| 【発明の名称】 |
熱転写記録用受容体 |
| 【発明者】 |
【氏名】広石 勝徳 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内
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| 【要約】 |
【課題】転写画像の耐溶剤性の高い熱転写記録用受容体を提供すること。
【解決手段】プラスチックフィルムからなる支持体上に受容層が設けられた熱転写記録用受容体であって、受容層がカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料とエチレン−メタクリル酸共重合体の塩及びエポキシ化合物を含有することを特徴とする熱転写記録用受容体。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラスチックフィルムからなる支持体上に受容層が設けられた熱転写記録用受容体であって、受容層がカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料とエチレン−メタクリル酸共重合体の塩及びエポキシ化合物を含有することを特徴とする熱転写記録用受容体。 【請求項2】 前記顔料の粒径が2.5〜4.0μmであることを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録用受容体。 【請求項3】 前記顔料が前記受容層中に50〜90重量%含有することを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写記録用受容体。 【請求項4】 前記受容層表面の平滑度(JIS P−8119)が500〜1500秒であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の熱転写記録用受容体。 【請求項5】 前記受容層がカルボン酸Na基で変性されたポリビニルアルコールを含有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の熱転写記録用受容体。 【請求項6】 前記受容層の付着量が4〜8g/m2であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の熱転写記録用受容体。 【請求項7】 前記支持体の前記受容層とは反対側に粘着層のみ又は接着層と剥離紙が設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の熱転写記録用受容体。 【請求項8】 熱溶融性インク層が設けられてなる熱転写記録媒体を加熱手段によって画像様に加熱した後、熱転写記録用受容体の表面に溶融した画像様のインクを転写させて、前記熱転写記録用受容体表面にインク画像が形成された記録体を作製する熱転写記録方法であって、前記熱転写記録用受容体として請求項1乃至7の何れかに記載のものを用いることを特徴とする熱転写記録方法。 【請求項9】 請求項8に記載の熱転写記録方法によって作製されたものであることを特徴とする熱転写記録用受容体表面にインク画像を有する記録体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は,熱転写記録用受容体に関し、詳しくは受容体に形成される転写画像が耐溶剤性に優れる熱転写記録用受容体に関する。 【背景技術】 【0002】 熱溶融性インク層が設けられてなる熱転写記録媒体をサーマルヘッドのような加熱手段によって画像様に加熱し、通常受容層が設けられた受容体の該受容層表面に溶融したインクを受容体に転写させて、受容体上に画像を形成する熱転写記録方法は一般的に知られている。 この受容体は用途の如何に拘わらず、エタノールのような有機溶剤を使用する環境で使用される場合、受容体上に転写された画像が有機溶剤によって消去しないことが必要であり、特に、受容体が画像を受容する面と反対側に粘着層あるいは接着層が設けられたラベル、例えば銘板などのラベルの場合には、このような要求が高いものである。 【0003】 受容体上に転写された転写画像に耐溶剤性を得るために、熱転写記録媒体のインク層と受容体の受容層に耐溶剤性に優れた同一種類の樹脂をとして、特定のポリオレフィンを用いることが提案されており(例えば、特許文献1参照。)、また、同様に、ポリエステルを用いることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。 しかし、これらの方法では画像の十分な耐溶剤性を得ることはできない。 【0004】 【特許文献1】特許第2533456号公報 【特許文献2】特許第3014954号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 従って、本発明の課題は、上記従来技術に鑑みて、転写画像の耐溶剤性の高い熱転写記録用受容体を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題は、本発明の(1)「プラスチックフィルムからなる支持体上に受容層が設けられた熱転写記録用受容体であって、受容層がカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料とエチレン−メタクリル酸共重合体の塩及びエポキシ化合物を含有することを特徴とする熱転写記録用受容体」、 (2)「前記顔料の粒径が2.5〜4.0μmであることを特徴とする前記第(1)項に記載の熱転写記録用受容体」、 (3)「前記顔料が前記受容層中に50〜90重量%含有することを特徴とする前記第(1)または第(2)項に記載の熱転写記録用受容体」、 (4)「前記受容層表面の平滑度(JIS P−8119)が500〜1500秒であることを特徴とする前記第(1)乃至第(3)項の何れかに記載の熱転写記録用受容体」、 (5)「前記受容層がカルボン酸Na基で変性されたポリビニルアルコールを含有することを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項の何れかに記載の熱転写記録用受容体」、(6)「前記受容層の付着量が4〜8g/m2であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項の何れかに記載の熱転写記録用受容体」、 (7)「前記支持体の前記受容層とは反対側に粘着層のみ又は接着層と剥離紙が設けられたものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項の何れかに記載の熱転写記録用受容体」により達成される。 また、上記課題は、本発明の(8)「熱溶融性インク層が設けられてなる熱転写記録媒体を加熱手段によって画像様に加熱した後、熱転写記録用受容体の表面に溶融した画像様のインクを転写させて、前記熱転写記録用受容体表面にインク画像が形成された記録体を作製する熱転写記録方法であって、前記熱転写記録用受容体として前記第(1)項乃至第(7)項の何れかに記載のものを用いることを特徴とする熱転写記録方法」により達成される。 更に、上記課題は、本発明の(9)「前記第(8)項に記載の熱転写記録方法によって作製されたものであることを特徴とする熱転写記録用受容体表面にインク画像を有する記録体」により達成される。 【発明の効果】 【0007】 以下の詳細かつ具体的な説明から明らかなようにプラスチックフィルムからなる支持体上に受容層を設けた熱転写記録用受容体において、受容層がカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料とエチレン−メタクリル酸共重合体の塩及びエポキシ化合物を含有することを特徴とする熱転写記録用受容体を用いて、熱転写記録媒体から画像を転写させて得られる転写画像が形成された受容体は、エタノールなどの溶剤に優れた耐性を有する記録体とすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下に、本発明を詳細に説明する。 上述のように本発明の熱転写記録用受容体は、支持体がプラスチックフィルムであって、該支持体上に設けられる受容層が少なくとも樹脂と顔料を含有し、該顔料としてカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料が、該樹脂としてエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩及びエポキシ化合物を用いることを特徴とするものである。 すなわち、このような構成からなる本発明の熱転写記録用受容体は、受容体の受容層表面上に転写された画像が、エタノールなどの溶剤に対して優れた耐性を有する。 本発明の熱転写記録用受容体を構成する受容層に含有させる顔料としては、カルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料が用いられる。 カルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが用いられ、特に、炭酸カルシウムを用いるのが好ましい。 さらに、該顔料として、カルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料以外の無機顔料や有機顔料を、併用することもできる。 このような無機顔料や有機顔料として、例えば、水酸化アルミニウム、シリカ、酸化チタン、カオリン、焼成カオリン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の無機顔料、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリスチレン等の有機顔料が挙げられる。 このような併用する場合に、カルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料が、受容層中の顔料の総量の50重量%以上となるように添加するのが好ましい。 また、受容層中に含有させる顔料の粒径は、2.5〜4.0μmであることが好ましい。2.5μm未満では受容層に転写した画像の耐溶剤性が、また4.0μmを超えると転写画像の精細性がそれぞれ低下する傾向があるので、好ましくない。 また、受容層中に顔料の含有量は、50〜90重量%が好ましく、特に、60〜75重量%がより好ましい。 50重量%未満であると転写した画像の耐溶剤性が、また90重量%を超えると受容層強度がそれぞれ低下する傾向がでてくるもの、好ましくない。 【0009】 また、本発明の熱転写記録用受容体の受容層を構成する樹脂の1つとして、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩が用いられる。 該エチレン−メタクリル酸共重合体の塩とは、メタクリル酸の一部がNa,K,Ca,Zn,NH3などの陽イオンによって分子鎖間で架橋された構造をとるものである。 エチレン−メタクリル酸共重合体の塩は、受容層中に10〜50重量%添加するのが好ましい。 本発明における受容層において、上記の顔料としてのカルシウム及び/又はマグネシウムを有する顔料と該エチレン−メタクリル酸共重合体の塩とを組み合わせることによって、特異的な効果を発揮させることができる。 このエチレン−メタクリル酸共重合体の塩の具体例としては、例えば三井化学製のケミパールS等を用いることができる。 【0010】 本発明では、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩のほかに必要に応じて、その他の樹脂を受容層に添加することもできる。 そのような樹脂としては、例えば、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシル基、カルボン酸Na基、スルホン酸Na基、アセトアセチル基、カチオン基などで変性されたポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類、澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチンなどの水溶性樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステル等のエマルジョンや水分散体等を挙げることができる。 特に、カルボン酸Na基で変性されたポリビニルアルコールを添加するのが好ましい。 このようなエチレン−メタクリル酸共重合体の塩以外の樹脂の添加量は、受容層中の10重量%未満にするのが好ましい。 【0011】 さらに、本発明の熱転写記録用受容体の受容層を構成する樹脂の他の1つとして、樹脂を架橋して耐溶剤性や強度を向上させるために、エポキシ化合物を添加する必要がある。 該エポキシ化合物は、受容層中に0.3〜2.5重量%添加するのが好ましい。 該エポキシ化合物としては、特に限定されないが、ポリヒドロキシアルカンポリグリシジルエーテル系のものが好ましく、特にエポキシ当量が140〜350mg/eqのものを用いるのが好ましい。 【0012】 本発明の熱転写記録用受容体の受容層には、必要に応じて高級脂肪酸金属塩やパラフィンワックス等の滑剤、分散剤、消泡剤等の各種添加剤を含有させることができる。 【0013】 本発明の熱転写記録用受容体の受容層は、支持体上に4〜8g/m2となるように設けて形成するのが好ましい。4g/m2未満だと転写した画像の精細性が、8g/m2を超えると転写した画像の耐溶剤性がそれぞれ低下する傾向がある。 【0014】 本発明の熱転写記録用受容体は、受容層を形成した後、スーパーキャレンダーなどで表面処理をして、受容層表面を平滑度(JIS P−8119)が500〜1500秒となるように作製するのが好ましい。500秒未満では転写した画像の精細性が、1500秒を超えると転写した画像の耐溶剤性がそれぞれ低下する傾向がある。 【0015】 本発明の熱転写記録用受容体を構成する支持体用のプラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ナイロン、ビニロン、ポリオレフィン合成紙等が適用される。特に、ポリプロピレンあるいはポリエステルフィルムが、強度や耐溶剤性、コストの点で好ましい。 具体的には、ポリプロピレン系フィルムとしては、例えば、ユポコーポレーション製のユポ、チッソ製のカルレ、東洋紡製のトヨパール等が、また、ポリエステル系フィルムとしては、東レ製のルミラー、東洋紡製のクリスパー、帝人・デュポン製のテトロン等を用いることが出来る。 【0016】 本発明の熱転写記録用受容体は、支持体と受容層の間に必要に応じてアンダー層を設けた構成とすることもできる。 例えば、該アンダー層として、弾力性や断熱性を付与するために多孔質構造を有する層あるいは中空フィラーを含む層を設けてことができ、また、支持体と受容層との接着性を向上させるために樹脂を主成分とする層を設けてこともできる。 【0017】 また、本発明の熱転写記録用受容体においては、受容体の支持体の受容層側と反対側の面に、加熱によって粘着性を発現する粘着剤層を積層し、あるいは接着層と剥離紙を順次積層した構成とすることによって、受容体を被着体に粘着(あるいは接着)可能なラベルの形態に加工することもできる。 【0018】 本発明の熱転写記録用受容体では、支持体と受容層及び必要に応じて設けた粘着剤層の全体の厚みとして40〜250μmであるのが好ましい。40μm未満では受容体の強度が低下して破れやすくなり、また250μmを超えるとラベルとして被着体に貼った場合にひっかかって脱落しやすくなる傾向があり、好ましくない。 【実施例】 【0019】 次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、ここでの部は固形分重量基準である。 【0020】 〔実施例1〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径1.8μm 固形分25%) 56.0部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 22.3部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を1800秒とした。 このようにして得られた受容体について、以下の方法による評価テストを行った。 【0021】 (印字条件) 熱転写記録媒体:リコー製 B110C プリンター:Zebra社製 96Xi III 印字速度 :2インチ/秒 【0022】 評価した諸特性は以下の通りである。 (1)画像精細性 目視にて画像精細性を以下の基準で評価した。 4 精細性が良い 3 やや精細性が良い 2 やや精細性が悪い 1 精細性が悪い (2)耐溶剤性 溶剤0.5ccを綿棒に含ませて転写画像に塗布後、このサンプルについて100g/cm2の荷重をかけて50回擦り、画像を観察し以下の基準で評価した。溶剤はエタノールを用いた。 5 ラブテストの結果、テスト前と変化なし。 4 ラブテストの結果、画像の判読は可能だがやや傷ができる。 3 ラブテストの結果、画像の判読は可能だが傷ができる。 2 ラブテストの結果、画像は残るが判読は不可能になる。 1 ラブテストの結果、画像が消去してしまう。 【0023】 〔実施例2〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径4.2μm 固形分25%) 56.0部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 22.3部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を400秒とした。 【0024】 〔実施例3〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径3.7μm 固形分25%) 56.0部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 22.3部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を900秒とした。 【0025】 〔実施例4〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径3.7μm 固形分25%) 53.2部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 イタコン酸変性ポリビニルアルコールのNa塩水溶液(固形分10%) 7.0部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 18.1部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を900秒とした。 【0026】 〔実施例5〕 受容層処方 炭酸マグネシウムの水分散体(粒径3.2μm 固形分25%) 26.6部 水酸化マグネシウムの水分散体(粒径2.9μm 固形分25%) 26.6部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 イタコン酸変性ポリビニルアルコールのNa塩水溶液(10%) 7.0部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 18.1部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を平滑度を1100秒とした。 【0027】 〔比較例1〕 受容層処方 焼成カオリンの水分散体(粒径0.7μm 固形分25%) 56.0部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 22.3部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を2100秒とした。 【0028】 〔比較例2〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径1.8μm 固形分25%) 56.0部 カルボキシル化SBR(大日本インキ製LACSTAR DS−411 固形分50%) 11.6部 エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq 固形分100%) 0.2部 水 32.2部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を1800秒とした。 【0029】 〔比較例3〕 受容層処方 炭酸カルシウムの水分散体(粒径1.8μm 固形分25%) 56.0部 エチレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(固形分27%) 21.5部 水 22.5部 上記組成からなる受容層形成用塗布液を厚さ約60μmのユポコーポレーション製ポリプロピレン系合成紙FPGに約6.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。 その後、スーパーキャレンダーによって表面処理を行って、受容体表面の平滑度を1800秒とした。 以上の評価結果を表1に示す。 【0030】 【表1】
【0031】 表1から実施例の熱転写記録用受容体は、エタノールなどの溶剤に優れた耐性を有する画像が得られることが分かる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
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| 【出願日】 |
平成15年11月11日(2003.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105681 【弁理士】 【氏名又は名称】武井 秀彦
【識別番号】100119437 【弁理士】 【氏名又は名称】吉村 康男
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| 【公開番号】 |
特開2005−144696(P2005−144696A) |
| 【公開日】 |
平成17年6月9日(2005.6.9) |
| 【出願番号】 |
特願2003−381417(P2003−381417) |
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