| 【発明の名称】 |
画像生成方法または画像生成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】及川 道雄 【住所又は居所】神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所内
【氏名】武田 晴夫 【住所又は居所】神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮影手段により撮影された撮影対象に対する複数の画像データを取得するステップと、 前記画像データのマッチングを行い、前記画像間における前記撮影対象の撮影位置のずれ量を検出する検出ステップと、 前記検出したずれ量に基づいて複数の画像データから新たな画像を生成する生成ステップとを有することを特徴とする画像生成方法。 【請求項2】 前記画像データは、複数の3次元データを有しており、 前記検出ステップは、前記撮影対象の所定の領域における前記画像間の3次元データを比較し、前記比較した3次元データの対応関係に基づいて前記撮影位置のずれ量を検出することを特徴とする請求項1記載の画像生成方法。 【請求項3】 前記生成ステップは、前記画像データ毎に、前記撮影対象の所定の領域に含まれる3次元データから所定の座標位置の新たな3次元データを生成することを特徴とする請求項1または2記載の画像生成方法。 【請求項4】 前記検出ステップは、前記画像の画素単位より細かい位置ずれを検出し、 前記生成ステップは、前記取得した画像の解像度より高精細な画像を生成することを特徴とする請求項3記載の画像生成方法。 【請求項5】 前記生成ステップは,上記の検出した位置ずれ量をもとに,いずれか一つの画像データが有する複数の3次元データと、前記複数の3次元データを含む領域に含まれる他の画像データの3次元データとを用いて計算し、新たな3次元データを生成することを特徴する請求項3記載の画像生成方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、複数の画像データから新たな画像を生成する方法または装置であって、特に、MRIなどの断層像撮影装置により取得した複数の断層像を利用し、単純に撮影した断層像よりも高精細な断層像を生成する方法または装置に関する。 【背景技術】 【0002】 本発明に関連する従来技術として、以下の文献などが知られている。 衛星で撮影された画像やカメラで撮影された画像から、高精細な画像を生成する方法について述べられている。非特許文献1では、カメラの位置姿勢が既知として、複数の画像の重なる領域について近傍の画素値を利用し、元の画像の画素であるピクセルよりも細かいミクセル(model pixels)単位の高精細な画像を生成する方法が述べられている。特許文献1では、低分解能の入力画像を補間した画像にデコンボリューション処理を施すことにより、最初から高精細に撮影したような画像を生成する方法について述べられている。デコンボリューション処理を行う際に必要となるPSF(Point Spread Function)については、実測する方法と、パラメータから計算により求める方法が述べられている。 【0003】 【特許文献1】特開2001−43361号公報 【非特許文献1】P. Cheeseman, et al.「Super-Resolved Surface Reconstruction From Multiple Images」NASA Technical Report FIA-94-12(1994)。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 画像の表示装置に関する技術進歩により、大画面の表示環境が利用できるようになってきている。医療用の画像についても、大画面で表示したいという要望が存在する。しかしながら、現状の製品においては、MRIの画像の画素数は256×256ピクセル、CTの画素数は512×512ピクセルが一般的であり、大画面で表示するためには、より高精細な画像データを取得するということが必要となる。 【0005】 MRIはX線を利用していないため、患者に対して非侵襲という特性があるため、計測時間をかけることにより高精細化を達成することは可能である。一方、X線CTでも、被写体が人間でなく、エンジンなどの工業製品や、発掘された文化財、植物などであれば、計測時間をかけることは可能である。 【0006】 例えば、MRIにより3次元のボリュームデータを通常撮影できる分解能の2倍のデータを生成する方法について図3に示す。まず初期位置にてボリュームデータを撮影する(ステップ100)。図2(a)の22が撮影されたボリュームデータであると考える。次に撮影位置をx軸方向に1/2画素だけずらし(ステップ102)、他の撮影パラメータはそのままでボリュームデータを撮影する(ステップ104)。次は撮影位置をy軸方向に1/2画素だけずらし(ステップ106)、ボリュームデータを撮影する(ステップ108)。このとき撮影されたボリュームデータは図2(b)の24のようになる。同様にして撮影位置をx軸方向に-1/2画素ずらし(ステップ110)、ボリュームデータを撮影し(ステップ112)、さらに撮影位置をz軸方向に1/2画素ずらし(ステップ114)、ボリュームデータを撮影し(ステップ116)、撮影位置をy軸方向に-1/2画素ずらし(ステップ118)、ボリュームデータを撮影し(ステップ120)、撮影位置をx軸方向に1/2画素ずらし(ステップ122)、ボリュームデータを撮影し(ステップ124)、最後に撮影位置をy軸方向に1/2画素ずらし(ステップ126)、ボリュームデータを撮影する(ステップ128)。以上のように撮影された8つのボリュームデータを利用することにより、図2の20で示されるような、各ボリュームデータの2倍の分解能をもったボリュームデータを生成する(ステップ130)。 【0007】 しかしながら、上記のような方法においては、1/2画素ずらした撮影を精度よく行うことが難しいという課題が存在する。また、通常の計測時間に対して8倍の計測時間がかかってしまい,患者を長時間同じ姿勢にしておくことは困難であり、上記フローの中で、休憩を入れることが必要となる。すると、休憩後の撮影位置について、休憩前の位置に正確に合わせる必要があるが、完全に同じ位置に合わせることは困難である。 【課題を解決するための手段】 【0008】 複数の画像データを利用し、画像のずれを検出するステップと、画像のずれを利用して画像を生成するステップを設ける。 【発明の効果】 【0009】 画像データの生成を効率よく行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の画像生成に関する実施の形態を実施例を用いて説明する。 【実施例1】 【0011】 以下、実施例1について、図1に概要を示す。 【0012】 まず、MRIなどの断層像撮影手段1により、複数の断層像データ10〜12を撮影する。各断層像データは同一の対象(患者)を撮影したものであり、1枚の断層像でもかまわないが、ここでは3次元のデータ(ボリュームデータ)であると考える。また、各断層像データは撮影位置以外の撮影パラメータは同一であるものとし、時間的に連続して撮影されたものではなくてもよいものとする。 【0013】 次に、位置ずれ推定手段3により、各断層像データ間の位置ずれについて推定を行う。次に、推定された位置ずれから、各断層像データを用いて、高精細画像生成手段5により、元の断層像データよりも細かい解像度のデータとして、高精細断層像データ14を生成する。 【0014】 図6を用いて本実施例における画像生成装置の構成例を説明する。 【0015】 断層像撮影装置41は、少なくとも断層画像再構成部42と撮影データ記憶部43からなる。撮影データ記憶部43には、ボリュームデータ44などの、複数の断層像画像セットが記憶される。 【0016】 高精細断層像データ生成装置45では、複数のボリュームデータ44を利用し、元のデータよりも高解像度のボリュームデータを生成する。高精細断層像データ生成装置45は、ユーザからの入力を受付ける入力部46と画像表示部47を持ち、さらに、以下の要素から構成される。 【0017】 ボリュームデータ幾何変換部48は、断層像撮影装置41からのデータを利用して、ボリュームデータ44のうちの一つを基準として幾何変換を行った幾何変換後ボリュームデータ53を生成する。さらに、補間ボリュームデータ生成部49は、幾何変換後ボリュームデータ53から、補間後ボリュームデータ54を生成する。さらに、位置ずれ推定部50は、幾何変換後ボリュームデータ53と補間後ボリュームデータ54を用いて、高精細化テーブル55を作成する。高精細ボリュームデータ生成部51は幾何変換後ボリュームデータ、高精細化テーブルを利用し、高精細ボリュームデータ56を生成する。 ここで、高精細断層像データ生成装置ないで利用するデータは、データ記憶部52に記憶されているが、物理的にはことなる装置に記憶されていても構わない。逆に、断層像撮影装置41と高精細断層像データ生成装置は、物理的に同じ装置に実装されても構わない。 【0018】 図4のフローチャートに沿って、断層像データがボリュームデータである場合を例として、位置ずれ推定手段3について説明する。位置ずれ推定手段では、まず、断層像撮影手段により撮影された各ボリュームデータを元ボリュームデータとし、そのうちの一つのボリュームデータを基準ボリュームデータとする。各ボリュームデータは前述のように、時間的に連続して撮影したものではなく、サブボクセル(ボクセルはボリュームデータの画素、サブボクセルはボクセルよりも小さい画素)単位で位置をずらして撮影した場合を例として、説明する。そのため、断層像撮影時に、レーザマーカなどを用いて、ある程度の位置合わせは行うものの、位置ずれや、変形があることが考えられる。 【0019】 基準ボリュームデータ以外の各ボリュームデータについて処理を行う(ステップ200)。まず、基準ボリュームデータとその他の各ボリュームデータにおいて、およその対応点として、4点以上指定する(ステップ202)。このステップにおいては、比較する二つのボリュームデータの断面画像を並べて表示することにより、対応する血管の分岐点などを特徴点としておよその対応点を決めるなどの方法を用いればよい。 【0020】 次に、前記の対応関係を利用し、基準ボリュームデータに、その他のボリュームデータを合わせるように、アフィン変換により幾何変換を行うためのパラメータを求め、幾何変換ボリュームデータを生成する(ステップ204)。ここで、対応点は4点あれば、幾何変換パラメータを求めることが可能であるが、対応関係の誤差が最小となるような変換パラメータを求める方法をとれば、4点以上の対応点を用いても構わない。また、4点以上の対応点を利用し、非線形の幾何変換手法を用いても構わない。 【0021】 次に、さらに細かな対応付けを行うための準備を行うため、幾何変換ボリュームデータを、それぞれ目標とする高精細データと同じ分解能となるように補間を行い、補間後ボリュームデータを生成する(ステップ206)。このときの補間計算には、キュービックコンボリューションなどの高画質の補間方法を用いる。 【0022】 以上の処理を基準ボリュームデータ以外の各ボリュームデータについて行った後(ステップ200)、基準ボリュームデータについてもステップ206と同様に、目標とする高精細データと同じ分解能となるように補間を行い、補間後ボリュームデータを生成する(ステップ206)。 【0023】 続いて全ボリュームデータについて(ステップ210)、高精細化テーブルの計算を行う。各補間後ボリュームデータについて、基準とする補間後ボリュームデータと局所的なマッチングを求めることにより、オリジナルボリュームデータのボクセルより細かなサブボクセル単位の位置ずれを求め、対応位置を高精細化テーブルに記憶する(ステップ212)。局所的なマッチングについては、例えば、注目するボクセルを中心とした3×3×3ボクセル程度の大きさのブロックについて、5×5×5ボクセル程度の探索範囲において、相互相関関数を用いることにより、もっとも相関が高い位置を求める方法などを用いればよい。なお、マッチングをとるブロックの大きさや探索範囲は、オリジナルデータに対する補間後データの細かさや、画素数などに依存して適当に決めればよい。 【0024】 そして、高精細画像生成手段5において、ステップ212で生成した高精細化テーブルを利用し、高精細ボリュームデータを生成する(ステップ214)。 【0025】 図5、図7を用いて、図4のステップ212における高精細化テーブルの生成方法の一例を説明する。 【0026】 まず、高精細化テーブルについて説明する。高精細化テーブル30は、目標とする高精細ボリュームデータのボクセル数分のテーブル要素36を持ち,各テーブル要素はオリジナルの基準ボリュームデータと幾何変換後ボリュームデータを合せたボリュームデータセットの数であるN個分の記憶領域を持っているものとする。各テーブル要素には、テーブル要素の表わす高精細ボリュームデータのボクセル位置に対応する、オリジナルの基準ボリュームデータまたは幾何変換後ボリュームデータのボクセル位置を記憶する。そのため、例えば図9のように、各テーブル要素61は、オリジナルの基準ボリュームデータまたは幾何変換後ボリュームデータにおけるボクセル位置(整数値)62、高精細ボリュームデータ中の対応位置(小数値)63の記憶領域をN個持つものとする。 【0027】 高精細化テーブルの生成については、まず、上記のように用意した高精細化テーブルを初期化する(ステップ301)。例えば、各テーブル要素の値が入力されていない状態を示す値として、全て-1の値で初期化する。 【0028】 次に、オリジナルの基準ボリュームデータOのボクセル位置に対応する高精細化テーブル要素の基準ボリュームデータ用の記憶位置に、基準ボリュームデータOのボクセル位置を記憶する。例えば、基準ボリュームデータOのボクセル位置(1,1,0)(単位はボクセル)を、高精細化テーブル要素[2,2,0](図5中38、テーブル要素の位置は四角括弧で表わす)に記憶する。 【0029】 次に、基準ボリュームデータO以外のボリュームデータについて処理済みかチェックし(ステップ303)、全ボリュームデータについて高精細化テーブルに対応を記憶する。まず、対象とする幾何変換後ボリュームデータを選択する(ステップ304)。選択された幾何変換後ボリュームデータ(Aとする)の全ボクセルの対応づけが終了したら(ステップ305)、ステップ303へ戻る。対応づけが終了していない場合は、選択された幾何変換後ボリュームデータAのボクセル位置を順に選択する(ステップ306)。 【0030】 次に選択した幾何変換後ボリュームデータAに対応する補間後ボリュームデータA’において、選択したボクセル位置に対応する位置を決定する(ステップ307)。 【0031】 例えば、図8に示したボリュームデータの一部のように、幾何変換後ボリュームデータAを各軸2倍に補間した場合、幾何変換後ボリュームデータAのボクセル位置51が黒丸で表された位置、補間されたボクセル位置52が白丸で表された位置であるとする。例えば図中53の位置のボクセルは、幾何変換後ボリュームデータA中の位置(1,1,0)のボクセルが、補間後ボリュームデータA’中の位置[2,2,0]に対応していることになる。 【0032】 次に、現在選択しているボクセル位置について、補間後の基準ボリュームデータO’とのマッチング探索範囲内について(ステップ308)、マッチングの度合いを求める。 【0033】 まず、あらかじめ指定しておいたマッチング計算用のブロック範囲を、選択している補間後ボリュームデータA’中のボクセル位置の周囲に設定し、基準補間後ボリュームデータO’の対応するブロック位置を決定する(ステップ309)。このとき、基準ボリュームデータO’と、現在計算中のボリュームデータA’の位置関係は、図4のステップ204によりおよそ一致している状況であるはずなので、探索範囲は、例えば、数ボクセルずれた位置まででもよい。また、探索する際の位置ずらしステップは、高精細ボリュームデータのサブピクセル単位とし、例えば10分の1程度のステップでずらしながら探索するものとする。 【0034】 次にステップ309で求めた計算中の補間後ボリュームデータA’と基準補間後ボリュームデータO’のマッチング計算範囲について、相関値を求める(ステップ310)。全探索範囲において相関値を求めた後(ステップ308)、最も相関が高かった位置を選択する(ステップ311)。そして、その位置の情報を高精細化テーブルに設定する(ステップ312)。例えばこの時、計算中のボリュームデータAのボクセル位置(1,1,0)に対応する補間後ボリュームデータA’のボクセル位置(2,2,0)が、最も基準補間後ボリュームデータO’と相関が高い位置が(3.2, 2.3, 0.4)であったとするとき、高精細化テーブルのテーブル要素[3,2,0]の現在計算中のボリュームデータAを記憶する領域に、ボクセル位置:(1,1,0)、対応位置:(0.2, 0.3, 0.4)を格納する。 【0035】 現在計算中のボリュームデータAのボクセル位置全てに対する計算を終了したら(ステップ305)、ステップ303へ戻り、全ボリュームデータ分の計算が終了したら(ステップ303)、高精細化映像を生成する手順に進む。 【0036】 以上の方法により、目標とする高精細ボリュームデータを求めるための、各ボリュームデータセットの対応付けが求められたことになる。上記の実施例のように、補間後ボリュームデータを利用してマッチング計算を行うことにより、ボクセルの位置合わせの精度が向上できる。 【0037】 高精細ボリュームデータ生成手段の例を、図10を用いて説明する。説明を理解しやすくするために、2次元データを3つの2次元データを用いて高精細化する例を用い、オリジナルデータに対して、各軸2倍の高精細データを生成する場合を考える。 【0038】 まず、3つの2次元データのうち、一つを基準データO,残りをデータA,データBとする。高精細データのピクセル位置に対応する位置が図10の丸印(黒丸、白丸含む)で示されているとき、基準オリジナルデータOのピクセル位置は黒丸72で表わされる。次に、図1の位置ずれ推定手段3により、データAのピクセル位置が、高精細データにおいて対応する位置として、バツ印73で、データBのピクセル位置が三角印74で表わされているとする。 【0039】 ここで、高精細データのピクセル位置70[x,y]のピクセル値を求める例について説明する。このとき、ピクセル位置70の周囲の領域71内に存在するピクセル値を用いて補間計算を行うこととする。この領域71は、オリジナルデータに対してどれだけ高精細化するかによって、大きさを決めればよく、例えば、3倍の解像度の高精細データを生成するならば、注目ピクセルを中心とした一辺3ピクセルの長さの正方形範囲とするなどすればよい。また、3次元のボリュームデータの場合には、立方体領域を設定すればよい。 【0040】 図10の例の場合には、領域71内に存在する基準データOのピクセル72、75、76、77と、データAのピクセル73と、データBのピクセル74を用いて、位置70のピクセル値Vを求める。領域71内に存在するピクセルは、高精細化テーブルを調べることで見つける。この例では、[x,y-1]のテーブル要素にデータAの対応ピクセル情報が、[x,y]のテーブル要素にデータBの対応ピクセル情報が記憶されており、テーブル要素[x-1, y-1],[x+1,y-1],[x-1,y+1],[x+1,y+1]には基準データOの対応ピクセル情報が記憶されている。 【0041】 位置70のピクセル値の計算方法について説明する。例えば、基準データOの高精細化データに対応するピクセル72,75,76,77のピクセル値がそれぞれ、Vo1, Vo2, Vo3, Vo4とする。同様に、位置73に対応するデータAのピクセル値がVa、位置74に対応するデータBのピクセル値がVbとする。また、テーブル要素[x,y-1]に記憶されたデータAの対応位置情報が(xa,ya)、テーブル要素[x,y]に記憶されたデータBの対応位置情報が(xb,yb)であるとする。このとき、位置70のピクセル値Vは、位置70までの距離の逆数の比に応じた以下の式などにより求めれば良い。 【0042】 【数1】
【0043】 ここで、テーブル要素の対応位置情報が(0,0)のデータが1つのみ存在する場合には、そのピクセル値をVとし、複数存在する場合には、その平均をVとすればよい。 以上の方法を、3次元に拡張することにより、高精細ボリュームデータを求めることができる。 【0044】 以上で述べた実施例によれば、休憩を挟みながら、患者の負担を軽減しつつ、異なる時刻に撮影された断層像データであるボリュームデータを利用し、元のボリュームデータよりも高精細なボリュームデータを求めることが可能となる。また、X線CTを用いた非破壊検査などにおいても、一度計測したあとに、より高精細なデータが必要となった場合に、計測時間の短縮を図ることが可能である。 【0045】 また、患者の負担増加を最小限にしつつ、高精細の断層像を生成することが可能となり、より細かな部分の診断が可能となったり、大画面ディスプレイで表示する際のボケが低減し、複数人による同時の画像観察が行えるなどの効果がある。また、本発明によれば、断層像撮影装置自体に対する変更は必要なく、撮影された画像データを利用した後処理として実装することが可能であり、既導入施設に対しても適用することが容易となる。 【0046】 また、連続した長時間の撮影を行うことなく、高精細な画像を取得することを容易になる。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】本発明の実施例の概略図である。 【図2】位置をずらして撮影したボリュームデータと、それから生成される高精細のボリュームデータの関係を示した図である。 【図3】従来の方法により高精細なボリュームデータを生成するためのフローチャートである。 【図4】位置ずれ推定手段3の処理を説明するフローチャートである。 【図5】位置ずれ推定手段3により生成される高精細化テーブルの例である。 【図6】実施例1による装置構成の例である。 【図7】高精細化テーブルを作成する図4ステップ212の例である。 【図8】高精細化テーブルと、補間前データとの位置関係を説明するための例である。 【図9】高精細化テーブルのテーブル要素に記憶するデータの例である。 【図10】高精細化テーブルに記憶されたデータを利用し、高精細データのピクセル値を求める方法を説明するための例である。 【符号の説明】 【0048】 1.断層像取得手段 3.位置ずれ推定手段 5.高精細画像生成手段 20.高精細ボリュームデータ 22、24.元のボリュームデータ 30.高精細化テーブル
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
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| 【出願日】 |
平成16年3月29日(2004.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
【識別番号】100100310 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 学
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| 【公開番号】 |
特開2005−278736(P2005−278736A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−94144(P2004−94144) |
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