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【発明の名称】 状態表示装置及び状態表示方法
【発明者】 【氏名】畠山 善幸
【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内

【氏名】岡村 宏樹
【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内

【要約】 【課題】運転者へ与える心理的影響を極力低減させながら、運転者の状態を同乗者に知らせること。

【解決手段】この状態表示装置10は、運転者の生体情報及び行動情報の少なくとも一方を取得する運転者計測部101及び運転者信号処理部102と、当該取得した生体情報及び行動情報の少なくとも一方に基づいて運転者の生理状態を推定する運転者状態推定部104と、運転者が操縦する車両に同乗する同乗者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する同乗者計測部111及び同乗者信号処理部112と、当該取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて同乗者の心理状態を推定する同乗者状態推定部114と、当該推定した心理状態に基づいて運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する表示可否決定部121と、当該決定に基づいて状態情報を表示する表示部120と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する運転者情報取得手段と、
当該取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて前記運転者の生理状態を推定する運転者状態推定手段と、
前記運転者が操縦する車両に同乗する同乗者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する同乗者情報取得手段と、
当該取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて前記同乗者の心理状態を推定する同乗者状態推定手段と、
当該推定した心理状態に基づいて前記運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する表示可否決定手段と、
当該決定に基づいて前記状態情報を表示する表示手段と、
を備える状態表示装置。
【請求項2】
運転者情報取得手段が運転者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する第1取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて、運転者状態推定手段が前記運転者の生理状態を推定する第1推定ステップと、
同乗者情報取得手段が、前記運転者が操縦する車両に同乗する同乗者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップにおいて取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて、同乗者状態推定手段が前記同乗者の心理状態を推定する第2推定ステップと、
前記第2推定ステップにおいて推定した心理状態に基づいて、表示可否決定手段が前記運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する決定ステップと、
決定ステップにおける決定に基づいて、表示手段が前記状態情報を表示する表示ステップと、
を備える状態表示方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は車両の運転者の状態を示す情報を表示するための状態表示装置及び状態表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の運転者の身体状態等を表示する表示装置の一例として下記特許文献1に開示されている表示装置がある。下記特許文献1に開示されている表示装置は、運転者が車両の運転に支障をきたす状態である場合に、その状態を示すシンボルマークを表示するものである。
【特許文献1】特開2003−339681号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に記載の表示装置では、運転者の状態を常に監視し、その状態の変化によってシンボルマークを表示することとしている。この表示されたシンボルマークは同乗者にも見えるものであるから、運転者は同乗者に常に監視されているという心理的圧迫を受けることになる。
【0004】
そこで本発明では、運転者へ与える心理的影響を極力低減させながら、運転者の状態を同乗者に知らせることのできる、状態表示装置及び状態表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の状態表示装置は、運転者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する運転者情報取得手段と、当該取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて運転者の生理状態を推定する運転者状態推定手段と、運転者が操縦する車両に同乗する同乗者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する同乗者情報取得手段と、当該取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて同乗者の心理状態を推定する同乗者状態推定手段と、当該推定した心理状態に基づいて運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する表示可否決定手段と、当該決定に基づいて状態情報を表示する表示手段と、を備える。
【0006】
本発明の状態表示方法は、運転者情報取得手段が運転者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する第1取得ステップと、第1取得ステップにおいて取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて、運転者状態推定手段が運転者の生理状態を推定する第1推定ステップと、同乗者情報取得手段が、運転者が操縦する車両に同乗する同乗者の生体情報及び動作情報の少なくとも一方を取得する第2取得ステップと、第2取得ステップにおいて取得した生体情報及び動作情報の少なくとも一方に基づいて、同乗者状態推定手段が同乗者の心理状態を推定する第2推定ステップと、第2推定ステップにおいて推定した心理状態に基づいて、表示可否決定手段が運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する決定ステップと、決定ステップにおける決定に基づいて、表示手段が状態情報を表示する表示ステップと、を備える。
【0007】
本発明の状態表示装置及び状態表示方法によれば、同乗者の生体情報又は動作情報から推定した同乗者の心理状態に基づいて運転者の状態情報を表示するので、運転者の状態情報は同乗者がその表示を必要と感じた心理状態になったときに表示することが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、運転者へ与える心理的影響を極力低減させながら、運転者の状態を同乗者に知らせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0010】
本発明の実施形態である状態表示装置10の機能的な構成を示した図1を参照しながら、状態表示装置10について説明する。
【0011】
状態表示装置10は、物理的には、対象者の脳波や心拍数を取得するためのセンサ、CPU、メモリ、ハードディスクといった格納装置、ディスプレイといった表示装置を備える情報処理装置である。
【0012】
状態表示装置10は機能的な構成要素として、運転者計測部101(運転者情報取得手段)と、運転者信号処理部102(運転者情報取得手段)と、運転者モデル選択部103(運転者状態推定手段)と、運転者状態推定部104(運転者状態推定手段)と、同乗者計測部111(同乗者情報取得手段)と、同乗者信号処理部112(同乗者情報取得手段)と、同乗者モデル選択部113(同乗者状態推定手段)と、同乗者状態推定部114(同乗者状態推定手段)と、表示部120(表示手段)と、表示可否決定部121(表示可否決定手段)と、モデル情報格納部150とを備えている。引き続いて各構成要素について説明する。
【0013】
運転者計測部101は、運転者のデータを取得する部分である。より具体的には、運転者計測部101は、運転者の脈拍、心拍、瞬きの頻度、皮膚インピーダンス、呼吸数、及び体温といった生理的な指標を示すデータをセンシングして電気信号として取得する部分である。運転者計測部101は更に、運転手の視線、表情、及び体の動きといった行動的な指標を示すデータをセンシングして電気信号として取得する部分でもある。運転者計測部101は、電気信号として取得したデータを運転者信号処理部102に出力する。また、運転者計測部101は、このデータを運転者モデル選択部103にも出力する。
【0014】
運転者信号処理部102は、運転者計測部101から出力されたデータを信号処理する部分である。運転者信号処理部102は、出力されたデータをそのデータの性質に応じて信号処理し、そのデータの特性を表現できる数値を解析する。
【0015】
運転者信号処理部102の解析手法について図2(A)及び図2(B)を参照しながら説明する。図2(A)に示すように、運転者計測部101は時間軸に沿って、3系統のデータを取得しているものとする。ここで、覚醒度推定タイミングtから所定時間Tだけ遡ったデータを運転者信号処理部102が信号処理する。
【0016】
図2(B)に示すように、運転者信号処理部102が信号処理して取得する数値としては、周波数解析結果を示す数値z、所定時刻における信号値y、所定時間内における平均の信号値xなどがある。この所定時刻とは、運転者の状態を推定する時刻からm(秒、分)前の時刻である。運転者信号処理部102は、信号処理を行って数値化された信号を運転者状態推定部104に出力する。また、運転者信号処理部102は、この数値化された信号を運転者モデル選択部103にも出力する。
【0017】
運転者モデル選択部103は、運転者計測部101から出力されたデータ又は運転者信号処理部102から出力された数値化された信号に基づいて、モデル情報格納部150に格納されているモデル式を選択する部分である。より具体的には、運転者モデル選択部103は、出力されたデータ又は信号に適合するモデル式を選択して運転者状態推定部104に出力する。
【0018】
ここで、モデル情報格納部150に格納されている情報について図3(A)及び図3(B)を参照しながら説明する。図3(A)は、運転者モデル選択部103がモデル式を選択する際に参照するテーブルの例を示している。また、図3(B)は、後述するように同乗者モデル選択部113がモデル式を選択する際に参照するテーブルの例を示している。図3(A)に例示するテーブルも図3(B)に例示するテーブルも、モデル式とモデル内容とが関連付けられているテーブルである。
【0019】
運転者モデル選択部103は、運転者計測部101から出力されたデータ又は運転者信号処理部102から出力された数値化された信号が、運転者の生理的な指標としての生体情報を示すものである場合には、モデル内容が「生体情報からの推定モデル」であるモデル式として「v=f(αX,βY,δZ)」を選択して運転者状態推定部104に出力する。このモデル式における、α、β、δはモデル式を特徴付ける定数であり、X、Y、Zはそれぞれの定数に対応する数値化された信号(運転者信号処理部102から出力される)を示している。
【0020】
また、運転者モデル選択部103は、運転者計測部101から出力されたデータ又は運転者信号処理部102から出力された数値化された信号が、運転者の行動的な指標としての行動情報を示すものである場合には、モデル内容が「行動情報からの推定モデル」であるモデル式として「v=f(αX,βY,δZ)」を選択して運転者状態推定部104に出力する。このモデル式における、α、β、δはモデル式を特徴付ける定数であり、X、Y、Zはそれぞれの定数に対応する数値化された信号(運転者信号処理部102から出力される)を示している。
【0021】
また、運転者モデル選択部103は、運転者計測部101から出力されたデータ又は運転者信号処理部102から出力された数値化された信号が、運転者の生理的な指標としての生体情報及び行動的な指標としての行動情報を示すものである場合には、モデル内容が「生態情報・行動情報からの推定モデル」であるモデル式として「v=f(αX,βY,δZ)」を選択して運転者状態推定部104に出力する。このモデル式における、α、β、δはモデル式を特徴付ける定数であり、X、Y、Zはそれぞれの定数に対応する数値化された信号(運転者信号処理部102から出力される)を示している。
【0022】
運転者状態推定部104は、運転者計測部101が取得したデータを信号処理した結果としての生体情報に基づいて、運転者の生理状態を推定する部分である。より具体的には、運転者状態推定部104は、運転者モデル選択部103が選択して出力するモデル式と、運転者信号処理部102が出力する数値化された信号とに基づいて、運転者の生理状態を推定する。例えば、運転者モデル選択部103が出力したモデル式が「v=f(αX,βY,δZ)」であって、運転者信号処理部102が出力した信号が「(X,Y,Z)=(x,y,z)」の場合には、(x,y,z)を代入して「v」を算出する。この算出された「v」は運転者の覚醒度(生理状態)を示す数値であって、その値によって運転者の覚醒度を推定できる。運転者状態推定部104は推定した運転者の覚醒度を示す情報を表示部120に出力する。
【0023】
同乗者計測部111は、同乗者のデータを取得する部分である。より具体的には、同乗者計測部111は、同乗者の脈拍、心拍、瞬きの頻度、皮膚インピーダンス、呼吸数、及び体温といった生理的な指標を示すデータと、同乗者の視線、表情、及び体の動きといった行動的な指標を示すデータをセンシングして電気信号として取得する部分である。同乗者計測部111は、電気信号として取得したデータを同乗者信号処理部112に出力する。また、同乗者計測部111は、このデータを同乗者モデル選択部113にも出力する。
【0024】
同乗者信号処理部112は、同乗者計測部111から出力されたデータを信号処理する部分である。同乗者信号処理部112は、出力されたデータをそのデータの性質に応じて信号処理し、そのデータの特性を表現できる数値を解析する。例えばこの数値としては、周波数解析結果を示す数値、所定時刻における信号値、所定時間内における平均の信号値などがある。この所定時刻とは、同乗者の状態を推定する時刻からm(秒、分)前の時刻である。同乗者信号処理部112は、信号処理を行って数値化された信号を同乗者状態推定部114に出力する。また、同乗者信号処理部112は、この数値化された信号を同乗者モデル選択部113にも出力する。
【0025】
同乗者モデル選択部113は、同乗者計測部111から出力されたデータ又は同乗者信号処理部112から出力された数値化された信号に基づいて、モデル情報格納部150に格納されているモデル式を選択する部分である。より具体的には、同乗者モデル選択部113は、出力されたデータ又は信号に適合するモデル式を選択して同乗者状態推定部114に出力する。
【0026】
より具体的には、同乗者モデル選択部113は、同乗者計測部111から出力されたデータ又は同乗者信号処理部112から出力された数値化された信号が、同乗者の生理的な指標としての生体情報を示すものである場合には、モデル内容が「生体情報からの推定モデル」であるモデル式として「w=f(αX,βY,δZ)」を選択して同乗者状態推定部114に出力する(図3(B)参照)。このモデル式における、α、β、δはモデル式を特徴付ける定数であり、X、Y、Zはそれぞれの定数に対応する数値化された信号(同乗者信号処理部112から出力される)を示している。
【0027】
また、同乗者モデル選択部113は、同乗者計測部111から出力されたデータ又は信号が、同乗者の行動的な指標としての行動情報を示すものである場合には、モデル内容が「行動情報からの推定モデル」である「w=f(αX,βY,δZ)」を選択して出力する。
【0028】
また、同乗者モデル選択部113は、同乗者計測部111から出力されたデータ又は信号が、同乗者の生態情報及び行動情報を示すものである場合には、モデル内容が「生体情報・行動情報からの推定モデル」である「w=f(αX,βY,δZ)」を選択して出力する。
【0029】
同乗者状態推定部114は、同乗者計測部111が取得したデータを信号処理した結果としての生体情報及び動作情報に基づいて、同乗者の心理状態を推定する部分である。より具体的には、同乗者状態推定部114は、同乗者モデル選択部113が選択して出力するモデル式と、同乗者信号処理部112が出力する数値化された信号とに基づいて、同乗者の心理状態を推定する。例えば、同乗者モデル選択部113が出力したモデル式が「w=f(αX,βY,δZ)」であって、同乗者信号処理部112が出力した信号が「(X,Y,Z)=(x’,y’,z’)」の場合には、(x’,y’,z’)を代入して「w」を算出する。この算出された「w」は同乗者の意図(心理状態)を示す数値であって、その値によって同乗者の意図を推定できる。この意図は、同乗者が運転者の覚醒度を確認したいという意図の強さを表している。従って、同乗者が運転者の動作に不安を感じて、運転者の覚醒度を確認したいという欲求が高まれば、この意図は強くなる。同乗者状態推定部114は推定した同乗者の心理状態を示す情報を表示可否決定部121に出力する。
【0030】
表示可否決定部121は、同乗者状態推定部114が推定した同乗者の心理状態に基づいて、運転者の生理状態を示す状態情報を表示するか否かを決定する部分である。より具体的には、表示可否決定部121は、同乗者状態推定部114から出力される情報を、閾値処理や隠れマルコフモデルによる状態推移の判定処理等によって処理し、同乗者が運転者の生理状態を確認しようとする意図があるかどうかを判断する。表示可否決定部121は、同乗者が運転者の生理状態を確認しようとする意図があると判断すれば、運転者の生理状態を示す情報(運転者の覚醒度を示す情報)を表示するように指示する情報を表示部120に出力する。
【0031】
表示部120は、運転者状態推定部104から出力される運転者の覚醒度を示す状態情報を、表示可否決定部121から出力される指示情報に基づいて表示する部分である。この状態情報としては、「ちょっと眠くなっています」といった文字情報でも、運転者の状態をシンボル表示する図形情報でもよい。
【0032】
引き続いて、状態表示装置10の動作について図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。運転者計測部101が運転者の状態を計測して運転者のデータを取得する(ステップS01、第1取得ステップ)。運転者計測部101が取得したデータは運転者信号処理部102及び運転者モデル選択部103に出力される。
【0033】
運転者信号処理部102は、運転者計測部101から出力されたデータを信号処理して数値化された信号を生成する(ステップS02、第1取得ステップ)。運転者信号処理部102は生成した信号を運転者状態推定部104及び運転者モデル選択部103に出力する。
【0034】
運転者モデル選択部103は、運転者計測部101から出力されたデータ又は運転者信号処理部102から出力された信号に基づいて、モデル情報格納部150に格納されているモデル式を選択する(ステップS03)。運転者モデル選択部103は選択したモデル式を運転者状態推定部104に出力する。
【0035】
運転者状態推定部104は、運転者信号処理部102から出力される信号と運転者モデル選択部103から出力されるモデル式とに基づいて、運転者の生理状態(覚醒度)を推定する(ステップS04、第1推定ステップ)。運転者状態推定部104は推定した生理状態(覚醒度)を表示部120に出力する(ステップS05)。
【0036】
運転者計測部101の計測の開始に合せて、同乗者計測部111が同乗者の状態を計測して同乗者のデータを取得する(ステップS11、第2取得ステップ)。同乗者計測部111が取得したデータは同乗者信号処理部112及び同乗者モデル選択部113に出力される。
【0037】
同乗者信号処理部112は、同乗者計測部111から出力されたデータを信号処理して数値化された信号を生成する(ステップS12、第2取得ステップ)。同乗者信号処理部112は生成した信号を同乗者状態推定部114及び同乗者モデル選択部113に出力する。
【0038】
同乗者モデル選択部113は、同乗者計測部111から出力されたデータ又は同乗者信号処理部112から出力された信号に基づいて、モデル情報格納部150に格納されているモデル式を選択する(ステップS13)。同乗者モデル選択部113は選択したモデル式を同乗者状態推定部114に出力する。
【0039】
同乗者状態推定部114は、同乗者信号処理部112から出力される信号と同乗者モデル選択部113から出力されるモデル式とに基づいて、同乗者の心理状態(意図)を推定する(ステップS14、第2推定ステップ)。同乗者状態推定部114は推定した心理状態(意図)を表示可否決定部121に出力する。
【0040】
表示可否決定部121は同乗者状態推定部114から出力された同乗者の心理状態から、同乗者が運転者の状態を知りたがっているか否かを判断する(ステップS15、決定ステップ)。同乗者が運転者の状態を知りたがっている判断すれば、表示可否決定部121は表示部120に対して、運転者状態推定部104から出力される運転者の生理状態を示す情報を表示するように指示する(ステップS16、表示ステップ)。
【0041】
本実施形態の作用効果について説明する。運転者計測部101及び運転者信号処理部102が取得した運転者の生体情報及び行動情報の少なくとも一方に基づいて、運転者状態推定部104が運転者の生理状態を表示するための状態情報を生成するので、運転者の生理状態を表示するための情報を取得できる。同乗者計測部111及び同乗者信号処理部112が取得した同乗者の生体情報及び行動情報の少なくとも一方に基づいて、同乗者状態推定部114が同乗者の心理状態を推定するので、同乗者の意図を把握できる。表示可否決定部121は同乗者状態推定部114の推定結果に基づいて、状態情報の表示可否を決定するので、同乗者が運転者の状態を知りたいという意図を持ったときに状態情報を表示できる。従って、運転者の状態情報は同乗者が必要としたときに表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態である状態表示装置の構成を示した図である。
【図2】図1の運転者信号処理部の動作を説明するための図である。
【図3】図1のモデル情報格納部に格納される情報の例を示した図である。
【図4】本発明の実施形態である状態表示装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0043】
10…状態表示装置、101…運転者計測部、102…運転者信号処理部、103…運転者モデル選択部、104…運転者状態推定部、111…同乗者計測部、112…同乗者信号処理部、113…同乗者モデル選択部、114…同乗者状態推定部、121…表示可否決定部、120…表示部。
【出願人】 【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地
【出願日】 平成16年5月12日(2004.5.12)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹

【識別番号】100089978
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 辰也

【公開番号】 特開2005−323691(P2005−323691A)
【公開日】 平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願番号】 特願2004−142741(P2004−142741)