| 【発明の名称】 |
ピッキング支援装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】多田 潔 【住所又は居所】東京都品川区南大井6丁目17番10号 大森レインボービル8階 株式会社アイオイ・システム内
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| 【要約】 |
【課題】物品の仕分け作業の正確性を向上させるピッキング支援装置を提供する。
【解決手段】本発明によるピッキング支援装置は、軌道(6)と、軌道(6)の上に移動可能に載せられるトレイ(7)と、処理装置(41)とを備えている。トレイ(7)は、仕分けされる物品(1)を収納するシッパー(8)が載せられる重量計測装置(25)を備えている。重量計測装置(25)は、物品(1)の重量に応答して重量計測結果信号を生成する。処理装置(41)は、重量計測結果信号に基づいて、シッパー(8)に収納された物品(1)が正しいか否かを判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軌道と、 前記軌道の上に移動可能に載せられるトレイと、 処理装置 とを備え、 前記トレイは、仕分けされる物品を収納するシッパーが載せられる重量計測装置を備え、 前記重量計測装置は、前記物品の重量に応答して重量計測結果信号を生成し、 前記処理装置は、前記重量計測結果信号を使用して、前記シッパーに収納された前記物品が正しいか否かを判断する ピッキング支援装置。 【請求項2】 請求項1に記載のピッキング支援装置において、 更に、 前記重量計測装置に電力を供給する電力供給装置 を備え、 前記軌道は、導電性のレールを含み、 前記電力は、前記レールを介して前記重量計測装置に供給される ピッキング支援装置。 【請求項3】 請求項2に記載のピッキング支援装置において、 前記重量計測結果信号は、前記軌道を介して前記処理装置に送信される ピッキング支援装置。 【請求項4】 請求項1に記載のピッキング支援装置において、 前記トレイは、前記物品の仕分けを行うピッカーに、前記シッパーが前記ピッカーのピッキング対象シッパーであることを指示するために点灯する点灯器を備えた ピッキング支援装置。 【請求項5】 請求項4に記載のピッキング支援装置において、 前記点灯器は、押下可能に形成され、 前記トレイは、前記点灯器の押下に応答して点灯器押下信号を生成する点灯器制御装置を含み、 前記重量計測装置は、前記点灯器押下信号に応答して動作を開始して前記重量計測結果信号を生成する ピッキング支援装置。 【請求項6】 軌道と、 前記軌道の上を移動自在であり、物品を収納するためのシッパーが載せられるトレイ とを含み 前記トレイは、前記物品の仕分けを行うピッカーに、前記シッパーが前記ピッカーのピッキング対象シッパーであることを指示するために点灯する点灯器を備えた ピッキング支援装置。 【請求項7】 請求項6に記載のピッキング支援装置において、 更に、前記点灯器に電力を供給する電力供給装置 を備え、 前記軌道は、導電性のレールを含み、 前記電力は、前記レールを介して前記点灯器に供給される ピッキング支援装置。 【請求項8】 請求項7に記載のピッキング支援装置において、 更に、点灯器制御信号を生成する処理装置を含み、 前記トレイは、前記点灯器制御信号に応答して前記点灯器を点灯させる点灯器制御装置を備え、 前記点灯器制御信号は、前記レールを介して前記点灯器制御装置に供給されるピッキング支援装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、シッパー(コンテナ)に物品を仕分けする仕分け作業(ピッキング作業)を効率的に行うために使用されるピッキング装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 物流業者は、物品の物流の過程において、顧客の注文に応じた物品をシッパー(コンテナ)に収納する仕分け作業を行う必要がある。仕分け作業の効率化は、物流業者の競争力を向上する上で重要である。 【0003】 仕分け作業を効率化するために、どのシッパーにどの物品を収納すべきかを、仕分け作業に従事する人(ピッカー)に指示するピッキング支援装置が使用される。かかるピッキング支援装置と、それを用いたピッキング方法(物品仕分け方法)とが、特許文献1に開示されている。公知のそのピッキング支援装置は、図9に示されているように、仕分け作業場(例えば、配送センター及び倉庫)に、複数のゾーンZ1、Z2…が設けられる。ゾーンZ1、Z2…には、仕分けされる物品が貯蔵される。ゾーンZ1、Z2…のそれぞれには、物品を仕分けするピッカーが配される。 【0004】 当該ピッキング支援装置は、物品を収納するコンテナ102を右方向(下流方向)に搬送するコンベア101を備えている。ピッカーは、自己が配置されたゾーンに貯蔵されている物品のうち指定された物品を、指定された数だけ、コンテナ102のそれぞれに収納する。 【0005】 いずれのコンテナ102に、どの物品をいくつ収納すべきかをピッカーに知らせるために、ゾーンZ1、Z2…のそれぞれには、指示ランプ装置103、アイテム表示器(間口表示器)104、及びオーダー表示器105が設けられる。 【0006】 指示ランプ装置103は、一列に並べられて固定された表示ランプL1〜Lnと、その下段に一列に並べられて固定された先行表示ランプP1〜Pmとを備えている。表示ランプL1〜Lnと先行表示ランプP1〜Pmとは、各ピッカーに、それぞれのピッキング対象コンテナ(各ピッカーがこれから物品を収納すべきコンテナ102)を知らせる役割を果たす。表示ランプL1〜Lnは、それが設けられているゾーンに配されているピッカーのピッキング対象コンテナの位置に追随して点灯し、該ピッキング対象コンテナをピッカーに指示する。一方、先行表示ランプP1〜Pmは、それが設けられているゾーンの下流方向に隣接するゾーン(下流ゾーン)に配されているピッカーのピッキング対象コンテナの位置に追随して点灯する。 【0007】 公知のそのピッキング支援装置は、先行表示ランプP1〜Pmの使用により、物品の仕分け作業を効率を有効に向上する。各ピッカーは、それぞれが配されているゾーン(自ゾーン)の上流方向に隣接するゾーンに設けられた表示ランプP1〜Pmを見ることにより、ピッキング対象コンテナが自ゾーンに進入する前に、該ピッキング対象コンテナを認識することができる。これは、各ピッカーが、自己の作業の始動を早めることを可能にし、仕分け作業を効率的に行うことを可能にする。 【0008】 ピッキング支援装置は、物品の仕分け作業の正確性を向上させるように構成されていることが望まれる。物品の仕分け作業の正確性は、顧客の満足度を向上させるために必要不可欠である。顧客が受け取ったシッパー(コンテナ)に、該顧客が注文した物品が入っていない、又は、該顧客が注文していない物品が入っていることは、顧客の物流業者に対する顧客満足度を著しく低下させる。このため、物品の仕分け作業の正確性を向上させるようなピッキング支援装置の改良が望まれている。 【0009】 更に、ピッキング支援装置は、物品が貯蔵されるゾーンの境界の変更を容易にできることが望まれる。上述のピッキング支援装置の一つの課題は、物品が貯蔵されるゾーンの境界が容易に変更できないことである。あるゾーンを広げるためには、該ゾーンに設けられる指示ランプ装置103の長さを長くし、更に、表示ランプL1〜Ln及び先行表示ランプP1〜Pmの配置を変更することが必要である。これは、費用的に現実的でない。 【0010】 【特許文献1】 特開平7−17610号公報 【0011】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、物品の仕分け作業の正確性を向上させるためのピッキング支援装置を提供することにある。 本発明の他の目的は、物品が貯蔵されるゾーンの境界の変更に容易に対応できるピッキング支援装置を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】 以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。 【0013】 本発明によるピッキング支援装置は、軌道(6)と、軌道(6)の上に移動可能に載せられるトレイ(7)と、処理装置(41)とを備えている。トレイ(7)は、仕分けされる物品(1)を収納するシッパー(8)が載せられる重量計測装置(25)を備えている。重量計測装置(25)は、物品(1)の重量に応答して重量計測結果信号を生成する。処理装置(41)は、重量計測結果信号に基づいて、シッパー(8)に収納された物品(1)が正しいか否かを判断する。 【0014】 当該ピッキング支援装置は、トレイ(7)に搭載された重量計測装置(25)によって物品(1)(及びシッパー(8))の重量を計測し、その重量に基づいてピッカー(5)がシッパー(8)に正しく物品(1)を収納したかを判断することができる。これにより、当該ピッキング支援装置は、物品の仕分け作業の正確性を有効に向上させる。 【0015】 軌道(6)が、導電性のレール(14)を含む場合、電力供給装置(43)から重量計測装置(25)への電力の供給は、レール(14)を介して行われることが好適である。このような構成は、トレイ(7)の移動を妨げる電力線を、別途にトレイ(7)に設けることを不要にする。この場合、重量計測結果信号は、レール(14)を介して処理装置(41)に送信されることが好適である。 【0016】 トレイ(7)は、物品(1)の仕分けを行うピッカー(5)に、シッパー(8)がピッカー(5)のピッキング対象シッパーであることを指示するために点灯する点灯器(23、24)を備えていることが好適である。点灯器(23、24)がトレイ(7)に搭載されていることは、点灯器(23、24)とシッパー(8)との相対速度を0にし、ピッカー(5)がピッキング対象シッパーを認識しやすくする。これにより、物品の仕分け作業の正確性が向上される。 【0017】 この場合、点灯器(23、24)は、押下可能に形成され、トレイ(7)は、点灯器(23、24)の押下に応答して点灯器押下信号を生成する点灯器制御装置(28)を含み、重量計測装置(25)は、点灯器押下信号に応答して動作を開始して重量計測結果信号を生成することが好適である。 【0018】 本発明によるピッキング支援装置は、軌道(6)と、軌道(6)の上を移動自在であり、物品(1)を収納するためのシッパー(8)が載せられるトレイ(7)とを含む。トレイ(7)は、物品(1)の仕分けを行うピッカー(5)に、シッパー(8)がピッカー(5)のピッキング対象シッパーであることを指示するために点灯する点灯器(23、24)を備えている。点灯器(23、24)がトレイ(7)に搭載されていることは、点灯器(23、24)とシッパー(8)との相対速度を0にし、ピッカー(5)がピッキング対象シッパーを認識しやすくする。これにより、物品の仕分け作業の正確性が向上される。 【0019】 軌道(6)が、導電性のレール(14)を含む場合、電力供給装置(43)から点灯器(23、24)への電力の供給は、レール(14)を介して行われることが好適である。このような構成は、トレイ(7)の移動を妨げる電力線を、別途にトレイ(7)に設けることを不要にする。この場合、点灯器(23、24)の点灯を制御する点灯器制御信号は、レール(14)を介して点灯器制御装置(28)に送信されることが好適である。 【0020】 【発明の実施の形態】 以下、添付図面を参照しながら、本発明によるピッキング支援装置の実施の一形態を説明する。 【0021】 本発明によるピッキング支援装置の実施の一形態では、図1に示されているように、仕分け作業場(例えば、配送センター及び倉庫)に、仕分けされる物品1を貯蔵する棚2が設けられている。物品1は、種類ごとにまとめられ、棚2に並べられた貯蔵箱3の中に貯蔵されている。 【0022】 仕分け作業場には、複数のゾーン41、42…が設けられる。ゾーン4には、赤ゾーン41、43…と緑ゾーン42、44…との2種類がある。赤ゾーン41、43…と緑ゾーン42、44…とは、交互に配置される。 【0023】 ゾーン41、42…のそれぞれには、物品1を仕分けするピッカー51、52…が配される。各ピッカー5は、それぞれが配されたゾーン(自ゾーン)に貯蔵された物品1の仕分けを行う。赤ゾーン41、43に配されるピッカーは、赤ゾーンピッカー51、53と記載され、緑ゾーン42、44…に配されるピッカーは、緑ゾーンピッカー52、54と記載される。 【0024】 トレイ7を搬送するコンベア6が、棚2に対向して設けられている。コンベア6は、トレイ7を矢印6aに示されている方向(下流方向)に搬送する。物品1を収納するシッパー8は、トレイ7の上に載せられて搬送される。 【0025】 棚2には、間口表示器9が設けられる。間口表示器9は、点灯することによてシッパー8に収容されるべき物品1をピッカーに指示するとともに、収容されるべき物品1の数を表示画面に表示する。 【0026】 ゾーン4のそれぞれに、アラーム回転灯10が設けられる。アラーム回転灯10は、ピッカー5に何らかの異常が発生したことを知らせるために使用される。 【0027】 図2は、コンベア6とトレイ7の構造を示している。コンベア6は、1対のフレーム11と、フレーム11の間に介設されたローラー12とを備えている。ローラー12は、回転可能にフレーム11に支持されている。ローラー12は、図示されない駆動装置によって駆動され、その上に載せられたトレイ7を搬送する。 【0028】 フレーム11の上面は、絶縁性のゴムシート13で被覆され、そのゴムシート13の上に金属レール14が設けられる。金属レール14は、ローラー12の上に載せられているトレイ7を下流方向に案内する。 【0029】 トレイ7は、底部筐体21と、1対の側部筐体22とを備えている。底部筐体21は、側部筐体22の間に介設される。シッパー8は、底部筐体21の上に載置される。側部筐体22の、下流方向及び上流方向に面する側面板22aには、それぞれ、ゴムダンパー30が接合されている。 【0030】 一方の側部筐体22には、赤ランプ23と緑ランプ24とが設けられる。後述されるように、赤ランプ23と緑ランプ24とは、各ピッカー5のピッキング対象シッパー、即ち、各ピッカー5が物品1を収納すべきシッパー8を各ピッカー5に知らせるために使用される。赤ランプ23と緑ランプ24とは、更に、ピッカー5が、ある一のシッパー8についての物品1のピッキング作業が完了したことをピッキング支援装置に知らせるボタンとしても使用される。ある赤ゾーンピッカー5が、ある一のシッパー8についての物品1のピッキング作業が完了した場合には、その赤ゾーンピッカー5は、そのシッパー8が載せられているトレイ7の赤ランプ23を押下する必要がある。同様に、ある緑ゾーンピッカー5が、ある一のシッパー8についての物品1のピッキング作業が完了した場合には、その緑ゾーンピッカー5は、そのシッパー8が載せられているトレイ7の緑ランプ23を押下する必要がある。 【0031】 図3は、側面板22aが除かれて示されたトレイ7の正面図である。トレイ7の底部筐体21の底面板には、秤25が載置される。シッパー8は、秤25の上に載置される。秤25は、その上に載せられている物体(即ち、シッパー8及びそれに収容されている物品1)の重量を計測する。後述されるように、秤25が計測する重量は、シッパー8に正しい物品1が正しい数量だけ収容されているかを検知するために使用される。秤25は、計測した重量を示す重量測定結果信号を生成する。秤25が計測する重量は、シッパー8の重量を含んでも含まなくてもよい。即ち、シッパー8の重量を含まないように秤25の零点が調整されることが可能である。 【0032】 トレイ7の側部筐体22には、ダンパー26を介して金属キャスター27が接合される。トレイ7は、金属キャスター27において金属レール14の上に載せられる。ダンパー26は、トレイ7に加えられた衝撃を有効に吸収する。金属キャスター27は、金属レール14の上を転がる。金属キャスター27は、トレイ7を金属レール14に沿って移動自在に支持する。 【0033】 図4を参照して、間口表示器9と、トレイ7の赤ランプ23、緑ランプ24、及び秤25とを制御するために、コンピュータ41が設けられる。コンピュータ41は、ピッキングデータを保持している。ピッキングデータは、トレイ7のトレイIDと、そのトレイ7に載せられるシッパー6のシッパーIDと、そのシッパー6に収容されるべき物品1の物品IDと、そのシッパー6に収容される物品1それぞれの数量と、収容される物品1それぞれの一つあたりの重量とが記述されている。コンピュータ41は、このピッキングデータに基づいて、間口表示器9、アラーム回転灯10、赤ランプ23、緑ランプ24、及び秤25を制御する。コンピュータ41は、赤ランプ23と緑ランプ24とを制御するランプ制御信号と、秤25を制御する秤制御信号とをハブ42を介して、トレイコントローラ43に送信する。 【0034】 トレイコントローラ43は、電力をトレイ7に供給し、更に、コンピュータ41から送られてきたランプ制御信号及び秤制御信号をトレイ7に供給する。更に、トレイコントローラ43は、秤25が生成した重量測定結果信号をコンピュータ41に送信する。 【0035】 トレイ7は、ランプ制御装置28とインターフェース29とを備えている。ランプ制御装置28は、トレイコントローラ43から送られるランプ制御信号に応答して、赤ランプ23及び緑ランプ24を点灯し、又は消灯する。更にランプ制御装置28は、赤ランプ23及び緑ランプ24それぞれの押下を検出し、それぞれ、赤ランプ押下信号、及び緑ランプ押下信号を生成する。 【0036】 インターフェース29は、トレイコントローラ43から電力及び制御信号を受け取る。インターフェース29は、トレイコントローラ43から受けとった電力を、赤ランプ23、緑ランプ24、秤25、及びランプ制御装置28に供給する。更に、インターフェース29は、トレイコントローラ43から送られた制御信号のうち、秤制御信号を秤25に、ランプ制御信号をランプ制御装置28に送信する。 【0037】 更にインターフェース29は、秤25が生成する重量計測結果信号を、トレイコントローラ43に出力する。トレイコントローラ43は、重量計測結果信号をコンピュータ41に送る。 【0038】 図2を参照して、トレイコントローラ43からトレイ7のインターフェース29への電力の送電、トレイコントローラ43からトレイ7のインターフェース29へのランプ制御信号及び秤制御信号の送信、並びに、インターフェース29からトレイコントローラ43への重量計測結果信号の送信は、2本の金属レール14を介して行われる。図3に示されているように、金属レール14の上に載せられる金属キャスター27は、インターフェース29と金属レール14との電気的接続を確立する端子として機能する。電力及び制御信号を、金属レール14を介してトレイ7に供給することは、電力線及び信号線が別途にトレイ7に接続された場合に、その電力線及び信号線によってトレイ7の移動を妨げられるという不都合を防ぐ。2本の金属レール14を介しての電力の送電、ランプ制御信号、秤制御信号、及び重量計測結果信号の送信は、例えば、出願人が、特許第2787976号公報に開示している二線式送受電通信方式によって行われ得る。 【0039】 図4を参照して、コンピュータ41は、更に、間口表示器9を制御する間口表示器制御信号と、アラーム回転灯10を制御する回転灯制御信号とを、ハブ42を介して、表示コントローラ44に送信する。表示コントローラ44は、間口表示器制御信号に応答して、間口表示器9を制御し、回転灯制御信号に応答してアラーム回転灯10を制御する。 【0040】 以下では、当該ピッキング支援装置を用いて物品1の仕分けが行われる工程が説明される。 【0041】 図5に示されているように、トレイ7に載せられているシッパー8に収容されるべき物品1が、赤ゾーン41に貯蔵されている物品1を含む場合、トレイ7が赤ゾーン41に入域する前に、コンピュータ41はトレイ7に赤ランプ23のテントを指示するランプ制御信号を送信する。そのランプ制御信号に応答して、ランプ制御装置28は、トレイ7の赤ランプ23を点灯する。赤ランプ23の点灯により、赤ゾーン41に配されている赤ゾーンピッカー51は、赤ゾーン41に入域しようとするシッパー8がピッキング対象シッパーであることを認識する。 【0042】 赤ランプ23が、シッパー8を載せて移動するトレイ7に設けられていることにより、赤ゾーンピッカー51は、ピッキング対象シッパーを誤って認識しにくい。トレイ7に赤ランプ23が設けられていることにより、赤ランプ23とピッキング対象シッパーとの相対速度は完全に0になる。これは、赤ランプ23とピッキング対象シッパーとの対応を、赤ゾーンピッカー51により分かりやすくに認識させ、ピッキング対象シッパーの誤認識を減少させる。ピッキング対象シッパーの誤認識の減少は、物品の仕分け作業の正確性を有効に向上させる。 【0043】 更に、コンピュータ41から表示コントローラ44に間口表示器制御信号が送信され、その間口表示器制御信号に応答してピッキング対象シッパーに収容されるべき物品1(ピッキング対象物品)に対応する間口表示器9が点灯される。更に、収容されるべきピッキング対象物品の数量(ピッキング数量)が間口表示器9に表示される。赤ゾーンピッカー51は、間口表示器9の表示により、ピッキング対象物品とピッキング数量とを知ることができる。 【0044】 赤ゾーンピッカー51は、トレイ7が赤ゾーン41に入域した後、ピッキング対象物品をピッキング対象シッパーに収容する。全てのピッキング対象物品をピッキング対象シッパーに収容した後、図6に示されているように、赤ゾーンピッカー51は、赤ランプ23を押下する。赤ランプ23の押下に応答して、ランプ制御装置28は、赤ランプ押下信号を秤25に出力する。 【0045】 秤25は、赤ランプ押下信号に応答して、秤25に載せられている物体(即ち、ピッキング対象シッパーと、その中に収容されている物品1)の重量を測定する。上述のように、ピッキング対象シッパーの重量が零点調整によって除去されることも可能である。秤25は、重量計測結果信号をコンピュータ41に送信する。 【0046】 重量計測結果信号を受信すると、コンピュータ41は、それが保存しているピッキングデータを参照して、秤25が測定した重量が適正であるかを判断する。コンピュータ41は、ピッキングデータから、この時点でピッキング対象シッパーの中に収容されるべき物品1の合計重量の適正な値を算出し、その合計重量と、秤25が測定した重量とを比較する。合計重量と、秤25が測定した重量との差が、所定の基準値以下であるならば、コンピュータ41は、秤25が測定した重量が適正である、即ち、赤ゾーンピッカー51が適切な物品1をシッパー8に収容したと判断する。 【0047】 一方、合計重量と、秤25が測定した重量との差が、所定の基準値よりも大きい場合、秤25が測定した重量が適正でない、即ち、赤ゾーンピッカー51は、指定された物品1を指定された数量だけシッパー8に収容していないと判断する。この場合、コンピュータ41は、回転灯制御信号を表示コントローラ44に送信して赤ゾーン41に設けられたアラーム回転灯10を点灯し、正しい物品1がピッキング対象シッパーに収容されていないことを赤ゾーンピッカー51に知らせる。 【0048】 このように、秤25が測定した重量が適正であるかが確認されることにより、物品の仕分け作業の正確性が向上される。 【0049】 赤ゾーン41において適切な物品1がシッパー8に収容された場合、引き続いて、赤ゾーン41の下流方向に位置するゾーン4においてシッパー8に物品1が収容される。コンピュータ41は、赤ゾーンピッカー51が適切な物品1をシッパー8に収容したと判断した場合、そのシッパー8に収容されるべき物品1が、赤ゾーン41の下流方向に隣接する緑ゾーン42に貯蔵されている物品1を含むかを判断する。そのシッパー8に収容されるべき物品1が、緑ゾーン42に貯蔵されている物品1を含む場合、図7に示されているように、コンピュータ41はトレイ7に緑ランプ24の点灯を指示するランプ制御信号を送信する。そのランプ制御信号に応答して、ランプ制御装置28は、トレイ7の緑ランプ24を点灯する。 【0050】 緑ランプ24の点灯により、緑ゾーン42に配されている緑ゾーンピッカー52は、トレイ7が緑ゾーン42に入域する前に、入域しようとするシッパー8がピッキング対象シッパーであることを認識する。このように、ピッキング対象シッパーが実際にピッキングが行われる緑ゾーン42に入域する前に緑ランプ24が点灯されることにより、緑ゾーンピッカー52は、早くピッキング対象シッパーを知ることができる。これは、緑ゾーンピッカー52が、自己の作業の始動を早めることを可能にし、仕分け作業を効率的に行うことを可能にする。 【0051】 更に、緑ゾーンピッカー52にピッキング対象シッパーを指示する緑ランプ23がトレイ7に設けられていることにより、緑ゾーンピッカー52は、ピッキング対象シッパーを誤って認識しにくい。 【0052】 続いて、間口表示器9によるピッキング対象物品の表示と、秤25による重量の測定と、及び測定された重量の適正さの判断とが、上述と同様にして行われ、物品1の仕分け作業(ピッキング作業)が順次に行われる。 【0053】 このように、本実施の形態のピッキング支援装置では、秤25によって重量が計測されることにより、適切な物品1がシッパー8に収容されているかが判断される。これにより、物品の仕分け作業の正確性が向上される。 【0054】 更に、本実施の形態のピッキング支援装置では、ピッキング対象シッパーを指示する赤ランプ23と緑ランプ24とがシッパー8を搭載するトレイ7に設けられていることにより、ピッキング対象シッパーの誤認識が減少される。これにより、物品の仕分け作業の正確性が有効に向上させる。 【0055】 更に、本実施の形態のピッキング支援装置は、ピッキング対象シッパーを指示する赤ランプ23と緑ランプ24とが移動可能なトレイ7に設けられているため、物品1が貯蔵されるゾーン4の境界の変更が容易である。ピッキング対象シッパーを指示する赤ランプ23と緑ランプ24とは、トレイ7とともに移動する。これは、赤ランプ23及び緑ランプ24とが点灯されるタイミングを変更することにより、ゾーン4の境界の変更に対応できることを意味する。従って、本実施の形態のピッキング支援装置は、コンピュータ41のプログラムを変更することによって、ゾーン4の境界の変更に対応可能であり、ゾーン4の境界の変更が容易である。 【0056】 更に、物品1(及びシッパー8)の重量の測定が、移動可能なトレイ7の上で行われることは、ゾーン4の境界の変更に対応する上で好都合である。秤25が、移動可能なトレイ7に搭載されていることは、物品1(及びシッパー8)の重量が測定される位置が可動であることを意味している。仮に、物品1(及びシッパー8)の重量を測る秤25が固定されているのであれば、ゾーン4の境界に応じて、秤25の固定位置を変更する必要があるが、本実施の形態では、そのような必要はない。このように、秤25が移動可能なトレイ7に搭載されていることは、ゾーン4の境界の変更に対応することを容易にする。 【0057】 本発明は、その本質から外れない限り、上記の実施の形態と異なる実施の形態で実施され得る。例えば、図8に示されているように、秤25とコンピュータ41との間の通信は、ブルートゥースに例示される無線通信技術によって行われ得る。この場合、秤25は、トレイコントローラ43に接続された秤I/F45に、無線通信によって重量計測結果信号を送信する。重量計測結果信号は、秤I/F45からトレイコントローラ43を介してコンピュータ41に送信される。同様に、秤制御信号は、秤I/F45から無線通信によって秤25に供給される。 【0058】 更に例えば、本実施の形態において、ローラー12は積極的に駆動装置によって駆動されないことが可能である。この場合、トレイ7は、ピッカー5によって手動で動かされる。トレイ7が手動で動かされる場合には、ローラー12は、必ずしも必要でない。 【0059】 【発明の効果】 本発明により、物品の仕分け作業の正確性を向上させるためのピッキング支援装置が提供される。 また、本発明により、物品が貯蔵されるゾーンの境界の変更に容易に対応できるピッキング支援装置が提供される。 【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明によるピッキング支援装置の実施の一形態を示す。 【図2】図2は、コンベア6とトレイ7との構造を示す斜視図である。 【図3】図3は、トレイ7の構造を示す正面図である。 【図4】図4は、本実施の形態のピッキング支援装置のブロック図である。 【図5】図5は、本実施の形態のピッキング支援装置を用いて物品1の仕分けを行う方法を説明する図である。 【図6】図6は、本実施の形態のピッキング支援装置を用いて物品1の仕分けを行う方法を説明する図である。 【図7】図7は、本実施の形態のピッキング支援装置を用いて物品1の仕分けを行う方法を説明する図である。 【図8】図8は、本実施の形態のピッキング支援装置の変形例を示す。 【図9】図9は、従来のピッキング支援装置を示す。 【符号の説明】 1:物品 2:棚 3:貯蔵箱 41、43…:赤ゾーン 42、44…:緑ゾーン 51、53…:赤ゾーンピッカー、 52、54…:緑ゾーンピッカー 6:コンベア 7:トレイ 8:シッパー 9:間口表示器 10:アラーム回転灯 11:フレーム 12:ローラー 13:ゴムシート 14:金属レール 21:底部筐体 22:側部筐体 22a:側面板 23:赤ランプ 24:緑ランプ 25:秤 26:ダンパー 27:金属キャスター 28:ランプ制御装置 29:インターフェース 30:ゴムダンパー 41:コンピュータ 42:ハブ 43:トレイコントローラ 44:表示コントローラ 45:秤I/F
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| 【出願人】 |
【識別番号】594057842 【氏名又は名称】株式会社アイオイ・システム 【住所又は居所】東京都品川区南大井6丁目17番10号 大森レインボービル8階
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| 【出願日】 |
平成15年6月9日(2003.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102864 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 実
【識別番号】100117617 【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 圭策
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| 【公開番号】 |
特開2005−1781(P2005−1781A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月6日(2005.1.6) |
| 【出願番号】 |
特願2003−164406(P2003−164406) |
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