| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】又吉 正弘 【住所又は居所】東京都台東区東上野二丁目11番7号 株式会社オリンピア内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者が快適に遊技を行うことができるようにした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技者が回動ハンドルを回すと、ボリューム46からの抵抗信号を基に位置検知回路47で操作ハンドルの位置が検知される。接触検知回路40にはタッチセンサ35から接触信号が入力されており、遊技者の手が接触しているか否かが検知される。基準位置から回動された操作ハンドルに遊技者の手が接触していることが検知されない場合は、駆動制御回路62からモータ32に駆動電圧パルスが入力される。駆動電圧パルスが入力されるとモータ32のロータは回動して第2ギヤが回動し、第2ギヤと係合した第1ギヤがこれに伴なって回動して操作ハンドルが基準位置に戻される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球を遊技領域に発射しない基準位置と遊技球を最も強く打ち出す位置との間で回動可能であって、遊技者の手が離れている場合に前記基準位置と遊技球を最も強く打ち出す位置との間の所定の位置で自在に継続して位置する回動操作部材を備えた弾球遊技機において、 前記回動操作部材に遊技者の手が接触しているか否かを検知する接触検知手段と、 前記接触検知手段によって前記基準位置から回動された前記回動操作部材に遊技者の手が接触してないことが検知されたことに応じて駆動して前記回動操作部材を前記基準位置に戻す駆動手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 前記駆動手段を前記回動操作部材の回動を自在にする通常状態と前記回動操作部材の回動を阻む制動状態とに切り替える動作制御手段を備え、前記回動操作部材の位置を検知する位置検知手段からの位置信号が一定時間変化せず、かつ前記接触検知手段により遊技者の手が回動操作部材に接触していることが検知されたときに、前記駆動手段を通常状態から制動状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 【請求項3】 前記駆動手段が前記制動状態で、かつ前記位置検知手段からの位置信号が変化したときに、前記動作制御手段は前記駆動手段を前記制動状態から前記通常状態に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はパチンコ店等の遊技場に設置して使用される弾球遊技機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 現在、パチンコ店等の遊技場に設置して使用される遊技機の前面には遊技球の発射を操作するための発射操作装置が配置されており、発射操作装置には回動操作部材である操作ハンドルが回動可能に設けられている。遊技者は一方の手で操作ハンドルを回動させて遊技球を打ち出している。遊技機の前面に設けられた遊技盤には遊技領域が設けられており、遊技領域の上まで案内する案内通路によって打ち出された遊技球が遊技領域に案内される。操作ハンドルは遊技者が握りやすいようにパチンコ機の前面に突出して設けられており、遊技球が遊技領域に打ち出されない基準位置と遊技球が最も強く打ち出される位置との間で回動が可能となっている。遊技者が操作ハンドルを回動させると、遊技球は操作ハンドルの位置に応じた強さで遊技領域へ打ち出される。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、操作ハンドルに組み付けられた捩りバネによって操作ハンドルは基準位置に戻るように常時付勢され、遊技者が基準位置から回動された操作ハンドルから手を離すと、操作ハンドルは基準位置に戻るようになっており、このため遊技者が操作ハンドルを基準位置から回動させる際には付勢に逆らって操作ハンドルを回さなければならず、操作ハンドルを同じ位置に維持する場合にも付勢に逆らって維持しなければならず、操作ハンドルの操作性が悪化していた。また、捩りバネが発生する付勢力がパチンコ機ごとに異なる場合があるために、操作ハンドルの操作性がパチンコ機ごとで違ってしまい、このため違うパチンコ機で遊技を行う際に操作ハンドルの操作に慣れるまで時間を要する場合があった。 【0004】 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より容易に操作できる回動操作部材を備えた弾球遊技機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記の課題を解決するために、本発明の弾球遊技機は、遊技球を遊技領域に発射しない基準位置と遊技球を最も強く打ち出す位置との間で回動可能であって、遊技者の手が離れている場合に前記基準位置と遊技球を最も強く打ち出す位置との間の所定の位置で自在に継続して位置する回動操作部材を備えた弾球遊技機において、前記回動操作部材に遊技者の手が接触しているか否かを検知する接触検知手段と、前記接触検知手段によって前記基準位置から回動された前記回動操作部材に遊技者の手が接触してないことが検知されたことに応じて駆動して前記回動操作部材を前記基準位置に戻す駆動手段とを備えたことを特徴とする。 【0006】 また、前記駆動手段を前記回動操作部材の回動を自在にする通常状態と前記回動操作部材の回動を阻む制動状態とに切り替える動作制御手段を備え、前記回動操作部材の位置を検知する位置検知手段からの位置信号が一定時間変化せず、かつ前記接触検知手段により遊技者の手が回動操作部材に接触していることが検知されたときに、前記駆動手段を通常状態から制動状態に切り替えることを特徴とする。 【0007】 また、前記駆動手段が前記制動状態で、かつ前記位置検知手段からの位置信号が変化したときに、前記動作制御手段は前記駆動手段を前記制動状態から前記通常状態に切り替えることを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 本発明の弾球遊技機によれば、回動操作部材に遊技者の手が接触しているか否かを検知する接触検知手段と、この接触検知手段により遊技者の手が回動操作部材に接触していないことが検知されたことに応答して駆動され、回動操作部材を基準位置に戻す電磁駆動手段とを備えたにより、遊技者は抵抗なく回動操作部材を基準位置から回動させることができるとともに回動操作部材から手が離れた場合には操作ハンドルは基準位置に戻され、利便性の高い回動操作部材を備えた弾球遊技機を提供することができる。 【0009】 また、駆動手段を回動操作部材の回動を自在にする通常状態と回動操作部材の回動を阻む制動状態とに切り替える動作制御手段を備え、回動操作部材の位置を検知する位置検知手段からの位置信号が一定時間変化せず、かつ接触検知手段により遊技者の手が回動操作部材に接触していることが検知されたときに、駆動手段を通常状態から制動状態に切り替えることにより、遊技者の手が回動操作部材に接触していることが接触検知手段に検知され、かつ位置信号が一定時間変化しない場合には駆動手段が制動状態となって回動操作部材の回動が阻止され、これによって遊技者の意図しない手の動きに応じて回動操作部材が回動することを防ぐことができ、利便性の高い弾球遊技機を提供することができる。 【0010】 また、駆動手段が制動状態で、かつ位置検知手段からの位置信号が変化したときに、動作制御手段は駆動手段を制動状態から通常状態に切り替えることにより、遊技者が制動状態にある回動操作部材を回動を阻む阻止力に抗して回動させた際には位置信号が変化して駆動手段が通常状態に切り替わり、これにより遊技者の意図する操作に応じて回動操作部材を回動させることができ、利便性の高い回動操作部材を備えた弾球遊技機を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明を実施したパチンコ機の第1実施形態について説明する。図1に本発明を実施したパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の前面には遊技領域4を視認させるための開口5aが形成された前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5に形成された開口5aはガラス枠6により遮蔽され、このガラス枠6を通して遊技者は遊技領域4を視認することになる。ガラス枠6を介して視認することが可能な遊技領域4の中央には図柄表示装置7が露呈するセンター役物8が設けられ、センター役物8の下方には始動入賞口9、通常入賞口10、アタッカ11等の入賞口の他に、アウト口12が設けられている。なお、遊技領域内を流下する遊技球は、始動入賞口9または通常入賞口10またはアタッカ11等の所定入賞口のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口12から回収される。なお、パチンコ機における釘、風車などの構造物の説明は省略する。また、前面枠5が閉じている場合、遊技領域に形成された構造物には触れることができないようになっている。 【0012】 パチンコ機2には、遊技の興趣を高めるための音声発生装置、パチンコ玉を遊技領域に打ち出す発射装置、遊技領域に打ち出されたパチンコ玉が所定の入賞口に入賞することに応じてパチンコ玉を払い出す払い出し装置、及びこれらを含めたパチンコ機全体の動作を制御する制御装置等が設けられている。制御装置とその他の装置とはカプラ−とケーブルとからなるハーネスなどによって互いに接続されており、パチンコ機は音声発生装置から演出効果を持たせた音声を発生するなどの演出動作を行う。 【0013】 前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿15の他に、パチンコ玉を打ち出す強さを調節するための発射操作装置16が設けられている。図2に発射操作装置16の部分分解斜視図を示す。発射操作装置16は、遊技者の手を置くための略半球状に形成されたアームレスト20と、パチンコ玉を打ち出す強さを調節する回動操作部材である操作ハンドル21と、操作ハンドル21を回動自在に支持する円筒形状に形成されたハンドルベース22とからなる。図2及び図3に示すように、ハンドルベース22の内側には内周面と垂直な固定プレート22aが形成されており、固定プレート22a上には、アームレスト20を取り付けるための第1アームレスト取り付けボス22b,第2アームレスト取り付けボス22c、第3アームレスト取り付けボス22dが形成されている。固定プレート22aの中央にはメインシャフト29を軸支するための第1嵌合孔22fが形成され、第1嵌合孔孔22fの近くにはメインシャフト29に形成された第1ギヤ29bと係合する第2ギヤ30を軸支するための第2取り付け孔22gが形成されている。 【0014】 図2及び図4に示すように、操作ハンドル21は円筒状の軸部21aと軸部の外側に設けられた本体部21bとからなり、本体部21bには第1把手部21c,第2把手部21d、第3把手部21eが形成されている。軸部21aと本体部21bとの間には操作ハンドル21の回動範囲を決めるための第1ガイド孔21f、及び第2ガイド孔21gとが形成されている。軸部21aの根元付近にはメインシャフト29を操作ハンドル21に取り付けるための嵌合孔21hが軸対称に2つ形成されている。 【0015】 メインシャフト29の一方の端には嵌合孔21hに嵌合する突起29aが2つ形成されており、突起29aが嵌合孔21hに嵌め込まれることよりメインシャフト29は操作ハンドル21に取り付けられ、メインシャフト29は操作ハンドル21の回動に伴なって回動する。メインシャフト29には第1ギヤ29bが形成されており、メインシャフト29の他方の端は第1嵌合孔22fによって軸支され、第1ギヤ29bは第2ギヤ30と噛み合う。ハンドルベース22に操作ハンドル21を取り付けると、第1アームレスト取り付けボス22b、第2アームレスト取り付けボス22cが第1ガイド孔21fから突出し、第3アームレスト取り付けボス22dが第2ガイド孔21gから突出し、アームレスト20は第1ガイド孔21f、及び第2ガイド孔21gから突き出た第1、第2、第3アームレスト取り付けボス22b,22c,22dに取り付けられる。 【0016】 図2及び図5(a)に示すように、操作ハンドル21は第1ガイド孔21fの一方の端が第1アームレスト取り付けボス22bに当接する基準位置から、図5(b)に示すように第1ガイド孔21fの他方の端が第2アームレスト取り付けボス22cに当接する位置までの範囲で回動が可能である。操作ハンドル21が基準位置から図中時計方向に回動されるに従って、パチンコ玉は強く遊技領域に打ち出される。 【0017】 ボリューム46は本体46aと回動軸46bとからなり、回動軸46bが第1嵌合孔22fに挿通されてメインシャフト29の他方の端に組み付けられ、本体46aが固定プレート22gに固定される。メインシャフト29に組み付けられた回動軸46bは、メインシャフト29の回動に伴なって回動し、ボリューム46は回動軸46bの回動に応じて抵抗信号を出力する。ボリューム46の導線46cは後述する制御装置38(図6参照)に接続されており、抵抗信号は制御装置38に入力される。 【0018】 モータ(駆動手段)32はケース32aとケース32aに組み込まれるロータ32bとからなり、ロータ32bが第2嵌合孔22gに挿通されて、その先端に第2ギヤ30が取り付けられ、ケース32bは固定プレート22aに固定される。モータ32には制御回路と接続した導線32cを介して駆動電力が供給される。モータ32には電圧パルスが供給されることでロータ32bが回動あるいは制動するステッピングモータを用いる。ロータ32bの先端には第1ギヤ29bと係合する第2ギヤ30が固定されており、ロータ32bのコイルが通電していない場合はロータ32bは回動が自在である。モータ32に制動電圧パルスが供給された場合は、ロータ32bは制動する。ロータ32bが制動すると、ロータ32bに組み付けられた第2ギヤ30も静止し、第2ギヤ30と噛み合った第1ギヤ29bが形成されたメインシャフト29を介して組み合わせられた操作ハンドル21の回動が阻まれる。モータ32に駆動電圧パルスが供給されるとロータ32bは回動し、これに応じて操作ハンドル21も回動する。 【0019】 操作ハンドル21の表面上には人体が触れることにより出力される接触信号が変化するタッチセンサ35が備えられており、このタッチセンサ35から出力される接触信号は制御装置38に入力される。制御装置38ではこの接触信号を基にして遊技者の手が操作ハンドル21に接触しているか否かを検知している。なお、この実施形態では電気容量の変化から接触しているか否かを検知する方法を用いたが、遊技者の手の接触の検知方法はこれに限らず、他の方式、例えば外部から加えられる圧力の変化から接触を検知する抵抗膜方式で遊技者の手の接触を検知してもよい。この場合には操作ハンドルの表面に抵抗膜を形成し、この抵抗膜からの圧力信号を基に接触を検知する。 【0020】 図6に発射操作装置を制御する制御装置の部分ブロック図を示す。制御装置38には、接触検知手段である接触検知回路40、発射装置制御回路41、位置検知手段である位置検知回路47、動作制御手段である動作制御回路62等が設けられている。位置検知回路47はボリューム46から入力される抵抗信号を基にして操作ハンドル21の位置を検知する。接触検知回路40はタッチセンサ35から入力される接触信号を基にして遊技者の手が操作ハンドル21に接触しているか否かを検知する。発射装置制御回路41は位置検知回路47から入力される位置信号、及び接触検知回路40から入力される接触検知信号とに応じてパチンコ玉を打ち出すための駆動信号を発射装置60に出力する。 【0021】 動作制御回路62には位置検知回路47からの位置信号、接触検知回路40からの接触検知信号、及びクロック発生回路45で生成された一定周期のクロック信号が入力する。動作制御回路62では、クロック信号と位置信号とから位置信号レベルが一定である時間をカウントしており、カウントされた時間が予め定められた閾値よりも大きくなると制動電圧パルスがモータ74に供給される。制動電圧パルスがモータ32に供給されると、モータ32のロータ32bが制動する。ロータ32bが制動すると第2ギヤ30、第1ギヤ29b、メインシャフト29を介して操作ハンドル21の回動が阻まれる。 【0022】 回動を阻む阻止力に抗して操作ハンドル21が遊技者によって回動されると、ボリューム46から出力される抵抗信号が変化して、これに応じたレベルの位置信号が動作制御回路62に入力されると、カウントが停止して動作制御回路62からモータ32への制動電圧パルスの供給が停止する。するとロータ32bの制動が解除されて操作ハンドル21の回動は自在になる。 【0023】 基準位置から回動された操作ハンドル21から遊技者の手がはなれると、タッチセンサ35から出力される接触信号が変化し、接触検知回路40で遊技者の手が操作ハンドル21に接触していないことが検知される。すると動作制御回路62からモータ32に駆動電圧パルスが供給され、ロータ32bが回動して操作ハンドル21が基準位置に戻される。操作ハンドル21が基準位置に戻される際、動作制御回路62には位置検知回路47から常に位置信号が入力されており、動作制御回路62ではこの位置信号のレベルに応じてモータ32に供給する駆動電圧パルスを調節し、これによりモータ32は操作ハンドル21を基準位置に正確に戻す。 【0024】 図7にモータの動作に関するタイミングチャートを示す。タッチセンサ35から入力される接触信号をもとに接触検知回路40が接触を検知して動作制御回路62に接触検知信号が入力され、操作ハンドル21が回動されるとボリューム45から入力される抵抗信号に応じたレベルの位置信号が動作制御回路62に入力される。動作制御回路62では位置信号レベルが一定な時間をクロック発生回路45からのクロック信号を基にカウントしており、カウント時間が予め動作制御回路62に定められた閾値Tcを超えると動作制御回路62からモータ32に制動電圧パルスが供給され、操作ハンドル21の回動が阻まれる制動状態に切り替わる。ロータ32bが制動することによって回動が阻まれた操作ハンドル21が回動されて位置信号レベルが変化すると、これに応じて動作制御回路62からの制動電圧パルスの供給が停止し、モータ32は、OFFして操作ハンドル21の回動が自在な通常状態に切り替わる。操作ハンドル21から遊技者の手が離れると接触検知回路40がOFFし、これを検知した動作制御回路62はロータ32に駆動電圧パルスを供給してロータ32bが回動し、操作ハンドル21が基準位置に戻される。 【0025】 次に本発明の作用を図8のフローチャートに基づいて説明する。遊技者の手が操作ハンドル21に触れると、操作ハンドル21に手が触れていることがタッチセンサ35からの接触信号を基にして位置検知回路47で検知される。さらに、遊技者によって操作ハンドル21が基準位置から回動されると、ボリューム46からの抵抗信号を基にして位置検知回路47で操作ハンドル21の位置が検知される。発射装置制御回路41は、位置検知回路47からの位置信号と接触検知回路40からの接触検知信号とを基にして発射装置60に駆動信号を供給し、発射装置60は操作ハンドル21の位置に応じた強さでパチンコ玉を遊技領域に打ち出す。 【0026】 基準位置から回動された操作ハンドル21が同じ位置に保持されている場合、動作制御回路62でカウントされた時間が予め定められた閾値Tcよりも大きくなると、動作制御回路62から制動電圧パルスがモータ32に入力されて、モータ32は操作ハンドル21の回動を阻止する制動状態となる。このため遊技者は長時間操作ハンドル21を同じ位置に容易に保つことができ、さらに遊技者の手が疲労で揺動した場合でも操作ハンドル21は動かず、同じ打ち出し強さでパチンコ玉を打ち出すことができる。モータ32によって回動が阻止された操作ハンドル21が遊技者によって回動されると、ボリューム46から出力される抵抗信号が変化して動作制御回路62からモータ32への制動電圧パルスの供給が停止し、モータ32は操作ハンドル21の回動を自在にする通常状態に切り替わる。これにより容易に操作ハンドル21を回動できるようになる。 【0027】 基準位置から回動された操作ハンドル21から遊技者の手が離れると、タッチセンサ35から出力される接触信号が変化して接触検知回路40で接触が検知されず、発射装置制御回路41から発射装置60への駆動信号の供給が停止してパチンコ玉の打ち出しが停止する。さらに、接触検知回路40がOFFして接触検知信号も変化し、これを受けた動作制御回路62はモータ32に駆動電圧パルスを入力する。駆動電圧パルスがモータ32に入力されるとロータ32bが駆動を開始して基準位置から回動された操作ハンドル21を基準位置に戻す。 【0028】 なお、上記の実施形態では遊技者が基準位置から回動された操作ハンドル21を所定の時間その位置で保持しているとモータ32のロータ32bが制動して操作ハンドル21が静止し、遊技者の手が操作ハンドル21から離れるとロータ32bが回動して操作ハンドル21が基準位置に戻されたが、本発明はこれに限らない。例えば、ロータが回動することで遊技者の手が離れた操作ハンドルが基準位置に戻される機能のみを有するパチンコ機としてもよい。この場合ステッピングモータ以外のモータ、例えばDCモータ等を用いて操作ハンドルを基準位置に戻すことができ、パチンコ機のコストを低減することができる。 【0029】 また、上記の実施形態ではステッピングモータを用いて操作ハンドル21を基準位置に戻したり、基準位置から回動された位置で静止させたりしたが、本発明はこれに限らず、他のモータを用いて操作ハンドルの回動及び回動の阻止を行ってもよい。例えば、サーボ機構からの出力を受けて動作するサーボモータを利用して操作ハンドルを基準位置に戻したり操作ハンドルの回動を阻止することもできる。ただしサーボモータを利用する場合には、サーボモータの回転数あるいは位置を検知するためにサーボモータの同軸上にタコジェネレータ、あるいは光学式のエンコーダ等を設け、タコジェネレータあるいはエンコーダからの信号を基にサーボモータの回転を制御する必要がある。 【0030】 また、上記の実施形態では、電磁駆動手段としてモータ32を用い、ロータ32bを回動させて操作ハンドル21を基準位置まで戻したが、モータの代わりにロータリーソレノイドを用いてもよい。図9に電磁駆動手段としてロータリーソレノイドを用いた発射操作装置の分解斜視図を示す。ロータリーソレノイド87はソレノイドコイルが配設されたケース87aと、このケース87aに回動可能に嵌め込まれた回動部87bとからなり、駆動電流が供給されると一定方向に回動して所定の位置で停止する。図9及び図10に示すように、回動軸87bの先端には第2ギヤ90が取り付けられ、第2ギヤ90には突出した係合突起90aが形成されている。ケース87aは固定プレート22aに取り付けられて固定される。ハンドルベース22の固定プレート22aには係合突起90aと接触する突起状の回動止め22kが2つ形成されており、これにより第2ギヤ90の回動範囲が決められる。接触検知回路で遊技者の接触が検知されない場合、ロータリーソレノイド87の駆動を制御する駆動制御回路からロータリーソレノイド87に駆動電流が供給され、回動軸87bは図10中の右側の回動止め22kに当接するまで回動し、第1ギヤ29bを介して操作ハンドル21は基準位置に戻される。このように、ロータリーソレノイドの制御はステッピングモータの制御に比べて容易であり、制御回路の簡素化によってパチンコ機のコストの低減が期待できる。 【0031】 また、上記の実施形態では第1把手部21cにタッチセンサ35を設けたが、タッチセンサの設置箇所は図示した場所に限られず、第2把手部21dや第3把手部21eなど操作ハンドル上の複数の箇所に設けたり、アームレスト20に設けてもよい。例えば、アームレスト20の表面にタッチセンサを設けることで、より正確に遊技者の手の接触を検知しながら、遊技者に容易に遊技を行わせることができる。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】本発明を実施したパチンコ機の斜視図である 【図2】発射操作装置の分解斜視図である。 【図3】メインシャフトと第2ギヤが取り付けられたハンドルボスを操作ハンドル側から観察した平面図である。 【図4】基準位置及び基準位置から回動された操作ハンドルの平面図である。 【図5】ハンドルボスに組み合わせられた操作ハンドルを軸方向から観察した平面図である 【図6】発射操作装置を制御する制御装置を概略的に説明する部分ブロック図である。 【図7】モータの駆動について説明するたタイミングチャートである。 【図8】本発明の作用を示すフローチャートである。 【図9】ロータリーソレノイドを用いて操作ハンドルを基準位置に戻す発射操作装置の分解斜視図である 【図10】メインシャフト、及び第2ギヤを軸支するハンドルボスを軸方向から観察した平面図である。 【符号の説明】 【0033】 2 パチンコ機(弾球遊技機) 16 発射操作装置 20 アームレスト 21 操作ハンドル(回動操作部材) 22 ハンドルボス 32 モータ(駆動手段) 35 タッチセンサ 40 接触検知回路(接触検知手段) 45 ボリューム 47 位置検知回路(位置検知手段) 60 発射装置 62 駆動制御回路(動作制御手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031772 【氏名又は名称】株式会社オリンピア 【住所又は居所】東京都台東区東上野2丁目11番7号
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| 【出願日】 |
平成15年12月5日(2003.12.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075281 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 和憲
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| 【公開番号】 |
特開2005−160962(P2005−160962A) |
| 【公開日】 |
平成17年6月23日(2005.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願2003−407817(P2003−407817) |
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