| 【発明の名称】 |
粉体供給システム |
| 【発明者】 |
【氏名】藤山 浩太 【住所又は居所】東京都小平市小川東町3−1−1 株式会社ブリヂストン技術センター内
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| 【要約】 |
【課題】設備コストや設置スペースの増大を招くことなく、製造時間の短縮化や製造コストの低減化を実現させることができる粉体供給システムを提供することを課題とする。
【解決手段】粉体供給システム10は、フレキシブルコンテナ16A〜Dと、フレキシブルコンテナ16A〜Dをそれぞれ保持する複数の架台20A〜Dと、で構成される複数のカセット12A〜Dを有する。また、粉体供給システム10は、カセット12A〜Dを搬送する搬送部14を有する。架台20は、フレキシブルコンテナ16の排出口に連通する粉体排出路と、この粉体排出路を開閉する開閉弁と、を有する。これにより、フレキシブルコンテナ内の粉体を全て放出しなくてもフレキシブルコンテナの掛け替えを行うことができ、製造時間の短縮化や製造コストの低減化を図ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のフレキシブルコンテナと、この複数のフレキシブルコンテナをそれぞれ保持する複数の架台と、で構成される複数のカセットを備え、 前記架台は、前記フレキシブルコンテナの排出口に連通する粉体排出路と、前記粉体排出路を開閉する開閉弁と、を有することを特徴とする粉体供給システム。 【請求項2】 前記カセットを搬送する搬送部を備え、前記搬送部によりカセット待機位置と粉体供給位置との間で前記カセットを搬送することを特徴とする請求項1に記載の粉体供給システム。 【請求項3】 前記架台に被懸架部が設けられ、前記搬送部が前記被懸架部で懸架して前記カセットを搬送することを特徴とする請求項2に記載の粉体供給システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、製造ラインに設けられる粉体供給システムに関する。 【0002】 【従来の技術】 製品(中間製品や最終製品)を製造する際に原料として粉体を用いる場合、粉体を収容したフレキシブルコンテナ(F.C)から粉体を所定の供給位置に放出している。 【0003】 例えば、図7に示すように、フレキシブルコンテナ82をコンテナ保持台84で保持させることにより、下向けにされたフレキシブルコンテナ82の排出口88から粉体を自重で流出させ、流出した粉体をベルトコンベア92で搬送する(特許文献1参照)。 【0004】 【特許文献1】 特開2003−73000号公報 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、供給する粉体を別種の粉体に変更する場合、それまで粉体の供給に用いていたフレキシブルコンテナを、別の種類の粉体を収容したフレキシブルコンテナに交換する必要がある。この場合、フレキシブルコンテナ内の粉体を全部放出させた上で交換する必要があり、このため、製造時間の短縮化や製造コストの低減化の妨げになっているという問題があった。 【0006】 なお、製造中に粉体の種類の切替を行うことが不可避である場合、ハンドリング用の別ラインを予め設けておくことが一般的であるが、設備コストや設置スペースの増大を招くという難点がある。 【0007】 本発明は、上記事実を考慮して、設備コストや設置スペースの増大を招くことなく、製造時間の短縮化や製造コストの低減化を実現させることができる粉体供給システムを提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明は、複数のフレキシブルコンテナと、この複数のフレキシブルコンテナをそれぞれ保持する複数の架台と、で構成される複数のカセットを備え、前記架台は、前記フレキシブルコンテナの排出口に連通する粉体排出路と、前記粉体排出路を開閉する開閉弁と、を有することを特徴とする。 【0009】 請求項1に記載の粉体供給システムで粉体を供給するには、製品等の製造に必要な互いに種類が異なる(例えば材質が異なる)粉体をそれぞれ収容した複数のフレキシブルコンテナを用意する。そして、開閉弁を閉にして複数の架台にそれぞれ保持させて複数のカセットととする。この状態では、フレキシブルコンテナの排出口に架台の粉体排出路が連通しているので、フレキシブルコンテナの排出口から粉体排出路に流入した粉体を架台下方へ流出させることが可能である。そして、この複数のカセットを所定の待機位置に待機させておく。 【0010】 なお、特定種類の粉体の使用量が他の種類の粉体の使用量に比べて大幅に多い場合、その特定種類の粉体のフレキシブルコンテナを保持しているカセットを2台以上待機させておくことが、製造時間の短縮を図る上で有効である。 【0011】 次に、供給したい種類の粉体を収容したフレキシブルコンテナを保持するカセットを粉体供給位置にまで搬送する。搬送する際にはフォークリフト等の簡易な運搬機を用いてもよい。 【0012】 更に、開閉弁を開にする。この結果、このフレキシブルコンテナから粉体が粉体供給位置へ流出する。 【0013】 粉体が所定量流出したら、開閉弁を閉にする。 【0014】 次に、カセットを待機位置等へ搬送すると共に、供給したい別種の粉体を収容したフレキシブルコンテナを保持する別のカセットを粉体供給位置へ搬送する。 【0015】 そして、粉体供給位置へ新たに搬送されたカセットの開閉弁を開にし、所定量の粉体を流出させる。 【0016】 以下、同様の工程を行う。 【0017】 このように、請求項1に記載の発明により、フレキシブルコンテナ内の粉体を全て放出しなくてもフレキシブルコンテナの掛け替えを行うことができ、製造時間の短縮化や製造コストの低減化を図ることができる。このことは、少量の粉体を排出したい場合に特に有効である。 【0018】 請求項2に記載の発明は、前記カセットを搬送する搬送部を備え、前記搬送部によりカセット待機位置と粉体供給位置との間で前記カセットを搬送することを特徴とする。 【0019】 搬送部で搬送する際、架台を搬送することによりフレキシブルコンテナごと搬送してもよいし、フレキシブルコンテナを架台に括り付け、フレキシブルコンテナを搬送することにより架台ごと搬送してもよい。 【0020】 請求項2に記載の発明により、カセットの搬送を短時間で行うことができる。 【0021】 請求項3に記載の発明は、前記架台に被懸架部が設けられ、前記搬送部が前記被懸架部で懸架して前記カセットを搬送することを特徴とする。 【0022】 これにより、カセットを容易に搬送することができる。 【0023】 【発明の実施の形態】 以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態の粉体供給システム10には、粉体を収容した複数のカセット12A〜Dと、カセット12A〜Dのうちの所望のカセットを粉体供給位置に搬送して配置する搬送部14と、を備えている。 【0024】 カセット12A〜Dは、それぞれ、粉体を収容したフレキシブルコンテナ16A〜Dと、フレキシブルコンテナ16A〜Dを収容する架台20A〜Dと、で構成されている。カセット12A〜Dは何れも同じ構成なので、以下、架台20Aの構成を説明し、架台20B〜Cの構成の説明は省略する。 【0025】 図2、図3に示すように、架台20Aは、フレキシブルコンテナ16Aの排出口18Aを下方に向けてフレキシブルコンテナ16Aを支える支持部22Aと、支持部22Aの上部に設けられた被懸架部24Aと、を有している。また、架台20Aは、排出口18Aが挿入される粉体排出路26Aと、粉体排出路26Aを開閉する開閉弁30Aと、開閉弁30Aの開閉状態を切り替える操作部(図示せず)と、を有する。操作部は手動式であってもよいし、遠方から電波等により非接触でコントロールされる自動式であってもよい。更に、架台20Aは、架台自身を支える4本の脚部34Aを有する。隣り合う脚部同士には補強部材36Aがそれぞれ設けられている。 【0026】 また、搬送部14は、架台20A〜Dのそれぞれの被懸架部を懸架してカセット12A〜Dを搬送する吊り具38を有する。 【0027】 粉体供給システム10を用いるには、まず、開封されたフレキシブルコンテナ16A〜Dをそれぞれ保持したカセット12A〜Dを待機位置に準備する。フレキシブルコンテナ16A〜Dとしては、製品(例えばタイヤ)の製造に必要な、互いに種類が異なる粉体がそれぞれ収容されたものを用いる。 【0028】 次に、供給したい種類の粉体を収容したフレキシブルコンテナを保持しているカセットを、粉体供給位置にまで搬送部14により搬送する。以下、このカセットがカセット12Aであるとして説明を続ける。 【0029】 粉体供給位置には、例えば、落下してきた粉体を受けて搬送するベルトコンベア42が配置されている(図1〜図3参照)。 【0030】 次に、カセット12Aを粉体供給位置に配置した後、カセット12Aの操作部を操作して開閉弁30Aを開にする(図4参照)。開閉弁30Aが開になると、フレキシブルコンテナ16Aに収容された粉体17Aが、粉体排出路26Aを経由してベルトコンベア42上へ放出されて搬送される。 【0031】 粉体17Aが所定量放出されたら開閉弁30Aを閉にする。 【0032】 供給する粉体の種類を変更するには、粉体17Aを供給していたカセット12Aの開閉弁30Aを閉にし、カセット12Aを吊り具38で吊り上げて移動させて待機位置に戻す(図5参照)。更に、供給したい別種の粉体を収容したフレキシブルコンテナを保持しているカセット(例えばカセット12B)を吊り具38で吊り上げ、粉体供給位置にまで搬送する(図6参照)。 【0033】 例えば、カセット12Bを粉体供給位置にまで搬送した場合、更に、カセット12Bの開閉弁30Bを開にすることにより、フレキシブルコンテナ16Bに収容されている粉体17Bが供給される。 【0034】 以上説明したように、本実施形態によれば、粉体を収容したフレキシブルコンテナ16A〜Dを保持している複数のカセット12A〜Dと、カセット12A〜Dのうちの所望のカセットを粉体供給位置に搬送して配置する搬送部14と、を粉体供給システム10に設けており、任意のカセットを粉体供給位置にまで搬送し、そのカセットに収容されている粉体を供給することが可能になっている。また、カセット12A〜Dには、それぞれ開閉弁が設けられている。これにより、供給する粉体の種類を変更する際、粉体を供給していたカセットの開閉弁を閉にしてこのカセットを移動させると共に、所望の種類の粉体を収容したカセットを粉体供給位置にまで搬送することができる。従って、フレキシブルコンテナ内の粉体を全て放出しなくてもフレキシブルコンテナの掛け替えを行うことができる。 【0035】 なお、ベルトコンベア42に代えて貯蔵タンクとすることも可能である。これにより、フレキシブルコンテナ内の粉体が貯蔵タンクに収容しきれなくても、この粉体をフレキシブルコンテナ内に留めておくことができ、貯蔵タンクに粉体を供給する際に満載状態にすることができる。また、カセットの脚部(例えば、カセット12Aの脚部30A)が伸縮自在であってもよく、これにより、粉体供給位置の高さに応じて粉体排出路(例えば、粉体排出路34A)の下端位置を調整することができる。 【0036】 以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。 【0037】 【発明の効果】 本発明は上記構成としたので、以下の効果を奏することができる。 【0038】 請求項1に記載の発明によれば、フレキシブルコンテナ内の粉体を全て放出しなくてもフレキシブルコンテナの掛け替えを行うことができ、製造時間の短縮化や製造コストの低減化を図ることができる。 【0039】 請求項2に記載の発明によれば、カセットの搬送を短時間で行うことができる。 【0040】 請求項3に記載の発明によれば、カセットを容易に搬送することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態で説明する粉体供給システムを示す概念図である。 【図2】本発明の一実施形態で説明する粉体供給システムを構成するカセットの斜視図である。 【図3】本発明の一実施形態で説明する粉体供給システムを構成するカセットを示す正面断面図である。 【図4】カセットを構成する架台に設けられた開閉弁を示す部分側面断面図である。 【図5】本発明の一実施形態で、カセットを粉体供給位置から待機位置へ搬送することを示す側面図である。 【図6】本発明の一実施形態で、カセットを待機位置から粉体供給位置へ搬送することを示す側面図である。 【図7】粉体を供給する従来例の側面断面図である。 【符号の説明】 10 粉体供給システム 12A〜D カセット 14 搬送部 16A〜D フレキシブルコンテナ 17A、B 粉体 20A〜D 架台 24A 被懸架部 26A 粉体排出路 30A、B 開閉弁
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005278 【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン 【住所又は居所】東京都中央区京橋1丁目10番1号
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| 【出願日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳
【識別番号】100084995 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 和詳
【識別番号】100085279 【弁理士】 【氏名又は名称】西元 勝一
【識別番号】100099025 【弁理士】 【氏名又は名称】福田 浩志
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| 【公開番号】 |
特開2005−1793(P2005−1793A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月6日(2005.1.6) |
| 【出願番号】 |
特願2003−165306(P2003−165306) |
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