| 【発明の名称】 |
容器検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀内 一宏 【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区生麦一丁目17番1号 株式会社キリンテクノシステム内
【氏名】真崎 伸也 【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区生麦一丁目17番1号 株式会社キリンテクノシステム内
【氏名】中島 清治 【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区生麦一丁目17番1号 株式会社キリンテクノシステム内
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| 【要約】 |
【課題】スターホイール装置を吊り下げる構造とすることにより、従来、スターホイール装置や各種サポートを支持していた天板と称される支持板をなくすことができる容器検査装置を提供する。
【解決手段】容器1を保持する複数のポケット4a,5aを有したスターホイール装置3を備え、スターホイール装置3により検査対象となる容器1を所定の円形軌道上を搬送しつつ容器1を撮像装置32,33で撮像して検査する容器検査装置において、鉛直方向に延びる複数の柱25を互いに離間させて設け、隣接する柱間を接続する複数の梁部材26を設け、これら梁部材26に固定された吊り下げ用支持板27にスターホイール装置3を吊り下げ支持させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 容器を保持する複数のポケットを有したスターホイール装置を備え、該スターホイール装置により検査対象となる容器を所定の円形軌道上を搬送しつつ容器を撮像装置で撮像して検査する容器検査装置において、 鉛直方向に延びる複数の柱を互いに離間させて設け、隣接する柱間を接続する複数の梁部材を設け、これら梁部材に固定された吊り下げ用支持板に前記スターホイール装置を吊り下げ支持させるようにしたことを特徴とする容器検査装置。 【請求項2】 前記柱又は梁部材に撮像装置を上下動可能に固定したことを特徴とする請求項1記載の容器検査装置。 【請求項3】 前記吊り下げ用支持板を固定した梁部材は、前記柱の中央部より上方に設置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の容器検査装置。 【請求項4】 前記柱の中央部より下方に、隣接する柱間を接続する下段側の梁部材を設け、これら下段側の梁部材によりコンベヤを支持させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器検査装置。 【請求項5】 前記下段側の梁部材に照明装置を支持させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の容器検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、ガラス壜等の容器をCCDカメラ等の撮像装置により撮像して容器の検査を行なう容器検査装置に係り、特に容器を保持して円形軌道上を搬送するスターホイールを支持するための支持構造の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 ガラス壜等の容器を搬送しながら容器に投光し、容器を透過した透過光または容器から反射した反射光を撮像し、容器の欠陥を検出したり容器内に混入した異物を検出するなどの検査を行なう容器検査装置が知られている。このような容器検査装置は、一般に、容器を保持して円形軌道上を搬送するスターホイールを備えており、このスターホイールにより容器を保持して容器を搬送しつつ容器に向けて照明装置により投光し、CCDカメラ等の撮像装置により容器の透過光または反射光を撮像するように構成されている。 従来の容器検査装置においては、架台フレーム上に天板と称される支持板を固定し、この支持板上にスターホイール、コンベヤおよび照明装置等の主要機器を設置することが行われている。 【0003】 図6は、従来の容器検査装置の一例を示す要部断面図である。図6に示すように、従来の容器検査装置においては、架台フレーム(図示せず)上に天板と称される支持板51が溶接等によって固定されている。支持板51上には、コンベヤ52、ガラス壜等の容器1を検査位置に搬送するスターホイール装置53、および照明装置等を支持するサポート(図示せず)等が設置されている。支持板51、スターホイール装置53の駆動装置、および照明装置用のサポート等を水や破壜から保護するために、例えばステンレススチール製の化粧板54が支持板51を覆うように支持板51に固定されている。また、ガラス壜等の容器1から滴下する水や清掃用水の飛散防止のために、支持板51および化粧板54の四辺周囲には樋が設置されている場合があり、またこの樋に排水用の配管が接続されている場合もある。 【0004】 スターホイール装置53は、図示しない駆動源により回転駆動される回転軸55と、回転軸55に固定されて回転軸55と一体的に回転する円板状のディスク56と、ディスク56に固定された環状板57と、環状板57に固定された上下スターホイール59,60とを備えている。回転軸55は、支持板51に固定された軸受ハウジング61に内設された軸受62により回転自在に支持されている。上側スターホイール59は容器1の口部1aに係合して口部1aを保持し、下側スターホイール60は容器1の胴部1bに係合して胴部1bを保持するようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 上述した従来の容器検査装置においては、架台フレームに溶接等により固定された支持板51に、コンベヤ52、スターホイール装置53、および照明装置用のサポート等の主要機器が設置されている。しかしながら、このような構成の従来の容器検査装置においては、次に列挙するような問題点がある。 (1)スターホイール装置や照明装置用のサポートなどが天板と称される支持板に設置されていると、検査対象物である容器が破損した場合に、支持板上に落下するが、この破損した容器を清掃する際の障害物となり、清掃しにくい。特に、容器がガラス壜の場合に、スターホイール装置や各種サポートが破壜を清掃する際の障害物となり、清掃作業が煩雑である。また、支持板に固定されている駆動装置や機械部品の軸受等に水が浸入し、故障の原因となる。 (2)洗浄用の水を供給して支持板上に飛散した容器の破片を清掃するとき、支持板上に設置されているスターホイール装置やサポート等が障害物となり、清掃しにくい。 (3)容器がガラス壜の場合に破壜が支持板の上に堆積してしまい、清掃時に破壜により手を切るなどの危険性がある。また、支持板上に飛散した破壜を清掃するのは危険であり、作業が大変である。 (4)排水用の樋に破損した容器、特に破壜が詰まり、水の流れを遮断してしまう。また、樋に詰まった破壜を清掃する際、手を切る等の危険性がある。 (5)支持板上の破壜を床上に落として清掃した場合、検査装置の周囲に破壜が飛散してしまい、床上の清掃作業が大変である。 【0006】 本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、スターホイール装置を吊り下げる構造とすることにより、従来、スターホイール装置や各種サポートを支持していた天板と称される支持板をなくすことができる容器検査装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成するため、本発明は、容器を保持する複数のポケットを有したスターホイール装置を備え、該スターホイール装置により検査対象となる容器を所定の円形軌道上を搬送しつつ容器を撮像装置で撮像して検査する容器検査装置において、鉛直方向に延びる複数の柱を互いに離間させて設け、隣接する柱間を接続する複数の梁部材を設け、これら梁部材に固定された吊り下げ用支持板に前記スターホイール装置を吊り下げ支持させるようにしたことを特徴とするものである。 【0008】 本発明によれば、複数の柱(通し柱)を互いに離間させて設け、隣接する柱間を接続する複数の梁部材を設け、これら梁部材に固定された吊り下げ用支持板にスターホイール装置を吊り下げ支持させるようにしたため、従来の容器検査装置において必須とされていた天板と称される支持板を削除することができる。したがって、スターホイール装置の下方に機器類が存在しない空間を形成することができる。 【0009】 本発明の1態様によれば、前記柱又は梁部材に撮像装置を上下動可能に固定したことを特徴とする。 本発明の1態様によれば、前記吊り下げ用支持板を固定した梁部材は、前記柱の中央部より上方に設置されていることを特徴とする。 本発明の1態様によれば、前記柱の中央部より下方に、隣接する柱間を接続する下段側の梁部材を設け、これら下段側の梁部材によりコンベヤを支持させるようにしたことを特徴とする。 本発明の1態様によれば、前記下段側の梁部材に照明装置を支持させるようにしたことを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る容器検査装置の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、ガラス壜について壜口天面および壜底部を検査する装置に本発明を適用した場合を説明する。 図1は本実施形態に係る容器検査装置の全体構成を示す概略平面図である。図1に示すように、ガラス壜からなる容器1は、コンベヤ2によりスターホイール装置3に供給され、スターホイール装置3のポケットに嵌り込んで搬送される。 この搬送の途中で、容器1は検査ステーションで照明装置とCCDカメラにより検査され、良品はコンベヤ2の下流に戻され、不良品は排出用テーブル30上に移送される。なお、符号31は容器1の胴部に係合するタイミングベルトである。 【0011】 図2は装置のフレームFを示す図であり、図2(a)はフレームFの平面図、図2(b)は図2(a)のA矢視図、図2(c)は図2(a)のB矢視図である。図2(a)乃至図2(c)に示すように、フレームFは、四隅に設置された4本の通し柱25と、隣接する2本の通し柱25間に架け渡され水平方向に延びる複数の梁部材26とから構成されている。梁部材26は上段および下段の2段に渡って設けられており、通し柱25と梁部材26とにより略直方体状のフレームFが形成されている。そして、上段側の複数の梁部材26には吊り下げ用支持板27が水平方向に架設されている。吊り下げ用支持板27は複数の梁部材26の下面に溶接によって固定されている。また、下段側の複数の梁部材26にはコンベヤ用支持板28が設置されている(図2では、1個のコンベヤ用支持板28のみ示す)。各コンベヤ用支持板28は梁部材26の上面に溶接によって固定されている。 【0012】 図3は、図2に示すフレームFにコンベヤ2、スターホイール装置3、照明装置およびCCDカメラが支持されている状態を示す図であり、図3(a)は図1のC矢視図、図3(b)は図1のD矢視図、図3(c)は図1のE矢視図である。図3(a)に示すように、コンベヤ2は梁部材26上のコンベヤ用支持板28に固定されて支持されている。また図3(b)に示すように、容器の底部を透過光により撮像するために、容器底部用照明装置32と容器底部用CCDカメラ33とが対向配置されており、容器底部用CCDカメラ33は上段側の梁部材26又は通し柱25に上下動可能に固定され、容器底部用照明装置32は下段側の梁部材26に固定されている。また、容器の口部天面を反射光により撮像するために、容器1の搬送経路の上方に、照明装置を一体に組み込んだ容器口部天面用CCDカメラ34が配置されている。さらに図3(c)に示すように、スターホイール装置3は、上段側の梁部材26に固定された吊り下げ用支持板27に吊り下げ支持されている。 【0013】 次に、図4を参照して、吊り下げ用支持板27に吊り下げられているスターホイール装置3の構成を説明する。図4に示すように、スターホイール装置3は、吊り下げ用支持板27に固定された保持板6と、保持板6に固定された軸受ハウジング7と、軸受ハウジング7内に設けられた軸受8により回転自在に支持された回転軸9と、回転軸9に固定された円板状のディスク10と、ディスク10に固定された環状板11と、環状板11に固定された上下スターホイール4,5とを備えている。上側スターホイール4は環状板11から立設された複数のサポート12により支持されており、上側スターホイール4は容器1の口部1aに係合して口部1aを支持するようになっている。下側スターホイール5は環状板11に直接に固定されており、容器1の下部胴部1bに係合して下部胴部1bを支持するようになっている。 【0014】 前記回転軸9の上端部にはプーリ13が固定されており、このプーリ13は、タイミングベルト14を介してモータ15の駆動軸15aに固定されたプーリ16に連結されている。また、回転軸9の最上端部には小プーリ17が固定されており、小プーリ17は、タイミングベルト18を介してロータリエンコーダ19の回転軸19aに固定された小プーリ20に連結されている。 【0015】 また回転軸9の下端部は、回転軸9の振れ止め用の軸受22により支持されている。軸受22は、軸受ハウジング29に収容されており、軸受ハウジング29は下段側の梁部材26に固定されたコンベヤ用支持板28に支持されている。なお、軸受22は、回転軸9の振れ止めのみの機能を有し、回転軸9の軸方向の荷重の支持には寄与していない。したがって、スターホイール装置3の全体の荷重は、吊り下げ用支持板27により支持されることになる。 【0016】 図4に示す実施形態においては、回転軸9の下端部の振れ止め用の軸受22を収容するために軸受ハウジング29を別途設け、軸受ハウジング29を下段側の梁部材26に支持させる構造としたが、吊り下げ用支持板27に固定された軸受ハウジング7を下方に延ばして中空円筒状の軸受ハウジングとし、この軸受ハウジングに2つの軸受8,22を収容するようにしてもよい。この構成を採用した場合には、スターホイール装置3を下方で支持する必要はなくなる。 【0017】 図5は、図2に示すフレームFに容器底部用照明装置32が支持されている状態を示す斜視図である。図5に示すように、下段側の梁部材26にはブラケット36が固定されている。そして、ブラケット36には、容器底部用照明装置32が固定されている。 【0018】 次に、前述のように構成された容器検査装置の作用を説明する。 容器1は、コンベヤ2によりスターホイール装置3の上下スターホイール4,5に供給され、上下スターホイール4,5のポケット4a,5aに嵌り込んで搬送される。この搬送中、容器1の胴部はタイミングベルト31により保持される。そして、この搬送の途中で、照明装置32から容器1の底部に投光され、容器1の底部を透過した透過光がCCDカメラ33により撮像され、容器1の底部が検査される。また、容器1の口部天面には、CCDカメラ34に組み込まれた照明装置から投光され、口部天面から反射した反射光がCCDカメラ34により撮像され、容器1の口部天面の検査が行われる。こうして、容器1の底部および口部の検査が行われ、良品と判断された容器1は、コンベヤ2の下流に戻され、コンベヤ2により次工程に搬送される。一方、不良品と判断された容器1は、排出用テーブル30の位置でスターホイール装置3による支持が解除され、排出用テーブル30に排出される。 【0019】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれば、複数の柱(通し柱)を互いに離間させて設け、隣接する柱間を接続する複数の梁部材を設け、これら梁部材に固定された吊り下げ用支持板にスターホイール装置や各種機器を吊り下げ支持させるようにしたため、従来、スターホイール装置や各種サポートを支持していた天板と称される支持板を削除することができるため、以下に列挙する効果を奏する。 (1)検査対象物である容器が支持板上に堆積しないので、清掃時に破損した容器、例えば、破壜により手を切るなどの危険性がなくなる。 (2)排水用の樋に破損した容器、特に破壜が詰まることがなくなり、清掃時の作業における危険性がなくなる。 (3)破損した容器が直接床上に落下するので、破損した容器、特に破壜が検査機周辺に飛散することがなくなり、清掃しやすくなる。 (4)検査機下部に自由な空間ができ、この空間に容器回収のための回収ボックスを置く等の様々な手段を設けることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態に係る容器検査装置の全体構成を示す概略平面図である。 【図2】図2は装置のフレームを示す図であり、図2(a)はフレームの平面図、図2(b)は図2(a)のA矢視図、図2(c)は図2(a)のB矢視図である。 【図3】図2に示すフレームにコンベヤ、スターホイール装置、照明装置およびCCDカメラが支持されている状態を示す図であり、図3(a)は図1のC矢視図、図3(b)は図1のD矢視図、図3(c)は図1のE矢視図である。 【図4】本実施形態に係る容器検査装置における吊り下げ用支持板に吊り下げられているスターホイール装置の構成を示す側面図である。 【図5】図2に示すフレームに容器底部用照明装置が支持されている状態を示す斜視図である。 【図6】従来の容器検査装置の一例を示す要部断面図である。 【符号の説明】 1 容器 1a 口部 1b 胴部 2 コンベヤ 3 スターホイール装置 4,5 スターホイール 4a,5a ポケット 6 保持板 7,29 軸受ハウジング 8,22 軸受 9,19a 回転軸 10 ディスク 11 環状板 12,35 サポート 13,16 プーリ 14,18,31 タイミングベルト 15 モータ 15a 駆動軸 17,20 小プーリ 19 ロータリエンコーダ 25 通し柱 26 梁部材 27 吊り下げ用支持板 28 コンベヤ用支持板 30 排出用テーブル 32 容器底部用照明装置 33 容器底部用CCDカメラ 34 容器口部天面用CCDカメラ 36 ブラケット
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| 【出願人】 |
【識別番号】390014661 【氏名又は名称】株式会社キリンテクノシステム 【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区生麦1丁目17番1号
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| 【出願日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091498 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邉 勇
【識別番号】100092406 【弁理士】 【氏名又は名称】堀田 信太郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−1794(P2005−1794A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月6日(2005.1.6) |
| 【出願番号】 |
特願2003−165382(P2003−165382) |
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