| 【発明の名称】 |
液体噴射ヘッド |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 智明 【住所又は居所】長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコーエプソン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ノズル開口の形成ピッチを従来より高密度化しても、貫通孔隔壁に必要な剛性を確保する。また、制御の簡素化を図る。
【解決手段】浅溝部21を、弾性板15側に形成されてその一端がインク供給口10を介してリザーバに連通した主浅溝部23と、ノズルプレート16側に形成される副浅溝部24とから構成する。貫通孔部22を、リザーバ8から遠い側に位置する第1貫通孔部25と、リザーバ8に近い側に位置する第2貫通孔部26とに種分けすると共に、第1貫通孔部25と第2貫通孔部26とを圧力室列設方向へ交互に配置する。圧力室空部を、主浅溝部23及び第1貫通孔部25からなるL字状断面の第1圧力室空部と、主浅溝部23、第2貫通孔部26及び副浅溝部24からなるクランク状断面の第2圧力室空部とから構成する。そして、第1貫通孔部25及び副浅溝部26にノズル開口11を臨ませ、各ノズル開口11を圧力室列設方向に沿って開設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧力室となる圧力室空部を、隔壁を挟んで複数列設してなる流路基板と、前記流路基板の一方の面に接合され、前記圧力室空部における一側の開口を塞ぐ封止部材と、前記封止部材とは反対側の流路基板表面に接合され、複数のノズル開口を開設したノズルプレートとを備え、前記圧力室内の液体に生じた圧力変動を利用することで、前記ノズル開口から液滴を吐出可能に構成した液体噴射ヘッドにおいて、 前記圧力室空部は、封止部材側に形成されてその一端が液体供給口を介してリザーバに連通した主浅溝部と、前記流路基板を貫通する貫通孔部とを有し、 前記貫通孔部を、リザーバから遠い側に位置する第1貫通孔部と、リザーバに近い側に位置する第2貫通孔部とに種分けして、これらの第1貫通孔部と第2貫通孔部とを圧力室列設方向へ交互に配置し、 第2貫通孔部を含む圧力室空部においては、ノズルプレート側に当該第2貫通孔部から離隔する方向に副浅溝部を形成して断面を略クランク形状とし、 前記第1貫通孔部及び副浅溝部にノズル開口を臨ませることで各ノズル開口の開設位置を圧力室列設方向に揃えたことを特徴とする液体噴射ヘッド。 【請求項2】 隣り合う貫通孔部同士のずれ量を貫通孔部の開口長さの1/2以上に設定したことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。 【請求項3】 同列に属する各浅溝部の同じ側の端部に前記液体供給口を設け、共通のリザーバから液体を供給可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射ヘッド。 【請求項4】 前記主浅溝部の溝幅及び溝深さと副浅溝部の溝幅及び溝深さとを揃えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の液体噴射ヘッド。 【請求項5】 前記流路基板をシリコン単結晶板の異方性エッチングによって作製したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の液体噴射ヘッド。 【請求項6】 前記流路基板を、主浅溝部及び液体供給口となる開口窓部を開設した第1浅溝基板と、副浅溝部となる開口窓部を開設した第2浅溝基板と、貫通孔部を形成した貫通孔基板とから構成したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の液体噴射ヘッド。 【請求項7】 前記第1浅溝基板、第2浅溝基板、及び、貫通孔基板を金属板のプレス加工によって作製したことを特徴とする請求項6に記載の液体噴射ヘッド。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドに関する。 【0002】 【従来の技術】 圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドとしては、例えば、画像記録装置用の記録ヘッドや製造装置用の噴射ヘッドが提供されている。記録ヘッドを有する画像記録装置としては、インクジェット式プリンタ、インクジェット式プロッタ、ファクシミリ装置が提供されている。また、噴射ヘッドを有する製造装置としては、液晶ディスプレー等のカラーフィルタを製造するディスプレー製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーやFED(面発光ディスプレー)等の電極を形成する電極製造装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置等が提供されている。そして、上記の画像記録装置では記録ヘッドから液状のインクを吐出し、ディスプレー製造装置では色材噴射ヘッドからR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を吐出する。また、電極製造装置では電極材噴射ヘッドから液状の電極材料を吐出し、チップ製造装置では生体有機物噴射ヘッドから生体有機物の溶液を吐出する。 【0003】 このような液体噴射ヘッドは、圧力発生素子の作動に伴う液体の圧力変動を利用して液滴を吐出させるので、圧力発生素子の状態変化を効率よく液体に伝達することが求められる。このため、従来の液体噴射ヘッドの圧力室としては、例えば、一端が液体供給口を通じてリザーバに連通された浅溝部と、液体供給口から遠い側の浅溝部先端からノズル開口まで板厚方向に貫通する貫通孔部とからなる断面倒L字形状のものが提案されている(例えば、特許文献1)。この液体噴射ヘッドでは、圧力発生素子の作動によって浅溝部内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズル開口から液滴を吐出させる。このL字形状の圧力室は、例えば、141μm間隔(即ち、ノズル開口で180dpi相当)で形成されていた。 【0004】 【特許文献1】 特開平9−327909号公報(第5図) 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 この種の液体噴射装置では、ノズル開口をより高密度化することが求められている。ここで、単にピッチを半分にすると(例えば、ノズル開口を360dpi相当に設けると)、圧力室の幅や流路隔壁の幅が半分になる。そして、流路隔壁の厚みが半分になると剛性が下がるため、流路隔壁が圧力室内の液体圧力で変形してしまう可能性が高くなる。流路隔壁が変形してしまうと、隣の圧力室内の液体に圧力変動が生じ、インク滴の吐出特性がずれてしまう虞がある。即ち、隣接するノズル開口の吐出状態に応じて、注目するノズル開口の吐出特性が異なる現象(いわゆる隣接クロストーク)が生じ得る。この隣接クロストーク現象が顕著に現れると、非吐出のノズル開口であるにも拘わらず、隣接する圧力室の影響によってインク滴が吐出してしまういわゆるミスファイヤー現象が生じてしまう。 【0006】 特に、貫通孔部は基板を貫通しているので、貫通孔部同士を区画する流路隔壁(貫通孔隔壁)は、浅溝部同士を区画する流路隔壁(浅溝隔壁)よりも剛性が低くなりがちであり変形しやすい。従って、貫通孔隔壁については変形を確実に防止する必要がある。この場合において、貫通孔隔壁を従来よりも厚くして剛性を高めることが考えられるが、ノズル開口の形成ピッチを高密度化するという要求に反することとなり、好ましくない。 【0007】 また、この種の液体噴射装置では、液滴の高周波吐出も求められている。これは、液滴をより高い周波数で吐出できると、処理時間の短縮化が図れるからである。このため、圧力室形状を変更して流路隔壁の剛性を高めることができたとしても、制御が複雑になってしまうのは好ましくない。 【0008】 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズル開口の形成ピッチを従来より高密度化しても、貫通孔隔壁に必要な剛性を確保でき、且つ、制御も簡素化できる液体噴射ヘッドを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】 本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、圧力室となる圧力室空部を、隔壁を挟んで複数列設してなる流路基板と、前記流路基板の一方の面に接合され、前記圧力室空部における一側の開口を塞ぐ封止部材と、前記封止部材とは反対側の流路基板表面に接合され、複数のノズル開口を開設したノズルプレートとを備え、前記圧力室内の液体に生じた圧力変動を利用することで、前記ノズル開口から液滴を吐出可能に構成した液体噴射ヘッドにおいて、 前記圧力室空部は、封止部材側に形成されてその一端が液体供給口を介してリザーバに連通した主浅溝部と、前記流路基板を貫通する貫通孔部とを有し、 前記貫通孔部を、リザーバから遠い側に位置する第1貫通孔部と、リザーバに近い側に位置する第2貫通孔部とに種分けして、これらの第1貫通孔部と第2貫通孔部とを圧力室列設方向へ交互に配置し、 第2貫通孔部を含む圧力室空部においては、ノズルプレート側に当該第2貫通孔部から離隔する方向に副浅溝部を形成して断面を略クランク形状とし、 前記第1貫通孔部及び副浅溝部にノズル開口を臨ませることで各ノズル開口の開設位置を圧力室列設方向に揃えたことを特徴とする。 【0010】 この発明において、隣り合う貫通孔部同士のずれ量を貫通孔部の開口長さの1/2以上に設定する構成が好ましい。なお、貫通孔部の開口長さとは、浅溝部長手方向の長さを意味する。 【0011】 これらの発明によれば、圧力室列設方向に見て隣り合う貫通孔部同士の間には、隣りの貫通孔部と重なっていない非重畳部分が作成される。そして、この非重畳部分に存在する貫通孔隔壁は、1つ先の貫通孔部との間に亘って設けられる。このため、貫通孔隔壁を十分に厚くでき、変形を防止することができる。また、第1貫通孔部よりもリザーバに近い第2貫通孔部については、副浅溝部によってリザーバから離隔する方向に流路が拡張される。この副浅溝部を第1貫通孔部の形成位置まで延設することで、ノズル開口の形成位置を圧力室列設方向に揃えることができる。これにより、液滴の吐出制御を、第1貫通孔部を含む圧力室空部と第2貫通孔部を含む圧力室空部とで区別することなく行うことができ、制御の簡素化が図れる。 【0012】 上記発明において、同列に属する各浅溝部の同じ側の端部に前記液体供給口を設け、共通のリザーバから液体を供給可能とする構成が好ましい。 この発明によれば、一列の圧力室に対して共通のリザーバから液体が供給されるため、液体噴射ヘッドの小型化、構造の簡略化が図れる。 【0013】 上記発明において、前記主浅溝部の溝幅及び溝深さと副浅溝部の溝幅及び溝深さとを揃える構成が好ましい。 この発明によれば、主浅溝部の断面積と副浅溝部の断面積とが揃うので、第1貫通孔部を含む圧力室空部と第2貫通孔部を含む圧力室空部についてリザーバからノズル開口までの流路長さ、断面積、体積等をより精度良く揃えることができ、両者の特性を高い精度であわせることができる。 【0014】 上記発明において、前記流路基板をシリコン単結晶板の異方性エッチングによって作製する構成が好ましい。 この発明によれば、各浅溝部及び各貫通孔部を区画する壁面がシリコンの結晶面で区画されるので、従来より高密度化してもこれらの各部を寸法精度良く作製することができる。 【0015】 上記発明において、前記流路基板を、主浅溝部及び液体供給口となる開口窓部を開設した第1浅溝基板と、副浅溝部となる開口窓部を開設した第2浅溝基板と、貫通孔部を形成した貫通孔基板とから構成することが好ましい。 この発明において、第1浅溝基板、第2浅溝基板、及び、貫通孔基板を金属板のプレス加工によって作製する構成が好ましい。 これらの発明によれば、各浅溝部や各貫通孔部がそれぞれの基板を貫通した形態に設けられるので基板を容易に作成できる。これにより、生産性の向上が図れ、量産に適する。 【0016】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(即ち、本発明における液体の一種である液体状のインクをインク滴として吐出させるもの。以下、記録ヘッドという。)を例に挙げて行う。 【0017】 まず、図1に基づいて、記録ヘッド1の全体構成について説明する。例示した記録ヘッド1は、ケース2と、このケース2内に収納固定される振動子ユニット3と、ケース2の先端面に接合される流路ユニット4とから概略構成される。ケース2は、内部に振動子ユニット3を収納可能な収納空部5を設けたブロック状であり、例えば、エポキシ樹脂等の成型性が良好な樹脂によって作製される。上記の収納空部5は、ケース先端面(図1における下面)からケース2の内部を貫通して反対側の取付面(同上面)に開口した空部である。この収納空部5内であって高さ方向の途中には、振動子ユニット3の固定板6が当接される段部を形成してある。 【0018】 上記の振動子ユニット3は、複数の圧電振動子(圧電素子)7と、これらの圧電振動子7が接合される固定板6等から構成される。圧電振動子7は、一枚の圧電板を歯割りすることで作製された櫛歯状であり、列状に形成される。この圧電振動子7は、圧力発生素子の一種であり、供給される駆動信号の電圧に応じて変形する。例示した圧電振動子7は、圧電体層と電極層とを交互に配置した積層タイプであって、充電によって素子長手方向(積層方向と直交する方向)に収縮し、放電によって素子長手方向に伸長する縦振動モードである。この圧電振動子7は、極めて細い幅に切り分けられ、例えば90本〜180本程度設けられる。本実施形態では35μm前後の幅に切り分けられている。これは、インク滴を吐出するノズル開口の形成ピッチが70μm間隔(360dpi相当)と、従来の半分になっていることによる。 【0019】 各圧電振動子7は、固定端部を固定板6の表面に接合することで、自由端部を固定板6の縁よりも外側に突出させている。即ち、各圧電振動子7は、所謂片持ち梁の状態で固定板6上に支持されている。また、各圧電振動子7を支持する固定板6は、圧電振動子7からの反力を受け止め得る剛性を備えた板状部材であり、本実施形態では厚さ1mm程度のステンレス板によって構成している。 【0020】 上記の流路ユニット4は、その内部に、共通インク室としてのリザーバ8と、インク(液体状のインク)に圧力を付与する圧力室9と、リザーバ8と圧力室9とを連通するインク供給口(本発明の液体供給口の一種,図4参照)10と、インク滴が吐出するノズル開口11等を備える。そして、インク供給口10から圧力室9を通ってノズル開口11に至るインク流路を、圧力室9に対応した複数有している。本実施形態では、この流路ユニット4を、圧力室9となる圧力室空部12及びリザーバ8となるリザーバ空部13を有する流路基板14と、この流路基板14の一方の面に接合されて圧力室空部12やリザーバ空部13における一側の開口を塞ぐ弾性板(本発明の封止板の一種)15と、弾性板15とは反対側となる流路基板14の他方の面に接合され、複数のノズル開口11が形成されたノズルプレート16とから構成している。 【0021】 上記の流路基板14は、例えば、シリコンウェハ(シリコンの単結晶板)の異方性エッチングによって作製される。即ち、エッチング加工により、圧力室空部12、インク供給口10、及び、リザーバ空部13等が作製される。このように、流路基板14をシリコンウェハのエッチングで作製したのは、極く微細な形状を寸法精度良く作製できるからである。 【0022】 そして、図1から図3に示すように、圧力室空部12は、浅溝部21(23,24)と貫通孔部22とを含んで構成される。ここで、浅溝部21は、弾性板15側の主浅溝部23とノズルプレート16側の副浅溝部24とからなる。主浅溝部23は、ノズル開口11の列(ノズル列)の形成方向(即ち、圧力室列設方向)とは直交する方向に細長く、その一端がインク供給口10を介してリザーバ空部13に連通された扁平な凹部である。そして、この主浅溝部23は、後述する第1圧力室空部12Aと第2圧力室空部12Bの両方に含まれる。また、副浅溝部24は、圧力室列設方向と直交する方向に細長い扁平な凹部である。なお、この副浅溝部24は、後述する第2圧力室空部12Bのみに含まれる。貫通孔部22は、流路基板14を板厚方向に貫通する部分であり、第1貫通孔部25(図3参照)と第2貫通孔部26(図2参照)とに種分けされる。そして、第1貫通孔部25は主浅溝部23の先端部(即ち、リザーバ8と反対側の端部)とノズル開口11との間を連通し、第2貫通孔部26は主浅溝部23の先端部と副浅溝部24の基端(即ち、リザーバ8側の端部)とを連通している。なお、この流路基板14については後で詳細に説明する。 【0023】 上記の弾性板15は、圧力室空部12の浅溝部側開口、及び、リザーバ空部13の一方の開口を封止する部材であり、本実施形態では樹脂フィルム27をステンレス板にラミネートした複合板材を用いている。詳しくは、ステンレス板における圧力室空部12の部分を選択的に除去することで樹脂フィルム27だけの弾性部(薄肉部)と、島部(厚肉部)28とを設けている。そして、島部28の表面には圧電振動子7の先端面を接合している。このため、圧電振動子7が伸長すると島部28は圧力室9側(ノズルプレート16側)に移動し、圧力室9が収縮する。一方、圧電振動子7が収縮すると、島部28は圧力室9から離隔する方向に移動し、圧力室9が膨張する。 【0024】 上記のノズルプレート16は、複数のノズル開口11が列状に形成された薄手の板材であり、本実施形態ではステンレス板によって作製している。このノズルプレート16は、弾性板15とは反対側の流路基板表面に接合されており、この接合状態において、各ノズル開口11が対応する圧力室空部12(詳しくは、第1貫通孔部25や副浅溝部24)に臨む。また、このノズルプレート16によってリザーバ空部13の他方の開口が封止される。 【0025】 上記構成の記録ヘッド1では、インクカートリッジ等のインク供給源から供給されたインクは一旦リザーバ8に貯留され、その後、インク供給口10を通じて圧力室9内に導入される。圧力室9内に導入されたインクは、圧電振動子7の作動によってノズル開口11からインク滴となって吐出される。即ち、この記録ヘッド1は、圧力室9の膨張や収縮に伴って生じたインクの圧力変動を利用してインク滴を吐出させる。 【0026】 ところで、本実施形態のように、360dpi程度の高解像度になると、上記の圧力室空部12を70μm間隔で形成する必要がある。この場合、複数の貫通孔部22を直線上に並べて形成すると、隣り合う貫通孔部22同士を区画する貫通孔隔壁が極めて薄くなってしまう。特に貫通孔部22は流路基板14を貫通しているので、貫通孔隔壁の剛性は低くなりがちであり変形しやすい。この貫通孔隔壁の変形は、所謂隣接クロストークの原因となるので好ましくない。ここで、貫通孔隔壁を従来よりも厚くして剛性を高めることが考えられるが、ノズル開口11の形成ピッチを高密度化することが困難になってしまう。 【0027】 このような事情に鑑み、この記録ヘッド1では、浅溝部先端とノズル開口11の間を連通する貫通孔部22に関し、各貫通孔部22を隣の貫通孔部22に対して浅溝部長手方向へ位置をずらして千鳥状に形成している。即ち、各貫通孔部22をリザーバ8から遠い側に位置する第1貫通孔部25(図3参照)と、リザーバ8に近い側に位置する第2貫通孔部26(図2参照)とから構成すると共に、第1貫通孔部25と第2貫通孔部26とを圧力室列設方向へ交互に形成している(図4参照)。 【0028】 ここで、ノズル開口11を第1貫通孔部25及び第2貫通孔部26のそれぞれに連通させる構成を採ると、ノズル開口11が千鳥状に設けられることになるので、インク滴の吐出制御を複雑化してしまう。即ち、インク滴の着弾位置を揃えるためには、インク滴の吐出タイミングを調整するデータ処理が必要となる。このようなデータ処理は、インク滴の高周波吐出を行う場合の障害となり得る。また、ノズル開口11のずれ量は、印字データの処理による制約を受ける。例えば、印字データの処理が1Byte毎に行われる場合には、ノズル開口11同士を印字解像度単位の1Byte分でずらさなければならず(例えば、8/720dpi=282μm)、必要以上に圧力室9を長くせざるを得なくなる場合もある。従って、ノズル開口11を第1貫通孔部25及び第2貫通孔部26のそれぞれに連通させる構成は、制御上と構造上の両方で問題がある。 【0029】 そこで、本実施形態では、第2貫通孔部26には副浅溝部24を連通させ、流路をリザーバ8から離隔する方向に拡張している。言い換えると、圧力室空部12を、主浅溝部23及び第1貫通孔部25からなる略L字状断面の第1圧力室空部12A(図3参照)と、主浅溝部23、第2貫通孔部26及び副浅溝部24からなる略クランク状断面の第2圧力室空部12B(図2参照)とから構成している。そして、ノズル開口11を第1貫通孔部25及び副浅溝部24に連通させることで、各ノズル開口11の形成位置を圧力室列設方向に揃えている。即ち、各ノズル開口11を圧力室列設方向の直線に沿って開設している。以下、これらの点を中心に、流路基板14について詳細に説明する。 【0030】 ここで、図4は流路ユニット4の一部分を島部28側からみた図、図5は流路基板14の一部分を副浅溝部24側からみた図である。これらの図に示すように、主浅溝部23は、平面から見て横に細長い平行四辺形状の窪部によって構成されている。このように、平行四辺形状の空部となっているのは、流路基板14をシリコン単結晶板の異方性エッチングで作製しているからである。即ち、このエッチング加工では、窪部の各面はシリコンの結晶面によって区画されるので、結晶面の角度で形状が定まる。このため、図4の例では、主浅溝部23を区画する平行四辺形状の壁部に関し、長辺部分がY方向(圧力室長手方向)と平行に形成され、短辺部分はX方向(圧力室長手方向Yと直交する方向,ノズル列方向)に対して時計回り方向に35度傾斜して形成される。 【0031】 この主浅溝部23の幅W23は55μmである。ここで、幅W23を55μmに設定したのは、弾性板15の変形量との兼ね合いによる。即ち、所要量のインク滴を吐出させるために最低限必要な幅として55μmに設定している。また、この主浅溝部23の全長は、連通される貫通孔部22に応じて異なる。即ち、リザーバ8から遠い第1貫通孔部25が連通される主浅溝部23(長い側の主浅溝部23,第1主浅溝部23Aとも表現できる。)は、その全長(Y方向の長さ)L23Aが620μmである。一方、リザーバ8に近い第2貫通孔部26が連通される主浅溝部23(短い側の主浅溝部23,第2主浅溝部23Bとも表現できる。)は、その全長L23Bが500μmである。ここで、第1貫通孔部25の開口長さ(Y方向の長さ)L25は、本実施形態において120μmである。つまり、短い側の主浅溝部23の全長L23Bは、長い側の主浅溝部23の全長L23Aから第1貫通孔部25の開口長さL25を引いた長さといえる。 【0032】 浅溝部21同士を区画する浅溝隔壁31は、本実施形態ではその幅(厚さ)が約15μmに設定されている。浅溝隔壁31の幅は、圧力室9(ノズル開口11)の形成ピッチと主浅溝部23の幅によって規定される。即ち、本実施形態では、圧力室9を約70μm間隔で作製するが、上記したように主浅溝部23の幅W23は55μmに設定される。このため、浅溝隔壁31の幅が約15μmに定まる。また、この浅溝隔壁31の高さ(浅溝部21の深さ)は30μmに設定されている。浅溝隔壁31の高さは、圧力室9内のインク圧力によって過度な変形が生じない範囲で可及的に高く設定されるが、貫通孔部22の高さよりも低く設定することが好ましい。 【0033】 また、この浅溝隔壁31において、浅溝部21よりもリザーバ空部13側の部分は、その一部が隣の浅溝隔壁31に向かって台形状に突出しており、この台形状の突出部32によってインク供給口10が区画形成される。このインク供給口10は、台形の上底部分によって区画される狭窄部33と、この狭窄部33よりもリザーバ空部13側に位置する浅溝供給部34とから構成される。本実施形態では、狭窄部33の長さを100μm、幅を20μmに設定している。なお、これらの狭窄部33及び浅溝供給部34は、上記した浅溝部21と同じ深さに作製される。即ち、これらの深さは、浅溝隔壁31の高さと同じである。また、狭窄部33及び浅溝供給部34は、連通される主浅溝部23(第1主浅溝部23A,第2主浅溝部23B)の種類に拘わらず同じ形状であり、リザーバ空部13からの距離も同じである。 【0034】 貫通孔部22は、上記したように、第1貫通孔部25と第2貫通孔部26とから構成される。これらの第1貫通孔部25及び第2貫通孔部26は、板厚方向に形成した垂直貫通孔部として構成され、主浅溝部23の先端部分、即ち、主浅溝部23内におけるリザーバ空部13から最も離れた場所に形成される。具体的には、第1貫通孔部25は第1主浅溝部23Aの先端部分に開設され、第2貫通孔部26は第2主浅溝部23Bの先端部分に開設されている。これらの第1貫通孔部25及び第2貫通孔部26の開口形状もまた平行四辺形状である。これは、上記したように、シリコン単結晶板のエッチングによって作製していることによる。従って、両貫通孔部25,26の開口を構成する各辺の角度は、主浅溝部23と同じ角度となる。そして、両貫通孔部25,26の開口形状は同一である。具体的には、両貫通孔部25,26の開口幅W25,W26は、主浅溝部23の幅W23よりも小さく形成され、本実施形態では40μmである。また、開口長さL25,L26は120μmである。 【0035】 これらの第1貫通孔部25と第2貫通孔部26は、リザーバ8(リザーバ空部13)からの距離、即ち、浅溝部長手方向の位置が異なっている。具体的には、第1貫通孔部25はリザーバ8から遠い側に位置し、第2貫通孔部26はリザーバ8に近い側に位置している。そして、両貫通孔部25,26のずれ量は、上記したように開口長さ分とされ、本実施形態では120μmである。また、これらの第1貫通孔部25と第2貫通孔部26は、圧力室列設方向へ交互に形成されている。 【0036】 上記の副浅溝部24も、主浅溝部23と同様に底面から見て横に細長い平行四辺形状の窪部によって構成されている。これも、流路基板14をシリコン単結晶板の異方性エッチングで作製しているためである。また、この副浅溝部24の幅W24は55μm、深さは30μmであり、何れも主浅溝部23に揃えられている。また、この副浅溝部24の長さL24は、第1貫通孔部25から第2貫通孔部26までの距離に揃えられる。具体的には、第1貫通孔部25の先端部(リザーバ8とは反対側の端部)から第2貫通孔部26のリザーバ側端部までのY方向(浅溝部長手方向)の距離に設定される。言い換えると、副浅溝部24の先端から第2主浅溝部23Bのリザーバ側端部までのY方向の距離(L24+L23B−L26)が、第1主浅溝部23Aの長さ(L23A)と等しくなるように設定される。 【0037】 副浅溝部24の形状をこのように設定したのは、第1圧力室空部12Aと第2圧力室空部12Bの特性、特に圧力室9内におけるインクの固有振動周期を揃えるためである。即ち、第1圧力室空部12Aは主浅溝部23と第1貫通孔部25とから構成され、第2圧力室空部12Bは主浅溝部23と第2貫通孔部26と副浅溝部24とから構成されている。ここで、第1貫通孔部25と第2貫通孔部26はその開口形状が同一であり、いずれも基板の厚さ方向に貫通している。このため、流路抵抗やイナータンスは等しい。また、第1貫通孔部25に連通する主浅溝部23(第1主浅溝部23A)と第2貫通孔部26に連通する主浅溝部23(第2主浅溝部23B)とは、幅と深さは同じ寸法であるが、第2貫通孔部26側の主浅溝部23の方が短い。従って、その分だけイナータンスや流路抵抗が小さくなっている。 【0038】 そして、本実施形態のように副浅溝部24の形状を設定すると、第2主浅溝部23Bの断面積と副浅溝部24の断面積とが揃う。この断面積は、第1主浅溝部23Aとも同じである。さらに、第1圧力室空部12Aの浅溝部23の長さと、第2圧力室空部12Bにおける浅溝部23の長さに関し、第1圧力室空部12A側が1本で構成され、第2圧力室空部12B側が2本で構成されている点で相違しているが、実質的に同じである。これにより、第2圧力室空部12B側における浅溝部21(第2主浅溝部23B,副浅溝部24)のイナータンス及び流路抵抗を、第1圧力室空部12Aにおける浅溝部21(第1主浅溝部23A)のイナータンス及び流路抵抗と揃えることができる。また、第1圧力室空部12Aと第2圧力室空部12Bとに関し、リザーバ8からノズル開口11までの流路長さ、断面積、体積も同じになる。その結果、第1圧力室空部12Aにおける固有振動周期と第2圧力室空部12Bにおける固有振動周期とを揃えることができ、インク滴の吐出特性を高い精度であわせることができる。 【0039】 そして、上記のように構成したことにより、貫通孔隔壁に必要な剛性を確保できると共に制御の簡素化も図れる。即ち、リザーバ8からの距離が異なる2種類の貫通孔部25,26を圧力室列設方向へ交互に設けたことにより、第1貫通孔部25と第2貫通孔部26とが千鳥状に形成される。このように、両貫通孔部25,26を千鳥状に作製すると、貫通孔部22(25,26)同士の間には、圧力室列設方向から見た場合に、隣りの貫通孔部22と重なっていない非重畳部分(圧力室長手方向に重なっていない部分とも表現できる。)が作成される。図6(a),(b)に示すように、この非重畳部分に存在する貫通孔隔壁35は、1つ先の貫通孔部22との間に亘って設けられる。このため、貫通孔隔壁35の厚さを十分に確保することができて必要な剛性が得られ、その変形を防止することができる。従って、所謂隣接クロストークを防止できてインク滴吐出を安定化することができる。 なお、この観点からすれば、隣り合う貫通孔部22同士のずれ量を貫通孔部22の開口長さの1/2以上に設定すれば、貫通孔隔壁35に十分な剛性が得られる。 【0040】 また、リザーバ8に近い第2貫通孔部26には副浅溝部24を連通させ、一連のインク流路(液体流路の一種)をリザーバ8から離隔する方向に拡張している。これにより、各ノズル開口11を直線に沿って配置可能となり、制御の簡素化が図れる。即ち、副浅溝部24に関し、リザーバ8とは反対側の端部を圧力室長手方向へ第1貫通孔部25と揃うまで延長し、ノズル開口11を臨ませている。この構成により、各ノズル開口11の開設位置を圧力室列設方向に揃えても、各ノズル開口11を第1貫通孔部25や副浅溝部24に連通させることができる。これにより、第1圧力室空部12A用の圧電振動子7と第2圧力室空部12B用の圧電振動子7とを区別することなく、同じように制御できる。その結果、制御の簡素化が図れ、インク滴の高周波吐出に適する。 【0041】 さらに、第2圧力室空部12Bに関しては、第2主浅溝部23B、第2貫通孔部26、及び、副浅溝部24によってクランク状のインク流路(即ち、第2圧力室空部12B)を作製している。このようにクランク状の流路としたので、流路内におけるインクの淀みを可及的に少なくできる。これにより、気泡の排出性を向上させることができる。即ち、この種の記録ヘッド1では、インクカートリッジやインクパック等のインク貯留部(液体貯留部の一種)が交換式になっているため、気泡の流路内への入り込みが生じ得る。このような気泡は、インク滴の吐出不良の原因となり得るので、積極的に除去する必要がある。気泡の除去には種々の方法が提案されているが、その1つに、ノズルプレート16の表面をキャップ部材で覆い、吸引ポンプの作動によって記録ヘッド1内のインクを強制的に吸い出す方法がある。この方法では、吸引によるインクの流れに気泡を乗せ、インクと共に気泡を排出する。この場合において、記録ヘッド1内のインク流路に淀みがあると、その淀みに気泡が停滞して排出が困難になってしまう。本実施形態のように、インク流路をクランク状に作製すると、流路内におけるインクの淀みを少なくできて気泡の停滞を防止でき、気泡の排出性を高めることができる。 【0042】 ところで、上記の第1実施形態では、1枚のシリコンウェハをエッチング加工することで流路基板14を作製していたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、流路基板を複数の板状部材によって作製してもよい。以下、このように構成した第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態は、流路ユニット4の構成に特徴を有し、他の部分は第1実施形態と同様の構成である。このため、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付して示し、簡単に説明することにする。 【0043】 ここで、図7は、第2実施形態を説明する図であり、(a)は流路ユニット4の一部分を弾性板15側から見た図、(b)は流路ユニット4を第2圧力室空部12Bの位置で切断した断面図、(c)は流路ユニット4を第1圧力室空部12Aの位置で切断した断面図である。また、図8は、流路基板40を構成する第1浅溝基板41、第2浅溝基板42、貫通孔基板43を説明する図である。 【0044】 これらの図に示すように、本実施形態では、流路基板40が3ピース構成となっている。即ち、流路基板40は、主浅溝部44及びインク供給口10となる開口窓部45(便宜上、第1開口窓部45という。)を開設した第1浅溝基板41と、副浅溝部46や連通窓部47となる開口窓部48(便宜上、第2開口窓部48という。)を開設した第2浅溝基板42と、貫通孔部22(第1貫通孔部49,第2貫通孔部50)を形成した貫通孔基板43とから構成されている。本実施形態において、これらの各基板41,42,43は金属板をプレス加工することで作製されている。例えば、第1浅溝基板41は、厚さ30μmのニッケル板或いはステンレス板に対し、第1開口窓部45を打ち抜くことで作製される。同様に、第2浅溝基板42も、厚さ30μmのニッケル板或いはステンレス板に対し、第2開口窓部48を打ち抜くことで作製される。また、貫通孔基板43は、厚さ270μmのニッケル板或いはステンレス板に対し、第1貫通孔部49及び第2貫通孔部50を打ち抜くことで作製される。 【0045】 このように、流路基板40を構成する各基板41,42,43を金属板に対するプレス加工で作製していることから、上記の第1開口窓部45,第2開口窓部48,第1貫通孔部49,及び,第2貫通孔部50は比較的自由な形状に作製できる。このため、本実施形態では、主浅溝部44及び副浅溝部46を、圧力室列設方向とは直交する方向に細長い矩形状開口によって構成している。同様に、第1貫通孔部49及び第2貫通孔部50も矩形状開口の貫通孔によって構成している。また、インク供給口10は、第1実施形態と同様に、第1浅溝基板41における浅溝隔壁51の一部分52を、対向する浅溝隔壁51に向かって台形状に突出させることで作製している。 【0046】 これらの第1浅溝基板41、第2浅溝基板42、及び、貫通孔基板43から流路基板40を作製するには、これらの各基板41,42,43を接着して一体化する。即ち、貫通孔基板43の一方の表面に第1浅溝基板41を接着し、貫通孔基板43の他方の表面に第2浅溝基板42を接着する。このようにして作製された流路基板40には、ノズルプレート16や弾性板15が接合され、流路ユニット4が作製される。 【0047】 この流路ユニット4では、流路ユニット4を構成する各基板41,42,43に開口窓部45,48或いは貫通孔部22(49,50)が形成されるが、これらの開口窓部45,48や貫通孔部22は何れも板厚方向に貫通しているため、寸法精度良く作製することができる。即ち、開口窓部45,48や貫通孔部22は、打ち抜き加工によって作製される。この加工時において、基板(ワーク)には瞬間的に大きな剪断力が加わるものの、破断によって極く短時間で解放される。このため、加工に伴う変形を最小限に抑えることができて寸法精度を高めることができる。 【0048】 そして、本実施形態でも、貫通孔隔壁53に必要な剛性を確保できると共に制御の簡素化も図れる。即ち、リザーバ8からの距離が異なる2種類の貫通孔部49,50を圧力室列設方向へ交互に設けたので、貫通孔部同士の間に非重畳部分が作成される。この非重畳部分の貫通孔隔壁53は、その厚さを十分に確保することができ、必要な剛性が得られる。また、第2貫通孔部50には副浅溝部46を連通させてインク流路をリザーバ8から離隔する方向に拡張している。これにより、各ノズル開口11が直線上に配置可能となって制御の簡素化が図れる。 【0049】 なお、以上の説明は、圧力発生素子として圧電振動子7を用いた記録ヘッド1を例示して行ったが、この記録ヘッド1に限定されない。圧力発生素子としては、厚膜印刷法で作製された圧電素子であってもよい。また、この他に、静電アクチュエータ、発熱素子、磁歪素子等を用いることができる。 【0050】 また、本発明は、記録ヘッド以外の液体噴射ヘッドにも適用できる。例えば、ディスプレー製造装置用の色材噴射ヘッド、電極製造装置用の電極材噴射ヘッド、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドにも適用できる。さらに、マイクロピペットにも適用できる。 【図面の簡単な説明】 【図1】記録ヘッドの構成を説明する断面図である。 【図2】流路ユニットを第2圧力室空部の位置で切断した断面図であり、図4のA−A断面図である。 【図3】流路ユニットを第1圧力室空部の位置で切断した断面図であり、図4のB−B断面図である。 【図4】流路ユニットの一部分を島部側からみた図である。 【図5】流路基板の一部分を副浅溝部側からみた図である。 【図6】貫通孔隔壁を説明するであり、(a)は図4のC−C断面図、(b)は図4のD−D断面図である。 【図7】第2実施形態を説明する図であり、(a)は流路ユニットの一部分を島部側からみた図、(b)は(a)のE−E断面図、(c)は(b)のF−F断面図である。 【図8】第2実施形態の流路ユニットを説明する図であり、(a)は第1浅溝基板の説明図、(b)は連通孔基板の説明図、(c)は第2浅溝基板の説明図である。 【符号の説明】 1…インクジェット式記録ヘッド,2…ケース,3…振動子ユニット,4…流路ユニット,5…収納空部,6…固定板,7…圧電振動子,8…リザーバ,9…圧力室,10…インク供給口,11…ノズル開口,12…圧力室空部,13…リザーバ空部,14…流路基板,15…弾性板,16…ノズルプレート,21…浅溝部,22…貫通孔部,23…主浅溝部,24…副浅溝部,25…第1貫通孔部,26…第2貫通孔部,27…樹脂フィルム,28…島部,31…浅溝隔壁,32…浅溝隔壁の突出部,33…狭窄部,34…浅溝供給部,35…貫通孔隔壁,40…流路基板,41…第1浅溝基板,42…第2浅溝基板,43…貫通孔基板,44…主浅溝部,45…第1開口窓部,46…副浅溝部,47…連通窓部,48…第2開口窓部,49…第1貫通孔部,50…第2貫通孔部,51…浅溝隔壁,52…浅溝隔壁の突出部,53…貫通孔隔壁
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿2丁目4番1号
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| 【出願日】 |
平成15年7月15日(2003.7.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098073 【弁理士】 【氏名又は名称】津久井 照保
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| 【公開番号】 |
特開2005−34998(P2005−34998A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月10日(2005.2.10) |
| 【出願番号】 |
特願2003−196960(P2003−196960) |
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