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【発明の名称】 遊技用システム
【発明者】 【氏名】戸崎 智弘
【住所又は居所】群馬県桐生市境野町6丁目460番地 株式会社三共内

【要約】 【課題】不正に入手した他人の会員カード5を使用する要注意人物を特定し、そのような不正行為の再発を防止できるようにする遊技用システムを提供する。 【解決手段】遊技用装置は、読み取った会員IDと、当該遊技用装置の装置IDとを管理装置50に送信し、管理装置は、受信した会員IDを装置IDと対応付けてカード受付DBに記憶する。管理装置は、入力された会員属性情報に対応する会員IDを特定し、該会員IDと、カード受付DBに記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定し、一致すると判定されたことを条件として、該会員IDと、該会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶している装置IDとを出力する

【解決手段】遊技用装置は、読み取った会員IDと、当該遊技用装置の装置IDとを管理装置50に送信し、管理装置は、受信した会員IDを装置IDと対応付けてカード受付DBに記憶する。管理装置は、入力された会員属性情報に対応する会員IDを特定し、該会員IDと、カード受付DBに記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定し、一致すると判定されたことを条件として、該会員IDと、該会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶している装置IDとを出力する
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を受け付けて、該記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取手段と、
該記録媒体読取手段により読み取られた記録情報に基づいた処理を行う記録媒体処理手段と、
を備える遊技用装置と、
該遊技用装置と通信でき、前記会員遊技者特定情報と対応付けて前記会員遊技者に関する会員属性情報を記憶する会員属性情報記憶手段を備える管理装置と、
からなる遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記記録媒体読取手段により読み取った会員遊技者特定情報を前記管理装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段をさらに備え、
前記管理装置は、
該会員遊技者特定情報送信手段より受信した会員遊技者特定情報と該会員遊技者特定情報の送信元である遊技用装置を個々に特定できる遊技用装置特定情報とを対応付けて記憶する読取情報記憶手段と、
前記会員属性情報を入力する入力手段と、
該入力手段に入力された会員属性情報と前記会員属性情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記入力された会員属性情報に対応する会員遊技者特定情報を特定する会員遊技者特定情報特定手段と、
該会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報と、前記読取情報記憶手段に記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報と対応付けて前記読取情報記憶手段に記憶されている遊技用装置特定情報を出力する出力手段と、
をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項2】
請求項1に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報を記憶する会員遊技者特定情報記憶手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記会員遊技者特定情報送信手段から会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、該受信した会員遊技者特定情報と、前記会員遊技者特定情報記憶手段に記憶されている会員遊技者情報とが一致するか否かを判定し、
前記出力手段は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記遊技用装置特定情報と、該一致すると判定された会員遊技者特定情報とを出力することを特徴とする遊技用システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報と対応付けて前記読取情報記憶手段に記憶されている遊技用装置特定情報から特定される遊技用装置に対して、前記記録媒体読取手段により受け付けられている記録媒体を返却するための返却操作を無効とする旨を指示する返却操作無効指示情報を送信する返却操作無効指示情報送信手段をさらに備え、
前記遊技用装置は、前記返却操作無効指示情報送信手段から返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて、前記返却操作を無効とする返却操作無効手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一つに記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記遊技用装置周辺を撮像できる監視カメラの制御を行う監視カメラ制御装置と通信でき、
前記判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報と対応付けて前記読取情報記憶手段に記憶されている遊技用装置特定情報から特定される遊技用装置周辺を前記監視カメラにより撮像する旨を指示する監視指示情報を前記監視カメラ制御装置に対して送信する監視指示情報送信手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項5】
会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を受け付けて、該記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取手段と、
該記録媒体読取手段により読み取られた記録情報に基づいた処理を行う記録媒体処理手段と、
を備える遊技用装置と、
該遊技用装置と通信でき、前記会員遊技者特定情報と対応付けて前記会員遊技者に関する会員属性情報を記憶する会員属性情報記憶手段を備える管理装置と、
からなる遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記会員属性情報を入力する入力手段と、
該入力手段に入力された会員属性情報と前記会員属性情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記入力された会員属性情報に対応する会員遊技者特定情報を特定する会員遊技者特定情報特定手段と、
該会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報を前記遊技用装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段と、をさらに備え、
前記遊技用装置は、
該会員遊技者特定情報送信手段より受信した会員遊技者特定情報と、前記記録媒体読取手段により読み取った会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定した旨を示す記録媒体一致情報を前記管理装置に対して送信する記録媒体一致情報送信手段をさらに備え、
前記管理装置は、該記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置を個々に特定できる遊技用装置特定情報を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項6】
請求項5に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記会員遊技者特定情報送信手段から受信した会員遊技者特定情報を記憶する会員遊技者特定情報記憶手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記記録媒体読取手段が会員遊技者特定情報を読み取ったことに基づいて、該読み取った会員遊技者特定情報と、前記会員遊技者特定情報記憶手段に記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定し、
前記記録媒体一致情報送信手段は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報を前記記録媒体一致情報と共に前記管理装置に対して送信し、
前記出力手段は、前記記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報及び会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、前記遊技用装置特定情報と、該受信した会員遊技者特定情報とを出力することを特徴とする遊技用システム。
【請求項7】
請求項5又は6に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記記録媒体読取手段により受け付けられている記録媒体を返却するための返却操作を無効とする返却操作無効手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項8】
請求項5〜7のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記遊技用装置周辺を撮像できる監視カメラの制御を行う監視カメラ制御装置と通信でき、
前記記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置周辺を前記監視カメラにより撮像する旨を指示する監視指示情報を前記監視カメラ制御装置に対して送信する監視指示情報送信手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報が記録された記録媒体の使用を不可とする設定を行う記録媒体使用不可設定手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項10】
請求項9に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記記録媒体使用不可設定手段により、使用を不可とする設定を行った記録媒体の使用を再び可とする設定を行う記録媒体再使用設定手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記記録媒体の会員遊技者特定情報と対応付けて、該記録媒体が使用された遊技用装置の遊技用装置特定情報と該記録媒体が使用された使用日時とを記憶する記録媒体使用履歴記憶手段をさらに備え、
前記出力手段は、該記録媒体使用履歴記憶手段に記憶されている情報のうち、前記会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報と対応付けて記憶されている前記遊技用装置特定情報と前記使用日時とを出力することを特徴とする遊技用システム。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報が記録された記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体の記録情報に基づいた処理を行う遊技用装置と、該遊技用装置と通信でき、前記会員遊技者特定情報と対応付けて前記会員遊技者に関する会員属性情報を記憶する管理装置とからなる遊技用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば特許文献1に示すように、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員IDが記録された会員カードが紛失等により使用できなくなり、これに代わる会員カードの再発行処理を行うときに、該再発行以前に使用されていた会員カードの使用を不可にするための処理を行う遊技用システムが提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開平11−175823号公報(第25頁,図20)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の遊技用システムによれば、会員カードの再発行処理後に以前の会員カードが使用されて真の所有者が不利益を被るという事態を防止できるが、盗難や拾得等により不正に入手した他人の会員カードを使用する要注意人物を特定できるものでは無かった。そのため遊技場側は、上記要注意人物に対しての監視強化や入店禁止等の対策を実施できず、不正行為自体の再発を防止することができなかった。本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技場側が、不正に入手した他人の会員カードを使用する要注意人物を特定し、そのような不正行為の再発を防止できるようにする遊技用システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために付記するが、本発明の構成要素は該符号を付したものには限定されない。
【0006】
まず請求項1に係る発明は、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード5)を受け付けて、該記録媒体の記録情報(会員ID,カード度数)を読み取る記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)と、該記録媒体読取手段により読み取られた記録情報に基づいた処理(カード玉貸処理,精算処理,貯玉景品交換処理)を行う記録媒体処理手段(ユニット制御部22,制御部32,制御部42)と、を備える遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS装置40)と、該遊技用装置と通信でき、前記会員遊技者特定情報と対応付けて前記会員遊技者に関する会員属性情報(暗証番号,氏名,性別,生年月日,住所,電子メールアドレス)を記憶する会員属性情報記憶手段(ハードディスク51)を備える管理装置(50)と、からなる遊技用システム(1)であって、前記遊技用装置は、前記記録媒体読取手段により読み取った会員遊技者特定情報を前記管理装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)をさらに備え、前記管理装置は、該会員遊技者特定情報送信手段より受信した会員遊技者特定情報と該会員遊技者特定情報の送信元である遊技用装置を個々に特定できる遊技用装置特定情報(装置ID)とを対応付けて記憶する読取情報記憶手段(ハードディスク51)と、前記会員属性情報(氏名,暗証番号,生年月日,電子メールアドレス)を入力する入力手段(入力装置53,ディスプレイ54)と、該入力手段に入力された会員属性情報と前記会員属性情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記入力された会員属性情報に対応する会員遊技者特定情報を特定する会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)と、該会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報と、前記読取情報記憶手段に記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定する判定手段(制御部52)と、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報と対応付けて前記読取情報記憶手段に記憶されている遊技用装置特定情報を出力する出力手段(ディスプレイ54)と、をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0007】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システム(1)であって、前記管理装置(50)は、前記会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員遊技者特定情報(会員ID)を記憶する会員遊技者特定情報記憶手段(ハードディスク51)をさらに備え、前記判定手段(制御部52)は、前記会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)から会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、該受信した会員遊技者特定情報と、前記会員遊技者特定情報記憶手段に記憶されている会員遊技者情報とが一致するか否かを判定し、前記出力手段(ディスプレイ54)は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記遊技用装置特定情報(装置ID)と、該一致すると判定された会員遊技者特定情報とを出力することを特徴とする遊技用システムである。
【0008】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用システム(1)であって、前記管理装置(50)は、前記判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報(会員ID)と対応付けて前記読取情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている遊技用装置特定情報(装置ID)から特定される遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS端末40)に対して、前記記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)により受け付けられている記録媒体(会員カード5)を返却するための返却操作を無効とする旨を指示する返却操作無効指示情報を送信する返却操作無効指示情報送信手段(通信部55)をさらに備え、前記遊技用装置は、前記返却操作無効指示情報送信手段から返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて、前記返却操作を無効とする返却操作無効手段(カードR/W制御部25,制御部32,制御部42)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0009】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載した遊技用システム(1)であって、前記管理装置(50)は、前記遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS装置40)周辺を撮像できる監視カメラ(60)の制御を行う監視カメラ制御装置(70)と通信でき、前記判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報(会員ID)と対応付けて前記読取情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている遊技用装置特定情報(装置ID)から特定される遊技用装置周辺を前記監視カメラにより撮像する旨を指示する監視指示情報を前記監視カメラ制御装置に対して送信する監視指示情報送信手段(通信部55)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0010】
また請求項5に係る発明は、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード5)を受け付けて、該記録媒体の記録情報(会員ID,カード度数)を読み取る記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)と、該記録媒体読取手段により読み取られた記録情報に基づいた処理(カード玉貸処理,精算処理,貯玉景品交換処理)を行う記録媒体処理手段(ユニット制御部22,制御部32’,制御部42’)と、を備える遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)と、該遊技用装置と通信でき、前記会員遊技者特定情報と対応付けて前記会員遊技者に関する会員属性情報(暗証番号,氏名,性別,生年月日,住所,電子メールアドレス)を記憶する会員属性情報記憶手段(ハードディスク51’)を備える管理装置(50’)と、からなる遊技用システム(1’)であって、前記管理装置は、前記会員属性情報(氏名,暗証番号,生年月日,電子メールアドレス)を入力する入力手段(入力装置53,ディスプレイ54’)と、該入力手段に入力された会員属性情報と前記会員属性情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記入力された会員属性情報に対応する会員遊技者特定情報を特定する会員遊技者特定情報特定手段(制御部52’)と、該会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報を前記遊技用装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)と、をさらに備え、前記遊技用装置は、該会員遊技者特定情報送信手段より受信した会員遊技者特定情報と、前記記録媒体読取手段により読み取った会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定する判定手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)と、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定した旨を示す記録媒体一致情報を前記管理装置に対して送信する記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)をさらに備え、前記管理装置は、該記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置を個々に特定できる遊技用装置特定情報(装置ID)を出力する出力手段(ディスプレイ54’)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0011】
また請求項6に係る発明は、請求項5に記載した遊技用システム(1’)であって、前記遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)は、前記会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)から受信した会員遊技者特定情報(会員ID)を記憶する会員遊技者特定情報記憶手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)をさらに備え、前記判定手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)は、前記記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)が会員遊技者特定情報を読み取ったことに基づいて、該読み取った会員遊技者特定情報と、前記会員遊技者特定情報記憶手段に記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定し、前記記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員遊技者特定情報を前記記録媒体一致情報と共に前記管理装置(50’)に対して送信し、前記出力手段(ディスプレイ54’)は、前記記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報及び会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、前記遊技用装置特定情報(装置ID)と、該受信した会員遊技者特定情報とを出力することを特徴とする遊技用システムである。
【0012】
また請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載した遊技用システム(1’)であって、前記遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)は、前記判定手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)により一致すると判定されたことを条件として、前記記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)により受け付けられている記録媒体(会員カード5)を返却するための返却操作を無効とする返却操作無効手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0013】
また請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれか1つに記載した遊技用システム(1’)であって、前記管理装置(50’)は、前記遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)周辺を撮像できる監視カメラ(60)の制御を行う監視カメラ制御装置(70)と通信でき、前記記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置周辺を前記監視カメラにより撮像する旨を指示する監視指示情報を前記監視カメラ制御装置に対して送信する監視指示情報送信手段(通信部55’)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0014】
また請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊技用システム(1,1’)であって、前記管理装置(50,50’)は、前記会員遊技者特定情報特定手段(制御部52,52’)により特定された会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード5)の使用を不可とする設定を行う記録媒体使用不可設定手段(制御部52,52’)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0015】
また請求項10に係る発明は、請求項9に記載した遊技用システム(1,1’)であって、前記管理装置(50,50’)は、前記記録媒体使用不可設定手段(制御部52,52’)により、使用を不可とする設定を行った記録媒体(会員カード5)の使用を再び可とする設定を行う記録媒体再使用設定手段(入力装置53,ディスプレイ54,54’)を備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0016】
さらに請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか1つに記載した遊技用システム(1,1’)であって、前記管理装置(50,50’)は、前記記録媒体(会員カード5)の会員遊技者特定情報(会員ID)と対応付けて、該記録媒体が使用された遊技用装置(カードユニット20,20’,精算装置30,30’,POS装置40,40’)の遊技用装置特定情報(装置ID)と該記録媒体が使用された使用日時とを記憶する記録媒体使用履歴記憶手段(ハードディスク51,51’)をさらに備え、前記出力手段(ディスプレイ54,54’)は、該記録媒体使用履歴記憶手段に記憶されている情報のうち、前記会員遊技者特定情報特定手段(制御部52,52’)により特定された会員遊技者特定情報と対応付けて記憶されている前記遊技用装置特定情報(装置ID)と前記使用日時とを出力することを特徴とする遊技用システムである。
【発明の効果】
【0017】
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、管理装置の判定手段によって、会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報と、読取情報記憶手段に記憶されている現在使用中の記録媒体の会員遊技者特定情報とが一致すると判定されたことを条件として、出力手段が、該一致すると判定された会員遊技者特定情報の記録媒体が現在使用されている遊技用装置の遊技用装置特定情報を出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を特定することができる。また、特定した要注意人物に対して監視強化や入店禁止等の対策を実施することで、そのような不正行為の再発を防止することができる。
【0018】
また請求項2に係る遊技用システムによれば、判定手段は、会員遊技者特定情報送信手段から会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、該受信した会員遊技者特定情報と、会員遊技者特定情報記憶手段に予め記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定し、出力手段が、一致すると判定された会員遊技者特定情報と、該会員遊技者特定情報の記録媒体が現在使用されている遊技用装置の遊技用装置特定情報とを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物の特定を確実且つ迅速に行うことができる。
【0019】
また請求項3に係る遊技用システムによれば、遊技用装置が返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて返却操作を無効とするので、遊技場側は記録媒体を回収することができる。これによって、記録媒体が継続して不正に使用されることを防止することができ、また回収した記録媒体を真の所有者へ返却することができる。
【0020】
また請求項4に係る遊技用システムによれば、判定手段により一致すると判定された会員遊技者特定情報の記録媒体が現在使用されている遊技用装置周辺を監視カメラにより撮像するので、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を映像により確実に特定することができる。
【0021】
また請求項5に係る遊技用システムによれば、遊技用装置の判定手段によって、会員遊技者特定情報送信手段より受信した会員遊技者特定情報と、記録媒体読取手段により読み取った会員遊技者特定情報とが一致すると判定されたことを条件として、記録媒体一致情報が管理装置に送信され、管理装置の出力手段は、受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の遊技用装置特定情報を出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を特定することができる。また、特定した要注意人物に対して監視強化や入店禁止等の対策を実施することで、そのような不正行為の再発を防止することができる。
【0022】
また請求項6に係る遊技用システムによれば、判定手段は、記録媒体読取手段が会員遊技者特定情報を読み取ったことに基づいて、該読み取った会員遊技者特定情報と、会員遊技者特定情報記憶手段に記憶されている会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定し、一致すると判定された会員遊技者特定情報が記録媒体一致情報と共に遊技用装置から管理装置に対して送信され、管理装置の出力手段は、記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の遊技用装置特定情報と、受信した会員遊技者特定情報とを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物の特定を確実且つ迅速に行うことができる。
【0023】
また請求項7に係る遊技用システムによれば、判定手段により一致すると判定されたことを条件として返却操作を無効とするので、遊技場側は記録媒体を回収することができる。これによって、記録媒体が継続して不正に使用されることを防止することができ、また回収した記録媒体を真の所有者へ返却することができる。
【0024】
また請求項8に係る遊技用システムによれば、管理装置が受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置周辺を監視カメラにより撮像するので、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を映像により確実に特定することができる。
【0025】
また請求項9に係る遊技用システムによれば、会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報が記録された記録媒体の使用を不可とする設定を行うので、該記録媒体が使用されて真の所有者が不利益を被るという事態を防止できる。
【0026】
また請求項10に係る遊技用システムによれば、使用を不可とする設定を行った記録媒体の使用を再び可とする設定を行うので、該記録媒体が見つかったり、届出や回収等により遊技場側に戻ったときに、真の遊技者はこの記録媒体を継続して使用することができ、再発行処理の手間や再発行の費用を省くことができる。
【0027】
さらに請求項11に係る遊技用システムによれば、会員遊技者特定情報特定手段により特定された会員遊技者特定情報と対応付けて記憶されている遊技用装置特定情報と使用日時とを出力するので、真の所有者が記録媒体を無くしてから後に、該記録媒体が使用された場合に、その遊技用装置と使用日時を特定することができ、例えば、特定した遊技用装置周辺を、特定した使用日時に撮像した画像を検証することで、要注意人物を特定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本発明の遊技用システム1,1’は、図1及び図2に示すように、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員IDが記録された記録媒体である会員カード5を受け付けて、その記録情報に基づいた処理を行う遊技用装置であるカードユニット20,20’,精算装置30,30’,及びPOS装置40,40’と、これらの遊技用装置と通信でき、会員IDと対応付けて会員遊技者に関する会員属性情報を記憶している管理装置50,50’とからなり、不正に他人の会員カード5を入手した要注意人物が、該会員カード5を上記遊技用装置で使用するとき(即ち会員カード5の記録情報に基づいた処理が行われようとするとき)に、該遊技用装置を特定できる遊技用装置特定情報を出力することで、要注意人物の特定を可能とするものである。
【0029】
ここで、上記会員カード5の記録情報に基づいた処理としては、カードユニット20,20’における、会員カード5に記録されているカード度数(会員カード5に記録されている会員IDと対応付けて管理装置50,50’で管理されているカード度数)を使用したカード玉貸処理と、精算装置30,30’における、会員カード5に記録されているカード度数に相当する金額の貨幣を払出する精算処理と、POS装置40,40’における、会員カード5の会員IDと対応付けて管理装置50,50’で記憶されている貯玉数を使用した貯玉景品交換処理である。なお貯玉数とは、遊技者が遊技の結果として獲得した遊技価値の大きさ(ここではパチンコ玉)が貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさである。
【0030】
また本発明の遊技用システムには、図8〜図12に示すように、管理装置50の判定手段(制御部52)が、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDと、読取情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定し、一致すると判定されたことを条件として、出力手段(ディスプレイ54)が、該一致すると判定された会員IDと対応付けて読取情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている遊技用装置特定情報(装置ID)を出力する第1実施形態に係る遊技用システム1と、図13〜図16に示すように、遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)の判定手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)が、会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)より受信した会員IDと、記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)により読み取った会員IDとが一致するか否かを判定し、一致すると判定されたことを条件として、遊技用装置が記録媒体一致情報を管理装置50’に送信し、管理装置50’の出力手段(ディスプレイ54’)が、受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の遊技用装置特定情報(装置ID)を出力する第2実施形態に係る遊技用システム1’とが含まれる。
【0031】
以下においては、まず第1実施形態に係る遊技用システム1について説明し、次に第2実施形態に係る遊技用システム1’について第1実施形態に係る遊技用システム1と異なる点についてのみ説明する。
【0032】
[1.第1実施形態に係る遊技用システム1]
まず、図1〜図6を参照して、第1実施形態に係る遊技用システム1の構成について説明する。なお、以下においては、リーダライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。また、この遊技用システム1では、紙幣2,硬貨3,封入カード4,及びプリペイドカード5が使用される。
【0033】
この遊技用システム1で使用される紙幣2は、図3に示すように、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類の紙幣である。また硬貨3は、図3に示すように、100円硬貨,及び500円硬貨の2種類の硬貨である。これら紙幣2及び硬貨3は、遊技用装置であるカードユニット20において使用される。なお、後述する現金玉貸処理では、紙幣2として1000円紙幣,硬貨3として100円硬貨及び500円硬貨が使用される。また、精算装置30では、紙幣2として1000円紙幣,硬貨3として100円硬貨のみが使用される。
【0034】
封入カード4は、後述するカードユニット20に会員カード5が受け付けられていない状態で、後述する紙幣識別機23又は硬貨識別機24により受け付けられ、使用可能な貨幣と識別された(即ち入金された)紙幣2又は硬貨3の金額(入金金額)を記録するものである。この記録された入金金額に相当する数のパチンコ玉(例えば100円で25個)の貸出(以下「現金玉貸処理」と呼ぶ)により、会員カード5を所有していない遊技者であっても、貨幣(紙幣2又は硬貨3)を使用して遊技を行うことが可能となる。
【0035】
この封入カード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、前記入金金額等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。この封入カード4は、遊技者が指触不能な態様でカードユニット20の内部に封入されている。
【0036】
会員カード5は記録媒体の一例であって、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報である会員IDと、遊技機であるパチンコ機10での遊技に使用できる有価価値の大きさであるカード度数(遊技媒体の購入金額が所定の割合で度数に換算されたもの(例えば100円で1度数))とが記録されている。この会員カード5は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、会員ID及びカード度数等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。この会員カード5を有する会員遊技者は、該会員カード5に記録されたカード度数を使用したパチンコ玉の貸出(以下「カード玉貸処理」と呼ぶ)によって遊技を行うことが可能となる。
【0037】
なお、会員カード5に記録されているカード度数が0となったときには、該会員カード5(カード度数が0のもの)をカードユニット20(会員カードR/W27)に挿入している状態で、遊技者がカードユニット20に入金することによって、紙幣識別機23又は硬貨識別機24により受け付けられ、使用可能な貨幣と識別された(即ち入金された)紙幣2又は硬貨3の金額(入金金額)に相当するカード度数が会員カード5に記録される。
【0038】
パチンコ機10は遊技機の一例であって、図1に示すように、遊技場における遊技島(図示外)において機種等に従って所定の位置に配置され、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応するカードユニット20と通信可能であり、該カードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理(前述したカード玉貸処理又は現金玉貸処理)が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。
【0039】
このパチンコ機10は、図3(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及び返却ボタン16を備え、図2に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。
【0040】
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、カードユニット20の後述する玉貸通信部21と通信可能に接続され、パチンコ機10とカードユニット20との間における通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及び返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
【0041】
残度数表示器14は、後述するユニット制御部22のRAMに記憶されているカード度数(会員カード5に記録されているカード度数)を、残度数として表示するための表示器である。また、現金玉貸処理が行われるときには、後述する制御部22のRAMに記憶されている入金金額に相当する度数(例えば100円=1度数)を、残度数として表示する。
【0042】
玉貸ボタン15は、カード玉貸処理を行うための玉貸操作を受け付けるボタンである。この玉貸ボタン15が押下操作されて玉貸操作が受け付けられることにより、前述したカード玉貸処理が行われる。なお前述した現金玉貸処理は、玉貸操作の受付によらず、カードユニット20が会員カード5を受け付けていない状態で、1000円以下の貨幣が入金されたことにより行われる。
【0043】
返却ボタン16は、後述する記録媒体読取手段(会員カードR/W27)により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を受け付けるボタンである。具体的には、遊技者がこの返却ボタン16を押下操作することによって、該押下操作の検出信号が払出制御基板12に入力され、さらに払出制御基板12から返却ボタン16が操作された旨を示す信号が後述する玉貸通信部21及びユニット制御部22を介してカードR/W制御部25に入力され、カードR/W制御部25が会員カード5を排出するための制御信号を会員カードR/W27に送信し、会員カードR/W27が受け付けている会員カード5を排出して返却する。
【0044】
カードユニット20は遊技用装置の一例であって、図1及び図3(a)に示すように、パチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられており、図1及び図2に示すように後述する管理装置50と通信可能に接続されている。このカードユニット20は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図3(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口23a,硬貨挿入口24a,硬貨返却ボタン24e,硬貨返却口24g,封入カード確認窓26a,及び会員カード挿入口27a等を備え、図2及び図3(b),(c)に示すように、その内部に紙幣識別機23,ユニット制御部22,玉貸通信部21,硬貨識別機24,封入カードR/W26,会員カードR/W27,カードR/W制御部25,及び管理装置用通信部28等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。
【0045】
玉貸通信部21は、パチンコ機10に設けられる払出制御基板12と接続されている。これにより、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。
【0046】
ユニット制御部22は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素(ここでは、図1に示す玉貸通信部21,カードR/W制御部25,紙幣識別機23,硬貨識別機24)の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものである。このユニット制御部22のRAMには、後述する会員カードR/W27にて受け付けた会員カード5から読み取られ、カードR/W制御部25から送信されてきたカード度数が記憶される。
【0047】
このユニット制御部22は記録媒体処理手段の一例であって、後述する記録媒体読取手段により読み取られた記録情報に基づいた処理を行うものであり、ここでは会員カードR/W27によって会員カード5から読み取られたカード度数に基づいて前記カード玉貸処理を行うものである。また、本例では、封入カード4に記録された入金金額をパチンコ機10での遊技に使用させるための現金玉貸処理を行うものでもある。
【0048】
紙幣識別機23は紙幣2を受け付けるものであり、紙幣挿入口23aから紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2を識別する識別機である。なお紙幣識別機23により使用可能な紙幣と識別された紙幣2は、紙幣通路23cを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお、カードユニット20が会員カード5(カード度数が0でないもの)を受け付けている状態のときや、受け付けた紙幣2が使用不可能な紙幣2と識別された場合には、紙幣挿入口23aから紙幣2を返却する。
【0049】
硬貨識別機24は硬貨3を受け付けるものであり、硬貨挿入口24aから前記2種類の硬貨3を受け付けて、硬貨通路24cを通じて搬送された硬貨3を識別する識別機である。なお硬貨識別機24により使用可能な硬貨と識別された硬貨3も、硬貨通路24dを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた硬貨搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。硬貨返却ボタン24eは、硬貨通路24cや硬貨識別機24において詰まった硬貨3の返却操作を受け付けるためのボタンであり、遊技者により硬貨返却ボタン24eが操作されると、該詰まった硬貨3が硬貨通路24fを通じて硬貨返却口24gに戻る。なお、カードユニット20が会員カード5(カード度数が0でないもの)を受け付けている状態のときや、受け付けた硬貨3が使用不可能な硬貨3と識別された場合には、硬貨返却口24gから硬貨3を返却する。
【0050】
カードR/W制御部25は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、図2に示すように該カードR/W制御部25に接続される封入カードR/W26,会員カードR/W27,及び管理装置用通信部28の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものである。このカードR/W制御部25は、ユニット制御部22と通信可能に接続されており、ユニット制御部22との各種情報の送受が可能となっている。
【0051】
このカードR/W制御部25は返却操作無効手段の一例であって、後述する返却操作無効指示情報送信手段(通信部55)から返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて、返却操作を無効とするものである。ここでは、返却ボタン16が操作され、返却ボタン16が操作された旨を示す信号がカードR/W制御部25に入力されても、カードR/W制御部25は会員カード5を排出するための制御信号を会員カードR/W27に送信しない。即ち、記録媒体読取手段(会員カードR/W27)により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を無効とするため、会員カード5はカードユニット20内に留保され遊技者に返却されない。
【0052】
封入カードR/W26は、該封入カードR/W26の内部に封入されている封入カード4に対して、会員カード5が挿入されていない状態で紙幣識別機23又は硬貨識別機24により受け付けられ、使用可能と識別された(即ち入金された)紙幣2又は硬貨3の金額(入金金額)を記録する処理を行うと共に、該封入カード4に記録された入金金額を読み取るものであり、ここでは前記ICカードである封入カード4に対応したICカードR/Wを備えている。なお封入カードR/W26の内部に封入されている封入カード4は、封入カード確認窓26aを介して遊技者が視認可能であると共に指触不能である。
【0053】
会員カードR/W27は記録媒体読取手段の一例であって、会員カード5を受け付けて、該会員カード5の記録情報を読み取るものであり、会員カード挿入口27aから挿入された会員カード5を受け付けて、該受け付けた会員カード5に記録されている会員ID及びカード度数を読み取る処理を行う。また、会員カードR/W27は、会員カード5に更新後のカード度数を記録する(書き込む)ものであり、ここでは前記ICカードである会員カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
【0054】
管理装置用通信部28は、図2に示すように、後述する管理装置50の通信部55と通信可能に接続されており、カードユニット20と管理装置50との間における通信を司るものである。
【0055】
この管理装置用通信部28は会員遊技者特定情報送信手段の一例であって、会員カードR/W27により読み取った会員IDを管理装置50に対して送信するものである。なお本例では、会員IDと共に、当該遊技用装置(ここではカードユニット20)を個々に特定できる装置IDも送信する。
【0056】
ここでカード玉貸処理について説明する。このカード玉貸処理に際して、ユニット制御部22のRAMには会員カードR/W27で読み取られたカード度数が記憶され、このカード度数が残度数表示器14に表示される(図10にて後述する)。まず玉貸ボタン15が押圧操作されて玉貸操作が受け付けられると、ユニット制御部22は、玉貸ボタン15の押圧操作を検出して、玉貸通信部21から1度数に相当するパチンコ玉数(例えば消費税を考慮しないのであれば25個、消費税を考慮するのであれば消費税率に応じて24個,23個…等の、具体的な玉数であり、予め管理装置50等により設定され、カードユニット20に配信されている)である払出要求玉数のパチンコ玉の払出を要求する払出要求信号をパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信する。
【0057】
該払出要求信号を受信したパチンコ機10は、前記払出要求玉数のパチンコ玉の払出を指示する払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から払出要求玉数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて、実際に払い出したパチンコ玉の数である払出結果玉数を示す払出結果信号を玉貸通信部21に対して送信する。
【0058】
ユニット制御部22では払出結果信号を玉貸通信部21が受信したことに基づいて、前記払出要求信号に示される払出要求玉数と、該払出結果信号に示される払出結果玉数とを照合し、照合OKである場合には、RAMに記憶しているカード度数から1度数を減算して残度数表示器14に表示された残度数の表示を更新する。カードユニット20は、これら1度数分の玉貸処理を予め設定された玉貸単位度数分(例えば1〜5の範囲で設定される度数であり、ここでは5度数とする。)だけ繰り返し、該玉貸単位度数分の玉貸処理の終了に基づいて、玉貸終了信号をパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信し、玉貸処理(カード玉貸処理)を終了する。このとき残度数表示器14では、減算後のカード度数(ここでは5)が表示される。また減算後のカード度数が会員カードR/W27により会員カード5に記録される(図10にて後述する)。
【0059】
次に、カードユニット20において貨幣が受け付けられて、現金玉貸処理が行われる場合の作用について説明する。この現金玉貸処理においては、紙幣2(1000円紙幣)及び硬貨3(500円硬貨及び100円硬貨)が使用可能である。
【0060】
会員カード5が受け付けられていない状態で、紙幣2又は硬貨3が紙幣挿入口23a又は硬貨挿入口24aから挿入されると、紙幣識別機23又は硬貨識別機24により識別が行われ、識別OKであれば識別された貨幣に対応する入金金額(例えば1000円)が、ユニット制御部22のRAMに記憶されると共にカードR/W制御部25に送信され、カードR/W制御部25は受信した入金金額を封入カードR/W26により封入カード4に記録し、記録処理が終了した旨をユニット制御部22に送信する。これを受信したユニット制御部22は、入金金額に相当する度数(ここでは10度数)を残度数表示器14に表示した後、玉貸処理(現金玉貸処理)を開始する。
【0061】
カード玉貸処理と同様に、玉貸通信部21から払出要求信号をパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信し、これを受信したパチンコ機10は、払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から払出要求玉数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて払出結果信号を玉貸通信部21に対して送信する。
【0062】
ユニット制御部22では払出結果信号を玉貸通信部21が受信したことに基づいて、前記払出要求信号に示される払出要求玉数と、該払出結果信号に示される払出結果玉数とを照合し、照合OKである場合には、1度数分の減算処理として、RAMに記憶している入金金額から同1度数に相当する金額(例えば100円)を減算すると共に、残度数表示器14の表示を更新し、カードR/W制御部25により封入カード4に記録された入金金額からパチンコ玉の貸与に使用された1度数に相当する金額(ここでは100円)を減算する処理を行う。これら1度数分の玉貸処理がユニット制御部22のRAMに記憶された入金金額(即ち封入カード4に記録された入金金額であり、ここでは1000円)が零になるまで繰り返され、該入金金額分の玉貸処理の終了に基づいて、玉貸終了信号をパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信し、玉貸処理を終了する。この玉貸処理の終了に基づいて、ユニット制御部22からカードR/W制御部25に対して入金金額を消費した旨を送信し、カードR/W制御部25は管理装置用通信部28から管理装置50に対して消費金額(ここでは1000円)を送信し、管理装置50においては、受信した消費金額を集計する。
【0063】
次に精算装置30について説明する。精算装置30は遊技用装置の一例であって、図1に示すように遊技場内の所定箇所(例えば遊技島の端部や景品交換カウンタの近傍等)に設けられ、図4に示すように、キオスク端末型の形状を呈するものであり、その前面に会員カード挿入口33a,紙幣払出口35a,硬貨払出口36a,ディスプレイ34,精算ボタン37,及び返却ボタン38等を備え、図2及び図4に示すように、その内部に通信部31,制御部32,会員カードR/W33,紙幣払出機35,及び硬貨払出機36等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。
【0064】
通信部31は、管理装置50の通信部55と通信可能に接続されており、精算装置30と管理装置50との間における通信を司るものである。この通信部31は会員遊技者特定情報送信手段の一例であって、後述する記録媒体読取手段(会員カードR/W33)により読み取った会員IDを管理装置50に対して送信するものである。なお本例では、会員IDと共に、当該遊技用装置(ここでは精算装置30)を個々に特定できる装置IDも送信する。
【0065】
会員カードR/W33は記録媒体読取手段の一例であって、会員カード5を受け付けて、該会員カード5の記録情報を読み取るものであり、会員カード挿入口33aから会員カード5を受け付けて、該会員カード5に記録された会員ID及びカード度数を読み取る処理を行う。また、精算が行われたときには、会員カード5に精算後のカード度数(即ち精算により0となったカード度数)を書き込むものであり、ここでは前記ICカードである会員カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
【0066】
制御部32は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、精算装置30に備えられる各構成要素の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものである。
【0067】
この制御部32は記録媒体処理手段の一例であって、会員カードR/W33により読み取られた記録情報に基づいた処理を行うものであり、読み取られたカード度数に相当する金額の貨幣を紙幣払出機35及び硬貨払出機36によって払い出す精算処理を行う。この精算処理は管理装置50から精算許諾を受信した後に、後述する精算ボタン37が操作されることにより行われる。
【0068】
また制御部32は返却操作無効手段の一例であって、後述する返却操作無効指示情報送信手段(通信部55)から返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて、返却操作を無効とするものであり、ここでは後述する返却ボタン38が操作されたときにも、会員カード5を排出するための制御信号を会員カードR/W33に送信しないことにより返却操作を無効とする。
【0069】
ディスプレイ34は、図11に示すように、各種の情報を表示するための表示デバイスである。このディスプレイ34では、会員カード5を受付可能なときに、D200に示すように、会員カード5の挿入を促す旨が表示される。また管理装置50から精算許諾を受信したことに基づいて、D201に示すように、カード度数に対応する精算金額を表示する。
【0070】
紙幣払出機35は紙幣2を払い出すものであり、該紙幣払出機35の背後に設けられる紙幣収納部35b(ここでは1000円紙幣が収納されている)から所定数の紙幣2を取り出して紙幣払出口35aから払い出すものである。
【0071】
硬貨払出機36は硬貨3を払い出すものであり、該硬貨払出機36の上部に設けられる硬貨収納部36b(ここでは100円硬貨が収納されている)から所定数の硬貨3を取り出して硬貨払出口36aから払い出すものである。
【0072】
精算ボタン37は精算処理を行うための操作を受け付けるものであり、管理装置50から精算許諾を受信した後に操作することで、精算処理が行われる。
【0073】
返却ボタン38は会員カードR/W33により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を受け付けるボタンである。具体的には、遊技者がこの返却ボタン38を押下操作することによって、該押下操作の検出信号が制御部32に入力され、制御部32が会員カード5を排出するための制御信号を会員カードR/W33に送信し、会員カードR/W33が受け付けている会員カード5を排出して返却する。
【0074】
次にPOS装置40について説明する。POS装置40は遊技用装置の一例であって、図1に示すように遊技場内の所定箇所(例えば景品交換カウンタ)に設けられ、図5に示すように、操作パネル46,バーコードリーダ47,及びこれらに接続される遊技者操作用端末からなり、該遊技者操作用端末の箱状の筐体において、上面にディスプレイ45,テンキー44,前面に会員カード挿入口43a,内部に通信部41(図2を参照),制御部42(図2を参照),会員カードリーダ43等を備えている。これらPOS装置40に設けられる各機器は、図2に示すように接続されている。
【0075】
このPOS装置40は、会員遊技者が会員カード5を会員カードリーダ43に挿入してテンキー44で暗証番号を入力することにより、ディスプレイ45に該会員遊技者の貯玉数を表示させ、バーコードリーダ47によって景品に付されたバーコードを読み取ることによって該表示された貯玉数に基づく景品交換が可能なものである。
【0076】
通信部41は、通信回線を介して管理装置50の通信部55と通信可能に接続され、POS装置40と管理装置50との間の通信を司るものである。この通信部41は会員遊技者特定情報送信手段の一例であって、後述する記録媒体読取手段(会員カードリーダ43)により読み取った会員IDを管理装置50に対して送信するものである。なお本例では、会員IDと共に、当該遊技用装置(ここではPOS装置40)を個々に特定できる装置IDも送信する。
【0077】
会員カードリーダ43は、記録媒体読取手段の一例であって、会員カード5を受け付けて、該会員カード5の記録情報を読み取るものであり、会員カード挿入口43aから会員カード5を受け付けて、該会員カード5に記録された会員IDを読み取る処理を行う。
【0078】
制御部42は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS装置40に設けられる各構成要素の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものである。
【0079】
この制御部42は記録媒体処理手段の一例であって、会員カードリーダ43により読み取られた記録情報に基づいた処理を行うものであり、会員カード5から読みとった会員IDと対応付けて後述する管理装置50で記憶されている貯玉数を使用した貯玉景品交換処理を行う。この貯玉景品交換処理は管理装置50から景品交換許諾を受信した後に、後述するバーコードリーダ47により景品に付されたバーコードが読み取られることにより行われる。
【0080】
また制御部42は返却操作無効手段の一例であって、後述する返却操作無効指示情報送信手段(通信部55)から返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて、返却操作を無効とするものであり、ここでは後述する返却キー44aが操作されたときにも、会員カード5を排出するための制御信号を会員カードリーダ43に送信しないことにより返却操作を無効とする。
【0081】
テンキー44は会員カード5を使用するための暗証番号を入力するためのものであり、0〜9までの数値を入力するための数値キー,入力した数値をクリアするためのクリアキー,及び会員カードリーダ43により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を受け付ける返却キー44aからなる。遊技者がこの返却キー44aを押下操作することによって、該操作の検出信号が制御部42に入力され、制御部42が会員カード5を排出するための制御信号を会員カードリーダ43に送信し、会員カードリーダ43が受け付けている会員カード5を排出して返却する。
【0082】
ディスプレイ45は、図12に示すように、各種の情報を表示するための表示デバイスである。このディスプレイ45では、会員カード5を受付可能なときに、D300に示すように、会員カード5の挿入を促す旨が表示される。また会員カード5が挿入されたことに基づいて、D301に示すように、暗証番号の入力を促す旨が表示される。さらに管理装置50から景品交換許諾を受信したことに基づいて、D302に示すように、該受信した景品交換許諾に含まれる貯玉数を表示する。
【0083】
操作パネル46は、図5に示すように、貯玉景品交換処理モードの選択を受け付けるためのものであり、例えばタッチパネル式のディスプレイにより構成され、遊技場の店員により操作されるものである。この操作パネル46で貯玉景品交換処理モードが選択されることにより、制御部42がROMに記憶している貯玉景品交換処理のプログラムを実行し、図12に示す初期状態(会員カード5の挿入待ち状態)となる。
【0084】
バーコードリーダ47は、所定の景品に付された景品玉数を表すバーコード等を読み取るためのものであり、遊技場の店員により操作されるものである。ここではPOS装置40が管理装置50から景品交換許諾を受信した後(即ち貯玉数が表示された状態のとき)に、バーコードリーダ47によって景品のバーコードを読み取ることで、貯玉景品交換処理が行われる。
【0085】
次に管理装置50について説明する。管理装置50は、図1に示すように遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、図2に示すように、遊技用装置であるカードユニット20,精算装置30,POS装置40,及び監視カメラ制御装置70等と通信可能に接続され、ハードディスク51,制御部52,入力装置53,ディスプレイ54,及び通信部55等を備える。これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。
【0086】
記憶装置であるハードディスク51は図6に示す各種のDBやリストを記憶している。このハードディスク51は会員属性情報記憶手段の一例であって、会員IDと対応付けて会員遊技者に関する会員属性情報を記憶するものである。具体的には、図6に示す会員情報DBによって、会員遊技者を個々に特定できる「会員ID」と対応付けて、会員遊技者属性情報として、該会員IDが記録された会員カード5を使用する際(本例では貯玉景品交換処理を行うとき)に用いる「暗証番号」,会員遊技者の「氏名」,同「性別」,同「生年月日」,同「住所」,同「電子メールアドレス」を記憶している。また、これらの会員遊技者属性情報の他に、当該会員IDが記録された会員カード5の「カード度数」と、会員遊技者の「貯玉数」と、当該会員IDが記録された会員カード5が使用可であるか使用不可であるかを示す「状態」も記憶している。
【0087】
またハードディスク51は読取情報記憶手段の一例であって、前述した会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)より受信した会員IDと該会員遊技者特定情報の送信元である遊技用装置を個々に特定できる遊技用装置特定情報(装置ID)とを対応付けて記憶するものである。具体的には、図6に示すカード受付DBが、当該管理装置50に接続される各遊技用装置の「装置ID」を記憶しており、会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)より会員ID及び装置IDを受信したことに基づいて、該受信した装置IDと対応付けて、これと共に受信した「会員ID」を記憶する。さらに、会員IDを受信した日時を「使用開始日時」として記憶する。
【0088】
またハードディスク51は会員遊技者特定情報記憶手段の一例であって、後述する会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDを記憶するものである。ここでは図6に示す紛失カードリストによって該特定された「会員ID」を記憶している。
【0089】
さらにハードディスク51は記録媒体使用履歴記憶手段の一例であって、会員カード5の会員IDと対応付けて、該会員カード5が使用された遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS装置40)の装置IDと該会員カード5が使用された使用日時とを記憶するものである。具体的には、図6に示すカード使用履歴DBが、「会員ID」と対応付けて、該「会員ID」が記録された会員カード5が使用された遊技用装置の「装置ID」と、使用を開始した「使用開始日時」と、使用を終了した「使用終了日時」とを、例えば1ヶ月分記憶している。
【0090】
制御部52はCPU,RAM,及びROM等を備え、ハードディスク51(又はROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものである。
【0091】
この制御部52は会員遊技者特定情報特定手段の一例であって、後述する入力手段(入力装置53,ディスプレイ54)に入力された会員属性情報と会員属性情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている情報に基づいて、前記入力された会員属性情報に対応する会員IDを特定するものである。具体的には、後述する図8に示すように、「紛失カードの検索」画面において入力された会員属性情報と、会員情報DBで管理している会員属性情報を照合することで、入力された会員属性情報に対応する会員IDを特定する。
【0092】
また制御部52は判定手段の一例であって、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDと、読取情報記憶手段(ハードディスク51)のカード受付DBが記憶している会員IDとが一致するか否かを判定するものである。
【0093】
また判定手段である制御部52は、前記会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)から会員IDを受信したことに基づいて、該受信した会員IDと、会員遊技者特定情報記憶手段(ハードディスク51)に記憶されている会員遊技者情報とが一致するか否かを判定するものであり、具体的には、後述する図10のS104〜S105等に示すように、制御部52が会員IDを受信して、これをカード受付DBに記憶した後に、該受信した(即ち記憶した)会員IDと、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定され、紛失カードリストに記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定する。
【0094】
さらに制御部52は記録媒体使用不可設定手段の一例であって、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDが記録された会員カード5の使用を不可とする設定を行うものであり、該特定された会員IDについて、これに対応する会員情報DBの「状態」を使用不可とする。
【0095】
入力装置53は、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスであり、例えばキーボードやマウス等である。ディスプレイ54は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶表示器である。
【0096】
これら入力装置53及びディスプレイ54は入力手段の一例であって、会員属性情報を入力するものである。具体的には図8に示すように、ディスプレイ54に表示される「紛失カードの検索」画面に、会員属性情報である「氏名」,「暗証番号」,「生年月日」,及び「電子メールアドレス」を入力装置53により入力する。
【0097】
また入力装置53及びディスプレイ54は記録媒体再使用設定手段の一例であって、記録媒体使用不可設定手段(制御部52)により、使用を不可とする設定を行った会員カード5の使用を再び可とする設定を行うものである。この設定方法としては、図7に示すように、ディスプレイ54の「再使用設定」画面に、会員ID(会員情報DBにおいて「状態」が使用不可となっているもの)を入力して、「設定」ボタンをクリックすることで、該入力された会員IDについて、これに対応する会員情報DBの「状態」が使用可となり、その旨を示すメッセージが表示される。また、前記入力された会員IDが紛失カードリストに記憶されているときには、紛失カードリストからこの会員IDが消去される。
【0098】
このように、使用を不可とする設定を行った会員カード5の使用を再び可とする設定を行うことができるので、該会員カード5が見つかったり、届出や回収等により遊技場側に戻ったときに、真の遊技者はこの会員カード5を継続して使用することができ、再発行処理の手間や再発行の費用を省くことができる。
【0099】
またディスプレイ54は出力手段の一例であって、判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDと対応付けてハードディスク51のカード受付DBに記憶されている装置IDを出力するものである。
【0100】
また、出力手段であるディスプレイ54は、図8のSA8に示すように、判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、装置IDと共に、該一致すると判定された会員IDも出力する。
【0101】
さらに出力手段であるディスプレイ54は、カード使用履歴DBに記憶されている情報のうち、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDと対応付けて記憶されている装置IDと、該会員IDが記録される会員カード5の使用日時とを出力するものであり、図9のSA10に示すように、特定された会員IDと対応付けてカード使用履歴DBに記憶されている情報を出力する。
【0102】
通信部55は、通信回線を介して各遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS装置40)の通信部(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)と通信可能に接続され、管理装置50と各遊技用装置との間の通信を司るものである。また、通信部55は通信回線を介して監視カメラ制御装置70の通信部71とも通信可能に接続され、管理装置50と監視カメラ制御装置70との間の通信を司るものである。
【0103】
この通信部55は返却操作無効指示情報送信手段の一例であって、判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶されている装置IDから特定される遊技用装置(カードユニット20,精算装置30,POS端末40)に対して、記録媒体読取手段(会員カードR/W27,会員カードR/W33,会員カードリーダ43)により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を無効とする旨を指示する返却操作無効指示情報を送信するものである。
【0104】
また通信部55は監視指示情報送信手段の一例であって、判定手段(制御部52)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶されている装置IDから特定される遊技用装置周辺を、後述する監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信するものである。
【0105】
監視カメラ60は、図1に示すように遊技場内の所定の位置に設置されるものであり、通常は予め定められた所定の撮像角度や撮像倍率で撮像している。例えばパチンコ機10の列毎(又は島毎でも良い)に設けられる監視カメラ60は、通常は対応する列全体(又は島全体)を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像している。また遊技場の端に設けられる監視カメラ60は、通常は複数有る遊技島の端部周辺を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像している。さらに景品交換カウンタ付近に設けられる監視カメラ60は、通常は景品交換カウンタ周辺を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像している。
【0106】
そしてこれらの監視カメラ60は、監視カメラ制御装置70から受信する制御信号に基づいて撮像角度や撮像倍率を変更する。例えば、パチンコ機10の列毎(島毎)に設けられる監視カメラ60は、制御信号に応じて特定のカードユニット20周辺を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像する(例えば、特定のカードユニット20が画面の中央に位置する角度で、通常倍率よりも高い倍率で拡大して撮像する)。また遊技場の端に設けられる監視カメラ60は、制御信号に応じて精算装置30周辺を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像する(例えば、精算装置30が画面の中央に位置する角度で、通常倍率よりも高い倍率で拡大して撮像する)。さらに景品交換カウンタ付近に設けられる監視カメラ60は、制御信号に応じてPOS装置40周辺を監視するのに適した撮像角度と撮像倍率で撮像する(例えば、POS装置40が画面の中央に位置する角度で、通常倍率よりも高い倍率で拡大して撮像する)。
【0107】
この監視カメラ60は、図2に示すように、CCD61,制御部62,及び通信部63等を備えている。受光素子であるCCD61は監視カメラ60のレンズからから入った光を電気信号に変換して、制御部62に入力するものである。制御部62はCPU,RAM,及びROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものであり、ここでは監視カメラ制御装置70から受信する制御信号に基づいて、当該監視カメラ60の撮像角度や撮像倍率の設定等を行う。またCCD61から入力される電気信号を外部出力可能な形式に変換する。
【0108】
通信部63は通信回線を介して監視カメラ制御装置70の通信部73と通信可能に接続され、監視カメラ60と監視カメラ制御装置70との間の通信を司るものであり、制御信号を受信するものである。また、CCD61から制御部62に入力された電気信号は、外部出力可能な映像信号として通信部63から出力される。
【0109】
監視カメラ制御装置70は図2に示すように、ハードディスク71,制御部72,通信部73等を備えている。記憶装置であるハードディスク71は監視カメラ60の通信部61から入力される映像データを記憶するものである。制御部72はCPU,RAM,及びROM等を備え、ハードディスク71(又はROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して(あるいは各構成要素からの信号を受信して)各種の処理を行うものであり、ここでは管理装置50から監視指示情報を受信したことに基づいて、該監視指示情報に含まれる装置IDの遊技用装置周辺を撮像する監視カメラ60を特定すると共に、該遊技用装置周辺を撮像するのに適した撮像角度や撮像倍率を特定する。
【0110】
通信部73は通信回線を介して監視カメラ60の通信部63と通信可能に接続され、監視カメラ60と監視カメラ制御装置70との間の通信を司るものであり、監視カメラ60からの映像信号が入力される。また、制御部72により特定した撮像角度や撮像倍率等を含む制御信号を、特定した監視カメラ60に対して送信するものである。ここで制御部72は、前記制御信号の送信先である監視カメラ60から通信部73に入力される映像信号を、該通信部73の出力端子(管理装置用)から管理装置50の通信部55に出力する制御を行う。従って、管理装置50のディスプレイ54において、制御信号の送信先である監視カメラ60が撮像している映像を確認することができる。
【0111】
次に図8〜図12を用いて、第1実施形態の遊技用システム1の作用について説明する。まず、図8を用いて、管理装置50において入力手段である入力装置53及びディスプレイ54により会員属性情報が入力されたときの、遊技用システム1の作用について説明する。
【0112】
会員遊技者から会員カード5の紛失(又は盗難)の届出を受けた遊技場の店員は、図8のSA1に示す紛失カードの検索画面に、該会員カード5を紛失した会員遊技者から入手した会員属性情報(ここでは氏名,暗証番号,生年月日,電子メールアドレス)を入力し、「検索」ボタンをクリックすることによって、制御部52によって、該入力された会員属性情報と、会員情報DBの会員属性情報との照合が行われる(SA2)。
【0113】
ここで、入力された情報(全て又は一部のいずれでも良い)が会員情報DBの会員属性情報と一致しなかったときには、制御部52は会員IDを特定できず、「該当する会員IDはありません」というメッセージをディスプレイ54に表示する(SA3)。また入力された情報(全て又は一部のいずれでも良い)が一致した場合には、該一致した会員属性情報と対応付けて会員情報DBに記憶されている会員ID(ここでは03-00001)を特定して、該特定した会員IDが記録されている会員カード5の使用を不可とする(即ち会員情報DBにおいて、該会員ID(ここでは03-00001)の「状態」を使用不可とする)。また、特定した会員IDを紛失カードリストに記憶する(SA4)。
【0114】
このように、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDが記録された会員カード5の使用を不可とする設定を行うので、該会員カード5が使用されて真の所有者が不利益を被るという事態を防止できる。
【0115】
続いて、制御部52は、上記特定した会員ID(ここでは03-00001)がカード受付DBに記憶されているか否か(即ちカード受付DBに記憶されている会員IDと一致するか否か)を判定する(SA5)。ここで記憶されていないと判定されたときには、特定した会員IDが記録されている会員カード5が使用中ではない旨をディスプレイ54に表示すると共に、該特定した会員IDが記録される会員カード5の使用履歴を確認するための「使用履歴」ボタンを表示する(SA6)。ここで「使用履歴」ボタンをクリックすることで、図9のSA10に示すように、特定された会員ID(ここでは03-00001)と対応付けてカード使用履歴DBに記憶されている使用履歴情報が、ディスプレイ54に出力される。
【0116】
このように、制御部52により特定された会員IDと対応付けてカード使用履歴DBに記憶されている装置IDと使用日時(使用開始日時及び使用終了日時)とを出力するので、真の所有者が会員カード5を無くしてから後に、該会員カード5が使用された場合に、その遊技用装置と使用日時を特定することができ、例えば、特定した遊技用装置周辺を、特定した使用日時に撮像した画像を検証することで、要注意人物を特定することができる。
【0117】
また前記SA5の判定において、記憶されていると判定されたときには、前記特定した会員ID(ここでは03-00001)に対応付けてカード受付DBが記憶している装置ID(ここではCA003)から特定される遊技用装置(即ちCA003のカードユニット20)周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信すると共に、返却操作無効指示情報を前記装置ID(ここではCA003)から特定される遊技用装置に対して送信する(SA7)。この返却操作無効指示情報を受信した遊技用装置は返却操作を無効とする(SB1)。また、監視指示情報を受信した監視カメラ制御装置70は、該受信した監視指示情報に基づいて、遊技用装置周辺を撮像する監視カメラ60を特定すると共に、該遊技用装置周辺を撮像するのに適した撮像角度や撮像倍率を特定する。そして特定された監視カメラ60に対して、撮像角度及び撮像倍率を含む制御信号を送信し、監視カメラ60が該受信した制御信号に応じた撮像角度及び撮像倍率によって遊技用装置周辺を撮像する。
【0118】
また、SA7の処理後には、管理装置50のディスプレイ54には、特定された会員ID(ここでは03-00001)の会員カード5が、該会員IDと対応付けてカード受付DBが記憶している装置ID(ここではCA003)の遊技用装置で使用されている旨が表示されると共に、前記監視カメラ60が撮像している映像を確認するための「監視カメラ」ボタンと、特定した会員IDが記録される会員カード5の使用履歴を確認するための「使用履歴」ボタンを表示する(SA8)。さらに紛失カードリストから、特定された会員ID(ここでは03-00001)を消去する。
【0119】
このように、管理装置50の判定手段(制御部52)によって、会員遊技者特定情報特定手段(制御部52)により特定された会員IDと、カード受付DBに記憶されている現在使用中の会員カード5の会員IDとが一致すると判定されたことを条件として、ディスプレイ54が、該一致すると判定された会員IDの会員カード5が現在使用されている遊技用装置の装置IDを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の会員カード5を使用する要注意人物を特定することができる。また、特定した要注意人物に対して監視強化や入店禁止等の対策を実施することで、そのような不正行為の再発を防止することができる。
【0120】
次に、SA8で「監視カメラ」ボタンをクリックすることによって、通信部55に入力されている監視カメラ60からの映像信号に基づく遊技用装置(ここではCA003のカードユニット20)周辺の映像が、図9のSA9に示すように、ディスプレイ54に表示される。
【0121】
このように、制御部52により一致すると判定された会員ID(ここでは03-00001)の会員カード5が現在使用されている遊技用装置周辺を、監視カメラ60により撮像するので、不正に入手した他人の会員カード5を使用する要注意人物を映像により確実に特定することができる。
【0122】
またSA8において、「使用履歴」ボタンをクリックすることで、図9のSA10に示すように、特定された会員ID(ここでは03-00001)と対応付けてカード使用履歴DBに記憶されている情報が、ディスプレイ54に出力される。
【0123】
次に図10を用いて、カードユニット20が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1の作用について説明する。
【0124】
まずカードユニット20が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)において、会員カード5が会員カード挿入口27aから挿入されると、会員カードR/W27が会員カード5を受け付け(S100)、該受付に基づいて、カードR/W制御部25が、会員カード5を受け付けた旨と、貨幣を受け付け不可である旨を示す状態通知をユニット制御部22に送信する(S101)。ユニット制御部22は、受信した状態通知に基づいて会員カード5の受付を認識し、貨幣の受付を不可とする。
【0125】
またカードR/W制御部25は、会員カードR/W27により、会員カード5に記録されている会員IDとカード度数を読み取って(S102)、該読み取った会員ID及びカード度数と、当該カードユニット20を特定可能な装置IDとを管理装置用通信部28から管理装置50に送信する(S103)。
【0126】
管理装置50の制御部52は、通信部55が会員ID,カード度数,及び装置IDを受信したことに基づいて、受信した会員IDを受信した装置IDに対応付けてカード受付DBに記憶する(S104)。そして、受信した会員ID(即ち記憶した会員ID)が、紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S105)。ここで一致すると判定されたときには、制御部52は、前記装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S110)。そして、カードユニット20のカードR/W制御部25に対して返却操作無効指示情報を送信する(S111)。さらに、該一致すると判定された会員IDと、該会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶している装置IDを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S112)。さらに紛失カードリストから、一致すると判定された会員IDを消去する。
【0127】
このように、制御部52は、管理装置用通信部28から会員IDを受信したことに基づいて、該受信した会員IDと、紛失カードリストに予め記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定し、ディスプレイ54が、一致すると判定された会員IDと、該会員IDの会員カード5が現在使用されている遊技用装置の装置IDとを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物の特定を確実且つ迅速に行うことができる。
【0128】
なお、S111で送信された返却操作無効指示情報を受信したカードユニット20のカードR/W制御部25は返却操作を無効とする(S113)。
【0129】
このように、遊技用装置が返却操作無効指示情報を受信したことに基づいて返却操作を無効とするので、遊技場側は会員カード5を回収することができる。これによって、会員カード5が継続して不正に使用されることを防止することができ、また回収した会員カード5を真の所有者へ返却することができる。
【0130】
S105に戻り、一致しないと判定されたときには、受信したカード度数と、前記記憶した(受信した)会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数との照合を行う(S106)。この照合結果が、照合NG(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致しない)であったときには、受信した装置IDのカードユニット20に対して、会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55より送信する(S114)。一方、照合OK(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致する)であったときには、受信した装置IDのカードユニット20に対して会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55より送信する(S107)。
【0131】
S107で送信された使用許諾を受信したカードR/W制御部25は、S102で読み取ったカード度数をユニット制御部22に送信する(S108)。ユニット制御部22においては受信したカード度数をRAMに記憶し、RAMに記憶したカード度数を残度数表示器14に表示する(S109)。ここで、玉貸ボタン15の操作の受付によりカード玉貸処理を行う状態となる。なお、S114で送信された使用不可情報を受信したときには、カードR/W制御部25は、会員カードR/W27により受け付けている会員カード5を排出する。
【0132】
ここで玉貸ボタン15が押圧操作されて玉貸操作が受け付けられると(S120)、表示されているカード度数(=RAMに記憶されているカード度数)を使用して前述したカード玉貸処理が行われる(S121)。
【0133】
またカード玉貸処理の終了に伴い、ユニット制御部22が使用度数(ここでは玉貸単位度数であり5度数)をカードR/W制御部25に送信し(S122)、この使用度数及びS102で読み取った会員IDが、装置IDと共に管理装置用通信部28から管理装置50に送信される(S123)。管理装置50においては、制御部52が、通信部55により受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数から、受信した使用度数を減算し(S124)、該使用度数分の減算を行った旨を示す減算完了通知を、受信した装置IDのカードユニット20に送信する(S125)。カードR/W制御部25は、管理装置用通信部28により減算完了通知を受信したことに基づいて、前記S122で受信した使用度数を減算した後のカード度数を、会員カードR/W27により受け付けている会員カード5に記録して(S126)、該記録処理が終了した旨を示す記録終了通知をユニット制御部22に送信し(S127)、これを受信したユニット制御部22は再びカード玉貸処理が可能な状態となる。
【0134】
また返却ボタン16が押圧操作されて返却操作が受け付けられると(S130)、残度数表示器14による度数の表示が中止されて、ユニット制御部22からカードR/W制御部25に対して会員カード5の返却を要求する返却要求が送信され(S131)、該カードR/W制御部25の制御によって、会員カードR/W27により受け付けている会員カード5が排出されて会員カード挿入口27aに返却され(S132)、該カードR/W制御部25からユニット制御部22に対して、会員カード5の返却を完了した旨を示す返却完了通知が送信される(S133)。また、これと共にカードR/W制御部25から管理装置50に対しても、返却完了通知が装置IDと共に送信される(S134)。この返却完了通知及び装置IDを受信した管理装置50は、これを受信した日時を使用終了日時として、受信した装置IDと、該装置IDと対応付けてカード受付DBに記憶されている会員ID及び使用開始日時に基づいて、カード使用履歴DBを更新(追加記憶)して、該装置IDと対応付けてカード受付DBが記憶している会員IDと使用開始日時を消去する。このようにして、会員ID毎にカードユニット20での使用履歴が管理可能である。
【0135】
続けて、カードR/W制御部25からユニット制御部22に対して、会員カード5の受付が可であり、貨幣の受付が可である旨を示す状態通知が送信される(S135)。この状態通知を受信したユニット制御部22は、再び貨幣を受付可能として、初期状態に戻る。
【0136】
次に図11を用いて、精算装置30が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1の作用について説明する。
【0137】
まず精算装置30が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)では、ディスプレイ35が会員カード5の挿入を促すメッセージを表示している(D200)。この状態において、会員カード5が会員カード挿入口33aから挿入されると、会員カードR/W33が会員カード5を受け付け(S200)、会員カード5に記録されている会員IDとカード度数を読み取って(S201)、該読み取った会員ID及びカード度数と、当該精算装置30を特定可能な装置IDとを通信部31から管理装置50に送信する(S202)。
【0138】
管理装置50の制御部52は、通信部55が会員ID,カード度数,及び装置IDを受信したことに基づいて、受信した会員IDを受信した装置IDに対応付けてカード受付DBに記憶する(S203)。そして、受信した会員ID(即ち記憶した会員ID)が、紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S204)。ここで一致すると判定されたときには、制御部52は、前記装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S210)。そして、精算装置30の制御部32に対して返却操作無効指示情報を送信する(S211)。さらに、該一致すると判定された会員IDと、該会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶している装置IDを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S212)。さらに紛失カードリストから、一致すると判定された会員IDを消去する。
【0139】
なお、S211で送信された返却操作無効指示情報を受信した精算装置30の制御部32は返却操作を無効とする(S213)。
【0140】
S204に戻り、一致しないと判定されたときには、受信したカード度数と、前記記憶した(受信した)会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数との照合を行う(S205)。この照合結果が、照合NG(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致しない)であったときには、受信した装置IDの精算装置30に対して会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55より送信する(S214)。一方、照合OK(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致する)であったときには、受信した装置IDの精算装置30に対して会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55より送信する(S206)。
【0141】
S206で送信された使用許諾を受信した精算装置30の制御部32は、S201で読み取ったカード度数(ここでは22度数)に対応する精算金額(ここでは2200円)をディスプレイ34に表示する(D201,S207)。ここで、精算ボタン37の操作の受付により精算処理を行うことが可能な状態となる。なお、精算装置30がS214で送信された使用不可情報を受信したときには、制御部32は、会員カードR/W33により受け付けている会員カード5を排出する。
【0142】
またS208の状態で、精算ボタン37が押圧操作されると(S220)、前記読み取ったカード度数(22度数)に相当する精算金額(2200円)分の貨幣払出が行われる(S221)。即ち、紙幣払出機35及び硬貨払出機36から精算金額に応じた数の貨幣が払出される(ここでは紙幣払出機35から1000円紙幣2枚,硬貨払出機36から100円硬貨2枚が払出される)。この貨幣払出の終了に基づいて、会員ID及び精算したカード度数(精算度数)が、当該精算装置30の装置IDと共に管理装置50に送信され(S222)、管理装置50においては、制御部52が、受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数から、受信した精算度数を減算する(S223)。
【0143】
この減算の完了に伴い、制御部52は、通信部55から精算が完了した旨を示す精算完了通知を精算装置30(S222で受信した装置IDの遊技用装置)に送信する(S224)。
【0144】
次に、管理装置50から精算完了通知を受信した精算装置30では、制御部32が、会員カードR/W33により受け付けている会員カード5にカード度数として0を記録して(S225)、会員カード5を返却し(S226)、管理装置50に対して、返却完了通知と装置IDを送信し(S227)、初期状態に戻る。この返却完了通知及び装置IDを受信した管理装置50は、これを受信した日時を使用終了日時として、受信した装置IDと、該装置IDと対応付けてカード受付DBに記憶されている会員ID及び使用開始日時に基づいて、カード使用履歴DBを更新(追加記憶)して、該装置IDと対応付けてカード受付DBが記憶している会員IDと使用開始日時を消去する。このようにして、会員ID毎に精算装置30での使用履歴が管理可能である。
【0145】
なお、S207の状態で、返却ボタン38が操作されて返却操作が受け付けられると(S230)、会員カードR/W33により受け付けている会員カード5が返却される(S231)。このときも管理装置50に対して、返却完了通知と装置IDを送信し(S232)、初期状態に戻る。返却完了通知及び装置IDを受信した管理装置50では前記と同様の処理が行われる。
【0146】
次に図12を用いて、POS装置40が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1の作用について説明する。
【0147】
まずPOS装置40が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)では、ディスプレイ45が会員カード5の挿入を促すメッセージを表示している(D300)。この状態において、会員カード5が会員カード挿入口43aから挿入されると、会員カードリーダ43が会員カード5を受け付けて(S300)、制御部42が暗証番号の入力を促すメッセージをディスプレイ45に表示する(D301)。ここで、遊技者がテンキー44によって暗証番号を入力すると(S301)、会員カードリーダ43が、該会員カード5に記録されている会員IDを読み取り(S302)、制御部42が、入力された暗証番号と、読み取った会員IDと、当該POS装置40を特定可能な装置IDとを、通信部41から管理装置50に対して送信する(S303)。
【0148】
管理装置50の制御部52は、通信部55が暗証番号,会員ID,及び装置IDを受信したことに基づいて、受信した会員IDを受信した装置IDに対応付けてカード受付DBに記憶する(S304)。そして、受信した会員ID(即ち記憶した会員ID)が、紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S305)。ここで一致すると判定されたときには、制御部52は、前記装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S310)。そして、POS装置40の制御部42に対して返却操作無効指示情報を送信する(S311)。さらに、該一致すると判定された会員IDと、該会員IDと対応付けてカード受付DBに記憶している装置IDを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S312)。さらに紛失カードリストから、一致すると判定された会員IDを消去する。
【0149】
なお、S311で送信された返却操作無効指示情報を受信したPOS装置40制御部42は返却操作を無効とする(S313)。
【0150】
S305に戻り、一致しないと判定されたときには、受信した暗証番号と、前記記憶した(受信した)会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶している暗証番号との照合を行う(S306)。この照合結果が、照合NG(受信した暗証番号と会員情報DBで記憶している暗証番号とが一致しない)であったときには、受信した装置IDのPOS装置40に対して会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55より送信する(S314)。一方、照合OK(受信した暗証番号と会員情報DBで記憶している暗証番号とが一致する)であったときには、受信した装置IDのPOS装置に対して、前記記憶した(受信した)会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶している貯玉数と、会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55より送信する(S307)。
【0151】
S307で送信された使用許諾を受信したPOS装置40の制御部42は、受信した貯玉数(ここでは555)をディスプレイ45に表示する(D302,S308)。ここで、バーコードリーダ47による景品玉数の読取により貯玉景品交換処理を行うことが可能な状態となる。なお、POS装置40がS314で送信された使用不可情報を受信したときには、制御部42は、会員カードリーダ43により受け付けている会員カード5を排出する。
【0152】
またS308の状態で、バーコードリーダ47によって、景品に付された景品玉数が読み取られると(S320)、該読み取られた景品玉数が、S302で読み取った会員IDと共に通信部41から管理装置50に送信され(S321)、管理装置50は受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶している貯玉数から受信した景品玉数を減算する(S322)。
【0153】
この減算の完了に伴い、制御部52は、減算が完了した旨を示す減算完了通知をPOS装置40に送信する(S323)。
【0154】
次に、管理装置50から減算完了通知を受信したPOS装置40では、制御部42が、会員カードリーダ43により受け付けている会員カード5を返却し(S324)、管理装置50に対して、返却完了通知と装置IDを送信し(S325)、初期状態に戻る。この返却完了通知及び装置IDを受信した管理装置50は、これを受信した日時を使用終了日時として、受信した装置IDと、該装置IDと対応付けてカード受付DBに記憶されている会員ID及び使用開始日時に基づいて、カード使用履歴DBを更新(追加記憶)して、該装置IDと対応付けてカード受付DBが記憶している会員IDと使用開始日時を消去する。このようにして、会員ID毎にPOS装置40での使用履歴が管理可能である。
【0155】
なお、S308の状態で、返却キー44aが操作されて返却操作が受け付けられると(S330)、会員カードリーダ43により受け付けている会員カード5が返却される(S331)。このときも管理装置50に対して、返却完了通知と装置IDを送信し(S332)、初期状態に戻る。返却完了通知及び装置IDを受信した管理装置50では前記と同様の処理が行われる。
【0156】
[2.第2実施形態に係る遊技用システム1’]
次に第2実施形態に係る遊技用システム1’について、第1実施形態に係る遊技用システム1と異なる点についてのみ説明する。パチンコ機10,監視カメラ60,及び監視カメラ制御部70については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。以下においては、第1実施形態の構成要素に対応する第2実施形態の構成要素について「’(ダッシュ)」を付し、該第2実施形態の構成要素について第1実施形態の構成要素と異なる点についてのみ説明する。
【0157】
カードユニット20’は遊技用装置の一例であって、第1実施形態と同様に、記録媒体読取手段である会員カードR/W27,及び記録媒体処理手段であるユニット制御部22等を備える。
【0158】
カードR/W制御部25’は第1実施形態と異なり、会員遊技者特定情報記憶手段の一例であって、後述する会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)から受信した会員IDを記憶するものであり、具体的には図6に示す紛失カードリストをRAMに記憶している。この紛失カードリストは、例えば遊技場の開店前に管理装置50’から各カードユニット20’に対して送信され、カードR/W制御部25’のRAMに記憶される。
【0159】
またカードR/W制御部25’は第1実施形態と異なり、判定手段の一例であって、後述する管理装置50’の会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)より受信した会員IDと、会員カードR/W27により読み取った会員IDとが一致するか否かを判定するものである。また判定手段であるカードR/W制御部25’は、会員カードR/W27が会員IDを読み取ったことに基づいて、該読み取った会員IDと、会員遊技者特定情報記憶手段(カードR/W制御部25’のRAM)に記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定する。
【0160】
さらにカードR/W制御部25’は返却操作無効手段の一例であるが、第1実施形態におけるものとは異なり、判定手段であるカードR/W制御部25’により一致すると判定されたことを条件として、会員カードR/W27により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を無効とするものである。
【0161】
管理装置用通信部28’は第1実施形態とは異なり、会員遊技者特定情報送信手段としては機能しない。第2実施形態における管理装置用通信部28’は記録媒体一致情報送信手段の一例であって、判定手段(カードR/W制御部25’)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定した旨を示す記録媒体一致情報を管理装置50’に対して送信するものである。ここでは、記録媒体一致情報送信手段である管理装置用通信部28’は、判定手段(カードR/W制御部25’)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDを記録媒体一致情報と共に管理装置50’に対して送信する。
【0162】
精算装置30’は遊技用装置の一例であって、第1実施形態と同様に、記録媒体読取手段である会員カードR/W33,及び記録媒体処理手段である制御部32’等を備える。
【0163】
通信部31’は第1実施形態とは異なり、会員遊技者特定情報送信手段としては機能しない。第2実施形態における通信部31’は記録媒体一致情報送信手段の一例であって、後述する判定手段である制御部32’により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定した旨を示す記録媒体一致情報を管理装置50’に対して送信するものである。ここでは、記録媒体一致情報送信手段である通信部31’は、判定手段(制御部32’)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDを記録媒体一致情報と共に管理装置50’に対して送信する。
【0164】
制御部32’は第1実施形態と異なり、会員遊技者特定情報記憶手段の一例であって、後述する会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)から受信した会員IDを記憶するものであり、具体的には図6に示す紛失カードリストをRAMに記憶している。この紛失カードリストは、例えば遊技場の開店前に管理装置50’から精算装置30’に対して送信され、制御部32’のRAMに記憶される。
【0165】
また制御部32’は第1実施形態と異なり、判定手段の一例であって、後述する管理装置50’の会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)より受信した会員IDと、会員カードR/W33により読み取った会員IDとが一致するか否かを判定するものである。また判定手段である制御部32’は、会員カードR/W33が会員IDを読み取ったことに基づいて、該読み取った会員IDと、会員遊技者特定情報記憶手段(制御部32’のRAM)に記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定する。
【0166】
さらに制御部32’は返却操作無効手段の一例であるが、第1実施形態におけるものとは異なり、判定手段(制御部32’)により一致すると判定されたことを条件として、会員カードR/W33により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を無効とするものである。
【0167】
POS装置40’は遊技用装置の一例であって、第1実施形態と同様に、記録媒体読取手段である会員カードリーダ43,及び記録媒体処理手段である制御部42’等を備える。
【0168】
通信部41’は第1実施形態とは異なり、会員遊技者特定情報送信手段としては機能しない。第2実施形態における通信部41’は記録媒体一致情報送信手段の一例であって、後述する判定手段である制御部42’により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定した旨を示す記録媒体一致情報を管理装置50’に対して送信するものである。ここでは、記録媒体一致情報送信手段である通信部41’は、判定手段(制御部42’)により一致すると判定されたことを条件として、該一致すると判定された会員IDを記録媒体一致情報と共に管理装置50’に対して送信する。
【0169】
制御部42’は第1実施形態と異なり、会員遊技者特定情報記憶手段の一例であって、後述する会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)から受信した会員IDを記憶するものであり、具体的には図6に示す紛失カードリストをRAMに記憶している。この紛失カードリストは、例えば遊技場の開店前に管理装置50’からPOS装置40’に対して送信され、制御部42’のRAMに記憶される。
【0170】
また制御部42’は第1実施形態と異なり、判定手段の一例であって、後述する管理装置50’の会員遊技者特定情報送信手段(通信部55’)より受信した会員IDと、会員カードリーダ43により読み取った会員IDとが一致するか否かを判定するものである。また判定手段である制御部42’は、会員カードリーダ43が会員IDを読み取ったことに基づいて、該読み取った会員IDと、会員遊技者特定情報記憶手段(制御部42’のRAM)に記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定する。
【0171】
さらに制御部42’は返却操作無効手段の一例であるが、第1実施形態におけるものとは異なり、判定手段(制御部42’)により一致すると判定されたことを条件として、会員カードリーダ43により受け付けられている会員カード5を返却するための返却操作を無効とするものである。
【0172】
次に第2実施形態の管理装置50’について説明する。第2実施形態の管理装置50’は第1実施形態と同様に、ハードディスク51’,制御部52’,入力装置53,ディスプレイ54’,及び通信部55’を備える。
【0173】
ハードディスク51’は第1実施形態と同様に、会員遊技者情報記憶手段及び記録媒体使用履歴記憶手段として機能するが、第1実施形態と異なり、読取情報記憶手段及び会員遊技者特定情報記憶手段としては機能しない。即ち、図6に示すようにカード受付DBは記憶されていない。また、本例では、紛失カードリストは各遊技用装置の会員遊技者特定情報記憶手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)に記憶されるが、ハードディスク51’にも記憶されているものとする。
【0174】
制御部52’は第1実施形態と同様に会員遊技者特定情報特定手段及び記録媒体使用不可設定手段として機能するが、第1実施形態と異なり、判定手段としては機能しない。
【0175】
入力装置53及びディスプレイ54’は第1実施形態と同様に入力手段及び記録媒体再使用設定手段として機能する。なお、ディスプレイ54’は出力手段の一例であるが、第1実施形態におけるものとは異なり、記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)を個々に特定できる装置IDを出力するものである。ここでは出力手段であるディスプレイ54’は、記録媒体一致情報送信手段から記録媒体一致情報及び会員遊技者特定情報を受信したことに基づいて、該記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の装置IDと、該受信した会員IDとを出力する。
【0176】
通信部55’は第1実施形態と異なり、返却操作無効指示情報送信手段としては機能しない。また、通信部55’は監視指示情報送信手段の一例であるが、第1実施形態におけるものとは異なり、記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)から記録媒体一致情報を受信したことに基づいて、該受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信するものである。さらに通信部55’は会員遊技者特定情報送信手段の一例であって、会員遊技者特定情報特定手段である制御部52’により特定された会員IDを遊技用装置に対して送信するものである。
【0177】
次に図13〜図16を用いて、第2実施形態の遊技用システム1’の作用について説明する。まず、図13を用いて、管理装置50’において入力手段である入力装置53及びディスプレイ54’により会員属性情報が入力されたときの、遊技用システム1’の作用について説明する。
【0178】
会員遊技者から会員カード5の紛失(又は盗難)の届出を受けた遊技場の店員は、図13のSC1に示す紛失カードの検索画面に、該会員カード5を紛失した会員遊技者から入手した会員属性情報(ここでは氏名,暗証番号,生年月日,電子メールアドレス)を入力し、「検索」ボタンをクリックすることによって、制御部52’によって、該入力された会員属性情報と、会員情報DBの会員属性情報との照合が行われる(SC2)。
【0179】
ここで、入力された情報(全て又は一部のいずれでも良い)が会員情報DBの会員属性情報と一致しなかったときには、制御部52’は会員IDを特定できず、「該当する会員IDはありません」というメッセージをディスプレイ54’に表示する(SC3)。また入力された情報(全て又は一部のいずれでも良い)が一致した場合には、該一致した会員属性情報と対応付けて会員情報DBに記憶されている会員ID(ここでは03-00001)を特定して、該特定した会員IDが記録されている会員カード5の使用を不可とする(即ち会員情報DBにおいて、該会員ID(ここでは03-00001)の「状態」を使用不可とする)。また、特定した会員IDを紛失カードリストに記憶する(SC4)。
【0180】
次に、制御部52’は、通信部55’から各遊技用装置に対して特定した会員ID(ここでは03-00001)を送信する(SC5)。これを受信した遊技用装置においては、受信した会員IDと各記録媒体読取手段により読み取った会員IDとが一致するか否かを判定する(SD1)。ここで一致しないと判定されたときには、各遊技用装置の会員遊技者特定情報記憶手段に記憶している紛失カードリストに該会員IDを記憶する(SD2)。
【0181】
またSD1の判定において、一致すると判定されたときには、遊技用装置(カードユニット20’,精算装置30’,POS装置40’)の返却操作無効手段(カードR/W制御部25’,制御部32’,制御部42’)が当該遊技用装置における返却操作を無効とする(SD3)。
【0182】
このように、遊技用装置の判定手段により一致すると判定されたことを条件として返却操作を無効とするので、遊技場側は会員カード5を回収することができる。これによって、会員カード5が継続して不正に使用されることを防止することができ、また回収した会員カード5を真の所有者へ返却することができる。
【0183】
続けて遊技用装置の記録媒体一致情報送信手段(管理装置用通信部28’,通信部31’,通信部41’)は、管理装置50’に対して記録媒体一致情報と、当該遊技用装置の装置IDを送信する(SD4)。管理装置50’が、SC5の処理から所定時間内にこれを受信したときには(SC6)、該受信した装置ID(ここではCA003)から特定される遊技用装置(即ちCA003のカードユニット20’)周辺を監視カメラ70により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(SC8)。この監視指示情報を受信した監視カメラ制御装置70の処理は第1実施形態と同様である。なお管理装置50’が、SC5の処理から所定時間内に記録媒体一致情報を受信しなかったときには、特定した会員ID(ここでは03-00001)が記録されている会員カード5が使用中ではない旨をディスプレイ54’に表示すると共に、該特定した会員IDが記録される会員カード5の使用履歴を確認するための「使用履歴」ボタンを表示する(SC7)。このSC7の状態における作用は、前記第1実施形態における図8のSA6と同様である。
【0184】
また、SC8の処理後に、管理装置50’のディスプレイ54’には、特定された会員ID(ここでは03-00001)の会員カード5が、前記受信した装置ID(ここではCA003)の遊技用装置で使用されている旨が表示されると共に、前記監視カメラ60が撮像している映像を確認するための「監視カメラ」ボタンと、特定した会員IDが記録される会員カード5の使用履歴を確認するための「使用履歴」ボタンが表示される(SC9)。さらに紛失カードリストから、特定された会員ID(ここでは03-00001)を消去する。このSC9の状態における作用は、前記第1実施形態における図8のSA8と同様である。
【0185】
このように、遊技用装置の判定手段によって、通信部55’より受信した会員IDと、記録媒体読取手段により読み取った会員IDとが一致すると判定されたことを条件として、記録媒体一致情報が管理装置50’に送信され、管理装置のディスプレイ54’は、受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の装置IDを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を特定することができる。また、特定した要注意人物に対して監視強化や入店禁止等の対策を実施することで、そのような不正行為の再発を防止することができる。
【0186】
また、管理装置50’が受信した記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像するので、不正に入手した他人の記録媒体を使用する要注意人物を映像により確実に特定することができる。
【0187】
次に図14を用いて、カードユニット20’が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1’の作用について説明する。
【0188】
まず遊技場の営業開始前には、管理装置50’が記憶する紛失カードリストが、通信部55’からカードR/W制御部25’に送信され(S10’)、カードR/W制御部25’のRAMに記憶される(S11’)。なおRAMに記憶されている紛失カードリストは、遊技場の営業終了後の締め処理において消去される。
【0189】
カードユニット20’が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)において、会員カード5が会員カード挿入口27aから挿入されると、会員カードR/W27が会員カード5を受け付け(S100’)、該受付に基づいて、カードR/W制御部25’が、会員カード5を受け付けた旨と、貨幣を受け付け不可である旨を示す状態通知をユニット制御部22に送信する(S101’)。ユニット制御部22は、受信した状態通知に基づいて会員カード5の受付を認識し、貨幣の受付を不可とする。
【0190】
またカードR/W制御部25’は、会員カードR/W27により、会員カード5に記録されている会員IDとカード度数を読み取って(S102’)、該読み取った会員IDが紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S103’)。ここで一致すると判定されたときには、返却操作を無効として(S110’)、該一致すると判定された会員IDと、当該カードユニット20’の装置IDと、記録媒体一致情報とを管理装置用通信部28’から管理装置50’に送信する(S111’)。これを受信した管理装置50’の制御部52’は、受信した装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S112’)。さらに、受信した会員IDと装置IDとを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S113’)。さらに紛失カードリストから、受信した会員IDを消去する。
【0191】
このように、カードR/W制御部25’は、会員カードR/W27が会員IDを読み取ったことに基づいて、該読み取った会員IDと、RAMの紛失カードリストに記憶されている会員IDとが一致するか否かを判定し、一致すると判定された会員IDが記録媒体一致情報と共に遊技用装置から管理装置50’に対して送信され、管理装置50’のディスプレイ54’が、記録媒体一致情報の送信元である遊技用装置の装置IDと、受信した会員IDとを出力するので、遊技場側は、不正に入手した他人の会員カード5を使用する要注意人物の特定を確実且つ迅速に行うことができる。
【0192】
S103’に戻り、一致しないと判定されたときには、読み取った会員ID及びカード度数と、当該カードユニット20’の装置IDを管理装置用通信部28’から管理装置50’に送信する(S104’)。これを受信した管理装置50’は、受信した会員IDと対応付けて、受信した装置ID及び受信日時をカード使用履歴DBに記憶する(受信日時が使用開始日時となる)。そして、受信したカード度数と、受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数との照合を行う(S105’)。この照合結果が、照合NG(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致しない)であったときには、受信した装置IDのカードユニット20’に対して、会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55’より送信する(S114’)。一方、照合OK(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致する)であったときには、受信した装置IDのカードユニット20’に対して会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55’より送信する(S106’)。
【0193】
S106’で送信された使用許諾を受信したカードR/W制御部25’は、S102’で読み取ったカード度数をユニット制御部22に送信する(S107’)。ユニット制御部22においては受信したカード度数をRAMに記憶し、RAMに記憶したカード度数を残度数表示器14に表示する(S108’)。ここで、玉貸ボタン15の操作の受付によりカード玉貸処理を行う状態となる。なお、S114’で送信された使用不可情報を受信したときには、カードR/W制御部25’は、会員カードR/W27により受け付けている会員カード5を排出する。
【0194】
玉貸操作及び返却操作が行われたときの作用(図10のS120〜S127,及びS130〜S135)は、第1実施形態と同様であり、省略する。なお、返却操作が行われたときには、第1実施形態(図10のS134)と同様に、返却完了通知と装置IDが管理装置50’に送信されるため、これを受信した日時を使用終了日時として、カード使用履歴DBに記憶する。
【0195】
次に図15を用いて、精算装置30’が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1’の作用について説明する。
【0196】
まず遊技場の営業開始前には、管理装置50’が記憶する紛失カードリストが、通信部55’から制御部32’に送信され(S20’)、制御部32’のRAMに記憶される(S21’)。
【0197】
精算装置30’が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)においてはディスプレイ34に会員カード5の挿入を促す旨が表示される(D200’)、ここで会員カード5が会員カード挿入口33aから挿入されると、会員カードR/W33が会員カード5を受け付け(S200’)、会員カード5に記録されている会員IDとカード度数を読み取って(S201’)、制御部32’が、該読み取った会員IDが紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S202’)。ここで一致すると判定されたときには、返却操作を無効として(S210’)、該一致すると判定された会員IDと、当該精算装置30’の装置IDと、記録媒体一致情報とを通信部31’から管理装置50’に送信する(S211’)。これを受信した管理装置50’の制御部52’は、受信した装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S212’)。さらに、受信した会員IDと装置IDとを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S213’)。さらに紛失カードリストから、受信した会員IDを消去する。
【0198】
S202’に戻り、一致しないと判定されたときには、読み取った会員ID及びカード度数と、当該精算装置30’の装置IDを通信部31’から管理装置50’に送信する(S203’)。これを受信した管理装置50’は、受信した会員IDと対応付けて、受信した装置ID及び受信日時をカード使用履歴DBに記憶する(受信日時が使用開始日時となる)。そして、受信したカード度数と、受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶しているカード度数との照合を行う(S204’)。この照合結果が、照合NG(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致しない)であったときには、受信した装置IDの精算装置30に対して、会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55’より送信する(S214’)。一方、照合OK(受信したカード度数と会員情報DBで記憶しているカード度数とが一致する)であったときには、受信した装置IDの精算装置30’に対して会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55’より送信する(S205’)。なお、この使用許諾の送信日時を使用終了日時としてカード使用履歴DBに記憶する。
【0199】
S205’で送信された使用許諾を受信した制御部32’は、S201’で読み取ったカード度数と、該カード度数に相当する精算金額とをディスプレイ34に表示する(D201’)。ここで、精算ボタン37の操作の受付により精算処理を行う状態となる。なお、S214’で送信された使用不可情報を受信したときには、制御部32’は、会員カードR/W33により受け付けている会員カード5を排出する。
【0200】
精算ボタン37が操作されたときの作用(図11のS220〜S226)は、第1実施形態と同様であり、省略する。
【0201】
次に図16を用いて、POS装置40’が会員カード5を受け付けたときの、遊技用システム1’の作用について説明する。
【0202】
まず遊技場の営業開始前には、管理装置50’が記憶する紛失カードリストが、通信部55’から制御部42’に送信され(S30’)、制御部42’のRAMに記憶される(S31’)。
【0203】
まずPOS装置40’が会員カード5を受け付けていない状態(初期状態)では、ディスプレイ45が会員カード5の挿入を促すメッセージを表示している(D300’)。この状態において、会員カード5が会員カード挿入口43aから挿入されると、会員カードリーダ43が会員カード5を受け付けて(S300’)、制御部42’が暗証番号の入力を促すメッセージをディスプレイ45に表示する(D301’)。ここで、遊技者がテンキー44によって暗証番号を入力すると(S301’)、会員カードリーダ43が、該会員カード5に記録されている会員IDを読み取り(S302’)、制御部42’が、該読み取った会員IDが紛失カードリストに記憶されている会員IDと一致するか否かを判定する(S303’)。
【0204】
ここで一致すると判定されたときには、返却操作を無効として(S310’)、該一致すると判定された会員IDと、当該POS装置40’の装置IDと、記録媒体一致情報とを通信部41’から管理装置50’に送信する(S311’)。これを受信した管理装置50’の制御部52’は、受信した装置IDから特定される遊技用装置周辺を監視カメラ60により撮像する旨を指示する監視指示情報を監視カメラ制御装置70に対して送信する(S312’)。さらに、受信した会員IDと装置IDとを、前述した図8のSA8に示したように、「監視カメラ」ボタン及び「使用履歴」ボタンと共に表示する(S313’)。さらに紛失カードリストから、受信した会員IDを消去する。
【0205】
S303’に戻り、一致しないと判定されたときには、入力された暗証番号,読み取った会員ID,及び当該POS装置40’の装置IDを通信部41’から管理装置50’に送信する(S304’)。これを受信した管理装置50’は、受信した会員IDと対応付けて、受信した装置ID及び受信日時をカード使用履歴DBに記憶する(受信日時が使用開始日時となる)。そして制御部52’は、受信した暗証番号と、受信した会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶している暗証番号との照合を行う(S305’)。この照合結果が、照合NG(受信した暗証番号と会員情報DBで記憶している暗証番号とが一致しない)であったときには、受信した装置IDのPOS装置40’に対して会員カード5が使用不可である旨を示す使用不可情報を通信部55’より送信する(S314’)。一方、照合OK(受信した暗証番号と会員情報DBで記憶している暗証番号とが一致する)であったときには、受信した装置IDのPOS装置40’に対して、前記記憶した(受信した)会員IDと対応付けて会員情報DBで記憶している貯玉数と、会員カード5が使用可である旨を示す使用許諾を通信部55’より送信する(S306’)。
【0206】
S306’で送信された使用許諾を受信したPOS装置40’の制御部42’は、受信した貯玉数(ここでは555)をディスプレイ45に表示する(D302’,S307’)。ここで、バーコードリーダ47による景品玉数の読取により貯玉景品交換処理を行うことが可能な状態となる。なお、POS装置40’がS314’で送信された使用不可情報を受信したときには、制御部42’は、会員カードリーダ43により受け付けている会員カード5を排出する。
【0207】
バーコードリーダ47が操作されたときの作用(図12のS320〜S324)は、第1実施形態と同様であり、省略する。なお、貯玉景品交換処理が行われたときには、第1実施形態(図12のS323)と同様に、管理装置50’が減算完了通知をPOS装置40’に送信するため、これを送信した日時を使用終了日時として、カード使用履歴DBに記憶する。
【0208】
最後に、本発明に係る遊技用システム1の変形例について説明する。
【0209】
上記の実施形態では、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定できる会員遊技者特定情報が会員IDである例について説明したが、これに限らず、会員遊技者特定情報は、会員カードに記録され、個々の会員カードを特定できるカードIDであっても良い。
【0210】
上記の実施形態では、管理装置50,50’が記憶する会員属性情報が、暗証番号,氏名,性別,生年月日,住所,及び電子メールアドレスである例について説明したが、これに限らず、電話番号や血液型等の別の属性情報であっても良い。また、入力手段に入力される会員属性情報が、氏名,暗証番号,生年月日,及び電子メールアドレスである例について説明したが、これに限らず、入力手段に入力される会員属性情報は、管理装置に記憶されている会員属性情報に含まれるものであれば良い。
【0211】
上記の実施形態では、記録媒体である会員カード5の記録情報に基づいた処理が、カードユニット20,20’における、会員カード5に記録されているカード度数を使用したカード玉貸処理と、精算装置30,30’における、会員カード5に記録されているカード度数に相当する金額の貨幣を払出する精算処理と、POS装置40,40’における、会員カード5の会員IDと対応付けて管理装置50,50’で記憶されている貯玉数を使用した貯玉景品交換処理である例について説明したがこれに限らず、記録媒体に基づいた処理とは、カードユニットにおける、会員カードに記録されている会員IDから特定される貯玉を使用して遊技を行う貯玉再プレイであっても良く、情報閲覧端末における、会員カードに記録されている会員IDから特定される会員の遊技データの閲覧等あっても良い。
【0212】
上記の実施形態では、会員カード5に会員IDとカード度数が記録されている例について説明したが、これに限らず、会員カードには会員IDのみが記録され、カード度数は管理装置等で会員IDと対応付けて記憶されていても良い。この場合にも会員カードの記録情報である会員IDからカード度数を特定して、これを使用した玉貸処理(即ち記録媒体の記録情報に基づく処理)等が可能である。
【0213】
上記の実施形態では、遊技用装置特定情報が、各遊技用装置を個々に特定できる装置IDである例について説明したが、これに限らず遊技用装置特定情報は次のものであっても良い。例えば、カードユニット20,20’の遊技用装置特定情報は、これに対応するパチンコ機10を個々に特定できる台番号であっても良く、台番号によってパチンコ機10が特定されることで、自ずと対応するカードユニット20,20’も特定される。また、管理装置50,50’側で、各カードユニット20,20’の装置IDと、これらに対応する各パチンコ機10の台番号とを対応付けて記憶しておき、カードユニット20,20’から受信する遊技用装置特定情報は装置IDであり、出力手段に出力する遊技用装置特定情報は装置IDに対応する台番号としても良い。即ち遊技用装置特定情報は、各遊技用装置を個々に特定できる情報であれば良く、装置IDと台番号が対応付けて管理されている場合には、台番号も遊技用装置特定情報となる。
【0214】
上記の実施形態では、カードユニット20,20’が、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りを行うことにより遊技媒体の貸与を行うCRユニットである例について説明したが、これに限らず、該カードユニットは、自ら玉払出装置を備えて遊技媒体の貸与を行うものでも良い。また上記の実施形態では、カードユニット20,20’が、カード玉貸処理と現金玉貸処理を可能なものである例について説明したが、これに限らず、カード玉貸処理のみが可能なものでも良い。また、現金玉貸処理は貨幣の受付による玉貸処理に限らず、プリペイドカードを使用した玉貸処理であっても良い。
【0215】
上記の実施形態では、遊技用装置(カードユニット20,20’)において玉貸処理(カード玉貸処理,現金玉貸処理)が行われるときに、1度数に相当するパチンコ玉数(例えば消費税を考慮しないのであれば25個、消費税を考慮するのであれば消費税率に応じて24個,23個…等の、具体的な玉数)である払出要求玉数のパチンコ玉の払出を要求する払出要求信号がパチンコ機10に対して送信される例について説明したが、該玉貸処理は、例えば以下の変形例1又は変形例2に示す如く行われるようにしても良い。
【0216】
まず変形例1として、パチンコ機10において、遊技用装置からの1回の払出要求に応じて払い出すパチンコ玉の数(以下「単位払出数」という。)を設定変更可能に構成すると共に、遊技用装置において、該設定された単位払出数を予め記憶可能に構成した場合には、以下のようにして玉貸処理を行う。まず遊技用装置は、玉貸ボタン15の操作をユニット制御部22により検出すると、パチンコ玉の払出を要求する払出要求信号(具体的な払出要求玉数は示さない信号)を払出制御基板12に対して送信する。該払出要求信号を受信したパチンコ機10は、前記単位払出数のパチンコ玉の払出を指示する払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から単位払出数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて、実際に払い出したパチンコ玉の数である払出結果玉数を示す払出結果信号をユニット制御部22に対して送信する。該払出結果信号を受信した遊技用装置は、前記予め記憶している単位払出数と、該払出結果信号に示される払出結果玉数とを照合し、照合OKである場合には、前記1度数分の減算処理を行い、その後、前記玉貸設定度数分の玉貸処理を行う。
【0217】
ここで払出結果玉数を示す払出結果信号は、パチンコ機10の払出制御基板12から出力されるようにしても良いし、払い出されたパチンコ玉の数を検出する図示しない払出検出センサから出力されるようにしても良い。また遊技用装置において予め記憶しておく単位払出数は、遊技場の管理装置で設定し、遊技用装置に配信して記憶するようにすれば良い。そして、例えば前記単位払出数と払出結果玉数との照合NGの場合に、遊技用装置を不能動化するように構成すれば、遊技場が実際の申告よりも小さい単位払出数をパチンコ機10において設定するような不正を防止できる。
【0218】
また変形例2として、前記単位払出数が一定(例えば25個)である場合には、以下のようにして玉貸処理を行う。まず遊技用装置は、玉貸ボタン15の操作をユニット制御部22により検出すると、パチンコ玉の払出を要求する払出要求信号(具体的な払出要求玉数は示さない信号)を払出制御基板12に対して送信する。該払出要求信号を受信したパチンコ機10は、玉払出装置13からパチンコ玉の払出が可能であるか否かを確認し、該確認結果が可能である場合には、玉貸準備信号をユニット制御部22に対して送信する。該玉貸準備信号を検出した遊技用装置は、玉貸指令信号を払出制御基板12に対して送信し、該玉貸指令信号を受信したパチンコ機10は、前記単位払出数のパチンコ玉の払出を指示する払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から単位払出数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて、1度数分の玉貸処理の完了を示す玉貸完了信号をユニット制御部22に対して送信する。該払出結果信号を受信した遊技用装置は、前記1度数分の減算処理を行い、その後、前記玉貸設定度数分の玉貸処理を行う。
【0219】
上記の実施形態では、遊技用装置であるカードユニット20,20’が、現金玉貸処理を行う例について説明したが、これに限らず、現金玉貸処理を行わず、記録媒体に記録された有価価値の大きさを使用するカード玉貸処理のみを行うようにしても良い。
【0220】
上記の実施形態では、返却操作を無効とする返却操作無効手段が、カードR/W制御部25,25’,制御部32,32’,及び制御部42,42’であり、それぞれが、返却操作が行われた旨を示す信号を受信しても、会員カード5を返却するための制御信号を記録媒体読取手段である会員カードR/W27,会員カードR/W33,及び会員カードリーダ43に送信しないことにより、返却操作を無効とする例について説明したが、これに限らず、会員カードを留保するためのロック機構で会員カードをロックすることによって遊技用装置内部に保持し、返却しないようにするものでも良く、収容部に収容することにより遊技用装置内部に保持し、返却しないようにするものであっても良い。
【0221】
上記の実施形態では、監視カメラ60が遊技場内の所定の位置に設置されるものであり、通常は予め定められた所定の撮像角度や撮像倍率で撮像している例について説明したが、これに限らず、監視カメラは各遊技用装置毎に個別に設けられ、通常は撮像しておらず、監視カメラ制御装置から撮像を開始する旨を示す制御信号を受信して撮像を開始するものであっても良い。また遊技用装置自体に監視カメラが備えられる場合においては、判定手段により一致すると判定されたことを条件として、管理装置から遊技用装置に対して監視指示情報が送信され、これを受信した遊技用装置の制御部は、当該遊技用装置の監視カメラに対して撮像を開始するよう指示しても良い。このとき、遊技用装置の制御部が監視カメラ制御装置として機能する。また第2実施形態の遊技用装置自体に監視カメラが備えられる場合においては、遊技用装置の判定手段により一致すると判定されたことを条件として、遊技用装置の制御部が監視カメラに対して撮像を開始するよう指示しても良い。このとき、遊技用装置の制御部が監視カメラ制御装置として機能する。
【0222】
上記の実施形態では、出力手段は管理装置50,50’が備えるディスプレイ54,54’である例について説明したが、これに限らず、出力手段は管理装置50,50’に接続されるプリンタや遊技場の店員が所有する情報端末であっても良い。また出力手段はプリンタであって、紙に印刷して出力しても良く、出力手段はスピーカであって、音声により出力しても良い。
【0223】
上記第2実施形態では、カードユニット20’の判定手段がカードR/W制御部25’であり、会員遊技者特定情報記憶手段がカードR/W制御部25’のRAMである例について説明したが、これに限らず、カードユニット20’の判定手段がユニット制御部22であり、会員遊技者特定情報記憶手段がユニット制御部22のRAMであっても良い。即ち、紛失カードリストが管理装置50’からカードR/W制御部25’を介してユニット制御部22’に送信されてRAMに記憶され、カードR/W制御部25’が会員カードR/W27により読み取った会員IDをユニット制御部22’に送信することで、ユニット制御部22’が会員IDの一致判定を行うことができる。また、ユニット制御部22’を、カードR/W制御部25’を介さずに管理装置50’と通信可能として、管理装置50’から紛失カードリストを受信してRAMに記憶し、カードR/W制御部25’から会員カードR/W27により読み取った会員IDを受信しても会員IDの一致判定を行うことができる。
【0224】
上記の実施形態では、ユニット制御部22とカードR/W制御部25,25’が別である例について説明したが、これに限らず、ユニット制御部22とカードR/W制御部25,25’は一体であって、一体の制御部で両方の機能を有するようにしても良い。
【0225】
上記の実施形態では、入力手段に入力された属性情報に基づいて、会員遊技者特定情報特定手段である制御部52,52’が1つの会員IDを特定する例について説明したが、これに限らず、制御部52,52’は、前記属性情報に基づいて、対応する会員IDを複数特定しても良い。この場合には、特定された複数の会員ID(及びこれに対応する属性情報)をディスプレイ54,54’等に表示して、これらの中から選択可能とし、選択された会員IDについて紛失カードリストとの一致判定を行っても良い。
【0226】
上記第1実施形態では、会員遊技者特定情報送信手段(管理装置用通信部28,通信部31,通信部41)から会員IDを受信した管理装置50において、会員IDがカード受付DBに記憶された後に、紛失カードリストとの一致判定が行われる例について説明したが(例えば図10のS104〜S105)、これに限らず、紛失カードリストとの一致判定後に、一致しない(紛失カードリストに記憶されていない)と判定された会員IDがカード受付DBに記憶されても良い。
【図面の簡単な説明】
【0227】
【図1】図1は遊技用システムの一例を表す図である。
【図2】図2は遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3(a)はカードユニット及びパチンコ機の一例を表す正面図であり、図3(b)はカードユニットの右断面側面図であり、図3(c)はX−X線断面図である。
【図4】図4は精算装置の一例を表す斜視図である。
【図5】図5はPOS装置の一例を表す斜視図である。
【図6】図6は管理装置のハードディスクが記憶する記憶内容の一例を表す図である。
【図7】図7は管理装置のディスプレイに表示される再使用設定画面の一例を表す図である。
【図8】図8は第1実施形態の遊技用システムが行う処理の一例を表す図である。
【図9】図9は管理装置のディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。
【図10】図10は第1実施形態のカードユニット及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【図11】図11は第1実施形態の精算装置及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【図12】図12は第1実施形態のPOS装置及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【図13】図13は第2実施形態の遊技用システムが行う処理の一例を表す図である。
【図14】図14は第2実施形態のカードユニット及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【図15】図15は第2実施形態の精算装置及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【図16】図16は第2実施形態のPOS装置及び管理装置が行う処理の一例を表す図である。
【符号の説明】
【0228】
1…遊技用システム
5…会員カード
20…カードユニット
22…ユニット制御部
25…カードR/W制御部
27…会員カードR/W
28…管理装置用通信部
30…精算装置
31…通信部
32…制御部
33…会員カードR/W
40…POS装置
41…通信部
42…制御部
43…会員カードリーダ
50…管理装置
51…ハードディスク
52…制御部
53…入力装置
54…ディスプレイ
55…通信部
60…監視カメラ
70…監視カメラ制御装置
【出願人】 【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
【住所又は居所】群馬県桐生市境野町6丁目460番地
【出願日】 平成16年2月6日(2004.2.6)
【代理人】 【識別番号】100107951
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 勉

【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成

【識別番号】100106770
【弁理士】
【氏名又は名称】円城寺 貞夫

【公開番号】 特開2005−218664(P2005−218664A)
【公開日】 平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願番号】 特願2004−30054(P2004−30054)