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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】松田 陽二
【住所又は居所】静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株式会社三島事業所内

【要約】 【課題】ユーザの意図した記録媒体に画像形成をできるように記録媒体を適切に選択できる画像形成装置を提供する。

【解決手段】本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成部が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めており、その選択優先順位に従って、画像形成手段が使用する記録媒体を定める第1の記録媒体選択部と、記録媒体の種別以外を指標として選択優先順位を定めている1又は複数の他指標基準の記録媒体選択部と、第1の記録媒体選択部と他指標基準の記録媒体選択部の中から、画像形成部が使用する記録媒体を定める際に適用するものを決定する決定部と有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
記録媒体を上記画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めており、その選択優先順位に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める第1の記録媒体選択手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別以外を指標として定めており、その選択優先順位に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める1又は複数の他指標基準の記録媒体選択手段と、
上記第1の記録媒体選択手段と、上記他指標基準の記録媒体選択手段の中から、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際に適用するものを決定する決定手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
上記他指標基準の記録媒体選択手段が、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、上記各記録媒体供給手段の位置を指標として定めている第2の記録媒体選択手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体サイズを指標として定めている第3の記録媒体選択手段とである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
第1の記録媒体選択手段における選択優先順位、上記各他指標基準の記録媒体選択手段における優先選択順位の少なくとも1個の優先選択順位を、ユーザによって設定させるユーザ優先選択順位設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
上記決定手段は、上記記録媒体種別基準の記録媒体選択手段と、上記他指標基準の記録媒体選択手段の中から、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際に適用する記録媒体選択手段を択一的に決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
記録媒体を上記画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めていると共に、各選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件を定めており、上記選択優先順位及び上記使用条件に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める記録媒体種別指標の記録媒体選択手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別以外を指標として定めており、その選択優先順位に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める1又は複数の他指標基準の記録媒体選択手段と、
上記記録媒体種別基準の記録媒体選択手段と、上記他指標基準の記録媒体選択手段の中から、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際に適用するものを決定する決定手段と
をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
上記他指標基準の記録媒体選択手段は、選択優先順位に加え、各選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件を定めており、上記選択優先順位及び上記使用条件に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定めるものであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
上記他指標基準の記録媒体選択手段が、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、上記各記録媒体供給手段の位置を指標として定めている位置指標の記録媒体選択手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体サイズを指標として定めているサイズ指標の記録媒体選択手段とである
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
上記記録媒体種別指標の記録媒体選択手段における優先選択順位及び使用条件を、ユーザによって設定させるユーザ設定手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項10】
上記使用条件が、両面印刷への適用可否、カラー/モノクロ印刷への適用可否、表紙印刷への適用可否、高画質印刷への適用可否などの複数の出力項目の組み合わせでなることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項11】
画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
記録媒体を上記画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、
上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めていると共に、各選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件を定めており、上記選択優先順位及び上記使用条件に従って、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める記録媒体種別指標の記録媒体選択手段と、
上記選択優先順位を定める上記記録媒体の種別の一部として、ユーザ設定の種別を含めるユーザ設定手段と
を有することを特徴とする記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタや複写機能及び印刷機能を担う複合機等の画像形成装置に関する。本発明は、複数タイプの記録媒体(出力メディア)を搭載した画像形成装置において、印刷出力のためのカセット選択基準に、記録媒体タイプを基準とした選択を導入し、同時に、それらの選択条件を明確にすることで、印刷出力時の用紙選択におけるユーザの意図をより確実に反映させようとしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置は、用紙サイズを基準にカセットを選択する手段と、給紙位置を基準に絵紙元カセットを選択する手段と、それらを切り替える手段を有している。
【0003】
ところで、カラー化、高画質化が進むと、例えば、写真画像は光沢のある専用紙、通常文書は裏紙、両面印刷は裏紙を使用しない、といったように、記録媒体に対する志向性も高くなる傾向にある。しかしながら、従来では、例えば、カセット位置や用紙サイズに応じて選択優先度が決められており、それに応じて、印刷出力用紙を選択するのが主であった。
【0004】
また、特許文献1には、用紙の種類とカセットとを対応付けて記憶すると共に、用紙の種類の優先順位を記憶しておき、用紙の種類及び優先度に応じて、実際に適用する記録媒体のタイプを定める技術が明らかになっている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−40881号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この技術だけでは、各記録媒体タイプの使用条件に適した用途に必ずしも使用されない可能性があった。
【0007】
以上のように、フルカラー複写機の普及に伴い、複写機への高画質化要求が進み、出力時の記録媒体タイプついても、多種多様化が進んでいる。しかし、実際は、OHPのように、特殊処理を要する印刷記録媒体を除き、通常は、ユーザが指定するままに印刷出力しているのが常であり、例えば、それが裏紙や、或いは、高価なカラー専用紙であったとしても、従来の選択基準に従い印刷出力していた。このため、意に反して裏紙に両面印刷する場合や、特殊紙で大量に通常文書を印刷出力するなど、不都合の発生頻度が高まっている。
【0008】
本発明は、ユーザの意図した記録媒体に画像形成を適切にできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、第1の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めており、その選択優先順位に従って、画像形成手段が使用する記録媒体を定める第1の記録媒体選択手段と、画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別以外を指標として定めており、その選択優先順位に従って、画像形成手段が使用する記録媒体を定める1又は複数の他指標基準の記録媒体選択手段と、第1の記録媒体選択手段と、他指標基準の記録媒体選択手段の中から、上記画像形成手段が使用する記録媒体を定める際に適用するものを決定する決定手段と有することを特徴とする。
【0010】
第2の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めていると共に、各選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件を定めており、選択優先順位及び使用条件に従って、画像形成手段が使用する記録媒体を定める記録媒体種別指標の記録媒体選択手段とを有することを特徴とする。
【0011】
第3の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記憶媒体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を画像形成手段に供給する複数の記録媒体供給手段と、画像形成手段が使用する記録媒体を定める際の選択優先順位を、記録媒体の種別を指標として定めていると共に、各選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件を定めており、選択優先順位及び使用条件に従って、画像形成手段が使用する記録媒体を定める記録媒体種別指標の記録媒体選択手段と、選択優先順位を定める記録媒体の種別の一部として、ユーザ設定の種別を含めるユーザ設定手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像形成装置の実施形態について図面を参照して説明する。以下では、実施形態の画像形成装置が、マルチファンクション型カラー複写装置であるとして説明を行う。
【0013】
図1は、実施形態のカラー画像形成装置(マルチファンクション型カラー複写装置)の外観の一例を示す斜視図である。
【0014】
装置本体200の上部には、原稿カバーを兼ねシート状の原稿を自動的に一枚ずつ送る自動原稿送り装置(以下、ADFと称する)207が開閉自在に設けられている。装置本体200の上面前部には、コピー条件並びにコピー開始を指示するための各種操作キー及び各種表示器等を備えた操作パネル202が設けられている。この操作パネル202については、後に詳しく説明する。
【0015】
装置本体200の右側部には、小容量の用紙が収納できる給紙カセット257と、大容量の用紙が収納できる大容量給紙カセット255とがそれぞれ着脱自在に設けられている。なお、給紙カセット257は、用紙を手差しで供給するための手差しトレイ256を備えている。
【0016】
装置本体200の下部には、給紙カセット252、253、254が着脱自在に設けられている。これら給紙カセット252、253、254のそれぞれには、同一サイズの用紙が横方向又は縦方向に収納されており、必要に応じて選択されるようになっている。装置本体200の左側部には、コピー済みの用紙を受ける排紙トレイ362が設けられている。
【0017】
装置本体200前面の操作パネル202下部には、画像データ等を記憶する記憶媒体としての光磁気ディスクを挿入するための挿入口204が設けられていて、本体内部には光磁気ディスク装置(図示しない)が設けられている。
【0018】
装置本体200背面には、パラレルポート(図示しない)、シリアルポート(図示しない)、SCSI(図3)等が設けられている。パラレルポートは、本装置がプリンタとして動作する際に、本装置とPC(パーソナルコンピュータ)などの外部装置とを接続するものである。シリアルポートは、本装置のメンテナンス時において本装置の内部管理情報の読み出し及び本装置の機能設定のために、本装置とPCなどの外部装置とを接続するものである。SCSIは、本装置とマスターとして動作する外部のコントローラとの間でコマンド/データ通信を行うものである。
【0019】
図2は、図1のマルチファンクション型画像形成装置の内部構成の一例を構造的に示す概略図である。
【0020】
装置本体200内には、複写機能及びファクシミリ機能を実現するにあたり画像データを獲得する獲得手段としてのスキャナ部50と、画像形成手段としてのプリンタ部52が設けられている。
【0021】
装置本体200の上面には、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台212と、この原稿載置台212上に原稿を自動的に送るADF207とが配設されている。このADF207は、原稿載置台212に対して開閉可能に配設され、原稿載置台212に載置された原稿Dを原稿載置台212に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0022】
ADF207は、原稿Dがセットされる原稿トレイ208と、原稿の有無を検出するエンプティセンサ209と、原稿トレイから原稿を一枚ずつ取り出すピックアップローラ214と、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ215と、原稿の先端を整位するアライニングローラ対216と、アライニングローラ対216の上流側に設けられ原稿の到達を検出するアライニングセンサ286と、原稿Dのサイズを検出するサイズセンサ287と、原稿載置台212のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト218とを備えている。そして、原稿トレイ208に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対216により整位された後、搬送ベルト218によって原稿載置台212の所定位置へ搬送される。
【0023】
ADF207において、搬送ベルト218を挟んでアライニングローラ対216と反対側の端部には、反転ローラ220と、非反転センサ221と、フラッパ222と、排紙ローラ223とが配設されている。後述するスキャナ部50により画像情報が読み取られた原稿Dは、搬送ベルト218により原稿載置台212上から送り出され、反転ローラ220、フラッパ221、及び排紙ローラ222を介してADF207上面の原稿排紙部224上に排出される。
【0024】
また、原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ222を切換えることにより、搬送ベルト218によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ220によって反転された後、再度搬送ベルト218により原稿載置台212上の所定位置に送られる。
【0025】
なお、ADF207は、ピックアップローラ214、給紙ローラ215、及びアライニングローラ対216を駆動する給紙モータ(図示せず)と、搬送ベルト218、反転ローラ220、及び排紙ローラ223を駆動する搬送モータ(図示せず)とを備えている。
【0026】
装置本体200内に配設されたスキャナ部50は、原稿載置台212に載置された原稿Dを照明する蛍光灯などの光源225、及び原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー226を有している。これらの光源225及び第1のミラー226は、原稿載置台212の下方に配設された第1のキャリッジ227に取り付けられている。この第1のキャリッジ227上には、原稿載置台212上に載置された原稿のサイズを検出するサイズセンサ217が取り付けられている。第1のキャリッジ227は、原稿載置台212と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台212の下方を往復移動される。
【0027】
また、原稿載置台212の下方には、原稿載置台212と平行に移動可能な第2のキャリッジ228が配設されている。第2のキャリッジ228には、第1のミラー226により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2及び第3のミラー230、231が偏向角が互いに直角になるように取り付けられている。第2のキャリッジ228は、第1のキャリッジ227を駆動する歯付きベルトなどにより、第1のキャリッジ227に対して従動されると共に、第1のキャリッジ227に対して1/2の速度で原稿載置台212に沿って平行に移動される。
【0028】
また、原稿載置台212の下方には、第2のキャリッジ228上の第3のミラー231からの反射光を集束する結像レンズ232と、結像レンズ232により集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ234とが配設されている。結像レンズ232は、第3のミラー231により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ234は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0029】
一方、プリンタ部52は、露光手段として作用するレーザ露光装置240を備えている。レーザ露光装置240は、光源としての半導体レーザ241と、半導体レーザ241から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリゴンミラー236と、ポリゴンミラーを後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータとしてのポリゴンモータ237と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラムへ導く光学系242とを備えている。このような構成のレーザ露光装置240は、装置本体200の後述する支持フレームに固定及び支持されている。
【0030】
半導体レーザ241は、スキャナ部50により読み取られた原稿Dの画像情報に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリゴンミラー236及び光学系242を介して、感光体ドラム244a〜dのそれぞれへ向けられ、感光体ドラム周面を走査することにより各ドラム周面上に静電潜像を形成する。なお、図2では、レーザ露光装置240が、各色成分で共通なものを示しているが、各色成分毎に別個に設けられる形式のものであっても良い。
【0031】
また、画像形成部52は、装置本体200のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム244a〜244dを有し、感光体ドラム244a〜244dの周面には、レーザ露光装置240からのレーザ光により露光され所望の静電潜像が形成される。
【0032】
感光体ドラム244a〜244dの周囲にはそれぞれ、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ245と、感光体ドラム244a〜244dの周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器246と、給紙カセット252、253、254、255、及び257などから給紙された被転写材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム244a〜244dから分離させるための剥離チャージャ247と、感光体ドラム244a〜244dに形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ248と、感光体ドラム244a〜244dの周面からコピー用紙を剥離する剥離爪249と、感光体ドラム244a〜244dの周面に残留したトナーを清掃する清掃装置250と、感光体ドラム244a〜244dの周面を除電する除電器(図示しない)とが順に配置されている。
【0033】
装置本体200内の下部には、それぞれ装置本体200から引出し可能な給紙カセット252、253、254が互いに積層状態に配設され、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填されている。これらのカセットの側方には大容量給紙カセット255が設けられ、この大容量給紙カセット255には、使用頻度の高いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー用紙が約3000枚収納されている。また、大容量給紙カセット255の上方には、手差しトレイ256を兼ねた給紙カセット257が脱着自在に装着されている。
【0034】
装置本体200内には、各カセットから感光体ドラム244a〜244dと転写チャージャ248との間に位置した転写部を通って延びる搬送路258が形成され、搬送路258の終端には定着装置260が設けられている。定着装置260に対向した装置本体200の側壁には排出口261が形成され、排出口261にはフィニッシャ300が装着されている。
【0035】
給紙カセット252、253、254、255、及び257の近傍には、カセットから用紙を一枚ずつ取り出すピックアップローラ263がそれぞれ設けられている。また、搬送路258には、ピックアップローラ263により取り出されたコピー用紙Pを搬送路258を通して搬送する多数の給紙ローラ対264が設けられている。
【0036】
搬送路258において感光体ドラム244a〜244dの上流側にはレジストローラ対265が設けられている。レジストローラ対265は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム244a〜244d上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対265の手前、つまり、給紙ローラ264側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ266が設けられている。
【0037】
ピックアップローラ263により各カセットから1枚ずつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対264によりレジストローラ対265へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対265により先端が整位された後、転写部に送られる。
【0038】
転写部において、感光体ドラム244a〜244d上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ248により用紙P上に転写される。トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ247及び剥離爪249の作用により感光体ドラム244a〜244d周面から剥離され、搬送路258の一部を構成する搬送ベルト267を介して定着装置260に搬送される。そして、定着装置260によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着させた後、コピー用紙Pは、給紙ローラ対268及び排紙ローラ対269により排出口261を通してフィニッシャ300の排紙トレイ362へ排出される。
【0039】
搬送路258の下方には、定着装置260を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対265へ送る自動両面装置(ADD)270が設けられている。自動両面装置270は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部271と、搬送路258から分岐し、定着装置260を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部271に導く反転路272と、一時集積部271に集積されたコピー用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ273と、取り出された用紙を搬送路274を通してレジストローラ対265へ給紙する給紙ローラ275とを備えている。また、搬送路258と反転路272との分岐部には、コピー用紙Pを排出口261或いは反転路272に選択的に振り分ける振り分けゲート276が設けられている。
【0040】
両面コピーを行なう場合、定着装置260を通過したコピー用紙Pは、振り分けゲート276により反転路272に導かれ、反転された状態で一時集積部271に一時的に集積された後、ピックアップローラ273及び給紙ローラ対275により、搬送路274を通してレジストローラ対265へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対265により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路258、定着装置260及び排紙ローラ269を介してフィニッシャ300の排紙トレイ362に排紙される。
【0041】
また、この自動両面装置270を使用することにより、用紙のプリントされた面を下側にして排出することもできる。つまり、両面コピーを行う要領でまず用紙表面に画像を転写、定着させ、一時蓄積部271に一時的に集積させ、ピックアップローラ273及び給紙ローラ対275により搬送路274を通してレジストローラ対265により整位された後、搬送258、定着装置260及び排紙ローラ269を介して排紙トレイ362に排紙される。
【0042】
フィニッシャ300は、排出された用紙Pの後端を後方壁に当節させて整位させるローラ305と、複数の排出用紙を押さえる用紙押さえ30とや、ステイプルやサドルステッチやホールパンチ等のフィニッシング項目の実行機構302を有している。
【0043】
図3は、この実施形態のマルチファンクション型画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【0044】
本装置は、システムCPU400、プログラムや固定データ格納用のフラッシュROM401、テキストデータをフォントデータに変換させるためのフォントROM402、作業用及びデータ格納用の不揮発性RAM(NVRAM)403及びDRAM404を有する。
【0045】
CPU400は、本装置全体の制御を行うものであり、ここでは操作パネル202からの指示信号、及び通信回線からの信号入力、各種外部インタフェースからの入力信号に従って各機能の制御を行う。
【0046】
スキャナインタフェース(SIF)405は、スキャナ部50からの画像データを受け取るものである。画像処理回路406は、記録媒体に応じた高画質化処理、拡大縮小処理、画素間引き処理、マーカ検出による指定領域の白抜き処理などの画像編集処理を行うものである。プリンタインタフェース(PIF)407は、プリンタ部52への画像データをプリンタ部52に与えるものである。ページメモリ(PM)408は、画像処理回路406が画像処理し、出力待ちの画像データをページ単位に格納するものであり、圧縮伸張を行うコーデックも内蔵している。
【0047】
これら画像信号の処理に係る各デバイスは画像バス412を介して接続され、CPU400と各デバイス間の制御信号はシステムバス411により高速にやりとりが行われる。
【0048】
画像バス412は、当該装置が複写機として動作するときのために設けられた独特のもので、複写機のリアルタイム動作を保証するために、スキャナ部50から入力される画像データをスキャナインタフェース405で受信し、画像処理回路406で高画質化処理、拡大縮小処理等の各種編集処理を行い、プリンタインタフェース407でプリンタ部52に出力するという動作を並列的に行う(基本複写と呼ぶ)。画像バス412に接続されたボードの内、そのときの動作に不必要な処理ボードは通過状態となる。
【0049】
大容量記憶装置(例えばHDD)409は、外部装置から与えられた画像データや、スキャナ部50からの複数部数の印刷に係る画像データ等を格納するものである。
【0050】
プリンタネットワークコントローラ(PRNC)410は、複写動作やプリンタ動作時の画像形成機能を制御するプリンタ部52側とのインタフェースを有し、また、同時に、ネットワークインタフェースカードなどの内蔵デバイスを介してLAN接続されており、外部のパーソナルコンピュータ等のデバイスからLANを介してプリントデータを受け取り、データをバッファリングして、プリンタ部52側にデータ転送するためのプロトコル制御及びデータ転送/圧縮/伸張制御を行うものである。
【0051】
図4は、操作パネル202の構成例を示す図である。
【0052】
操作パネル202には、タッチパネルディスプレイ500、スタートキー501、ストップキー502、クリアキー503、数字を設定するテンキー504、原稿サイズ・カセットを選択するLEDを内部に有するキー505、用紙サイズを選択するLEDを内部に有するキー506、複写倍率設定キー507、印刷濃度設定キー508、画像モード選択キー509、カラー/モノクロ設定キー510などが設けられている。
【0053】
テンキー504は、複写でもFAXでも共有可能であるよう、ボタン電話装置のテンキー配列と同じ配置となっている。
【0054】
例えば、5部複写する場合、タッチパネルディスプレイ500上のメニューを複写に切り替え、希望する処理(両面コピーなど)を選択した後、テンキーの”5”のキーを押す。するとタッチパネルディスプレイ500上の特定のエリアにこの数が表示される。これをユーザが確認した後、原稿をセットし、スタートキー501を押せば複写動作が開始される。
【0055】
図5は、上述したタッチパネルディスプレイ500の構成を示すブロック図である。
【0056】
タッチパネルディスプレイ500は、タッチパネル520を液晶ディスプレイ521の上に重ねて構成される。タッチパネル520は、透明基板に透明抵抗体を一様に塗布し、X/Y方向にそれぞれ所定の距離間隔をおいて透明電極群を平行に配設してある。タッチパネル制御部522の制御のもと、タッチパネル520のX/Y方向の各透明電極にはそれぞれ一定方向に順次電圧が印加される。タッチパネル520に対する位置の指示操作は専用の導電性ペン或いは指を用いて行われる。タッチパネル制御部522は、X/Y方向のそれぞれの電極間の抵抗値を監視し、各電極間の抵抗値から演算により、導電性ペンあるいは指の指示によって局所的に抵抗値が低減した位置の検出を行う。
【0057】
また、液晶ディスプレイ521には、これを表示駆動するためのディスプレイ制御部522が接続され、ディスプレイ制御部522には、表示データを表示画素単位で格納するビデオRAM(VRAM)524が接続されている。
【0058】
以上の構成からなるタッチパネルディスプレイ500において、タッチパネル制御部522によって求められた位置データは、主制御部内のCPU400(図3参照)により読み取られ、この位置データに対応した処理がCPU400によって実行される。例えば、手書き入力を行う場合はタッチパネル520上で指示された位置に対応するビデオRAM524上のデータを非表示状態から反転して表示状態にし、液晶ディスプレイ521に表示したキーボードディスプレイや各種設定ボタン群の中からの選択による動作パラメータの入力など、幅広い用途にこのタッチパネルディスプレイ500は使用できる。
【0059】
図6は、実施形態の画像形成装置における制御部の機能的構成を示すブロック図である。制御部は、ROM401に格納されたプログラムや固定データ、それを実行するCPU400、タッチパネル制御部522等の各要素の制御部等が該当するが、機能的には、図6に示すことができる。
【0060】
画像入力制御部550は、例えば、画像入力装置(スキャナ部)50に対する制御ASICや、画像入力時の画像入力装置駆動制御、ADF制御などを行う画像入力装置制御ファームウェアや、シェーディング補正などの前処理用の画像処理ユニット等が該当する。
【0061】
印刷制御部551は、印刷装置(プリンタ部)52に対する制御ASICや、出力側画像処理ASICや、印刷時のプリンタ制御、紙搬送制御などを行うプリンタ動作制御ファームウェアや、プリンタ側画像処理ファームウェア等が該当する。印刷制御部551は、印刷装置(プリンタ部)52との間でインタフェースを有し、制御コマンド、ステータスなどのコマンド通信及び、プリントデータ通信制御を行う。また、印刷制御部551は、画像入力装置(スキャナ部)50より入力した画像データの印刷出力、及び、プリンタドライバから送信されてきた画像データの印刷出力の双方の実行制御を行う。
【0062】
これらの画像入力制御部550や印刷制御部551は、各々、制御CPUを有し、高速な制御を実現しているが、これら制御CPUは、システムCPU400(図3参照)との間でコマンド−ステータス通信を行い、操作パネル202、スキャナ部50、プリンタ部52の同期動作などを制御し、装置全体としての複写動作、印刷出力動作を実現している。
【0063】
印刷制御部551は、印刷動作に際し、記録媒体選択手段552から情報を取得し、適切な給紙元を選択させる。
【0064】
マシン状態管理部553は、画像入力制御部550や印刷制御部551を介して、マシン全体の状態、例えば、カバー開閉、ジャム発生有無、用紙切れ発生/解除などの情報を受け取る。また、マシン状態管理部553は、同時に、それらの情報を統合して、表示入力装置制御部554に通知すると共に、入出力動作制御部555にも通知し、それらの情報を、入出力動作の停止/再開などのトリガにも使用する。
【0065】
入出力動作制御部555は、画像処理ユニットを含み、また、画像入力制御部550や印刷制御部551とのインタフェースを有し、表示入力装置制御部554より受け取った動作開始命令などをトリガとして、画像入力制御部550や印刷制御部551を介して、画像入力装置50、印刷装置52の駆動タイミング制御を行うと同時に、画像処理パラメータの算出や画像処理ユニットへの設定を行い、複写機能や印刷機能を制御する。タイミング制御とは、例えばADFの駆動タイミング、画像入力装置駆動タイミング、メモリに展開した画像の修飾処理や、印刷開始タイミングの指定、次の原稿の入力開始タイミング指定などを意味する。また、入出力動作制御部555は、マシン状態管理部553からエラー発生や用紙切れなどのマシン情報を受け取ると同時に、ウォーミングアップ動作などのリカバリ動作を指示することでマシン全体の動作を制御する。
【0066】
表示入力装置制御部554は、表示入力装置(操作パネル)202を制御するための表示入力制御ソフトウェアから構成される。ここでは、表示入力装置202の操作情報を入出力動作制御部に伝えると共に、当該画像形成装置に発生した種々の状態変化をマシン状態管理部553より情報として受け取って表示に反映させ、また、複写結果や複写における部数やサイズ情報など、処理結果や経過に関する情報を入出力動作制御部555より受け取って表示に反映させる。この反映方法は、具体的には、操作パネル202上のLEDの点灯や液晶ディスプレイ521へのメッセージ表示を意味する。
【0067】
また、表示入力装置制御部554は、使用条件設定手段556や優先度設定手段557とも通信を行って表示情報を切り替え、また、その際、表示入力装置202より入力された内容を設定情報記憶手段558に格納する。この設定情報記億手段558には、これらの情報以外に、部数情報やサイズ情報など、表示入力装置202において設定された情報が記憶される。
【0068】
優先度設定手段557は、印刷時に使用される記録媒体(用紙)の使用優先度を設定するための画面制御に関する情報を操作する。優先度設定手段557は、例えば、給紙カセット位置を基準に優先度設定する手段と、用紙サイズを基準に優先度を設定する手段と、記録媒体タイプ(用紙メディアタイプ)を基準に優先度を設定する手段などにより構成される。また、優先度設定手段557は、設定された内容については、設定内容記憶手段558に格納する。
【0069】
使用条件設定手段556は、表示入力装置制御部554を介して、印刷時に使用される記録媒体(用紙)の使用条件を設定するための画面制御に関する情報を操作すると共に、設定された内容を設定内容記憶手段558に格納する。
【0070】
記録媒体選択手段552は、画像入力制御部550と印刷制御部551から呼ばれ、設定情報記憶手段558に格納された使用条件及び優先度設定情報と、設定された動作パラメータから使用する記録媒体を選択し、その記録媒体情報を画像入力制御部550及び又は印刷制御部551に与える。画像入力制御部550は、特に複写動作を実施する場合など、ユーザが選択した条件に適合した記録媒体の存在を確認するために使用する。また、印刷制御部551は、実際の印刷動作や複写動作に際し、選択すべき記録媒体を取得するために使用する。
【0071】
なお、画像データ記憶装置559は、印刷すべき画像データの記憶手段として書き出しており、大容量記憶装置409やDRAM404等が該当する。
【0072】
図7〜図9は、記録媒体(用紙;従って給紙カセット)の優先選択基準を設定させる表示画面イメージを示す説明図である。
【0073】
図7は、優先選択基準のトップメニュー画面を示す説明図である。この優先選択基準のトップメニュー画面には、例えば、当該画像形成装置の機能選択キー等を操作して入る。優先選択基準のトップメニュー画面は、「用紙選択設定」というタイトル文字列を含むと共に、優先選択基準が記録媒体サイズであることを表す「用紙サイズ優先」のキーアイコン701や、優先選択基準が給紙カセット位置であることを表す「カセット位置優先」のキーアイコン702や、優先選択基準が記録媒体タイプであることを表す「用紙種別優先」のキーアイコン703や、優先選択の設定処理を取り止めることを指示する「CANCEL」キーアイコン704などが含まれている。なお、今回の設定以前に設定されている優先選択基準に係るキーアイコン701、702又は703を、他のキーアイコンとは異なる表示態様で表示するようにしても良い。
【0074】
「用紙サイズ優先」のキーアイコン701、「カセット位置優先」のキーアイコン702、又は、「用紙種別優先」のキーアイコン703のいずれかが操作されたときには、その操作アイコンに係る優先選択基準での優先順位を設定させる表示画面を表示させる。この実施形態の場合、「用紙サイズ優先」、「カセット位置優先」、又は、「用紙種別優先」のいずれかを択一的に設定できる。
【0075】
図8は、図7に示す優先選択基準のトップメニュー画面において、「用紙種別優先」のキーアイコン703が操作されて移行した表示画面の例を示している。
【0076】
図8の表示画面は、タイトルとして、「用紙種別選択設定」という文字列と、「第1優先」〜「第4優先」という文字列710とを含んでいる。「第1優先」〜「第4優先」という文字列710の隣には、その優先順位での設定された用紙種別の表示フィールド711が設けられており、また、その時点で、設定の対象となっている優先順位については、用紙種別を具体的に選択させる用紙種別選択メニュー712が表示されている。なお、図8の場合、第2優先及び第3優先の用紙種別の表示フィールド711は、用紙種別選択メニュー712に隠れている。
【0077】
用紙種別選択メニュー712は、現在の設定内容又はデフォルト候補を表示するエリア712aと、それに置き換えられる複数の候補を示すエリア712bとからなる。エリア712b内のいずれかの候補を指などでタッチすると、タッチされた候補がその優先順位の表示フィールド711に表示され、次の優先順位に対して、用紙種別選択メニュー712が表示される。
【0078】
「OK」キーアイコン713が操作されると、その時点での設定内容が優先選択基準として記憶される。「CANCEL」キーアイコン714が操作されると、図7に示した優先選択基準のトップメニュー画面に戻る。
【0079】
図8において、各優先順位にはそれぞれ、「詳細」キーアイコン715が対応付けられている。
【0080】
いずれかの優先順位の「詳細」キーアイコン715が操作された際には、図9に示すような使用条件の設定用画面が表示される。
【0081】
図9に示すような使用条件の設定用画面は、設定された用紙種別毎に、異なるものが用意されており、図9は、その優先順位の用紙種別として「裏紙」が指定された場合の例である。なお、図9は、既に設定されていれば、既に設定されている条件内容を表示し、始めて、設定させる場合であれば、デフォルトの条件内容を表示させる。
【0082】
図9では、「裏紙」に対して、「両面印刷時」、「フルカラー印刷時」、「高画質印刷時」、「表示印刷時」に使用するか否かを設定させるキーアイコン720が設けられている。このような使用条件を設定する項目は、用紙種別毎に変えても良いことは勿論である。「裏紙」に対する使用条件を設定する項目も、図9に示す例に限定されず、「写真モード」、「テキストモード」、「地図モード」等を追加して設定させるようにしても良い。
【0083】
図9の表示画面を利用して、ユーザは詳細な使用条件を指定することができる。例えば、裏紙や薄紙のように両面印刷に支障がある用紙の場合には、ここで使用不可を指定することができる。また、表紙印刷する場合には使用したくない旨も指定することが可能である。
【0084】
「OK」キーアイコン721が操作されたときには、使用条件の設定内容を、その時点での表示内容に更新して、図8に示す表示画面に戻り、「CANCEL」キーアイコン722が操作されたときには、図9に移行した際の条件内容に戻して図8に示す表示画面に戻す。
【0085】
図8及び図9は、記録媒体タイプ(用紙種別)が優先選択基準として選択された場合での表示画面であるが、記録媒体サイズ(用紙サイズ)が優先選択基準として選択された場合にも、また、給紙カセット位置が優先選択基準として選択された場合にも、図8や図9と同様な表示画面の階層構造により、各優先順位の内容や、その優先順位での使用条件を設定させる。
【0086】
何が優先選択基準になっているかは、後述する図12のステップS203やS204での判断に用いられる。
【0087】
優先順位の内容や使用条件は、後述する図13のS225、S226〜S230や、後述する図14のS245、S246〜S250や、後述する図15のS265、S266〜S270で利用され、優先順位的には適用可能でも使用条件からその対象となっている給紙カセットが使用禁止されることもあり得る。
【0088】
図10は、各給紙カセットに収容する記録媒体を定義、登録させる表示画面のイメージを示す説明図である。
【0089】
この表示画面は、給紙カセット位置を規定させる設定部730と、その給紙カセット位置の給紙カセットに収容する記録媒体のサイズ(用紙サイズ)を設定させる設定部731(図10上では影に隠れている)と、その給紙カセット位置の給紙カセットに収容する記録媒体タイプ(用紙種別)を設定させる設定部732とを含んでいる。すなわち、設定部730によって、給紙カセット位置を規定した後、設定部731及び732によって、記録媒体サイズ(用紙サイズ)と記録媒体タイプ(用紙種別)とを設定させる。いずれの設定部730〜732共に、図10で、給紙カセット位置の設定部730について示すように、メニュー方式で設定させる。
【0090】
上述した図8において、用紙種別として「USER1」を選択することが可能としているが、これは、工場出荷時には未定義のユーザ定義の用紙であることを示している。図10の記録媒体タイプ(用紙種別)の設定部732には、その候補として、ユーザ定義も選択肢としておくことで設定することが可能である。この選択肢を選択した場合には、下位階層の画面(図示せず)を表示させ、フィニッシング機能(例えば、ステイプル)で許容する枚数など、用紙種別によって処理時に必要となる情報も設定させる。
【0091】
なお、全ての記録媒体タイプを設定可能とすることは給紙精度を保証する上で困難であることが多く、大まかなタイプ(薄紙、普通、厚紙)で設定させるようにしても良い。
【0092】
図10において、「OK」キーアイコン733が操作された際には、その表示時点での内容を記録格納する。「CANCEL」キーアイコン734が操作された際には、図10の画面を表示させる前の設定内容を維持し、図10の画面の前状態の画面に戻る。
【0093】
図11は、この実施形態の画像形成装置における複写制御時の制御手順を示すフローチャートである。この複写制御時に、適宜、記録媒体の選択制御がなされる。
【0094】
実施形態の画像形成装置は、複写処理が起動されると、使用する給紙カセット(記録媒体の給紙元)が予め指定されているか否かを判別する(S100)。この判別は、給紙カセットの優先基準に従った選択制御を行う必要があるかないかをも意味する。
【0095】
使用する給紙カセット(記録媒体の給紙元)が予め指定されている場合には、直ちに、原稿読み取り処理(S105;詳細の図示は省略)に移行する。
【0096】
これに対して、使用する給紙カセット(給紙元)が指定されていない場合には、原稿サイズを取得し(S101)、また、後述する図12〜図15に示す記録媒体選択手順(記録媒体選択ルーチン)を実施し(S102)、使用する記録媒体情報(給紙カセット情報)が取得できたか否かを判別する(S103)。ステップS101での原稿サイズの取得については、ユーザ指定の場合と、自動的に認識する場合とのいずれでも良い。
【0097】
記録媒体選択手順(記録媒体選択ルーチン)からの情報が、使用する記録媒体情報が取得できない場合を表していると、警告メッセージを表示して終了する。
【0098】
これに対して、使用する記録媒体情報が取得できると、原稿読み取り処理を開始すると共に、印刷開始可能となるタイミングを待ち受ける(S105、S106)。図11は、複数枚の原稿に対してはまとめて読み取り、全ての原稿の読み取り終了後に印刷を実行するように示しているが、原稿の読み取りと印刷とを並行して行うようになされている。
【0099】
印刷開始可能なタイミングになると、再度、記録媒体選択手順(図12〜図15参照)を実施し(S107)、使用する記録媒体情報(給紙カセット情報)が取得できたか否かを判別する(S108)。再度、記録媒体選択手順を実施するようにしたのは、ADF等に装着された複数枚の原稿に、原稿サイズが異なるものが混在されているようなことや、途中までの印刷で用紙切れが生じることなどがあり得るからである。
【0100】
ここで、記録媒体情報(給紙カセット情報)が取得できない場合には、警告メッセージを表示すると共に、エラーによる複写処理の中断を行い、再開可能となるまで待機する(S109〜S111)。
【0101】
記録媒体情報(給紙カセット情報)が取得できると、詳細の図示を省略した印刷出力処理を実行する(S112)。その後、印刷待ちの原稿(画像データ)が残っているか否かを確認する(S113)。印刷待ちの原稿(画像データ)が残っていなければ、一連の複写処理を終了する。
【0102】
これに対して、印刷待ちの原稿(画像データ)が残っていると、継続して同じ給紙カセットが使用できるか否かを確認し(S114)、継続使用可能ならば、引き続き印刷出力処理(S112)を継続し、用紙切れなどで継続使用ができないならば、記録媒体の選択手順(ステップS107)を再度実施し、新たに選択された記録媒体情報(給紙カセット情報)を取得するところから処理を行う。
【0103】
図12は、この実施形態の画像形成装置における一つの特徴をなす記録媒体選択手順の全体の流れを示すフローチャートである。なお、記録媒体(従って給紙カセット)の選択処理は、例えば、上述した複写処理の中等で適宜行われる。
【0104】
記録媒体を選択する必要が生じた場合には、当該画像形成装置は、まず、使用する部門に関し、記録媒体選択情報が設定されているか否かを判別する(S200)。なお、この実施形態の画像形成装置は、会社の部署等の部門毎に、記録媒体選択基準情報を設定可能となされている。例えば、部門毎の識別用カードの当該装置への挿入(着脱構成は図示せず)や、識別情報のキー入力によって、使用部門を認識する。なお、上述した複写処理では、部門判別のステップを省略しているが、複写枚数等を部門毎に管理する場合には、複写処理でも部門の判別がなされる。
【0105】
使用する部門に関して記録媒体選択情報が設定されている場合には、該当する部門毎の記録媒体選択基準情報を取得し(S201)、何も設定されていない場合には、デフォルト指定されている記録媒体選択基準情報を取得する(S202)。
【0106】
その後、取得した記録媒体選択基準情報が、用紙サイズ(記録媒体サイズ)を基準に選択することを指示しているものか、給紙カセット位置を基準に選択することを指示しているものか、記録媒体タイプ(用紙種別)を基準に選択することを指示しているものかを判別する(S203、S204)。
【0107】
そして、用紙サイズ(記録媒体サイズ)を基準に選択することを指示している場合には(S203で肯定結果)、用紙サイズを基準に使用する給紙カセット(従って用紙)の選択を行い(S205;図13参照)、給紙カセットの位置を基準に選択することを指示している場合には(S204で肯定結果)、給紙カセットの位置を基準に使用する給紙カセットの選択を行い(S206;図14参照)、記録媒体タイプ(用紙種別)を基準に選択することを指示している場合には(S204で否定結果)、記録媒体タイプを基準に使用する給紙カセットの選択を行う(S207;図15参照)。
【0108】
図13は、用紙サイズ(記録媒体サイズ)を基準に使用する給紙カセットを選択する手順(図12のS205)の詳細を示すフローチャートである。
【0109】
まず、当該画像形成装置は、給紙カセットのサーチ順のカウンタ値Kをクリアすると共に、用紙サイズ情報と優先用紙サイズ情報とを取得する初期化処理を行う(S220〜S222)。ここで、用紙サイズ情報とは、どの給紙カセットにどのサイズの記録媒体(メディア)がセットされているかを示す情報である。また、優先用紙サイズ情報とは、予めユーザによって設定されている情報で、どの用紙サイズが優先的に使用されるかを示す情報である。いずれも設定情報記憶手段558を構成する記憶装置(例えば不揮発性RAM403)に記憶されている。
【0110】
カウンタ値Kを1インクリメントすると(S223)、そのカウンタ値Kと全給紙カセット数N(手差しも1個の給紙カセットとして扱う)を比較し、全ての給紙カセットに対して使用の可否を確認したか否かを判別する(S224)。
【0111】
全ての給紙カセットに対して使用の可否の確認が終了していなければ、K番目の優先サイズ(の給紙カセット)が定められているか否かを確認する(S225)。定められていなければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S223)に戻る。
【0112】
K番目の優先サイズが設定されている場合には、デフォルトカセット選択(すなわち、何も操作していない状態で選択される給紙位置を取得する場合;例えば、電源のオン直後)か否かを判別する(S226)。デフォルトカセット選択でない場合には、すなわち、動作開始時に選択すべき給紙カセット位置を取得する場合には、K番目の優先サイズの選択基準に係る設定機能と、原稿サイズ情報などを取得する(S227)。そして、これらの情報などを比較し、使用可能な記録媒体サイズでしかも設定機能(設定条件等)と整合している給紙カセット(の記録媒体)があるか否か(例えば記録媒体タイプが一致しているか否か)を判別する(S228〜S230;図16参照)。なければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S223)に戻る。
【0113】
使用可能な記録媒体サイズでしかも設定機能と整合している給紙カセットがある場合には、その給紙カセットが使用可能状態か否か(例えば用紙切れや故障)を判別し(S231)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンし(S232)、一方、使用不可能状態にあれば、次の優先カセット取得のルーチンに戻る。
【0114】
これに対して、デフォルトカセット選択、すなわち、何も操作されていない状態で選択される給紙カセット位置を取得する場合には、デフォルトの給紙カセットの状態を調べ(S231)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンする(S232)。一方、それが故障や用紙切れなどで使用不可能状態にある場合には、警告メッセージを表示した上で(S233、S234)、該当する給紙カセット情報をリターンする(S232)。
【0115】
また、全給紙カセットの中に使用可能なものが存在しない場合には(ステップS224で否定結果)、出力する記録媒体を定められない旨の警告メッセージを表示すると共に、エラー情報をリターンして一連の処理を終了する(S235、S236)。
【0116】
図14は、給紙カセット位置を基準に使用する給紙カセットを選択する手順(図12のS206)の詳細を示すフローチャートである。
【0117】
まず、当該画像形成装置は、給紙カセットのサーチ順のカウンタ値Kをクリアすると共に、給紙カセット情報と優先カセット位置情報とを取得する初期化処理を行う(S240〜S242)。ここで、給紙カセット情報とは、どの給紙カセットにどのような記録媒体がセットされているかを示す情報である。また、優先カセット位置情報とは、予めユーザによって設定されている情報で、どの給紙カセット位置が優先的に使用されるかを示す情報である。いずれも設定情報記憶手段558を構成する記憶装置(例えば不揮発性RAM403)に記憶されている。
【0118】
カウンタ値Kを1インクリメントすると(S243)、そのカウンタ値Kと全給紙カセット数N(手差しも1個の給紙カセットとして扱う)を比較し、全ての給紙カセットに対して使用の可否を確認したか否かを判別する(S244)。
【0119】
全ての給紙カセットに対して使用の可否の確認が終了していなければ、K番目の優先カセット位置が定められているか否かを確認する(S245)。定められていなければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S243)に戻る。
【0120】
K番目の優先カセット位置が設定されている場合には、デフォルトカセット選択(すなわち、何も操作していない状態で選択される給紙位置を取得する場合)か否かを判別する(S246)。デフォルトカセット選択でない場合には、すなわち、動作開始時に選択すべき給紙カセット位置を取得する場合には、K番目の優先カセット位置の選択基準に係る設定機能と、原稿サイズ情報などを取得する(S247)。そして、これらの情報などを比較し、使用可能な記録媒体サイズでしかも設定機能と整合している給紙カセット(の記録媒体)があるか否か(例えば記録媒体タイプが一致しているか否か)を判別する(S248〜S250;図16参照)。なければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S243)に戻る。
【0121】
K番目の給紙カセット位置の給紙カセットが、使用可能な記録媒体サイズの記録媒体を収容ししかも設定機能と整合している場合には、その給紙カセットが使用可能状態か否か(例えば用紙切れや故障)を判別し(S251)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンし(S252)、一方、使用不可能状態にあれば、次の優先カセット取得のルーチンに戻る。
【0122】
これに対して、デフォルトカセット選択、すなわち、何も操作されていない状態で選択される給紙カセット位置を取得する場合には、デフォルトのカセット位置の状態を調べ(S251)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンする(S252)。一方、それが故障や用紙切れなどで使用不可能状態にある場合には、警告メッセージを表示した上で(S253、S254)、該当する給紙カセット情報をリターンする(S252)。
【0123】
また、全給紙カセットの中に使用可能なものが存在しない場合には(ステップS244で否定結果)、出力する記録媒体を定められない旨の警告メッセージを表示すると共に、エラー情報をリターンして一連の処理を終了する(S255、S256)。
【0124】
図15は、記録媒体タイプ(用紙種別)を基準に使用する給紙カセットを選択する手順(図12のS207)の詳細を示すフローチャートである。
【0125】
まず、当該画像形成装置は、給紙カセットのサーチ順のカウンタ値Kをクリアすると共に、給紙カセット情報と優先記録媒体タイプ情報とを取得する初期化処理を行う(S260〜S262)。ここで、給紙カセット情報とは、どの給紙カセットにどのような記録媒体がセットされているかを示す情報である。また、優先記録媒体タイプ情報とは、予めユーザによって設定されている情報で、どの記録媒体タイプ(用紙種別)が優先的に使用されるかを示す情報である。いずれも設定情報記憶手段558を構成する記憶装置(例えば不揮発性RAM403)に記憶されている。
【0126】
カウンタ値Kを1インクリメントすると(S263)、そのカウンタ値Kと全給紙カセット数N(手差しも1個の給紙カセットとして扱う)を比較し、全ての給紙カセットに対して使用の可否を確認したか否かを判別する(S264)。
【0127】
全ての給紙カセットに対して使用の可否の確認が終了していなければ、K番目の優先記録媒体タイプが定められているか否かを確認する(S265)。定められていなければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S263)に戻る。
【0128】
K番目の優先記録媒体タイプが設定されている場合には、デフォルトカセット選択(すなわち、何も操作していない状態で選択される給紙位置を取得する場合)か否かを判別する(S266)。デフォルトカセット選択でない場合には、すなわち、動作開始時に選択すべき給紙カセット位置を取得する場合には、K番目の優先記録媒体タイプの選択基準に係る設定機能と、原稿サイズ情報などを取得する(S267)。そして、これらの情報などを比較し、使用可能な記録媒体サイズでしかも設定機能と整合している給紙カセット(の記録媒体)があるか否かを判別する(S268〜S270;図16参照)。なければ、カウンタ値Kの1インクリメント処理(S263)に戻る。
【0129】
K番目の優先記録媒体タイプに関し、使用可能な記録媒体サイズの記録媒体を収容ししかも設定機能と整合している給紙カセットがある場合には、その給紙カセットが使用可能状態か否か(例えば用紙切れや故障)を判別し(S271)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンし(S272)、一方、使用不可能状態にあれば、次の優先カセット取得のルーチンに戻る。
【0130】
これに対して、デフォルトカセット選択、すなわち、何も操作されていない状態で選択される給紙カセット位置を取得する場合には、デフォルトのカセット位置の状態を調べ(S271)、使用可能状態であれば、その給紙カセット情報をリターンする(S272)。一方、それが故障や用紙切れなどで使用不可能状態にある場合には、警告メッセージを表示した上で(S273、S274)、該当する給紙カセット情報をリターンする(S272)。
【0131】
また、全給紙カセットの中に使用可能なものが存在しない場合には(ステップS264で否定結果)、出力する記録媒体を定められない旨の警告メッセージを表示すると共に、エラー情報をリターンして一連の処理を終了する(S275、S276)。
【0132】
図16は、設定機能との組み合わせ可否を判定する処理(図13のS230、図14のS250、図15のS270)の詳細を示すフローチャートである。
【0133】
実施形態の画像形成装置は、まず、原稿サイズが指定されているか判別する(S300)。原稿サイズ(その縦横を含む)が指定されている場合、指定されている倍率から使用する用紙サイズを算出する(S301)。そして、現在検証している給紙カセットの用紙サイズが、算出された用紙サイズと一致しているか否かを判別する(S302)。なお、同一サイズであっても、給紙カセットの収容が縦置きと横置きでは一致しないと判別される。
【0134】
一致している場合には、図9に示したような設定されている各機能との組み合わせ条件(使用条件)を取得し(S303)、組み合わせ禁止機能と、現在設定されている条件の少なくとも一つが一致しているか否かを判別する(S304)。組み合わせ禁止機能と、現在設定されている条件の少なくとも一つが一致している場合には、エラー(組み合わせ不可)をリターンし(S305)、一方、組み合わせ禁止機能の全てと一致していない場合にはOK(組み合わせ可)をリターンする(S306)。
【0135】
また、現在検証している給紙カセットの用紙サイズが、算出された用紙サイズと一致していない場合には(ステップS302で否定結果)、画像データの90度回転によりサイズ条件を満たすか否かを判定する(S307)。ここでの判定基準は、原稿読み取り時に縦置きと横置きの2種類の置き方が可能なサイズであること、また、回転そのものを許可する機能であることである。
【0136】
回転してもサイズが一致しない場合には、エラー(組み合わせ不可)をリターンし(S305)、一方、回転してサイズが一致した場合には、上述した各機能との組み合わせ条件(使用条件)を取得する処理(S303)に移行する。
【0137】
また、原稿サイズが指定されていないか、判明していない場合には、現在検証している給紙カセットの用紙サイズのまま、各機能との組み合わせ条件を取得し(S303)、上述したと同様な処理を行う。
【0138】
上記実施形態によれば、記録媒体の選択に関し、ユーザによる記録媒体タイプ(用紙種別)毎の優先順位設定を可能とし、また、給紙カセット位置、記録媒体サイズによる優先順位設定との切替を可能とすることにより、ユーザの意図にあった記録媒体(用紙)を選択でき、ユーザの意図に沿った効果的な印刷出力結果が得られる。
【0139】
また、上記実施形態によれば、使用する記録媒体タイプ(用紙種別)毎に、使用条件を設定可能とすることにより、記録媒体を選択するに際し、使用条件を満たす記録媒体が選択でき、不適切な条件で使用される可能性を低減させることができる。すなわち、ユーザの意図しない使用条件で、各記録媒体が使用されてしまう可能性を低減させることができる。
【0140】
ここで、裏紙、厚紙、薄紙、カラー専用紙、特殊紙、ユーザ指定紙等に対し、使用条件として、両面印刷、表紙印刷、フルカラー/モノクロ印刷種別、ステイプル、ホールパンチ、高画質印刷、自動用紙選択などの印刷機能との組み合わせ可否設定を可能とさせることにより、従来よりも、ユーザの希望する条件での印刷処理を可能とさせることができる。
【0141】
さらに、上記実施形態によれば、既定の記録媒体タイプ以外に、ユーザが記録媒体タイプをユーザ指定可能とすることにより、従来よりも多様な記録媒体タイプについて、使用条件を指定可能となり、ユーザの意思を適切に反映した記録媒体選択を可能とさせることがある。
【0142】
装置で予め定義されている以外の記録媒体タイプ、例えば、下地色のついている紙やウォータマークの入っている紙についても、同様に使用条件を明記することで、ユーザの用途にあった用紙選択が可能となるという効果がある。
【0143】
上記実施形態では、記録媒体の選択に関し、記録媒体タイプ(用紙種別)による優先順位設定、給紙カセット位置による優先順位設定、記録媒体サイズによる優先順位設定の3種類の優先順位設定を可能とするものであったが、記録媒体タイプによる優先順位設定と給紙カセット位置による優先順位設定の2種類、又は、記録媒体タイプによる優先順位設定と記録媒体サイズによる優先順位設定の2種類を認めるように画像形成装置を構成しても良く、また、記録媒体タイプによる優先順位設定だけを認めるように画像形成装置を構成しても良い。
【0144】
また、上記実施形態では、記録媒体の選択に関し、記録媒体タイプによる優先順位設定、給紙カセット位置による優先順位設定、記録媒体サイズによる優先順位設定の3種類の中から1個だけを切り替えて使用するものを示したが、これら3種類の優先順位設定間でも優先度を設けるようにしても良い。例えば、記録媒体タイプによる優先順位設定を第1順位、記録媒体サイズによる優先順位設定を第2順位に設定した場合において、記録媒体タイプによる優先順位設定に従っては使用する記録媒体を定められないときには、記録媒体サイズによる優先順位設定に従って使用する記録媒体を定めるようにしても良い。
【0145】
さらに、上記実施形態では、記録媒体タイプによる優先順位設定、給紙カセット位置による優先順位設定、記録媒体サイズによる優先順位設定のいずれの設定もユーザが可能なものを示したが、一部の優先順位設定に関しては、サービスマンだけが可能とするようにしても良い。例えば、記録媒体タイプによる優先順位設定については、サービスマンだけが設定可能とするようにしても良い。
【0146】
さらにまた、上記実施形態においては、記録媒体タイプによる優先順位設定、給紙カセット位置による優先順位設定、記録媒体サイズによる優先順位設定のいずれの設定でも、使用条件の設定を可能としたものを示したが、記録媒体タイプによる優先順位設定でのみ、使用条件の設定を可能とするようにしても良い。
【0147】
また、上記実施形態においては、各種類の優先順位設定では、同一の優先順位を認めないものを示したが、同一の優先順位を認めるようにしても良い。ここで、同一の優先順位では、他種類の優先順位設定での優先順位に従って、順位付けを行うようにしても良い。
【0148】
上記の動作説明では複写動作を例にしたが、他の装置から転送されたきた画像データを印刷出力動作する場合においても、上述と同様な記録媒体の選択を行うようにしても良い。また、画像読取部を備えない、印刷部だけを有する画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
【0149】
上記実施形態では、記録媒体(用紙)が給紙カセット(手差しも見なしている)に収容されている場合を示したが、一部又は全種類の記録媒体は、カセットを構成しない収容部に収容されていても良い。
【0150】
【発明の効果】
第1の本発明の画像形成装置によれば、記録媒体の種別を指標として、使用する記録媒体の選択優先順位を定めている第1の記録媒体選択手段を有するので、ユーザの意図した記録媒体に画像形成を行うことができる。また、第1の本発明の画像形成装置によれば、複数の記録媒体選択手段の中から適用するものを選んでいるので、この面からも、ユーザの意図した記録媒体に画像形成を行うことができる。
【0151】
第2の本発明の画像形成装置によれば、画像形成手段が使用する記録媒体を、記録媒体の種別を指標とした選択優先順位と、その選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件とに従って定めているので、ユーザの意図した記録媒体に画像形成を行うことができる。
【0152】
第3の本発明の画像形成装置によれば、画像形成手段が使用する記録媒体を、記録媒体の種別を指標とした選択優先順位と、その選択優先順位での記録媒体の使用を許可する使用条件とに従って定めていると共に、ユーザ定義の記録媒体種別に対しても選択優先順位を付与できるので、ユーザの意図した記録媒体に画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカラー画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図2】実施形態の内部構成例を示す図である。
【図3】実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態における操作パネルを示す図である。
【図5】図4の操作パネルにおけるタッチパネルディスプレイの構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態の制御部の機能的構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態における、優先選択基準を選択させるトップメニュー画面を示す説明図である。
【図8】図7のトップメニュー画面において、用紙種別優先のキーアイコンが操作されて移行した表示画面を示す説明図である。
【図9】図8の表示画面において、詳細キーアイコンが操作されて移行した表示画面を示す説明図である。
【図10】実施形態において、各給紙カセットに収容する記録媒体を定義、登録させる表示画面を示す説明図である。
【図11】実施形態における複写動作時の制御手順を示すフローチャートである。
【図12】図11における記録媒体選択処理の全体手順を示すフローチャートである。
【図13】図12における用紙サイズを基準に使用する給紙カセットの選択手順の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図12における給紙カセット位置を基準に使用する給紙カセットの選択手順の詳細を示すフローチャートである。
【図15】図12における用紙種別を基準に使用する給紙カセットの選択手順の詳細を示すフローチャートである。
【図16】図13〜図15における、検証中の給紙カセットに対する、設定機能(使用条件等)に基づいた使用可否の判定処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
550…画像入力制御部、551…印刷制御部、552…記録媒体選択手段、553…マシン状態管理部、554…表示入力装置制御部、555…入出力動作制御部、556…使用条件設定手段、557…優先度設定手段、558…設定情報記億手段。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
【出願日】 平成15年7月17日(2003.7.17)
【代理人】 【識別番号】100090620
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 宣幸

【識別番号】100092576
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 久男

【公開番号】 特開2005−35101(P2005−35101A)
【公開日】 平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願番号】 特願2003−198602(P2003−198602)