| 【発明の名称】 |
界面活性剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】櫻井 健一 【住所又は居所】京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】界面活性能(特に高発泡液体における消泡性能)に著しく優れた界面活性剤(特に消泡剤)を提供することである。
【解決手段】式(1)で表される尿素を含有してなることを特徴とする界面活性剤、又はこの界面活性剤を含んでなる消泡剤を用いる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 式(1)で表される尿素を含有してなることを特徴とする界面活性剤。 【化1】
R1及びR2は炭素数2〜22の炭化水素基、R3及びR4は水素原子、炭素数1〜4の炭化水素基又は炭素数2〜4のアシル基、AOはオキシアルキレン基、n及びmは1〜100の整数を表す。 【請求項2】 請求項1に記載の界面活性剤を含んでなる消泡剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は界面活性剤に関する。 【背景技術】 【0002】 オキシカルボン酸とポリオキシアルキレン化合物との反応生成物に少なくとも1種のアルキレンオキシドを反応させて得られる化合物を有効成分とする界面活性剤(消泡剤)(特許文献1)、及び多価アルコールにアルキレンオキシドを付加させた化合物の部分エステル化合物にアルキレンオキシドを付加させた化合物を有効成分とする界面活性剤(消泡剤)(特許文献2)等が知られている。 【特許文献1】特開平9−253406号公報 【特許文献2】特開平9−253405号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従来の界面活性剤(消泡剤)では、界面活性能が不十分な場合がある。特に高発泡液体における消泡性能が不十分な場合がある。すなわち、本発明の目的は、界面活性能(特に高発泡液体における消泡性能)に著しく優れた界面活性剤(特に消泡剤)を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の界面活性剤の特徴は、式(1)で表される尿素を含有してなる点を要旨とする。 【化1】
R1及びR2は炭素数2〜22の炭化水素基、R3及びR4は水素原子、炭素数1〜4の炭化水素基又は炭素数2〜4のアシル基、AOはオキシアルキレン基、n及びmは1〜100の整数を表す。 【発明の効果】 【0005】 本発明の界面活性剤は、極めて優れた界面活性能を発揮する。特に高発泡液体において、著しい消泡性能を発揮することができる。よって、紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗料工業、化学工業又は廃棄物処理等の各種製造工程や排水処理工程に用いられる消泡剤として好適である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 炭素数3〜22の炭化水素基(R1、R2)としては、アルキル、アルケニル、アリール及びアリールアルキル等が含まれ、R1とR2とは同じでも異なってもよい。 アルキルとしては、n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、n−オクチル、n−デシル、n−ウンデシル、イソオクタデシル、シクロヘキシル及びエイコシル等が挙げられる。 アルケニルとしては、1−プロペニル、2−プロペニル、3−ブテニル、4−イソヘキセニル、9−デセニル、オレイル、オクタデカンジエニル、シクロヘキセニル及びエイコセニル等が挙げられる。 アリールとしては、フェニル、トルイル、キシレニル、クメニル、メシチル、フェニルフェニル(ビフェニリル)、ビニルフェニル、プロペニルフェニル、オクチルフェニル、ノナニルフェニル、ジオクチルフェニル、ナフチル、ピリジニル及びアントリル等が挙げられる。 アリールアルキルとしては、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルヘキシル、トルイルエチル、オクチルフェニルメチル、ビニルフェニルエチル及びプロペニルフェニルメチル等が挙げられる。 これらのうち、アルキル、アルケニル及びアリールアルキルが好ましく、さらに好ましくはアルキル及びアリールアルキル、特に好ましくはアルキルである。 【0007】 水素原子、炭素数1〜4の炭化水素基又は炭素数2〜4のアシル基(R3、R4)は、それぞれ同じでも異なってもよい。 これらのうち炭化水素基としては、アルキル及びアルケニル等が含まれる。 アルキルとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル及びt−ブチル等が挙げられる。アルケニルとしては、ビニル、プロペニル、イソプロペニル及びブテニル等が挙げられる。また、アシル基としては、アセチル、プロピオニル、イソプロピオニル及びブチリル等が挙げられる。 水素原子、炭素数1〜4の炭化水素基又は炭素数2〜4のアシル基(R3、R4)のうち、水素原子、アルキル及びアシルが好ましく、さらに好ましくは水素原子及びアルキル、特に好ましくは水素原子である。 【0008】 オキシアルキレン基(AO)としては、炭素数2〜4のオキシアルキレン基等が含まれ、オキシエチレン(EO)、オキシプロピレン(PO)及びオキシブチレン(BO)が挙げられる。 これらのうち、オキシエチレン(EO)及びオキシプロピレン(PO)が好ましく、さらに好ましくはオキシエチレン(EO)である。 オキシアルキレン基は、同種でも混合でもよい。混合の場合、結合様式はブロック状、ランダム状及びこれらの混合のいずれでもよいが、ブロック状及び混合が好ましい。 また、2つの(AO)は同じでも異なってもよい。 【0009】 n及びmは、1〜100の整数を表すが、1〜50が好ましく、さらに好ましくは1〜30、特に好ましくは1〜20である。n及びmは同じでも異なってもよい。 【0010】 表1に、式(1)で表される尿素(1〜20)の好ましい具体例を示す。 【表1】
R1、R2、AO、n及びmは式(1)に対応し、/はブロック状を示し、・はランダム状を示す。n、m欄のかっこ内は順にPO,EOの数を示す。R3及びR4は番号10がメチル、番号15がアセチルであること以外全て水素原子である。 【0011】 式(1)で表される尿素は、公知の方法で容易に合成することができる。たとえば、<1>アミンと一酸化炭素とを金属触媒下に反応させて、N,N’−置換尿素を合成し、これにアルキレンオキシドを付加反応させ、必要により、アルキル化剤、アルケニル化剤又はアシル化剤を反応させる方法、<2>イソシアナートとアミンとの反応によりN,N’−置換尿素を合成し、これにアルキレンオキシドを付加反応させ、必要により、アルキル化剤、アルケニル化剤又はアシル化剤を反応させる方法、及び<3>尿素{CO(NH2)2}とアミンとを熱しN,N’−置換尿素を合成し、これにアルキレンオキシドを付加反応させ、必要により、アルキル化剤、アルケニル化剤又はアシル化剤を反応させる方法等が適用できる。 【0012】 金属触媒としては、セレン、パラジウム、ルテニウム、テルル又はニッケル等の触媒が挙げられる(N. Sonoda, T. Yasuhara, K. Kondo, T. Ikeda and S. Tsutumi, J. Am. Chem. Soc., 93, 6344(1971); H. A. Dieck, R. M. Laine and R. F. Heck, J. Org. Chem., 40, 2819(1975); M. T. Zoecker and R. M. Lanine, J. Org. Chem., 48, 2539(1983); N. Kambe, K. Kondo, H. Ishii, S. Murai and N. Sonoda, Angew. Chem., Int. Ed. Engl., 18, 547(1979); C. W. Bird, Chem. Rev., 62, 283(1962))。 【0013】 アミンとしては、炭素数2〜22のアルキルアミン、炭素数3〜22のアルケニルアミン、炭素数4〜22のアリールアミン及び炭素数5〜22のアリールアルキルアミン等が含まれる。 アルキルアミンとしては、エチルアミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、イソオクタデシルアミン、オクタデシルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロヘキシルメチルアミン及びエイコシルアミン等が挙げられる。 アルケニルアミンとしては、1−プロペニルアミン、2−プロペニルアミン、3−ブテニルアミン、4−イソヘキセニルアミン、9−デセニルアミン、オレイルアミン、オクタデカンジエニルアミン、シクロヘキセニルアミン及びエイコセニルアミン等が挙げられる。 アリールアミンとしては、アニリン、トルイジン、ジメチルフェニルアミン、フェニルフェニルアミン、フェニルメチルフェニルアミン、プロペニルフェニルアミン、オクチルフェニルアミン、ノナニルフェニルアミン、3,5−ジオクチルフェニルアミン、2−アミノナフタレン、2−アミノフラン、4−アミノピリジン及び2−アミノアントラセン等が挙げられる。 アリールアルキルアミンとしては、ベンジルアミン、2−フェニルエチルアミン、3−フェニルプロピルアミン、6−フェニルヘキシルアミン、2−トルイルエチルアミン、オクチルフェニルメチルアミン、ビニルフェニルエチルアミン及びプロペニルフェニルメチルアミン等が挙げられる。 これらのアミンは、2種以上用いてもよい。 これらのうち、アルキルアミン、アルケニルアミン及びアリールアルキルアミンが好ましく、さらに好ましくはアルキルアミン及びアリールアルキルアミン、特に好ましくはアルキルアミンである。 【0014】 イソシアナートとしては、炭素数1〜22の脂肪族モノイソシアネート及び炭素数4〜22の芳香族モノイソシアネート等が含まれる。 脂肪族モノイソシアネートとしては、エチルイソシアネート、n−プロピルイソシアネート、n−ブチルイソシアネート、t−ブチルイソシアネート、イソプロピルイソシアネート、ヘキシルイソシアネート、2−エチルヘキシルイソシアネート、デシルイソシアネート、ドデシルイソシアネート、ヘキサデシルイソシアネート、イソヘキサデシルイソシアネート、オクタデシルイソシアネート、オクタデセニルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、シクロヘキシルメチルイソシアネート、シクロヘキセニルイソシアネート及び4−デシルシクロヘキシルイソシアネート等が挙げられる。 芳香族モノイソシアネートとしては、3−イソシアナトフラン、フェニルイソシアネート、トリルイソシアネート、ナフチルイソシアネート、p−ノニルフェニルイソシアネート、3,5−ジオクチルフェニルイソシアネート、フェニルフェニルイソシアネート、フェニルメチルフェニルイソシアネート、2−フェニルエチルイソシアネート、4−フェニルブチルイソシアネート及びベンジルイソシアネート等が挙げられる。 これらのイソシアネートは、2種以上用いてもよい。 これらのうち、脂肪族モノイソシアネートが好ましい。 【0015】 アミンと一酸化炭素との反応、イソシアナートとアミンとの反応、及び尿素とアミンとの反応には、反応溶媒{ジエチルエーテル、テトラハイドロフラン(THF)、メタノール、エタノール、ジオキサン、ジクロロメタン、アセトン、酢酸、ベンゼン、トルエン及びキシレン等}等が使用できる。 【0016】 アルキレンオキシドとしては、炭素数2〜8のアルキレンオキシド等が含まれ、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド及びスチレンオキシド等が挙げられる。 これらのうち、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドが好ましく、さらに好ましくはオキシエチレンオキシドである。 アルキレンオキシドは、同種でも混合でもよい。混合の場合、付加反応様式はブロック状、ランダム状及びこれらの混合のいずれでもよいが、ブロック状及び混合が好ましい。 【0017】 アルキル化剤としては、炭素数1〜4のハロゲン化アルキル(メチルクロリド、エチルブロミド、プロピルクロリド、イソプロピルブロミド、n−ブチルブロミド及びt−ブチルクロリド等)、アルキル基の炭素数が1〜4であるジアルキル硫酸(ジメチル硫酸及びジエチル硫酸等)及びアルキル基の炭素数が1〜4であるジアルキルカーボネート(ジメチルカーボネート及びジエチルカーボネート等)等が挙げられる。 アルケニル化剤としては、炭素数1〜4のハロゲン化アルケニル(ビニルクロリド、プロペニルクロリド、イソプロペニルブロミド及びブテニルクロリド等)、アルケニル基の炭素数が1〜4であるジアルケニル硫酸(ジプロペニル硫酸等)が挙げられる。 アシル化剤としては、炭素数2〜4のカルボン酸(酢酸、プロパン酸及びブタン酸等)、炭素数4〜8の酸無水物(無水酢酸、無水プロパン酸及び無水ブタン酸等)及び炭素数2〜4の酸ハロゲン化物(酢酸ブロミド、プロパン酸クロリド及びイソブタン酸クロリド等)等が挙げられる。 これらのうち、アルキル化剤及びアシル化剤が好ましく、さらに好ましくはアルキル化剤である。 【0018】 本発明の界面活性剤には、以上の尿素の他に、必要に応じて溶媒及び/又は他の界面活性剤等を含んでもよい。 溶媒としては、水、炭素数1〜20の有機溶媒(ヘキサン及びキシレン等の炭化水素、メタノール及びイソプロパノール等のアルコール、アセトン及びメチルブチルケトン等のケトン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコール及びブトキシジエチレングリコール等のエーテル、酢酸エチル及びブトキシジエチレングリコールアセテート等のエステル等)、動粘度(25℃)5〜50の炭化水素油(パラフィンオイル及び鉱物油等)及び動植物油等が含まれる。 他の界面活性剤としては、公知のノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤及び両性界面活性剤が含まれる。 【0019】 本発明の界面活性剤を必須構成成分として消泡剤(本発明の界面活性剤を含んでなる消泡剤)を得ることができる。 この消泡剤は、本発明の界面活性剤をそのまま消泡剤としてもよく、また、公知の消泡剤{たとえば、ポリエーテル消泡剤(特公昭50−5157号、特公昭49−38923号、特公昭50−1475号、特公昭45−7973号公報、特開昭50−4282号及び特開平2−289526号各公報等)、シリコーン消泡剤(特公昭51−35556号、特開昭57−48307号、特開昭52−2887号、特公昭52−19836号、特公昭52−22638号、特公昭55−23084号、特開平6−142410号及び特開平6−142411号各公報等)、鉱物油消泡剤(特公昭49−109276号、特開昭51−80692号、特開昭52−22356号、特開昭54−32187号、特開昭55−70308号及び特開昭56−136610号各公報等)及びワックスエマルション消泡剤(特開昭47−114336号、特公昭56−17124号、特開昭60−156516号、特開昭62−171715号、特開昭64−68595号、特開平1−210005号及び特開平4−349904号各公報等)}の構成成分の一部を本発明の界面活性剤で置き換えて、調製してもよい。 【実施例】 【0020】 以下、実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特記しない限り、部は重量部、%は重量%を意味する。 <実施例1> 気体導入管2本を備えた反応容器に、THF1500部、ブチルアミン146部(2モル部)及び無定形セレン粉末8部(0.1モル部)を加え、25℃で一酸化炭素を約0.27モル部通じてセレンを溶解した後、25℃で、一酸化炭素を0.027モル部/分で通じながら、もう一つの気体導入管から酸素を0.004モル部/分で通気した。5時間後、一酸化炭素の通気を止めて、10分間攪拌してセレンを析出させてからこれを濾別し、THFを留去してジブチル尿素を得た。 次いで、ジブチル尿素172部(1モル部)及びジメチルホルムアミド(DMF)500部からなる溶液に、エチレンオキシド440部(10モル部)を110℃で滴下し付加反応させた後、DMFを減圧留去して、本発明の界面活性剤1{N,N’−ビスヒドロキシエチル(テトラオキシエチレン)−N,N’−ジブチル尿素}を得た。 【0021】 <実施例2> 4−ヘキシルアニリン177部(1モル部)、ヘキシルイソシアネート127部(1モル部)及びDMF1000部を25℃で12時間攪拌して、N−ヘキシル−N’−ヘキシルフェニル尿素のDMF溶液を得た。 次いで、N−ヘキシル−N’−ヘキシルフェニル尿素304部(1モル部)を含むDMF溶液に、プロピレンオキシド1160部(20モル部)を100℃で滴下し付加反応させ、引き続きエチレンオキシド264部(6モル部)を110℃で滴下し付加反応させた後、DMFを減圧留去して、本発明の界面活性剤1{N,N’−ビスヒドロキシエチル(ジオキシエチレン)デカオキシプロピレン−N−ヘキシル−N’−ヘキシルフェニル尿素}を得た。 【0022】 <実施例3〜5> ブチルアミン(2モル部)及び/又はエチレンオキシドを表2のアミン(2モル部)及び/又はアルキレンオキシドに変更した以外、実施例1と同様にして、本発明の界面活性剤3〜5(表3)を得た。 【0023】 【表2】
eoはエチレンオキシド、poはプロピレンオキシドを表し、表示の順に反応させた(・はその前後の混合物を表す)。かっこ内は使用モル部を表す。 【0024】 【表3】
R1、R2、AO、n及びmは式(1)に対応し、/はブロック状を示し、・はランダム状を示す。また、R3及びR4は水素原子である。また、n、mの欄のかっこ内は順にPO,EOの数を示す。 【0025】 <比較例1> ドデシルアルコール186部(1モル部)に水酸化カリウム3部を加え、110℃でプロピレンオキシド580部(10モル部)、次いでエチレンオキシド176部(4モル部)を反応させて、比較用の界面活性剤6を得た。 【0026】 <比較例2> ジヘキサデシルアミン465部(1モル部)に水酸化カリウム4部を加え、100℃でプロピレンオキシド928部(16モル部)、次いでエチレンオキシド264部(6モル部)を反応させて、比較用の界面活性剤7を得た。 【0027】 <消泡性能試験> 実施例1〜5で得た界面活性剤1〜5及び比較例1〜2で得た界面活性剤6〜7について、消泡性能試験を行い、測定結果を表4に示した。 小型発泡量測定装置(特開平10−221057号公報の実施例4と同様の装置)を用いて、表面サイズ剤(スチレン−マレイン酸共重合体ナトリウム塩0.1部、でんぷん8部及び水91.9部)200mlを流速0.7m/sec、40℃で循環発泡させて、液面の泡の占める面積(cm2)を時間と共に記録した。なお、界面活性剤(2mg)は表面サイズ液の循環開始と共に、循環液の吐出口付近に添加した。 なお、表4中、比較例2’は、比較例2の界面活性剤7を4mg用いたものである。 液面の泡の占める面積が小さい程、発泡量が少なく、消泡性能に優れているといえる。 【0028】 【表4】
実施例の界面活性剤を用いると、長時間にわたって発泡量が著しく少なく、本発明の界面活性剤が極めて優れた界面活性能(消泡性能)を有することが明らかである。 【0029】 <カーテン塗工試験> 実施例1〜5で得た界面活性剤1〜5及び比較例1〜2で得た界面活性剤6〜7を用いて、カーテン塗工液を作成し、これをカーテン塗工して膜切れ回数及び塗工後の平価度を評価し、測定結果を表5に示した。 <膜切れ回数> 重質炭酸カルシウム(カービタル90)40部、1級カオリン(ウルトラホワイト90)180部、2級カオリン(カオブライト)80部、軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15)80部、分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕1部及び水489部を均一分散させた後、SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕93部及び燐酸エステル化澱粉30部を加え均一混合して、ベース塗工液を作成した。このベース塗工液993部に界面活性剤を7部加え均一混合して、それぞれカーテン塗工液を調整した。 塗工速度1,200m/分、塗工量(乾燥時の坪量)15gの条件にて、カーテンフローコーターで塗布した。この際、発生する膜切れの回数(1分間当たりの発生回数)を数えた。次いで、塗布後、カレンダー処理(130℃、1分間)して、塗工紙を得た。 【0030】 <平滑性> 上記で得た塗工紙をスムースター平滑度試験機(東英電子工業(株)製、形式SM−6A)を用いて平滑性(mmHg)を測定した。数字が小さいほど平滑性は高い。 【表5】
実施例の界面活性剤を用いると、膜切れがなく、塗工紙の平滑性が著しく高く、本発明の界面活性剤が極めて優れた界面活性能を有することが明らかである。 【産業上の利用可能性】 【0031】 本発明の界面活性剤は、紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗料工業、化学工業、廃棄物処理において、添加剤として使用できる。特に、各種製造工程用消泡剤及び排水処理工程消泡剤として有用である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002288 【氏名又は名称】三洋化成工業株式会社 【住所又は居所】京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1
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| 【出願日】 |
平成16年2月27日(2004.2.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−238147(P2005−238147A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月8日(2005.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−53322(P2004−53322) |
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