| 【発明の名称】 |
非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】室井 國昌
【氏名】尾形 敦
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| 【要約】 |
【課題】非平衡プラズマによるガス処理を効率的に、しかも低コストで行うことができる非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の非平衡プラズマによるガス処理方法は、非平衡プラズマP内に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体15を配置し、この非平衡プラズマP内に被処理ガスgを導入し、この被処理ガスgの分解処理を行うことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 非平衡プラズマ内に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体を配置し、この非平衡プラズマ内に被処理ガスを導入して該被処理ガスの分解処理を行うことを特徴とする非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項2】 前記光触媒体は、成形体であることを特徴とする請求項1記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項3】 前記光触媒は、前記光触媒を除く触媒に担持されているか、もしくは前記光触媒自体であることを特徴とする請求項1または2記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項4】 前記光触媒を除く触媒は、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を含有してなることを特徴とする請求項1、2または3記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項5】 前記光触媒を除く触媒は、比表面積が10m2/g以上の触媒担体に、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を5重量%以下担持してなることを特徴とする請求項1、2または3記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項6】 前記光触媒は、紫外線反応または可視光反応する酸化チタンであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項7】 前記固体物質は、吸着性多孔質物質、誘電性物質、粘土性物質、合成樹脂の群から選択された1種または2種以上であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項8】 前記吸着性多孔質物質は、比表面積が200m2/g以上であり、かつ、HY型ゼオライト、HX型ゼオライト、H型モルデナイト、シリカアルミナ、金属シリケートの群から選択された1種または2種以上であることを特徴とする請求項7記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項9】 前記吸着性多孔質物質は、比表面積が10m2/g以上かつ750m2/g以下であり、かつ、シリカアルミナ、ゼオライト、シリカゲル、ジルコニア、チタニアの群から選択された1種または2種以上であることを特徴とする請求項7記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項10】 前記非平衡プラズマは、パルスストリーマ放電、無声放電、沿面放電のいずれかにより発生させることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の非平衡プラズマによるガス処理方法。 【請求項11】 接地電極と、該接地電極に絶縁体を介して設けられた表面電極とを備えた放電電極であって、 非平衡プラズマを発生する領域に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体の成形体を配置してなることを特徴とする放電電極。 【請求項12】 前記接地電極は筒状体であり、前記絶縁体は前記接地電極の内周面を覆っており、前記表面電極は前記絶縁体の内周面に前記筒状体と同軸的に設けられたスパイラル状のコイルであることを特徴とする請求項11記載の放電電極。 【請求項13】 前記接地電極は前記絶縁体により包囲され、前記表面電極は前記絶縁体を挟持するように対向して設けられた一対の電極からなることを特徴とする請求項11記載の放電電極。 【請求項14】 前記放電電極に、その厚み方向に貫通する貫通孔を複数形成し、この貫通孔が形成された放電電極を複数個配列し、これらの放電電極間に前記光触媒体を充填してなることを特徴とする請求項13記載の放電電極。 【請求項15】 請求項11ないし14のいずれか1項記載の放電電極を備えたことを特徴とするガス処理装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、非平衡プラズマによるガス処理を効率的に、しかも低コストで行うことが可能な非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般廃棄物や産業廃棄物の焼却炉から排出される排気ガス中には、NOx、SOx、ダイオキシン等の種々の有害化学物質が含まれているが、これらの有害化学物質による環境汚染や人体への悪影響を防ぐためには、これらの有害化学物質を含む有害ガスを分解処理して無害化した後に、大気中へ排出しなければならない。 そこで、有害ガスを分解処理する方法として種々のガス処理方法が提案されている。 中でも、近年、放電を利用するガス処理方法が検討され、提案されている。このガス処理方法は、ガス処理に伴なう後処理が必要でないこと、処理装置を小型化することができること等の利点がある。 【0003】 この放電を利用するガス処理方法としては、熱プラズマを利用する方法と、非平衡プラズマ(低温プラズマ)を利用する方法とが挙げられる。特に、非平衡プラズマを利用する方法では、電子のエネルギー(電子温度)のみが高く、イオンおよび分子のエネルギー(イオン温度および分子温度)は低い。したがって、非平衡プラズマを利用する方法では、処理されるガスの温度自体は常温であるにもかかわらず電子温度が高いので、高温に適さない材料や条件に適用できる上に、非平衡プラズマを発生する装置の設置が容易で、熱プラズマでは生成困難なラジカルを生成して、特異な化学反応を引き起こすことができる等の利点がある。 【0004】 このような非平衡プラズマを発生させるには、コロナ放電、無声放電、部分放電(パックドベッド型)、沿面放電、パルスストリーマ放電(高圧パルス電源を必要とする)等の放電が用いられる。 特に、非平衡プラズマを大気圧下にて発生させる場合、パルスストリーマ放電、無声放電、沿面放電のいずれかが用いられている。中でも、電極の形状の自由度の高さ等から、沿面放電が多く利用されている。 【0005】 図15は、従来の沿面放電電極を示す概略構成図である。 この沿面放電電極は、外形が筒状の電極で、筒状体からなる接地電極1と、この接地電極1を包囲している筒状体からなる誘電体2と、この誘電体2の内周面近傍に設けられた表面電極3とから概略構成されている。この接地電極1と表面電極3は、配線4を介して電源5に接続されている。 この沿面放電電極では、電源5により接地電極1および表面電極3に電圧を印加すると、図16に示すように、表面電極3の表面に非平衡プラズマが発生し、プラズマ層6を形成するようになっている。このプラズマ層6にNOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質を含む排気ガス、有害ガス等のガス(以下、被処理ガスと称する)gを導入することにより、この被処理ガスgが非平衡プラズマにより分解処理されて無害化される。 【0006】 また、非平衡プラズマを用いた処理装置としては、絶縁体にガスを通過させる複数の貫通孔が互いに平行に形成されたハニカム構造体と、放電プラズマを発生させる電極と、この電極に放電プラズマを発生させる電圧を印加する電源とを備えた物質処理装置が提案されている(特許文献1参照)。この物質処理装置では、貫通孔が電極に対して平行に形成されたものと、垂直に形成されたものとがある。また、電極の形状は、筒状、平板状、ワイヤー状のものが用いられている。 【特許文献1】特開2001−38138号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 ところで、従来のガス処理方法では、エネルギー効率が低い、分解処理の過程で中間生成物が発生する、分解処理の効率が低い等の様々な問題点があった。 特に、パルスストリーマ放電では、立ち上がりの急峻なパルス電圧を発生させる高圧パルス電源が必要であることから、高コストとなり、実用的でない。 そこで、例えば、分解処理の効率を向上させる方法として、酸化チタン等の光触媒を併用する方法、アルミナ等の吸着剤を併用する方法等が提案されているが、効率の高い光触媒と吸着剤を兼ねたものが無い、酸化チタン等の光触媒を併用した部分放電(パックドベッド型)では発生する窒素酸化物(NOx)を抑えられない、等の問題点があり、上記の問題点は依然として解決されていないのが現状である。 【0008】 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、非平衡プラズマによるガス処理を効率的に、しかも低コストで行うことができる非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記課題を解決するために、本発明は次の様な非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置を提供した。 すなわち、本発明の非平衡プラズマによるガス処理方法は、非平衡プラズマ内に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体を配置し、この非平衡プラズマ内に被処理ガスを導入して該被処理ガスの分解処理を行うことを特徴とする。 【0010】 この非平衡プラズマによるガス処理方法では、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体を有する非平衡プラズマ内に被処理ガスを導入することにより、この被処理ガスが非平衡プラズマにより直接分解されるとともに、非平衡プラズマにより励起された光触媒によっても分解され、よって、被処理ガスの分解効率が向上する。 【0011】 前記光触媒体は、成形体であることが好ましい。 前記光触媒は、前記光触媒を除く触媒に担持されているか、もしくは前記光触媒自体であることが好ましい。 前記光触媒を除く触媒は、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を含有することが好ましい。 【0012】 前記光触媒を除く触媒は、比表面積が10m2/g以上の触媒担体に、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を5重量%以下担持してなることが好ましい。 【0013】 前記光触媒は、紫外線反応または可視光反応する酸化チタンであることが好ましい。 前記固体物質は、吸着性多孔質物質、誘電性物質、粘土性物質、合成樹脂の群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。 【0014】 前記吸着性多孔質物質は、比表面積が200m2/g以上であり、かつ、HY型ゼオライト、HX型ゼオライト、H型モルデナイト、シリカアルミナ、金属シリケートの群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。 また、前記吸着性多孔質物質は、比表面積が10m2/g以上かつ750m2/g以下であり、かつ、シリカアルミナ、ゼオライト、シリカゲル、ジルコニア、チタニアの群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。 【0015】 前記非平衡プラズマは、パルスストリーマ放電、無声放電、沿面放電のいずれかにより発生させることが好ましい。 上記のいずれかの放電を用いることにより、分解処理の過程で発生する窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素(CO)の発生量が抑制される。 【0016】 本発明の放電電極は、接地電極と、該接地電極に絶縁体を介して設けられた表面電極とを備えた放電電極であって、非平衡プラズマを発生する領域に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体の成形体を配置してなることを特徴とする。 【0017】 この放電電極では、非平衡プラズマを発生する領域に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体の成形体を配置したことにより、接地電極と表面電極との間に電圧を印加して非平衡プラズマ内に被処理ガスを導入すると、非平衡プラズマ及び該非平衡プラズマにより励起される光触媒の双方により被処理ガスを分解する。その結果、被処理ガスの分解効率が向上する。 また、非平衡プラズマを発生する領域に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体の成形体を配置するのみでよいので、高圧パルス電源等の高価な設備を要せず、分解処理コストの低減が可能になる。 【0018】 この放電電極では、前記接地電極を筒状体とし、前記絶縁体を前記接地電極の内周面を覆ったものとし、前記表面電極を前記絶縁体の内周面に前記筒状体と同軸的に設けられたスパイラル状のコイルとした構成としてもよい。 また、前記接地電極を前記絶縁体により包囲し、前記表面電極を前記絶縁体を挟持するように対向して設けた一対の電極とした構成としてもよい。 【0019】 これらの放電電極では、非平衡プラズマ形成領域内に光触媒体の成形体が良好に保持されることにより、非平衡プラズマ内に導入される被処理ガスを非平衡プラズマ及び該非平衡プラズマにより励起される光触媒の双方により効率的に分解する。よって、被処理ガスの分解効率が向上する。 【0020】 前記放電電極に、その厚み方向に貫通する貫通孔を複数形成し、この貫通孔が形成された放電電極を複数個配列し、これらの放電電極間に前記光触媒体の成形体を充填した構成としてもよい。 この放電電極では、放電電極に形成された複数の貫通孔を通過した被処理ガスを光触媒体の成形体に導入することで、この被処理ガスを非平衡プラズマ及び該非平衡プラズマにより励起される光触媒の双方により無駄なく効率的に分解する。これにより、被処理ガスの分解効率がさらに向上する。 【0021】 本発明のガス処理装置は、本発明の放電電極を備えたことを特徴とする。 このガス処理装置では、非平衡プラズマ及び該非平衡プラズマにより励起される光触媒の双方により被処理ガスを分解するので、被処理ガスの分解効率が向上し、被処理ガスの分解処理量が増加する。 また、放電電極の構成が簡単であり、しかも高圧パルス電源等の高価な設備を必要としないので、装置自体に掛かる費用を削減することが可能になり、分解処理コストを低減することが可能になる。 【発明の効果】 【0022】 本発明の非平衡プラズマによるガス処理方法によれば、非平衡プラズマ内に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体を配置し、この非平衡プラズマ内に被処理ガスを導入して該被処理ガスの分解処理を行うので、この被処理ガスを非平衡プラズマにより直接分解するとともに、非平衡プラズマにより励起された光触媒によっても分解することができ、被処理ガスの分解効率を向上させることができる。 【0023】 本発明の放電電極によれば、非平衡プラズマを発生する領域に、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを含有する光触媒体の成形体を配置したので、非平衡プラズマと、この非平衡プラズマにより励起される光触媒、の双方により被処理ガスを分解することができ、被処理ガスの分解効率を向上させることができる。 また、非平衡プラズマを発生する領域に光触媒体の成形体を配置するのみでよいので、装置の構成が簡単で、高圧パルス電源等の高価な設備も不要となり、分解処理コストを低減することができる。 【0024】 本発明のガス処理装置によれば、本発明の放電電極を備えたので、非平衡プラズマ、この非平衡プラズマにより励起される光触媒、の双方により被処理ガスを効率的に分解することができ、被処理ガスの分解効率を向上させることができ、被処理ガスの分解処理量の増加を図ることができる。 また、放電電極の構成が簡単であり、しかも高圧パルス電源等の高価な設備を必要としないので、装置の低価格化を図ることができ、分解処理コストを低減することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0025】 本発明の非平衡プラズマによるガス処理方法と放電電極及びそれを備えたガス処理装置の各実施の形態について図面に基づき説明する。 「第1の実施形態」 図1は本発明の第1の実施形態の沿面放電電極を示す概略構成図である。 この沿面放電電極11は、円板状の平板電極であり、薄厚の円板からなる接地電極12と、この接地電極12を包囲する厚みのある円板からなる絶縁体13と、絶縁体13の上面(一主面)13aに形成された渦巻状の表面電極14と、この表面電極14上の非平衡プラズマ領域R内に配置された光触媒と該光触媒を除く固体物質とを含有する光触媒体15とから概略構成され、接地電極12と表面電極14とは、配線16を介して電源17に接続されている。 なお、この沿面放電電極11の外形および大きさは、特に限定されるものではなく、処理するガスの種類、流量、流速等から、必要に応じて適宜決定される。 【0026】 接地電極12は、円形状の平板電極であり、絶縁体13内のほぼ中央に位置し、その厚さは0.1〜1mm程度である。 この接地電極12は、導電性及び耐熱性を有する材料、例えば、銅、ステンレス、タングステン、銀、チタン等により構成されている。 絶縁体13は、外形が矩形状の平板であり、その厚さは1.0〜5.0mm程度である。 【0027】 この絶縁体13は、無機絶縁性材料、例えば、ガラス、アルミナ、シリカ、チタン酸バリウム、酸化チタン等により構成されている。 表面電極14は、渦巻状の平板電極で、接地電極12と平行になるように絶縁体13の上面に密着されており、その厚さは30μm〜1.0mm程度である。 この表面電極14は、接地電極12と同様、導電性を有する材料、例えば、銅、ステンレス、タングステン、銀、チタン等により構成されている。 【0028】 光触媒体15は、光触媒と、この光触媒を除く固体物質と、光触媒を除く触媒とを含有するもので、その形状は、特に限定されないが、光触媒と該光触媒を除く固体物質と光触媒を除く触媒とを混合し造粒して得られる顆粒、または前記混合粉を造粒・成形して得られるペレット(成形体)が好ましい。 【0029】 光触媒は、光触媒反応を行うことができるものであれば特に限定されないが、例えば、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、セレン化カドミウム(CdSe)、ガリウムヒ素(GaAs)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等であり、特に、二酸化チタン(TiO2)は、紫外線反応または可視光反応を行うので好ましい。 【0030】 この二酸化チタン(TiO2)は、平均粒径が5〜300nm、粒度分布の範囲が3〜500nmの微粒子が好ましい。 平均粒径が5nm未満であると、嵩密度が小さいために、加圧成形した際の嵩減りが大きく、形状保持が難しくなるからであり、平均粒径が300nmを超えると、粒子の表面積が小さくなり、光活性が低下するからである。 【0031】 この二酸化チタン(TiO2)微粒子は、分解性能を向上させるために、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を担持することが好ましい。 この光触媒は、前記光触媒を除く触媒に担持されているか、もしくは前記光触媒自体であることが好ましい。 【0032】 光触媒を除く固体物質としては、補強材としての機能を有するもので、吸着性多孔質物質、誘電性物質、粘土性物質、合成樹脂の群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。 この吸着性多孔質物質は、比表面積が200m2/g以上であり、かつ、HY型ゼオライト、HX型ゼオライト、H型モルデナイト、シリカアルミナ、金属シリケートの群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。 また、この吸着性多孔質物質は、比表面積が10m2/g以上かつ750m2/g以下であり、かつ、シリカアルミナ、ゼオライト、シリカゲル、ジルコニア、チタニアの群から選択された1種または2種以上であってもよい。 【0033】 誘電性物質としては、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等の強誘電体が好ましく、粘土性物質としては、タルク等の珪酸マグネシウム系またはモンモリロナイトに代表されるスクメタイト系の粘土物質が好ましく、合成樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性樹脂が好ましい。 【0034】 光触媒を除く触媒としては、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を含有することが好ましい。 【0035】 この光触媒を除く触媒は、比表面積が10m2/g以上の触媒担体、例えば、アルミナ、コージェライト等に、Ag、Au、Ce、Co、Cr、Cu、Fe、Li、Ni、Mn、Mo、Pd、Pt、Rh、V、W、Znの群から選択される1種または2種以上の元素を5重量%以下担持したものであってもよい。 【0036】 この光触媒体15における光触媒(L)、この光触媒を除く固体物質(S)、光触媒を除く触媒(C)それぞれの重量比は、特に制限は無いが、通常、光触媒(L)は10〜80w/w%が好ましく、より好ましくは40〜80w/w%である。 その理由は、10w/w%未満では光触媒の機能が低く、また、80w/w%を超えると成型品の強度が低下するからである。 【0037】 この光触媒体15は、次の様にして作製される。 (a)顆粒状の光触媒体 まず、所定の平均粒径の光触媒微粒子及び固体物質微粒子を、所定の組成となるようにそれぞれ秤量し、これらを乾式あるいは湿式ボールミル等を用いて混合する。 【0038】 (b)ペレット状の光触媒体 上記にて得られた混合粉を所定量、成型用金型に充填し、その後、この金型に所定の圧力を加え、上記粉体を圧縮成形する。 この圧縮成形は、大気中、真空中または不活性雰囲気中にて行われ、圧力は500〜6000kg/cm2程度、加圧時間は0.01〜60秒程度である。 以上により、光触媒と、この光触媒を除く固体物質とを含有してなるペレット(成形体)が得られる。 このペレットの表面電極14上への配置については、形状と同様、特に限定されない。 【0039】 次に、非平衡プラズマを用いて、NOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質を含む排気ガス、有害ガス等の被処理ガスgを分解処理する方法について説明する。 まず、接地電極12と表面電極14を配線16を介して電源17に接続し、この電源17を作動させて接地電極12と表面電極14との間に電圧を印加することにより、表面電極14上の非平衡プラズマ発生領域Rに非平衡プラズマPが発生する。 【0040】 その後、この非平衡プラズマP内にNOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質を含む排気ガス、有害ガス等の被処理ガスgを導入すると、この被処理ガスgは非平衡プラズマPのエネルギーにより直接分解されるとともに、光触媒体15に吸着される。この光触媒体15に吸着された被処理ガスgは、非平衡プラズマPのエネルギー、及び非平衡プラズマPの発光により生じる紫外線や可視光により励起された光触媒体15中の光触媒により分解される。また、非平衡プラズマPにより発生するオゾンが光触媒の分解効率を向上させる。 【0041】 このように、本実施形態の沿面放電電極11を用いて被処理ガスgを処理すれば、被処理ガスgは沿面放電電極11の表面だけでなく光触媒体15の表面でも非平衡プラズマPと接触することにより、被処理ガスgと非平衡プラズマPとの接触面積が増加し、結果として接触効率が向上する。したがって、非平衡プラズマP及び光触媒体15の双方が被処理ガスgの分解に寄与することで、非平衡プラズマP中に生成される高エネルギー電子およびラジカルと、被処理ガスg中に含まれるNOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質との反応が、極めて効率よく行われ、その結果、有害化学物質を効率よく分解することができる。 【0042】 以上説明した様に、本実施形態の沿面放電電極11によれば、表面電極14上の非平衡プラズマ領域R内に、光触媒と該光触媒を除く固体物質とを含有する光触媒体15を配置したので、非平衡プラズマP及び非平衡プラズマPにより励起される光触媒体15中の光触媒の双方により被処理ガスgを分解処理することができ、被処理ガスgの分解効率を向上させることができ、その結果、被処理ガスgの分解処理量を増大させることができる。 また、沿面放電電極11の構成が簡単であり、しかも高圧パルス電源等の高価な設備を必要としないので、被処理ガスgの分解処理コストを低減することができる。 【0043】 また、本実施形態の非平衡プラズマPによる被処理ガスgの処理方法によれば、非平衡プラズマP内に導入された被処理ガスgを、非平衡プラズマPと該非平衡プラズマPにより励起された光触媒体15中の光触媒とにより分解処理するので、被処理ガスg中のNOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質を効率よく分解することができる。 【0044】 「第2の実施形態」 図2は本発明の第2の実施形態の沿面放電電極を示す概略構成図であり、本実施形態の沿面放電電極21において、上記の第1の実施形態の沿面放電電極11と同一の構成要素については、同一の符号を付してある。 【0045】 この沿面放電電極21は、パイプ状の導電材料(筒状体)からなる接地電極22と、この接地電極22を密閉状態で包囲するパイプ状の絶縁材料(筒状体)からなる絶縁体23と、この絶縁体23の内周面23a上に接地電極22と同軸的に設けられたストライプ状の表面電極24と、この表面電極24上の非平衡プラズマ領域R内に配置された光触媒と該光触媒を除く固体物質とを含有する光触媒体15とにより概略構成されている。これら全てのストライプ状の表面電極24は、配線(図示せず)を介して電源17に接続されている。 これら接地電極22、絶縁体23及び表面電極24は、上記の第1の実施形態の接地電極12、絶縁体13及び表面電極14と形状が異なるのみで、材料組成、動作、特性等については全く同様である。 【0046】 本実施形態の沿面放電電極21においても、第1の実施形態の沿面放電電極11と同様の効果を奏することができる。 なお、本実施形態では、接地電極22を絶縁体23により密閉状態で包囲する構成としたが、図3に示すように、接地電極22の一方の面、例えば、内面に絶縁体23を設けた構成としてもよい。 【0047】 「第3の実施形態」 図4は本発明の第3の実施形態のガス処理装置の要部を示す断面図であり、本実施形態においては、上記の第1の実施形態の沿面放電電極11と同一の構成要素については、同一の符号を付してある。 このガス処理装置31は、一般廃棄物や産業廃棄物の焼却炉に設けられた排気管路内などに設置されて用いられるもので、板状の沿面放電電極34が非平衡プラズマ領域Rとなる被処理ガスgの排気管35内に、管路内の排気の流れを遮るように複数段(図3では、3段)、配置されている。そして、隣接する沿面放電電極34、34間には、光触媒と該光触媒を除く固体物質とを含有する光触媒体15が充填されている。沿面放電電極34は、略矩形状の薄厚の板状体からなる接地電極12と、この接地電極12を包囲する厚みのある板状体からなる絶縁体13と、絶縁体13の両面に形成された表面電極32、32とにより構成され、これらには厚み方向に貫通する貫通孔33が形成されている。 【0048】 この表面電極32は、上記の第1の実施形態の表面電極14と形状が異なるのみで、材料組成については全く同様である。 この沿面放電電極34の段数や形状は、特に限定されるものではなく、被処理ガスgの流量や流速等から、必要に応じて適宜決定される。なお、沿面放電電極34の数が多くなるほど、被処理ガスgと非平衡プラズマとの接触効率が向上するので、被処理ガスgの量が多い場合や処理時間を短縮したい場合には、沿面放電電極34の段数を多くすることが好ましい。 また、ここでは、管路内の排気の流れを遮るために、管路と沿面放電電極34が直交するように配置したが、管路と沿面放電電極34とのなす角度や配置はこれに限定されない。この沿面放電電極34は排気管35の内径いっぱいとなる平板形状であるのが望ましい。 【0049】 このガス処理装置31では、沿面放電電極34を排気管35内に複数段、配置した構成とすることにより、前段の沿面放電電極34で分解されなかった被処理ガスg中の有害化学物質が、後段の沿面放電電極34で分解され、最終的に、大気中に排出される排気ガス中には有害化学物質が含まれなくなる。 この場合、沿面放電電極34、34の間隔は、非平衡プラズマ領域Rの幅以下であることが望ましい。間隔がこの範囲内であれば、前段の沿面放電電極34の貫通孔33を通過した被処理ガスgが、後段の沿面放電電極34に向かって流れる間に、効率良く分解処理することができる。 【0050】 図5〜図8は本実施形態の沿面放電電極34を示す図であり、図5は同平面図、図6は同正面図、図7は図6のC−C線に沿う断面図、図8はこの沿面放電電極に電源を接続した状態を示す正面図である。 この沿面放電電極34は、外形が矩形状の平板電極であり、接地電極12と、接地電極12を包囲する絶縁体13と、絶縁体13を挟持するように対向して積層された一対の表面電極32、32とから概略構成されており、表面電極32の表面に対して垂直方向に、複数の貫通孔33、33、…が互いに平行に形成されている。 【0051】 この沿面放電電極34の外形および大きさは、特に限定されるものではなく、この沿面放電電極34を用いて処理するガスの流量や流速などから、必要に応じて適宜決定される。また、この沿面放電電極34に形成される貫通孔33は、上述のように、表面電極32の表面に対して垂直方向に、互いに平行に形成されている必要は無く、表面電極32の表面の垂直方向に対して傾いていてもよい。 【0052】 接地電極12は、外形が矩形状の平板電極であり、絶縁体13の断面のほぼ中央に、表面電極32、32と平行に配置されており、その厚さは0.05〜1mm程度である。この接地電極12は、銅、ステンレス、タングステン、銀、チタン等で形成されている。 絶縁体13は、外形が矩形状の平板であり、その厚さは1〜5mm程度であり、アルミナ、ガラス、チタン酸バリウム、酸化チタン等で形成されている。 【0053】 表面電極32、32は、外形が矩形状の平板電極で、接地電極12と平行になるように絶縁体13の両面に密着されており、その厚さは0.05〜1mm程度である。また、表面電極32は、銅、ステンレス、タングステン、銀、チタン等で形成されている。また、表面電極32は、網目構造を有しており、その網目36、36、…の位置と貫通孔33、33、…との位置が一致するようになっている。すなわち、貫通孔33、33、…の開口部が表面電極32で覆い隠されることなく、貫通孔33、33、…の開口部の外周が網目36、36、…で囲まれている。また、この網目構造の網目の大きさは、貫通孔33、33、…の大きさ(開口径)に応じて適宜決定される。 【0054】 また、これらの貫通孔33、33、…の形状は特に限定されるものではないが、貫通孔33内の位置におけるプラズマとガスの接触効率の差が小さいことから、円形が好ましい。また、これらの貫通孔33、33、…の開口径は、0.5〜5mm程度が好ましい。また、これらの貫通孔33、33、…の数は特に限定されるものではなく、貫通孔33、33、…が沿面放電電極34の全体に万遍なく形成されていればよい。 さらに、図5および図6には、貫通孔33、33、…を整列して配置した状態を示したが、本発明の沿面放電電極では、これに限定されるものではなく、貫通孔33、33、…が沿面放電電極34の全体に万遍なく形成されていればよい。 【0055】 この沿面放電電極34では、図8に示すように、接地電極12と表面電極32、32を、導線37を介して電源38に接続し、この電源38から接地電極12および表面電極32、32に電圧を印加することにより、非平衡プラズマが発生する。 この沿面放電電極34では、表面電極32、32の表面および貫通孔33内で、貫通孔33の長手方向に平衡に、非平衡プラズマを発生させることができる。すなわち、この沿面放電電極34では、その3次元方向に非平衡プラズマを発生させることができるので、非平衡プラズマが発生する面積が大きくなる。 また、貫通孔33内に発生する非平衡プラズマは、貫通孔33の径方向にほぼ均一に発生し、かつ貫通孔33の長手方向に沿ってほぼ均一に発生する。 【0056】 したがって、この沿面放電電極34を用いて排ガス、有害ガス等のガス(以下、「被処理ガス」と称する)を処理すれば、この被処理ガスは、沿面放電電極34の表面だけでなく、貫通孔33内でも非平衡プラズマと接触することにより、被処理ガスと非平衡プラズマとの接触面積が増加し、結果として接触効率が向上する。ゆえに、非平衡プラズマ中に生成される高エネルギー電子およびラジカルと、被処理ガス中に含まれるNOx、SOx、ダイオキシン等の有害化学物質との反応がきわめて効率よく行われ、有害化学物質を効率よく分解することができる。 【0057】 光触媒体15は、特に形状は問わないが、排気管35の管路内におけるガス流が乱流となるように、この管路内にランダムに配置することのできる形状及び大きさの成形体が望ましい。この成形体の具体的な形状としては、ペレットタブレット状、円筒状、球状等が望ましい。 【0058】 次に、上記第1〜第3の実施形態で用いられた光触媒体の特性評価結果について説明する。 図9は、光触媒体の特性評価を行う試験装置の要部を示す断面図であり、図において、41は石英ガラスからなる排気管、42は排気管41内に設けられステンレススチールからなるコイル状の内部電極、43は排気管41の外周に内部電極42と同軸的に設けられ筒状の銅板からなる外部電極であり、内部電極42と外部電極43とは配線44を介して電源45に接続されている。 この試験装置では、内部電極42の占める領域が非平衡プラズマ領域Rとされ、この非平衡プラズマ領域Rには、ペレット状の光触媒体46が複数個、ランダムに配置されている。 【0059】 この試験装置では、内部電極42と外部電極43を配線44を介して電源45に接続し、この電源45を作動させて内部電極42と外部電極43との間に電圧を印加することにより、内部電極42の内周面の非平衡プラズマ発生領域Rに非平衡プラズマを発生させる。この状態で、この非平衡プラズマ発生領域Rに被処理ガスgを導入すると、この被処理ガスgは非平衡プラズマのエネルギー及び非平衡プラズマの発光により生じる紫外線や可視光により励起された光触媒体46中の光触媒により分解され、この有害物質が除去されたガスが排気管41の他の端部から排出される。 【0060】 次に、この試験装置による光触媒体の特性評価結果について説明する。 ここでは、放電方式として沿面放電を採用し、電源として24kHzの交流電圧を用い、一次側の電力を3Wとした。また、試験ガスとして、空気(20v/v%O2−80v/v%N2)にベンゼン(C6H6)を200ppm加えたものを用い、その流速を200mL/分とした。また、光触媒体46としては、二酸化チタン(TiO2)を66重量%、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を34重量%含むペレットを用いた。 【0061】 図10〜図14は、この試験装置による光触媒体の特性評価結果を示す図であり、図10はベンゼン(C6H6)の濃度(ppm)を、図11は一酸化炭素(CO)の濃度(ppm)を、図12は二酸化炭素(CO2)の濃度(ppm)を、図13は亜酸化窒素(N2O)の濃度(ppm)を、図14はオゾン(O3)の濃度(ppm)を、それぞれ示している。また、図中、Aはペレットの吸着特性、Bはペレットへの吸着後にプラズマを印加した場合の特性、Cはペレットに吸着することなくプラズマを印加して試験ガスを導入した場合の特性、Dはペレットを除いた状態でプラズマを印加して試験ガスを導入した場合の特性である。 【0062】 この特性評価結果によれは、以下のことが明らかとなった。 (1)ベンゼン(C6H6)について ・吸着のみによっても、ベンゼンの濃度が時間とともに減少する。 ・吸着後にプラズマを印加した場合、初期にベンゼンの脱離に相当するピークが観測され、最終的には、ベンゼン濃度は200ppmから15ppmにまで減少する。 ・ペレットに吸着することなくプラズマを印加した場合のベンゼンの除去率は92%である。 ・プラズマのみの場合のベンゼンの除去率は76%である。 ・ペレットがある方が、ベンゼンの除去率は17%程度向上した。 【0063】 (2)一酸化炭素(CO)について ・180分後の一酸化炭素(CO)は、Bの場合では260ppm、Cの場合では230ppm、Dの場合では370ppmにそれぞれ達した。 【0064】 (3)二酸化炭素(CO2)について ・180分後の二酸化炭素(CO2)は、Bの場合では530ppm、Cの場合では450ppm、Dの場合では405ppmにそれぞれ達した。 上記(2)及び(3)の時点での炭素の物質収支は、Bの場合では71%、Cの場合では60%、Dの場合では85%であった。また、二酸化炭素(CO2)の選択率も向上していた。 【0065】 (4)亜酸化窒素(N2O)について ・反応初期に若干の違いは見られるが、最終的には、B〜Dのいずれの場合でも140ppmとなっていた。なお、この試験結果では、窒素酸化物(NOx)は検出されなかった。 (5)オゾン(O3)について ・反応初期に若干の違いは見られるが、最終的には、B〜Dのいずれの場合でも680ppmとなっていた。 【産業上の利用可能性】 【0066】 非平衡プラズマと、この非平衡プラズマにより励起される光触媒、の双方により被処理ガスを分解することができることから、NOx、SOx、ダイオキシン等の種々の有害化学物質を効果的に分解・除去することができる。したがって、一般廃棄物や産業廃棄物の焼却炉から排出される排気ガス、自動車等から排出される排気ガス等、有害化学物質を含む有害ガスを分解処理して無害化することが求められる工業分野に適用すれば、その効果は非常に大きい。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】本発明の第1の実施形態の沿面放電電極を示す概略構成図である。 【図2】本発明の第2の実施形態の沿面放電電極を示す概略構成図である。 【図3】本発明の第2の実施形態の沿面放電電極の変形例を示す概略構成図である。 【図4】本発明の第3の実施形態のガス処理装置の要部を示す断面図である。 【図5】本発明の第3の実施形態の沿面放電電極の変形例を示す平面図である。 【図6】本発明の第3の実施形態の沿面放電電極の変形例を示す正面図である。 【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。 【図8】本発明の第3の実施形態の沿面放電電極に電源を接続した状態を示す正面図である。 【図9】光触媒体の特性評価を行う試験装置の要部を示す断面図である。 【図10】光触媒体の特性評価結果の一例であるベンゼン(C6H6)の濃度の経時変化を示す図である。 【図11】光触媒体の特性評価結果の一例である一酸化炭素(CO)の濃度の経時変化を示す図である。 【図12】光触媒体の特性評価結果の一例である二酸化炭素(CO2)の濃度の経時変化を示す図である。 【図13】光触媒体の特性評価結果の一例である亜酸化窒素(N2O)の濃度の経時変化を示す図である。 【図14】光触媒体の特性評価結果の一例であるオゾン(O3)の濃度の経時変化を示す図である。 【図15】従来の沿面放電電極を示す概略構成図である。 【図16】従来の沿面放電電極の作用を示す説明図である。 【符号の説明】 【0068】 11、21、34…沿面放電電極、12、22…接地電極、13、23…絶縁体、14、24、32…表面電極、15…光触媒体、16…配線、17…電源、31…ガス処理装置、35…排気管、36…網目、37…導線、38…電源。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004075 【氏名又は名称】ヤマハ株式会社 【識別番号】301021533 【氏名又は名称】独立行政法人産業技術総合研究所
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| 【出願日】 |
平成16年10月22日(2004.10.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武
【識別番号】100089037 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邊 隆
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| 【公開番号】 |
特開2005−144445(P2005−144445A) |
| 【公開日】 |
平成17年6月9日(2005.6.9) |
| 【出願番号】 |
特願2004−308498(P2004−308498) |
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