| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 豪 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者が最後まで飽きることなく遊技を楽しむことができ、更に、遊技者の技術介入度を考慮した弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】特別遊技を行うかの判定を行う特別遊技入賞判定装置100と特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機1において、特別遊技の入賞判定装置に少なくとも開放時間決定手段10及び大当たり抽選手段30を含み、開放時間決定手段10に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段30の開放時間を決定することを特徴としている。これにより、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことが可能となる。更に、開放時間決定手段10に遊技球を入球させる遊技者の技術介入度が大当たり抽選に影響を及ぼすことになり、熟練した遊技者であっても飽きを感じることなく遊技を楽しむことが可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤面に設けられた入賞部を含み、該入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、 該特別遊技入賞判定装置により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を所定ラウンド数だけ繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、 前記特別遊技入賞判定装置は、更に、遊技盤面にそれぞれ設けられた、少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、 前記開放時間決定手段は可動入球部を備え、該可動入球部は所定時間開放され遊技球の入球を可能とし、 更に、前記開放時間決定手段は入球した前記遊技球を収容し、収容した該遊技球の個数に基づいて前記大当たり抽選手段の開放時間を決定し、 前記大当たり抽選手段は可動入賞部を備え、該可動入賞部は前記開放時間決定手段により決定された時間だけ開放され遊技球の入賞を可能とし、更に、前記大当たり抽選手段は当たり領域と非当たり領域とを含み、該大当たり抽選手段に入賞した遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、 前記特別遊技実行手段は、前記大当たり抽選手段により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行することを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 図柄の変動表示が可能な図柄表示装置と、 前記図柄表示装置に前記図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動表示を制御する図柄制御手段と、 遊技盤面に設けられた入賞部を含み、該入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、 該特別遊技入賞判定装置により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を所定ラウンド数だけ繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、 前記特別遊技入賞判定装置は、更に、遊技盤面にそれぞれ設けられた、少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、 前記開放時間決定手段は可動入球部を備え、該可動入球部は前記図柄表示装置に停止表示された図柄に対応した時間開放され遊技球の入球を可能とし、 更に、前記開放時間決定手段は入球した前記遊技球を収容し、収容した該遊技球の個数に基づいて前記大当たり抽選手段の開放時間を決定し、 前記大当たり抽選手段は可動入賞部を備え、該可動入賞部は前記開放時間決定手段により決定された時間だけ開放され遊技球の入賞を可能とし、更に、前記大当たり抽選手段は当たり領域と非当たり領域とを含み、該大当たり抽選手段に入賞した遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、 前記特別遊技実行手段は、前記大当たり抽選手段により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行することを特徴とする弾球遊技機。 【請求項3】 前記開放時間決定手段に収容された遊技球の個数が所定の閾値を超えた場合に前記開放時間決定手段で決定される前記大当たり抽選手段の開放時間は、前記開放時間決定手段に収容された遊技球の個数が所定の閾値を超えないときの開放時間より長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。 【請求項4】 前記開放時間決定手段又は前記大当たり抽選手段の少なくとも一つが、遊技者により視認可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の弾球遊技機。 【請求項5】 前記開放時間決定手段は収容した遊技球の個数を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4に記載の弾球遊技機。 【請求項6】 更に、前記入賞部、前記開放時間決定手段、又は、前記大当たり抽選手段の少なくとも一つに設けられ、遊技球の通過を検出する入球検出装置と、該入球検出装置が前記遊技球の通過を検出した場合に以降の遊技方法を遊技者に案内する手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5に記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、大当たりの入賞判定装置を遊技盤面に備える弾球遊技機に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、弾球遊技機の一つであるパチンコ遊技機は、遊技盤面に設けられている始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行う。即ち、始動入賞口に遊技球が入賞すると、乱数を取得して抽選を行い、この乱数抽選結果に基づいて遊技盤面に設けられた図柄表示装置に図柄を変動表示した後停止表示する。そして、この乱数抽選において、大当たりに当選した場合には、遊技盤面に設けられた大入賞口を入賞容易とする単位特別遊技としての大当たりのラウンドを複数回行うことから成る特別遊技が実行される。すなわち、通常は閉鎖している大入賞口が開放され、例えば、所定時間が経過し又は所定個数の遊技球が大入賞口に入賞したら閉鎖するという動作を、所定回数(例えば、15ラウンド)だけ繰り返す。このようなパチンコ遊技機(以下「第1種パチンコ遊技機」という)は、例えば、特許文献1に記載されている。 【0003】 また、遊技盤面に役物領域を配設し、役物領域内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞することにより大当たりの権利が発生するパチンコ遊技機(いわゆる権利モノ、以下「第3種パチンコ遊技機」という)もある。このようなパチンコ遊技機は、例えば特許文献2に記載されており、当該パチンコ遊技機は、役物領域内に複数の抽選手段を設け、これらの各抽選手段は所定の条件が満たされると次段階の抽選に係る抽選手段へ遊技球を誘導する。更に、当該パチンコ遊技機は、役物領域に複数の入球箇所を設け、その入球箇所ごとの大当たりの発生確率を異なるものとしている。 【0004】 【特許文献1】特開平11−299998号公報 【特許文献2】特開2001−276346号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上述した従来の第1種パチンコ遊技機では、乱数抽選において大当たりに当選すると、図柄表示装置において図柄を変動表示させた後に大当たりの図柄を停止表示する。大当たりの図柄が停止表示されると、前述した単位特別遊技を所定のラウンド数だけ繰り返す特別遊技が実行される。一般に大当たりに当選する確率は200分の1〜350分の1程度に設定されているので、大当たりに当選するには、遊技者は平均して200回から350回ほど始動入賞口に遊技球を入賞させる必要が生じる。そして、大当たりに当選すれば、通常は所定のラウンド数(15回)だけ単位特別遊技が実行される。その結果、遊技が単調となりやすく、遊技者に飽きを感じさせてしまうという問題が生じる。また、長時間大当たりの図柄が表示されないと、遊技者がそのパチンコ遊技機に対して懐疑的な気持ちをもつことにもつながる。 【0006】 また、上述の特許文献2に記載された第3種パチンコ遊技機は、役物領域内に複数の抽選手段が設けられ、これらの各抽選手段は所定の条件が満たされると次段階の抽選に係る抽選手段へ遊技球を誘導し、更に、役物領域には上記抽選手段のそれぞれに対応した入球箇所(導入口)が設けられている。これにより、上記抽選手段のそれぞれに対応した入球箇所ごとの大当たりの発生確率を異なるものとするとともに、役物領域への入球を従来より頻繁に発生させつつ、大当たりの発生確率そのものは従来程度に抑えていた。しかし、特許文献2に記載された第3種パチンコ遊技機では、所定の当たり図柄が表示された場合に所定の導入口が開放されるので、遊技者の技術介入度は考慮されていない。その結果、熟練した遊技者にとっては物足りなく、飽きを感じさせてしまうという問題が生じる。 【0007】 本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技者が最後まで飽きることなく遊技を楽しむことができ、更に、遊技者の技術介入度を考慮した弾球遊技機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記目的達成のため、本発明では、特別遊技の入賞判定装置に少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、開放時間決定手段に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段の開放時間を決定することとしている。 【0009】 しかして、本発明に係る弾球遊技機では、遊技盤面に設けられた入賞部を含み、該入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、該特別遊技入賞判定装置により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を所定ラウンド数だけ繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記特別遊技入賞判定装置は、更に、遊技盤面にそれぞれ設けられた、少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、前記開放時間決定手段は可動入球部を備え、該可動入球部は所定時間開放され遊技球の入球を可能とし、更に、前記開放時間決定手段は入球した前記遊技球を収容し、収容した該遊技球の個数に基づいて前記大当たり抽選手段の開放時間を決定し、前記大当たり抽選手段は可動入賞部を備え、該可動入賞部は前記開放時間決定手段により決定された時間だけ開放され遊技球の入賞を可能とし、更に、前記大当たり抽選手段は当たり領域と非当たり領域とを含み、該大当たり抽選手段に入賞した遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、前記特別遊技実行手段は、前記大当たり抽選手段により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行することを特徴としている。 【0010】 これにより、開放時間決定手段に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段の開放時間を決定することにより、遊技者に従来のパチンコ遊技機とは異なった新しい遊技性を提供することが可能となり、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことが可能となる。また、開放時間決定手段に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段の開放時間が決定されるので、開放時間決定手段に遊技球を入球させる遊技者の技術介入度が大当たり抽選に影響を及ぼすことになり、熟練した遊技者であっても飽きを感じることなく遊技を楽しむことが可能である。 【0011】 また、本発明に係る弾球遊技機では、図柄の変動表示が可能な図柄表示装置と、前記図柄表示装置に前記図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動表示を制御する図柄制御手段と、遊技盤面に設けられた入賞部を含み、該入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、該特別遊技入賞判定装置により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を所定ラウンド数だけ繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記特別遊技入賞判定装置は、更に、遊技盤面にそれぞれ設けられた、少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、前記開放時間決定手段は可動入球部を備え、該可動入球部は前記図柄表示装置に停止表示された図柄に対応した時間開放され遊技球の入球を可能とし、更に、前記開放時間決定手段は入球した前記遊技球を収容し、収容した該遊技球の個数に基づいて前記大当たり抽選手段の開放時間を決定し、前記大当たり抽選手段は可動入賞部を備え、該可動入賞部は前記開放時間決定手段により決定された時間だけ開放され遊技球の入賞を可能とし、更に、前記大当たり抽選手段は当たり領域と非当たり領域とを含み、該大当たり抽選手段に入賞した遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、前記特別遊技実行手段は、前記大当たり抽選手段により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行することを特徴としている。 【0012】 これにより、従来の第1種パチンコ遊技機のように図柄変動装置等を備えた弾球遊技機であっても従来の第1種パチンコ遊技機とは異なる遊技性を提供することができ、遊技者により多くの興趣を提供することが可能である。 【0013】 また、本発明に係る弾球遊技機では、前記開放時間決定手段に収容された遊技球の個数が所定の閾値を超えた場合に前記開放時間決定手段で決定される前記大当たり抽選手段の開放時間は、前記開放時間決定手段に収容された遊技球の個数が所定の閾値を超えないときの開放時間より長いことを特徴としている。 【0014】 これにより、遊技者はより多くの遊技球を前記開放時間決定手段に入球させようと努力するので、遊技者は熱い興趣を享受することとなる。 【0015】 また、本発明に係る弾球遊技機では、前記開放時間決定手段又は前記大当たり抽選手段の少なくとも一つが、遊技者により視認可能に構成されていることを特徴としている。これにより、遊技者は遊技球の入球及び/又は入賞を視認することができ、遊技者により多くの興趣を提供することが可能である。 【0016】 また、本発明に係る弾球遊技機では、前記開放時間決定手段は収容した遊技球の個数を報知する報知手段を備えることを特徴としている。これにより、遊技者は前記開放時間決定手段に何固遊技球が入球したかを認識することが可能である。 【0017】 また、本発明に係る弾球遊技機では、更に、前記入賞部、前記開放時間決定手段、又は、前記大当たり抽選手段の少なくとも一つに設けられ、遊技球の通過を検出する入球検出装置と、該入球検出装置が前記遊技球の通過を検出した場合に以降の遊技方法を遊技者に案内する手段とを有することを特徴としている。これにより、本発明に係る弾球遊技機に不慣れな遊技者であっても、容易かつ確実に本発明に係る弾球遊技機を楽しむことが可能である。 【発明の効果】 【0018】 本発明によれば、特別遊技の入賞判定装置に少なくとも開放時間決定手段及び大当たり抽選手段を含み、開放時間決定手段に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段の開放時間を決定することにより、本発明に係る弾球遊技機は従来の第1種又は第3種パチンコ遊技機とは異なる新しい遊技性を奏するので、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことが可能となる。 【0019】 また、開放時間決定手段に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段の開放時間が決定されるので、開放時間決定手段に遊技球を入球させる遊技者の技術介入度が大当たり抽選にも影響を及ぼすことになり、熟練した遊技者であっても飽きることなく遊技を楽しむことが可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 本発明の実施形態の一つについて、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。 【0021】 はじめに、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の構成について図1乃至図3を参照して説明する。 【0022】 図1は、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤面2の外観を示す正面図である。この弾球遊技機1の遊技盤面2の略中央には、図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20が配設されている。この図柄表示装置20は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像を表示可能であれば、例えば、CRT、ドットマトリックス等の表示装置でも良い。 【0023】 図柄表示装置20の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口3が配設されている。始動入賞口3は、遊技球の入賞を契機として図柄表示装置20における図柄の変動表示の開始に係る機能を有している。この始動入賞口3の上部の開口部には、開口幅を拡大する拡大装置4が配設されている。この拡大装置4は、通常は遊技球が1個通過可能であるが2個同時通過不可能な幅を保つことにより、始動入賞口3への遊技球の入賞を困難のものとしているが、拡大時は広い範囲で遊技球を拾うことにより、始動入賞口3への遊技球の入賞を容易なものとする構成である。 【0024】 図柄表示装置20の左方向には、遊技球が通過可能なゲート5が配設されている。ゲート5は、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示の開始に係る機能を有する。普通図柄は、普通図柄表示部21に設けられたランプの表示によって行われる。ランプの点灯が所定の状態に点灯すると、始動入賞口3の拡大装置4は所定の時間作動させられる。 【0025】 図柄表示装置20の上方向には、本発明の特徴部分を構成する大当たり抽選手段30が配設され、始動入賞口3の下方には、同様に本発明の特徴部分を構成する開放時間決定手段10が配設される。大当たり抽選手段30は特別遊技を実行するか否かの抽選(以下、「大当り抽選」という)を行い、開放時間決定手段10は大当たり抽選手段30の開放時間を決定する。大当たり抽選手段30及び開放時間決定手段10の各構成については後述する。 【0026】 図柄表示装置20の右方向には、アタッカーユニット7が配設されている。このアタッカーユニット7の正面略中央には、特別遊技が実行される際に開放される大入賞口8(可変入賞口)が設けられている。特別遊技とは、大当たり抽選手段30で大当たりに当選した場合に遊技者に特別の利益が提供されるような遊技をいう。例えば、通常は閉鎖している大入賞口8が30秒という所定時間の経過または10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが起こるまで開放され(以下、「単位特別遊技」という)、続いて、大入賞口8は一旦閉鎖した後に再度開放されるという動作を、所定回数だけ繰り返し行う遊技である。 【0027】 始動入賞口3の左右方向には入賞口6、6が配設され、開放時間決定手段10の下方で遊技盤面2の下端には、始動入賞口3、入賞口6、6、開放時間決定手段10、大当たり抽選手段30、大入賞口8の何れにも入球しなかった遊技球が排出されるアウト口9が配設されている。さらに、遊技盤面2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための風車23、23、24、24及び図示しない釘等が配設されている。そして、遊技盤面2の前面は、図示しないガラス板で覆われている。さらに、遊技盤面2の下方には、遊技球を遊技盤面2の下端から上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、始動入賞口3、入賞口6、大入賞口8等に遊技球が入賞したときに複数個の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける球受け皿が配設されている。 【0028】 図2は、大当たり抽選手段30、図柄表示装置20、始動入賞口3、及び、開放時間決定手段10を示す概略図である。これら、大当たり抽選手段30、図柄表示装置20、始動入賞口3、及び、開放時間決定手段10は、図4に示す特別遊技入賞判定装置100の主要部を構成する。特別遊技入賞判定装置100は特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段である。特別遊技入賞判定装置100の各構成については図4に示す。 【0029】 図2に示す大当たり抽選手段30は、クルーンと呼ばれる三つの孔(領域)が設けられた皿状の役物(物理的抽選手段)で、一つの孔が当たり孔33(当たり領域)、他の孔が非当たり孔112(非当たり領域)となっている。大当たり抽選手段30に入賞した遊技球は当たり孔33、非当たり孔34、34のいずれかに振り分けられる。当たり孔33には当たり検出装置33a(図4参照)が設けられ、非当たり孔34、34には非当たり検出装置34a、34a(図4参照)が設けられ、それぞれに振り分けられた遊技球を検出する。 【0030】 また、大当たり抽選手段30の上端部には、遊技球を大当たり抽選手段30に入賞可能とする可動入賞部32、32と入球した遊技球を検出する遊技球検出装置35とが配設される。可動入賞部32は通常は実線で示すように閉鎖されており、遊技球が大当たり抽選手段30に入賞することはできない。一方、可動入賞部32、32が開放された状態を破線で示し、可動入賞部32、32が開放されると遊技球は大当たり抽選手段30に入賞可能となる。 【0031】 更に、大当たり抽選手段30は、表示部31を備え、表示部31には大当たり抽選手段30での抽選結果が表示される。例えば、大当りに当選した場合、「V」の表示が表示部31に示される。 次に、開放時間決定手段10について説明する。開放時間決定手段10は上述した大当たり抽選手段30の可動入賞部32、32の開放時間を決定する手段であって、その構成の例を図2に示す。開放時間決定手段10は、その上端部に遊技球を入球可能とする可動入球部12、12と、入球した遊技球の個数を検出する個数検出装置13と、入球した遊技球を収容する玉収容部14とを備えた役物である。 【0032】 可動入球部12は通常は実線で示すように閉鎖されており、遊技球が開放時間決定手段10に入球することはできない。一方、可動入球部12、12が開放された状態を破線で示し、可動入球部12、12が開放されると遊技球は開放時間決定手段10に入球可能となる。 【0033】 更に、開放時間決定手段10は表示部11を備え、入球した遊技球の個数を遊技者に報知する。例えば、表示部11はLEDランプを用いて、入球した遊技球の個数だけLEDランプを点灯させ、遊技者に遊技球の個数を報知する。 【0034】 図3は、大当たり抽選手段30の構成の例を示す図であって、図3(a)は上方向から見た略平面図、図3(b)は手前方向から見た略正面図である。図3(a)、(b)に示す大当たり抽選手段30に入賞した遊技球Aは、スロープ36に沿って流下し、底部37上を転動した後に、当たり孔33、非当たり孔34、34のいずれかの孔に落下する。 【0035】 次に、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技制御装置について、図4を参照して説明する。 【0036】 図4は、弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。左側に遊技制御装置200の構成が示され、右側には特別遊技入賞判定装置100及び大入賞口8が示されている。左側の遊技制御装置200の各構成手段は、主に、ソフトウエア(プログラム)から構成され、右側の特別遊技入賞判定装置100及び大入賞口8は、主にハードウエアから構成されている。 【0037】 特別遊技入賞判定装置100は、作動ゲート通過検出装置5a、始動入賞口3、開放時間決定手段10、大当たり抽選手段30、図柄表示装置20、及び、音声出力部20aを備える。 【0038】 遊技制御装置200の各構成手段は、特別遊技入賞判定装置100及び大入賞口8に設けられた各種検出装置からの検出信号に基づいて、後述する各種処理を行う。また、遊技制御装置200の各構成手段は、特別遊技入賞判定装置100及び大入賞口8に設けられた各種駆動源の制御処理を行う。以下、遊技制御装置200について説明する。 【0039】 遊技制御装置200は、特別遊技決定手段210、遊技方法案内手段220、及び、特別遊技制御手段230を備える。 【0040】 特別遊技決定手段210は、普通図柄入賞判定手段211、拡大装置作動判定手段212、図柄変動判定手段213、可動入球部作動判定手段214、開放時間判定手段215、可動入賞部作動判定手段216、大当たり判定手段217を備える。 【0041】 普通図柄入賞判定手段211は、作動ゲート通過検出装置5aからの検出信号により、遊技球が作動ゲート5を通過したか否かを判定し、普通図柄表示部21に普通図柄の変動表示を行う。普通図柄の当選が判定されると、普通図柄表示部21のランプの点灯を所定の状態に点灯させる。 【0042】 拡大装置作動判定手段212は、始動入賞口3の拡大装置駆動源4aを制御して拡大装置4を作動する。すなわち、普通図柄入賞判定手段211により普通図柄の当選が判定された場合、拡大装置作動判定手段212により、拡大装置駆動源4aが制御され拡大装置4は作動される。 【0043】 図柄変動判定手段213は、入賞検出判定手段213a、当たり判定手段213b、図柄決定手段213cを備える。入賞検出判定手段213aは、始動入賞口3の入賞検出装置3aからの検出信号により、遊技球が始動入賞口3に入賞したか否かを判定し、当選乱数を取得すべき否かを判定する。当たり判定手段213bは、当選乱数を取得し、該当選乱数に基づいて当たり(第1の当たり又は第2の当たり)か否かの判定を行う。図柄決定手段213cは、取得された該当選乱数に基づいて図柄表示装置20に表示される停止図柄及び図柄変動を決定する。 【0044】 可動入球部作動判定手段214は、開放時間決定手段10の可動入球部駆動源12aを制御して可動入球部12を作動する。すなわち、当たり判定手段213bにより当たりと判定された場合、可動入球部作動判定手段214により、可動入球部駆動源12aが制御され可動入球部12は開放された後、所定時間の経過後可動入球部12は閉鎖される。 【0045】 開放時間判定手段215は、開放時間決定手段10に設けられた個数検出装置13からの検出信号に基づき大当たり抽選手段30の開放時間を判定する。 可動入賞部作動判定手段216は、大当たり抽選手段30の可動入賞部駆動源32aを制御して可動入賞部32を作動する。すなわち、可動入球部作動判定手段214により開放時間決定手段10の可動入球部12が閉鎖された後、続いて可動入賞部作動判定手段216により大当たり抽選手段30の可動入賞部32の作動が開始される。可動入賞部駆動源32aを制御して可動入賞部32が開放され、開放時間決定手段10で決定された時間の経過後可動入賞部32は閉鎖される。 【0046】 大当たり判定手段217は、大当たり抽選手段30に設けられた当たり検出装置33a、非当たり検出装置34aからの遊技球検出信号に基づき大当たり当選か否かについて判定する。 【0047】 次に、遊技方法案内手段220は、図柄表示制御手段221と音声出力制御手段222を備え、特別遊技入賞判定装置100に設けられた各種検出装置からの検出信号を契機に図柄表示装置20や音声出力部20aを制御し、遊技者に遊技方法の案内等を行う。 【0048】 特別遊技制御手段230は、特別遊技実行判定手段231、サイクル遊技実行手段232、継続判定手段233、特別遊技終了判定手段234を備える。特別遊技実行判定手段231は、大当たり判定手段217による大当たり判定結果に基づき特別遊技の実行を判定する。サイクル遊技実行手段232は、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段233は、単位特別遊技を継続させるか否かの判定を行う。特別遊技終了判定手段234は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。 【0049】 以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1乃至図4を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール22に案内されて遊技盤面2の上方に放出される。遊技球は、風車23、23、24、24や釘等に接触して落下方向を変化させながら、一部は始動入賞口3あるいは入賞口6に入り、始動入賞口3あるいは入賞口6に入らなかった遊技球は、アウト口9に入る。遊技球が入賞口6に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。 【0050】 また、遊技球が作動ゲート5を通過すると、作動ゲート通過検出装置5aからの通過信号を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示部21のランプの点灯が所定の状態に点灯(普通図柄当選)すると、始動入賞口3の拡大装置4が所定時間作動される。これにより、始動入賞口3の開口幅が拡大するので、始動入賞口3への遊技球の入賞が容易となる。また、普通図柄の停止態様が予め定められたはずれの態様であれば、始動入賞口3の拡大装置4は作動されないが、この場合でも始動入賞口3への遊技球の入賞は可能である。なお、普通図柄表示部21において普通図柄の変動中に遊技球が作動ゲート5を通過した場合には、その分の変動は保留されて順次実行される。 【0051】 また、遊技球が始動入賞口3に入賞すると、入賞検出装置3aからの検出信号を契機に賞球払出口から、例えば、4球の賞球が遊技者に払い出されるとともに、当たり判定手段213bにより当選乱数が取得される。続いて、該当選乱数に基づいて停止図柄及び図柄変動が決定され、図柄表示装置20に図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動演出が行われる。 【0052】 このとき停止表示される図柄が第1の当たり図柄(例えば、「3」「3」「3」、「5」「5」「5」、「7」「7」「7」のいわゆる特定奇数のゾロ目の図柄)又は第2の当たり図柄(例えば、「1」「1」「1」、「2」「2」「2」、「4」「4」「4」等の、特定奇数以外のゾロ目の図柄)である場合、開放時間決定手段10の可動入球部12、12は各所定時間だけ開放される。例えば、停止表示される図柄が第1の当たり図柄の場合には可動入球部12、12は4.5秒間開放され、停止表示される図柄が第2の当たり図柄の場合には第1の当たり図柄より短い2.5秒間開放される。 【0053】 開放時間決定手段10の可動入球部12、12が開放されると、可動入球部12、12を介して遊技球が開放時間決定手段10に入球可能となる。開放時間決定手段10に入球した遊技球は、個数検出装置13を通過した後球収容部14に収容される。個数検出装置13からの信号を契機に表示部11には入球した遊技球の個数と同じ個数のランプが点灯され、遊技者は直ちに入球した遊技球の個数を確認することができる。 【0054】 続いて、開放時間判定手段215により、開放時間決定手段10に入球した遊技球の個数に基づき大当たり抽選手段30の開放時間が判定される。本実施形態では、例えば、開放時間決定手段10に入球した遊技球がゼロ(0)個の場合にはゼロ(0)秒間(開放せず)、1乃至3個の場合には0.9秒間、4個以上の場合には1.8秒間と、それぞれ所定の開放時間が割り当てられている。すなわち、遊技球の個数の閾値は3個に設定され、閾値を超えると開放時間は0.9秒間から1.8秒と延長される。また、遊技球の個数と開放時間の関係を遊技者が容易に判別できるように、1乃至3個の遊技球の入球に伴い点灯する表示部11の3個のランプを緑色に点灯させ、4個目以降の遊技球の入球に伴い点灯するランプを赤色に点灯させる。なお、遊技球の個数の閾値は3個に限定されるものではなく、例えば、2個や4個に閾値を設定してもよく、また複数の閾値を設けてもよい。 【0055】 次に、可動入賞部作動判定手段216により、大当たり抽選手段30の可動入賞部駆動源32aを制御して可動入賞部32、32が開放される。可動入賞部32、32が開放されると、可動入賞部32、32を介して遊技球が大当たり抽選手段30に入賞可能となる。大当たり抽選手段30に入賞した遊技球は、当たり孔33(当たり領域)又は非当たり孔34、34(非当たり領域)のいずれかに振り分けられる。遊技球が当たり孔33に振り分けられた場合には大当たり当選となり特別遊技の実行が決定され、遊技球が非当たり孔34、34に振り分けられた場合には大当たり抽選ははずれとなり終了する。このように、大当たり抽選手段30に入賞した遊技球が当たり孔33に振り分けられた場合に大当たり当選となるので、大当たり抽選手段30の開放時間が長ければ、より多くの遊技球を大当たり抽選手段30に入賞させることができ、大当たり抽選手段30の開放時間が長いことは遊技者にとって有利な状況である。このように、長い時間大当たり抽選手段30を開放させるためには、遊技者は閾値を超える個数の遊技球を開放時間決定手段10に入球させることが必要となる。 【0056】 大当たり判定手段217により大当たりの判定がされると、続いて特別遊技が実行される。先ず、普段は閉鎖している大入賞口8が大入賞口駆動源8cにより開放される。そして、遊技球が大入賞口8に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口8は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖される(単位特別遊技)。次に、一旦閉鎖された大入賞口8は再度開放され、このような単位特別遊技が所定ラウンド数(例えば、15ラウンド)だけ繰り返し実行される。所定ラウンド数だけ単位特別遊技が実行されると特別遊技は終了する。 【0057】 また、本実施形態に係る弾球遊技機1は、前述したように、図柄表示制御手段221と音声出力制御手段222を備え、特別遊技入賞判定装置100に設けられた各種検出装置からの検出信号を契機に図柄表示装置20や音声出力部20aを制御し、遊技者に遊技方法を案内する遊技方法案内手段220を備える。次に、遊技方法案内手段220により図柄表示装置20に表示される表示演出の例について図5乃至図10を参照して説明する。 【0058】 図5は、当たり判定手段213bにより当たり(第1の当たり又は第2の当たり)が判定された場合に図柄表示装置20に表示されるチャンスの到来を示す図柄の例である。すなわち、当たり判定手段213bにより当たり(図5では第2の当たり)が判定され、所定の当たり図柄が図柄表示装置20に停止表示されると、続いて、図5(a)、(b)の図柄が表示される。図5(a)、(b)の図柄は、当たり判定手段213bにより第2の当たりが判定されたことにより特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを遊技者に知らせるための図柄である。 【0059】 図5について更に説明をすれば、先ず、遊技球が始動入賞口3に入賞し当選乱数が取得され、該当選乱数に基づいて停止図柄が決定される。このとき図柄表示装置20に停止表示される図柄が「1」「1」「1」(第2の当たり図柄)である場合、「1」「1」「1」の停止図柄に続いて、図5(a)の図柄が表示された後、図5(b)の図柄が表示される。これにより、遊技者は大当りのチャンスが到来したことを理解することができる。 【0060】 図6、図7は、開放時間決定手段10に遊技球を入球してもらうことを遊技者に案内する一連の図柄の例を示す図である。図6(a)は、開放時間決定手段10を示し遊技球の開放時間決定手段10への入球を遊技者に促し、図6(b)乃至図7(b)では、開放時間決定手段10の可動入球部12の開放が開始されるタイミングを「3」、「2」、「1」、「GO」と秒読みすることによりそのタイミングを遊技者に示す。すなわち、図6(b)に示す図柄の表示に合わせ、開放時間決定手段10の可動入球部12の開放が開始される。 【0061】 図8、図9は、大当り抽選手段30に遊技球を入球してもらうことを遊技者に案内する一連の図柄の例を示す図である。図8(a)は、大当り抽選手段30と大当り抽選手段30が開放される時間(1.8秒)を示し遊技球の入球を遊技者に促し、図8(b)乃至図9(b)では、大当り抽選手段30の可動入賞部32の開放が開始されるタイミングを「3」、「2」、「1」、「GO」と秒読みすることによりそのタイミングを遊技者に示す。すなわち、図9(b)に示す図柄の表示に合わせ、大当り抽選手段30の可動入賞部32の開放が開始される。図9(c)は、可動入賞部32の開放が開始され、可動入賞部32が開放されている残り時間(0.8秒間)を示す。 【0062】 図10は、大当り抽選手段30での抽選結果を示す表示の例を示す図であり、図10(a)は、大当りを示す表示(以下、「大当り表示」という)で、図6(b)ははずれを示す表示(以下、「はずれ表示」という)である。すなわち、大当り抽選手段30の当たり検出装置33aからの検出信号を契機にして図柄表示装置20に大当り表示が表示され、非当たり検出装置34aからの検出信号を契機にして図柄表示装置20にはずれ表示が表示される演出が行われる。 【0063】 このように、本実施形態に係る弾球遊技機1では、図柄表示装置20に前述したような表示演出を行うとともに、音声出力部20aからの音声でも遊技方法を遊技者に案内したり抽選結果(乱数抽選及び大当り抽選)を音声出力することとしている。これにより、弾球遊技機1の遊技方法に不慣れな遊技者であっても、弾球遊技機1の遊技を十分に楽しむことが可能となる。 【0064】 次に、上記弾球遊技機1において遊技球が始動入賞口3に入賞した際より特別遊技が実行され終了するまでの一連の処理の流れについて、図11乃至図15のフローチャートを参照して説明する。 【0065】 先ず、図11に示すように、当該一連の処理は当たり判定処理(ステップS1)、開放時間決定処理(ステップS2)、大当たり判定処理(ステップS3)、特別遊技制御処理(ステップS4)より略構成される。 【0066】 当たり判定処理(ステップS1)は、取得された乱数に基づいて第1又は第2の当たりか否かの判定をする処理である。開放時間決定処理(ステップS2)は、大当たり抽選手段30の開放時間を決定する処理である。大当たり判定処理(ステップS3)は、特別遊技を実行するか否かの判定をする処理である。特別遊技制御処理(ステップS4)は、特別遊技の実行(大当たり)が判定された場合に特別遊技を実行させる制御処理である。 【0067】 図12は、ステップS1の当たり判定処理のフローを示している。すなわち、当たり判定処理(ステップS1)は、図12に示す一連の処理(ステップS11〜14)がされ、次に図13に示す図柄変動処理(ステップS15)に移行する。図13は、ステップS15の図柄変動処理のフローを示している。 【0068】 当たり判定処理(ステップS1)について、図12、図13を参照して説明する。先ず、遊技球が始動入賞口3に入賞したか否かの判定がされる(ステップS11)。すなわち、遊技球が入賞検出装置3aにより検出されれば、遊技球は始動入賞口3に入賞したと判定される。 【0069】 ステップS11において入賞ありと判定されると、所定の数(例えば4個)の賞球を遊技者に行うために賞球カウンタに4が加算される(ステップS12)。続いて、当たり判定手段213bにより当選乱数が取得される(ステップS13)。当選乱数が取得されると、図柄表示装置20に図柄変動を行うための図柄変動許可の判定がなされる(ステップS14)。すなわち、現在図柄が変動中である場合には、後述するように図柄変動禁止フラグがオンされ(ステップS162)、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS15に示す図柄変動処理に移行する前に、図柄変動禁止状態であるか否かの判定がされる。図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動許可がされ、図13に示す図柄変動処理(ステップS15)が開始される。 【0070】 図13に示す図柄変動処理(ステップS15)では、当たり判定手段213bがステップS13で取得した当選乱数は第1の当たりか否かの判定を行う(ステップS151)。第1の当たりと判定された場合、第1の当たりフラグがオンされ(ステップS152)、第1の当たりに対応した停止図柄が決定され(ステップS153)、第1の当たりに対応した図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS154)。 【0071】 ステップS151において、第1の当たりではないと判定された場合には、続いて、当たり判定手段213bがステップS13で取得した当選乱数は第2の当たりか否かの判定を行う(ステップS155)。第2の当たりと判定された場合、第2の当たりフラグがオンされ(ステップS156)、第2の当たりに対応した停止図柄が決定され(ステップS157)、第2の当たりに対応した図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS158)。 【0072】 ステップS155において、第2の当たりではないと判定された場合には、はずれに対応した停止図柄が決定され(ステップS159)、はずれに対応した図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS160)。 【0073】 次に、ステップS154、ステップS158、ステップS160により決定された各変動パターンのコマンドが送信され(ステップS161)、続いて、図柄変動禁止フラグがオンされ、図柄変動禁止状態となる(ステップS152)。そして、図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされ(ステップS163)、図13に示す図柄変動処理(ステップS15)は終了し、開放時間決定処理(ステップS2)へと進む。 【0074】 図14は、開放時間決定処理(ステップS2)の流れを示すフローチャートである。開放時間決定処理(ステップS2)について図14に基づき説明する。 【0075】 先ず、可動入球部作動判定手段214により、開放時間決定手段10の可動入球部12が作動され開放される(ステップS21)。すなわち、可動入球部作動判定手段214は、ステップS152又はステップS156で第1又は第2の当たりフラグがオンされていれば、可動入球部駆動源12aを制御して可動入球部12を作動させる。続いて、開放時間決定手段10への遊技球の入球の有無の判定がされる(ステップS22)。遊技球が入球すると個数検出装置13により検出され、検出された個数と同じ個数の表示部11のランプが点灯され(ステップS23)、続いて、大当り判定フラグがオンされる(ステップS24)。そして、第1又は第2の当たりにそれぞれ対応した所定時間(例えば、4.5秒間又は2.5秒間)が経過すると第1又は第2の当たりフラグはおろされ、可動入球部作動判定手段214により可動入球部12は閉鎖される(ステップS25)。続いて、開放時間判定手段215により、開放時間決定手段10に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段30の開放時間が決定される(ステップS26)。大当たり抽選手段30の開放時間が決定されると、続いて、大当り判定処理(ステップS3)へ移行する。 【0076】 なお、ステップS22において遊技球の入球がなかった場合、第1又は第2の当たりにそれぞれ対応した所定時間が経過すると第1又は第2の当たりフラグはおろされ、可動入球部12は閉鎖される(ステップS27)。ステップS27で可動入球部12は閉鎖されると、大当り判定処理(ステップS3)へ移行することなく一連の処理は終了する。 【0077】 図15は、大当り判定処理(ステップS3)の流れを示すフローチャートである。大当り判定処理(ステップS3)について図15に基づき説明する。 【0078】 先ず、可動入賞部作動判定手段216により、大当り抽選手段30の可動入賞部32が作動され開放される(ステップS31)。すなわち、可動入賞部作動判定手段216は、ステップS24で大当たり判定フラグがオンされていれば、可動入賞部駆動源32aを制御して可動入賞部32を作動させる。続いて、大当り抽選手段30への遊技球の入賞の有無の判定がされる(ステップS32)。遊技球の入賞があると遊技球検出装置35(図2参照)からの検出信号を契機に所定の数の賞球が遊技者が払い出され(ステップS33)、続いて、大当りか否かの判定が行われる(ステップS34)。大当りに当選すると、すなわち、大当り抽選手段30に設けられた当たり検出装置33aからの検出信号を契機に、大当りに当選した旨の表示が大当り抽選手段30の表示部31や図柄表示装置20に表示され(ステップS35)、特別遊技フラグがオンされる(ステップS36)。続いて、大当たり判定フラグはおろされ可動入賞部作動判定手段216により可動入賞部32は閉鎖され(ステップS37)、大当り判定処理(ステップS3)は終了し、特別遊技制御処理(ステップS4)へと進む。 【0079】 これに対し、ステップS34にて大当りに当選しなかった場合(はずれ)、すなわち、大当り抽選手段30に設けられた非当たり検出装置34aからの検出信号を契機に、はずれであった旨の表示が大当り抽選手段30の表示部31と図柄表示装置20に行われる(ステップS39)。但し、可動入賞部32はステップS26にて決定された時間開放されており大当り抽選手段30には複数の遊技球の入賞が可能であるので、続いて、他の遊技球の入賞の有無の判定処理(ステップS32)へと戻る。 【0080】 また、ステップS32において、遊技球の入賞がなくステップS26にて決定された時間が経過すると、大当たり判定フラグはおろされ、可動入賞部32は閉鎖される(ステップS38)。ステップS38で可動入賞部32が閉鎖されると、大当り判定処理(ステップS3)は特別遊技制御処理(ステップS4)へと進むことなく終了する。 【0081】 次に、特別遊技制御処理(ステップS4)について、図16のフローチャートに基づき説明する。先ず、特別遊技実行判定手段231が特別遊技フラグのオンを確認し、ステップS36で特別遊技フラグがオンされていれば単位特別遊技が開始される(ステップS41)。すなわち、アタッカーユニット7の大入賞口駆動源8cが制御され大入賞口8の入口の開放が開始される。そして、特別遊技制御手段230は、大入賞口8の入口を開放させてから規定球数(例えば、10球)が入賞したか、または規定時間(例えば、30秒)が経過したか等により(ステップS42)、一旦大入賞口8の入口の開放等を終了させる(ステップS43)。このような単位特別遊技は、所定のラウンド数(例えば、15ラウンド)だけ繰り返し実行される。 【0082】 次に、特別遊技終了判定手段234は、上記ラウンドが最終ラウンドか否かを判定し(ステップS44)、このラウンドが最終ラウンドであるときには特別遊技は終了する。一方、ステップS44において、上記ラウンドが最終ラウンドではないときは、ステップS41に戻って続きのラウンドが開始される。 【0083】 以上、本発明の実施形態の一つについて説明したが、本実施形態では、特別遊技の入賞判定装置100に少なくとも開放時間決定手段10及び大当たり抽選手段30を含み、開放時間決定手段10に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段30の開放時間を決定することにより、本発明に係る弾球遊技機は従来の第1種又は第3種パチンコ遊技機とは異なる新しい遊技性を奏するので、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことが可能である。 【0084】 また、開放時間決定手段10に入球した遊技球の個数に基づいて大当たり抽選手段30の開放時間が決定されるので、開放時間決定手段10に遊技球を入球させる遊技者の技術介入度が大当たり抽選にも影響を及ぼすことになり、熟練した遊技者であっても飽きることなく遊技を楽しむことが可能となる。 【0085】 なお、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本発明の実施形態では、当たり判定処理(ステップS1)では、当選乱数に基づいて第1又は第2の当たりか否かの判定が行われ、第1の当たりの場合には可動入球部12、12は4.5秒間開放され、第2の当たりの場合には2.5秒間開放される構成であった。しかし、当選乱数に基づく当たりの構成は、第1又は第2の当たりに限定されるものではなく、また、可動入球部12、12の開放時間もこれに限定されるものではなく、更に、可動入球部12、12の開放時間は当選乱数に基づいて決定されるものであってもよい。 【0086】 また、本発明の実施形態では、開放時間決定手段10は、可動入球部12、12と、個数検出装置13と、入球した遊技球を収容する玉収容部14とを含む役物で構成されていたが、開放時間決定手段10はこれに限定されるものではなく、可動入球部を備え、該可動入球部は所定時間開放され遊技球の入球を可能とし、更に、前記開放時間決定手段は入球した前記遊技球を収容し、収容した該遊技球の個数に基づいて前記大当たり抽選手段の開放時間を決定するものであれば、どのような決定手段でもよい。 【0087】 また、本発明の実施形態では、遊技球の個数の閾値は3個に設定され閾値を超えると開放時間は延長されるが、遊技球の個数の閾値は3個に限定されるものではなく、例えば、2個や4個に閾値を設定してもよく、また複数の閾値を設けてもよい。 【0088】 また、本発明の実施形態では、大当り抽選手段30はクルーンで構成されていたが、大当り抽選手段は、遊技球を入球可能とする当たり領域と非当たり領域とを含み、該大当たり抽選手段に入賞した遊技球を当たり領域又は非当たり領域のいずれかに振り分ける抽選手段であれば、どのような抽選手段でもよい。 【0089】 更に、本発明の実施形態では、図柄表示制御手段221と音声出力制御手段222とを備え、遊技方法案内手段220により図柄表示装置20や音声出力部20aが制御されて遊技者に遊技方法が案内される。遊技方法案内手段220は、遊技方法のみならず、特別遊技入賞判定装置100に設けられた各種検出装置からの検出信号を契機に、当たり判定処理(ステップS1)、開放時間決定処理(ステップS2)、大当り判定処理(ステップS3)における判定結果等も図柄表示装置20や音声出力部20aを用いて遊技者に報知することとしてもよい。これにより、遊技者はそれぞれの判定結果を迅速に理解することが可能になり、また、音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にもこれら判定結果を報知することができるので、遊技者の不正行為を防止する効果も期待することが可能となる。 【産業上の利用可能性】 【0090】 本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0091】 【図1】本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤面2の外観を示す正面図である。 【図2】大当たり抽選手段30、図柄表示装置20、始動入賞口3、及び、開放時間決定手段10を示す概略図である。 【図3】大当り抽選手段30の構成の例を示す図である。 【図4】弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。 【図5】当たり判定手段213bにより当たり(第2の当たり)が判定された場合に図柄表示装置20に表示されるチャンスの到来を示す図柄の例である。 【図6】、 【図7】開放時間決定手段10に遊技球を入球してもらうことを遊技者に案内する一連の図柄の例である。 【図8】、 【図9】大当り抽選手段30に遊技球を入球してもらうことを遊技者に案内する一連の図柄の例である。 【図10】大当り抽選手段30での抽選結果を示す表示の例である。 【図11】弾球遊技機1に係る一連の処理の流れを示すフローチャートである。 【図12】当たり判定処理(ステップS1)のフローチャートである。 【図13】図柄変動処理(ステップS15)のフローチャートである。 【図14】開放時間決定処理(ステップS2)のフローチャートである。 【図15】大当り判定処理(ステップS3)のフローチャートである。 【図16】特別遊技制御処理(ステップS4)のフローチャートである。 【符号の説明】 【0092】 1 弾球遊技機、2 遊技盤面、3 始動入賞口、4 拡大装置、5 作動ゲート、6 入賞口、7 アタッカーユニット、8 大入賞口、9 アウト口、10 開放時間決定手段、11 表示部、12 可動入球部、13 個数検出装置、14 球収容部、20 図柄表示装置、21 普通図柄表示部、22 ガイドレール、23、24 風車、30 大当り抽選手段、31 表示部、32 可動入賞部、33 当たり孔、34 非当たり孔、35 遊技球検出装置、100 特別遊技入賞判定装置、200 遊技制御装置、210 特別遊技決定手段、220 遊技状態報知手段、230 特別遊技制御手段、
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031783 【氏名又は名称】サミー株式会社 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098279 【弁理士】 【氏名又は名称】栗原 聖
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| 【公開番号】 |
特開2005−287640(P2005−287640A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月20日(2005.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願2004−104435(P2004−104435) |
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