| 【発明の名称】 |
修飾粉体及びそれを含む化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】隅田 如光 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
【氏名】金丸 哲也 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
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| 【要約】 |
【課題】優れた保湿効果及び使用性を有する修飾粉体及びそれを含む化粧料を提供する。
【解決手段】下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体により、核粉体表面が化学修飾されたことを特徴とする修飾粉体。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体により、核粉体表面が化学修飾されたことを特徴とする修飾粉体。 【化1】
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R1は炭素数1〜4の炭化水素基又は水素原子であり、炭化水素基数に対する水素原子数の割合は0.15以下である。R2は核粉体表面に対する反応基である) 【請求項2】 請求項1に記載の修飾粉体において、核粉体がシラノール基を有し、 該シラノール基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2とが結合していることを特徴とする修飾粉体。 【請求項3】 請求項1に記載の修飾粉体において、核粉体がシリコーンポリマー被覆された形態であり、 該シリコーンポリマー上のシラノール基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2とが結合していることを特徴とする修飾粉体。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の修飾粉体において、核粉体がマイカ、セリサイト、シリカ、タルクからなる群より選択される1種又は2種以上であることを特徴とする修飾粉体。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の修飾粉体において、アルキレンオキシド誘導体による修飾量が、核粉体に対して、0.1〜50質量%であることを特徴とする修飾粉体。 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の修飾粉体を、1.0〜80質量%含むことを特徴とする化粧料。 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の修飾粉体を有効成分とする肌荒れ改善剤。 【請求項8】 上記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体からなる表面処理剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は修飾粉体及びそれを含む化粧料、特にその保湿効果及び使用性の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】 パウダリーファンデーション等の粉末化粧料は、皮膚への塗布後、配合された粉末により経時で皮脂、汗が吸着され、化粧崩れを防止するという長所を有するが、皮脂分泌の少ない部位においては、粉末が油分・水分を吸着することで、皮膚の乾燥を引き起こすことがある。従来、皮膚の乾燥を防止するために、粉末化粧料にグリセリン等の保湿剤を配合することが行われているが、保湿剤により化粧料がケーキングを起こし、スポンジ等での取れが悪くなることがあった。 【0003】 このため、近年では粉体自体に保湿効果を付与することが検討されている。例えば、粘土鉱物やシリカに保湿剤を内包させたもの、グリセリンにより表面処理した粉体、あるいはアミノ酸を含有する脂質二分子膜により被覆された粉体(特開平8−48612号)等が開発されている。 【0004】 【特許文献1】特開平8−48612号 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 上記粉体は、ある程度保湿効果を有するものではあったが、その効果は未だ十分ではなかったため、保湿効果を有し且つ使用性も良好である高機能粉体の開発が望まれていた。 本発明は、前記従来の課題に鑑みなされたもので、優れた保湿効果及び使用性を有する修飾粉体及びそれを含む化粧料を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 前記問題に鑑み、本発明者等が鋭意検討した結果、特定のアルキレンオキシド誘導体で表面修飾した粉体は、保湿効果、肌荒れ改善効果を発揮し、且つ良好な使用感を有することを見出し、本発明を完成した。 【0007】 本発明の第一の主題はすなわち、下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体により、核粉体表面が化学修飾されたことを特徴とする修飾粉体である。 【化2】
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R1は炭素数1〜4の炭化水素基又は水素原子であり、炭化水素基数に対する水素原子数の割合は0.15以下である。R2は核粉体表面に対する反応基である) 【0008】 前記修飾粉体は、核粉体がシラノール基を有し、 該シラノール基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2とが結合していることが好適である。 また、前記修飾粉体は、核粉体がシリコーンポリマー被覆された形態であり、 該シリコーンポリマー上のシラノール基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2とが結合していることが好適である。 前記修飾粉体において、核粉体がマイカ、セリサイト、シリカ、タルクからなる群より選択される1種又は2種以上であることが好適である。 前記修飾粉体において、アルキレンオキシド誘導体による修飾量が、核粉体に対して、0.1〜50質量%であることが好適である。 【0009】 本発明の第二の主題は、前記修飾粉体を、1.0〜80質量%含むことを特徴とする化粧料である。 本発明の第三の主題は、前記修飾粉体を有効成分とする肌荒れ改善剤である。 本発明の第四の主題は、上記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体からなる表面処理剤である。 【0010】 【発明の実施の形態】 <アルキレンオキシド誘導体> 本発明の上記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、具体的にはオキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基等が挙げられるが、好ましくはオキシプロピレン基、オキシブチレン基である。 【0011】 mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは2≦m≦20である。mが1未満であると本発明の修飾粉体の保湿力が低下し、70を超えるとべたつきが起こることがある。また、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは2≦n≦20である。 なお、8≦m+n≦100、特に8≦m+n≦40であることが好ましい。100を超えると、べたつきが起こることがある。 【0012】 炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%であることが好ましい。オキシエチレン基の割合が20質量%未満であると、保湿効果が劣る傾向があり、80質量%を超えると、それを配合した化粧料のなめらかな使用感が劣る傾向がある。 【0013】 炭素数3〜4のオキシアルキレン基及びオキシエチレン基の付加する順序は、特に限定されない。また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基及びオキシエチレン基はランダム状(II)に付加していても、ブロック状(III)に付加していてもよいが、特にランダム状に付加していることが好ましい。なお、ブロック状には2段ブロック状、及び3段以上のブロック状が含まれる。 【0014】 【化3】
【化4】
【0015】 R1は炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子である。炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられるが、好ましくはメチル基、エチル基である。炭素数5以上の炭化水素基であると、本発明の修飾粉体の保湿力が低下する。 【0016】 R1は1種のみであっても、2種以上が混在していてもよいが、炭化水素基数(X)に対する水素原子数(Y)の割合、Y/Xが0.15以下、特に0.06以下であることが好ましい。Y/Xが0.15を超えるとべたつきが起こることがある。 【0017】 R2は核粉体表面に対する反応基である。反応基の例としては、アリル基、ビニル基等の不飽和基、カルボン酸、スルホン酸、アミン等のイオン性基、クロライド、ブロマイド等のハロゲン基等が挙げられる。 また、アルキレンオキシド誘導体の平均分子量は500〜5000程度であることが好ましい。 【0018】 <核粉体> 核粉体としては、マイカ、セリサイト、シリカ、タルク、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、ポリメチルメタクリレート、シリコーンゴム粉末、シリコーン樹脂被覆ゴム粉末、シリコーン樹脂粉末等、有機粉体、無機粉体を問わずに使用することができる。特にマイカ、セリサイト、シリカ、タルクを用いることが好適である。 核粉体としては表面が未処理のものを用いてもよく、必要に応じシリコーン、フッ素、テトロン、脂肪酸、脂肪酸石鹸ラウロイルリジン等により表面被覆を施したものを用いてもよい。 核粉体の粒径は、通常化粧料に用いられる粉体の粒径の範囲内であれば特に限定されないが、0.001〜100μm程度であることが好ましい。 【0019】 <アルキレンオキシド誘導体による核粉体の化学修飾方法> アルキレンオキシド誘導体による核粉体の化学修飾方法としては、以下のようなものが挙げられる。 1.核粉体上のSiOH基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2を反応させる。 2.SiH基を有するシリコーン化合物を架橋することにより、核粉体をシリコーンポリマー被覆し、該シリコーンポリマー上の残存SiH基と、アルキレンオキシド誘導体の反応基R2を反応させる。 3.SiH基を有するシリコーン化合物とアルキレンオキシド誘導体の反応基R2を反応させ、その後該反応物を架橋することにより核粉体を被覆する。 4.核粉体上の酸塩基点とアルキレンオキシド誘導体のイオン性反応基R2を反応させる。 【0020】 粉体表面にSiOH基を有するマイカ、セリサイト、シリカ、タルク等を核粉体として用いる場合、1の方法を用いることができる。 表面にSiOH基が存在しない粉体でも、2、3の方法のようにシリコーンポリマー被覆することにより、シリコーンポリマー上の残存SiOH基にアルキレンオキシド誘導体を結合させることができる。 シリコーン化合物による被覆は、通常の方法により行うことができる。 なお、本発明において使用されるSiH基を有するシリコーン化合物は、下記一般式化5の少なくとも1種である。 【0021】 【化5】(R3HSiO)a(R4R5SiO)b(R6R7R8SiO1/2)c (式中、R3、R4及びR5は水素原子であるか又はハロゲン原子の少なくとも1個で置換されていることのある炭素数1〜10の炭化水素基であるが、R3、R4及びR5が同時に水素原子であることはない。また、R6、R7及びR8は相互に独立に水素原子であるか又はハロゲン原子に少なくとも1個で置換されていることのある炭素数1〜10の炭化水素基である。aは0又は1以上の整数であり、bは0又は1以上の整数であり、cは0又は2であるが、但しcが0である場合にはaとbとの和が3以上の整数であるものとする) 【0022】 上記化5のシリコーン化合物は2種の群からなる。 第1の群は、前記化5においてc=0の場合に相当し、下記一般式化6で表される環状シリコーン化合物である。 【化6】(R3HSiO)a(R4R5SiO)b (式中、R3、R4及びR5、a及びbは前記化2の場合と同じ意味であるが、好ましくはR3、R4及びR5が相互に独立にハロゲン原子に少なくとも1個で置換されていることのある炭素数1〜10の炭化水素基であり、aとbとの和が3以上である) 【0023】 前記式化6の環状シリコーン化合物の具体例としては、ジハイドロジェンヘキサメチルシクロテトラシロキサン、トリハイドロジェンペンタメチルシクロテトラシロキサン、テトラハイドロジェンテトラメチルシクロテトラシロキサン、ジハイドロジェンオクタメチルシクロペンタシロキサン、トリハイドロジェンヘキサメチルシクロペンタシロキサン、テトラハイドロジェンヘキサメチルシクロペンタシロキサン、及びペンタハイドロジェンペンタメチルシクロペンタシロキサン等を挙げることができる。 【0024】 第2の群は、前記式化5においてc=2の場合に相当し、下記一般式化7で表される直鎖状シリコーン化合物である。 【化7】(R3HSiO)a(R4R5SiO)b(R6R7R8SiO1/2)c (式中R3〜R8、a及びbは前記化3の場合と同じ意味であり、cは2であるが、R3〜R8は好ましくは相互に独立にハロゲン原子の少なくとも1個で置換されていることのある炭素数1〜10の炭化水素基である) 上記式化7の直鎖状シリコーン化合物の具体例としては、1,1,1,2,3,4,4,4,−オクタメチルテトラシロキサン、1,1,1,2,3,4,5,5,5,−ノナメチルペンタシロキサン、及び1,1,1,2,3,4,5,6,6,6,−デカメチルヘキサシロキサン等を挙げることができる。 【0025】 核粉体へのアルキレンオキシド誘導体の修飾量は、核粉体に対して0.1〜50質量%、特に1〜40質量%であることが好ましい。0.1質量%より少ないと本発明の効果が得にくく、50質量%を超えると粉体がべたつき、化粧料に配合した場合、使用性が悪くなることがある。 【0026】 本発明の化粧料は上記の修飾粉体を配合することにより調製される。本発明の修飾粉体の化粧料への配合量は、化粧料全体に対して1.0〜80質量%であることが好適である。1.0質量%未満であると本発明の効果が得にくく、80質量%を超えると製剤処方上好ましくない。 本発明にかかる修飾粉体は、化粧料に配合すると保湿効果、肌荒れ改善効果を発揮するが、グリセリン等の保湿剤の経皮吸収性を促進する作用も有する。従って、化粧料中に修飾粉体と保湿剤とを併用すれば、その相乗効果により極めて高い保湿効果、肌荒れ改善効果を得ることが可能であり、さらに保湿剤に起因するべたつきを抑制し、使用性も良好なものとなる。 【0027】 保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられるが、特にグリセリン、キシリトールが好ましい。 保湿剤の配合量は特に限定しないが、好ましくは化粧料全量中0.001〜20質量%、更に好ましくは0.1〜10質量%である。 また、本発明にかかる修飾粉体は、保湿剤以外の親水性薬剤、例えばアルブチンなどの美白剤に対しても経皮吸収性を促進する作用を有する。 【0028】 本発明の化粧料には、修飾粉体に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧料に用いられる成分、例えば、その他の粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することが出来る。 【0029】 粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。 【0030】 液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。 【0031】 固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。 【0032】 ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。 【0033】 炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。 高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。 【0034】 高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。 【0035】 合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。 【0036】 シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。 【0037】 アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE−オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE−ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE−アルキルエーテルカルボン酸;POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。 【0038】 カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE−アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。 【0039】 両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。 【0040】 親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。 【0041】 親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。 【0042】 天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。 【0043】 半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。 【0044】 合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。 【0045】 増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。 【0046】 紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル−N− アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート) 、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’− ジヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4− メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等);3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジアニソイルメタン;4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、ジモルホリノピリダジノン等が挙げられる。 【0047】 金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1− ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。 【0048】 低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。 【0049】 多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。 【0050】 単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。 【0051】 オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。 【0052】 多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。 【0053】 アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。 【0054】 有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。 高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。 【0055】 pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。 ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。 酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。 【0056】 酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。 【0057】 その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。 【0058】 さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リンゴ酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸及びその誘導体、甘草、カリン、イチヤクソウ等の各種生薬抽出物、酢酸トコフェロール、グリチルレジン酸、グリチルリチン酸及びその誘導体又はその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、アルギニン、リジン等のアミノ酸及びその誘導体、フルクトース、マンノース、エリスリトール、トレハロース、キシリトール等の糖類等も適宜配合することができる。 【0059】 また、本発明の修飾粉体は、化粧料、医薬品、及び医薬部外品に広く適用することが可能である。その剤型は本発明の効果を妨げないことを条件とするあらゆる薬剤処方形態とすることが可能であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系、ゲル、エアゾール、シート及びカプセル等任意の形態で提供されることができる。 【0060】 また、その使用形態も任意であり、例えば化粧水、クリーム、乳液、ローション、美容液、サンスクリーン剤、パック、軟膏、ムース、クレンジングオイル、石けん、洗顔料、マッサージ剤、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、白粉、頬紅、マスカラ、アイシャドー、アイライナー、口紅、スプレー、ムース、ジェル、ヘアーリンス、シャンプー、ボディー洗浄料、入浴剤、ウェットティッシュ、あぶら取り紙等、従来化粧料に用いるものであれば何れの形態でも使用することができる。特に、ファンデーション、アイシャドー、チークカラー、ボディーパウダー、パヒュームパウダー、ベビーパウダー、フェイスパウダー等の粉末化粧料、アイライナーペンシル、アイブロウペンシル、油性ファンデーション、油性スティックファンデーション、油性アイカラー等の油性化粧料、乳化サンスクリーン、乳化ファンデーション等の乳化化粧料等に適用される。 【0061】 また、本発明のアルキレンオキシド誘導体からなる表面処理剤により、粉体の他、木材、ガラス、金属、繊維等の表面を処理することも可能である。繊維等に適用することで、保湿効果、肌荒れ改善効果を有する衣料品、雑貨への応用も可能である。 【0062】 【実施例】 次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれら実施例により限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%である。 実施例に先立ち、本発明における試験法と、その評価基準を以下に示す。 【0063】 (1)保湿効果<コンダクタンス測定による試験法> 専門パネラー10名の前腕部を用い、試料4mgを2cm×2cmに塗布し、塗布前と塗布1時間後の皮膚コンダクタンスをコルネオメータにより測定し、この上昇率から保湿効果を評価した。 皮膚コンダクタンス上昇率により、角層の吸水性、水分保持能への影響を検討することが可能であり、上昇率が大きいほど、角層水分の増加があり、保湿効果が高いと評価できる。評価基準は以下の通りである。 A:パネル10名のコンダクタンス上昇率の平均が40%以上 B:パネル10名のコンダクタンス上昇率の平均が25%以上40%未満 C:パネル10名のコンダクタンス上昇率の平均が10%以上25%未満 D:パネル10名のコンダクタンス上昇率の平均が10%未満 【0064】 (2)なめらかさ 専門パネル10名により、使用中及び使用後の肌のなめらかさを実使用評価した。評価基準は以下の通りである。 A:なめらかであると評価したパネルが8名以上 B:なめらかであると評価したパネルが6名以上8名未満 C:なめらかであると評価したパネルが3名以上6名未満 D:なめらかであると評価したパネルが3名未満 【0065】 (3)べたつきのなさ 専門パネル10名により、使用中及び使用後の肌へのべたつきのなさを実使用評価した。評価基準は以下の通りである。 A:べたつきがないと評価したパネルが8名以上 B:べたつきがないと評価したパネルが6名以上8名未満 C:べたつきがないと評価したパネルが3名以上6名未満 D:べたつきがないと評価したパネルが3名未満 【0066】 (4)保湿効果感 専門パネル10名により、使用120分後の保湿効果感の有無を実使用評価した。評価基準は以下の通りである。 A:保湿効果感があると評価したパネルが8名以上 B:保湿効果感があると評価したパネルが6名以上8名未満 C:保湿効果感があると評価したパネルが3名以上6名未満 D:保湿効果感があると評価したパネルが3名未満 【0067】 (5)肌荒れ改善効果 専門パネル10名により、1ヶ月の連用試験を行ない、使用開始前と1ヶ月連用後について、官能評価を行った。基準は以下の通り。 A:皮膚状態が改善したと評価したパネルが8名以上 B:皮膚状態が改善したと評価したパネルが6名以上8名未満 C:皮膚状態が改善したと評価したパネルが3名以上6名未満 D:皮膚状態が改善したと評価したパネルが3名未満 【0068】 (6)皮膚刺激 専門パネル10名のパネルの上腕内側部に24時間の閉塞パッチを行ない、その後以下の基準により平均値を算出した。 0…全く異常が認められない。 1…わずかに赤みが認められる。 2…赤みが認められる。 3…赤みと丘疹が認められる。 評価基準は以下の通りである。 A:パネル10名の平均値:0以上0.1未満 B:パネル10名の平均値:0.1以上0.15未満 C:パネル10名の平均値:0.15以上0.2未満 D:パネル10名の平均値:0.2以上 【0069】 製造例1 セリサイトに対し、メチルハイドロジェンポリシロキサン(シリコーンKF99TM:信越化学工業社製)を3.0質量%加え、ヘンシェルミキサーにより攪拌した。120℃にて3時間加熱し、セリサイト粉体表面にメチルハイドロジェンポリシロキサンを表面重合させた(シリコーンポリマー被覆)。 上記粉体をNaOH溶液内に分散させた時の水素発生量により残存SiH基を算出し、残存SiH基に対して2等量のアルキレンオキシド誘導体を、塩化白金酸を触媒としてトルエン中にて反応させた。 なお、製造例1では、上記一般式(I)において、AOはプロピレンオキシド基、R1はCH3、R2はCH2−CH=CH2、mは7、nは14であるアルキレンオキシド誘導体を用いた。反応前後のSiH基の有無をIRにより試験し、反応が進行していることを確認した。さらに、熱分析装置(TG−DTA)により、フリーの有機物が存在していないことを確認し、アルキレンオキシド誘導体と核粉体が科学的に結合していることが確認された。 製造例1において、アルキレンオキシド誘導体による修飾量は5質量%であった。 【0070】 製造例2 マイカ100部を水1000部に分散させ、50℃に加温した(マイカ分散液)。また、アルキレンオキシド誘導体20部を水100部に分散させた(アルキレンオキシド誘導体分散液)。マイカ分散液にアルキレンオキシド誘導体分散液を添加し、50℃に保ちながら3時間攪拌を続けた。放冷後、ろ過し、煮沸水洗した。 なお、製造例2では、上記一般式(I)において、AOはプロピレンオキシド基、R1はCH3、R2はN(CH3)3・Cl、mは7、nは14であるアルキレンオキシド誘導体を用いた。 製造例2において、アルキレンオキシド誘導体による修飾量は10質量%であった。 なお、修飾量は元素分析の炭素の割合により算出した。 【0071】 比較製造例1:グリセロール5%修飾セリサイト セリサイトに対し、メチルハイドロジェンポリシロキサン(シリコーンKF99TM:信越化学工業社製)を3.0質量%加え、ヘンシェルミキサーにより攪拌した。120℃にて3時間加熱し、セリサイト粉体表面にメチルハイドロジェンポリシロキサンを表面重合させた。 上記粉体100gに触媒として塩化白金酸10mg、グリセロール−α−モノアリルエーテル100g及びエタノール300mlを加え、5時間加熱還流した。スラリー液を濾過した後、エタノール300mlを加えて再分散し、再度濾過し、脱気乾燥した。 【0072】 比較製造例2:L−プロリン含有ホスファチジルコリン被覆セリサイト ライカイ機にセリサイト485gを入れ、L−プロリン含有ホスファチジルコリンゲル(ホスファチジルコリン:L−プロリン=80:20)の30質量%水溶液50gをイソプロパノール300mlに溶解して添加し、時々攪拌しながら30分間処理する。次いで70℃で乾燥させ、イソプロパノールを揮発除去した。 【0073】 まず、各種粉体を配合した化粧料(パウダリーファンデーション)について、前記試験法により保湿効果の評価を行った。
*上記一般式(I)において、AOはプロピレンオキシド基、R1はCH3、R2はCH2−CH=CH2、mは7、nは14(製造例1で用いたもの) 【0074】 従来の保湿成粉体であるグリセロール5%修飾セリサイト、あるいはL−プロリン含有ホスファチジルコリン被覆セリサイト配合の化粧料(試験例3,4)は、保湿効果が十分ではなかった。また、アルキレンオキシド誘導体でセリサイトを修飾せず、単に両者を別個に配合した場合(試験例5)も、良好な保湿効果を有していたが、アルキレンオキシド誘導体で核粉体を修飾した場合(試験例1,2)には、それ以上に著しく優れた保湿効果が確認された。 以上より、本発明の修飾粉体は、従来の保湿性粉体と比較して特に保湿性に優れており、アルキレンオキシド誘導体により核粉体表面を修飾することにより、アルキレンオキシド誘導体単独よりもさらに保湿性が向上することが明らかとなった。 【0075】 <R1の決定> 次に本発明で用いられるアルキレンオキシド誘導体において、好適なR1を検討した。製造例1に準じた方法で様々な粉体を製造し、試験例1の製造例1の変わりにそれぞれ配合し、前記試験法により評価を行った。結果を次の表2に示す。なお、いずれもR2はCH2−CH=CH2、AOはプロピレンオキシド基、mは10、nは10のランダムポリマーである。また修飾量は5質量%である。 【0076】
【0077】 表2より明らかなように、R1の炭素数が1〜4の場合(試験例7−2,7−3,7−4)には、いずれも優れた保湿効果、使用感が得られた。 これに対し、R1がC12である場合(試験例7−6)には、保湿性、使用感ともに好ましくないものとなった。また、R1がC6である場合(試験例7−5)も、使用感が落ちる傾向にあった。以上のことから、R1は炭素数が1〜4の炭化水素基であることが好適である。 【0078】 なお、実際の製造にあたってはR1のすべてが炭化水素基により置換されるとは限らないため、その未置換(H)の化合物の許容存在割合について検討を行った。なお、未置換の割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xで表わす。
前記表3より明らかなように、R1について未反応のものが存在しても、その量が少なければ(Y/X=0.053)大きな影響はないが、Y/Xが0.202になると明らかにべたつき感を生じる。さらに本発明者等の詳細な検討の結果、Y/Xは0.15以下、特に0.06以下であることが必要であることが明らかとなった。 【0079】 <オキシエチレン基の比率> 次に本発明で用いられるアルキレンオキシド誘導体において、オキシアルキレン基、オキシエチレン基の好適な比率について検討した。製造例1に準じた方法で様々な粉体を製造し、試験例1の製造例1の変わりにそれぞれ配合し、前記試験法により評価を行った。結果を次の表3に示す。なお、いずれもR1はCH3、R2はCH2−CH=CH2である。また、試験例9−1〜9−6については、AOはプロピレンオキシド基のランダムポリマーである。また、試験例9−7については、AO、BO部が化8のものを用いている。またいずれも修飾量は5質量%である。 【0080】
【0081】 【化8】
【0082】 表4より明らかなように、良好な保湿性、使用性を発揮するためには、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基、両者の存在が不可欠である。また試験例9−7は効果が低いことから、これは単に親水性、疎水性の調整効果ではないものと考えられる。さらに詳細に検討した結果、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の好適な割合は20〜80質量%であることが明らかとなった。さらに、1≦m≦70、1≦n≦70、8≦m+n≦100、特に2≦m≦20、2≦n≦20、8≦m+n≦40であることが好ましいことも明らかになった。 【0083】 <ブロックポリマー・ランダムポリマー> さらに同一数のアルキレン基、オキシエチレン基がブロック状、又はランダム状に結合したアルキレンオキシド誘導体を用いて、製造例1に準じた方法で修飾粉体を製造し、試験例1の製造例1の変わりにそれぞれ配合し、前記試験法により評価を行ない、比較した。結果を次の表5に示す。なお、いずれもR1はCH3、R2はCH2−CH=CH2、AOはプロピレンオキシド基、mは10、nは10である。また修飾量は5質量%である。 【0084】
前記表5より明らかなように、試験例10−1のようにブロックポリマーであっても試験例10−2のようにランダムポリマーであっても本発明の効果を奏することができるが、特にランダムポリマーの場合に優れた使用感を得ることができる。 【0085】 <修飾量> 次に、アルキレンオキシド誘導体による核粉体の好適な修飾量について検討を行った。製造例1に準じた方法で様々な修飾量の粉体を製造し、試験例1の製造例1の変わりにそれぞれ配合し、前記評価方法により評価を行った。
【0086】 修飾量が0.1質量%以上、特に1質量%以上になると保湿効果が発揮された。しかしながら、修飾量が60質量%では、べたつきが起こる傾向があった。よって、アルキレンオキシド誘導体による修飾量は0.1〜50質量%、特に1〜40質量%であることが好ましい。 【0087】 <化粧料への配合量> 次に、本発明にかかる修飾粉体の化粧料への配合量について検討を行った。
表7に示す結果より、本発明にかかる修飾粉体の添加効果は、0.1質量%程度から認められるが、特に顕著に認められるのは1.0質量%以上である。よって、本発明にかかる修飾粉体の配合量は、1.0〜80質量%が好ましい。 【0088】 以下に、好適な化粧料の処方例を挙げるが、本発明の技術範囲はこれら実施例により限定されるものではない。 実施例1:パウダリーファンデーション
(製法) 上記の全成分をアルコール中でビーズ媒体ミルにて一定時間粉砕混合した後、生成したスラリーを中皿容器に充填した後、アルコールを吸引しながらプレスし、パウダリーファンデーションを製造した。 【0089】 実施例2:頬紅
(製法) 1〜6の各成分を混合粉砕したところへ、7〜11の各成分を混合したものを加えて攪拌混合し、中皿に成型して頬紅を得た。 【0090】 実施例3:アイシャドー
(製法) 1〜8の各成分を混合粉砕したところへ、9〜13の各成分を混合したものを加えて攪拌混合し、中皿に成型してアイシャドーを得た。 【0091】 実施例4:制汗スプレー
(製法) 1〜5の各成分を混合分散したのち、缶に充填し、さらに(6)を圧力充填する。 【0092】 実施例5:W/O乳化型サンスクリーン剤
(製法) (1)に(2)を加え十分に膨潤させたのち、(3)〜(5)を加え加熱混合し十分に分散及び溶解した。この分散液を70℃に保ち、(6)〜(10)を混合した溶液を徐々に加えながらホモミキサーで乳化し、W/O乳化型サンスクリーン剤を得た。 【0093】 実施例6:化粧用紙(あぶら取り紙)
(製法) 常法により、抄紙後の原紙に無機顔料を化粧用紙中15質量%となるように塗工し得られる。 【0094】 実施例7:口紅
(製法) 加熱溶解した油相に顔料を分散したものを金型に流し込んで放冷し、スティック状口紅を得た。 【0095】 実施例8:粉末入りパック
(製法) 室温にて水相を均一に調製した。ここに、室温にて調製したアルコール相を添加し、均一に混合して粉末入りパックを得た。 【0096】 上記の化粧料は、いずれも保湿効果、肌荒れ改善効果が認められ、且つ良好な使用感を有するものであった。 【0097】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれば、特定のアルキレンオキシド誘導体で核粉体を修飾することにより、保湿効果、肌荒れ改善効果を発揮し、且つ優れた使用感を有する修飾粉体を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂 【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成15年7月17日(2003.7.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092901 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 祐司
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| 【公開番号】 |
特開2005−35906(P2005−35906A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月10日(2005.2.10) |
| 【出願番号】 |
特願2003−198632(P2003−198632) |
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