具体的には、図11(a)の変更画面において、顧客が「配達希望場所」の欄をクリックして配達場所を入力可能にし、「配達希望場所」の入力欄に「コンビニ○○ **支店」を変更入力する。この変更入力された配達場所は、図10のS1143〜S1145に示す処理によって、顧客端末3から業者システム20のデータベース206へと更新登録される。ここで、図10に示す処理S1143〜S1145は、図7に示した処理S1113〜S1115と同様に行われる。その後、顧客端末3には、図7に示した処理S1146〜S1149と同様にして、図11(b)に示す荷物情報の確認画面が表示される。顧客は、この確認画面で変更後の荷物情報を確認し、自分の入力した内容に合致する場合には、図11(b)の「キャンセル」ボタンをマウスでクリックして操作を終了する。さらに配達条件の変更を行う場合、「登録」ボタンをクリックすることによって、変更画面が業者システム20から顧客端末3に送信される。宅配業者が指定された条件において配達不可能である場合、変更画面が顧客端末3に送信される。
【0038】
顧客が配達時間、配達場所を変更した後、荷物を配達する宅配業者が、その配達時間、配達場所に顧客に対して荷物を渡すことができない場合がある。この場合、顧客は、荷物を配達する宅配業者を変更することができる。図12に、この処理フローが示されている。図12に示す処理S1151〜S1153により、顧客装置3に図13(a)に示す変更画面が表示される。ここで、図12において、処理S1151〜S1153は、図7のS1109〜S1111に示す処理と同様に行われるので、その説明を省略する。変更画面は、顧客端末3から配達時間あるいは配達場所について変更処理を実行し、宅配業者が指定された条件において配達不可能である場合にも、顧客端末3に送信される。
【0039】
顧客は、表示された宅配業者を変更する場合は、希望する宅配業者を変更画面から入力する(S1154)。顧客は、自分が指定する配達時間、配達場所で配達可能な宅配業者として「D運送」を指定することを決める。顧客は、図13(a)の変更画面において「希望宅配会社」の欄をクリックして宅配業者の名称を入力可能にし、「希望宅配会社」の入力欄に「D運送」を変更入力する。この宅配業者が変更された荷物情報は、顧客端末3から業者システム20に送信される(S1155)。業者システム20は、変更された荷物情報を受信し(S1156)、データベース206へと更新登録する(S1157)。業者システム20は、「D運送」が有する業者システム21に、変更後の荷物情報を転送する(S1158)。業者システム20から転送された変更後の荷物情報は、業者システム21のデータベースに登録されて格納される(S1159、S1160)。宅配業者「D運送」は、業者システム20を有する宅配業者に換わって、業者システム21から顧客端末3に対して確認画面情報を送信する(S1161)。顧客端末3は、この確認画面情報を受信し(S1162)、図13(b)に示す確認画面を表示する(S1162)。顧客は、この確認画面で自分が「D運送」から荷物を受け取ることを確認した後、図13(b)の「キャンセル」ボタンをマウスでクリックして操作を終了する。
【0040】
「D運送」が指定配達条件において配達不可能である場合、その旨のコメントと共に、変更画面が業者システム21から顧客端末3に送信される。顧客端末3は、変更画面において他の宅配業者を特定して、配送条件を再度、送信する。あるいは、業者システム21は、他の業者システムに顧客端末3からの指定配達条件を指定条件での配達可能な業者システムに転送し、当該業者システムが確認画面を顧客端末3に送信することができる。あるいは、顧客端末3は宅配業者を特定することなく、宅配業者変更の要求を業者システム20に送信することができる。要求を受信した業者システム20は、指定配達条件を指定条件での配達可能な業者システムに転送し、当該業者システムが確認画面を顧客端末3に送信することができる。
【0041】
上述した本発明にかかる宅配業務システム1における業者システム20、21、22、顧客端末3のコンピュータを実現するためのハードウェア構成について図12を用いて詳細に説明する。コンピュータは、中央処理装置(CPU)2201とメモリ2204とを含んでいる。CPU2201とメモリ2204は、バスを介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置2213とを接続してある。フレキシブルディスク装置2220、ハードディスク装置2213・2230、CD−ROMドライブ2226・2229、MOドライブ2228等の記憶媒体駆動装置は、フレキシブルディスク・コントローラ2219、IDEコントローラ2225、SCSIコントローラ2227等の各種コントローラを介してバスへ接続されている。
【0042】
フレキシブルディスク装置2220等の記憶媒体駆動装置には、フレキシブルディスク等の可搬型記憶媒体が挿入され、このフレキシブルディスク等やハードディスク装置2213、ROM2214等の記憶媒体には、オペレーティング・システムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・ソフトウエアを記録することができ、メモリ2204にロードされることによって実行される。このコンピュータ・ソフトウエアは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0043】
更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)2207またはキーボード2206や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ2212があり、また、パラレルポート2216を介してプリンタを接続するも可能である。コンピュータは、シリアルポート2215およびモデムまたはトークンリングや通信アダプタ2218等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータシステムと通信を行っている。
【0044】
このように、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、汎用機や、これらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。オペレーティング・システムとしては、広く知られたものから選択して使用することが可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0045】
上述の例において、システムのハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【0046】
以上のように、上記宅配業務システム1においては、顧客は、希望する配達日時や配達場所を参照し、自分の予定、その配達状況に応じて配達日時、配達場所を変更することができる。そして、顧客は、自分が指定する配達日時、配達場所で荷物を受け取ることができ、荷物の受け取り、待ち時間を解消することが可能になる。さらに、上記宅配業務システム1では、顧客は、自分の指定する配達日時や配達場所に配達可能な宅配業者を選択することができる。そのため、宅配業務システム1は、顧客の指定する配達日時、配達場所に確実に荷物を配達可能なサービスを提供することができる。
【0047】
また、例えば、顧客がコンビニエンスストアのように24時間/365日開店する店舗を配達場所に指定する場合には、24時間/365日、宅配業者から荷物を受け取ることができる。そのため、顧客側では待ち時間が解消され、宅配業者側では不在時の配送が無くなるので、配送業務の2度手間が解消され、顧客側/宅配業者側の双方の時間効率を向上させることができる。特に、宅配業者側では、時間効率の向上にともなって、宅配件数及び配送エリアの拡大も図ることが可能となる。
【0048】
本実施の形態における宅配業務システム1は、顧客と宅配業者間において、お互いの移動中でも通信網4を経由して情報交換を行うことができる。例えば、顧客端末3として携帯電話等の移動通信端末とすることができる。このように、顧客/宅配業者間で移動通信により顧客の指定時間、指定場所を確認することによって、顧客/宅配業者の双方ともに、移動中であっても、顧客が宅配業者から荷物を受け取るために指定した配達時間及び配達場所を確認することができる。この場合には、顧客は、宅配業者が移動するその場所で荷物を受け取ることが可能となる。さらに、顧客は、荷物の受け取りのみでなく、移動中でも、荷物の発送業務も同時に依頼することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、顧客側の指定変更に確実に対応することができる宅配業務システム及び宅配業務方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における宅配業務システムを示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態における宅配業務システムの業者システムを示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における業者システムのデータベースに格納される情報の一例を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態における宅配業務システムの全体処理の一例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態における宅配業務システムの全体処理の他の一例を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態における宅配業務システムの全体処理の他の一例を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態における宅配業務システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における顧客端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における顧客端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における宅配業務システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における顧客端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における宅配業務システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態における顧客端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における業者システム及び顧客端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 宅配業務システム、20、21、22、 業者システム、3 顧客端末、4 通信網、201 荷物情報登録処理部、202 顧客認証処理部、203 荷物情報検索処理部、204 荷物情報変更処理部、205 画面情報生成処理部、206 データベース、31 アクセス処理部、32 表示処理部
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号
【出願日】 平成15年6月13日(2003.6.13)
【代理人】 【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健

【公開番号】 特開2005−1846(P2005−1846A)
【公開日】 平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願番号】 特願2003−168642(P2003−168642)