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【発明の名称】 弾球遊技機
【発明者】 【氏名】岩田 悟
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内

【要約】 【課題】手が比較的大きい遊技者に対しても手が比較的小さい遊技者に対しても操作し易い発射ハンドルを備えた弾球遊技機を提供する。

【解決手段】遊技領域に遊技球を弾発する遊技球発射装置と、遊技球発射装置による遊技球の弾発力を回動操作により調整可能な回動操作手段が設けられた発射ハンドル26とを備えた弾球遊技機10において、回動操作手段は、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な外側接触部63bが外周に形成された外側操作部63と、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な内側接触部が形成され外側操作部63の外郭よりも径が小さく構成された内側操作部79と、を有し、外側操作部63又は内側操作部79のいずれか一方を回動操作することにより遊技球の弾発力を調整する構成とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技領域に遊技球を弾発する遊技球発射装置と、前記遊技球発射装置による遊技球の弾発力を回動操作により調整可能な回動操作手段が設けられた発射ハンドルと、を備えた弾球遊技機において、
前記回動操作手段は、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な外側接触部が外周に形成された外側操作部と、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な内側接触部が形成され前記外側操作部の外郭よりも径が小さく構成された内側操作部と、を有し、
前記外側操作部又は前記内側操作部のいずれか一方を回動操作することにより遊技球の弾発力を調整することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記内側接触部が前記外側接触部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記内側操作部は前記外側操作部から遊技者側に突出した突出状部であり、前記突出状部に前記内側接触部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記内側操作部には遊技者の手が挿入可能な空間部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記内側操作部には前記空間部に遊技者の手が挿入される挿入口が形成され、
前記空間部は前記挿入口の外径よりも径を大きく構成した拡大空間部を有し、
前記内側接触部は前記拡大空間部を区画形成する区画形成面であることを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
【請求項6】
前記挿入口には当該挿入口を開放又は閉塞する開閉部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
【請求項7】
遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記空間部に設けられ遊技者による操作により前記遊技状態に所定の変化を生じさせる遊技関連操作手段と、を有し、
前記遊技制御手段は前記遊技関連操作手段からの操作信号に基づいた制御を実行することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項8】
前記遊技関連操作手段は前記遊技機裏面側に付勢する付勢手段により付勢されると共に遊技者側に摺動可能に設けられ、
前記遊技関連操作手段を前記付勢手段の付勢力に抗して遊技者側に摺動することにより前記遊技状態に所定の変化を生じさせることを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
【請求項9】
所定の条件に基づいて遊技の当否を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいた判定図柄を設定変動時間だけ変動表示した後に確定表示する表示手段と、を有し、
前記遊技関連操作手段は、前記設定変動時間を短縮又は延長することを特徴とする請求項7又は8に記載の弾球遊技機。
【請求項10】
前記外側操作部又は前記内側操作部の何れか一方を回動操作することにより、他方が一方に連動して回動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項11】
前記遊技球発射装置は遊技球を前記遊技領域に打ち出すための打球槌を備え、
前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方は前記打球槌と連動し、
前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方の回動操作に基づいて前記打球槌による遊技球の弾発力を調整することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項12】
前記外側操作部に設けられ前記外側操作部に前記内側操作部を固定するための第1固定部と、前記内側操作部に設けられ前記第1固定部に取り付けられる第2固定部と、を有し、
前記第1固定部と前記第2固定部が取り付けられることにより前記外側操作部と前記内側操作部が連動することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項13】
前記外側操作部を前記弾球遊技機の前面部に取り付けるための固定部材と、
前記固定部材に取り付けられる支持部材と、を有し、
前記外側操作部の少なくとも一部が前記固定部材と前記支持部材との間に回動可能に設けられ、前記内側操作部は前記支持部材を基準として前記固定部材側と反対側から前記外側操作部に固定されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項14】
前記内側操作部は前記支持部材を覆っていることを特徴とする請求項13に記載の弾球遊技機。
【請求項15】
前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方の回動操作に基づいて前記遊技球発射装置による発射制御を行う発射制御装置を備え、
前記発射ハンドルには、前記発射制御装置と接続され前記発射制御装置に遊技球の弾発を停止させる発射停止信号を出力する発射停止手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
【請求項16】
前記発射停止手段が前記空間部に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の弾球遊技機。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等に代表される弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の遊技機には、遊技領域に遊技球を弾発する遊技球発射装置と、前記遊技球発射装置に連動され遊技球の弾発力を回動操作により調整する回動操作部が設けられた発射ハンドルと、を備えたものがある。この遊技機では、回動操作部の回動量の調整に応じて遊技球発射装置により遊技球の弾発力を加減しながら遊技球を遊技領域に弾発して遊技していた。
【特許文献1】特開2002−45480号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、発射ハンドルの回動操作部の大きさは遊技者の手の大きさの大小に関係なく、所定の大きさに設定されているため、手が比較的大きい遊技者に対しても手が較的小さい遊技者に対しても操作性が悪いという問題が生じる虞があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、手が比較的大きい遊技者に対しても手が比較的小さい遊技者に対しても操作し易い発射ハンドルを備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、遊技領域に遊技球を弾発する遊技球発射装置と、前記遊技球発射装置による遊技球の弾発力を回動操作により調整可能な回動操作手段が設けられた発射ハンドルと、を備えた弾球遊技機において、前記回動操作手段は、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な外側接触部が外周に形成された外側操作部と、回動操作する際に遊技者の手が接触可能な内側接触部が形成され前記外側操作部の外郭よりも径が小さく構成された内側操作部と、を有し、前記外側操作部又は前記内側操作部のいずれか一方を回動操作することにより遊技球の弾発力を調整することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、前記内側接触部が前記外側接触部よりも内側に位置していることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、前記内側操作部は前記外側操作部から遊技者側に突出した突出状部であり、前記突出状部に前記内側接触部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記内側操作部には遊技者の手が挿入可能な空間部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の弾球遊技機において、前記内側操作部には前記空間部に遊技者の手が挿入される挿入口が形成され、前記空間部は前記挿入口の外径よりも径を大きく構成した拡大空間部を有し、前記内側接触部は前記拡大空間部を区画形成する区画形成面であることを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の弾球遊技機において、前記挿入口には当該挿入口を開放又は閉塞する開閉部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、遊技状態を制御する遊技制御手段と、前記空間部に設けられ遊技者による操作により前記遊技状態に所定の変化を生じさせる遊技関連操作手段と、を有し、前記遊技制御手段は前記遊技関連操作手段からの操作信号に基づいた制御を実行することを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の弾球遊技機において、前記遊技関連操作手段は前記遊技機裏面側に付勢する付勢手段により付勢されると共に遊技者側に摺動可能に設けられ、前記遊技関連操作手段を前記付勢手段の付勢力に抗して遊技者側に摺動することにより前記遊技状態に所定の変化を生じさせることを特徴とする。
【0013】
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の弾球遊技機において、所定の条件に基づいて遊技の当否を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいた判定図柄を設定変動時間だけ変動表示した後に確定表示する表示手段と、を有し、前記遊技関連操作手段は、前記設定変動時間を短縮又は延長することを特徴とする。
【0014】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記外側操作部又は前記内側操作部の何れか一方を回動操作することにより、他方が一方に連動して回動することを特徴とする。
【0015】
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記遊技球発射装置は遊技球を前記遊技領域に打ち出すための打球槌を備え、前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方は前記打球槌と連動し、前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方の回動操作に基づいて前記打球槌による遊技球の弾発力を調整することを特徴とする。
【0016】
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記外側操作部に設けられ前記外側操作部に前記内側操作部を固定するための第1固定部と、前記内側操作部に設けられ前記第1固定部に取り付けられる第2固定部と、を有し、前記第1固定部と前記第2固定部が取り付けられることにより前記外側操作部と前記内側操作部が連動することを特徴とする。
【0017】
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記外側操作部を前記弾球遊技機の前面部に取り付けるための固定部材と、前記固定部材に取り付けられる支持部材と、を有し、前記外側操作部の少なくとも一部が前記固定部材と前記支持部材との間に回動可能に設けられ、前記内側操作部は前記支持部材を基準として前記固定部材側と反対側から前記外側操作部に固定されることを特徴とする。
【0018】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の弾球遊技機において、前記内側操作部は前記支持部材を覆っていることを特徴とする。
【0019】
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記外側操作部又は前記内側操作部の少なくとも一方の回動操作に基づいて前記遊技球発射装置による発射制御を行う発射制御装置を備え、前記発射ハンドルには、前記発射制御装置と接続され前記発射制御装置に遊技球の弾発を停止させる発射停止信号を出力する発射停止手段が設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の弾球遊技機において、前記発射停止手段が前記空間部に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
請求項1に記載の発明は、比較的手の大きい遊技者であれば、発射ハンドルの回動操作手段を構成する外側操作部の外周に形成された外側接触部を持って外側操作部を回動操作することにより、遊技球発射装置から弾発される遊技球の弾発力を調整することができる。一方、比較的手の小さい遊技者であれば、内側操作部は外側操作部の外郭よりも径が小さく構成されているため、内側操作部に形成された内側接触部を持って内側操作部を回動操作することができ、これにより、遊技球発射装置により弾発される遊技球の弾発力を調整することができる。
以上のように、本発明によれば、手が比較的大きい遊技者に対しても手が比較的小さい遊技者に対しても発射ハンドルの操作を容易にすることができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、内側接触部が外側接触部よりも内側に位置しているため、手が比較的小さい遊技者にとっては内側操作部を操作し易くなる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、内側操作部は外側操作部から遊技者側に突出した突出状部であり、突出状部に内側接触部が形成されているため、手の比較的小さい遊技者が内側操作部を容易に操作することができる。
【0024】
請求項4に記載の発明は、内側操作部には空間部が形成されているため、空間部に遊技者の手を挿入することにより内側操作部が操作し易くなる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、遊技者は挿入口から手を挿入し拡大空間部を区画形成する区画形成面を持つことにより、内側操作部を容易に回動させることができる。また、拡大空間部の外径が挿入口の外径よりも大きいので、拡大空間部において、遊技者の手(指)が拘束されることを軽減することができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、挿入口を開放又は閉塞する開閉部材が設けられているため、内側操作部を使用しないときには開閉部材により挿入口を閉塞することができる。一方、内側操作部を使用するときには開閉部材により挿入口を開放することができる。このように、開閉部材を設けることにより、空間部に埃やゴミなどが入ることを防止できる。また、内側操作部の不使用時には挿入口を閉塞することにより、空間部が外観からは見えなくなるため、意匠性を向上させることができる。
【0027】
請求項7に記載の発明は、遊技者が遊技関連操作手段を操作すると、遊技制御手段が遊技関連操作手段からの操作信号に基づいて制御され、遊技制御手段が制御されると、遊技状態が変化する。このように、遊技者が空間部に手を挿入して内側操作部を回動操作すると共に、遊技関連操作手段を操作することにより遊技状態を変化させることができ、遊技性をさらに向上させることができる。
【0028】
請求項8に記載の発明は、遊技者が空間部の遊技関連操作手段を付勢手段の付勢力に抗して遊技者側に摺動させることにより、遊技状態を容易に変化させることができる。
【0029】
請求項9に記載の発明は、判定手段により所定の条件に基づいて遊技の当否が判定され、表示手段には判定手段の判定結果に基づいた判定図柄が設定変動時間だけ変動表示され、その後、確定表示される。ここで、遊技者が遊技関連操作手段を操作すると、設定変動時間が短縮又は延長されることにより、確定表示に至るまでの時間を変化させることができ、遊技性をさらに向上させることができる。
【0030】
請求項10に記載の発明は、外側操作部又は内側操作部の何れか一方を回動操作することにより、他方が一方に連動して回動するため、手が比較的大きな遊技者にとっても手が比較的小さな遊技者にとっても発射ハンドルが操作し易くなる。
【0031】
請求項11に記載の発明は、外側操作部又は内側操作部の少なくとも一方の回動操作に基づいて打球槌による遊技球の弾発力を調整することができるため、遊技者は遊技球の弾発力を容易に調整することができる。
【0032】
請求項12に記載の発明は、外側操作部の第1固定部と内側操作部の第2固定部が取り付けられることにより、外側操作部又は内側操作部の一方を回動操作すると、両者が連動するため、他方も回動する。このように、外側操作部と内側操作部に第1固定部及び第2固定部を設けるだけの簡易な構成で、両者を相互に連動させることができる。
【0033】
請求項13に記載の発明は、外側操作部が固定部材と支持部材との間に回動可能となるように設けられているため、内側操作部を外側操作部に取り付けると、内側操作部も外側操作部と共に回動させることができる。このように、支持部材を設けただけの簡易な構成で、両者を相互に連動させることができる。
【0034】
請求項14に記載の発明は、内側操作部が支持部材を覆っているため、支持部材が外部に露出することがない。このため、発射ハンドルの意匠性を向上させることができる。また、発射ハンドルを操作する際に支持部材が操作の邪魔になることがない。
【0035】
請求項15に記載の発明は、発射停止手段から発射停止信号が発射制御装置に出力され、発射停止信号が発射制御装置に出力されると、発射制御装置により遊技球発射装置が発射制御され、遊技球発射装置からの遊技球の弾発が停止される。これにより、遊技球の弾発を必要に応じて停止させることができる。
【0036】
請求項16に記載の発明は、発射停止手段が空間部に設けられているため、空間部のスペースを有効に利用することができる。また、発射停止手段が外部に露出することがないので、発射ハンドルの意匠性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
次に、本発明の一実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すように、パチンコ遊技機(弾球遊技機)10は、本体枠12と、本体枠12に組み込まれる遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16に嵌め込まれたガラス板17と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられ本体枠12に対して少なくとも一端側を軸にして開閉可能な上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26と、を備えている。
【0038】
また、図1に示すように、遊技盤14の前面には複数の障害釘300が打ちこまれている。尚、釘を打ち込むような構成とせず、遊技盤14を樹脂素材で成形し、この樹脂素材の遊技盤14に金属製の棒状体を遊技盤14の前方向に突出するように植設する構成としてもよい。
【0039】
更に、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられた回動操作手段を備え、遊技者は回動操作手段を操作することによりパチンコ遊技を進めることができる。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28を備えた発射装置29が設けられている。発射ハンドル26が遊技者によって時計回り方向へ回動操作されたときには、発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射装置29(図4参照)から遊技盤14に形成された遊技領域に向けて順次弾発発射される。発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘300との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0040】
また、遊技盤14の前面の略中央には、画像表示装置(表示手段)19が設けられている。画像表示装置19には図柄制御基板85(図2参照)が接続されている。
また、画像表示装置19には特別図柄表示部32aが設けられており、特別図柄表示部32aでは図柄制御基板85により制御されて、例えば0〜11の数字部と所定のキャラクター部より成る特別図柄を所定の数(例えば、左、中、右の3つの図柄が表示されるように)設定して、所定の数の各々の特別図柄が可変表示される。
また、特別図柄表示部32aの左下には普通図柄表示部52が設けられている。この普通図柄表示部52は、普通図柄表示状態として、表示情報である例えば0〜9よりなる普通図柄が変動と停止とを繰り返すように可変表示される。
【0041】
また、画像表示装置19の左右の下部には、普通図柄表示作動ゲート55a及び55bが設けられている。この普通図柄表示作動ゲート55a及び55bには、普通図柄表示部52に表示される複数種類の図柄を変動表示状態に移行する契機となる普通図柄用球検知センサ41が各々設けられている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート55a又は55bを通過すると普通図柄用球検知センサ41に検知され、検知を起因に普通図柄の当否判定を行い、図柄制御基板85により制御されて普通図柄表示部52で普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間経過した後、変動表示している普通図柄を普通図柄用球検知センサ41での遊技球の検知を起因に判定された当否判定の結果に基づいた普通図柄で停止表示する。
【0042】
普通図柄の当否判定の結果が当りとなり、この変動表示されていた普通図柄が所定の図柄、例えば「7」となって停止して表示されたときには、後述する始動口44の左右の両側に設けられている可動片58a及び58bを駆動するためのソレノイド57に電流を供給し、始動口44に遊技球が入り易くなるように始動口44に設けられた可動片58a及び58bを駆動して、前記始動口44に遊技球が入賞し難い閉鎖状態から前記始動口44に遊技球が入賞し易い開放状態となるように構成されている。なお、始動口44に設けられた可動片58a及び58bを開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、始動口44に設けられた可動片58a及び58bを開放状態から閉鎖状態に駆動し、始動口44を閉鎖状態として、遊技球が入りにくくなるようにする。また、判定結果が当たりの際には、可動片58a及び58bの開放・閉鎖を所定回数(例えば2・3回)繰り返してもよい。
【0043】
また、特別図柄表示部32aの左上方及び右上方には、特別図柄記憶表示ランプ34a(図3では保留ランプ34)が設けられている。また、各特別図柄記憶表示ランプ34aの近傍では、普通図柄記憶表示ランプ34b(図3では保留ランプ35)が設けられている。また、特別図柄記憶表示ランプ34a及び普通図柄記憶表示ランプ34bは、ランプ制御基板87(図2参照)と電気的に接続されており、制御回路基板60からの制御信号に基づいて、ランプ制御基板87により点灯制御される。
【0044】
また、遊技盤14の下部には、遊技球が入球可能な大入賞口38が設けられている。この大入賞口38には、通常、遊技球が大入賞口38内に入球し難くするシャッタ(開閉板)40が開閉自在に設けられている。いわゆる大当たり状態になったときに、シャッタ(開閉板)40は、ソレノイド48により駆動され、開放状態となる。なお、大入賞口38の下側にはアウト口49が形成されている。
【0045】
一方、画像表示装置19と大入賞口38との間には、始動口44が設けられている。この始動口44には、特別図柄表示部32aに表示される複数の特別図柄を変動表示状態に移行する契機となると共に、遊技状態が大当たり状態(通常遊技状態よりも遊技者に有利な特典がある特典遊技状態。例えば前記シャッタ(開閉板)40の開放状態)になるか否かの判定をするための起因となる始動入賞球検知センサ42が設けられている。
また、遊技盤14の始動口44の左側には、左落し入賞口54aが設けられている。さらに、遊技盤14の始動口44の右側には、右落し入賞口54bが設けられている。
なお、上述した大入賞口38、始動口44、左落し入賞口54a及び右落し入賞口54bに遊技球が入賞したときには、入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が賞球払出装置71から上皿20に払い出され、上皿20が満杯状態となると溢れた遊技球が下皿22に流下するように構成されている。また、例えばいずれかの入賞口への遊技球の入賞回数や入賞による当否に応じて、大当たりの発生確率が通常時と異なる確率に変わる確率変動状態や通常時よりも図柄の変動時間が短縮された時間短縮状態になるなどの遊技状態が変更される場合がある。
【0046】
また、画像表示装置19の左右の両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための風車59a及び59bが設けられている。
また、図1に示すように、上皿20の表面にはスピーカ46a、46b(図3ではスピーカ46)が取り付けられている。図2に示すように、スピーカ46は、音声制御基板89と電気的に接続されている。
さらに、パチンコ遊技機10の左上方部と右上方部には、遊技性を向上させるための装飾ランプ73a、73b(図3では装飾ランプ73)が設けられている。また、装飾ランプ73a、73bは、ランプ制御基板87(図2参照)と電気的に接続されており、制御回路基板60からの制御信号に基づいて、ランプ制御基板87により点灯制御される。
【0047】
ここで、本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機10の制御回路基板を示すブロック図について説明する。
【0048】
図3に示すように、制御回路基板60の入出力回路62には、普通図柄用球検知センサ41が接続されている。遊技球が普通図柄作動ゲート55a又は55bを通過すると、普通図柄用球検知センサ41からの検出信号が入出力回路62に入力される。この検出信号を基にCPU(判定手段)66が普通図柄の当否等を判定し、判定結果に係わる情報(データ)を図柄制御基板85に送信し、図柄制御基板85が制御回路基板60からの情報(データ)を受信することによって、普通図柄表示部52上で普通図柄の変動表示が開始され、受信した情報(データ)に基づいた表示態様を表示する。
【0049】
また、制御回路基板60の入出力回路62には、始動入賞球検知センサ42が接続されている。遊技球が始動口44を通過すると、始動入賞球検知センサ42からの検出信号が入出力回路62に入力される。この検出信号を基にCPU(判定手段)66が大当たり判定処理や特別図柄の決定処理等を行い、処理結果に係る情報(データ)を図柄制御基板85に送信し、図柄制御基板85が制御回路基板60からの情報(データ)を受信することによって、特別図柄表示部32a上でいわゆる大当たり抽選結果が表示される。
【0050】
また、入出力回路62には、図柄制御基板(遊技制御手段)85と、ランプ制御基板(遊技制御手段)87と、音声制御基板(遊技制御手段)89と、がそれぞれ接続されている。図柄制御基板85は、CPU66から出力信号に基づいて画像表示装置19の特別図柄表示部32a及び普通図柄表示部52で表示される図柄を表示制御する。また、ランプ制御基板87は、CPU66から出力信号に基づいて保留ランプ34、35や装飾ランプ73を制御する。また、音声制御基板89は、CPU66から出力信号に基づいてスピーカ46から出力される音声を出力制御する。
【0051】
また、制御回路基板60は、CPU66と共にROM(リード・オンリー・メモリ)68及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)70を備え、前記入出力回路62と接続されている。ROM68には、パチンコ遊技機10の遊技全体の流れを制御する制御プログラムが記憶されている。また、図柄制御基板85やランプ制御基板87や音声制御基板89は、それぞれCPU、ROM、RAMを備えており、図柄制御基板85のROMには、大当たり状態以外における通常のパチンコ遊技や大当たり抽選処理が行われるときに、特別図柄表示部32aに表示される画像の画像データや、特別図柄表示部32aにおいて変動表示や停止表示される図柄の画像データ、演出画面として表示される動体物等のキャラクターのキャラクター画像データ、特別図柄表示部32aの背景を構成する背景画像データ、及び動画映像画像データ等、が記憶されており、音声制御基板89のROM(図示省略)には遊技に用いる音データが記憶されており、ランプ制御基板87のROM(図示省略)には、装飾ランプ36等のランプ類の点灯・点滅動作パターンのデータ等が記憶されている。
【0052】
さらに、制御回路基板60のRAM70には、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値が記憶可能な記憶領域を備えている。このRAM70には、例えば、新たな入力データやCPU66による演算過程の一時的な記憶や演算結果や遊技の履歴を示す累積リーチデータ、累積変動数及び累積大当たり回数等が記憶可能になっている。
【0053】
また、CPU66では、ROMに記憶されているデータやRAMを使用して演算処理等を行い、この演算結果に基づいた情報(データ:コマンド)或いは信号を各々に対応する各制御基板(図柄制御基板85やランプ制御基板87や音声制御基板89)に送信する。各制御基板では受信した情報(データ:コマンド)或いは信号に基づいて遊技制御が行われる。
【0054】
また、CPU66は、特別図柄の変動表示時間を計測する計測手段を備え、前記計測手段によって図柄が設定変動時間だけ変動表示されたことを計測した際に、図柄制御基板85に特別図柄の判定結果を停止表示するように変動表示停止指示を送信する。つまり、制御回路基板60では、判定結果として表示される図柄を決定すると共に、変動表示態様の変動時間を決定し、決定された図柄や変動時間に対応した情報(データ:コマンド)或いは信号を図柄制御基板85に送信し、図柄制御基板85は受信した情報(データ:コマンド)或いは信号に基づいて図柄を変動表示する。その際に制御回路基板60で変動時間を計測しているために制御回路基板60から変動表示の停止指示制御を行う構成となっている。
【0055】
さらに、入出力回路62には、賞球や貸し球を払い出す制御を行う払出制御基板72や、普通図柄用球検知センサ41と始動入賞球検知センサ42以外のセンサ類74や、ソレノイド48等が接続されている。また、画像表示装置19(特別図柄表示部32a)は図柄制御基板85に接続され、スピーカ46は音声制御基板89に接続され、保留ランプ34、35及び装飾ランプ73a、73bなどのランプ類はランプ制御基板97に接続されている。
【0056】
なお、ソレノイド48は、大当たり状態になったときに、シャッタ(開閉板)40を開閉駆動するためのものである。さらに、保留ランプ34は、特別図柄表示部32aによりまだ判定結果を表示していない判定表示結果の保留回数を示すものである。また、保留ランプ35は、普通図柄表示部52によりまだ判定結果を表示していない判定結果表示の保留回数を示すものである。また、装飾ランプ73a、73bは、遊技が大当たりとなったときやリーチとなったときに遊技者にその旨を示す等の演出に使用され、ランプ制御基板87の制御に基づいて点滅又は点灯するものである。
【0057】
図4に示すように、パチンコ遊技機10は発射制御装置(発射制御回路基板を含む)27を備えている。この発射制御装置27には、発射ハンドル26を遊技者が操作しているか否かを検出するタッチセンサ(図3ではタッチスイッチ)76と、発射装置(遊技球発射装置)29に設けられた発射モータ28が接続されている。発射制御装置27は、前記タッチセンサ76の信号が入力され、後述する単発スイッチ検出器47から発射停止信号が無ければ、発射モータ28を駆動制御する。発射モータ28が発射制御装置27により駆動制御されることにより、発射装置29から遊技球が遊技領域に向けて発射される。また、発射制御装置27は払出制御基板72と接続され、上記のように発射ハンドル26の回動操作手段を回動操作し、タッチセンサ76による信号が検出された場合の条件が成立した際に発射可能になるように構成されている。また、タッチセンサ76は、回動操作手段として後述の外側操作部63の外側接触部63bや内側操作部79の内側接触部92の少なくとも1部が導電性部材により構成することによってタッチセンサの役割をする。
【0058】
さらに詳細には、図4に示すように、発射装置(遊技球発射装置)29はパチンコ遊技機10に取り付けるための基板31を備えており、この基板31には、発射モータ28と、遊技球を弾発する打球槌33と、打球槌33と連結されると共に発射モータ28の駆動に連動される打球槌33の付勢用巻きバネ78を備えた発射力調整装置84や、発射力調整装置84と連動すると共に発射ハンドル26の駆動軸39が接続あるいは装着可能な発射ハンドル取付部43が設けられている。発射ハンドル26の回動操作手段を操作することにより駆動軸29が回動し、駆動軸39の回動量に応じて前記発射力調整装置84の付勢用巻きバネ78の付勢を強くし、遊技球の弾発力を調整できるように構成されている。
【0059】
ここで、本願発明の要旨である発射ハンドル26の構造について、詳細に説明する。
【0060】
図4乃至図7に示すように、発射ハンドル26は、カップ状の固定部材45を備え、発射ハンドル取付部43に固定できるように構成されている。この固定部材45は、下皿22の近傍のパチンコ遊技機10の前面部に取り付けられる。この固定部材45には単発スイッチ検出器(発射停止手段)47が取り付けられている。また、固定部材45には、単発スイッチ(発射停止手段)51が回転軸回りに回転可能となるように取り付けられている。この単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47との接触が解除している状態では単発スイッチ検出器47から発射制御装置27に停止信号が出力されないが、単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47が接触している状態であれば、単発スイッチ検出器47から発射制御装置27に停止信号が出力される。単発スイッチ51は、後述する外側操作部63が回動していない状態においては、外側操作部63の裏面側に設けた凸部82によって、単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47が接触する状態に付勢され、外側操作部63を回動することによって凸部82による付勢が解除され、単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47との接触が解除される。また、外側操作部63の回動操作中においても単発スイッチ51を任意に単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47が接触するように操作することが可能となっている。
また、固定部材45の略中央部には、駆動軸39が貫通する貫通孔53が形成されている。
さらに、固定部材45には、3つの円筒状の接続部61がそれぞれ形成されている。
【0061】
また、固定部材45には、外側操作部(回動操作手段)63が支持部材65と固定部材45との間で回動可能(摺動可能)となるように取り付けられている。この支持部材65は、円盤状に形成されており、固定部材45の各接続部61と接続する突状部67がそれぞれ形成されている。また、支持部材65の略中央部には、駆動軸39が貫通する貫通孔69が形成されている。
また、外側操作部(回動操作手段)63は、円盤状の外側操作部本体63aと、外側操作部本体63aの外周に形成され遊技者が外側操作部(回動操作手段)63を操作する際に手が接触可能な外側接触部63bと、で構成され、外側接触部63bには、外側接触部63bから突出した爪部63cが形成されている。
この外側操作部本体63aの略中央部には、駆動軸39が貫通する貫通孔75が形成されている。また、外側操作部本体63aには2つの溝部77が形成されており、固定部材45への組付け時には固定部材45の各接続部61が各溝部77を貫通するようになっている。なお、この溝部77は、固定部材45の各接続部61が貫通された状態で、外側操作部(回動操作手段)63が固定部材45に対して回動可能となるような大きさに形成されている。
さらに、外側操作部本体63aの遊技者側の側面には、後述の内側操作部(回動操作手段)79に形成された環状の装着部(第2固定部)81に挿入する環状の挿入片(第1固定部)83が形成されている。
また、爪部63cは、所定の間隔をあけて複数形成されている。また、爪部63cの表面の一部は湾曲状に形成されており、遊技者が操作し易くなっている。さらに、爪部63cは固定部材45に対して径方向外側に大きく突出しているため、遊技者が爪部63cを接触することが容易となる。
【0062】
また、外側操作部本体63aには、支持部材65を覆うように内側操作部(回動操作手段)79が取り付けられている。このように、支持部材65は内側操作部(回動操作手段)79により完全に覆われるため、支持部材65が外部に露出することがなく、発射ハンドル26の意匠性を向上させることができるとともに、支持部材65が操作の邪魔になることがない。また、内側操作部(回動操作手段)79は、回動操作の際に遊技者の手が接触する区画形成面(内側接触部)92を備え、外側操作部(回動操作手段)63よりも遊技者側に突出した突出状部であり、その外郭(外径)が外側操作部(回動操作手段)63の径よりも小さくなるように構成されている。また、内側操作部(回動操作手段)79は外側操作部本体63aよりも径方向内側(駆動軸39側)に位置している。
また、内側操作部(回動操作手段)79には空間部88が形成されている。すなわち、内側操作部(回動操作手段)79の表面には遊技者の手(指)が挿入可能な挿入口(空間部)90が形成されており、その内部には挿入口90の外径よりも径を大きくした拡大空間部(空間部)91が形成されている。この挿入口90と拡大空間部91とが連通しており、空間部88を構成している。また、内側操作部(回動操作手段)79の裏面側には拡大空間部91を区画形成するための区画形成面(内側接触部)92が形成されており、この区画形成面(内側接触部)92は拡大空間部91が球状となるように曲面状に形成されている。
なお、上述した単発スイッチ51及び単発スイッチ検出器47の替わりに或いは別に、例えば押しボタン式のスイッチ(図示省略)を拡大空間部91に設け、遊技者が拡大空間部91に手を挿入したときにスイッチ(発射停止手段)を操作できるようにしてもよい。これにより、遊技者はスイッチ(発射停止手段)を容易に操作することができ、遊技球の弾発を制御することができる。また、拡大空間部91にスイッチ(発射停止手段)を設けることにより、スイッチ(発射停止手段)を隠すことができ、発射ハンドル26の意匠性を向上させることができる。このスイッチの設置場所は、特に限られるものではなく、この他にも、例えば、内側操作部(回動操作手段)79の表面、外側操作部(回動操作手段)63と内側操作部(回動操作手段)79との間などに設けてもよい。
また、内側操作部(回動操作手段)79には環状の装着部(第2固定部)81が形成されている。この装着部81の径方向内側に外側操作部本体63aの挿入片83が挿入(圧入)されて、或いは装着部(第2の固定部)81と挿入片83を嵌め合わせてビス等の固定部材により固定して、両者が相互に取り付けられる。
これらにより、遊技者は挿入口90から内部の拡大空間部91に手を挿入して区画形成面(内側接触部)92を持ち、内側操作部(回動操作手段)79を左右に回動させることにより、内側操作部(回動操作手段)79が外側操作部(回動操作手段)63と共に回動する。なお、遊技者が爪部63cに接触し、外側操作部(回動操作手段)63を左右に回動させることにより、外側操作部(回動操作手段)63が内側操作部(回動操作手段)79と共に回動する。
また、外側操作部(回動操作手段)63は駆動軸39に連動するように固定されている。このため、外側操作部(回動操作手段)63或いは内側操作部(回動操作手段)79が回動すると、駆動軸39も回動する。
【0063】
以上のように、本実施形態の弾球遊技機に用いられる発射ハンドル26は、内側操作部(回動操作手段)79が取り付けられた外側操作部(回動操作手段)63が固定部材45と支持部材65との間に回動可能に設けられる構成となっており、回動操作手段として外側操作部(回動操作手段)63と内側操作部(回動操作手段)79により構成され、遊技者が内側操作部(回動操作手段)79又は外側操作部(回動操作手段)63の一方を左右に回動させると他方も連動する構成になっている。
【0064】
次に、本実施形態の弾球遊技機の作用について説明する。
【0065】
図4乃至図7に示すように、遊技者の手が比較的大きい場合には、遊技者が外側操作部(回動操作手段)63を構成する爪部63cを持ち右側に回動操作すると、駆動軸39が右側に回動する。なお、このとき、内側操作部(回動操作手段)79も外側操作部(回動操作手段)63と共に右側に回動する。駆動軸39が回動すると、発射力調整装置84の付勢用巻きバネ78の付勢を強くし、発射制御装置27によって発射ハンドル26を遊技者が操作する際に接触するタッチセンサ76を検知し発射モータ28を駆動することによって、打球槌33により遊技球を遊技領域に向けて弾発することができる。また、駆動軸39の回動量に応じて発射力調整装置84の付勢用巻きバネ78の付勢力が変化し、回動量に連動して遊技球の弾発力を調整することができる。
【0066】
一方、手が比較的小さい遊技者にとっては、外側操作部(回動操作手段)63は外周に回動操作用の外側接触部63bが形成され、又、外側操作部(回動操作手段)63の外郭(外径)は爪部63cを含めて大きく構成されているために外側操作部(回動操作手段)63は持ち難く(操作し難く)なっており、外側操作部(回動操作手段)63の操作性が悪かった。
ここで、手が比較的小さい遊技者は、外側操作部(回動操作手段)63の外郭(外径)よりも径が小さい内側操作部(回動操作手段)79を操作することによって操作性が向上する。
また、内側操作部(回動操作手段)79の操作手段・構成として、例えば内側操作部(回動操作手段)79の挿入口90の内部に手(又は指)を挿入し拡大空間部91に位置させて、区画形成面(内側接触部)92を持って内側操作部(回動操作手段)79を右側に回動操作すると、外側操作部(回動操作手段)63も共に回動し、このとき駆動軸39も回動する。これにより、同様にして、遊技球が遊技領域に向けて打ち出される。このように、内側操作部(回動操作手段)79(あるいは駆動軸39)の回動角度(回転量)に基づいて打球槌33を駆動制御することができ、遊技球の弾発力を適宜調整することができる。
【0067】
以上のように、本実施形態のパチンコ遊技機10によれば、手が比較的大きな遊技者に対しても、あるいは手が比較的小さな遊技者に対しても、容易に発射ハンドル26を操作することができる。
【0068】
また、遊技者が外側操作部(回動操作手段)63又は内側操作部(回動操作手段)79を右側に回動操作して遊技球を弾発してパチンコ遊技を開始し、その後、遊技者が外側操作部(回動操作手段)63又は内側操作部(回動操作手段)79から手を離してパチンコ遊技を終了したときには、回動操作手段である外側操作部(回動操作手段)63又は内側操作部(回動操作手段)79が発射装置29のバネ等の付勢力により自然に回動開始位置(初期状態)に向けて回動する。この時に、手が外側操作部(回動操作手段)63や内側操作部(回動操作手段)79から離れているため、タッチセンサ76からの信号がなくなるために発射制御装置27は発射モータ28の駆動を停止し、外側操作部(回動操作手段)63の凸部82により単発スイッチ51が押圧され、単発スイッチ51と単発スイッチ検出器47が接触状態となり、遊技球の弾発が停止される。このように、遊技者が外側操作部(回動操作手段)63又は内側操作部(回動操作手段)79から手を離すだけで、遊技球の弾発が自動的に停止されるため、不要な遊技球の弾発を防止することができる。
【0069】
なお、本実施形態の弾球遊技機10では、内側操作部(回動操作手段)79に形成された挿入口90が常に開放されている構成を例にとり説明したが、これに限られるものではない。
例えば、図8に示すように、挿入口90にシャッタ(開閉部材)99を設け、このシャッタ99をスライド移動させることにより、挿入口90を開放又は閉塞するようにしてもよい。また、挿入口90にヒンジ付きの小型ドア(図示省略)を設け、ヒンジによる回動により小型ドアを開閉させて挿入口90を開放又は閉塞させてもよい。
このように、シャッタ99により挿入口90を開放又は閉塞する構成とすることにより、内側操作部(回動操作手段)79の不使用時にはシャッタ99により挿入口90を閉塞することができる。これにより、挿入口90から拡大空間部91に埃やゴミなどが入ってしまうことを防止できるとともに、発射ハンドル26の意匠性を向上させることができる。
【0070】
また、図9に示すように、拡大空間部91に、遊技者側に摺動可能となるように引張式スイッチ(遊技関連操作手段)94を設けてもよい。この引張式スイッチ94は、軸部94aと、軸部94aの先端に形成された拡径部94bと、で構成されており、軸部94aが支持部材65の貫通孔95、外側操作部(回動操作手段)63の溝部77及び固定部材45を貫通して、基板31に設けられた引張検出器(遊技関連操作手段)96に接続されている。また、引張式スイッチ94は、付勢手段(図示省略)によりパチンコ遊技機10の背面側に常時、付勢されている。図3に示すように、この場合、引張検出器96は、制御回路基板60と電気的に接続されている。
【0071】
遊技者が拡大空間部91に手を挿入して引張式スイッチ94を手前側(遊技者側)に引っ張ると、引張式スイッチ94が手前側に摺動する。引張式スイッチ94が手前側に摺動すると、引張検出器96から検出信号(操作信号)が制御回路基板60に入力される。制御回路基板60に入力された検出信号(操作信号)をCPU66が検出すると、画像表示装置19により図柄が変動表示していれば、変動開始時に設定した設定変動時間よりも短縮又は延長するように、図柄表示制御基板(遊技制御手段)85に情報(データ:コマンド)或いは信号を送信し、図柄表示制御基板(遊技制御手段)85は画像表示装置19に表示している変動表示を短縮又は延長する処理を実行する。このように、遊技者が自由に遊技状態を変化させることにより、遊技性をさらに向上させることができる。
なお、引張式スイッチ94が手前側に摺動するとことにより、制御回路基板60からランプ制御基板87に検出信号(操作信号)に基づいた情報(データ:コマンド)或いは信号を送信することによって装飾ランプ73a、73b等のランプ類の発光態様を変化制御させてもよい。
また、引張式スイッチ94が手前側に摺動するとことにより、制御回路基板60から音声制御基板89に検出信号(操作信号)に基づいた情報(データ:コマンド)或いは信号を送信することによってスピーカ46a、46bから出力される音声態様を変化制御させてもよい。
【0072】
このように、遊技者は引張式スイッチ94を手前側に引っ張ることにより自由に遊技状態を変化させることができ、遊技性を格段に向上させることができる。
【0073】
本実施例においては、主に内側操作部(回動操作手段)79に空間部が構成されているが、例えば、図10(a)のように、内側操作部(回動操作手段)79は、外郭(外径)が外側操作部(回動操作手段)63の径よりも小さく構成され、外側操作部(回動操作手段)63よりも遊技者側に突出した突出状部により形成されたつまみ式(ダイヤル形状)の構成でもよい。また、この構成の場合は、つまみ式(ダイヤル形状)の外周が内側接触部92となる。さらに、図10(b)のように、図10(a)に示す内側操作部(回動操作手段)79に空間部88を設けてもよい。
また、外側操作部(回動操作手段)63が駆動軸39に軸支され、外側操作部(回動操作手段)63と共に内側操作部(回動操作手段)79が回動可能となるように固定部材45と支持部材65を設けているが、内側操作部(回動操作手1)79は支持部材65に干渉しない状態(非接触状態)で、図11(a)や図11(b)のように構成してもよい。つまり、図11(a)では、支持部材65が固定部材45の中央に軸支され、その外周に外側操作部(回動操作手段)63と内側操作部(回動操作手段)79が固定されている。また、図11(b)においては、外側操作部(回動操作手段)63の中央に内側操作部(回動操作手段)79が固定(軸支)され、その固定(軸支)の外周に固定部材45と支持部材65が固定されている。このような構成にすることによって、外側操作部(回動操作手段)63と共に内側操作部(回動操作手段)79が回動可能となる。
【0074】
本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、外側操作部(回動操作手段)63と内側操作部(回動操作手段)79が連動するように固定されているが、外側操作部(回動操作手段)63と内側操作部(回動操作手段)79の一方に凸状の引掛け部を形成し、他方に一方が回動操作した際に引掛け部が引っ掛かる引掛け受け部を設けて連動する構成にしてもよい。また、挿入口(空間部)90に凹凸部を形成し、遊技者の手(指)が挿入口90(空間部)90に挿入した場合に、手(指)が挿入口(空間部)90の凹凸部にはまり込み、内側操作部(回動操作手段)79を操作し易く(持ちやすく)する構成にしてもよい。
また、外側操作部(回動操作手段)63自体に、遊技者の手が挿入可能な開口部を設け、この開口部を内側操作部(回動操作手段)79として機能させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の内部構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の制御回路基板を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の遊技球発射装置、遊技球発射制御装置及び発射ハンドルを示した斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの組立分解図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの組立分解図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの側面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドル変形例となる発射ハンドルの側面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの変形例となる発射ハンドルの組立分解図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの変形例となる発射ハンドルの側面図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機に用いられる発射ハンドルの変形例となる発射ハンドルの側面図である。
【符号の説明】
【0076】
10 パチンコ遊技機(弾球遊技機)
19 画像表示装置(表示手段)
26 発射ハンドル
27 発射制御装置
29 発射装置(遊技球発射装置)
33 打球槌
45 固定部材
47 単発スイッチ検出器(発射停止手段)
51 単発スイッチ(発射停止手段)
63 外側操作部(回動操作手段)
63b 外側接触部
63c 爪部
65 支持部材
66 CPU(判定手段)
79 内側操作部(回動操作手段)
81 装着部(第2固定部)
83 挿入片(第1固定部)
85 図柄制御基板(遊技制御手段)
87 ランプ制御基板(遊技制御手段)
88 空間部
89 音声制御基板(遊技制御手段)
90 挿入口
91 拡大空間部
92 区画形成面(内側接触部)
94 引張式スイッチ(遊技関連操作手段)
96 引張検出器(遊技関連操作手段)
99 シャッタ(開閉部材)

【出願人】 【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号
【出願日】 平成16年3月31日(2004.3.31)
【代理人】 【識別番号】100120226
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 知浩

【公開番号】 特開2005−287718(P2005−287718A)
【公開日】 平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願番号】 特願2004−106039(P2004−106039)