| 【発明の名称】 |
コントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】杉浦 透 【住所又は居所】東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社トプコン内
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| 【要約】 |
【課題】被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示することで、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができ、また前記被検者の術前及び術後の視機能の経過も直接的に視認することができるコントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラムを提供する。
【解決手段】コントラスト感度検査の結果情報を、コントラスト感度と空間周波数とを軸とする座標上に結線表示し、被検者の年齢情報を基に、正常者のコントラスト感度検査の結果情報を示す正常範囲情報を正常範囲画像として前記座標上に重ねて表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検者の年齢情報と、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報及び当該検査を実施した検査日とを入力する入力手段と、 コントラスト感度と空間周波数とを軸とする座標で構成されるテンプレートと、年齢毎に関連付けられた正常者のコントラスト感度検査の結果情報を示す正常範囲情報とを記憶する記憶手段と、 表示手段に前記テンプレートを表示させ、前記入力手段によって入力された前記コントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に結線表示させ、前記入力手段によって入力された前記年齢情報を基に前記テーブルを参照して、前記被検者の年齢に応じた正常範囲情報を前記座標上に表示させると共に、前記被検者の検査日毎のコントラスト感度検査の結果情報を前記記憶手段に記憶する制御手段とを有することを特徴とするコントラスト感度検査支援システム。 【請求項2】 前記制御手段は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が前記記憶手段に記憶されていた場合に、前記被検者のコントラスト感度検査の検査日に基づき、複数の前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に検査日毎に識別可能に結線表示させることを特徴とする請求項1に記載のコントラスト感度検査支援システム。 【請求項3】 前記制御手段は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が前記記憶手段に記憶されていた場合に、前記入力手段によって入力された前記被検者のコントラスト感度検査の検査日及び前記被検者の手術日に基づき、前記検査日が前記手術日の前であるか後であるかによって前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に識別可能に結線表示させることを特徴とする請求項1に記載のコントラスト感度検査支援システム。 【請求項4】 被検者の年齢情報と、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報及び当該検査を実施した検査日との入力を受け付ける入力受け付け過程と、 コントラスト感度と空間周波数とを軸とする座標で構成されるテンプレートを表示手段に表示し、入力された前記コントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に結線表示する第1の表示過程と、 前記入力受け付け過程で入力された前記年齢情報を基に、年齢毎に関連付けられた正常者のコントラスト感度検査の結果情報を示す正常範囲情報を参照して、前記被検者の年齢に応じた正常範囲情報を前記座標上に表示する第2の表示過程と、 前記被検者の検査日毎のコントラスト感度検査の結果情報を記憶手段に記憶する記憶過程とをコンピュータに機能させることを特徴とするコントラスト感度検査支援プログラム。 【請求項5】 前記第1の表示過程は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が記憶されていた場合に、前記被検者のコントラスト感度検査の検査日に基づき、複数の前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に検査日毎に識別可能に結線表示することを特徴とする請求項4に記載のコントラスト感度検査支援プログラム。 【請求項6】 前記第1の表示過程は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が記憶されていた場合に、入力された前記被検者のコントラスト感度検査の検査日及び前記被検者の手術日に基づき、前記検査日が前記手術日の前であるか後であるかによって前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に識別可能に結線表示させることを特徴とする請求項4に記載のコントラスト感度検査支援プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 コントラスト感度検査は、明るさの微妙な違いを識別する能力を計測する検査である。 また、コントラスト感度検査は、白内障等の矯正手術前と手術後に検査をし、視機能の回復度の確認に用いられるため、術前と術後のコントラスト感度検査の結果は比較検討されることが多い。 【0003】 従来のコントラスト感度検査の検査方法を以下に説明する。 【0004】 まず、検者は、縞の幅及びコントラストを変化させた指標を準備する。この指標は、空間周波数について5種類(1.5,3,6,12,18(cyc/deg))で5列(A列〜E列)、域値前後のコントラストでおよそ0.2対数単位ごとに8段階(ゼロコントラスト=BLANKを入れると9段階)に並べたものが用いられる。 【0005】 実際には、検査室の照明を消し、暗室状態で検査を行う。視標の両側のハロゲンランプを点灯させて、夜間に正面から対向車のヘッドライトが当たっている状態をつくり、この状況下でのコントラスト感度を検査する。 【0006】 そして、検者は、A列を構成する指標のうち、コントラストの高い方から順番に被検者に見てもらい、それぞれの指標の縞模様が右、左、上の、どの方向に向いているかを質問する。このようにして、被検者が最初に間違った指標、又は、判別できなくなった指標に付された番号をコントラスト感度検査用の用紙に記入する。続いてB列、C列、D列、E列と計5つの空間周波数について同じように記入する。 【0007】 ここで、前記コントラスト感度検査用の用紙は、図10に示すように、患者情報(被検者情報)として、患者ID、患者氏名を記入する欄と、検者を記入する欄と、横軸に空間周波数、縦軸にコントラスト感度をとったグラフが記載された用紙であり、前記グラフの座標内には被検者のA列〜E列におけるコントラスト感度検査の結果をプロットするためのスケールが記載されている。また、当該用紙には、検査結果として正常な範囲が予め図形表示されており、この表示は被検者の年齢によって形状が異なっている。すなわち、コントラスト感度検査にあたって、検者は、被検者の年齢に応じたコントラスト感度検査用の用紙を用意し、当該用紙に予め記載された正常な範囲表示と、プロットした検査結果とを見比べて、被検眼のコントラスト感度検査について診断していた。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 近年では、眼科医療診断を支援するために、眼科用電子カルテシステムが数多く提案されている。しかしながら、提案されている眼科用電子カルテシステムにおいては、上記のようなコントラスト感度検査の結果を入力する機能は導入されていなかった。 【0009】 本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示することで、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができ、また前記被検者の術前及び術後の視機能の経過も直接的に視認することができるコントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラムを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係るコントラスト感度検査支援システムは、被検者の年齢情報と、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報及び当該検査を実施した検査日とを入力する入力手段と、コントラスト感度と空間周波数とを軸とする座標で構成されるテンプレートと、年齢毎に関連付けられた正常者のコントラスト感度検査の結果情報を示す正常範囲情報とを記憶する記憶手段と、表示手段に前記テンプレートを表示させ、前記入力手段によって入力された前記コントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に結線表示させ、前記入力手段によって入力された前記年齢情報を基に前記テーブルを参照して、前記被検者の年齢に応じた正常範囲情報を前記座標上に表示させると共に、前記被検者の検査日毎のコントラスト感度検査の結果情報を前記記憶手段に記憶する制御手段とを有することを特徴とする。 【0011】 このような構成とすることにより、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示するようにしたので、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができる。 【0012】 上記課題を解決するための、請求項2記載の発明に係るコントラスト感度検査支援システムは、請求項1に記載のコントラスト感度検査支援システムにおいて、前記制御手段は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が前記記憶手段に記憶されていた場合に、前記被検者のコントラスト感度検査の検査日に基づき、複数の前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に検査日毎に識別可能に結線表示させることを特徴とする。 【0013】 このような構成とすることにより、被検者の視機能の経過を、正常範囲に照らして直接的に視認することができるので、前記被検者の視機能診断を良好に支援することができる。 【0014】 上記課題を解決するための、請求項3記載の発明に係るコントラスト感度検査支援システムは、請求項1に記載のコントラスト感度検査支援システムにおいて、前記制御手段は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が前記記憶手段に記憶されていた場合に、前記入力手段によって入力された前記被検者のコントラスト感度検査の検査日及び前記被検者の手術日に基づき、前記検査日が前記手術日の前であるか後であるかによって前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に識別可能に結線表示させることを特徴とする。 【0015】 このような構成とすることにより、被検者の術前及び術後の視機能の経過も正常範囲に照らして直接的に視認することができるので、前記被検者の視機能診断を良好に支援することができる。 【0016】 上記課題を解決するための、請求項4記載の発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムは、被検者の年齢情報と、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報及び当該検査を実施した検査日との入力を受け付ける入力受け付け過程と、コントラスト感度と空間周波数とを軸とする座標で構成されるテンプレートを表示手段に表示し、入力された前記コントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に結線表示する第1の表示過程と、前記入力受け付け過程で入力された前記年齢情報を基に、年齢毎に関連付けられた正常者のコントラスト感度検査の結果情報を示す正常範囲情報を参照して、前記被検者の年齢に応じた正常範囲情報を前記座標上に表示する第2の表示過程と、前記被検者の検査日毎のコントラスト感度検査の結果情報を記憶手段に記憶する記憶過程とをコンピュータに機能させることを特徴とする。 【0017】 従って、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示するようにしたので、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができるので、前記被検者の視機能診断を良好に支援することができる。 【0018】 上記課題を解決するための、請求項5記載の発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムは、請求項4に記載のコントラスト感度検査支援プログラムにおいて、前記第1の表示過程は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が記憶されていた場合に、前記被検者のコントラスト感度検査の検査日に基づき、複数の前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に検査日毎に識別可能に結線表示することを特徴とする。 【0019】 従って、被検者の視機能の経過を、正常範囲に照らして直接的に視認することができるので、前記被検者の視機能診断を良好に支援することができる。 【0020】 上記課題を解決するための、請求項6記載の発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムは、請求項4に記載のコントラスト感度検査支援プログラムにおいて、前記第1の表示過程は、前記被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が記憶されていた場合に、入力された前記被検者のコントラスト感度検査の検査日及び前記被検者の手術日に基づき、前記検査日が前記手術日の前であるか後であるかによって前記被検者のコントラスト感度検査の結果情報を前記座標上に識別可能に結線表示させることを特徴とする。 【0021】 従って、被検者の術前及び術後の視機能の経過も正常範囲に照らして直接的に視認することができるので、前記被検者の視機能診断を良好に支援することができる。 【発明の効果】 【0022】 以上説明したように、本発明に係るコントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラムによれば、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示するようにしたので、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができ、また前記被検者の術前及び術後の視機能の経過も直接的に視認することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 以下、本発明に係るコントラスト感度検査支援システム及びコントラスト感度検査支援プログラムの一実施形態について、図を参照して説明する。 【0024】 図1は、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態における構成を示す図である。なお、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムは、公知のいわゆる電子カルテシステムを利用した構成である。図1に示すように、本実施形態におけるコントラスト感度検査支援システムは、患者(被検者)の電子カルテの作成及び電子カルテの管理を行うサーバ1と、使用者(検者、例えば医師)が所定の被検者の電子カルテを呼び出すために入力を行う入力手段4及び当該被検者の電子カルテを閲覧する表示手段3を備えた端末2とがネットワーク3によって接続されてなる。端末2は、各医師の診察室や検査技師が用いる検査室に設置されている。すなわち、端末2は、各使用者が専ら電子カルテ画面を閲覧する場所に設けられているものとする。 【0025】 端末2は、被検者の年齢情報を含む患者情報と、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報及び当該検査を実施した検査日とを入力するための入力手段4と、コントラスト感度と空間周波数とを軸として構成されるテンプレート及びそのテンプレート上に前記コントラスト感度検査の結果情報を画面表示するための表示手段3を備え、入力手段4によって入力された各種情報をサーバ1に送信したり、サーバ1から送信された各種情報を表示手段3に表示する制御手段としてのCPU21を内蔵している。つまり、このCPU21は、サーバ1のCPU11からの要求を受けて、サーバ1から送信された各種情報を表示手段3に表示したり、入力手段4によって入力された各種情報をサーバ1のCPU11に送信して各種処理を要求するように機能する。 【0026】 サーバ1には、CPU11と、記憶手段12と、ROM13と、RAM14とが設けられ、CPU11は、サーバ1自体の制御及び端末2に対する制御を行う制御手段を構成している。前記CPU21及びCPU11が、本請求項にいう制御手段に該当する。 【0027】 また、記憶手段12は、例えばハードディスク等の装置であり、当該記憶手段12には、前記テンプレート及びテーブルと、過去に端末2から送信された患者情報とが記憶され、データベースとして管理されている。 【0028】 ここで、前記テンプレートは、患者情報及び被検眼のコントラスト感度検査の結果情報を入力するための欄が画成された画像情報である。すなわち、使用者が入力手段4を用いて患者情報及び被検眼のコントラスト感度検査の結果情報を入力するための入力画面を表示手段3に表示する際にCPU11が参照する画像情報である。 【0029】 また、公知の電子カルテシステムにおいては、各検査を実施することによって得た検査結果情報を入力し、管理するためのテンプレートが検査毎にその仕様を異ならせて記憶手段12に記憶されている。従って、本発明にいうテンプレートは、様々な検査についてそれぞれ用意されたテンプレートのうちの、コントラスト感度検査によって得られた検査結果情報を入力し、管理するためのテンプレートについて述べている。 【0030】 また、前記テーブルは、前記テンプレート上に画像表示される正常範囲が被検者の年齢について個々に設定された画像情報である。例えば、「21歳〜30歳の正常な被検者についての空間周波数とコントラスト感度との関係を示す画像情報」として、被検者の年齢毎に正常な範囲を示す画像情報が記憶されている。このテーブルが本請求項にいうテーブルである。 【0031】 さらに、ROM13には、公知の電子カルテプログラム及び本実施形態によって機能するコントラスト感度検査支援プログラム等が記憶され、ROM13に記憶されたコントラスト感度検査支援プログラムが起動されると、このコンピュータシステムは、本発明のコントラスト感度検査支援システムの一実施形態として動作する。 【0032】 RAM14は、サーバ1と端末2との間で授受された各種情報を一時的に記憶する手段として機能する。このRAM14の機能は、例えば、CPU21からの要求に応じて、記憶手段12に記憶された所定の被検者の過去のコントラスト感度検査の結果情報が端末2に送信される際に、CPU11によって当該情報を一時的に記憶する機能である。 【0033】 従って、ROM13に記憶されたコントラスト感度検査支援プログラムは、本発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムの一実施形態に相当する。また、本発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムがCD−ROM等に記録されてもよいし、当該コントラスト感度検査支援プログラムがコンピュータシステムのハードディスク内にインストールされた状態のハードディスクも、本発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムを記録した記録媒体の一態様に相当する。 【0034】 次に、このように構成された本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの動作について、図2を中心に参照して以下に説明する。なお、この説明においては、本発明に係るコントラスト感度検査支援プログラムの動作も同様である。 【0035】 図2は、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態における動作を示すフローチャートである。また、図3〜12は、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示されるコントラスト感度検査の入力画面及び表示画面を示す図であり、特に、図5、図7及び図9は、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示されるコントラスト感度検査の結果画面を示す図である。 【0036】 まず、診察室に設置された端末2の入力手段4を使用者(例えば医師)が用いることによって、ROM13に記憶された電子カルテシステムがCPU11及びCPU21によって起動されると、電子カルテ受け付け画面が表示手段3に表示され、その画面内の検査項目欄のコントラスト感度検査項目を選択すると、当該項目が選択されたことをCPU21がCPU11に送信し、CPU11が記憶手段12からテンプレートを含む入力画面情報を読み出す(S1)。 【0037】 その後、CPU11から入力画面情報が送信されたことを受けて、CPU21が表示手段3に入力画面(図3参照)を表示する(S2)。 【0038】 表示手段3に入力画面が表示されたことを受けて、使用者は、入力手段4を用いて、検査結果を入力する対象の被検者の患者情報を入力する。このとき、本発明に係るコントラスト感度検査支援システムを有効に機能させるためには、入力される患者情報には、被検者のID及び氏名だけでなく、年齢及び検査日が含まれていなければならない。従って、CPU11は、当該患者情報が入力手段4によって入力され、その入力をCPU21が検知し、CPU21から当該患者情報が入力された旨の信号を受信したか否かを判定し(S3)、患者情報が入力されていれば(S3−Yes)、その入力された患者情報に年齢が含まれているか否かを判定する(S4)。 【0039】 そして、CPU11は、図3に示すように、年齢が入力手段4によって入力され、その入力をCPU21が検知し、CPU21から年齢が入力された旨の信号を受信することによって、年齢が入力されたと判定されれば(S4−Yes)、その被検者の検査日が患者情報に含まれているか否かを判定する(S5)。 【0040】 被検者の検査日が患者情報に含まれているか否かの判定については、検査日が入力されていれば(S5−Yes)、CPU11は、テンプレート上に検査結果の入力を受け付ける入力受け付け過程となり、そこで入力された各検査結果情報を表示手段3に表示させる(S6)。ここで、前記検査日は、検査日時だけではなく、検査時間も含まれることが望ましい。 【0041】 また、前記入力受け付け過程では、入力手段4として、マウス等のポインティングデバイスを使用者が用いて、座標上にプロットすることにより、そのプロットした座標をCPU21が認識し、プロットされた各点を結線するために構成される座標上の点情報をCPU21が作成して、その作成した座標情報を表示手段3に対して送信することにより行われる。例えば、当該被検者の検査結果情報が、「A列で6、B列で6、C列で7、D列で8」だった場合、使用者は、A列のスケールの6、B列のスケールの6、C列のスケールの7及びD列のスケールの8に入力手段4を用いてプロットし、その入力を受けて、図4に示すように、各列にプロットされた点をCPU21が表示手段3に対して結線表示させる。 【0042】 次に、CPU21は、コントラスト感度検査の結果情報をサーバ1に送信し、受信したCPU11が当該情報を記憶手段12に被検者毎及び検査日毎に記憶する(S7)。このとき、記憶手段12に記憶される情報は、被検者毎及び検査日毎のコントラスト感度検査の結果情報だけではなく、その結果情報がテンプレートに関連付けられた情報としてもよい。 【0043】 その後、CPU11は、入力手段4によって入力された被検者について、過去にコントラスト感度検査の結果情報が記憶されているか否かを記憶手段12に対して検索する(S8)。 【0044】 記憶手段12に当該被検者のコントラスト感度検査の結果情報が記憶されていなかった場合(S8−No)、CPU11は、入力された当該被検者の年齢に応じた正常範囲情報を記憶手段12のテーブルを参照して読み出す(S9)。 【0045】 その後、CPU11は、読み出された正常範囲情報をCPU21に送信する。 【0046】 当該情報を受信したCPU21は、その情報を前記テンプレートの座標上に結線表示されたコントラスト感度検査の結果情報に重ねて表示(図5参照)するように表示手段3に指示する(S10)。 【0047】 一方、当該被検者のコントラスト感度検査の結果情報が過去に記憶されているか否かを記憶手段12に対して検索した結果、記憶手段12に過去のコントラスト感度検査の結果情報があった場合(S8−Yes)には、CPU11が、さらに、記憶手段12に当該被検者の手術日が記憶されているか否かを検索する(S11)。 【0048】 そして、当該被検者の手術日が記憶手段12に記憶されていなかった場合(S11−No)、2つ以上の検査日の結果情報を得ているので、図6に示すように、CPU11は、前記座標上において、コントラスト感度検査の結果情報が各検査日毎に識別可能となるように表示手段3に表示させると共に、各検査日の表示を「検査日表示欄」として表示させる。この図6では、2003年12月5日をコントラスト感度検査の検査日とする結果情報のグラフと、記憶手段12に記憶されていた当該患者の2003年12月1日におけるコントラスト感度検査の結果情報のグラフと、各検査日における結果情報のグラフを識別するための検査日表示欄とが表示されていることを示している。 【0049】 なお、前記テンプレートに識別可能に表示する方法は、実線や破線等の線種を区別して表示する方法や各線の色を区別する方法が採用される。そして、CPU11は、入力された当該被検者の年齢に応じた正常範囲情報を記憶手段12から検索して読み出す。 【0050】 ここで、コントラスト感度検査の結果情報が各検査日毎に識別可能となるようにするために、本発明では例えば、識別可能な様々な線種や色の情報をROM13に予め記憶させておき、それら線種の情報を検査日の古い前記結果情報に対して順次関連付けるようにして行う。 【0051】 その後、CPU11は、読み出された正常範囲情報をCPU21に送信する。 【0052】 当該情報を受信したCPU21は、その情報を前記テンプレートの座標上に結線表示されたコントラスト感度検査の結果情報に重ねて表示(図7参照)するように表示手段3に指示する(S10)。 【0053】 他方、当該被検者の手術日が記憶手段12に記憶されていた場合(S11−Yes)、CPU11は、図8に示すように、記憶手段12に記憶された手術日をテンプレート上に「手術日表示欄」として表示させる。 【0054】 また、手術日及び2つ以上の検査日の結果情報を得ているので、手術日の前後関係に応じて各検査日のコントラスト感度検査の結果情報をテンプレート上に区別して表示手段3に表示させると共に、各検査日の表示を「検査日表示欄」として表示させる。 【0055】 従って、図8では、2003年12月5日をコントラスト感度検査の検査日とする結果情報のグラフと、記憶手段12に記憶されていた当該患者の2003年12月1日におけるコントラスト感度検査の結果情報のグラフと、各検査日における結果情報のグラフを識別するための検査日表示欄と、2003年12月3日を手術日とする手術日表示欄が表示されていることを示している。 【0056】 なお、前記テンプレートに識別可能に表示する方法は、実線や破線等の線種を区別して表示する方法や各線の色を区別する方法が採用される。そして、CPU11は、入力された当該被検者の年齢に応じた正常範囲情報を記憶手段12から検索して読み出す。 【0057】 ここで、コントラスト感度検査の結果情報が各検査日毎に識別可能となるようにするために、本発明では例えば、識別可能な様々な線種や色の情報をROM13に予め記憶させておき、それら線種の情報を手術日の前後関係に対して前記結果情報に順次関連付けるようにして行う。 【0058】 その後、CPU11は、読み出された正常範囲情報をCPU21に送信する。 【0059】 当該情報を受信したCPU21は、その情報を前記テンプレートの座標上に結線表示されたコントラスト感度検査の結果情報に重ねて表示(図9参照)するように表示手段3に指示する(S10)。 【0060】 以上のように、本発明では、被検眼のコントラスト感度検査の結果情報に対して、当該被検者の年齢に基づいた正常範囲を同一画面に重ねて表示するようにしたので、正常範囲に対する前記結果情報を検者が直接的に視認することができ、また、前記被検者の術前及び術後の視機能の経過も直接的に視認することができる。 【0061】 以上で説明した構成は、本発明の実施形態の一例に過ぎない。従って、本発明の意味する範囲内における構成の各種の変形や変更、追加を適宜施すことが可能である。 【0062】 例えば、本実施形態においては、被検者の同一眼の視機能の経過について使用者が直接的に視認でき、前記被検者の同一眼の視機能の診断を良好に支援する構成に限定されるものではない。すなわち、前記被検者の両眼についてコントラスト感度検査の結果情報を本発明に適用し、前記被検者の両眼の視機能のバランスについても、経過とは関係なく診断支援を行うことができる。 【0063】 また、本実施形態において結線表示されたコントラスト感度検査の結果情報と正常範囲を示す画像とのグラフ上の位置関係に基づいて可能な範囲内で病名等を特定することによって診断支援を行う手段を付加することも可能である。具体的には、結線表示された複数のコントラスト感度検査の結果情報同士の間隔から病名を特定したり、結線表示されたコントラスト感度検査の結果情報が正常範囲を示す画像からどの程度離れているかによって病名を特定したりすることで、さらに有効な診断支援をすることができる。 【0064】 また、本実施形態では、ネットワーク接続されたサーバ1のCPU及び端末2のCPU21を制御手段としたが、本発明における制御手段はこのような構成に限られるものではなく、1つの制御手段によってサーバ1と端末2とが機能(例えば、サーバ1と端末2とが一体化)する形態を採用してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0065】 【図1】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態における構成を示す図。 【図2】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態における動作を示すフローチャート。 【図3】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図4】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図5】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図6】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図7】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図8】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図9】本発明に係るコントラスト感度検査支援システムの一実施形態において表示手段に表示される画面を示す図。 【図10】従来のコントラスト感度検査に用いられる検査結果記入用紙を示す図。 【符号の説明】 【0066】 1 サーバ 2 端末 3 表示手段 4 入力手段 5 受付端末 11 CPU 12 記憶手段 13 ROM 14 RAM 21 CPU
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| 【出願人】 |
【識別番号】000220343 【氏名又は名称】株式会社トプコン 【住所又は居所】東京都板橋区蓮沼町75番1号
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| 【出願日】 |
平成16年3月30日(2004.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081411 【弁理士】 【氏名又は名称】三澤 正義
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| 【公開番号】 |
特開2005−278942(P2005−278942A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−98373(P2004−98373) |
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