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【発明の名称】 サイクロン集塵装置及びこれを用いた真空掃除機
【発明者】 【氏名】呉 長 根

【氏名】韓 政 均

【要約】 【課題】大きい塵埃と小さい塵埃とを区分して集塵することができ、装置の小型軽量化を達成できるように構造が改善されたサイクロン集塵装置を提供する。

【解決手段】吸込口を介して吸い込まれる塵埃を大きい塵埃と小さい塵埃とに分離して、大きい塵埃は物理的に分離して第1集塵筒部に捕集し、第1集塵筒部を通過した小さい塵埃はサイクロン形成部で遠心分離して捕集する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸込口と、
該吸込口を介して吸い込まれる塵埃が含まれた空気中に含有された大きい塵埃を捕集する第1集塵筒部と、
該第1集塵筒部を通過した小さい塵埃を捕集する第2集塵筒部と、
前記第1及び第2集塵筒部それぞれと連通され、その間に重畳して設けられるサイクロン形成部と、
該サイクロン形成部に設けられ前記吸込口を介して吸い込まれる塵埃と衝突し、前記第2集塵筒部に旋回気流を形成する塵埃分離ユニットと、
該塵埃分離ユニットと離隔するよう前記サイクロン形成部の内部に配置される排気管とを含むことを特徴とするサイクロン集塵装置。
【請求項2】
前記サイクロン形成部は、
前記第1集塵筒部と連結されるサイクロン入口と、前記第2集塵筒部が連結されるサイクロン出口との直径が同一な円筒形に形成されることを特徴とする請求項1に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項3】
前記サイクロン形成部は、
前記第1集塵筒部と重畳する体積が、前記第2集塵筒部と重畳する体積より大きく配置されることを特徴とする請求項2に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項4】
前記塵埃分離ユニットは、
前記吸込口と、前記サイクロン形成部及び前記排気口の中心軸と同軸上に配置された第1塵埃分離部と、
前記第1塵埃分離部に一端が連結され、他端は前記サイクロン形成部の内周面上に連結され前記サイクロン形成部の内部に旋回気流を形成する第2塵埃分離部とを含むことを特徴とする請求項1に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項5】
前記第1塵埃分離部は、
前記吸込口側に突出して形成された突起部と、
前記突起部の他端に形成され、直径が前記排気口と対応する開口部とを含むことを特徴とする請求項4に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項6】
前記第2塵埃分離部は、
前記第1塵埃分離部を中心に配置される複数のブレードであることを特徴とする請求項4に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項7】
前記サイクロン形成部は、
前記排気口が形成された前記第2集塵筒部の一側壁面と8mmないし12mm間隔に離隔されることを特徴とする請求項1または2に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項8】
前記第1及び第2集塵筒部は、
その底面がヒンジ回動するドア部材によって開閉されることを特徴とする請求項1に記載のサイクロン集塵装置。
【請求項9】
被掃除面から塵埃を捕集する吸込ブラシと、
該吸込ブラシ側と流路形成部材によって連結される吸込口と、
該吸込口を介して吸い込まれる塵埃が含まれた空気中に含有された大きい塵埃を捕集する第1集塵筒部と、
前記第1集塵筒部を通過した小さい塵埃を捕集する第2集塵筒部と、
前記第1及び第2集塵筒部それぞれと連通され、その間に重畳して設けられるサイクロン形成部と、
該サイクロン形成部に設けられ前記吸込口を介して吸い込まれる塵埃と衝突し、前記第2集塵筒部に旋回気流を形成する塵埃分離ユニットと、
該塵埃分離ユニットと離隔設置される排気口と、
該排気口と連結される真空吸入力を発生させる駆動部とを含むことを特徴とする真空掃除機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はサイクロン集塵装置に係り、さらに詳しくは小型軽量化及び初期吸入力の低下を改善することができる真空掃除機用サイクロン集塵装置に関する。
【背景技術】
【0002】
紙フィルタを使用する真空掃除機は一定周期毎に紙フィルタを交替すべき煩わしさがある。従って、最近は永久フィルタとして、遠心力を用いて塵埃を捕集し、捕集された塵埃を排出した後リサイクル可能なサイクロン集塵装置を備えた真空掃除機が開発されている。
【0003】
しかし、サイクロン方式の集塵装置は、従来の紙フィルタを使う集塵装置に比べて大体積の集塵装置が求められるので、本体の重量が増加する。特に、遠心力を発生させるために旋回気流を形成する過程において駆動源のエネルギー損失が避けられない。従って、同一駆動源を真空吸入力発生手段として使用する場合、紙フィルタを使う集塵装置に比べてサイクロン集塵装置の初期吸入力が低下するという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は前述したような点を勘案して案出されたもので、その目的は大きい塵埃と小さい塵埃とを区分して集塵することができ、装置の小型軽量化を達成できるよう構造が改善されたサイクロン集塵装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述したような目的を達成するための本発明に係るサイクロン集塵装置は、吸込口と、該吸込口を介して吸い込まれる塵埃の含まれた空気中に含有された大きい塵埃を捕集する第1集塵筒部と、該第1集塵筒部を通過した小さい塵埃を捕集する第2集塵筒部と、前記第1及び第2集塵筒部それぞれと連通され、その間に重畳して設けられるサイクロン形成部と、前記サイクロン形成部に設けられ前記吸込口を介して吸い込まれる塵埃と衝突し、前記第2集塵筒部に旋回気流を形成する塵埃分離ユニット、及び前記塵埃分離ユニットと離隔するよう前記サイクロン形成部の内部に配置される排気管とを含むことを特徴とする。
【0006】
本発明の好ましい実施例によれば、前記サイクロン形成部は、前記第1集塵筒部と連結されるサイクロン入口と、前記第2集塵筒部が連結されるサイクロン出口との直径が同一な円筒形に形成されることが好ましい。
【0007】
そして、前記サイクロン形成部は、前記第1集塵筒部と重畳する体積が、前記第2集塵筒部と重畳する体積より大きく形成されることが好ましい。
【0008】
また、前記塵埃分離ユニットは、前記吸込口と、前記サイクロン形成部及び前記排気口の中心軸と同軸上に配置された第1塵埃分離部、及び前記第1塵埃分離部に一端が連結され、他端は前記サイクロン形成部の内周面上に連結され前記サイクロン形成部の内部に旋回気流を形成する第2塵埃分離部とを含むことが好ましい。
【0009】
そして、前記第1塵埃分離部は、前記吸込口側に突出して形成された突起部及び該突起部の他端に形成され、直径が前記排気口と対応する開口部とを含むことが好ましい。
【0010】
また、前記第2塵埃分離部は、前記第1塵埃分離部を中心に配置される複数のブレートであることが好ましい。
【0011】
そして、前記サイクロン形成部は、前記排気口が形成された前記第2集塵筒部の一側壁面と8mmないし12mm間隔に離隔されることが好ましい。
【0012】
また、前記第1及び第2集塵筒部は、その底面がヒンジ回動するドア部材によって開閉されるのが好ましい。
【0013】
そして、本発明に係るサイクロン集塵装置を有する真空掃除機は、被掃除面で塵埃を捕集する吸込ブラシと、該吸込ブラシ側と流路形成部材によって連結される吸込口と、該吸込口を介して吸い込まれる塵埃が含まれた空気中に含有された大きい塵埃を捕集する第1集塵筒部と、該第1集塵筒部を通過した小さい塵埃を捕集する第2集塵筒部と、前記第1及び第2集塵筒部それぞれと連通され、その間に重畳して設けられるサイクロン形成部と、該サイクロン形成部に設けられ前記吸込口を介して吸い込まれる塵埃と衝突し、前記第2集塵筒部に旋回気流を形成する塵埃分離ユニットと、前記塵埃分離ユニットと離隔設置される排気口、及び該排気口と連結される真空吸入力を発生させる駆動部とを含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
以上のような本発明に係るサイクロン集塵装置及びこれを用いた真空掃除機によれば、大きい塵埃は塵埃分離手段と衝突して一次的に第1集塵筒部に捕集され、塵埃分離手段を通過した微細埃は塵埃分離手段によって形成された旋回気流によって第2集塵筒部にサイクロン集塵するのが可能である。
【0015】
また、第1集塵筒部を通過した微細埃だけがサイクロン集塵されるため、旋回気流の形成に求められる駆動源の動力を節減することができて装置の小型軽量化の実現が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施形態によるサイクロン集塵装置とこれを具備した真空掃除機を添付した図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0017】
図1乃至図4は、は本発明の好ましい実施形態によるサイクロン集塵装置を示した図である。
【0018】
同図によれば、サイクロン集塵装置100は吸込口110と、第1集塵筒部120と、第2集塵筒部130と、サイクロン形成部140と、塵埃分離ユニット150(図4参照)及び排気管160とを含む。
【0019】
吸込口110は被掃除面から吸い込まれる塵埃が含まれた空気をサイクロン集塵装置100に流れ込ませる。
【0020】
第1集塵筒部120は、吸込口110と連結され吸込口110を介して吸い込まれた塵埃の含まれた空気中で大きい塵埃を捕集する。
【0021】
第2集塵筒部130は、第1集塵筒部120の後方に隔壁121によって区画配置され、サイクロン形成部140で旋回気流が形成された空気から遠心分離された小さい塵埃を捕集する。
【0022】
サイクロン形成部140は、第1及び第2集塵筒部120、130それぞれと連通され、その間に重畳して設けられる。サイクロン形成部140は第1集塵筒部120と連結されるサイクロン入口141と、第2集塵筒部130が連結されるサイクロン出口142との直径が同一な円筒形に形成されるのが好ましい。また、サイクロン形成部140は図2に示したように、第1集塵筒部120と重畳する体積が、第2集塵筒部130と重畳する体積より大きく配置されることが好ましい。そして、サイクロン形成部140は排気管160が形成された第2集塵筒部130の一側壁面131と一定ギャップ(d)を有するよう離隔される。前記ギャップ(d)は、8mmないし12mmであり、後述する塵埃分離ユニット150で形成された旋回気流によって遠心分離された小さい塵埃が第2集塵筒部130に捕集されうるようにする。
【0023】
塵埃分離ユニット150はサイクロン形成部140に設けられ、吸込口110を介して吸い込まれる塵埃と衝突して大きい塵埃を物理的に分離し、第2集塵筒部130に進む空気に旋回気流を形成する。
【0024】
塵埃分離ユニット150は、図2及び図4に示されているように、第1塵埃分離部151と第2塵埃分離部155を含む。
【0025】
第1塵埃分離部151は、吸込口110と、サイクロン形成部140及び排気管160の中心軸と同軸上に配置されるのが好ましい。第1塵埃分離部151は前記吸込口側に突出して形成された突起部152及び突起部152の他端に形成され、直径が排気管160と対応する開口部153を含む。
【0026】
そして、第2塵埃分離部155は、第1塵埃分離部151に一端が連結され、他端はサイクロン形成部140の内周面上に連結されサイクロン形成部140の内部に旋回気流を形成することが好ましい。この際、第2塵埃分離部155は第1塵埃分離部151を中心に配置される複数のブレードで構成され、第2塵埃分離部155を通過した空気に旋回気流を形成することが良い。
【0027】
排気管160は、真空吸入力を発生させる駆動源(図示せず)側と連結され、第1及び第2集塵筒部120、130を通過しつつろ過された空気をサイクロン集塵装置100の外部に排出する。この際、排気管160は、サイクロン形成部140の内側に配置され、第1塵埃分離部151に所定間隔に離隔設置されることが良い。
【0028】
一方、第1及び第2集塵筒部120、130の底面は、図3に示したように、ドア部材170によって開閉自在に設けられ捕集された塵埃をユーザが簡便に除去することができる。
【0029】
以上のように構成された本発明に係るサイクロン集塵装置100を有する真空掃除機200は、図5に示されたように、吸込ノズル210、延長管220、フレキシブルホース230、掃除機本体240及び掃除機本体240に着脱自在に設けられるサイクロン集塵装置100を含む。
【0030】
吸込ノズル210は被掃除面から塵埃を捕集し、延長管220はフレキシブルホース230と共に掃除機本体240に連結され、掃除機本体240に取付けられたサイクロン集塵装置100に塵埃を捕集する。
【0031】
従って、吸込ノズル210を通過した塵埃の含まれた空気は、大きい塵埃が第1集塵筒部120に進入する時、第1塵埃分離部151及びブレードよりなる第2塵埃分離部155と衝突しつつ第1集塵筒部120に捕集される。第2塵埃分離部155を通過した空気は、第2塵埃分離部155によって旋回気流が発生される。この旋回気流によって第1塵埃分離部151でまだ捕集できなかった小さい塵埃は遠心分離されながら、前記ギャップ(d)を介して第2集塵筒部130に捕集される。
【0032】
一方、排気管160はサイクロン形成部140の内側に配設されることが好ましいが、第1塵埃分離部151と排気管160の離隔程度によって吸込効率が可変されるため、排気管160が第1塵埃分離部151に過度に密着されないようにする。
【0033】
排気管160を通過した空気は掃除機本体(図示せず)240の内部に設けられたモータ駆動室を通して掃除機本体240の外部に排出される。
【0034】
以上、本発明を本発明の原理を例示するための好ましい実施例について示しかつ説明したが、本発明はそのように示しかつ説明されたそのままの構成及び作用に限定されることではない。すなわち、本発明が属する技術分野において通常の知識を持つ者ならば特許請求の思想及び範疇を逸脱せず本発明に対する多数の変形及び修正が可能であることをよく理解できろう。従って、そのような全ての適切な変形及び修正と均等物も本発明の範囲に属すると見なされるべきであろう。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、室内で使用する真空掃除機の場合、大きい塵埃よりは繊維埃のような微細埃がさらに多量発生するので、従来のサイクロン集塵装置だけでは捕集できなかった微細埃まで捕集可能なサイクロン集塵装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係るサイクロン集塵装置の斜視図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図3のIV-IV断面図である。
【図5】本発明に係るサイクロン集塵装置を備えた真空掃除機である。
【符号の説明】
【0037】
100 サイクロン集塵装置
110 吸込口
120 第1集塵筒部
121 隔壁
130 第2集塵筒部
131 一側壁面
140 サイクロン形成部
141 サイクロン入口
142 サイクロン出口
150 塵埃分離ユニット
151 第1塵埃分離部
152 突起部
153 開口部
155 第2塵埃分離部
160 排気管
170 ドア部材
200 真空掃除機
210 吸込ノズル
220 延長管
230 フレキシブルホース
240 掃除機本体
【出願人】 【識別番号】595072848
【氏名又は名称】三星光州電子株式会社
【出願日】 平成16年8月26日(2004.8.26)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重

【公開番号】 特開2005−305111(P2005−305111A)
【公開日】 平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願番号】 特願2004−246941(P2004−246941)