| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中野渡 卓也 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者の熟練度にかかわらず、遊技に対する魅力を高めることができる遊技機を提供する。
【解決手段】リール制御テーブル記憶部120は、高確率再遊技状態用役抽選テーブル132を用いて役抽選が行われたときに用いられる高確率再遊技状態用リール制御テーブル121と、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131を用いて役抽選が行われたときに用いられる通常確率再遊技状態用リール制御テーブル122とを記憶している。高確率再遊技状態用リール制御テーブル121は、例えば、ストップスイッチが操作されたときの図柄から当該図柄を含む2図柄以内で当該ストップスイッチに対応するリールを停止させるように設定されたビタテーブル123により構成される。通常確率再遊技状態用リール制御テーブル122は、例えばベルの図柄が有効ライン上に揃うようにリールを停止させるためのベル入賞可能リール制御テーブル124等により構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、 前記複数のリールの各々に対応して設けられ、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する複数の停止操作スイッチと、 役の1つである再遊技に当選する確率が第1の確率に設定された通常確率再遊技状態と再遊技に当選する確率が前記第1の確率よりも高い第2の確率に設定された高確率再遊技状態とを抽選により選択する再遊技確率選択手段と、 前記高確率再遊技状態で前記停止操作スイッチが操作されると、その停止操作スイッチに対応するリールの回転を、前記リールに表示された図柄のピッチより小さい範囲内で停止させるリール制御手段と、 を有することを特徴とする遊技機。 【請求項2】 役の抽選を行う役抽選手段と、 少なくとも、役の1つである特定役が当選しているときに用いるリール制御テーブルとして、通常確率再遊技状態用リール制御テーブル及び高確率再遊技状態用リール制御テーブルを記憶したリール制御テーブル記憶手段と、 前記役抽選手段による抽選の結果及び前記再遊技確率選択手段による抽選の結果に基づいて、使用するリール制御テーブルを前記リール制御テーブル記憶手段に記憶されたリール制御テーブルのうちから選択するリール制御テーブル選択手段と、 を有し、 前記リール制御テーブル選択手段は、前記高確率再遊技状態において、前記役抽選手段による抽選の結果、前記特定役が当選すると前記高確率再遊技状態用リール制御テーブルを選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 【請求項3】 前記リール制御テーブル記憶手段は特別役用リール制御テーブルを記憶し、 前記リール制御テーブル選択手段は、前記特定役及び再遊技のいずれにも当選していない場合であって特別役に入賞可能な状態のときには、前記特別役用リール制御テーブルを選択することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 【請求項4】 前記特定役は重複小役であることを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。 【請求項5】 前記特定役以外の役に当選している場合、前記リール制御テーブル選択手段は、前記役抽選手段による抽選の結果に基づいて所定の範囲内で図柄の引き込み制御を行うためのリール制御テーブルを選択することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。 【請求項6】 前記特定役に当選していない場合であっても、前記リール制御テーブル選択手段は、前記複数のリールのうちの少なくとも1個について前記役抽選手段による抽選の結果に沿ったリール制御テーブルの選択を行っていれば、残りのリールの停止に際して前記高確率再遊技状態用リール制御テーブルを選択可能であることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、遊技中に種々の演出を行う遊技機に関する。 【背景技術】 【0002】 スロットマシンでは、スタートレバーが操作されてリールが回転し始めた後に遊技者がストップボタンを操作すると、あらかじめ行われていた役の抽選結果に基づいて、ストップボタンの操作タイミングに対応した所定の位置でリールが停止するように、リールを移動させて停止させる制御が行われている。このようにリールが制御されることにより、遊技者の熟練度に拘わらず、役の入賞を得ることができる。 【0003】 一方、ボーナスが当選している場合に、ボーナスに入賞するまで、役の抽選結果に拘わらず、回転リールの停止制御を中止し、遊技者がストップボタンを押したタイミングでリールの回転を停止させるようにした遊技機も開発されている。これにより、熟練した遊技者はリールを所望の位置で停止させることができるので、遊技に対する魅力が高められる。 【0004】 しかしながら、遊技の熟練度にかかわらず、より一層遊技を楽しむことができる遊技機の開発が望まれている。 【0005】 【特許文献1】特公平5−74391号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、遊技者の熟練度にかかわらず、遊技に対する魅力を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。 【0008】 本発明に係る遊技機は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記複数のリールの各々に対応して設けられ、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する複数の停止操作スイッチと、役の1つである再遊技に当選する確率が第1の確率に設定された通常確率再遊技状態と再遊技に当選する確率が前記第1の確率よりも高い第2の確率に設定された高確率再遊技状態とを抽選により選択する再遊技確率選択手段と、前記高確率再遊技状態で前記停止操作スイッチが操作されると、その停止操作スイッチに対応するリールの回転を、前記リールに表示された図柄のピッチより小さい範囲内で停止させるリール制御手段と、を有することを特徴とする。 【0009】 本発明においては、高確率再遊技状態では、停止操作スイッチが操作されてから図柄のピッチより小さい範囲内で停止される。即ち、各リールに表示されている図柄が、停止操作スイッチが操作された瞬間に位置している図柄表示ライン上に直ちに停止させられ、遊技者の意思がそのまま遊技結果に反映される。また、高確率再遊技状態の終了条件に特別な制約はないので、初心者及び熟練者の双方の射幸心を満たすような条件を設定することができる。ここで、リールに表示された図柄のピッチとは、隣り合う2個の図柄の中心同士の間隔に相当するものであり、隣り合う2個の図柄の間に存在する空白部分の長さに相当するものではない。 【0010】 本発明に係る遊技機は、役の抽選を行う役抽選手段と、少なくとも、役の1つである特定役が当選しているときに用いるリール制御テーブルとして、通常確率再遊技状態用リール制御テーブル及び高確率再遊技状態用リール制御テーブルを記憶したリール制御テーブル記憶手段と、前記役抽選手段による抽選の結果及び前記再遊技確率選択手段による抽選の結果に基づいて、使用するリール制御テーブルを前記リール制御テーブル記憶手段に記憶されたリール制御テーブルのうちから選択するリール制御テーブル選択手段と、を有し、前記リール制御テーブル選択手段は、前記高確率再遊技状態において、前記役抽選手段による抽選の結果、前記特定役が当選すると前記高確率再遊技状態用リール制御テーブルを選択してもよい。 【0011】 このような特定役を定めることにより、特定役に当選したときに高確率再遊技状態用リール制御テーブルが選択されるため、役の抽選結果に基づいて、上記のような高確率再遊技状態でのリール制御、即ち停止操作スイッチが操作された瞬間に位置している図柄表示ライン上に直ちに図柄を停止させるリール制御を行うことが可能となる。 【0012】 このとき、前記リール制御テーブル記憶手段は特別役用リール制御テーブルを記憶し、前記リール制御テーブル選択手段は、前記特定役及び再遊技のいずれにも当選していない場合であって特別役に入賞可能な状態のときには、前記特別役用リール制御テーブルを選択してもよい。 【0013】 このような特別役用リール制御テーブルを設けることにより、特別役に入賞させるための制御が可能となる。 【0014】 また、前記特定役は、例えば重複小役である。 【0015】 特定役を重複小役とすることにより、高確率再遊技状態において種々の小役の入賞が可能となる。 【0016】 また、前記特定役以外の役に当選している場合、前記リール制御テーブル選択手段は、前記役抽選手段による抽選の結果に基づいて所定の範囲内で図柄の引き込み制御を行うためのリール制御テーブルを選択してもよい。 【0017】 特定役に当選していない場合に所定の範囲内で図柄の引き込み制御を行うようにすることにより、初心者であっても適宜払い出しを受けることが可能となる。 【0018】 このとき、前記特定役に当選していない場合であっても、前記リール制御テーブル選択手段は、前記複数のリールのうちの少なくとも1個について前記役抽選手段による抽選の結果に沿ったリール制御テーブルの選択を行っていれば、残りのリールの停止に際して前記高確率再遊技状態用リール制御テーブルを選択可能であってもよい。 【0019】 特定役に当選していない場合であっても高確率再遊技状態用リール制御テーブルを選択可能とすることにより、遊技者の意思が遊技結果に反映されやすくなり、特に熟練者の射幸心が刺激されやすくなる。 【発明の効果】 【0020】 本発明によれば、遊技者の意思がそのまま遊技結果に反映されやすくなり、遊技者の熟練度にかかわらず、遊技に対する魅力を高めることができる。また、高確率再遊技状態の終了条件に特別な制約はないので、初心者及び熟練者の双方の射幸心を満たすような条件を設定することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。なお、以下の説明において、「遊技」とはメダルの投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入までの一連の動作をいう。 【0022】 (スロットマシン10) 本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。リール31L、31C及び31Rからリール群31が構成されている。 【0023】 また、リール31L、31C及び31Rの中心部には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動によってリール31L、31C及び31Rが回転する。従って、遊技者の立場からすると、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように見える。更に、リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄の夫々に対応するようにして、リール31L、31C及び31Rの内側に配置されている。また、リール31L、31C及び31Rは透光性を有する材料から形成されており、バックランプの点灯によりリール31L、31C及び31Rに付された図柄が照光されるように構成されている。 【0024】 フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、図柄表示ライン22a、22b及び22cからなる図柄表示ライン群22が設定されている。図柄表示ライン群22は、水平方向の中段の図柄表示ライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の図柄表示ライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の図柄表示ライン22cとから構成されている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの図柄表示ライン群22上に位置するような間隔で配置されている。 【0025】 フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて図柄表示ライン22a、22b及び22cの1ライン乃至3ラインが有効になり、有効ラインランプ24が点灯する。投入されたメダルが1枚のときは1つの図柄表示ライン22aが有効になり、2枚のときは水平方向の3つの図柄表示ライン22a及び22bが有効になり、3枚のときはさらに加えて斜め方向の2つの図柄表ライン22cを含む総計で5つの図柄表示ライン22a〜22cが有効になる。この制御は、後述のメインCPU51(図2参照)により行われる。例えば3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1つの図柄表示ライン22a〜22cに特定の図柄の組み合わせが停止していれば、その組み合わせに応じた役に入賞したこととなる。 【0026】 更に、フロントパネル20の表示窓21の下方には、クレジット数表示部25、ゲーム数表示部26及び払い出し数表示部27が設けられている。クレジット数表示部25には、クレジットされているメダルの枚数が表示される。ゲーム数表示部26には、特別遊技等において、所定の遊技の残り数や既に行った遊技の数等が表示される。払い出し数表示部27には、メダルが払い出される際に、その枚数が表示される。 【0027】 フロントパネル20の表示窓21の上側には、カラー画像を表示する液晶表示パネル等の演出表示装置40が遊技者に対して目視可能に設けられている。演出表示装置40は、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する。また、筐体の前面部には、遊技者が遊技を進行する上で操作する各種の操作スイッチが設けられている。例えば、本実施形態では、スタートスイッチ41、ストップスイッチ(停止操作スイッチ)群42、ベットスイッチ群43が設けられている。更に、演出表示装置40の左右及びフロントパネル20の下部(メダル払い出し口の近傍)にスピーカ71が設けられている。 【0028】 スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーである。ストップスイッチ群42は、左リール31Lを停止させるときに操作する左ストップスイッチ42Lと、中リール31Cを停止させるときに操作する中ストップスイッチ42Cと、右リール31Rを停止させるときに操作する右ストップスイッチ42Rとから構成されている。これらのストップスイッチ42L、42C及び42Rは、例えばボタンとして並設されている。ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット枚数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作される度に、ベット枚数が1枚と2枚との間で切り替えられ、MAXベットスイッチ43bが操作されると、ベット枚数が3枚となる。ベットスイッチ43a及び43bの上方には、投入枚数表示部28が設けられており、ベットスイッチ43a及び43bの操作やメダル投入口23からのメダルの投入に応じて、投入枚数表示部28にメダルの投入枚数が表示される。 【0029】 詳細は後述するが、通常ゲームでは、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、ベットスイッチ群43を操作すると、図柄表示ライン22a〜22cがベット枚数に応じて有効化される。更に、遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、役の抽選が行われると共に、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止し、有効化されている図柄表示ライン(有効ライン)上に並んだ図柄の組み合わせが予め定められた何らかの役の図柄の組み合わせと一致するときは入賞となり、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。但し、リール31L、31C及び31Rの回転の停止に際しては、役の抽選結果に基づいた制御が行われる。 【0030】 また、遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。更に、このような演出として、役の当選可能性の告知演出が行われることもある。 【0031】 次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。 【0032】 (メイン制御基板50) メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。 【0033】 メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。 【0034】 ROM52には、後述の図8−1〜図8−6に示すメインCPU51が行う処理、その他の遊技の制御に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。 【0035】 I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。 【0036】 (サブ制御基板60) サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。 【0037】 サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。 【0038】 ROM62には、後述の図9に示すサブCPU61が行う処理、その他の遊技中の演出に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。 【0039】 これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。 【0040】 上述の演出表示装置40は画像制御プロセッサ64に接続されている。画像データROM65には、演出表示装置40に表示されるキャラクタ、文字及び背景等の画像データが記憶されている。また、ビデオRAM66は、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示しようとする画像を作成する時に用いられ、画像データROM65から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データがビデオRAM66に展開される。 【0041】 更に、本実施形態には、演出用周辺機器として、演出表示装置40の他にスピーカ71、上述のバックランプ等が設けられている。スピーカ71はアンプ68に接続されている。これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)の出力を行うものであり、サブ制御基板60にのみ接続されており、メイン制御基板50には接続されていない。 【0042】 I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。 【0043】 (リール基板11) リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。 【0044】 (中央表示基板12) 中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。 【0045】 セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除する。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、確率や払い出しに関する設定(例えば、設定1〜設定6)等が表示される。設定変更スイッチ83は、確率や払い出しに関する設定等を変更する際に操作されるスイッチである。 【0046】 (電源装置基板13) 電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。 【0047】 次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52のプログラムから、以下の各部101、102、106、107、108、110、140及び141が構成され、例えばRAM53に、以下の記憶部103が備えられ、例えばROM52に、以下のテーブル131及び132のデータが記憶されると共に、以下の記憶部120が備えられている。 【0048】 (役抽選部101) 役抽選部101は、後述のタイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、リプレイ、小役(特定役)等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、特別役の図柄の組み合わせが有効ラインに停止したとき、即ち特別役が入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビックボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。これらの特別遊技では、いずれも、上限遊技回数が予め定められている。したがって、遊技者は、特別遊技の上限遊技回数を最大限に利用して、当選役をできるだけ多く入賞させることにより、より多くのメダル獲得を目指すこととなる。また、リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。更に、小役(特定役)とは、所定枚数のメダルを遊技者に払い出す役であり、例えば複数種類設けられている。 【0049】 なお、役抽選部101は、例えば所定の領域(10進法で0〜65535)の乱数を発生させ、例えばスタートスイッチ41が操作されたとき等、所定の条件が満たされたときに一の乱数値を取得する。抽選テーブルには、役抽選部101が取得可能な乱数値に対して、特別役当選領域、リプレイ当選領域、小役当選領域等が所定の割合で設定されている。即ち、抽選テーブルには、乱数値と各役との関係が定められており、例えば、乱数値(a)からある乱数値(a+α)が特別役当選領域に対して割り当てられ、次の乱数値(a+α+1)から他の乱数値(a+α+1+β)がリプレイ当選領域に割り当てられ、小役当選領域等についても、同様にして乱数値が割り当てられている。そして、役抽選部101が取得した乱数値が含まれる領域の役が、役抽選の結果、当選した役となる。 【0050】 図4は役抽選テーブルの構成の一例を示す図であって、(a)は通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131の構成を示し、(b)は高確率再遊技状態用役抽選テーブル132を示す。図4(a)及び(b)に示すように、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131及び高確率再遊技状態用役抽選テーブル132には、特別役(B)当選領域、リプレイ(RP)当選領域、小役(特定役)当選領域及びハズレ領域が設定されており、高確率再遊技状態用役抽選テーブル131では、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル132よりも、リプレイ(再遊技)当選領域が広く設定され、その分だけハズレ領域が狭く設定されている。また、小役当選領域は、ベル、スイカ及びチェリー等の当選領域に分割されておらず、重複当選するようになっている。なお、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131は、特別役のフラグが立っているときに用いられるもの、それ以外のときに用いられるもののように複数種類設けられていてもよい。同様に、高確率再遊技状態用役抽選テーブル132も複数種類設けられていてもよい。 【0051】 本実施形態においては、役抽選部101は使用する役抽選テーブルを選択し、取得した乱数値を選択された役抽選テーブルと照らし合わせることにより、その乱数値が属する領域を判定して、その乱数値が属する領域に対応する役を当選した役として決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、リプレイ当選領域に属する場合は、リプレイの当選と判定する。 【0052】 また、役抽選部101は、抽選の結果を示す情報、例えばどの役が当選したかを示す情報やどのような構成のリール制御テーブルが用いられたかの情報等をサブ制御基板60に送信する。 【0053】 (リール制御テーブル記憶部120) リール制御テーブル記憶部120は、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作してからそれらに対応するリール31L、31C及び31Rを停止させるまでのリール制御の方法が設定された複数種類のリール制御テーブルを記憶しており、これらのリール制御テーブルは、後述するリール制御テーブル選択部140により選択されて用いられる。図6はリール制御テーブル記憶部120の構成を示す図である。リール制御テーブル記憶部120は、高確率再遊技状態用役抽選テーブル132を用いて役抽選が行われたときに用いられる高確率再遊技状態用リール制御テーブル121と、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131を用いて役抽選が行われたときに用いられる通常確率再遊技状態用リール制御テーブル122とを記憶している。高確率再遊技状態用リール制御テーブル121は、例えば、ストップスイッチが操作されたときの図柄から当該図柄を含む2図柄以内(リールに表示された図柄のピッチより小さい範囲内)で当該ストップスイッチに対応するリールを停止させるように設定されたビタテーブル123により構成される。通常確率再遊技状態用リール制御テーブル122は、例えば、夫々、ベル、スイカ又はチェリーの図柄が有効ライン上に揃うようにリールを停止させるためのベル入賞可能リール制御テーブル124、スイカ入賞可能リール制御テーブル125及びチェリー入賞可能リール制御テーブル126により構成される。また、リール制御テーブル記憶部120は、いずれの役にも入賞しないようにリールを停止させるためのハズレ用リール制御テーブル127、並びに、夫々、ボーナス又はリプレイが入賞するようにリールを停止させるためのボーナス当選用リール制御テーブル128及びリプレイ当選用リール制御テーブル129等も記憶している。 【0054】 (再遊技確率選択部141) 再遊技確率選択部141は、後述のタイミング制御部102のタイミング制御に応じて、通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131と高確率再遊技状態用役抽選テーブル132のいずれのテーブルを用いるかを抽選により選択する。選択された役抽選テーブル131又は132が役抽選部101による役抽選の際に用いられる。 【0055】 (リール制御テーブル選択部140) リール制御テーブル選択部140は、役抽選部101による役抽選の結果及び再遊技確率選択部141による抽選の結果に基づいて、リール制御テーブル記憶部120に記憶されたテーブル123〜129から、後述のリール制御部106が用いるテーブルを選択する。例えば、通常確率再遊技状態において、役抽選の結果、小役に当選した場合には、リール制御テーブル選択部140は、例えば、ベル、スイカ若しくはチェリーに入賞可能とするか、又はいずれにも入賞しないものとするかを選択する抽選を行う。図5はリール制御テーブル振り分け抽選用テーブル133の構成の一例を示す図である。図5に示すように、リール制御テーブル振り分け抽選用テーブル133には、ベル入賞可能リール制御テーブル124、スイカ入賞可能リール制御テーブル125、チェリー入賞可能リール制御テーブル126及びハズレ用リール制御テーブル127の領域が設定されている。そして、この抽選テーブル133を用いた抽選の結果、選択されたリール制御テーブル124〜127のいずれかが、後述するリール制御部106によるリールの停止制御の際に用いられる。また、特別役のフラグがオンになっているときにはボーナス当選用リール制御テーブル128を選択し、リプレイに当選しているときにはリプレイ当選用リール制御テーブル129を選択する。更に、高確率再遊技状態において、役抽選の結果、小役に当選した場合には、リール制御テーブル選択部140は、ビタテーブル123を選択する。 【0056】 なお、リール制御テーブル選択部140は、3個のストップスイッチ42L、42C及び42Rのうち最初に操作された1個又は2個については、当該ストップスイッチに対応する1個又は2個のリールの停止に際して、役抽選部101による役抽選の結果に応じたリール制御テーブルの選択を行い、残りの2個又は1個のリールの停止に際しては、役抽選部101による役抽選の結果によらずに、ビタテーブル123を選択することも可能である。また、逆に、高確率再遊技状態において小役に当選している場合であっても、最初に操作される1個又は2個のストップスイッチに対してはビタテーブル123を選択し、残りの2個又は1個のリールの停止に際しては、例えばハズレ用リール制御テーブル127を選択してもよい。これは、例えば、最初に操作された2個のストップスイッチが操作された結果、特別役を構成する図柄が有効ラインに並んだ場合、そのままビタテーブル123を選択したままであると、特別役のフラグが立っていないにも拘わらず、3番目に操作されるストップスイッチの操作タイミングによっては特別役に入賞することが想定され、このような状況を回避するためにはビタテーブル123以外のリール制御テーブルを選択する必要があるからである。 【0057】 (タイミング制御部102) タイミング制御部102は、役抽選部101、リール制御テーブル選択部140及び再遊技確率選択部141や、後述のリール制御部106、入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。タイミング制御部102は、例えばスタートスイッチ41が操作されたことを条件として、再遊技確率選択部141に再遊技確率を選択させ、役抽選部101に役の抽選を行わせ、リール制御テーブル選択部140にリール制御テーブルを選択させると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、更に、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更にまた、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。 【0058】 (フラグ情報記憶部103) フラグ情報記憶部103は、役抽選部101によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶し、このフラグ情報等に基づいてリール制御テーブル選択部140によりリール制御テーブルが選択される。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が終了していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。 【0059】 (リール制御部106) リール制御部106は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、リール制御テーブル選択部140により選択されたリール制御テーブル123〜129のいずれかを用いて、ストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。 【0060】 例えば、リール制御テーブル選択部140によりハズレ用リール制御テーブル127が選択されている場合は、有効ライン上にどの役の図柄の組み合わせも停止しないように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。一方、何らかの役に当選するようにリール制御テーブルが選択されている場合には、有効ライン上に当選した役の図柄の組み合わせが停止するように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。また、ビタテーブル123が選択されている場合には、直ちにステッピングモータの駆動を停止させる。この結果、ストップスイッチが操作されたときに図柄表示ラインに最も近く位置している図柄から当該図柄を含む2図柄以内で、当該ストップスイッチに対応するリールが停止する。 【0061】 特に、当該遊技で特別役に当選している場合や、特別役の当選が前遊技から持ち越されていて、且つ当該遊技で小役やリプレイに当選していない場合には、有効ライン上に特別役の図柄の組み合わせが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(例えば、ストップスイッチが操作された時の図柄から当該図柄を含まずに4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。但し、特別役の当選が持ち越されている場合であっても、小役やリプレイに当選したときは、有効ライン上に特別役の図柄の組み合わせが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。即ち、特別役に入賞し得るのは、本実施形態では、特別役の当選フラグが立っており、且つ当該遊技の抽選で、特別役に当選している場合に限定される。 【0062】 (入賞判定部107) 入賞判定部107は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、図柄表示ライン群22のうち、有効になっている図柄表示ライン(有効ライン)のいずれかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判別部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判別するようにしてもよい。 【0063】 (特別遊技制御部108) 特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定回数の遊技の間、特別遊技の制御を行う。例えば、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。また、特別遊技においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。 【0064】 (払出制御部110) 払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。 【0065】 次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。図7は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばサブCPU61及びROM62のプログラムから、以下の各部(機能ブロック)が構成されている。 【0066】 (演出パターン選択部201) 演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されてから3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止するまでの間に行う演出のパターン(通常時演出内容)や、3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止した時に、何らかの役に入賞していた場合に行う演出のパターンを当該入賞役の種類等に応じて選択する。なお、通常時演出内容等の演出のパターンは、例えばROM62に記憶されている。 【0067】 (演出制御部202) 演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択されたパターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。 【0068】 なお、メイン制御基板50及びサブ制御基板60にこれらの機能以外の機能が設けられていてもよい。 【0069】 次に、上述のように構成された本実施形態に係るスロットマシンの動作について説明する。図8−1乃至図8−6は、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートであり、図9は、サブ制御基板60による制御を示すフローチャートである。 【0070】 図8−1において、タイミング制御部102は、メダルの投入を監視しており、メダル投入口23からのメダルの投入があるか、又はクレジットがある場合にベットスイッチ43a又は43bが操作されると、メダルが投入されたと判断し(ステップS1)、投入されたメダルの数を求める(ステップS2)。そして、投入されたメダルの数が1枚未満であれば、再度、ステップS1において、メダルの投入の有無を判断する(ステップS3)。 【0071】 投入されたメダルの数が1枚未満ではない場合、即ち、1枚以上のメダルが投入されている場合に、遊技者によってスタートスイッチ41が操作されると、タイミング制御部102はスタートスイッチ41がオンになったことを検知し(ステップS3、S4)、役抽選部101が乱数を取得する(ステップS5)。なお、タイミング制御部102は、スタートスイッチが操作されるまで、ステップS1〜S4の処理を繰り返す。 【0072】 次いで、図8−2に示すように、再遊技確率選択部141は、フラグ情報記憶部103に特別役のフラグがオンになっていることが記憶されているかを判断し(ステップS6)、特別役のフラグがオンになっている場合には、内部中であるとして(ステップS14)、役抽選部101に通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131を選択させる(ステップS15)。 【0073】 一方、特別役のフラグがオンになっていない場合には、再遊技確率選択部141は、前遊技が高確率再遊技状態で行われたか否かを判断する(ステップS7)。前遊技が高確率再遊技状態で行われている場合には、再遊技確率選択部141は、前遊技の終了をもって高確率再遊技状態が終了したか否かを判断し(ステップS12)、終了していれば、通常確率再遊技状態に移行すると共に(ステップS13)、役抽選部101に通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131を選択させる(ステップS15)。ステップS12で高確率再遊技状態が終了していなければ、再遊技確率選択部141は、高確率再遊技状態を維持すると共に(ステップS10)、役抽選部101に高確率再遊技状態用役抽選テーブル132を選択させる(ステップS11)。なお、高確率再遊技状態の終了条件は任意に設定することができる。例えば、高確率再遊技状態になってから所定数の遊技が終了したことを終了条件としてもよく、また、高確率再遊技状態になってから所定枚数の払い出しがあったことを終了条件としてもよい。 【0074】 また、ステップS7で、前遊技が高確率再遊技状態で行われていない場合、即ち通常確率再遊技状態で行われていた場合には、再遊技確率選択部141は、本遊技を高確率再遊技状態で行うか通常確率再遊技状態で行うかの抽選を行う(ステップS8)。この結果、高確率再遊技状態で行うことに当選した場合には、再遊技確率選択部141は、高確率再遊技状態に移行すると共に(ステップS9、S10)、役抽選部101に高確率再遊技状態用役抽選テーブル132を選択させる(ステップS11)。一方、通常確率再遊技状態で行うことに当選した場合には、再遊技確率選択部141は、通常確率再遊技状態を維持すると共に(ステップS9、S13)、役抽選部101に通常確率再遊技状態用役抽選テーブル131を選択させる(ステップS15)。 【0075】 その後、役抽選部101は、取得した乱数と選択した役抽選テーブルとを照らし合わせて役の抽選処理を行う(ステップS16)。そして、図8−3に示すように、この抽選の結果、何らかの役の当選があった場合、当該役のフラグをオンにして、そのことをフラグ情報記憶部103に記憶させる(ステップS17)。また、役抽選部101は、サブ制御基板60に当該遊技の抽選で用いた役抽選テーブルの情報及び当選した役の情報等を送信する(ステップS18)。 【0076】 続いて、リール制御テーブル選択部140がリール制御テーブルの選択を行う(ステップS19〜S33)。この選択では、先ず、リール制御テーブル選択部140は、役抽選部101による役抽選の結果、リプレイに当選している場合には、リプレイ当選用リール制御テーブル129を選択する(ステップS19、S20、S21)。また、特別役に当選している場合には、リール制御テーブル選択部140は、ボーナス用リール制御テーブルを選択する(ステップS19、S20、S22、S23)。更に、いずれの役にも当選せず、ハズレとなっている場合には、リール制御テーブル選択部140は、ハズレ用リール制御テーブルを選択する(ステップS19、S20、S22、S53)。 【0077】 一方、役抽選部101による役抽選の結果、小役に当選している場合には、図8−4に示すように、リール制御テーブル選択部104は、本遊技が高確率再遊技状態で行われるか否かを判断する(ステップS19、S24)。そして、高確率再遊技状態で行われる場合には、リール制御テーブル選択部104は、ビタテーブル123を選択する(ステップS25)。一方、通常再遊技状態で行われる場合には、リール制御テーブル選択部104は、図5に示すリール制御テーブル振り分け抽選テーブル133を用いた抽選を行う(ステップS26)。この結果、ベル入賞可能リール制御テーブル124が当選した場合には、リール制御テーブル選択部104は、ベル入賞可能リール制御テーブル124を選択し(ステップS27、S28)、スイカ入賞可能リール制御テーブル125が当選した場合には、リール制御テーブル選択部104は、スイカ入賞可能リール制御テーブル125を選択し(ステップS27、S29、S30)、チェリー入賞可能リール制御テーブル126が当選した場合には、リール制御テーブル選択部104は、チェリー入賞可能リール制御テーブル126を選択し(ステップS27、S29、S31、S32)、ハズレ入賞可能リール制御テーブル127が当選した場合には、リール制御テーブル選択部104は、ハズレ入賞可能リール制御テーブル127を選択する(ステップS27、S29、S31、S33)。 【0078】 そして、役抽選部101によるこれらの処理が終了した後、図8−5に示すように、タイミング制御部102はリール制御部106にリール31L、31C及び31Rの回転を開始させる(ステップS34)。 【0079】 その後、リール制御部106は、ストップスイッチ群42のいずれか1個(第1ストップスイッチ)が操作されると(ステップS35)、リール制御テーブル選択部140が選択したリール制御テーブルに従い、当選役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS36)。 【0080】 その後、ストップスイッチ群42の他の1個(第2ストップスイッチ)が操作されると(ステップS37)、リール制御部106は、リール制御テーブル選択部140が選択したリール制御テーブルに従い、当選役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS38)。 【0081】 そして、ストップスイッチ群42の残りの1個(第3ストップスイッチ)が操作されると(ステップS39)、リール制御部106は、リール制御テーブル選択部140が選択したリール制御テーブルに従い、当選役に入賞するようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS40)。 【0082】 なお、ステップS36、S38及びS40において、当選役に入賞するために必要な図柄が引き込み可能な位置にない場合、リール制御部106はハズレとなるような図柄の蹴飛ばし制御を行う。また、ビタテーブル123が選択されている場合には、ステップS36、S38及びS40において、リール制御部106は、引き込み制御及び蹴飛ばし制御のいずれでもなく、リールを直ちに停止させる制御を行う。 【0083】 そして、図8−6に示すように、リール制御部106が全てのリール31L、31C及び31Rの回転を停止させた後、有効ライン上に並んでいる図柄の組み合わせに基づいて入賞判定部107が入賞の有無を判断する(ステップS41)。この結果、いずれの役の入賞もない場合には、入賞判定部107は、その旨を示す信号をサブ制御基板60に送信する(ステップS42)。一方、何らかの入賞がある場合には、入賞判定部107は入賞している役の情報をサブ制御基板60に送信する(ステップS43)。 【0084】 入賞役が特別役である場合、次の遊技から所定の終了条件が満たされるまで特別遊技を実行するための移行処理を特別役遊技制御部108が行う(ステップS44、S45)。次いで、特別役遊技制御部108等がBB又はRBに対応する特別遊技処理を行う(ステップS46)。この特別遊技処理では、通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技を実行するための処理が行われる。特別遊技が終了すると、通常遊技移行処理を特別役遊技制御部108が行い、通常遊技に戻る(ステップS47)。なお、ステップS46及びS47は、通常遊技中に行われる処理ではないが、通常遊技と特別遊技との関係を明確にするために、図8−6に記載してある。 【0085】 入賞役が特別役でない場合で、特別役に当選していてそのフラグが立っているときには、特別役のフラグを次遊技に持ち越すこととする(ステップS44、S48)。つまり、フラグ情報記憶部103の記憶状態が保持される。 【0086】 また、入賞役がリプレイである場合、入賞判定部107はタイミング制御部102に対して当該遊技でのベット数(賭数)を次遊技に持ち越させる(ステップS49、S50)。一方、入賞役が特別役でもリプレイでもない場合には、払出制御部110が入賞役に応じた枚数のメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる(ステップS49、S51)。その後、フラグ情報記憶部103に記憶されていた当選役の種類及びそのフラグがオンになっているという情報が消去される(ステップS52)。但し、特別役のフラグが立っているという情報は、そのまま消去されずに、保持される。 【0087】 サブ制御基板60では、図9に示すように、演出パターン選択部201は、ステップS8で役抽選部101が送信した当該遊技の抽選で用いた役抽選テーブルの情報及び当選した役の情報等を受信すると(ステップS101)、これらの情報に基づいて遊技中の演出パターン(通常時演出内容)を選択する(ステップS102)。 【0088】 このようにして演出パターンが選択された後、演出制御部202が演出の制御を行い、映像及び音声による演出が出力される(ステップS103)。 【0089】 その後、最後のストップスイッチが操作されると、ステップS42又はS43において、入賞判定部107から入賞役情報が送信され、演出パターン選択部202は、この入賞役情報を受信すると(ステップS104)、入賞役に応じた演出パターンを選択する(ステップS105)。 【0090】 このようにして演出パターンが選択された後、演出制御部202が演出の制御を行い、映像及び音声による演出が出力される(ステップS106)。 【0091】 このような本実施形態によれば、高確率再遊技状態で小役が当選すると、ビタテーブル123が選択されるため、遊技者の意思がそのまま遊技結果に反映される。即ち、遊技者の技術介入がより一層容易になる。従って、遊技に対する魅力を高めることができる。また、高確率再遊技状態の終了条件に特別な制約はないので、初心者及び熟練者の双方の射幸心を満たすような条件を設定することができる。 【0092】 なお、上述の実施形態は、3個のリールの停止に対して1回のリール制御テーブルの選択を行うように構成されているが、3個のリールの停止に対して2回又は3回のリール制御テーブルの選択を行うように構成されていてもよい。例えば、最初に操作される2個のストップスイッチに対応する2個のリールの停止制御に対しては、1個のリール制御テーブルを用いて役抽選の結果に沿ったリール制御を行うようにし、残りの1個のリールの停止制御に対しては、他のリール制御テーブル、例えばビタテーブルを用いてリールを停止させてもよい。同様に、最初に操作される1個のストップスイッチに対応する2個のリールの停止制御に対しては、1個のリール制御テーブルを用いて役抽選の結果に沿ったリール制御を行うようにし、残りの2個のリールの停止制御に対しては、他のリール制御テーブル、例えばビタテーブルを用いてリールを停止させてもよい。リールの数が3個以外の場合でも、同様のリール制御テーブルの選択を行ってもよい。 【0093】 また、フラグ情報記憶部103に、複数回の特別役が入賞可能であることが記憶されてもよい。即ち、特別役の当選が複数回分ストックされてもよい。 【0094】 更に、高確率再遊技状態になっている場合には、演出表示装置40やスピーカ71を用いて遊技者にそのことを報知することが好ましい。このような報知を行うことにより、遊技者は、ビタテーブル123が高い確率で選択され、目押しを行うことにより多くの払い出しを受けることができるようになっていることを認識することが可能となる。 【0095】 本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段としては、例えば、かかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体や、かかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体が挙げられる。 【図面の簡単な説明】 【0096】 【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。 【図2】本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。 【図3】メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 【図4】役抽選テーブルの構成の一例を示す図である。 【図5】リール制御テーブル振り分け抽選用テーブル133の構成の一例を示す図である。 【図6】リール制御テーブル記憶部120の構成を示す図である。 【図7】サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 【図8−1】メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図8−2】図8−1に引き続き、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図8−3】図8−2に引き続き、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図8−4】図8−3に引き続き、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図8−5】図8−3及び図8−4に引き続き、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図8−6】図8−5に引き続き、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。 【図9】サブ制御基板60による制御を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0097】 10:スロットマシン 11:リール基板 12:中央表示基板 13:電源装置基板 20:フロントパネル 21:表示窓 22a、22b、22c:図柄表示ライン 23:メダル投入口 24:有効ラインランプ 25:クレジット投入枚数表示部 26:ゲーム数表示部 27:払い出し数表示部 28:投入枚数表示部 31L、31C、31R:リール 40:演出表示装置 41:スタートスイッチ 42L、42C、42R:ストップスイッチ 43a、43b:ベットスイッチ 50:メイン制御基板 51:メインCPU 52、62:ROM 53、63:RAM 54、69:I/F回路 60:サブ制御基板 71:スピーカ 101:役抽選部 102:タイミング制御部 103:フラグ情報記憶部 106:リール制御部 107:入賞判定部 108:特別遊技制御部 110:払出制御部 120:リール制御テーブル記憶部 121:高確率再遊技状態用リール制御テーブル 122:通常確率再遊技状態用リール制御テーブル 123:ビタテーブル 124:ベル入賞可能リール制御テーブル 125:スイカ入賞可能リール制御テーブル 126:チェリー入賞可能リール制御テーブル 127:ハズレ用リール制御テーブル 128:ボーナス当選用リール制御テーブル 129:リプレイ当選用リール制御テーブル 131:通常確率際遊技状態用役抽選テーブル 132:高確率際遊技状態用役抽選テーブル 133:リール制御テーブル振り分け抽選テーブル 140:リール制御テーブル選択部 141:再遊技確率選択部
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031783 【氏名又は名称】サミー株式会社 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60
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| 【出願日】 |
平成16年1月13日(2004.1.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090273 【弁理士】 【氏名又は名称】國分 孝悦
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| 【公開番号】 |
特開2005−198724(P2005−198724A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月28日(2005.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願2004−6024(P2004−6024) |
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