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【発明の名称】 電気機器のコードリール組立体
【発明者】 【氏名】朴 正 洙

【要約】 【課題】電気機器に電源を供給するためのコードの巻取時、ユーザがコードの巻取が完了するまで操作レバーを加圧しているべき不便を解消させられる電気機器用コードリール組立体を提供する。

【解決手段】コードの巻取のためのコードリール本体41と、そのコードリール本体と選択的に接触されるブレーキ部材60と、ブレーキ部材がコードリール本体41に接触される第1位置及びブレーキ部材がコードリール本体から離隔された第2位置の間でユーザの操作により移動される連結部51を備える操作レバー50と、連結部が第1位置に移動されるよう操作レバーを弾性加圧する弾性体70と、弾性体により第1位置に復帰する連結部の復帰速度を減速させるよう連結部の移動を干渉するダンパーユニット80を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器に回転自在に設けられるコードリール本体と、
前記コードリール本体と選択的な接触が可能なので前記コードリール本体の回転を選択的に拘束するブレーキ部材と、
前記ブレーキ部材と連結される連結部を備え、前記連結部はユーザの操作により前記ブレーキ部材が前記コードリール本体に接触される第1位置及び前記ブレーキ部材が前記コードリール本体から離隔された第2位置の間で移動される操作レバーと、
前記連結部が前記第2位置に存する際、前記連結部が前記第1位置に移動されるよう復元させる復帰ユニットと、
前記復帰ユニットにより前記2位置から前記第1位置に復帰する前記連結部の復帰速度が減速されるよう前記連結部の移動を干渉するダンパーユニットとを含むことを特徴とする電気機器のコードリール組立体。
【請求項2】
前記操作レバーは、前記電気機器の外部に露出される操作部を備え、ユーザによる前記操作部の操作時回動自在に前記電気機器に設けられ、
前記ダンパーユニットは、前記操作レバーの回動中心上に設けられるダンパーを含むことを特徴とする請求項1に記載の電気機器のコードリール組立体。
【請求項3】
前記ダンパーは、
前記操作レバーの軸孔に挿入される外部ケーシングと、
前記外部ケーシングの内側に前記外部ケーシングについて相対回転自在に設けられ、前記操作レバーの回動中心である回動軸と結合される内部ケーシングと、
前記外部ケーシングと前記内部ケーシングとの空間に充填され前記内部ケーシングと前記外部ケーシングの相対回転を干渉する干渉流体とを含むことを特徴とする請求項2に記載の電気機器のコードリール組立体。
【請求項4】
前記操作レバー及び前記ダンパーのそれぞれは前記操作レバーと前記ダンパーの結合時相互挿着される少なくとも一つの固定突起と固定溝をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の電気機のコードリール組立体。
【請求項5】
前記復帰ユニットは、前記操作部が前記電気機器の外部に露出される方向に前記操作レバーを弾性加圧する弾性体を含むことを特徴とする請求項2に記載の電気機器のコードリール組立体。
【請求項6】
前記電気機器は、集塵室を備え、前記集塵室に被掃除面の外気が流入されるよう前記集塵室に負圧を形成させる真空源を内蔵する真空掃除機本体であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器のコードリール組立体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は電気機器に係り、さらに詳しくは電気機器に電源を供給するためのコードを電気機器から弾力的な引き出しが可能なように巻き取らせるコードリール組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
通常のコードリール組立体は、コードリール本体と、操作レバーとブレーキ部材とを含む。
【0003】
前記コードリール本体は電気機器に電源を供給するために外部商用電源と連結されるコードが巻取られるもので、電気機器の内部に回転自在に設けられる。前記操作レバーはブレーキ部材がコードリール本体に選択的に接触されるようにしてコードリール本体の回転を拘束させるためのもので、その一側にはコードリール本体と接触されるブレーキ部材が設けられる。
【0004】
以上のように構成される従来のコードリール組立体は、ユーザが操作レバーに働いていた外力を除去すれば、操作レバーが所定の復帰ユニットにより元の位置に復元されるようになっている。このように操作レバーが復元されれば、前記ブレーキ部材がコードリール本体に接触されることによってコードリール本体の回転が抑えられる。
【0005】
しかし、前述したように構成される従来のコードリール組立体は、復帰ユニットにより操作レバーが常に復元される方向に弾性加圧されているので、一応コードの巻取が始まるとコードの巻取が完了するまでユーザが操作レバーを押しているべき不便があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した従来の問題点を解決するために案出されたもので、その目的はコードの巻取のためのユーザの操作が簡単になされうるよう構造が改善された電気機器のコードリール組立体を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するための本発明に係る電気機器のコードリール組立体は、電気機器に回転自在に設けられるコードリール本体と、前記コードリール本体と選択的な接触が可能なので前記コードリール本体の回転を選択的に構成するブレーキ部材と、前記ブレーキ部材と連結される連結部を備え、前記連結部はユーザの操作により前記ブレーキ部材が前記コードリール本体に接触される第1位置及び前記ブレーキ部材が前記コードリール本体から離隔された第2位置の間で移動される操作レバーと、前記連結部が前記第2位置に存する際、前記連結部が前記第1位置に移動されるよう復元させる復帰ユニット、及び前記復帰ユニットにより前記2位置から前記第1位置に復帰する前記連結部の復帰速度が減速されるよう前記連結部の移動を干渉するダンパーユニットを含むことを特徴とする。
【0008】
これによれば、ユーザがコードの巻取が完了されるまで操作レバーを加圧しているべき不便を解消させられる。
【0009】
本発明の望ましい実施例によれば、前記操作レバーは、前記電気機器の外部に露出される操作部を具備し、前記電気機器にユーザによる前記操作部の操作時回動自在に設けられ、前記ダンパーユニットは、前記操作レバーの回動中心上に設けられるダンパーを含む。
【0010】
これによれば、ダンパーユニットの設置によるコードリール組立体の設置空間の拡大を防止することができる。
【0011】
そして、前記ダンパーは、前記操作レバーの軸孔に挿入される外部ケーシングと、前記外部ケーシングの内側に前記外部ケーシングについて相対回転自在に設けられ、前記操作レバーの回動中心である回動軸と結合される内部ケーシング及び前記外部ケーシングと前記内部ケーシングとの空間に充填され前記内部ケーシングと前記外部ケーシングの相対回転を干渉する干渉流体とを含むことが望ましい。
【0012】
また、前記操作レバー及び前記ダンパーのそれぞれは前記操作レバーと前記ダンパーの結合時相互挿着される少なくとも一つの固定突起と固定溝をさらに含むことが望ましい。 一方、前記復帰ユニットは前記操作部が前記電気機器の外部に露出される方向に前記操作レバーを弾性加圧する弾性体を含むことが望ましい。
【0013】
このようなコードリール組立体を具備する電気機器は、集塵室を備え、前記集塵室に被掃除面の外気が流入されるよう前記集塵室に負圧を形成させる真空源を内蔵する真空掃除機本体であることがさらに望ましい。
【発明の効果】
【0014】
以上述べたような本発明によれば、操作レバーの復元がダンパーユニットにより自動的に遅延されることによって、コードが完全に巻取れるまでユーザが操作部を持続的に押しているべき不便を解消することができる。
【0015】
また、操作レバーの回動軸上にダンパーが設けられ、そのダンパーの内部に充填された流体の粘性により操作レバーの回動が干渉されるため、コードリール組立体がダンパーの設置により必要以上複雑になることを防止できる付加的な効果も奏でる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の望ましい実施例を添付した図面に基づき詳述する。
【実施例】
【0017】
図1は本発明の実施例によるコードリール組立体が電気機器のうち真空掃除機に装着されたことを示した図である。
【0018】
同図によれば、コードリール組立体40は電気機器10の内部に設けられ、電気機器10に電源を印加するためのコード20はコードリール組立体40のコードリール本体41に選択的に巻取られる。参考に、未説明符号90はコードリール本体41及び後述する操作レバーのような構成要素を電気機器10の内部で支持するためのリールカバーを示し、未説明符号91はコードリール本体41の回転軸を示し、未説明符号21はコードと外部商用電源との連結のためのコネクタを示す。
【0019】
図2を参照するに、本発明の実施例によるコードリール組立体40は、コードリール本体41と、操作レバー50と、弾性体70と、ブレーキ部材60とダンパーユニット80とを含む。
【0020】
コードリール本体41は回転軸91とリールカバー90により電気機器10(図1参照)の内部に回転自在に支持され、その回転時巻取部47にコード20が巻取られる。そして、コードリール本体41はコード20が巻取られる方向D(図4参照)に回転されるようスパイラルスプリング45により弾性加圧される。本実施例におけるスパイラルスプリング45は中央部が回転軸91の挿入溝93に挿入されることによって回転軸91についてコードリール本体41が相対回転されることを弾力的に拘束する。
【0021】
ブレーキ部材60はコードリール本体41の回転を拘束するようコードリール本体41に接触され、ユーザが操作レバー50を操作すれば、コードリール本体41から離隔される。このようなブレーキ部材60は摩擦パッドなどのように多様な形態で形成されうるが、本実施例におけるコードリール組立体40には摩擦ローラ状のブレーキ部材60が採用される。
【0022】
操作レバー50はブレーキ部材60と連結される連結部51と、ユーザにより選択的に加圧操作される操作部53を備え、連結部51はユーザにより操作部53が操作される時ブレーキ部材60がコードリール本体41から離隔される方向に移動される。本実施例における操作レバーは所定の回動軸95を基準に回動可能な形態にコードリール組立体40に設けられる。そして、前記復帰ユニットにより操作部53が電気機器10の外部に露出される方向に弾性加圧される。本実施例では操作部53の下端を上方に弾性加圧する弾性体70が前記復帰ユニットとして使用される。
【0023】
一方、ダンパーユニット80は、操作部53に働いていた外力が除去された時、ブレーキ部材60がコードリール本体41に接触される方向に弾性体70により復帰されることを干渉するためのものである。このようなダンパーユニット80の干渉によれば、弾性体70による操作レバー50の復帰速度が遅くなって、操作レバー50の復帰がゆっくりなされるようになる。これによれば、ユーザがコード20の巻取のために操作部53を加圧した後、早速操作部53に働く外力を除去してもコード20が完全に巻き取られる時間が保障されるよう操作レバー50がゆっくり復帰される。例えば、一般に真空掃除機に使われるコード20の長さが6m〜7mの場合、ダンパーユニット80のコード20が完全に巻き取られるのに必要な時間である3〜4秒ほど操作レバー50の復元が遅延されうるとすれば、前述したような目的が十分達成される。
【0024】
このようなダンパーユニット80は多様な形態で構成が可能である。例えば、操作レバー50の側面に摩擦部材を設けて操作レバー50の回動が妨害されるようにするなど操作レバー50の復元を干渉できれば多様な形態でその構成が可能である。このようなダンパーユニット80は操作レバー50の構造によって違う形態に構成されうる。示されていないが、操作レバー50が押しボタン形状に形成される場合、ダンパーユニット80もこれに対応する形態にしても本発明の権利範囲に属することは勿論である。
【0025】
本実施例におけるダンパーユニット80は操作レバー50の回動中心上に設けられるダンパー81を含む。これによれば、ダンパー81の設置空間が操作レバー50の設置空間と重畳されるため、操作レバー50の外部にダンパー81の設置のための別の空間を必要とせず、全体的なコードリール組立体40の設置空間の拡大を防止することができる。
【0026】
図3を参照するに、ダンパー81は、外部ケーシング82と、内部ケーシング83、及び干渉流体84を含む。外部ケーシング82は回動軸95が挿入される操作レバー50の第1軸孔55に挿入され、ダンパー81の外周面を形成させる。内部ケーシング83は外部ケーシング82の内部に設けられ、中央部に形成された第2軸孔85に回動軸95が挿入される。そして、内部ケーシング83は外部ケーシング82について図3の矢印Aと同じ方向に相対回転が可能なように外部ケーシング82の内部に設置される。干渉流体84は外部ケーシング82と内部ケーシング83との間に形成されるダンパー81の内部空間に充填される。このような干渉流体84は一定大きさの粘性を有しており、このような粘性による摩擦力のため内部ケーシング83と外部ケーシング82の相対回転が干渉される。参考に、未説明符号87は内部ケーシング83の相対回転時圧縮される干渉流体84のバイパスのため、内部ケーシング83と一体に形成された翼86に貫通形成された貫通孔を示す。ここで、翼86及び貫通孔87はダンパー81に使われる干渉流体84の粘性及び必要な摩擦力の大きさによって省略されうることは勿論である。
【0027】
一方、本実施例によるコードリール組立体40は操作レバー50の回転時ダンパー81と操作レバー50が互いについて滑ることによって操作レバー50及びダンパー81相互間に力の伝達が不正確になることを防ぐ固定手段をさらに含む。前記固定手段はダンパー81の外周面上に突出形成された少なくとも一つの固定突起89と、操作レバー50の第1軸孔88の内周面に形成された少なくとも一つの固定溝59(図2参照)を含む。これによれば、ダンパー81と操作レバー50の結合時固定突起89と固定溝59が相互結合されることによって、ダンパー81と操作レバー50との間に滑りが発生してダンパー81の機能が不完全になされることを防止できる。示されていないが、このような固定溝と固定突起は第2軸孔85と回動軸95との間にも形成できることは勿論である。
【0028】
以下、前述したように構成される本実施例によるコードリール組立体の作動を図4及び図5を参照して詳述する。
【0029】
まず、電気機器10(図1参照)の使用によりコード20が引き出された状態ではコードリール本体41の内部に設けられたスパイラルスプリング45が圧縮された状態が維持される。この際、スパイラルスプリング45の弾性力によりコードリール本体41が図4のD方向に沿って回転しようとするが、ブレーキ部材60とコードリール本体41の接触によりコードリール本体41の回転が抑えられる。
【0030】
図4に示されているように、コード20の巻取のためにユーザが操作レバー50の操作部53を矢印B方向に加圧して操作レバー50を回動させると、ブレーキ部材60がコードリール本体41から離隔される。これにより、ブレーキ部材60によるコードリール本体41の拘束が解除され、コードリール本体41はスパイラルスプリング45の弾性力により矢印D方向に回転される。このようなコードリール本体41の回転によりコード20はC方向に沿って移動しつつコードリール本体41に巻き取り始める。
【0031】
この状態で、ユーザの手を操作部53から引き離すと、操作レバー50は弾性体70の弾性力により図5に銀線で示された状態から矢印E方向に沿って図5の実線で示された状態に回動される。この際、ダンパー81は内部に充填された干渉流体84(図3参照)の粘性により矢印F方向に沿って摩擦力を発生させることによって操作レバー50の回動を妨害する。この際、ダンパー81により発生される摩擦力が操作レバー50を復帰させる弾性体70の弾性力に比べて十分に小さくて操作レバー50の回動を遅延させるべきである、操作レバー50の復元が完了される時点では消滅されることが望ましい。前述したように、操作レバー50の復元が完了されれば、ブレーキ部材60がコードリール本体41と接触されることによって、コードリール本体41の回動が抑えられてコードリール組立体40の動作が完了される。
【0032】
以上本発明を本発明の原理を例示するための望ましい実施例について示しかつ説明したが、本発明はそのように示しかつ説明されたままの構成及び作用に限定されることではない。かえって、特許請求の範囲の思想及び範疇を逸脱せず、本発明に対する多様な変更及び修正が可能であることを当業者らはよく理解できよう。従って、そのような全ての適切な変更と修正及び均等物も本発明の範囲に属すると見なされるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明のコードリール組立体は、外部商用電源から駆動に必要な電源をコードを介して供給される真空掃除機などのような電気機器に採用でき、この場合前記コードの引出作業によるユーザの不便を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施例によるコードリール組立体が採用した電気機器の一例であって、真空掃除機を示した図である。
【図2】本発明の実施例によるコードリール組立体を示した分離斜視図である。
【図3】図2のIII-III断面線に沿ってダンパーの内部を示した断面図である。
【図4】図2のコードリール組立体の使用例を示した側面図である。
【図5】図2のコードリール組立体の使用例を示した側面図である。
【符号の説明】
【0035】
10 電気機器
20 コード
40 コードリール組立体
41 コードリール本体
45 スパイラルスプリング
50 操作レバー
51 連結部
53 操作部
55 軸孔
60 ブレーキ部材
70 弾性体
80 ダンパーユニット
81 ダンパー
82 外部ケーシング
83 内部ケーシング
84 作動流体
91 回転軸
95 回動軸
【出願人】 【識別番号】595072848
【氏名又は名称】三星光州電子株式会社
【出願日】 平成16年10月21日(2004.10.21)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重

【公開番号】 特開2005−296611(P2005−296611A)
【公開日】 平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願番号】 特願2004−306901(P2004−306901)