| 【発明の名称】 |
ミストシャワー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】迫 紀幸 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】湯を浴槽に貯めなくても、ミストシャワーを速やかに浴びることが可能なミストシャワー装置を提供する。
【解決手段】浴槽1の内側壁面1aに設置されるミストノズル2と、給湯器3の往路管4から分岐される、ミストノズル2に連通するミスト用給湯管5及び浴槽1の循環口に連通する入浴用給湯管6と、給湯器3から供給される湯水をミスト用給湯管5及び入浴用給湯管6のいずれか一方にのみ流出させる切換手段7と、切換手段7の切換を制御して、給湯器3からの湯水をミスト用給湯管5に流出させるミストモードと、給湯器3からの湯水を入浴用給湯管6に流出させる給湯モードのいずれか一方に切り換える切換制御装置8と、給湯器3から供給される湯水の温度を計測する温度計測手段9とを有し、三方弁制御装置8は、温度計測手段9における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲である場合にのみミストモードへの切換が可能に設定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴槽の内側壁面に設置されるミストノズルと、 給湯器の往路管から分岐される、前記ミストノズルに連通するミスト用給湯管及び前記浴槽の循環口に連通する入浴用給湯管と、 給湯器から供給される湯水を前記ミスト用給湯管及び前記入浴用給湯管のいずれか一方にのみ流出させるために切換可能な切換手段と、 前記切換手段の切換を制御して、前記給湯器からの湯水を前記ミスト用給湯管に流出させるミストモードと、前記給湯器からの湯水を前記入浴用給湯管に流出させる給湯モードのいずれか一方に切り換える切換制御装置と、 給湯器から供給される湯水の温度を計測する温度計測手段とを有し、 前記切換制御装置は、前記温度計測手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合にのみミストモードへの切換が可能に設定されていることを特徴とするミストシャワー装置。 【請求項2】 前記温度計側手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合に、ミストシャワー浴が可能である旨を使用者に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1に記載のミストシャワー装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ミストシャワー装置に関するものであり、より詳細には、浴槽にミストノズルを備えたミストシャワー装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来のミストシャワー装置としては、図4に示すような、浴槽本体31と、浴槽本体31上に載置され浴槽本体31と協働してサウナ空間Sを形成する浴槽蓋40と、浴槽本体31に取り付けられた循環口32と、浴槽本体31に形成されたミストを吹き出すミスト吹き出し口33と、追焚機能を有する給湯機34と、給湯機34から循環口32へ給湯する第1往路配管35と、循環口32から給湯機34へ湯水を送る復路配管37と、第1往路配管35途上に配設された三方弁38と、三方弁38からミスト吹き出し口33にいたる第2往路配管36を備えるものが知られている。 【0003】 このようなミストシャワー装置にあっては、断水等により給湯機34へ給水する給水管内が負圧になっても、浴槽本体31の湯がミスト吹き出し口33から往路配管35をすることがない。また、湯滴化したミストがミスト吹き出し口33や浴槽蓋40裏面等に付着し、浴槽本体31に滴下するが、浴槽本体31の湯を循環してミストを生成しているため、長時間サウナ浴を行っても浴槽本体31の湯量の増加に伴う水位の上昇が無く、浴槽本体31の湯を排水する必要が無いため湯水の無駄がなく経済的である(特許文献1)。 【0004】 しかし、上述のようなミストシャワー装置では、まず入浴状態で下半身が没水する程度にまで浴槽本体31に湯をはる必要があり、速やかにミストシャワーを浴びることができないという問題点があった。 【特許文献1】特開平2003−275122号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、湯を浴槽に貯めなくても、ミストシャワーを速やかに浴びることが可能なミストシャワー装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係るミストシャワー装置は、浴槽の内側壁面に設置されるミストノズルと、給湯器の往路管から分岐される、前記ミストノズルに連通するミスト用給湯管及び前記浴槽の循環口に連通する入浴用給湯管と、給湯器から供給される湯水を前記ミスト用給湯管及び前記入浴用給湯管のいずれか一方にのみ流出させるために切換可能な切換手段と、前記切換手段の切換を制御して、前記給湯器からの湯水を前記ミスト用給湯管に流出させるミストモードと、前記給湯器からの湯水を前記入浴用給湯管に流出させる給湯モードのいずれか一方に切り換える切換制御装置と、給湯器から供給される湯水の温度を計測する温度計測手段とを有し、前記切換制御装置は、前記温度計測手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合にのみミストモードへの切換が可能に設定されていることを特徴とする。 【0007】 本発明の請求項2に係るミストシャワー装置は、前記温度計側手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合に、ミストシャワー浴が可能である旨を使用者に通知する通知手段を有することを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 本発明の請求項1に係るミストシャワー装置によると、前記切換制御装置は、前記温度計測手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合にのみミストモードへの切換が可能に設定されているので、給湯器から供給される湯水がミストシャワーに適した温度になるまではミストモードに切り替らず、また、給湯器から供給される湯水は通常速やかに同ミストシャワーに適した温度に加熱されるので、湯を浴槽に貯めなくても、入浴者は、ミストシャワーを速やかに浴びることが可能となる。 【0009】 本発明の請求項2に係るミストシャワー装置によると、請求項2に記載の効果に加えて、前記温度計側手段における計測値が予め記憶部で定めた一定温度範囲内である場合に、ミストシャワー浴が可能である旨を使用者に通知する通知手段を有するので、入浴者が使用可能時期を速やかに認識することができ、不要な待ち時間の発生を防ぐことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3において、1は浴槽、1aは内側壁面、1bは循環口、1cは排水口、1dは背もたれ面、2はミストノズル、3は給湯器、4は往路管、5はミスト用給湯管、6は入浴用給湯管、7は切換手段、8は切換制御装置、9、10は温度計測手段、19はミストスイッチ、11は給湯回路、12は追い炊き回路、13、14は熱源器、15はポンプ、16は三方弁、18は復路管、20は通知手段、21は防御壁、22は設置台、Hは入浴者である。 【0011】 図1は、本実施形態におけるミストシャワー装置の概要を示す側面図であり、(a)は給湯モード時、(b)はミストモード時、(c)は追い炊き(循環モード)時を示すものである。同図に示すように、本実施形態におけるミストシャワー装置は、循環口1b及び排出口1cを有した浴槽1の内側壁面1aに設置されるミストノズル2と、追い炊き機能を有する給湯器3と、給湯器3で加熱された湯を流出させる往路管4と、往路管4から分岐してミストノズル2に湯水を送るミスト用給湯管5と、往路管4から分岐して循環口1bに湯水を送る入浴用給湯管6と、往路管4からミスト用給湯管5及び入浴用給湯管6に分岐する部位に設置される三方弁からなる切換手段7と、この切換手段7と電気的に接続されて切換手段7の切換を制御する切換制御装置8と、給湯器3から供給される湯水の温度を計測する温度計測手段9及びミストノズル2に供給される湯水の温度を計測する温度計測手段10と、循環口1bから給湯器3へ湯水を送る復路管18とを有する。 【0012】 ミストノズル2は、給湯器3から送られる湯水を霧状に噴出するものであり、浴槽1の一方の短辺側の内側壁面1aの上端部近傍に設置される。また、浴槽1の他方の短辺側の側壁には入浴者Hの背もたれ面1dが形成され、ミストノズル2は、入浴者Hが背もたれ面1dにもたれた状態で入浴者Hの胸部以下にミストが向かうよう設置している。 【0013】 給湯器3は、配水管等から流入する水を熱源器13で加熱して往路管4に送る給湯回路11と、浴槽1から流入される湯水を熱源器14で加熱して往路管4に送る追い炊き回路12とを有し、給湯回路11と追い炊き回路12は合流し、この合流する部位に往路管4が接続されるとともに、この接続部に三方弁16が設置されて、往路管4が給湯回路11及び追い炊き回路12のいずれかと連通するよう切り換えられるような構成となっている。この三方弁16は切換制御装置8と電気的に接続され、この切換制御装置8にて三方弁16の切換制御を行なう。すなわち、給湯器3は、切換制御装置8により、給湯回路11が往路管4に連通する給湯モードと追い炊き回路12が往路管4に連通する循環モードとに切り換え可能となっている。なお、追い炊き回路12には、浴槽1の湯水を循環させるためのポンプ15が組み込まれている。 【0014】 切換制御装置8には、同図(b)に示すような、切換手段7の切換方向が給湯器3からの湯水をミスト用給湯管5に流出させるものをミストモードとして、同図(a)に示すような、切換手段7の切換方向が給湯器3からの湯水を入浴用給湯管6に流出させるものを給湯モードとして設置しており、三方弁からなる切換手段7をいずれのモードにも切換可能に制御できる構成となっている。 【0015】 温度計測手段9は、循環口1b近傍に設置され(本実施形態では、循環口1b近傍であり、かつ排水口1c近傍の部位に設置されている。)、温度計測手段10は、ミスト用給湯管5内に設置されている。これらの温度計測手段9、10は、それぞれ切換制御装置8と電気的に接続されて、温度計測手段9、10における計測値を電気信号として切換制御装置8に送信できるように構成されている。 【0016】 切換制御装置8には、所定の温度を上限温度や下限温度として入力し設定することができる記憶部(図示せず)が具備されており、切換制御装置8は、温度計測手段9で計測された給湯器3から供給される湯水の温度が、この記憶部で設定された下限温度以上であり、かつ上限温度以下である場合にのみミストモードへの切換ができるように設定されている。 【0017】 本実施形態においては、下限温度を317K(40℃)に、上限温度を337K(60℃)に設定した。すなわち、給湯器3から供給される湯水の温度が317〜337Kでなければ、切換手段7はミストモードへは切り換らず、そのためミストノズル2からミストが噴出しないように設定されている。なお、下限温度や上限温度はこれに限定されるものではなく、入浴者Hが快適に感じる温度であって、入浴者Hが火傷等をしないような温度範囲であれば適宜設定の変更が可能である。 【0018】 以上のように、給湯器3から供給される湯水がミストシャワーに適した温度(本実施形態の場合は317〜337K)になるまではミストモードに切り替らず、また、給湯器3から供給される湯水は通常速やかにミストシャワーに適した温度(本実施形態の場合は317〜337K)に加熱されるので、湯水を浴槽に貯めなくても、入浴者Hはミストシャワーを速やかに浴びることが可能となる。 【0019】 浴室壁面の浴槽1に近い場所には、より具体的には、入浴者Hが背もたれ面1dにもたれて入浴している状態で手の届く範囲の浴室壁面の場所には、切換制御装置8と電気的に接続されるミストスイッチ19及び通知手段20がそれぞれ設置されている。このミストスイッチ19はミストモードに切り換える為の入力装置であり、入浴者Hがミストスイッチ19をオン状態にすることによりミストモードに切り換えることができる。 【0020】 そして、給湯器3から供給される湯水がミストシャワーに適した温度になった場合には、ミストシャワー浴が可能になった旨が通知手段20により通知される。この通知は、音声や文字による表示、ランプの点灯や点灯するランプ色の変化により行なうことができる。このような通知手段20を設けることにより、入浴者Hが使用可能時期を速やかに認識することができ、不要な待ち時間の発生を防ぐことができる。 【0021】 なお、この通知手段20は、高温の湯水が浴槽1に溜まっている場合等入浴者に危険を知らせるために用いてもよい。 【0022】 切換制御装置8は、ミストスイッチ19からの入力信号を受信した場合には、まず給湯器3の三方弁16が給湯モードになるように設定されている。そして、温度計測手段9で計測された給湯器3から供給される湯水の温度が、切換制御装置8の記憶部で設定された下限温度以上であり、かつ上限温度以下である場合にのみミストモードへの切換ができるように設定されている。そのため、浴槽1から送られてきた湯水がミスト用給湯管5に流出してミストノズル2から噴出されることがなく、衛生的にも好ましい上に、ノズルが浴槽1の湯水に含まれている異物で詰まることも防止することができる。 【0023】 また、温度計測手段10は、ミストノズル2に供給される湯水の温度を計測するものであって、この計測値に基づいて湯水の混合比や熱源器13の入切を制御して、ミストモード時に入浴者がHが設定したミスト温度を安定的に持続させることができる。 【0024】 また、通常の入浴を行なう場合には、図1(a)に示すような給湯モードにし、所定の水量が給湯された後は、図1(c)に示すような循環モードに切り替って追い炊きが行なわれる。 【0025】 なお、浴槽1のスペースが狭い場合には、膝を折り曲げた状態で入浴する必要があるが、この状態でミストシャワーを浴びると、至近距離からミストノズル2の高温の湯ミストが肘に噴霧される場合がある。そのため、図2(a)、(b)に示すような、防御壁21が突設される設置台22を浴槽1の所定位置に設置して、入浴者Hの膝部に直接湯ミストが噴射されないようにすることができる。 【0026】 また、図3(a)、(b)に示すように、ミストノズル2を浴槽1の長辺側の内側壁面の長手方向の中央部近傍の上端側に設置して、入浴者Hの膝部に直接湯ミストが噴射されないようにすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】本発明の実施形態におけるミストシャワー装置の概要を示す側面図であり、(a)は給湯モード時、(b)はミストモード時、(c)は追い炊き(循環モード)時を示すものである。 【図2】ミストシャワー装置に防御壁を設けた場合の概略を示すものであり、(a)は上面図、(b)は縦断面図である。 【図3】ミストノズルを浴槽の長辺側の内側壁面に設置した場合の概略を示すものであり、(a)は上面図、(b)は縦断面図である。 【図4】従来例を示す説明図である。 【符号の説明】 【0028】 1 浴槽 1a 内側壁面 2 ミストノズル 3 給湯器 4 往路管 5 ミスト用給湯管 6 入浴用給湯管 7 切換手段 8 切換制御装置8 9 温度計測手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
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| 【出願日】 |
平成16年5月26日(2004.5.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−334223(P2005−334223A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月8日(2005.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−155996(P2004−155996) |
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