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【発明の名称】 |
配達物認識装置及び配達物 |
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【氏名】森 英一 【住所又は居所】静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株式会社三島事業所内 【氏名】中西 真也 【住所又は居所】静岡県三島市文教町1−4843−1 テックインフォメーションシステムズ株式会社内 |
【課題】無線タグを使用することによりケース内の複数の配達物を、ケースを開けずに確認し、しかも、無線タグの故障及び配達物の紛失を区別する。
【解決手段】自己のID番号、相手無線タグのID番号及び書留コードを記録した2つの無線タグを貼りつけた書留郵便物から無線タグリーダにより先ず1つの無線タグに記録されている自己のID番号、相手のID番号及び書留コードを読み取る。続いて、読み取った相手のID番号によってもう1つの無線タグに記録されている自己のID番号、相手のID番号及び書留コードを読み取る。そして、読み取った2つの無線タグの書留コードを比較する。そして、書留コードが一致していれば正常を判断する。また、書留コードが不一致か、相手のID番号によるもう1つの無線タグの読み取りが正しくできなかった時には無線タグの故障を判断する。また、書留郵便物12の各無線タグからの読み取りが全くでなかった時には郵便物の紛失を判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自己の識別コードとともに組み合せ相手の識別コードを記録した無線タグを複数貼り付けた配達物から、各無線タグの識別コードを読み取る無線タグリーダと、この無線タグリーダの読み取り情報により、配達物の有無、無線タグの故障、正常を判断する判断手段とを設けたことを特徴とする配達物認識装置。 【請求項2】 自己の識別コードとともに組み合せ相手の識別コードを記録した無線タグを複数貼り付け、無線タグリーダによって各無線タグの識別コードが読み取られることを特徴とする配達物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、配達物認識装置及びこの装置が認識する配達物に関する。 【0002】 【従来の技術】 例えば、郵便物、宅配物、商品等の配送を伴う物品にそれぞれ無線データキャリアを添付し、配送過程の各拠点で物品に添付された無線データキャリアのデータを読み出し記録することによって、物品の配送に関する情報を追跡可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 ところで書留郵便物は配送中には郵袋ケース内に入れられて管理される。そして、配送途中において郵袋ケースに入れられた書留郵便物はその個数や種類がチェックされる。この場合に郵袋ケースをその都度開けてチェックを行ったのでは手間が大変となる。このため、上述した特許文献のような無線データキャリア、たとえば小さな無線タグを書留郵便物に貼り、この無線タグにに管理用情報を予め記録しておき、郵袋ケースの外側から無線タグリーダによって管理用情報を無線で読み取ることで郵袋ケースを開けずに書留郵便物の個数や種類をチェックすることが可能となる。 【0004】 【特許文献1】 特開平11−175621号公報 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 郵袋ケースに入れられている複数の書留郵便物に貼られている無線タグからそれぞれ管理用情報が正常に読み取られた場合は問題ないが、1つでも管理用情報の読み取りができない状態が発生すると、単に無線タグが故障しただけなのか、それとも対象となる書留郵便物が紛失したのか確認ができず、結局は郵袋ケースを開けて確認をしなければならなかった。 そこで、本発明は、無線タグを使用することでケース内に入れられた複数の配達物を、ケースを開けずに確認することができ、しかも、無線タグからの読み取りができなかった場合に無線タグの故障によるものか配達物の紛失によるものかを区別できる配達物認識装置及び配達物を提供する。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明は、自己の識別コードとともに組み合せ相手の識別コードを記録した無線タグを複数貼り付けた配達物から、各無線タグの識別コードを読み取る無線タグリーダと、この無線タグリーダの読み取り情報により、配達物の有無、無線タグの故障、正常を判断する判断手段とを設けた配達物認識装置にある。 【0007】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は配達物として書留郵便物を使用したものについて述べる。 【0008】 図1は書留郵便物認識装置の構成を示すブロック図で、1は制御部本体を構成するコントローラで、CPU、ROM等によって構成されている。前記コントローラ1に無線タグリーダ2、ICカードリーダ3、RAMからなるメモリ4及び操作・表示部5を接続している。 【0009】 前記無線タグリーダ2はアンテナ6を介して郵送ケース11に内に収納されている複数の書留郵便物12に貼られている無線タグに対して電波を送信し無線タグからデータを読み取るように成っている。また、前記ICカードリーダ3は前記郵送ケース11に付されたICカード13から郵送データを読み取るようになっている。郵送データは、たとえば、郵送ケース11内に収納された書留郵便物12の総数及び書留コードからなる。 【0010】 前記書留郵便物12には、図2に示すように、2つの無線タグ14,15が貼られている。この場合、無線タグ14,15を書留郵便物12の表と裏に1枚ずつ貼ったり、表や裏に上下に離して貼ったりなど貼り方に工夫をすることで無線タグが破損するのを極力防止できる。 【0011】 前記無線タグ14,15には、予め識別コードとして自己のID番号及び相手のID番号が記録されるとともに書留管理情報として書留コードが記録されている。すなわち、図3の(a)に示すように無線タグ14には、自己のID番号14a、相手である無線タグ15のID番号14b及び書留コード14cが予め記録され、図3の(b)に示すように無線タグ15には、自己のID番号15a、相手である無線タグ14のID番号15b及び書留コード15cが予め記録されている。この場合、書留コード14cと書留コード15cは同一のコードになっている。 【0012】 先ず、オペレータが郵袋ケース11からICカード13を抜いてICカードリーダ3にセットすることで、ICカードリーダ3はICカード13に記録されている郵袋データ、すなわち、収納された書留郵便物12の総数及び書留コードを読み取る。コントローラ1はICカードリーダ3から郵袋データを受取ると、前記メモリ4に格納する。このときメモリ4に設けたカウンタの値Nを「0」にする。そして、メモリ4への書き込みが終了すると、ICカード13を郵袋ケース11に戻す。 【0013】 続いて、オペレータは、無線タグリーダ2のアンテナ6を郵袋ケース11内の書留郵便物12の無線タグ14,15を読み取るようにセットしてから操作・表示部6にある読み取り開始キーを操作する。これにより、コントローラ1は、図4に示す流れ図に基づいて制御を行うようになる。 【0014】 すなわち、S1にて、無線タグリーダ2を駆動させ、郵袋ケース11内に収納されている複数の書留郵便物12に貼られている無線タグ13,14の検出を行う。たとえば、コントローラ1は無線タグリーダ2に対してID指定無しの無線ID問い合わせコマンドを送出する。無線タグリーダ2は無線ID問い合わせコマンドを変調しアンテナ6から電波として送信する。 【0015】 無線タグは無線ID問い合わせコマンドの電波を受信すると、その電波から電力の供給を受け、内部に記録されている自己のID番号、組みになっている相手のID番号及び書留コードを付加したACK応答を返す。無線タグリーダ2はアンテナ6でこのACK応答を受信すると、それを復調してコントローラ1に自己のID番号、相手のID番号及び書留コードの情報を送る。受信した書留コードはメモリ4に格納されているICカード13から読み取った書留コードと照合され、一致を検出するとタグ検出が判断される。 【0016】 続いて、S2にて、コントローラ1は無線タグリーダ2に対して相手のID番号でID指定を行って無線ID問い合わせコマンドを送出する。該当する無線タグが正常であれば、無線ID問い合わせコマンドの電波を受信し、その電波から電力の供給を受け、内部に記録されている自己のID番号、組みになっている相手のID番号及び書留コードを付加したACK応答を返す。無線タグリーダ2はアンテナ6でこのACK応答を受信すると、それを復調してコントローラ1に自己のID番号、相手のID番号及び書留コードの情報を送る。 【0017】 この場合は、コントローラ1は、S3にて、相手の無線タグを検出したと判断し、続いて、S4にて、取得した書留コードを比較し、S5にて一致を判断する。取得した書留コードは同じ書留郵便物12の組みになっている無線タグ14と15の書留コードであり、本来からすれば一致しているはずである。 【0018】 一致を判断すると、正常に読み取ったと判断し、S6にて、カウンタの値Nを1つインクリメントする。そして、S1に戻り、次の書留郵便物12の無線タグに対する読み取りを行う。 【0019】 前記S3にて相手の無線タグを検出できなかったり、前記S5にて取得した2つの書留コードが一致していなかったりした場合は、S7にて無線タグの故障を判断し、S6にて、カウンタの値Nを1つインクリメントする。そして、S1に戻り、次の書留郵便物12の無線タグに対する読み取りを行う。 【0020】 S1におけるタグ検出が行われない状態が一定時間継続すると、S8にて認識終了を判断し、S9にて、カウンタの値NがICカード13から読み取った総数Aに一致するかを判断する。そして、一致を判断すると、操作・表示部5に認識終了を表示する。このときの表示は、S7におけるタグの故障が判断されていなければ、正常に終了したことを知らせ、また、S7におけるタグの故障が判断されていれば、該当する書留郵便物の書留コードと無線タグが故障していることを知らせる。また、S9にて、NとAの不一致を判断すると、S11にて、書留郵便物が紛失したと判断し、操作・表示部5に認識終了を表示すると共に紛失した書留郵便物の書留コードを表示する。 【0021】 このような構成においては、複数の書留郵便物12が収納された郵袋ケース11には、収納されている書留郵便物12の総数と書留コードを記録したICカード13が付されている。従って、書留郵便物認識装置を操作するオペレータは、ICカードリーダ3を使用してICカード13から書留郵便物12の総数と各書留コードを読み取る操作を行う。読み取った総数と各書留コードはメモリ4に格納される。また、メモリ4に設けられたカウンタの値Nが「0」にクリアされる。 【0022】 この状態で無線タグリーダ2を使用して郵袋ケース11内の書留郵便物12の無線タグ14,15を読み取る。すなわち、ある書留郵便物12に貼ってある2つの無線タグの一方、例えば、無線タグ14から自己のID番号14a、相手のID番号14b及び書留コード14cを読み取る。読み取った書留コードはメモリ4に格納されている書留コードと照合され、一致していれば無線タグを検出したことが判断される。続いて、読み取った相手のID番号でID指定を行って無線タグリーダ2から無線ID問い合わせコマンドを送出する。 【0023】 今度は、IDが指定されているので、先ほど読み取られた無線タグと組みになっている他方の無線タグ15が無線ID問い合わせコマンドを受信することになる。従って、無線タグリーダ2は、今度は他方の無線タグ15から自己のID番号15a、相手のID番号15b及び書留コード15cを読み取る。 【0024】 そして、無線タグ14から読み取った書留コード14cと無線タグ15から読み取った書留コード15cを比較し、一致を判断すると、この書留郵便物12の無線タグ14,15は正常であると判断し、カウンタの値Nを1つインクリメントしてから、次の無線タグの読み取りを開始する。そして、同様にして次の書留郵便物12の無線タグ14,15を読み取る制御を行う。 【0025】 このようにして、郵袋ケース11内に収納されている複数の書留郵便物12の無線タグ14,15を順次読み取っている時に、たとえば、読み取った相手のID番号でID指定を行って無線ID問い合わせコマンドを送信しても該当するID番号の読み取りができなかった時には、タグの故障を判断する。また、読み取った相手のID番号でID指定を行って無線ID問い合わせコマンドを送信し、このとき該当するID番号の読み取りができても2つの書留コードが一致しなかった時にはやはりタグの故障を判断する。 【0026】 そして、郵袋ケース11内に収納されている複数の書留郵便物12における無線タグ14,15からの読み取りが終了すると、カウンタがカウントした値Nとメモリ4に格納されている総数Aとを比較し、N=Aであれば、表示部に認識の終了と共に正常に終了したか、それともタグの故障があったかを表示して知らせる。1つでもタグの故障が判断されたときには故障のあった書留郵便物12の書留コードを表示して知らせる。また、NがAに達していなければ、読み取りを終了した書留郵便物の数がICカード13に記録されている総数Aよりも少なく、紛失した書留郵便物があることを判断する。そして、ICカード13に記録されている各書留郵便物12の書留コードとの比較からどの書留郵便物が紛失したかを特定することができ、その特定した書留郵便物を紛失郵便物として表示部に表示して知らせる。 【0027】 このように、郵袋ケース11を開けること無く、無線タグからのデータの読み取りが正常に行われたか、無線タグに故障があったか、書留郵便物が紛失したかを確実に判断することができる。 【0028】 なお、書留郵便物12に貼られてある2つの無線タグの両方が同時に故障した場合には誤って書留郵便物が紛失したとして判断されることになるが、2つが同時に故障する確率は極めて少なく、認識に支障を来す虞はない。勿論、無線タグを3つ以上貼れば確率は更に低下するが、郵便物に貼ることを考えると2つが妥当である。 【0029】 なお、この実施の形態においては、配達物として書留郵便物を使用した場合について述べたがこれに限定するものではなく、宅配物や配送商品を使用するものにも適用できるものである。 【0030】 なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。 【0031】 【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、無線タグを使用することでケース内に入れられた複数の配達物を、ケースを開けずに確認することができ、しかも、無線タグからの読み取りができなかった場合に無線タグの故障によるものか配達物の紛失によるものかを区別できる配達物認識装置及び配達物を提供できる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態に係る書留郵便物認識装置の構成を示すブロック図。 【図2】同実施の形態で使用する書留郵便物の構成を示す図。 【図3】同実施の形態で使用する書留郵便物に貼る無線タグのデータ例を示す図。 【図4】同実施の形態における書留郵便物認識装置のコントローラの制御を示す流れ図。 【符号の説明】 1…コントローラ、2…無線タグリーダ、11…郵袋ケース、12…書留郵便物、14,15…無線タグ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成15年6月11日(2003.6.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦
【識別番号】100091351 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 哲
【識別番号】100088683 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 誠
【識別番号】100108855 【弁理士】 【氏名又は名称】蔵田 昌俊
【識別番号】100084618 【弁理士】 【氏名又は名称】村松 貞男
【識別番号】100092196 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 良郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−1816(P2005−1816A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月6日(2005.1.6) |
| 【出願番号】 |
特願2003−167019(P2003−167019) |
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