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【発明の名称】 食器洗浄機
【発明者】 【氏名】森山 馨

【氏名】森山 直美

【要約】 【課題】第1洗浄室で食器を洗浄しながら第2洗浄室でふきん等の繊維製品が洗浄出来る使用勝手の良い食器洗浄機を提供する。

【解決手段】食器を洗浄する第1洗浄室6と、前記第1洗浄室6の洗浄運転と別に洗浄運転を行う第2洗浄室7と、前記食器と前記第2洗浄室7に収納された被洗浄物を乾燥する第1ヒータ17、第2ヒータ42を設けるとともに、前記第2洗浄室7にふきん34(繊維製品)を洗浄する機能を設けたもので、通常の食器洗浄を第1洗浄室6で行いながら、第2洗浄室7でふきん等の洗浄も個別に行うことができるので、非常に使い勝手が良く、さらにふきんが温風で乾燥されるので非常に衛生的である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食器を洗浄する第1洗浄室と、前記第1洗浄室の洗浄運転と別に洗浄運転を行う第2洗浄室と、前記食器と前記第2洗浄室に収納された被洗浄物を乾燥する乾燥手段を設けるとともに、前記第2洗浄室に繊維製品を洗浄する機能を設けた食器洗浄機。
【請求項2】
洗浄水を繊維製品の両面に交互に吹き付けるようにして前記繊維製品を洗浄するようにした請求項1記載の食器洗浄機。
【請求項3】
第2洗浄室に、繊維製品を掛ける繊維製品掛けを出し入れ自在に設けた請求項1又は2記載の食器洗浄機。
【請求項4】
温風を生成する乾燥手段を設け、第1洗浄室と第2洗浄室を連通し、前記第1洗浄室と第2洗浄室のいずれか一方の被洗浄物の乾燥に供された前記温風を他方に送り、その後外部に排出するようにした請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗浄機。
【請求項5】
第1洗浄室内の食器の乾燥に供された温風を第2洗浄室に送り、前記第2洗浄室内の被洗浄物を乾燥しながら、外部に排出するようにした請求項4記載の食器洗浄機。
【請求項6】
第2洗浄室内の被洗浄物の乾燥に供された温風を第1洗浄室に送り、前記第1洗浄室内の食器を乾燥しながら、外部に排出するようにした請求項4記載の食器洗浄機。
【請求項7】
第2洗浄室内に外気を取り入れる送風手段と、前記第2洗浄室に設けられ取り入れられた外気を加熱する第2ヒータと、前記第2洗浄室内の被洗浄物の有無を検知する被洗浄物検知手段と、第1洗浄室内に設けられ空気を加熱する第1ヒータと、前記第1洗浄室の空気を排出する排気口を備え、前記第1洗浄室と第2洗浄室とを連通し、前記第2洗浄室内に被洗浄物がない場合は、第1ヒータのみ通電しながら、被洗浄物がある場合は、第1、第2ヒータの両方に通電しながら、前記送風手段で外気を取り入れ前記排気口より蒸気を排出して乾燥を行う請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗浄機。
【請求項8】
少なくとも洗浄時に供給される水道水を加熱する加熱手段を設け、前記加熱手段を乾燥手段の熱源とする請求項1〜7のいずれか1項記載の食器洗浄機。
【請求項9】
第1ヒータ、第2ヒータを、洗浄時に供給される水道水を加熱する加熱手段と兼用する請求項8記載の食器洗浄機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭で使用される乾燥手段を備えた食器洗浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の食器洗浄機として、汚れた食器を洗浄し、すすぐための洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに水や、温水を圧送するポンプ、洗浄した後の汚れた水を排出するポンプと、ヒータで加熱された空気を洗浄槽に送る送風機を備え、洗浄ノズルで食器を、洗浄し、すすいだ後に、送風機からの温風で食器を乾燥させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、食器の洗浄、乾燥を行う洗浄槽の横に、繊維製品掛けを有する収納ブースを併設し、前記洗浄槽からの温風で、前記繊維製品掛けに掛けられたふきんを同時に乾燥させるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−346982号公報
【特許文献2】特開平06−217915号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
台所で、食器類と同時に良く使用されるものとして、ふきんがあるが、そのふきんの洗濯は、手洗いか、電気洗濯機で他の衣料と一緒に洗濯していたが、前者の場合、非常に手間がかかり、後者の場合は、洗濯そのものは楽だが、食器に直接触れるふきんを他の衣料と一緒に洗濯するのに非常に抵抗があった。また、洗濯後のふきんの乾燥も、流しの近くの壁や柱に取り付けた繊維製品掛けに掛けて行っていたが、乾きに時間がかかり非常に不衛生的であった。
また、従来の食器洗浄機では、洗浄槽に食器とふきんを一緒に入れて洗浄すると、逆に汚れがふきんの繊維に付着し、後のすすぎ工程でもその汚れが落ちず、極めて不衛生であった。また、特許文献2に示されるような食器洗浄機では、ふきんの乾燥はできても、事前の洗濯は手で行わなければならず、非常に不便であった。
本発明は、上記課題を解決するもので、食器の洗浄、乾燥と共に、ふきん等の繊維製品の洗浄、乾燥ができ、使用勝手の良い食器洗浄機を提供する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、食器を洗浄する第1洗浄室と、前記第1洗浄室の洗浄運転と別に洗浄運転を行う第2洗浄室と、前記食器と前記第2洗浄室に収納された被洗浄物を乾燥する乾燥手段を設けるとともに、前記第2洗浄室に繊維製品を洗浄する機能を設けたもので、通常の食器洗浄を第1洗浄室で行いながら、第2洗浄室でふきん等の繊維製品の洗浄も個別に行うことができるので、非常に使い勝手が良く、さらに繊維製品が温風で乾燥されるので非常に衛生的である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の食器洗浄機は、第1洗浄室で通常の食器洗浄を行うと共に、第2洗浄室でふきんなどの繊維製品を同時に洗浄し、乾燥することができるので、非常に衛生的でかつ使用勝手の良いものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
第1の発明は、食器を洗浄する第1洗浄室と、前記第1洗浄室の洗浄運転と別に洗浄運転を行う第2洗浄室と、前記食器と前記第2洗浄室に収納された被洗浄物を乾燥する乾燥手段を設けるとともに、前記第2洗浄室に繊維製品を洗浄する機能を設けたもので、通常の食器洗浄を第1洗浄室で行いながら、第2洗浄室でふきん等の繊維製品の洗浄も個別に行うことができるので、非常に使い勝手が良く、さらに繊維製品が温風で乾燥されるので非常に衛生的である。
第2の発明は、特に、第1の発明の洗浄水を繊維製品の両面に交互に吹き付けるようにして前記繊維製品を洗浄するようにしたもので、繊維製品の両面から洗浄水が交互に吹きつけられるので洗浄効果が高く、またごみなどが片側に残ることがない。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の第2洗浄室に、繊維製品を掛ける繊維製品掛けを出し入れ自在に設けたもので、繊維製品掛けを用いる事でふきんなどの繊維製品の洗浄・乾燥が効率的に行えるとともに、繊維製品掛けに繊維製品を掛けたり、外したりする作業が極めて容易になる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の食器洗浄機に、温風を生成する乾燥手段を設け、第1洗浄室と第2洗浄室を連通し、前記第1洗浄室と第2洗浄室のいずれか一方の被洗浄物の乾燥に供された前記温風を他方に送り、その後外部に排出するようにしたもので、1つの乾燥手段で両洗浄室の被洗浄物が乾燥できるので、構成が簡素化され安価な食器洗浄機を提供する事ができる。また、第1洗浄室と第2洗浄室の両方に乾燥手段を設けた場合、下流側の乾燥手段の消費電力が少なくて済むので、 下流側の乾燥手段を小型にすることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の第1洗浄室内の食器の乾燥に供された温風を第2洗浄室に送り、前記第2洗浄室内の被洗浄物を乾燥しながら、外部に排出するようにしたもので、主洗浄室である第1洗浄室からの強力な温風で、第2洗浄室の被洗浄物の乾燥も行うことで、 第2洗浄室の被洗浄物の乾燥を早める事が出来る。
第6の発明は、特に、第4の発明の第2洗浄室内の被洗浄物の乾燥に供された温風を第1洗浄室に送り、前記第1洗浄室内の食器を乾燥しながら、外部に排出するようにしたもので、第2洗浄室で、ふきんなどの繊維製品を乾燥する場合、比較的乾燥に時間がかかるが、乾いた外気が第2洗浄室側から入って乾燥が開始するので、全体的に乾燥時間が短縮できる。
第7の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の第2洗浄室内に外気を取り入れる送風手段と、前記第2洗浄室に設けられ取り入れられた外気を加熱する第2ヒータと、前記第2洗浄室内の被洗浄物の有無を検知する被洗浄物検知手段と、第1洗浄室内に設けられ空気を加熱する第1ヒータと、前記第1洗浄室の空気を排出する排気口を備え、前記第1洗浄室と第2洗浄室とを連通し、前記第2洗浄室内に被洗浄物がない場合は、第1ヒータのみ通電しながら、被洗浄物がある場合は、第1、第2ヒータの両方に通電しながら、前記送風手段で外気を取り入れ前記排気口より蒸気を排出して乾燥を行うようにしたもので、第2洗浄室に被洗浄物が無いにもかかわらず第2ヒータに通電することにより電力を無駄に消費する事が無い。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の食器洗浄機に少なくとも洗浄時に供給される水道水を加熱する加熱手段を設け、前記加熱手段を乾燥手段の熱源とするもので、部品点数が削減でき、しかも構成も簡略化されるので、故障も少ないものとなる。
第9の発明は、特に、第8の水道水を加熱する加熱手段として、第1ヒータ、第2ヒータを用いるもので、部品点数が削減でき、しかも構成も簡略化されるので、故障も少ないものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
【0007】
以下、本発明の第1の実施の形態における食器洗浄機を図1〜5を用いて説明する。
図1において、1は、食器洗浄機の本体で、前面には、下端を回動支点に後述の第1洗浄室6を開閉する第1扉2と、一側を回動支点にして後述する第2洗浄室7を開閉する第2扉3が配され、前面の上部には、本体1の運転操作用のスイッチ4、及び本体1の運転状態を表示する表示装置5が設けられている。
8は、第2扉の上部に設けられ、第2洗浄室7と外部を連通するスリット状の排気口である。
図2において、本体1は、左右方向の一方に食器を洗浄、乾燥する第1洗浄室6を、他方にふきん等の繊維製品を洗浄、乾燥する第2洗浄室7が設けられている。
9は、食器を収納する下ラックで、左右に回転自在のローラー9aが設けられ、そのローラー9aを第1洗浄室6の両側内壁に設けたレール部10に、乗せる事により、下ラック9を、本体1より自由に出し入れすることができる。
11は、下ラック9の上方に位置し、食器を収納する上ラックで、下ラック9同様に左右に設けた回転自在のローラー9aを、レール部10に乗せる事により、本体1より自由に出し入れすることができる。
12は、本体1の底部に設けられた第1吐出パイプで、上端に回転自在の第1ノズルアーム13が設けられ、その第1ノズルアーム13の上面に、洗浄水、すすぎ水を噴き出す多数の小穴13aが設けられている。
14は、下ラック9に設けられた連結パイプで、下ラック9が第1洗浄室6内に収納された時に、第1吐出パイプ12と同軸上に位置すると共に、その下端14aと、第1吐出パイプ12の上端12aとが近接するようにしている。
15は、上ラック11に取り付けられた第2吐出パイプで、下端に回転自在の第2ノズルアーム16が設けられ、その第2ノズルアーム16の上面に、洗浄水、すすぎ水を噴き出す多数の小穴13aが設けられている。
第2吐出パイプ15は、上ラック11が第1洗浄室6内に収納された時に、連結パイプ14と同軸上に位置すると共に、その下端15aと、連結パイプ14の上端14bとが近接するようになっている。
第1洗浄室6の底部には、洗浄水、すすぎ水を加熱したり、乾燥時の熱源となる第1ヒータ17が略環状に配されている。
18は、第1洗浄室6の底に窪んで形成され洗浄水、すすぎ水を貯めておく貯水槽で、その開口部にフイルター18aが設けられている。図ではフイルター18aは1つの部品として示されているが、それを粗いごみを捕捉する粗フイルターと細かいごみを捕捉する細フイルターの2段で構成し、しかも個々に着脱自在にすれば、ごみを効果的に捕捉出来ると共に、掃除が容易になる。
20は、給水ポンプでその吸い込み側は接続管20aを介して貯水槽18に接続され、吐出側は、第1吐出パイプ12に接続されている。21は、汚れた洗浄水、すすぎ水を外部に排出する排水ポンプで、 その吸い込み側は接続管21aを介して貯水槽18の底部に接続され、吐出側は、下水管に連通する排水管21bに接続されている。
22は、正逆回転可能なモーターで、正転時に給水ポンプ20を、逆転時に排水ポンプ21をそれぞれ駆動するようになっている。
23は、第1ソレノイドバルブ24を介して水道管に接続された給水口である。
25は、ファンモータ26で駆動され、外気を取り入れ、それを第1ヒータ17にふきつける送風ファンである。
次に、第2洗浄室7の構成について、図2〜5を用いて説明する。
29は、第2ソレノイドバルブ28を介して水道管に連結された第2給水口である。30は、被洗浄物である繊維製品の1つであるふきん34を掛ける繊維製品掛けで、略逆V字状のフレーム30aと、細いステンレスのワイヤーからなり、比較的目の粗い金網30bから構成され、上部、下部それぞれに本体1側に設けた第1フック31、第2フック32を通すための穴30c、30dが設けられている。
33は、金網を略U字状に折り曲げて形成され、繊維製品掛け30の上から掛けられたふきん34を押える押え金網で、内方に向かって強いバネ性(付勢力)を有している。また、押え金網33の下端には内方に折り曲げられ、繊維製品掛け30の下端30eに引っ掛けられる引っ掛け片33aが備えられている。
35は、第2モータ36で駆動されるポンプで、ポンプ35の入口側は第1連結管35aを介して、第2洗浄室7の下方に窪んだ底部7aと連通し、吐出側は第2連結管35bを介して四方弁37に連通されている。
図5に示されるように四方弁37は、第1吐出口37a、第2吐出口37b、第3吐出口37cの三つの吐出口を備えている。 第1吐出口37aは、第2洗浄室7内の略中央に立設され、複数の小穴38aを有する第3吐出パイプ38に連通している。第2吐出口37bは、第2洗浄室7の両側面に沿って立設され、複数のノズル部39aを有する第4吐出パイプ39に接続されている。第3吐出口37cは、配水管40に接続されている。
41は、第1洗浄室6と第2洗浄室7の下方に位置するとともに、両者を連通する連通管で、その両端の開口部41a、41bは、図に示されるように下方に向いて開口している。42は、第2洗浄室7の底部に設けられ、洗浄水、すすぎ水を加熱する第2ヒータである。43は、洗浄時、すすぎ時に、ふきんから落ちたごみを捕捉するフイルターである。
上記構成による動作、作用は以下の通りである。
最初に、第1扉2を開け、本体1の外側に引き出した下ラック9、上ラック11に洗浄したい食器類を載せ、下ラック9、上ラック11を食器乾燥室6内に収納し第1扉2を閉める。
次に第2扉3を開け、繊維製品掛け30を引き出し、その上にふきん34を広げて掛け、その上から押え金網33を押えつけるようにして、最後に引っ掛け片33aを繊維製品掛け30の下端30eに引っ掛ける。次に、第2洗浄室7に設けた第1フック31、第2フック32に繊維製品掛け30の穴30c、30dのそれぞれを通し、第1フック31に設けたストッパー31aに当接するまで押し込み、さらに、第1フック31の先端に設けた止め部31bを起して、繊維製品掛け30が前後に移動しないように固定し、第2扉3を閉じる。
スイッチ4をONすると、内蔵された制御装置(図示せず)により本体1の運転が開始する。
最初に第1洗浄室6内での食器洗浄の運転について述べる。
第1ソレノイドバルブ24が開かれ、図示しない水位センサーで検知される所定の水位まで、第1洗浄室6内に給水口23から水道水が供給される。
次に、モータ22が正回転し、給水ポンプ20が駆動し、水が第1吐出パイプ12に吐出され、一部は第1ノズルアーム13内に流れ、残りは、第1吐出パイプ12の先端12aより吐出し、連結パイプ14の下端14aより、連結パイプ14内に流入し、上端14bから吐出し、第2吐出パイプ15に入り、第2ノズルアーム16内に流入する。第1ノズルアーム13、第2ノズルアーム16内に入った水は、それぞれに設けた小穴13から勢い良く噴き出され、その反動で両ノズルアームが回転し、食器類の予備洗いを所定時間おこなう。
予備洗いが終了したら、モータ22を逆回転させて、排水ポンプ21を駆動し、汚れた水を排水管21bより、外部に排出する。
再度、第1ソレノイドバルブ24を動作させて、水位センサーで検知される所定の水位(少なくとも、第1ヒータ17が充分漬かる水位)まで、給水口23から水道水を供給する。
供給された水は、第1ヒータ17で加熱されて、温水になったら洗剤供給部(図示せず)から洗剤が加えられ、モータ22が正回転し、給水ポンプ20が駆動し、前述の予備洗いと同様に、ただし温水が、第1ノズルアーム13、第2ノズルアーム16の小穴13から勢い良く噴き出され、両ノズルアームが回転しながら、食器類の洗浄を所定時間おこなう。洗浄中に食器類から落ちた食べ残しは、フイルター18aで捕捉されるので、それらが再び食器類に付着する事が無い。
洗浄工程が終了したら、モータ22を逆回転させて、排水ポンプ21を駆動し、汚れた水を排水管21bより、外部に排出する。
再度、ソレノイドバルブ24を動作させて、水位センサーで検知される所定の水位まで、給水口23から水道水を供給する。
再び、モータ22が正回転し、給水ポンプ20が駆動し、前述の予備洗いと同様に、水が第1ノズルアーム13、第2ノズルアーム16の小穴13から勢い良く噴き出され、両ノズルアームが回転しながら、食器類のすすぎを所定時間おこなう。
洗浄を終えた食器のすすぎは3回位が望ましい。最初の2回は、供給された水道水で、予備洗いと同様に、所定時間すすぎ、排水する。3回目のすすぎの時には、供給された水道水をヒーター17で70℃〜80℃ぐらいの温水になるように加熱して、所定時間すすぎを行うようにすれば、すすぎ効果は勿論、殺菌効果も大きく、さらに、次の乾燥工程での乾燥も速い。
次に、乾燥工程であるが、この時点までに、後述のふきん洗浄を終了させておくように制御する。
乾燥工程では、第1ヒータ17に通電を行いながら、ファンモータ26で送風ファン25を回転させて、外気を取り入れ、それを上記ヒータ17に吹き付けるようにする。すなわち、食器の洗浄、すすぎ時に、水道水を加熱するのに使用した第1ヒータ17と、それに外気を吹き付けるファン25で乾燥手段とするものである。
外気は第1ヒータ17で加熱されて温風となって、食器乾燥室6内を循環し、食器を乾燥しながら連結管41から第2洗浄室7内に排出される。第2洗浄室7に入った温風は繊維製品掛け30に掛けられたふきん34を乾燥させながら、上方に登り、第2扉3の上部に設けた排気口8より外部に排出される。第1ヒータ17で加熱される空気の温度は、第1洗浄室6の底部に取りつけられた温度センサー19で検知されながら、所定の温度範囲に収まるように制御される。このようにして、所定時間乾燥運転を行う事で、食器は勿論ふきんの乾燥も同時に行う事が出来る。厚手のふきんなどは、乾燥に時間がかかるので、上記乾燥時に、第2ヒータ42に通電しても良い。この場合は、連通管41の開口部41bが、下方に開口しているので、第1洗浄室6からの、蒸気を含んだ温風が第2ヒータ42で効率良く加熱されると共に、循環が促進され、乾燥時間を大幅に短縮する事ができる。
次に、ふきん洗浄について述べる。
最初に第2ソレノイドバルブ28が制御装置により開かれ、図示しない水位センサーで検知される所定の水位(少なくとも、第2ヒータ42が漬かる程度)まで第2給水口29から水道水を供給する。水道水の供給を終えたら、洗濯洗剤を供給部(図示せず)より供給し、第2ヒータ42に通電する。
水が所定の温度になったら、第2モータ36でポンプ35を運転しながら、四方弁36の第1吐出口37aと第2吐出口37bを交互にしかも所定時間毎に切り替えるようにする。ポンプ35と第1吐出口37aが連通しているときは、ポンプ35から圧送された洗浄水は、第3吐出口パイプ38に送られ、小穴38aより繊維製品掛け30に掛けられたふきん34の内面に吹きつけられる。また、ポンプ35が第2吐出口37bに連通しているときは、ポンプ35から圧送された洗浄水は、第4吐出口パイプ39に送られ、今度は、ノズル39aよりふきん34の外面に吹きつけられる。このように、洗浄水をふきんの両面から交互に吹き付けることにより、汚れやごみが偏って一方の面に残る事がなく、洗浄効果が高まるものである。
また、洗浄水が循環している間に、ふきんに付いていたごみ等はフイルター43で捕捉されるので、それが再びふきんに付着する事が無い。
そして所定時間の洗浄工程が終えたら四方弁37を切り替えて第3吐出口37cとポンプ35を連通させて、汚れた水を排水管40より外部に排出する。
次に、すすぎ工程に入るが、すすぎは3回程度が望ましい。最初の2回は、供給された水道水だけですすぎ、排水する。具体的なすすぎの運転は、洗剤を使用しないだけで、洗浄工程と同一なので、その説明は省略する。最終のすすぎの時は、供給された水道水を、第2ヒータ42で、60〜70℃ぐらいまで加熱し、それですすぐようにすれば、ふきんなど衛生上気になるものついては、殺菌効果が大である。
次に、ふきん34の乾燥工程に入るが、それは既に述べた通りであるので、説明は省く。
このように、本実施の形態の食器洗浄機は、通常の食器洗浄を第1洗浄室6で行いながら、第2洗浄室7でふきん34等の洗浄も個別にしかも同時に行えるので非常に使い勝手が良く、さらにふきん34なども温風で乾燥されるので非常に衛生的である。
また、第1洗浄室6と第2洗浄室7を連通させ、被洗浄物を乾燥させるための外気、或いは温風を一方の洗浄室から他方の洗浄室に送るようにしたので、1つの乾燥手段で両洗浄室の被洗浄物が乾燥でき、構成が簡素化され安価な食器洗浄機を提供する事が出来る。特に、第1洗浄室6内の食器の乾燥に供された温風を第2洗浄室7を経て外部に排出するようにすることで、主洗浄室である第1洗浄室6からの強力な温風で、第2洗浄室7の被洗浄物の乾燥が行われ、 第2洗浄室7の被洗浄物の乾燥を早める事ができる。この時、第2洗浄室7の第2ヒータ42にも通電して乾燥効率を高める場合、第1洗浄室6から温風が送られてくるので、その分第2ヒータ42の消費電力が少なくて済むものである。
また、第2洗浄室7に、ふきん34の洗浄・乾燥に効率的な繊維製品掛け30を出し入れ自在に設けることにより、繊維製品掛け30にふきんを掛ける作業が極めて容易になる。
なお、上記実施の形態では、ふきん34の洗浄、乾燥用に第2洗浄室7を用いたが、第2洗浄室7専用の食器ラックをアタッチメントとして提供し、第1洗浄室6に入りきれなかった食器類を洗浄,乾燥するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、繊維製品の洗浄、乾燥用にワイヤーで形成した繊維製品掛け30を用いたが、一般の衣料用洗濯機に使用されているドラム型の洗濯槽の小型のものを使用するようにしても良い。
(実施の形態2)
【0008】
以下、本発明の第2の実施の形態における食器洗浄機を図6、7を用いて説明する。
なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号、名称を用いてその説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、乾燥時に温風を第1洗浄室6から第2洗浄室7に送るようにしたが、本実施の形態では、温風の流れ方向を逆にしたものである。
図6(a)は、本実施の形態の食器洗浄機の斜視図で、51は、第1扉2の上部に設けられた排気口で、第1洗浄室6と外部とを連通している。52は、モータ53で回転される送風ファンで、外気を第2洗浄室7内に取り入れるものである。54は、繊維製品掛け30の重量変化を検知して、被洗浄物であるふきんが取り付けられているかいないかを検知する被洗浄物検知手段で、制御装置(図示せず)に接続されている。
上記構成による、作用は以下の通りである。
最初に、被洗浄物検知手段54で、第2洗浄室7内にふきんなどの被洗浄物が有るかどうかの判定が行われる。もし、被洗浄物検知手段54により、第2洗浄室にふきんなどの被洗浄物があると判断された場合は、第1洗浄室6と同様に第2洗浄室7においても、洗浄、すすぎの工程が行われる。そしてモータ53によって回転する送風ファン52により流入した外気が、第2ヒータ42により加熱され温風となって、循環しながら第2洗浄室7内の被洗浄物を乾燥する。
発生した蒸気とともに温風は、連通管41を経て第1洗浄室6に入り、第1ヒータ17で再加熱され、循環しながら食器を乾燥し、排気口51から外部に排出される。
また、被洗浄物検知手段54により、第2洗浄室に被洗浄物が無いと判断された場合は、第2洗浄室7において、洗浄、すすぎ等の運転を行わず、第1洗浄室6内での洗浄、すすぎ工程終了後、第1ヒータ17、モータ53に通電する。
モータ53の回転により、送風ファン52が回転し、外気が第2洗浄室7に流入し、連通管41を経て第1洗浄室6に入り、第1ヒータ17に吹き付けられ、加熱されて温風となって、それが第1洗浄室6内で循環しながら食器を乾燥し、最終的に排気口51から、外部に排出される。
以上のように、本実施の形態によれば、第2洗浄室7に被洗浄物が無い場合、第2洗浄室7で洗浄、すすぎ運転はせず、しかも乾燥時に第2ヒータ42に通電しないので、電力の無駄を省く事ができる。
また、ふきん34等繊維からなる被洗浄物の乾燥は、水分が内部まで浸透しているので食器に較べ乾燥し難いが、本実施の形態では、乾いた外気が第2洗浄室7側から入るので、第2洗浄室7内の被洗浄物の乾燥が促進され、全体的に乾燥時間が短縮できる。
なお、上記実施の形態では、食器や被洗浄物を乾燥させる乾燥手段の送風ファン52を、外気取り入れ口近傍に設けたが、外気取り入れ口はそのままの位置で、送風ファン52を排気口51側に設けて、外気を第1、第2洗浄室6、7内に吸引するようにすれば、両洗浄室6、7内は、常時負圧が作用し、乾燥時に発生する蒸気が排気口51以外の場所から漏れるのを防止することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
以上のように、本発明にかかる食器洗浄機は、使用勝手が良く、しかもふきんなどの繊維製品を衛生的に洗浄、乾燥することができ、一般家庭において極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す食器洗浄機の全体斜視図
【図2】同食器洗浄機の断面図
【図3】図2のA−A部分断面図
【図4】同食器洗浄機の第2洗浄室に設けられる繊維製品掛けの使用状態を示す展開図
【図5】(a)同食器洗浄機に使用される四方弁の動作を示す略図(第1吐出口37aに連通している状態)、(b)同四方弁の動作を示す図(第2吐出口37bに連通している状態)、(c)同四方弁の動作を示す図(第3吐出口37cに連通している状態)
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す食器洗浄機の全体斜視図
【図7】同食器洗浄機の断面図
【符号の説明】
【0011】
1 本体
2 第1扉
3 第2扉
6 第1洗浄室
7 第2洗浄室
17 第1ヒータ(加熱手段、乾燥手段)
25 送風ファン(乾燥手段)
26 ファンモータ(乾燥手段)
34 ふきん(繊維製品)
37 四方弁
42 第2ヒータ(加熱手段、乾燥手段)
52 送風ファン(乾燥手段)
53 モータ(乾燥手段)
【出願人】 【識別番号】302026829
【氏名又は名称】森山 馨
【識別番号】303066448
【氏名又は名称】森山 直美
【出願日】 平成15年12月5日(2003.12.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−160959(P2005−160959A)
【公開日】 平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願番号】 特願2003−407805(P2003−407805)