| 【発明の名称】 |
浴室用グレーチング部付きすのこ |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 昌史 【住所又は居所】静岡市小鹿2丁目24番1号 矢崎化工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】上板に溜まった水が隣接する浴室の出入り口付近に到達して広がる前に排水可能な、浴室用グレーチング部付きすのこを実現する。
【解決手段】平行に配列したベースに、所定間隔を介して複数の上板を並設する構造の浴室に使用されるすのこにおいて、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平行に配列したベースに、所定間隔を介して複数の上板を並設する構造の浴室に使用されるすのこにおいて、 浴室の出入り口に隣接して配置される側のすのこのベース端部に、上板の長手方向長さとほぼ同じ長さで、上板より幅の狭い板状のグレーチング部材と、該グレーチング部材を配置する受け台とからなり、前記グレーチング部材を前記受け台に格子状に固定して排水可能なグレーチング部を形成したことを特徴とする浴室用グレーチング部付きすのこ。 【請求項2】 上板より幅の狭い板状のグレーチング部材と、該グレーチング部材を格子状に起立可能な間隔で挟持片を複数起立させた、ベース上に固定する受け台とからなり、該受け台に複数のグレーチング部材を起立嵌着したことを特徴とする請求項1に記載の浴室用グレーチング部付きすのこ。 【請求項3】 挟持片は、グレーチング部材の長さ方向に山形に形成し、その頂部上面は受け台にグレーチング部材を起立嵌着した時、該グレーチング部材の上面より低く形成したことを特徴とする請求項2記載の浴室用グレーチング部付きすのこ。 【請求項4】 ベースの下面に、アジャスターを備えた高さ調整装置を垂下設したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載の浴室用グレーチング部付きすのこ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、水を使用する浴室等に使用されるすのこに関し、浴室等の出入り口に隣接してこの出入り口と同じ高さにすのこの床面すなわち、上板を配置した場合に、該上板に溜まった水を浴室等の出入り口や着物着替え場所に到達する前の位置で排水が可能な浴室用グレーチング部付きすのこに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の技術としては、特開平8−206025号公報がある(特許文献1参照)これは、ベース3に上板2を取付け、該ベース3に高さ調整自在の支持脚を取付けたものである。 【0003】 【特許文献1】特開平8−206025号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従来の浴室は、図10のように、ベース3上に隙間を介して所定間隔で上板2を固定した構造のすのこを使用している。体が不自由で歩行困難な病人や高齢者、車椅子利用者等が浴室を簡単に利用できるようにするには、浴室には段差を無くして車椅子の場合はそのまま入室させる必要がある。そのため、浴室出入り口に床面すなわち、上板が同じ高さのすのこを隣接させて床面をフラットにして段差を無くしている(図9参照)。その場合、シャワー用の車椅子には、径が小さい車輪が使われている場合が多く、すのこの上板の間隔によっては、ガタガタとした振動を起こし、搭乗者に不快な思いをさせない配慮が必要となる。 また、浴室の出入り口と、これに隣接するすのこの床面とをフラット面にした場合は、従来のすのこでは上板に水溜まりができると、隣接する浴室出入り口や下着等の着替え場所に流れてきて水溜りが広がり床面を汚し、浴室利用者が浴室を出入りする際に衣類等を濡らすという問題点がある。 【0005】 また、車椅子利用者の場合は、浴室出入り口や下着の着替え場所等に広がった水により車椅子の車輪が滑りやすくなる等が原因で車椅子の操作に支障が生ずるという問題点がある。 【0006】 本発明の解決しようとする問題点は、すのこの床面すなわち、上板に溜まった水が隣接する浴室の出入り口付近に到達して広がる前に排水可能な、浴室用グレーチング部付きすのこを提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の、請求項1の発明に係る浴室用グレーチング部付きすのこは、 平行に配列したベースに、所定間隔を介して複数の上板を並設する構造の浴室に使用されるすのこにおいて、 浴室の出入り口に隣接して配置される側のすのこのベース端部に、上板の長手方向長さとほぼ同じ長さで、上板より幅の狭い板状のグレーチング部材と、該グレーチング部材を配置する受け台とからなり、前記グレーチング部材を前記受け台に格子状に固定して排水可能なグレーチング部を形成したことを特徴としている。 【0008】 上記構成とされているため、出入り口に隣接する付近の上板を従来の様な幅広な上板に変えて、幅狭なグレーチング部材としたから、上板に水を溜りにくくして、受け台とグレーチング部材により、表面積を稼いだ格子状にすることによって、格子状の表面を伝わって、スムーズに下方に排水できるため、隣接する浴室の出入り口や着物の着替え場所へ水溜りを広げることがない。従って、浴室利用者は衣類等を濡らすことがなくなり、出入りの際に溜まった水で滑ったりすることも防止できる。 また、浴室の出入り口や着替え場所には水溜りが発生せず、清潔で、かつ快適に使用できるものである。 【0009】 本発明の請求項2の発明は、請求項1記載の浴室用グレーチング部付きすのこにおいて、上板より幅の狭い板状のグレーチング部材と、該グレーチング部材を格子状に起立可能な間隔で挟持片を複数起立させた、ベース上に固定する受け台とからなり、該受け台に複数のグレーチング部材を起立嵌着したことを特徴としている。 【0010】 上記構成とされているため、グレーチング部材を、起立可能な間隔に開けられた挟持片を複数持つ受け台に、グレーチング部材を挟持片の間へ起立嵌着させた構成としたので、簡単にグレーチング部材を一定間隔に並列に設定できて、受け台とグレーチング部材とで、格子状を簡単に形成する事ができる。また、挟持片の幅は、グレーチング部材とグレーチング部材とが適度の隙間が開く幅で設定されているため、シャワー用の車椅子のような径が小さいタイヤの場合でも、グレーチング部上を渡っても、ガタガタとした振動を起こさないので、車椅子利用者はスムーズに車椅子を利用できる。 【0011】 本発明の請求項3の発明は、請求項2記載の浴室用グレーチング部付きすのこにおいて、挟持片はグレーチング部材の長さ方向に山形に形成し、その頂部上面は受け台にグレーチング部材を起立嵌着した時、該グレーチング部材の上面より低く形成したことを特徴としている。 【0012】 上記構成とされているため、グレーチング部材とグレーチング部材への水の伝わりを更に防止して、水を下方に落とし易くして、更なる排水効果を上げている。 【0013】 本発明の請求項4の発明は請求項1から請求項3のいずれか一に記載の浴室用グレーチング部付きすのこにおいて、ベースの下面に、アジャスターを備えた高さ調整装置を垂下設したことを特徴とする。 している。 【0014】 上記構成とされているため、高さ調整装置により、すのこの高さを浴室の出入り口部とほぼ同じ高さにレベル調整して段差のない状態にできる。その結果、車椅子利用者は介添人が不要となり、車椅子に乗ったままで浴室を単独で利用できる。 【発明の効果】 【0015】 本発明によれば、以下の効果を奏する。 請求項1の発明によれば、すのこの床面である上板上に溜まった水は、グレーチング部から下方に排水できるため、隣接する浴室の出入り口や着物の着替え場所水溜りを広げることがない。従って、浴室利用者は衣類等を濡らすことがなくなり、出入の際に溜まった水で滑ったりすることも防止できる。 また、浴室の出入り口や着替え場所には水溜りの発生せず、清潔で、かつ快適に使用できるものである。 【0016】 請求項2の発明によれば、グレーチング部材を簡単に一定間隔に並列可能に設定できて、受け台とグレーチング部材とで、格子状を簡単に形成する事ができる。また、挟持片の幅は、グレーチング部材とグレーチング部材とが適度の隙間が開く幅で設定されているため、シャワー用の車椅子のような径が小さいタイヤの場合でも、グレーチング部上を渡る時、ガタガタとした振動を起こさないので、車椅子利用者はスムーズに車椅子を利用できる。 また、浴槽と出入り口間の長さ、つまり、すのこの奥行き長さを一杯に隙間なく敷き詰めたい場合があるが、従来は、上板の幅を丁度合う幅に切断して行うが、上板は通常発泡プラスチック板で作られている為、切断すると切断面に凹凸が出て、垢が溜り易くなったり、美観の面で不具合が出てしまった。その点、グレーチング部がある場合は、受け台の長さを合わせて、グレーチング部材の数を増減させれば、グレーチング部材を切断する事がない為、垢が溜り易くなったり、美観の面での不具合は解消される。 【0017】 請求項3の発明によれば、グレーチング部材とグレーチング部材への水の伝わりを更に防止出来るため、水を下方に落とし易くなり、更なる排水効果を得る事ができる。 【0018】 請求項4の発明によれば、高さ調整装置により、すのこの高さを浴室の出入り口とほぼ同じ高さにレベル調整して段差のないフラット面にできる。その結果、車椅子利用者は介添人が不要となり、車椅子に乗ったままで浴室を単独で利用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 本発明の一実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。 図1〜図4のように、本発明のすのこの構造は、平行に配列したベース3に、所定間隔を介して複数の上板2を並設する構造の浴室に使用されるすのこに関するものである。 【0020】 本発明の浴室用グレーチング部付すのこ1は、浴室等の出入り口14に隣接して配置される側に、上板2より幅の狭いグレーチング部材5を並設して、グレーチング部4を設けて、出入り口付近の排水をし易くしたすのこである。その構成は、すのこのベース3の端部に、上板2の長手方向長さとほぼ同じ長さで、該上板2より幅の狭い板状のグレーチング部材5と、グレーチング部材5を配置する受け台6とから構成され、受け台6の挟持片7の間にグレーチング部材5を嵌め込んで格子状を形作って、排水をし易くしたグレーチング部4が形成されている。 すなわち、受け台6に複数のグレーチング部材5を格子状に起立嵌着し、孔51とボルト孔71にボルト8を挿通させてナット9で締結した、排水可能なグレーチング部4が形成されている。 【0021】 上記グレーチング部材5は、車椅子が上を渡っても撓ない、剛性が充分確保される板厚、高さが考えられており、約10mmの板厚で、高さ20mm程度とされ、表面を伝わって水が下方に流れ易いように上面側角部を曲面に形成もされた曲げ剛性の高いプラスチックス製のものが好ましい。 【0022】 また、ベース3は、断面をC型に寝かせた形状に、中央部を窪ませることによって、両端に所定高さの脚が一体に形成されている。この中央部の窪みの中に、高さ調整装置10を取付けて、すのこ1の最低の高さが、脚の高さとなるように考えられ、素材としては、プラスチックス製のものが好ましい。 【0023】 また、受け台6は、上板2より幅の狭い板状のグレーチング部材5とベース3との間に位置して、ベース3上に固定され、グレーチング部材5を起立可能な間隔の挟持片7を複数起立させた形状とされ、受け台6に複数のグレーチング部材5を起立嵌着させて格子状を形作るようにされている。 【0024】 そして、グレーチング部材5には、受け台6と固定するため、受け台6の各挟持片7のボルト孔71に対応して孔51が開けられ、ボルト8がボルト孔71、孔51を通ってナット9で締結されて固定される。また、ベース3の下側から貫通するビス12によって、受け台6及び上板2がベース3へ固定されている。 【0025】 それから、受け台6の挟持片7は、シャワー用の車椅子のような径が小さいタイヤの場合でも、グレーチング部上を渡っても、ガタガタとした振動を起こさない間隔が開くように考えられると共に、安全上、人の指先が入らない間隔も考慮され、例えば5mm程度とされている。 【0026】 また、挟持片7は、グレーチング部材5の長さ方向に山形に形成し、その頂部上面は、受け台6にグレーチング部材5を起立嵌着した時、該グレーチング部材5の上面より低く形成して、水を下方に落とし易くし、更なる排水効果が得られるようにしている。 【0027】 さらに、ベース3の下面であって脚間には、すのこの高さを調整可能なアジャスター11を備えた高さ調整装置10がビス12止めして垂下設されている。この高さ調整装置10は、底部にはエラストマーの滑り止め材13を組み付け、すのこ1に相当の衝撃が加わっても浴室床面の誤って移動するのを防止している。従って、車椅子の使用により、すのこに相当の衝撃が加わっても安全に使用できる。 【0028】 図8は、浴室の出入り口14からすのこ1の端部の距離が上板2の幅WよりW1幅分広い場合は、受け台6の挟持片7をW1の幅追加して、W+W1幅分のグレーチング部材5を起立させて嵌着した後、ボルト8及びナット9で固定することによって、グレーチング部4の幅は自由に調整できる。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の、浴室用グレーチング部付きすのこの底面図。 【図2】本発明の、浴室用グレーチング部付きすのこの側面図。 【図3】本発明の、浴室用グレーチング部付きすのこの正面図。 【図4】本発明の、すのこの組み立て状態の斜視図。 【図5】本発明の、受け台の平面図。 【図6】本発明の、受け台の側面図。 【図7】滑り止め材の底面図。 【図8】本発明の、グレーチング部の幅調整の説明図。 【図9】浴室の出入り口の水溜り状態説明図。 【図10】本発明の、従来のすのこの斜視図。 【符号の説明】 【0030】 1 浴室用グレーチング部付きすのこ 2 上板 3 ベース 4 グレーチング部 5 グレーチング部材 51 孔 6 受け台 7 挟持片 71 ボルト孔 8 ボルト 9 ナット 10 高さ調整装置 11 アジャスター 12 ビス 13 滑り止め材 14 出入り口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000245830 【氏名又は名称】矢崎化工株式会社 【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区小鹿二丁目24番1号
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076598 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 一豊
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| 【公開番号】 |
特開2005−279171(P2005−279171A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−102008(P2004−102008) |
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